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健康的食生活のための情報を発信しています。

掲載の記事は20年来書き溜めてあった分に、できるだけ現状に合わせ記載しています。S24年生まれ現在リュウマチで買い物等外出時は、ヘルパーさんと一緒に車椅子を利用しています。

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2019/10/02

  • [タマネギ]食生活について語ろう

    ・🧅玉葱Onionたまねぎヒガンバナ科(以前はネギ科ないしユリ科としていた)、原産はイランという。日本には、江戸時代には伝来したが、しかし普及は明治になってからで最初北海道で栽培が始まりその後大正時代には全国的に栽培が広まっていった。輸入物もあり全国各地で生産しほぼ年中出荷する。肥大した鱗茎(りんけい:地下にある茎)を食用とし、保存が冷蔵保存で3~6ヶ月貯蔵できる。甘たまねぎ、辛たまねぎ、色は、白(貯蔵性が劣る)、黄、紫(赤)、形は、偏平、球型、ペコロス、熟期は、晩生、早生種と種類があるが一般には黄種(辛玉葱)が多く出回っており、5月から6月を旬とする。北海道産(春播き:9月より翌年4月迄出荷)、静岡、兵庫、長崎(秋播き:翌年4月から9月に出荷)し、出始めのものは辛味が少なく軟らかいが貯蔵性に乏しい。成長...[タマネギ]食生活について語ろう

  • [雪里紅]食生活について語ろう

    ・雪里紅せりほぉんアブラナ科、耐寒性で雪の中でも育つことから名前の由来としている中国野菜でセリホン、シェツアイ(雪菜)、シェリホン、チイサイ(遅菜)ともいう。夏から秋口にかけ種まきしカラシナの変種で繊維が少なく霜を受けると甘味を増す。葉が細長く長楕円形、長さ40cmぐらいに根元より株分かれし成長した冬に収穫、食用とする。系統により葉に切れ込みがあるものとないものとがある。からし菜同様の特有の辛味があり華北、東北地域で栽培、漬物とすることが多い。一夜漬から古漬けにしたものを油炒め、麺類の具、魚の切り身とスープ、煮付け、竹の子、豚肉、枝豆との炒めにしている。鉄、ビタミンA、Cの補給によい。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[雪里紅]食生活について語ろう

  • [当帰]食生活について語ろう

    ・当帰とうきセリ科、多年草で50cm~1mほどに生育し茎は赤く葉は複葉で縁にぎざぎざがある。独特の芳香を有し6~8月に白い小さな花を無数にロート状に咲かせる。江戸時代に渡来、奈良県で最初に栽培したといわれ、北海道、東北地方でも近年多く栽培し種を蒔いた翌年に太く短い根を掘り起こし収穫している。妊娠、産後に体調が優れない時に用い回復したこと、実家に帰って養生ししながら用い婚家に戻ったことから当帰の名前の由来といわれる。根を乾燥させ鎮痛、鎮静、解熱、抗炎、抗菌、末梢血管を拡張させるとし古くから代表的女性の薬草として冷え性、滋養強壮、更年期障害、婦人病に使われる。根だけでなく葉も、体を温める作用があることから浴湯として用いられる。成熟果実からトウキ酒が作られ血行をよくする。漢方で当帰芍薬(とうきしゃくやく)はよく...[当帰]食生活について語ろう

  • [米糠油]食生活について語ろう

    ・米糠油Ricebranoilこめぬかあぶら籾米より籾摺(もみすり)りしてできる玄米からの胚芽、糠層で米糠より得られるが酸化は早く加熱処理(リパーゼの破壊)を迅速に行って米糠油の製造を行う。食用として精製(ろ過、脱酸、脱色、脱臭、脱ろう、加熱)したものの不けん化物(ビタミンE[26.4mg/100g中]、ステロールなど)は、3%程度となり普通の植物油1%より多く胚芽部分に特に多く含む。食用の他石鹸の原料にも用いる。米糠油(オレイン酸42.0%;インスリンの働きをよくする、リノール酸36.6%;血栓を作りやすい、αーリノレン酸1.4%;脂肪の蓄積を防ぐ)、大豆油(オレイン酸23.0%、リノール酸49.9%、αーリノレン酸7.5%)で口当たりがよいが、加熱に弱く酸化されやすく大豆油と比べ多価不飽和脂肪酸(αー...[米糠油]食生活について語ろう

