ヤスダさんの推薦書、思わずポチる。 爆弾犯の娘 作者:梶原 阿貴 ブックマン社 Amazon
Leica M6 彼に仕事を頼むようになって18年、その道25年の男は引き抜きされて会社を移るという。灰色の革張りのソファーに浅く腰掛けたその男は複雑そうな顔をしていたけど移動先を聞けば栄転だ。やはりどの仕事でもプロフェッショナルは強い。40代も後半に差し掛かった男は、あと15年は働かなくてはならないと言った。聞けば住宅ローンがあと15年残っている。15年前に色々あって離婚してから一人でローンを払ってきた。それは相当キツかったと言う。子供は居ないし一人ならなんとでもなるだろうと思うけど、そのキツサは人それぞれであって他人が計り知ることでもない。ひとしきりコーヒーを啜った後、ダウンライトの下で少…
Leica M6 一応カメラは持ってきた。きれいだけどまったく写欲の湧かない大岡川の桜並木を歩いた。人は多かったけど昨年から屋台が出ていないので幾分歩きやすい。歩きやすいけどボクは犬を連れていたので歩みが遅い。遅いから抱っこしようと手を差し出した瞬間に噛まれた。犬は友人のマルチーズでやたら噛み付く。体に触ろうとするだけで噛み付く。それでも犬の扱いには自信があった。どんな犬でも半日で仲良くなれる。生まれた時から長年大型犬と暮らしてきたボクは潜在的に犬に対しては心が開ける、、、開けるはずだったけどこの犬には閉口した。まる一日経っても歯をむき出しにして威嚇され、手を出せば噛むくせに散歩は大人しく付い…
Olympus μII 地元愛知県より渥美半島の春キャベツが届いた。早速ざっくり切って鶏ガラスープの素を少しだけふりかけ、レンジで6分。おろしポン酢をかければふわふわの綿雲のような、ほっぺたにプレゼントな最高の春のご馳走の出来上がり。明日はキャベツのペペロンチーノを作ろう。
Leica M6 カウンターが13を指していたコンパクトがあった。棚の上に半年くらい放置してある。そういえばと思い出しこのコンパクトを手に取った。電池はまだある。何を撮ったのか忘れちゃったけどとりあえず使い切ろうと持ち出した。オリンパスのAF-10TWINというレンズ二眼式のコンパクトだ。特にオリンパス好きというわけではないけど、なぜか手元に残ってるのはμIIとコレというスライドスイッチのコンパクトの2台。そしてこの日、37枚までカウンターが回ったところで異変に気づいた。全巻き上げしない、まだ撮れるのはおかしい、そっと裏蓋を開けてみると案の定空っぽだったという、フィルムカメラあるある事件である…
Leica M6 春から医大生になるムスメが上京してきた。超懐かしい〜を連発しながら10年過ごしたこの地に6年ぶりに訪れた。昨日は受験を指導した兄と銀座でフレンチを食ったという。この日はお洋服が買いたいと言いボクはムスメを連れて渋谷に買い物に出かけた。緊急事態宣言は解除され春休みということもあって平日だというのにどこも混雑している。ZARAもH&Mでもフィッティングルームに散々並ぶ。しかしキャッシャーに並ぶのは父親の役目だ。他にも色んなコーディネイトを友人の店員に任せようと思ったけれど彼女もティルで超忙しそうでそれどころじゃない。やっとのことで精算を終えてムスメを探すもどうも見つからない。どこ…
Olympus μII ライレーエルフMK3。創刊号から欠かさなかったスクランブルカーマガジンと二玄社の世界の自動車シリーズが教科書だったボクはライレーといえば小林彰太郎さんのナイン・ブルックランズを真っ先にイメージする。この後期型エルフはケストレルとともに大英帝国の名車ライレーの名を冠する最後の車。しかしハイドロが抜け、漏れたEG/TMオイルが盛大に床に染みを作っている。近所ゆえいつもここを通るたびに気になるなあとか思いつつこの状態で10年が過ぎた。このところよいよ我慢できなくなってきたのでオーナーに譲り受けたいと交渉してみるべきかとか真剣に考えたりする。抜けてるハイドロユニットは欠品してる…
