ヤスダさんの推薦書、思わずポチる。 爆弾犯の娘 作者:梶原 阿貴 ブックマン社 Amazon
Toyohashi Aichi / Leica M6 そもそも存在の不安とは、自分が十分に存在していないという贅沢な不満から生まれるものではないか。(三島由紀夫)
Mikkabi Shizuoka 昨年からもう何度目の延期・中止のインフォメーションを流したであろうか。空段取りばかりで些かくたびれ果てた。会場もステージチームも撮影チームもスケジュール調整が滅茶苦茶だ。ぽっかり空いてしまったGWは大人しく暗室でプリントに勤しむことにする。
Mikkabi Shizuoka もうすぐ5月だというのに異常な空気の乾燥は、現像上がりのトライXの酷いカーリング具合で分かる。このネガは二日間くらい鬼海弘雄 TOKYO VIEWと有元伸也 TOKYO CIRCULATIONでサンドイッチプレスをする。
Shibuya Tokyo 先日もYouTubeを紹介したけど、すげえアーバンな、今でもかっこいい竹内まりやさんの曲は勿論アレンジは達郎さん。昨年から色々なところでカバーされてる。弊社も今年、遅ればせながらこの曲を絡めた仕事する予定となった。https://youtu.be/c68g_6mQyiE
Shibuya Tokyo 2016
Shibuya Tokyo 2016 甲州街道から初台商店街の通りに曲がると、駅前あたりで警察官が5〜6人で何やらビラを配っていた。緊急事態宣言が近いから外出自粛を呼びかけているのだろうか、ついに警察にもお上から協力要請が入ったのかと思いながら見ていると、どうやら高齢者に声を掛けているようだ。ビラを遠目で見ると「詐欺」という文字が見えたので、ああ、オレオレ詐欺注意の呼びかけか、と思いながら通り過ぎようとした時、一人の警官と目が合った。彼はターゲットをロックオンしたようにゆっくりこちらに向かって来る。え?まじか、オレを高齢者扱いかよ?まだ20年以上早いぞ、これで声掛けられたらオレオレ詐欺に騙され…
わずかに逆光気味だけれど、このブロックの上に上がればいい景色が撮れると思った。しかしたった60cmばかりの段差に足が鉛のようになって一歩が出ない。登れないわけでなく、結局は登ったんだけど、一瞬だけ躊躇ってしまった。この日は散々歩いて疲れてるとはいえ、たった60cmの段差に脳が無意識にストップをかけてしまったことの情けなさ。これが老いってやつなのか、持病の腰痛も拍車をかけているんであろう。ため息を吐きながら、そのままブロック塀に腰掛けて半分ほどになったペットボトルの水を飲み干す。辺りには鳴き方が上手くなったウグイスの声が鳴り響いている。
Shibuya,Tokyo 湿度が低くて風が爽やかな浜名湖畔は相当気持ち良く、このままずっと歩いていたかったけれど一時間も歩いていると顔がヒリヒリしてくる。この日、今年初の夏日は浜松で迎えた。浜松が昨年の日本最高気温、41.1℃を記録したときも浜松市に居た。浜松といえばうなぎと餃子が有名だけれど、うなぎは実はトナリの豊橋の方が出荷量が多いというのはあまり知られていない。知られていないといえば浜松はホンダ・ヤマハ・スズキと、国産バイクメーカー発祥の地でもあり、楽器ではカワイ、ヤマハ、ローランドが本社を構える。ボクの地元からも此等のメーカーに通勤している友人知人が結構居たっけ。そういえば奴らとはも…
Nakano Tokyo
車を停めた脇にクローバーが密生していた。その人は四つ葉を探すと言ってしゃがみ込みはじめた。四つ葉のクローバーの確率は1.1平米に1本と言われてるし、どうせ見つかりゃしない、まだ先のスケジュールもあるのでと行こう、緩く催促するもその人は熱心に探し始めた。じゃあ電子タバコ一服分待ってみようと二口ほど吸い込んだ頃、その人はとうとう1本を見つけた。まじか、そんなに簡単に見つけられるのかと、いつの間にかボクもしゃがみ込んでいた。探し始めるとこの作業は子供の頃に戻ったように脳を空っぽにできる事に気づく。目をパンフォーカスにして頭には四つ葉をイメージするといとも簡単に見つかった。コツを掴んだ。およそ2平米の…