  • [圧力鍋]食生活について語ろう

    ・圧力鍋Pressurecookerあつりょくなべ鍋の上に重石をのせ加熱することで、蒸気の逃げが減って圧力がかかり、100℃以上の温度で調理できます。1679年にフランス生まれの蒸気機関の原理の開発者として知られる物理学者ドニー.パパンDenisPapinは水の沸騰温度が圧力に依存することを発見し、圧力調理器「ダイジェスターDigester」を発明しています。しかしながら調理設備に近い大型の器具で暫(しばら)く、業務用の大型器具のままでの利用でした。1938年、アメリカのアルフレッド・ビッシャーAlfredVischerが、家庭用の圧力鍋を考案し特許出願しています。戦後アメリカ風の生活様式が広まるのに合わせて世界に普及したのでした。プレッシャー・パンpressurepanあるいはプレッシャー・クッカーpr...[圧力鍋]食生活について語ろう

  • [尿路結石]食生活について語ろう

    [尿路結石]食生活について語ろう[尿路結石]について、書いています。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[尿路結石]食生活について語ろう

  • [バクテリオシン]食生活について語ろう

    ・バクテリオシンBacteriocinばくてりおしん細菌が産生するタンパク質性の1群の抗菌性物質をいう。1925年、A.グラチアAndreGratiaによっ大腸菌のコリシンColicinsを発見して以来、他に緑膿菌のピオシン(アエルギノシン)などが知られる。生育に邪魔な類縁の細菌に対して抗菌的に作用するタンパク質やペプチドの総称のこと。乳酸菌が生産するバクテリオシンは、一般に熱や酸に対する安定性に優れ、味や臭いが無く、食品の風味に影響を与えない。古くから人類の食生活に乳酸菌が関わってきたことから安全な細菌で、ヒトの消化酵素によって容易に分解することから安全性は非常に高いと考えられる。ネオナイシンに含まれるバクテリオシンのナイシンは、乳酸菌(ラクトバチラスラクティス)が作る34個のアミノ酸からなるペプチド。...[バクテリオシン]食生活について語ろう

  • [パクチョイ]食生活について語ろう

    ・白菜Pakuchoiぱくちょいアブラナ科、1970年代に再導入により入ってきた中国野菜といわれ結球しない小白菜(シャオパイツアイ)のひとつで高さが15cmぐらい、一株100g程度。青軸パクチョイは、青梗菜で雪菜とともに体菜(たいさい)の一種で肉厚で葉が濃緑色の楕円形、青梗菜と似るが軸、茎が白色で全国的に栽培する。名前を統一することから農林水産省では白軸パクチョイは、パクチョイ(白菜)に名称を統一したが白梗菜(ぱいげんさい)ともいわれる。歯切れが良く良質であるが消費は青梗菜に比べ伸び悩んでいる。春は4月、秋は9月に種まきし30~50日で収穫しているが春蒔きはとうだちしやすく旬を11月より翌年の2月。漬物、炒め物、お浸し、スープに使う。パクチョイはカルシウム(Ca、イライラを解消させる)100mg、カリウム...[パクチョイ]食生活について語ろう

  • [煮凝り]食生活について語ろう

    ・煮凝りにこごり煮こごりは、ゼラチン質の多いタイ、ヒラメ、アンコウ、フグ、ハモ、ウナギ、アナゴなどの魚や肉などの煮汁が冷えてゼリー状に固まったもの。この煮汁がゲル化する性質を利用して、煮込んだ材料ごと冷し固めた料理のことも指す。地域によってはこごり、こうごり、こんごりなどとも呼ぶ。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[煮凝り]食生活について語ろう

  • [ナリンギン]食生活について語ろう

    ・ナリンギン/ナリンジンNaringinなりんぎんフラバノン配糖体、フラボノイドの一種であり柑橘類の苦味の強い成分で苦味の原因物質の多くを占める。粘膜を刺激してかゆみ、ヒリヒリ、チクチクした感じを引き起こしている。白色、針状結晶、熱水、アルコールによく溶ける。果皮、じょうのう(小袋)、種子に多く成熟につれ減少する。グレープフルーツ、スウィーティー(果皮、さのうとも)に多く温州(うんしゅう)みかんには殆ど含まない。加熱、果汁への混入によって苦味を強く感じる。毛細血管を丈夫にし抗炎作用、動脈硬化を予防する作用がある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[ナリンギン]食生活について語ろう

