ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
検索したわけでもないのに、何故かGoogleニュース欄にハコスカの記事が表示された。昨今はRじゃなくても一千万円を楽に超す車になってしまったようでその高騰ぶりはポルシェ級に異常に思えたりする。日本のオヤジたちはみんなハコスカが好きなのだろう。まるで旧車界の森山大道みたいだなと意味不明な事を思ったりしてみる。そしておじさんたちはハコスカにどんな思い入れがあるのだろうか俄然興味が湧く。かく言うボクは幼少の頃の我が家の車がハコスカだった。親父が兄貴より2年落ちで譲り受けた車で2DHTのGT-Xだった。幼かったボクに強烈な印象を植え付けた車で、ツインキャブの吸気音が怖いくらいに五月蠅く感じたり、心地よ…
地域タグ:北区
絶景東京489 - Shovelog
筑波に行かなければならなかった。結構荷物があるのでいつものレンタカー屋でカローラフィールダーを予約した。当日、受付を済ますと用意された車は三菱のデカイSUVだった。ボクは咄嗟に、カローラワゴンを予約したのですが、と言うと、今日はこちらをご用意させていただきましたので。と、レンタカー屋はドヤ顔で言った。グレードアップサービスの様だけれどボクはカローラの方がよかった。だいいち荷室も狭いしゲートが高くて荷物が積みにくい。今さらチェンジするわけにもいかず、用途をあらかじめ話しておくべきだったと後悔した。とにかくデカくて車幅が掴みずらいわりに室内は息苦しいほど窮屈に感じてしまう。どうもデカイSUVが苦手…
何を撮るべきかは「探す」のではなく「発見」する。(藤田省三)
一昨日、昨日と偶然にも同じ1950年生まれの方と会った。74歳というと昔は相当ジジイなイメージだったけれど、今の時代の74歳はかなりアグレッシブであった。 一人は、日本人としてはかなり初期にF1を走ったレーサーだった。1976年、富士スピードウェイにF1世界選手権が日本初上陸した際に参加されている。今もレジェンドレーサーとして各地イベントやクラシックカーレースで活躍されている。もう一人は、1969年、大学闘争で東大と教育大の入試ができなかった年の入試組で、その渦中に巻き込まれた一人である。その後、大手金融系を引退し今は悠々自適な生活のようで羨ましいほど人生を楽しんでおられた。彼がバリバリ机に向…
地域タグ:豊川市
年に何回もないだろう最高の天気である。今年初の夏日、ミジェットで出掛けようとエンジンを掛け、入り口まで出したところで、また車庫に戻した。やっぱりそうか、この日ずっと気になっていた異音の原因がはっきりした。 クラッチのレリーズベアリングが結構な音で鳴き出した。今年の初めからミッション付近から妙にゴロゴロ音や擦れる音がするなと思っていたけれどやっと特定できた。何だろうとモヤモヤしながら走っているより原因がはっきりして妙にすっきりした気持ちである。とはいえミジェットのクラッチまわりはエンジンを下ろさなければならないので結構な手間がかかる。自分でやってやれないことはないけれどさすがにこの天井高では無理…
地域タグ:渋谷区
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ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
もう夏、早くも夏。
夜鴉、何を思う 朝ドラなんて観るのは10年ぶりくらいだろうか、別段、法曹界に興味があるわけでもなく、出演者の薄い繋がりから見出した「虎に翼」は気づけば全1/3話に差し掛かっている。そして当然というかいつの間にか主題歌が口ずさめるようになっていた。今度カラオケに行ってみようか、10年ぶりくらいに。
昭和日本代表、高島屋パブリカ。
絶景東京541 - Shovelog
絶景東京540 - Shovelog
絶景東京539 - Shovelog