Shibuya Tokyo Yoyogi-Hachiman アサカメに続いていよいよポンカメが休刊となった。残念だけれどもこればっかりは時代の流れだ仕方ない。どこかのコメントで冊子がデジタルカメラの進化に追いつかなかったのではないかという意見が出てたけど、これは逆で、デジカメの進化が頭打ちとなってネタが少なくなってきたという方ではないだろうか。ここ10年、写真の概念が大きく変わったこと、デジカメの売れ行きの落ち込み、飛び抜けた新機能もなく目新しさもない、衰勢したメーカーはカメラ誌に広告を載せられなくなったこと。印刷媒体の需要の落ち込みなどなど、原因を書き出したらいくつもありそうだ。内容にしても…
Ebisu Shibuya Tokyo こういう景色はつい反応して撮ってしまう金村さん的な狙い方。穴があくほど見た写真集はすっかり体に刻み込まれてしまって、使えないってわかっていても、ああ気持ちいい景色だと体が反応する。モノクロのロクナナで東京を撮るって、やっぱり金村さんの印象が強くて限界だよなと、カラーを使ったり35に切り替えたりしたけど、やっぱり見慣れたモノクロが気持ち良くてついそのフィルムを持ち出してしまう。以前は寄せないように似ないようにばかりを考えていたけれども、そんな撮り方じゃいいものが撮れるはずもなく、気持ちいいと思ったら撮ることにしたのだけれど、そうするとやっぱり似てきてしまい…
Kamiyama Shibuya Tokyo 通称売春島の結構生々しいルポルタージュ。ボクの地元にほど近いということもあってここは昔から有名だった。行こう行こうと仲間内で盛り上がりながらも結局行けずじまいだった。まさにその頃、80年代が一番華やかだったらしい。さて、どういう経緯でそのような島になったんだろうという疑問から読み始めたこの本、なるほど、遡れば江戸時代の風街ち港、船乗り相手の夜伽がルーツだったらしい。この夜伽の事をこのあたりでは把針金(ハシリカネ)と呼ぶそうな。
Shibuya Tokyo Hirooリンクは社会学者の岸政彦さんの小説「図書室」の表紙にもなっている写真。http://sociologbook.net/wp-content/uploads/2018/08/63330010.jpg 岸さんを知ったのは結構前だったけど、昨年末にNHKの100分de名著、ブルデューのディスタンクシオンの解説で出演されていて、その喋り口調にやたらと親近感が湧いちゃって彼の小説「図書室」を読んだ。小学生のオンナノコがウイルスによって世界の終わりを体験するというタイムリー?な、同世代ゆえにじんわりする話。まあ、ほんまずるいわな人懐っこい関西弁は。あ、もちろんディスタ…
Olympus AF-10 Twin
Makina67
Makina67 フルカウンタークランクのL18エンジンを探すの巻。
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Olympus μII ちょっと仕事が立て込んできた。この日も遅くなりそうだったので残業メシを食おうと近所の蕎麦屋に向かった。ここの出汁はおそらくヤマキのめんつゆではないと思うけど、立喰に近いカジュアルな蕎麦屋である。晩飯とはいえ食欲はあまりなく胃の調子も良くなかったので軽くざるでも喰おうと考えていた。店内に入り券売機の前の季節限定メニューのポップを見ると、桜えびと白魚のかき揚げ蕎麦がやたら美味そうに見えたので、胃袋の不調も忘れ思わずそれをオーダーしてしまった。人は腹が減っていると判断能力が弱くなるものである。ほどなく出来上った蕎麦を見るとかき揚げの他に海老天が乗っていた。しまった!券売機で買…