  • [ナッツ類]食生活について語ろう

    ・ナッツ類Nutsなっつるい堅果類、種実類のことで、堅い殻、表皮、ないし皮革状の表皮におおわれた果実、種子をさしていう。多くは乾燥させ殻を除いて市販している。多くを輸入し胡麻、アサの実、カヤの実、トチの実、ギンナン、くり、くるみ、ラッカセイ、松の実、かぼちゃの種、アーモンド、カシュー、ピスタチオ、マカデミアンナッツなどがある。炒ってツマミとして、パウンドケーキ、チョコレート菓子、サラダに砕いたり、あるいは粒のまま混ぜて使われる。ビタミンEを多く含むナッツ類では加齢の原因となるとしているAGEs(AdvancedGlycationEndproducts:最終糖化生成産物)を排出して、蓄積を防ぐ働きがある。海外から輸入のナッツ類につくカビのアフラトキシンAflatoxin類は発ガン物質とし検出してはならないと...[ナッツ類]食生活について語ろう

  • [トロンボキサン]食生活について語ろう

    ・トロンボキサンThromboxaneとろんぼきさんアラキドン酸より生成し血小板の凝集、血管壁の収縮を起こす物質として存在する。トロンボキサンの作用が強いと血栓症を起こしやすく動脈硬化症、心筋梗塞、腎不全などを招きやすい。気管支炎、くしゃみ、鼻水、鼻づまりのアレルギー発症にヒスタミンHistamine、ロイコトリエンLeukotrieneとともに関係することもある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[トロンボキサン]食生活について語ろう

  • [人参の利用]食生活について語ろう

    ・人参の利用useofcarrotにんじんのりよう最も利用価値のある🥕人参についてです。3本で150~250円で購入できます。使い道が多く、和洋中とサラダやスープだけでなくお菓子やパンなどさまざまな料理に利用可能です。でも彩(いろどり)程度にしか使えないと思っていませんか。彩りの他に、美味しさ、栄養と、どうしてどうして安くておいしく沢山食べられる調理法があります。糠漬け、ポタージュ、人参の天ぷら、人参のチヂミ、グラッセ、人参ジャム(リンゴ・砂糖・蜂蜜・レモン汁などを加え加熱)、ガレット(ピザ用チーズと千切り人参を混ぜ両面を油で焼く)、人参ケーキ(人参とホットケーキミックス同量・卵・砂糖・バター)、沖縄県の人参シリシリー(シリシリ器でおろした人参を炒めて卵でとじる)、ほかに松前漬け、紅白なます、ヒジキ煮物、...[人参の利用]食生活について語ろう

  • [でん粉の原料]食生活について語ろう

    ・でん粉の原料Rawmaterialofstarchでんぷんのげんりょう冬季には植物もでん粉として栄養を貯えています。人は、そのでん粉を取り出して貯蔵食品として利用しています。主に利用されているのは、とうもろこし(コーンスターチ:世界のデンプン生産の80%)、じゃが芋、さつま芋です。菓子類には、くず、かたくり、ワラビの根、キャッサバ、サゴヤシから採取したものが利用されています。救荒食物として用いられてきたトチ、どんぐり、彼岸花、ソテツは、最近ではあまり見かけなくなりました。米、コーンスターチ、じゃが芋、さつま芋以外の常用されていない、これら以下の植物について簡単に紹介させていただくことにしました。葛Arrowrootくずマメ科、葛粉は、葛の根を10月から堀起こし採集し、掘り出した葛の根を砕きもみだし沈殿さ...[でん粉の原料]食生活について語ろう

  • [バソプレッシン]食生活について語ろう

    ・バソプレッシンVasopressinばそぷれっしんVaso(管)+press(圧迫)+inから作られた語で、脳の視床下部にある神経細胞体で合成し、下垂体後葉より分泌する9つのアミノ酸からなるペプチドホルモン。抗利尿ホルモン(AED:Antidiuretichormone)ともいわれ、体液を保持し利尿を妨げる働きがあり尿細管における水分の再吸収を促進する。分泌に障害が起きると腎臓で尿を濃縮することができなくなるために尿がうすくなり、頻繁な排尿で多量となる尿崩症(にょうほうしょうDiabetesinsipidus:DI)を発症する。さらに血管を収縮させて血圧を上げる作用がある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[バソプレッシン]食生活について語ろう