Makina67 マスコタンクについては斉藤さんが非常に詳しく書かれているのでそちらを参考に。http://31104415.com/blog/masuko-developing-tank/ボクも1202を5本使っているけど、やはりフタが外しにくいモノがある。でも大丈夫、絶対外れるから焦ってドライバーなどで無理にコジっては絶対ダメ。ゴムハンマーでタンク円筒の上部を叩けば必ず外れる。斉藤さんは液を入れたまま叩くらしいけどボクは定着液を排出した空っぽの状態で叩く。その方が円が変形して外れやすくなるような気がする。ちなみにゴムハンマーは頭の小さいヤツではなく頭のデカイやつがおすすめです。外す際はタン…
Leica M6 まったく参考にならないと思うけど、たまにはレシピを晒してみる。トライXをD76の1+1.4希釈。(D76現像液500mlと水700の1+1.4希釈)マスコ1353(3本タンク)使用ISO400/20℃/撹拌1分毎現像時間:9分1℃上がるごとに30秒減算
Leica M6 雨はいい。晴れた日に籠もっているとそわそわする。だから落ち着いてネガの整理とデジベタ取りができる。そして3ヶ月ぶりにトライXの長巻を巻いた。ボクの巻き方だといつも19本也。
Leica M6 芸術を知的に愛すること、すなわち作品の経験を知的な解読作業と同一視するような認識法は恥ずべきことである。(フランカステル)
Leica M6 上手くなっちゃおしまい。上手さが持っているものというのは大事なものを置き忘れていくことなんです。下手なまま、上手じゃないまま、あかぬけないままやり続ける。(田島征三)
Leica M6 海外のキャンプ好きYouTubeではブッシュクラフトの勢いがすごいですね。なるほどブッシュクラフトは斧を使うのね、ボクがダム工事の切り込み隊長だった頃は鉈(ナタ)をメインに使ってたかな。あとは定番ゴムボーイですね。近年、YouTubeで日本人も真似してるけど道具だけ立派でウデは今ひとつなものが多い気がするなあ。ノコと斧の使い方が今ひとつギコチナイ、、、何より自然が違うかなあ、日本は森林は多いけど原生林が少ないのでロケーション的に何やら人工的に見えてしまうのかも、、、まあ仕方ないですかね。夜、真っ暗な森の中で風と木の擦れる音を聞きながら、ちょっとビビりながら目を瞑るのもなかなか…
Leica M2 日曜日の夕方、ダイエーのレジに並んでいた。ボクは水を4ケースと米5キロをカートに乗せて、2台のレジに2列に並んでいた。ボクの順番まであとひとりという所でその列の間を割ってカートを押したおばあさんが現れた。その様子はさも自然に実にスムーズにボクが行くはずだったレジに向かった。あ、と思ったけどさてこういう場合はどのように対応するのが良いだろう、あまり野暮な事は言いたくなかったしこのまま大人しくおばあさんを先に行かせるのも何だし、実は足が痛くて立っていられないかもしれない、いや、その足取りは大変快調に歩いているし、一体どうしたことだろうと狐につままれたような状態で解決策を思考できな…
RolleiFlex3.5E2 jan.2021 散々待たされた。窓口でやけに動きの遅い女性が僕の書類を確認したのち、分厚いアクリル越しに何点か不備があるので再提出してくださいと言った。よく読んで書いたのに、せっかく新宿まで来たのにと、その分かりにくい複雑な書類についていくばかの不満を彼女にぶちまけた。もちろん威圧するほどでもないけれど、少しだけ声のトーンを大きめに色々はっきりと不満を申し上げた。女性は確認をしますといって自席に戻る姿を横から見たらお腹の大きな妊婦さんだった。ボクは自分の不備はもちろん長い待ち時間も書類の不満も色々な事を飲み込んで、できる限り紳士的に振る舞うことにした。