Olympus μII ひと月前は寒々しかった家の前の銀杏も今朝は青々とした葉を蓄え始めていた。8年見てきたこの景色もあと1回しか見ることができない。
Makina67 ボクが使ったエマルジョンだけかもしんないけど、ARISTA EDU200は残念な結果。黒いツブツブが多数散らばってる。もちろん無いコマもあるけど1ロール10コマのうち半分くらいは黒いツブツブに侵されてる。まだ10本しか試していないけど、これ以上試すのは危険な賭けなような気がする。同じ現像液で混浴したTMYは無事だからやっぱりフィルムが原因というのは明白。現像ミスや撮影ミスなら自分の責任だから諦めもつくけど、フィルムの不具合というのは無念。ファインプリントを目指しているわけじゃないけど、やっぱりこれはガッカリするわな。まあタマタマ運悪くだろうけどこのタマタマがくせ者なのよねえ。
なるほど、1'09"いいですね。
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Leica M6 今はもうないけれどこの写真の500mほど後方にボクの家があった。この実家から持ち出した古いアルバムにはグレートデンの腹の下で笑う2歳くらいのボクが写っていた。この犬は何年か後にフィラリアでこの世を去ったのを朧げに覚えている。アルバムの何枚か先のページではアガーとヘルと名付けられた2匹のシェパードと一緒に遊ぶボクも写っていた。このうちの一匹は門から飛び出して新聞配達を噛んだ。すぐに父親が引き離し大事には至らなかったけど近所は大騒ぎになった。この時、二匹の黒いシェパードが走り回る自宅のこの門を締め忘れたのはボクだった。
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ヤスダさんの推薦書、思わずポチる。 爆弾犯の娘 作者:梶原 阿貴 ブックマン社 Amazon
予言の日といわれたこの日は早起きして朝活。横浜日本大通りでカニ目談義のち都筑PAのスタバで朝めし。先週より湿度が高くて夏らしい不快な暑さ。完全に梅雨明けしたような空。日本大通り6:30 都筑PAスタバ 9:00
よく利用していた近所のオリジン弁当が閉店して2ヶ月が経った。入り口はベニヤ板で塞がれて、この雑多な商店街の中にあっては九龍城砦のような様子を醸し出していたけれど、ようやく今日、その薄茶色のベニヤ板に張り紙がしてあった。張り紙は赤と白に囲まれたおじさんの絵で、KFCと書かれたものだった。がっかりした。なんだよ、KFCなら両隣駅にもあるし、そもそも我らおじさんはもう油っこいものは喰わないんだよなとか勝手な都合でブツブツ言ってみた。本当はミスドに出店してもらいたかったけれど、まあ、ちょっと惜しかったか。残念。
絶景新橋774 - Shovelog
どうしようもない救いようのない人たちの物語だけれど妙にあたたかい。
1969新宿
日曜日、気温34℃。6月の真夏日の最高記録更新。この猛暑の中、所用でカニ目で横浜往復。3号線→東名高速→港北→第三京浜→都築→目黒通り→山手通りと、さすがに渋滞中は212°F(100℃)を示すけれど、この日はカニ目の我慢大会として一度も電動ファンを使わずに見事に乗り切った。意外にイケる、カニ太郎。しかし道中クルマより先に人間がへこたれて都築PAで長い休憩を要した。
土曜日、東京34℃。真夏の熱風よりは少しマシだけど1時間も乗ってるとさすがに暑い。カブならではのホンダの日陰休憩、フリードリンクで水分補給、荒川手前。