  • [タデ科]食生活について語ろう

    ・タデ科Polygonaceaeたでか2009年に第2回改訂版APG(AngiospermPhylogenyGroup)III分類体系により植物界Plantae、被子植物Angiosperms、真正双子葉類Eudicots、コア真正双子葉類Coreeudicots、ナデシコ目Caryophyllales、タデ科の分類で本属は、50~60属、約1100種ほどで日本には約60種類が自生している。世界的に温帯を中心とし多くは草本だが、まれに低木、高木、蔓性になるものもある。この科の植物には葉鞘といって節のところに托葉が円筒形にみられる。タデ属(たで)、ソバ属(そば・ダッタンソバ)、ギシギシ属(ギシギシ・スイバ)、イタドリ属(いたどり・ツルドクダミ)、イヌタデ属(蓼藍)、ダイオウ属(ルバーフ・ダイオウ)が知られる...[タデ科]食生活について語ろう

  • [色素蛋白質]食生活について語ろう

    ・色素蛋白質Chromoproteinしきそたんぱくしつたんぱく質と色素が結合した複合蛋白質のひとつで希酸によって色素部分を分離する有色のタンパク質として存在する。Chromoはギリシャ語でChroma(色)を意味している。ヘモグロビン(血球:鉄)、ヘモシアニン(無脊椎動物:銅)、クロロフィル(葉緑素:Mg)を含むフィコエリスリンPhycoerythrin(海藻の紅藻類:葉緑素)・フイコシアニンPhycocyanin(藍藻類:青)などがある。動植物の色素たんぱく質は、これらのポルフィリンPorphyrinの一群により金属が中心にあり細胞・体液に存在する。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[色素蛋白質]食生活について語ろう

  • [フィチン態]食生活について語ろう

    ・フィチン態Phyticふぃちんたいイノシトールの六リン酸エステルでCa,Mg塩のかたちでふすま、米糠(7~8%)など外皮に多く含み他に豆類、フルーツ類にも含まれる。乾燥重量当たり大豆:1~2%、ゴマ:5.4%、トウモロコシ:0.8~2%、ピーナッツ:1~1.8%、玄米:0.8~1%、ココア:1.7%程度を含む。フィチンPhytinは、カチオンCation(陽イオンPositiveion:金属・水素原子)と結合してフィチンの形(フィチン態)になる。人体で利用することができないばかりでなくミネラルのCa.Mg.Feの吸収を妨げる有機リン酸化合物とされ、フィターゼの酵素によってによってリン酸とイノシトールに加水分解される。抗がん作用をもつ。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいりま...[フィチン態]食生活について語ろう

  • [キムチとキムジャン文化]食生活について語ろう

    ・キムチとキムジャン文化(Kimjang:MakingandSharingKimchiintheRepublicofKorea)きむちときむじゃんぶんか和食とともに韓国の「キムチとキムジャン文化」がユネスコ(UNESCO:国連教育科学文化機関)の世界無形文化遺産への登録をしています。カスピ海に面するアゼルバイジャンAzerbaijanで開かれた「第8回無形文化遺産委員会2013/12/2-7日」で2013/12月5日の発表でした。よく知られるキムチは、唐辛子やニンニクなど様々な香辛料、塩辛で野菜を漬けた「漬物の総称」のことで、特に白菜のキムチは有名です。一冬分のキムチをまとめて漬け込む作業を「キムジャン」といいます。キムジャン文化とは、キムチを漬けこむ行事・習慣を指していう言葉です。韓国では、本格的な長く...[キムチとキムジャン文化]食生活について語ろう

  • 食生活について語ろう

    光回線不通ににより活動できないでいました。御心配された方々、気にされていた皆様、今に至りまして復旧いたしましたことをここにご報告いたします。私自身は、今に至って電話回線を外してしまったことが要因です。何気なくしたことが、10日以上も皆様に気をもませることとなりましたことをお詫び申し上げます。これからも何が起こるか分かりませんが、宜しくお願いいたします。私の活動がやんでも、あまり気にしないようにしましょう。人生いろいろあるから、私のブログは、予約配信だから、アクセスアップにご協力された皆様には心より御礼申し上げます。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。食生活について語ろう

  • [DHA]食生活について語ろう

    ・ドコサヘキサエン酸Docosa-Hexaenoicacid:DHA(C22H32O2)どこさへきさえんさん脳、網膜、神経組織に多く存在し記憶能力の機能維持に必要とする。鯖、ブリ、いわし、さんまなど青身の魚、鮭に1.8g~0.8g/100g中と特に本鮪脂身(とろ:2.9g/100g中)には多く含むn-3系脂肪酸に分類し多価不飽和脂肪酸として存在する。ドコサは22の意味、ヘキサは6の意味で、つまり、炭素数が22で二重結合を分子内に6個有するということ。DHAがリノレン酸(アブラナ科のナタネ油、くるみ油などに多く含む)より人体で合成していること分かっている。必須脂肪酸αリノレン酸より10-15%程がEPA(エイコサペンタエンサン)を経て合成し生理機能物質を作り出す。n-3系(魚油・植物油、リノレン酸・EPA・...[DHA]食生活について語ろう