そういえば2年ほど前だろうか、自宅斜め裏の公衆トイレで何やらロケをやっていた。かなり大掛かりだったのでドラマとは違うんだろうなとは思ったけれどやはりコレだった、ヴィム・ベンダースの「PERFECT DAYS」。上映はすっかり見逃していたけれど、昨日からU-NEXTで配信がスタートしたので早速観る。ベンダースにしては生々しい映像だけれどヨンサンの画角が安定感を出している。何より役所広司力とベンダースの日本愛。ほとんどボクの生活圏が舞台の見慣れた風景がベンダースにはこんなに美しく見えているのかと感慨深く観る。そう、主人公がいつも昼食を食べていた代々木八幡の森はこの季節は本当に気持ちいい。今日の弁当…
暑いけれど風が爽やかである。梅雨前の一番良い季節は少し早起きをして遠回りをしながら仕事場に行く。途中昼飯を買おうとOKストアに寄るといつものカブも停まっていた。いつものカブは毎日通勤で通りかかるカフェの前に停まっている。60年代の所謂マックイーンカブである。おそらくマスターが毎日通勤で使っているものと思われいつもお店の前に置かれている。今や滅多にお目にかかれない貴重なこのカブをもう10年近く毎日見続けているけれど、雨の日も雪の日も外に置かれてあり、ラフに使われている乗り方に非常に好感が持てる。しかし毎日外に置かれているため、塗装は褪せてカサカサになりシートにはコンビニ袋が被せられ、しかしそんな…
絶景東京536 - Shovelog
絶景東京535 - Shovelog
雨の予報だったけれど、ミジェットのクラッチ交換が完了したとの連絡を受けて引き取りに。先週エンジンが降りたよと連絡をもらっていたけれど仕事で行けなかった。エンジンが降りたタイミングで酷いオイル漏れでベトベトになったサブフレームを掃除しようと思っていたのである。今回、エンジンを降ろしたついでにその酷いオイル漏れの原因であるタイミングチェーンカバーからのオイル漏れも修理してもらった。外してみれば犯人はプラスチックのように固くなったクランクシール。そしてチェーンカバーのガスケット・オイルシールのやり直し。さらにS谷メカにはドロドロになったフレームもキレイにしていただいて非常にスッキリした。 さて、メイ…
一年ぶりのタワレコ。最近は仕事でしか行ってなかったけれどこの日は友人のバンドがインストアリリースライブをおこなうということで顔を出してみた。久しぶりのタワレコヴァイナルフロアはお宝だらけで一日過ごせそうである。 彼らとはもう二十年来の付き合いで、十年前まではほぼ身内ノリだけのバンドだったけれど今やフェスでひっぱりだこ。ここ数年はフランスのイベンターと契約してヨーロッパツアーを何度も成功させている。年齢的には守りに入る齢の同世代だけれどなんのその、ぶっ飛んでいて実に逞しく羨ましい。そしてまた来月からヨーロッパ巡業に旅立つ。
絶景東京532 - Shovelog
7月末入稿の映像は超メジャー級のチームに任せてまたプロデューサー側に回る。それを知ってか本業はイラストレータかというくらいに手書きの仕事が舞い込む。というか手書きにしちゃってるのは自分だけれど。とはいえパパッとアイデアが降りて来ないので資料を読みながら考えて考えて気がついたら2日間が潰れてしまった。面倒だから生成AIに任せようと思ったけれど今ひとつ。AI君に手書き風のヨタヨタ感が出せるはずもなくこのあたりはまだまだ人間の余地が残されている、というかAIには出来ないであろう人間臭いデザインの方向性に自分自身がシフトしているのかもしれない。というわけで下書きの3案を絞り出したところで、ペン入れは明…
絶景東京530 - Shovelog
社会の歯車になることを愚かだといふ人が居るけれど、それはうまく歯車が噛み合った経験がないからである。社会の歯車になるといふ充実感は、人間らしさでもある。
ニューグランド本館4Fからの景色はちょっと特別に感じる。
ミジェットのエンジン降りたから見に来ます?とS谷メカから電話があった。聞けばクラッチのベアリングはほぼバラバラ、その影響でダイアフラムもあわや折れる寸前だった、あと少し遅かったらクラッチが切れなくなっていただろうという酷い状況だったらしい。週末は仕事だったのでこの状態を見に行けなかったのだけれど、それだけ酷い状態でレッカーされずに入院できたのは運がよかったかもしれない。これでやっといきなり繋がるドッカンクラッチとベアリングを訝りながらの運転から開放されると思うと嬉しい。この状態でスムーズに運転できていた自分のクラッチ裁きにしばし悦に入ってみる。