奈良漬けをたくさん戴いた。奈良からではなく京都の方から。ボクの中では奈良漬はキングオブ漬物。これだけで茶碗一杯いけます。夏は奈良漬を乗せたごはんに緑茶をかけたお茶漬けがよい。奈良漬といえば、その昔、検問で酒気帯びで引っかかった先輩が、奈良漬を大量に食べたんですと泣きついて見逃してもらったという嘘のような昭和裏話を思い出す。
絶景東京768 - Shovelog
1969年新宿歌舞伎町、ジャズ喫茶「ビレッジバンガード」。ここでは「略称・連続射殺魔」の永山則夫が遅番、北野たけしが早番で働いていた。この映画を作った足立正生ほか若松プロのメンバーも出入りしていたという因縁の場所。現在はホテルになっていた。
筑波のモツ煮が忘れられず自分でモツ煮(ドテ煮)を作ってみた。本来は相当煮込むらしいけれど圧力鍋を駆使して割と短時間で柔らかく煮込むことができた。味は赤味噌で愛知県仕様である。あまりにうまく出来て大量に作ってしまい3日間ドテ煮祭り。若い頃はこんなくせえモン食えるかと嫌いだった事を考えると随分トシを食ったんだなあと思う。
週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
気温34℃の午後14時。暑さに弱いカニ目を横浜から回送。首都高3号線の渋滞で水温計が100℃を示す中、ニードルとジェットを新品に取り替えたカニ目は実に安定してアイドリングをしていた。完璧なキャブ調整である。エンジンオイルもミジェットで酷暑を何度も乗り切った実績のあるオイルを入れてあるので油圧低下も酷くない。安いオイルだとこの過酷な状況下で粘り切れない。ヒロコーかアマリーの二択。このオイルなら夏でもオイルクーラーも必要ない。しかし東名高速の長い上り坂では走っていてもぐんぐん水温が上がっていくのは小排気量車の辛いところか。高速を走りながら電ファンのスイッチを入れる頓珍漢な事は避けたい。今年の夏は長…
絶景日本1021 - Shovelog
絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
7月7日筑波サーキット、暑気甚しからず。気温35℃、路面温度63度。現場はなんとかやり遂げたけれど帰路が一番辛かった。今までクーラーのないミジェットで3シーズンを乗り切ってきたけれど、さすがにこの日は堪えた。15時、坂東から北関東道に乗ったまではよかったけれど東北道に入った頃から窓から入ってくる風が熱風に変わった。さすがに熱い都市埼玉である。走ってさえいればミジェットは気温36℃でも全然平気であり、むしろ100℃近い水温の方がエンジンが一番元気なような気もした。しかし人間の方がオーバーヒート、坂東から首都高に入るまでの僅か50キロの間でアクエリアスを3本飲み干し、さらに石川PAで凍ったアクエリ…
絶景日本896 - Shovelog
7月5日。夕方から急に喉が痛みだした。コロナに罹る前は8年くらい風邪すらひいたことがなかったけれど一体どうしたことか。週末は筑波に出張である。穴は空けられない。まずは早めに帰宅して野菜スープを煮込む。熱々の汗をかきぬ。
暑さきびしくなりぬ。秋はまだだといふのにカブ90のリアから虫がキイキイと鳴き出した。ブレーキ音のはずもなく何者ぞとリアアクスル付近を観察しているとチェーン引きの罫書きが左右ズレているのを発見。ワタシとしたことが痛恨のミス、アクスルナットの締めが甘かったようである。
すごい遅さか、14年後の仕業。バズるべくして。
曇りてむし暑く驟雨来らむとして来らず。夜は大根と豚バラを煮込む。
モノクロ広告の少し残念な最終稿が来た。いくらプロのカメラマンでもデザイナーでもモノクロ写真をよく理解できてない人がフィニッシュすると、写真をただモノクロに変換しただけで、どうも気の抜けたコーラみたいに画がのっぺりと平たくなるのである。せっかくいいカメラで撮ってるのに実に勿体ない、と、たまにはクライアントの愚痴を。