OKストアの長い列のレジに並びあと一人というところまで順番がまわってきた。前の人のカゴから出された商品を何気なく見ているとヤマキのめんつゆが20本くらいと砂糖と醤油の袋も20袋くらい。まず一般家庭では買わない量だ。問屋よりオーケーの方が安いんだろうか、その人はみるからにうどん屋か蕎麦屋の店主のようなまるでこれから仕込みをやるぞ的な出で立ちである。まじか、近所の蕎麦屋の出汁が実はヤマキのめんつゆだったら超ガッカリだなとか色々妄想しているうちにすっかりその人が調理場に立って蕎麦の湯切りをしている姿が目に浮かんでしまい、こうなるともうその人は蕎麦屋の主人にしか見えなくなる。しかも頭は角刈りで白髪であ…
カニ目のデビューロケは無事終了、急ぎデビューだったのでクラッチまわりや細かい部分の調整をお願いするために再度ショップに持ち込む。帰りの脚の1972年式プリンセスが超快適な現代車に感じるという不思議な感覚はそれだけオースチンヒーレースプライトがスパルタンなスポーツカーだということを証明している。過去にスプライトは何度も運転したことはあったんだけど、やっぱり100/4のパワーを体験しちゃうとこれこそが本物のスポーツカーだ、なんてずーっと思い込んでたけど、いやいやスプライトもやはり本物のスポーツカーだった。「こんなにスパルタンだったっけ?こんなに速かったっけ?」僕が体験してきたスプライトは20代の頃…
もうこの先使わないだろうと思ってた10年前のHDDが必要になって10分先の倉庫に取りに行く。山積みの書類ダンボールを崩しながら探していくと運悪く一番奥の一番下にあった。結局50箱はあろうかというダンボールの山を全部瀬取ったわけで、なんでこんなにツイてないんだろうと舌打ちしながらダンボールにケリを入れたくなるけど、昨日の件で機嫌が良いのでま、いいかとせっせと大人の対応。写真は山手通りを行くMG-TC。御年74歳の戦前車のカタチの戦後車。明日は彼を祖先とするスプライトと100/4を使ってロケ。早起きしねば。
歯医者の椅子に座ったままそわそわしながらスマホを何度も覗き込み、定刻3分すぎにLINEでムスメから大学合格の知らせを受けてやっと落ち着く。これでなんとか子供二人を大学にぶっ込めたという安堵感。ムスメムスコともこのバカ親にしては出来すぎな子供だと泣けてくる。まあ何よりも諦めずに指導してくれた母親に感謝。親バカ日記で申し訳ない。さてさてこれからダブルの学費を稼がなきゃならない、完全に肩の荷が下りるまであと4年。4年後には好きな英国車が買いたいのです。
薄暗い朝、本当はいつもより2時間早く起きなければならなかったけどいつも通りに起きた。雨模様だったので今日のロケをバラした。この時期は仕方ない、コロコロ変わる天気予報とにらめっこ。しかしバラシでよかった、朝からお腹が痛い。昨日食った焼き肉だろうか、緊急事態宣言中なので極力外食は控えているけどPayPayの渋谷区20%割引なんてやってるもんだから無理矢理でも外食したくなる悪しき?キャンペーン。しかしお店は20時までの営業だから18時過ぎから各所大混雑する。案の定お気に入りのレストランが満席だったのでいつもの焼肉屋にスイッチ、ここはギリギリ飛び込みセーフだったけど、たった2割引で気が大きくなって食い…
横田大輔 Sediment 自宅から駅まで徒歩3分なのに久しぶりに電車に乗った。スマホ片手指一本でものすごい勢いでメールを打っているサラリーマンを横目で見ながら新宿まで2駅。いつも立ち寄る立ち食い蕎麦屋はネギトロ丼セットがなくなってしまったので思わず天丼セットを頼んでみたけどどうにも揚げ物が苦手になったようで胃袋は不完全燃焼。もやもやしながらヨドバシのフィルムコーナーでその高騰した商品にため息をつきながら目的地に向かう金曜日の午後。
