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よしなの音楽帖 https://yoshina447.blog.fc2.com/

クラシック音楽を自分の心が感じたそのままに記す事をモットーにしています。 クラシック・ギターのアナリーゼの考察実践の練習風景や、作品演奏動画、自作品をアップしています。 お知らせ下さればフォローいたします。

DAWソフトに詳しい方、是非お友達になってください。 オンラインで一緒にジャンル問わず何でもありのバンド演奏も如何ですか? 私はアコギ、エレキ、ベース、クラシック・ギターは演奏可能です。 自作品への参加も、お手伝いしてくださると助かります。

よしな
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2019/12/12

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  • オルフェウスの物語 (15-16世紀)/何故かブルース、カントリー、ブルーグラス、ラグタイム・ブルース

    竪琴の名手であったオルフェウスの記されたギリシャ神話・叙事詩は音楽家達を大いに刺激する題材なのだと感じます。以前に記したグルックのオペラ「オルフェオとエウリディーチェ」(*)でもそうでしたが、ルネサンスからバロックにかけても世俗歌曲や小品として様々な作曲家により題材とされていた事が分かります。また、この2枚組のCDはB.Tromboncino他、当時の作曲家たちの事を知る切っ掛けとなり、タイム・スリップし当時の娯楽...

  • 15-16世紀の讃美の歌

    バロック以前の作品には特に作者不詳の作品、しかもそれが歌い継がれ・弾き継がれて現在も知られるものに多く出会います。ギターを通してそういったリュート曲に接してきた私は、それら作曲者の名は忘れられても愛される作品に特別な親しみを感じたりします。ここに聴く15世紀から16世紀にかけての讃美の歌は、時代はバロック様式にあたるものですが、フランスやイタリア、ドイツの大作曲家達の作品と共に、地方の小さな教会などで...

  • ニコシアの宮廷音楽 (14-15世紀)

    現在ではクラシック音楽が様々な時代に渡り、様式を変え、世界中に広く知れ渡る有名作品から殆ど知られる事のない作品まで簡単に聴く事が出来るようになってきました。それらの音源から音楽による時代巡りの旅をするのがコロナで自宅に居る時間が増え、同時に慌ただしかった時の流れが少しだけゆっくりとなったように感じる今は楽しみになっています。特にその初期、そこには地域地域の独自の音楽、そしてある都市で特に優れた音楽...

  • フリードリヒ大王/ソナタ ホ短調

    大王と呼ばれたフリード2世は在位の期間が丁度バロック後期から前期古典派へと移り変わる時期と同じで、音楽の推移に対しても自身敏感に感じ取っていたのだと思われます。大バッハの

  • 二人のマルチェロ兄弟/オーボエ協奏曲[ベニスの愛]/ソナタ op.2

    「ベニスの愛」で知られるアレッサンドロ・マルチェロは意外にも弟ベネデットより作曲が少ない事に驚きます。1曲のメジャー作品で、こうも印象が変わるものなのだと感じた兄弟でもあります。Alessandro Marcello (1684-1747 伊)ベネデットの兄ヴェネツィアの貴族音楽についてはディレッタント(専門家ではないが、文学・芸術を愛好し、趣味生活にあこがれる人。好事(こうず)家)であり作品は少ないオーボエ協奏曲 ニ短調作曲年 : 17...

  • ソナタ 第3番/M.M.ポンセ作品(5)

    師より頂いたレコードに渡辺範彦氏のソル「24の練習曲集」(楽譜付き)、菊池真知子さんのサイン入り「聖母の御子」とタイトルの付いたアルバム、山下和仁さんのダイレクト・カッティングと記された物凄く高速の「グラン・ソロ」の収録されたデビュー・アルバム、鈴木巌氏の初心者用ギター曲が収録された(多分教育用放送と共に発売?)2枚組があります。カセットからCDにしてくださったものには阿部保夫氏による伊福部昭作品を含む演...

  • 12の練習曲/M.M.ポンセ作品(4)

    ポンセによる「12の練習曲」は、ヴィラ=ロボスのものに比べ規模の小さな曲集ですが、そこに香り立つ雰囲気はとても魅力に溢れています。この短い練習曲たちは、テクニックを磨く事にプラスして感性を磨くものなのだと思える、表現への取り組みが要求されているように感じます。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • [前奏曲]・[バレー]・[組曲 イ短調:ジーグ](伝ヴァイス)/M.M.ポンセ作品(3)/セゴビア/パークニング/ウィリアムス

    新しい一部の作品を世に出す時、セゴビアとポンセは共に申し合わせてバロック時代のリュート奏者ヴァイスの新しく発見された作品として、或いはスカルラッティ作品として発表したそうです。それがユーモアであったのかどうかは知る由もありませんが、今回は当初ヴァイス作として発表された作品を集めてみました。

  • 南国風ソナチネ/M.M.ポンセ作品(2)

    ポンセのギター・ソロ作品の中でも

  • 南の協奏曲/M.M.ポンセ作品(1)