昨日より突然Premire Proでマルチクリップが表示されない事態が発生した。どうやっても1カメ分しか表示されないのである。残り半分、1時間以上の尺を残してお手上げとなった。OSは13.3、PrのVerは23.4。半日かけてアドビサポートとあれやこれやと検証をしたけれど、結局バージョンを23.4から23.3にダウンさせることで何とか回避できた。おそらく最新バージョンのバグだと思われる。しかしいくら最新Macとはいえども編集点が増えるにつれてみるみる重くなる。
発熱しにくいと言われてるM2チップのMacだけれど、やはり長時間の重負荷作業をさせると相当熱くなる。インテルMacは膝の上に置けないくらい熱かったけれど、いや、やっぱりM2もそれに近い。仕方なく電ファンの上に置いて作業をしている。外付けHDDやSSDも二基の電ファンの上に置いて、さらに冷房強めで上着を羽織っての重作業。専用のポスプロスタジオじゃないからなかなか厳しい環境。熱エラーなんか起こったら目も当てられない。擦り減っていく神経のストレス解消のおやつはチョコモナカジャンボ。これも食べすぎてお腹のエラーが時々起こる。
T-MAX400 年齢を重ねると焦点距離が長くなる、というのは渡部さんはじめ多くの写真家がよく口にしていた。28歳=28ミリ、50歳=50ミリ、年齢が焦点距離とは言い得て妙である。自身も広角の暴力的なスナップをすっかり好まなくなった。ギリギリまで寄らないと画にならない広角のスタンスに疲れたというのもある。もちろん仕事では多用するけれども自分の写真ではすっかり使わなくなったので随分前に広角レンズを処分してしまった。しかしひとつだけ、ブロニカで使っていたニッコール50mm(換算27mm)の広角は今でももう一度使ってみたいと思ったりする。 DELTA3200 Nikkor H50mm/3.5 T-M…
事件や事故があった場所には居られないという人が居る。そこで人が絶えたという場所。例えばそのような宿には絶対泊まれないという。霊感などではなく、それを想像してしまうからだという。しかしそれを知らなければ大丈夫だと言う謎の考え方。歴史を遡れば戦国の合戦地や東京大空襲とか関東大震災とか、日本中そんな場所だらけれだろうけれど、それを知らなければ大丈夫だと言う。 大河ドラマが設楽原の決戦にさしかかった。今や地元では大盛りあがりであろうか。かくいうボクもこの合戦場に一年と少し住んでいたことがある。場所は徳川の陣のすぐ脇に構え、振り返れば信長の本陣がすぐ見える場所である。後ろには森を背負っているけれど、その…
食通でもないし食に拘りはあまりないのだけれど、それが故か食運に恵まれていない。出先の仕事で弁当が足りなくて食いそびれたなんていうのはよくある事で、イベントでの打ち上げ会食の席、イベントの撮影をし終えて最後に会食の席についたら急遽来たゲストのためにボクの分の料理の用意がなかったこともあった。はらぺこで楽しみにしていた豪華会席料理が食えなかったこの時はさすがに凹んだ。食にありつけない情けなさとひもじさは徹底的に人間を落ち込ませるのである。食い物の恨みは怖いと言うのはよくわかる。食のタイミングもつくづく運がない。カップラーメンにお湯を注いだ途端にアポなし客人が来たり、食事の買い出しに出たところで緊急…
あの時買っておけばよかったものというのはたくさんある。売り切れて買えなくなってしまった限定品や、二度と手に入らなないビンテージ物や、相場が高騰して買えなくなってしまったもの。フィルムカメラで言えばオリンパスμIIを予備でもっとたくさん買っておけばよかったなんて思う。車もそんな車種がたくさんある。なぜだか今はポルシェが猛烈に欲しいけれど、もはやサラリーマンでは手が出せない金額となってしまった。若い頃、無理すれば買えた200万円台だった964は今や1000万円を楽に超えている。当時は若者が964に乗るなんておっさん臭く感じて選択肢に入っていなかったのである。古いが偉いと思っていた頭でっかち青年はナ…
絶景東京427 - Shovelog