  • [栗茸]食生活について語ろう

    栗茸くりたけモエギタケ科、9月末ごろから12月でも採取できる。広葉樹(くり、なら、くぬぎ)の枯れ木、切り株に群生し高さ10cm内外、傘の直径1~5cm、表面が明るい栗色で中央部はやや濃い。周辺部に白い繊維状の鱗片がある。人口栽培も行われ原木栽培よりおがくず栽培もしている。くせがなくいろいろの食材と混ぜ汁物、煮物、揚げ物、天ぷら、佃煮とする。栗茸と似ているにがぐりたけは、毒茸であり淡い黄色し苦味があり自生の採取に注意がいる。食用のクリタケと有毒のニガクリタケは、クリタケの方が色がやや濃いものの、形態はよく似る。同定の方法として、採取して少し噛んでみるというものがある。それがニガクリタケだと非常に苦い。確認後はすぐに吐き出せば、まず中毒の心配はない。ただし、クリタケにも多少の毒性があるともいわれる。ご愛読戴き...[栗茸]食生活について語ろう

  • [ノルアドレナリン]食生活について語ろう

    ・ノルアドレナリンNoradrenalineのるあどれなりん交感神経が働いて副腎髄質より多く分泌するホルモンで神経を興奮させる神経伝達物質として存在する。ノルとは正規化合物、基本の化合物を表す言葉でノルアドレナリンの一部が変化したものがアドレナリンAdrenalineとなる。ノルエピネフリンNorepinephrineともいう。怒り、不安、驚き、興奮、恐怖心を起こしたりしたときに多く分泌し、集中力、記憶力、積極性を感じなくさせる。毛細血管が縮み血圧上昇をまねきやすい。フェニルアラニンPhenylalanineが体内で誘導体ホルモンのサイロキシンにより酸化して合成されるチロシン(非必須アミノ酸)からの一連の酵素反応を経て合成する。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[ノルアドレナリン]食生活について語ろう

  • [とろろこんぶ]食生活について語ろう

    ・薯蕷昆布とろろこんぶ長コンブ、ミツイシコンブ、真コンブ、利尻コンブの肉厚な干した昆布を削ったものもとろろコンブという。干した昆布を食酢に5分ほど漬け柔らかくし、荒削りで表面の汚れたところを取り除き柔らかくしながら糸状に薄く削った最初の黒いのが黒とろろコンブ、次第に白くなって削られてきたものを白とろろコンブという。さらに薄く幅広く削られたものがおぼろコンブといわれる。最後に薄く残ったものが白板コンブと呼ばれバッテラに使われたり、重ねて固めてとろろ昆布にする。とろろ昆布とおぼろ昆布の違いは、削り方でとろろ昆布はノコギリのような目立て包丁で糸状に細く削ったもので、おぼろ昆布は包丁で紙より薄く帯状に削ったものをいう。コンブに熱い出し汁、醤油をたらし即席吸い物、海苔巻の代用などとして用いている。トロロコンブは粘質...[とろろこんぶ]食生活について語ろう

  • [炭化水素]食生活について語ろう

    ・炭化水素Hydrocarbonたんかすいそ炭素と水素の有機化合物の総称ことで鎖式炭化水素(メタン系・エチレン系・アセチレン系)と環式炭化水素(脂環式炭化水素と芳香族炭化水素)に大別する。石油およびコールタール、天然ガスの主成分であり、アセチレン、ベンゼン、エチレンなどがある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[炭化水素]食生活について語ろう

  • [含硫アミノ酸]食生活について語ろう

    ・含硫アミノ酸Sulphurcontainingaminoacidがんりゅうあみのさんイオウ(S)を含む、中性アミノ酸で一般にメチオニン(微弱な苦味)、シスチン(メチオニンで代用できる)をさし、人体で合成されない必須アミノ酸であり、食事から取らなければならない。メチオニンの欠乏により貧血、脱毛、肝機能障害、シスチンの欠乏で肝機能障害が知られ、毛髪のケラチンの生成、解毒作用、他にタウリン、毛髪から分離されたランチオニンLanthionineがある。他にホモシステインHomocysteine(有害なアミノ酸物質)などがあり動物性食品に多く含む。含硫アミノ酸(メチオニン+シスチン)100g当たり観世麩1300㎎、小麦蛋白粉末状2900㎎、水稲精白米280㎎メシ110㎎、大豆・黄な粉1100㎎、真鯵860㎎、うな...[含硫アミノ酸]食生活について語ろう