    ギター・オリジナル作品の中でも大好きな作曲家はと聞かれると、F.ソル、H.ヴィラ=ロボス、そしてM.M.ポンセの3人は私の中では揺るがぬBEST3であり、彼らがラテン系の作曲家である共通点を持ちます。1曲毎には他の作曲家のものでもギターの語法が香り立つ作品、例えばゴメス・クレスポ「ノルテーニャ/アギレへの讃歌」やヴァレラ「2つの秘画」第1曲

  • ラス・ウエルガスの写本 [13世紀スペインの音楽]/(1992年10月9-11日録音)

    現代のように交通が発達していなかった13世紀頃は、少し離れた場所であっても今より地方色が濃く香っていたのではないでしょうか。旋法は東洋的なものも強く感じる、というか旋律は原初的なものから多様なものへと時代と共に姿を変えて行ったと思うのですが、スペインに残る写本というだけではない独自性も、この演奏の節回しには感じます。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • 音楽の冗談 K.522 (3)/W.A.モーツァルト/[ピリオド] ラルキブデッリ(1990)

    チェロのビルスマたちによるピリオド楽器による6重奏は、その響きと遊び心に「村の音楽師の六重奏」のサブ・タイトルを持たせたモーツァルトの意図が強く感じられる演奏です。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • 音楽の冗談 K.522 (2)/W.A.モーツァルト/オルフェウス室内管弦楽団(1989)

    この演奏は指揮者を用いないオルフェウス室内管弦楽団の自発性、特にホルンのわざと下手に聴かせる物凄いテクニックとコントロールによってその愉しさを増したと感じるものです。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • 音楽の冗談 K.522 (1)/W.A.モーツァルト/ウィリー・ボスコフスキー(1970)

    「音楽の冗談」の多くの演奏では金管が上手過ぎると思っています。音程が取れず出だしの音をハズす位の感じで丁度良い田舎の寄せ集めの、しかし憎めない(自称)名人揃いのおじいちゃんたちの楽団であって欲しいと願うのです♡ですから、ここでは豪華なホール・トーンは場違いのお邪魔虫だと思うのですが、いっその事屋外の公園で録音したものがあっても良いと本気で思ったりします。しかしです、豪華で美しく、

  • グレゴリオ聖歌(3)/典礼聖歌で綴る「聖母マリアの生涯」/カルミナ・ブラーナ/作者不詳作品集

    一週間が慌ただしく、心もザラザラと乾いたように感じた時にふと手が伸びるシンプルな音楽があります。ただ一つの線しか持たない波のような旋律だからこそ、それにひたすら同期しようとする間に雑念は消え去り、シーンと静まり返った中に私の心は浮遊していたのだとふと気付くのです。音楽にはきっと何の垣根もない別の世界があるのだと感じる時でもあります。多くの財産や生きている時だけの権力よりも、小さくても心の拠り所を持...

  • F.M.ヴェラチーニ : ソナタ ト長調・イ短調/ブリュッヘン/ビルスマ/レオンハルト(1967/72)

    生涯に、また性格に一癖も二癖もあるようなヴェラチーニは、演奏に於いてはかのタルティーニを半狂乱へとさせる超絶テクニックを誇り、いともあっさりと作品を仕上げたそうです。そんな彼が仕事先を求めザクセン選帝侯アウグスト3世に取り入るために作曲したとされる12曲のソナタ集 op.2以前に書かれたと思われるこれらの作品(多分1716年にヴェネツィアで作曲された12曲よりなる

  • 見た目以上に堅牢な「神秘な障壁」の設計図を探る旅/F.クープラン

    大好きなクープラン作品に取り組んで、多声部の音価の維持、区切りの壁、ロココ様式の過渡な装飾音符の整理というものにも真剣に向き合う毎日となりました。クープランの全4巻にもなるオルドル全集はパッと聴いただけでは一見、単純な2声の作品に聴こえて来ます。第6オルドル5曲目の

  • 私にとってこの演奏でなければならない理由(10)/ベートーヴェン「カヴァティーナ」 op.130 第5楽章

    ベートーヴェンの弦楽四重奏曲はショスタコーヴィチの全集に続いて好きになって行った覚えを持ちます。どちらも師より頂いたCDが切っ掛けであったのですが、その機会がなければ、もしかするとこれらの作品に一生巡り合う事は無かったのではとも思っています。ベートーヴェン晩年の

  • L.v.ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 op.21(6)/ジョン・エリオット・ガーディナー(1993(L))

    この録音はピリオドによる全集では初期のものだと思うのですが、ベートーヴェン像がエッジのシャープさで切り込んで来るような感覚で聴こえて来ます。モーツァルトではピリオド演奏へと違和感をあまり覚えず移行できたのだと今では感じるのですが、それまで重厚に響いていたベートーヴェンはどうであったのでしょう。コンサートなどでピリオド演奏に親しみ、CDやレコードからはモダン・オーケストラの響きも大好きな私は、その趣の...