Makina67 ARISTA EDU200を現像してみた。T-MAXDeveroperと一段増感。テストなのでカンで現像したらすげー薄いネガがあがってきた。上手く焼く人にはちょうどいいかもしれないけど僕にしたらかなり薄い。ネガも薄いし粘りのないフィルムだから暗部は潰れる。薄いからといってハイライトの粘りも微妙、いくら焼き込みしても空は出てこない感じ、まだプリント試してないけど。さらにフィルム自体も薄くてカールもひどい。スキャンするにも一苦労、ガラスキャリアじゃないとプリントも苦労しそうだ。つかスキャナーのホルダーに挟み込むのにカールがひどいもんだから大捕物帖みたいになって傷は入るしゴミは入る…
Olympus μII コロナで1年延期となった山崎弘義さんの展示がようやく。https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3194ブローニー1本4コマの渾身のストリートショット。もうこんな撮り方ができるような時代じゃなくなってしまったけど、70〜80年代の暴力的な捉え方でなく、どこかインテリジェンスを感じるのは中判で撮られているという事もあるのだろうか。コロナ禍で見ると1990年代がさらに遠い過去に感じる。サンパックのストロボと順光がRCペーパーのギラツキと相まって心地いい。
現像から戻ってきたらコンパクトカメラのパノラマスイッチが入ってしまってた、ってムカシよくありましたね。というわけで我がμIIのパノラマレバーがかばんの中でオンに。しかしどこがパノラマじゃって感じの見慣れたシネスコ画角。情報量をわざわざカットした写真というのもなんだかな、と思いつつ、まあいいや。さて、次なるブローニーフィルムをどうすべかと悩みつつかわうそさんでT粒子のArista EDU200をお試し3本買ってみた。もちろん200で使うつもりじゃなくて一段増感で。つか、まだフィルムで撮るのかよ、って突っ込まれそうですけど、まあいいや。
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ヤスダさんの推薦書、思わずポチる。 爆弾犯の娘 作者:梶原 阿貴 ブックマン社 Amazon
予言の日といわれたこの日は早起きして朝活。横浜日本大通りでカニ目談義のち都筑PAのスタバで朝めし。先週より湿度が高くて夏らしい不快な暑さ。完全に梅雨明けしたような空。日本大通り6:30 都筑PAスタバ 9:00
よく利用していた近所のオリジン弁当が閉店して2ヶ月が経った。入り口はベニヤ板で塞がれて、この雑多な商店街の中にあっては九龍城砦のような様子を醸し出していたけれど、ようやく今日、その薄茶色のベニヤ板に張り紙がしてあった。張り紙は赤と白に囲まれたおじさんの絵で、KFCと書かれたものだった。がっかりした。なんだよ、KFCなら両隣駅にもあるし、そもそも我らおじさんはもう油っこいものは喰わないんだよなとか勝手な都合でブツブツ言ってみた。本当はミスドに出店してもらいたかったけれど、まあ、ちょっと惜しかったか。残念。
絶景新橋774 - Shovelog
どうしようもない救いようのない人たちの物語だけれど妙にあたたかい。
1969新宿
日曜日、気温34℃。6月の真夏日の最高記録更新。この猛暑の中、所用でカニ目で横浜往復。3号線→東名高速→港北→第三京浜→都築→目黒通り→山手通りと、さすがに渋滞中は212°F(100℃)を示すけれど、この日はカニ目の我慢大会として一度も電動ファンを使わずに見事に乗り切った。意外にイケる、カニ太郎。しかし道中クルマより先に人間がへこたれて都築PAで長い休憩を要した。
土曜日、東京34℃。真夏の熱風よりは少しマシだけど1時間も乗ってるとさすがに暑い。カブならではのホンダの日陰休憩、フリードリンクで水分補給、荒川手前。