  • [豌豆]食生活について語ろう

    ・豌豆Pea,gardenpeaえんどうマメ科、地中海沿岸を原産地とする。日本へは奈良時代に遣唐使によってもたらされている。耐寒性のある一年草、現在の子実(種子、果実)栽培種は、明治時代にヨーロッパから導入し北海道で蔓なしの矮性(わいせい)エンドウを多く生産するが近年より輸入物が増加している。未熟のサヤエンドウ(グリーンピース)のほうの需要が多い。春先に多い豆苗(とうみょう)は、中国野菜ともいわれるが、えんどうの20cm程度にのびた新芽の柔らかい葉と茎を食用としたもの。豌豆の豌は、曲がるの意味があり、蔓が曲がりくねる姿、曲がった眉は美しいから若ザヤは美しくこの字を当てたという説がある。連作を嫌い東北、北海道では4月に種をまき、花は、晩春から初夏にかけて、上方の葉腋(葉と茎の付け根)から長い花柄を出し、一個...[豌豆]食生活について語ろう

  • [サンザシ]食生活について語ろう

    山査子Hawthorn/Mayflowerさんざしバラ科、中国原産。落葉低木葉は互生し鋸状、倒卵形で開花期は4~6月に白色、紅色の花を咲かせる。日本には薬用として江戸時代に朝鮮から入ってきたのがはじめとして、近年は主に庭木や鉢植、盆栽に観賞用として栽培している。10~11月に果実が径8mmほどに赤く熟しジャムや果実酒、ドライフルーツに適す。甘酸っぱさがあり生食もしている。クラテゴール酸Crataegolicacid(有機酸)、ケルセチンを含み、漢方では果実を消化剤として用いる他、葉、根が、血行促進や血栓予防にも利用している。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[サンザシ]食生活について語ろう

  • [小麦粉]食生活について語ろう

    ・小麦粉Wheatflourこむぎこ小麦を粉砕し振るいにかけるが、小麦の外皮は、堅く粒で消化が悪く、溝があり、胚乳部が軟らかで米のように外皮をそのままで取り除くのが困難で精白しにくい。小麦の粒の表皮に水を吸わせ全体をローラで砕き振るいフスマを取り除き粉を得ている。メリケン粉は、石臼で引いた内地のうどん粉の小麦粉に比べ品質のよいロール製粉である皮部の少ないAmericanflour(アメリカの小麦粉)という意味で使われたという。小麦の中心部は、たん白質が少なく、外皮の方になるにつれ灰分(かいぶん)等多くなり等級が下がる。3等粉は、灰分が多く味、色がよくないので主に工業用とし澱粉(グルテンを取り除いた副産物とし得られる)、グルタミン酸、糊の原料にする。用途別には小麦粉の種類により強力粉、中力粉、薄力粉に分けら...[小麦粉]食生活について語ろう

  • [熨斗]食生活について語ろう

    ・熨斗のし一般的に、熨斗(のし)は、贈答品に慶事に添えられている飾りのし紙自体を「のし」と思っていますが、正確には「熨斗のし」はのし紙の中央右上にある飾りのことを指しています。のし紙には「水引」が、贈答品を贈るときに包む奉書紙を結び止めるための紐状の紙縒り(こより)のことです。現在は多くは熨斗・水引も紙にあらかじめ印刷されたものを用いています。表裏が紅白の2色の紙を重ねて、中に鮑(あわび)を細く切って板状(黄色の長方形)に乾燥させたものを細長い六角形に折った中に入れたものを折熨斗(おりのし)といいます。熨斗に使われているアワビが元になっているようです。なぜなのでしょう。鮑Abaloneあわびは、ミミガイ科、大型の巻貝で、古くより日本で食用としており、熨斗(のし)のアワビは剥いて干した身を打ち伸ばしたもので...[熨斗]食生活について語ろう