  • L.v.ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 op.21(5)/エフゲニー・ムラヴィンスキー(1982(L))

    ムラヴィンスキーの醸す第1番のベートーヴェン像はさぞや威厳に満ちたものなのではと思いきや、若々しく、しかもどの部分をとっても感情的な弛緩の見当たらない推進力に溢れています。デュナーミクとアゴーギクはもしかするとカラヤンが拘ったもの以上のものを時として感じる程で、それでいて端正さを失わず、音楽が雄弁に語りかけて来る素晴らしさを感じます。この第1番では珍しく第1楽章の最初の部分で何度も何度もアインザッツ...

  • L.v.ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 op.21(4)/ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1968)

    イッセルシュテットによるウィーン・フィルとの全集は、彼の生真面目に感じる程の堅実さがウィーン・フィルの明るくおおらかな響きとバランスして端正に香り立つようになったのだと感じる演奏です。モダン楽器でつい最近まで当たり前に響いていたのであろう演奏が、古典的な姿となって優雅に響くのは私にはとても新鮮に感じるのです。彼の全集は一見とても地味な印象を受けるものですが、聴けば聴くほど良さが分かって来る、言い換...

  • L.v.ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 op.21(3)/ヘルベルト・フォン・カラヤン(1961)

    この60年盤は私の持つ全ての演奏の中で最もしなやかで粘りある響きを持つ第1番です。後年のスッと抜けて行く分離の良い音と違う、音の粘る重心の低い響きがイエス・キリスト教会での録音の魅力であり60年代のベルリン・フィルの音なのだと思っています。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • L.v.ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 op.21(2)/ウィルヘルム・フルトヴェングラー(1950(L))

    前回、トスカニーニの第1番の古典的な良さを記しました。それでも私の理想とするベートーヴェン像をフルトヴェングラーの演奏には感じてしまうのも確かなのです。この演奏には「英雄」や「皇帝」で見せる君臨するかの如く堂々としたベートーヴェンが予見されるように感じます。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • L.v.ベートーヴェン : 交響曲 第1番 ハ長調 op.21(1)/アルトゥーロ・トスカニーニ(1937/51(L)/21)

    私にとってベートーヴェンの交響曲ほど繰り返し聴く作品はありません。交響曲の全作品が好きな作曲家もベートーヴェンなのです。最初は「田園」が好きで「運命」も穏やかな第2楽章が好きだったのです、小学生の頃ですが・・。「英雄」と「合唱付き」は中学生の頃はまだ好きではなく、長くて辛抱する交響曲と思っていた程です・・。第7番のカルロス・クライバー盤を聴いてから他の番号も好きになって行った事を覚えています。特に第...

  • グレゴリオ聖歌(2)

    音楽を幅広く聴いてくると、時代様式に沿うように人の感情表現法も移ろい、技法は複雑さを増してそれまでの形を否定し崩すようなものも生まれた事が分かります。しかしです、人が心で感じるものは表現の違いはあっても喜怒哀楽が様々な形となって入り混じったものではないかと思いつくのです。ただ、音楽の初期・根源にはそれらを越えた何か安寧の源(信仰?)とも呼ぶべきものがある事もおぼろげながら感じるのです。それはとても複...

  • F.X.リヒター : フルート協奏曲 ホ短調

    バロックから古典派へと時代が移り変わる狭間でマンハイム楽派の重要な作曲家であったリヒターは、クラシック音楽の中でもあまり知られることのない、また現在知られる楽譜も少ない作曲家です。C.P.E.バッハ*のチェンバロ協奏曲と共通点を感じるリヒターの

  • G.ガブリエリ(2)/サン・ロッコの饗宴

    バロック最初期のイタリア、サン・ロッコ宮で鳴り響いていた音楽は、輝かしい荘厳さを漂わせていた事が感じられます。そこに強く醸されるのはルネサンスからバロックへと移り変わる時代を繋ぐ息吹きなのではないでしょうか。ガブリエリ一族の中でヴェネツィア楽派のコンチェルト様式確立に貢献し現存する作品も多いジョバンニは、現代のブラス奏者にとっても貴重なものだと感じ、それらの作品は「ガブリエリの饗宴」などのタイトル...

  • D.ブクステフーデ作品(3)/オラトリオ「最後の審判」

    CD2枚組の全3幕よりなる

  • D.ブクステフーデ作品(2)/声楽曲 カンタータ

    ブクステフーデといえばオルガンがまっ先に浮かんできますが、バロック様式の時代には音楽家は宮廷に仕え、教会に仕え、実用音楽に携わる事で生活の糧を得ていた時代だという事が伝わって来ます。彼らに共通するのは、自分の得意とする楽器の大家であり、膨大な作品を生みだし、共通して教会音楽・声楽曲にも傑曲を遺しているということではないでしょうか。私はブクステフーデ本来の姿を知る前に、ブリームにより編曲された楽譜か...

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