奈良漬けをたくさん戴いた。奈良からではなく京都の方から。ボクの中では奈良漬はキングオブ漬物。これだけで茶碗一杯いけます。夏は奈良漬を乗せたごはんに緑茶をかけたお茶漬けがよい。奈良漬といえば、その昔、検問で酒気帯びで引っかかった先輩が、奈良漬を大量に食べたんですと泣きついて見逃してもらったという嘘のような昭和裏話を思い出す。
絶景東京768 - Shovelog
1969年新宿歌舞伎町、ジャズ喫茶「ビレッジバンガード」。ここでは「略称・連続射殺魔」の永山則夫が遅番、北野たけしが早番で働いていた。この映画を作った足立正生ほか若松プロのメンバーも出入りしていたという因縁の場所。現在はホテルになっていた。
筑波のモツ煮が忘れられず自分でモツ煮(ドテ煮)を作ってみた。本来は相当煮込むらしいけれど圧力鍋を駆使して割と短時間で柔らかく煮込むことができた。味は赤味噌で愛知県仕様である。あまりにうまく出来て大量に作ってしまい3日間ドテ煮祭り。若い頃はこんなくせえモン食えるかと嫌いだった事を考えると随分トシを食ったんだなあと思う。
週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
気温34℃の午後14時。暑さに弱いカニ目を横浜から回送。首都高3号線の渋滞で水温計が100℃を示す中、ニードルとジェットを新品に取り替えたカニ目は実に安定してアイドリングをしていた。完璧なキャブ調整である。エンジンオイルもミジェットで酷暑を何度も乗り切った実績のあるオイルを入れてあるので油圧低下も酷くない。安いオイルだとこの過酷な状況下で粘り切れない。ヒロコーかアマリーの二択。このオイルなら夏でもオイルクーラーも必要ない。しかし東名高速の長い上り坂では走っていてもぐんぐん水温が上がっていくのは小排気量車の辛いところか。高速を走りながら電ファンのスイッチを入れる頓珍漢な事は避けたい。今年の夏は長…
絶景日本1021 - Shovelog
絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
7月7日筑波サーキット、暑気甚しからず。気温35℃、路面温度63度。現場はなんとかやり遂げたけれど帰路が一番辛かった。今までクーラーのないミジェットで3シーズンを乗り切ってきたけれど、さすがにこの日は堪えた。15時、坂東から北関東道に乗ったまではよかったけれど東北道に入った頃から窓から入ってくる風が熱風に変わった。さすがに熱い都市埼玉である。走ってさえいればミジェットは気温36℃でも全然平気であり、むしろ100℃近い水温の方がエンジンが一番元気なような気もした。しかし人間の方がオーバーヒート、坂東から首都高に入るまでの僅か50キロの間でアクエリアスを3本飲み干し、さらに石川PAで凍ったアクエリ…
絶景日本896 - Shovelog
7月5日。夕方から急に喉が痛みだした。コロナに罹る前は8年くらい風邪すらひいたことがなかったけれど一体どうしたことか。週末は筑波に出張である。穴は空けられない。まずは早めに帰宅して野菜スープを煮込む。熱々の汗をかきぬ。
暑さきびしくなりぬ。秋はまだだといふのにカブ90のリアから虫がキイキイと鳴き出した。ブレーキ音のはずもなく何者ぞとリアアクスル付近を観察しているとチェーン引きの罫書きが左右ズレているのを発見。ワタシとしたことが痛恨のミス、アクスルナットの締めが甘かったようである。
すごい遅さか、14年後の仕業。バズるべくして。
曇りてむし暑く驟雨来らむとして来らず。夜は大根と豚バラを煮込む。
モノクロ広告の少し残念な最終稿が来た。いくらプロのカメラマンでもデザイナーでもモノクロ写真をよく理解できてない人がフィニッシュすると、写真をただモノクロに変換しただけで、どうも気の抜けたコーラみたいに画がのっぺりと平たくなるのである。せっかくいいカメラで撮ってるのに実に勿体ない、と、たまにはクライアントの愚痴を。