夕方からミジェットの冷却水のエア抜き確認で試走。これくらいの暑さなら快適に乗れる。帰路、腹が減ったので久しぶりに下高井戸のJAZZKEIRINでうどん。この日は残り3玉というところでギリギリ滑り込めた。ちなみに券売機の名前はトシマサである。(吉岡稔真:福岡65期 )ちなみに同店のイラストは伝説のイラストレータ河村要助による。 ちなみにトシマサが引退した頃から頭角を現してきたのが山崎芳仁(福島88期)。大ギアで勝ちまくっていたけれど2014年からギア比規制がかかってしまった。この頃からボク自身もレーサーに乗らなくなって少しだけ競輪から遠のいた。
今年の夏は暑くなるらしい。クーラーのない古い英国車一台だけで過ごすボクは夏前にクルマの熱対策で週末が一日潰れる。昨年は夏の間は熱対策で完全に撤去していたヒーターだけれど、今年は電動ファンを新しくしたので積みっぱなしにすることにした。その代わりヒーターは水路を絶ちメクラ蓋をした。外したヒーターホースはインマニからエンジン本体へ一本で繋いで実にシンプルな水路となった。立ち上がりのバイパスT字管もメクラ栓をすればヒーターバルブは不要となり撤去できる。秋になったらまた戻せばよい。 摘出したお漏らしをしていたヒーターバルブ。心配していた管本体には酷い腐食はなかった。バルブはヒーター復帰までの間にゆっくり…
深夜前、買い物を済ませたスーパーの前でハザードを灯いて路駐していた車はなぜかボンネットが開けられていた。その車を確認した途端、嗅いだことのある匂いが強烈に漂ってきた。沸騰したクーラントが蒸発する匂いだった。決してたまらなく臭いわけではないけれど、オーバーヒート気味の時にしか嗅がない臭気なので嫌な思い出しか浮かんで来ない、ボクにとっては悲しい匂いである。その匂いはスーパーの入り口まで立ちこめており、その噴出量たるや相当なものだったに違いない。夜半とはいえまだ多くの買い物客が出入りするそこで、ボクと同じように感じた人はひょっとしたら居るかも知れないけれど、普通に生活していればクーラントが蒸発する匂…
絶景日本886 - Shovelog
職場の同僚がコロナウイルスに罹った。一方、ボスはカブウイルスに罹った。駐車場は新聞屋のようになっている。
絶景日本884 - Shovelog
ネット検索に長けていて、それらをさも自分の考えや記憶だったかのようにうまく立ち回る。時には曖昧な記憶をいいことに嘘を付いてみる。その虚像はだんだん膨れあがるが、人間とはいい加減なものでそれが正しい記憶として刷り込まれていく。そしてその人は出来上がった虚像をベースにさらに肉付けを繰り返し空っぽのハリボテとなっていく。
48億円と云われる事業を確かめに都庁までカブで出掛けた。10分もかからない距離だけれど初見。広場に寝っ転がるとビル風が吹き抜けて今の季節は大変気持ちいい。この気持ちよさだけなら4800円の価値はあるかもしれない。しかし果たして100万人がそう感じ取れるだろうか。
決して褒められるものではないし限りなく黒に近いグレーだけれど、選挙ポスターを広告代わりに使うという"発想"だけはなるほどと思ってしまった。まあこれは悪い例だけれど、ボクの仕事フィールドではこういう"発想"を狙っていたりもする。 兎角年寄りになると物事に寛容でなくなる傾向がある。さらにじゃないものに拒絶反応を示す。こんなの写真じゃない、こんなの音楽じゃない、こんなの映画じゃない、こんなの広告じゃない、こんなのありえない、みたいな。趣味嗜好の世界ではさらにその傾向が強くなり嫌悪感をむき出しにする。その気持ちはわからないでもないけれど、もっと脳みそを柔らかくして生きていきたい。新しいモノにフタをして…
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。