  • [ルチン]食生活について語ろう

    ルチンRutinるちんルチンは、ミカン科のヘンルーダRutagraveolensから1842年に発見している。ソバ、トマト、玉葱、あずき、タバコの葉、イチジク、柑橘類などに含まれるフラボノイド系淡黄色色素、ポリフェノールの一種で配糖体(糖+ケルセチンQuercetin)として存在する苦味の成分になっている。ビタミンPともいい水溶性でルチンに水を加えると加水分解してケルセチンに変化し、苦味が強くなる。糖の部分は、二糖類のルチノースRutinose(ラムノースRhamnose+グルコース)よりなる。抗酸化作用があり血圧降下、血管強化、脳細胞の活性化作用、疲労回復によい。蕎麦湯(そばそのものより少ない)を飲むのもよい。植物の外敵から身を守る防御作用であり紫外線による肌荒れに有用なことも認めらる。皮下出血を起こす...[ルチン]食生活について語ろう

  • [ヌタウナギ]食生活について語ろう

    ・饅鰻/沼田鰻Hagfishぬたうなぎヌタウナギ科、日本の暖かい地域の大陸棚以深で海の砂泥底に生息する。夜行性で全長30cm~1mになり、体からぬるぬるした液体を出す。食用になるが鮮魚としては国内ではほとんど需要がなく韓国でよく食べられている。ヤツメウナギと同じ円口類・無顎類で口に顎(あご)がなく、鼻の穴がひとつで、硬い骨、胸鰭、腹びれがない。体形は、ウナギに似ているが目が皮膚の下にうずくまって、背びれもなく、鼻の穴は頭の先にひとつある。ヌタウナギの仲間に鰓穴(えら)が一対のメクラウナギ科と6~15対のヌタウナギ科がある。皮は非常に丈夫で滑らかで、韓国などでは、これを使った革製品が重宝されているという。ヌルヌルの液体が乾燥すると繊維質となりストッキングなどの原料になりうると注目している。白身で、韓国では、...[ヌタウナギ]食生活について語ろう

  • [特殊栄養食品]食生活について語ろう

    ・特殊栄養食品Nutritionmodifiedfoodとくしゅえいようしょくひん平成7年(1995年)に栄養表示基準制度の創設に伴い、栄養成分の補給ができる旨の標示の許可制度の廃止、特別用途食品に係る表示の方法の改正がおこなわれた。よって、栄養成分の補給ができる旨の標示の許可制度の廃止に伴い、特殊栄養食品の名称を廃止し、特別用途食品、特定保健用食品(トクホ:脂肪吸収抑制・整腸・虫歯予防など)に統一している。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[特殊栄養食品]食生活について語ろう

  • [クローブ]食生活について語ろう

    ・クローブCloveくろーぶフトモモ科、インドネシア、モロッカ諸島原産で熱帯、亜熱帯に高さ10m、常緑樹として成育し開花時期は主に1月~2月と7月~9月の通常は年2回ほどで、花色は緑色や赤色、白色(薄黄色)がある。主に東アフリカザンジバル島(タンザニア)で人工栽培がされる。英名cloveは、フランス語の釘(クロウclou)より、和名で丁子・丁字(ちょうじ)ともいい丁子は、釘を表す字よりきているという。正倉院の宝物として残され、江戸時代に匂い袋などの香料とし使われた。スパイシーなバニラに似た甘味、芳香があり甘い菓子、料理の両方に香辛料として使われる。つぼみの乾燥品を煮込み魚介類の料理、菓子、ピクルスに、粉末にしてソース、ケチャップに用いウスターソースの香りの元にもなっている。煮こみ料理のホトプなどに玉葱など...[クローブ]食生活について語ろう

  • [エピカテキン]食生活について語ろう

    ・エピカテキンEpicatechinえぴかてきん茶のタンニンのカテコール系タンニンに属カテキンの一種で、ガロカテキンGallocatechin、エピカテキンがある。エピカテキンは、リンゴポリフェノールともいわれ果皮に果肉の4倍含む。水、熱に強いがポリフェノールオキシダーゼによって酸化されやすく褐変しやすい。抗酸化作用を有する。100g中で🍎りんご6.14mg、🍵お茶6.96mg(抽出液100cc)と同程度だがりんごに含まれるポリフェノールは、エピカテキン多量体(カテキン4000種)、複合体と呼ばれ、お茶などの成分であるエピカテキン単量体(カテキン4種)の別々に存在するのに比べ作用が強い。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[エピカテキン]食生活について語ろう