絶景東京426 - Shovelog
絶景東京425 - Shovelog
絶景東京424 - Shovelog
絶景東京423 - Shovelog
12年前に今の雑居ビルに引っ越してきた。かつての松田優作が潜んでいそうな探偵事務所も入っている風の古ビルは駅近で安価な家賃と引き換えに騒音もなかなかのものだった。階下にはバーとリハーサルスタジオがあり、夜中は薄ら低音が壁伝いに響き、外は酔っ払いの声、さらに首都高が真横を走っているという恐るべし住環境である。しかしボクの生家は東名高速道路のインター真横にあり、物心ついた頃から車の走行音が子守唄だったので高速道路の音はむしろ落ち着くのである。同じように新幹線がすぐ側を走る友人の家も然りで、彼の家に遊びに行くと新幹線が通るたびに驚くが、彼や家人たちは全く気にも留めていないようだった。 写真の建物から…
地元の大きな川沿いにあったマツダディーラーの入ったビルの屋上にはいつもマツダ車の看板広告が掲げてあった。小学生の頃、この看板が緑色のサバンナRX-7に変わった時にはなんてかっこいいんだろうと見惚れていた覚えがある。 首都高4号線沿いにある我が家のビンテージマンションの屋上にも大きな広告看板が設置してある。だいたい林檎マークの企業の広告が多い。そして窓から外を眺めると斜め向かいのビルの屋上にはお馴染みのインプラントの歯医者さんのピンクの看板が見える。首都高の看板はこのピンクの看板だらけであり、東名上りから首都高に入り、3号線に現れるかの先生の顔を見ると、ああ東京に帰ってきたなあと思うのである。広…
先日世間を騒がせてしまった歌舞伎役者が準主役で出ている大河ドラマを見ていた。2007年のオンエアでこの時は彼はドラマ初出演だったらしい。しかしとても初出演とは思えないその堂々たる演技力と顔芸は圧倒的であり復帰を願ってやまない。さて、このドラマの主演俳優は一緒に風呂に入った事がある。とはいってもたまたま銭湯で一緒になっただけだけれど。その銭湯は5年ほど前に閉業し今はマンションに変わってしまった。その銭湯の坂を登っていったところにこの写真の景色はある。そしてこのドラマの主人公の生まれ育った場所はボクの実家から3分のところにあり、今は彼の墓が建っている。 まだ大河ドラマが重厚だった佳き時代、見出した…
GW明けからずっと週末は仕事だったので未現像フィルムが溜まってしまっていた。今週末も仕事が入っているので慣れない早起きをして現像をする。フィルムを風呂場に吊るしたまではよかったけれど、寝癖を直す朝シャワーが浴びれなくなることに気がついて狼狽る。埃っぽい我が家では乾燥に適した場所がない、仕方なくトイレに吊るしたけれど、今度は朝のお勤めができなくなってまた風呂場に戻す。家の中を行ったり来たりしたフィルムはホコリ付着は免れない。
5年ぶりのイベントで10年ぶりに会う人やコロナぶりに会う人と一緒の現場になった。10年ぶりでも名前を覚えていてくれて有難いと思ったけれど、営業上手な人にとってみたら当たり前のことであろうか。人の名前を覚えるのが苦手なボクには到底真似できないのでうっかり心持ち良くなってついサービスをしてしまう実に簡単な人間である。
自分が理解できない写真はつまらないと言う人と、自分で理解できない写真の方が面白いと言う人が延々と着地点のない話をする。どちらも正しいかもしれないし、どちらも正しくないかもしれない。
16吋の新しい機械が届いた。開封の儀はそう何度もあることではない。 来月一ヶ月の仕事で元が取れるだろうか。6月は引き籠り月間となる。
平凡であることのスリル - Shovelog
郵便局にて書類に不備があったようで二回目の提出も断られた。それはミスではなく、代表者の役職が他の書類と少し異なっていただけであった。まったくお役所仕事でありる。一体こんな手続きに何日通わなければならないんだと苛立ち、突き返された窓口で書類に二重線を引いて書き直し始めたら、天辺のかなり薄くなった局員がやや声を大きくしてそれを拒絶した。仕方なく出直しを決めて広げた書類を片付けた。帰りしなに我が本家は明治の逓信省時代から今に続く由緒ある局なるぞ、などと負け惜しみをブツブツ呟きつつ、明日も局に通う。