夕方からミジェットの冷却水のエア抜き確認で試走。これくらいの暑さなら快適に乗れる。帰路、腹が減ったので久しぶりに下高井戸のJAZZKEIRINでうどん。この日は残り3玉というところでギリギリ滑り込めた。ちなみに券売機の名前はトシマサである。(吉岡稔真:福岡65期 )ちなみに同店のイラストは伝説のイラストレータ河村要助による。 ちなみにトシマサが引退した頃から頭角を現してきたのが山崎芳仁(福島88期)。大ギアで勝ちまくっていたけれど2014年からギア比規制がかかってしまった。この頃からボク自身もレーサーに乗らなくなって少しだけ競輪から遠のいた。
今年の夏は暑くなるらしい。クーラーのない古い英国車一台だけで過ごすボクは夏前にクルマの熱対策で週末が一日潰れる。昨年は夏の間は熱対策で完全に撤去していたヒーターだけれど、今年は電動ファンを新しくしたので積みっぱなしにすることにした。その代わりヒーターは水路を絶ちメクラ蓋をした。外したヒーターホースはインマニからエンジン本体へ一本で繋いで実にシンプルな水路となった。立ち上がりのバイパスT字管もメクラ栓をすればヒーターバルブは不要となり撤去できる。秋になったらまた戻せばよい。 摘出したお漏らしをしていたヒーターバルブ。心配していた管本体には酷い腐食はなかった。バルブはヒーター復帰までの間にゆっくり…
深夜前、買い物を済ませたスーパーの前でハザードを灯いて路駐していた車はなぜかボンネットが開けられていた。その車を確認した途端、嗅いだことのある匂いが強烈に漂ってきた。沸騰したクーラントが蒸発する匂いだった。決してたまらなく臭いわけではないけれど、オーバーヒート気味の時にしか嗅がない臭気なので嫌な思い出しか浮かんで来ない、ボクにとっては悲しい匂いである。その匂いはスーパーの入り口まで立ちこめており、その噴出量たるや相当なものだったに違いない。夜半とはいえまだ多くの買い物客が出入りするそこで、ボクと同じように感じた人はひょっとしたら居るかも知れないけれど、普通に生活していればクーラントが蒸発する匂…
絶景日本886 - Shovelog
職場の同僚がコロナウイルスに罹った。一方、ボスはカブウイルスに罹った。駐車場は新聞屋のようになっている。
絶景日本884 - Shovelog
ネット検索に長けていて、それらをさも自分の考えや記憶だったかのようにうまく立ち回る。時には曖昧な記憶をいいことに嘘を付いてみる。その虚像はだんだん膨れあがるが、人間とはいい加減なものでそれが正しい記憶として刷り込まれていく。そしてその人は出来上がった虚像をベースにさらに肉付けを繰り返し空っぽのハリボテとなっていく。
48億円と云われる事業を確かめに都庁までカブで出掛けた。10分もかからない距離だけれど初見。広場に寝っ転がるとビル風が吹き抜けて今の季節は大変気持ちいい。この気持ちよさだけなら4800円の価値はあるかもしれない。しかし果たして100万人がそう感じ取れるだろうか。
決して褒められるものではないし限りなく黒に近いグレーだけれど、選挙ポスターを広告代わりに使うという"発想"だけはなるほどと思ってしまった。まあこれは悪い例だけれど、ボクの仕事フィールドではこういう"発想"を狙っていたりもする。 兎角年寄りになると物事に寛容でなくなる傾向がある。さらにじゃないものに拒絶反応を示す。こんなの写真じゃない、こんなの音楽じゃない、こんなの映画じゃない、こんなの広告じゃない、こんなのありえない、みたいな。趣味嗜好の世界ではさらにその傾向が強くなり嫌悪感をむき出しにする。その気持ちはわからないでもないけれど、もっと脳みそを柔らかくして生きていきたい。新しいモノにフタをして…
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。