  • [動物生薬]食生活について語ろう

    ・動物生薬Animaldrugどうぶつしょうやく漢方で使用している生薬の多くは植物だが、鉱物や動物も利用している。動植物、鉱物を含めて薬用として示す場合の生薬の英訳はCrudedrug、植物生薬をさす場合にはHerbaldrugという。『中薬大辞典』(上海科学技術出版社小学館編小学館1990.6)には動物薬740点の計5,767点の中薬を収載している。動物生薬には、主なもので白姜蚕(びゃくきょうさん)、土別甲(ドベッコウ:スッポンの甲羅)、阿膠(あきょう:にかわ)、蝉退(ぜんたい:蝉の抜け殻)、牛黄(ごおう:牛の胆石)、麝香(ジャコウ)、蟾酥(せんそ)、地竜(じりゅう:ミミズ)、熊胆(ゆうたん:熊の胆嚢)、牡蠣(ぼれい:カキの貝殻)、土鼈甲(どべっこう:スッポンの腹)、まむし、鹿茸(ろくじょう)、八つ目な...[動物生薬]食生活について語ろう

  • [乳製品]食生活について語ろう

    ・乳製品Dairyproducts/Milkproductsにゅうせいひん特に牛乳を加工して作られる製品の総称。チーズ、ヨーグルト、クリーム、クリームパウダー、バター、バターオイル、バターミルクパウダー、ホエイパウダー、濃縮ホエイ、アイスクリーム類、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖練乳、無糖脱脂練乳、加糖練乳、加糖脱脂練乳、全粉乳、脱脂粉乳、加糖粉乳、調整粉乳、発酵乳、乳酸菌飲料(無脂乳固形分3.0%以上を含むものに限る)及び乳飲料の合計およそ22種類ある。飲用の牛乳は含めず、おもに、それを加工した製品のこと。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[乳製品]食生活について語ろう

  • [胚芽]食生活について語ろう

    ・胚芽Germはいが種実中に米で籾米(籾殻20%、玄米80%:糠8%〈胚芽3%〉、精白米92%)の3%、小麦で2%、トウモロコシで10%を胚芽が占める。米、小麦では精白すると得られる糠、フスマで以前は廃棄、肥料、飼料としての利用が主だった。小麦胚芽100g中で水分12.8%、たんぱく質38.5%、脂質13.4%、炭水化物30.1%、灰分3.7%、食物繊維1.4%を含んでいる。栄養的価値が高く油脂に米糠油、小麦胚芽油、コーンオイル、ビタミンB剤に米からの胚芽、E剤に小麦胚芽を原料としている。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[胚芽]食生活について語ろう

  • [ナリンゲニン]食生活について語ろう

    ・ナリンゲニンNaringeninなりんげにんフラバノンFlavanoneの一種であり、配糖体名ナリンギンの非配糖体部分(アグリコン)でかんきつ類の果皮、特にグレープフルーツに多く含む。フラボノイドの生合成経路はアミノ酸であるチロシン、フェニルアラニンからさまざまの経路で生合成する。フェニルアラニン→シナモン酸・桂皮酸Cinnamicacid→p-クマル酸p-coumaricacid→p-クマロイルCoA→ナリゲニンカルコンNaringeninchalcone→ナリゲニンに至る。それぞれに変換するのに酵素のフェニルアラニンアンモニアリアーゼPAL(Phenylalaninammonialyase),シナメイト-4-ヒドロキシラーゼC4H,4-クマレートCoAリガーゼ4CL,カルコン合成酵素CHS・マロニル...[ナリンゲニン]食生活について語ろう

  • [調整粉乳]食生活について語ろう

    ・調整粉乳Formulatedmilkpowderちょうせいふんにゅう牛乳をベースとして人乳(ウシより成長の遅い、人に合わせたもの)に最も近いかたちで乳幼児に必要な栄養素である乳糖(β-乳糖、平衡乳糖にして割合を増やす)蛋白質(割合を少なくしソフト化)、脂肪、ミネラル(割合を少なくする)などを調整してつくられ濃縮、乾燥させ粉末としたもの。母乳の代替えとして使用できる粉乳をいう。牛乳のカード(凝固物)は、人乳のカードに比べ硬い。人乳は、カゼイン(たん白質)の含む量が牛乳の1/3(たん白質人乳1.1g、牛乳3.3g/100g)と少なくカードは、軟らかくふわふわして吸収がよい。母乳の代わりに牛乳を利用する場合、人乳に近いものにしなければならない。カードのソフト化が色々な方法でおこなわれ牛乳を加熱することにより可...[調整粉乳]食生活について語ろう

  • [緬羊肉:マトン]食生活について語ろう

    緬羊肉Muttonまとん成長した羊、生後24ヶ月以上の肉のことをマトンといい、仔羊の肉は、ラムLamb(生後12ヶ月未満)、ホゲットHogget(12ヶ月以上~24ヶ月未満)という。主にジンギスカン(成吉思汗)料理としてオーストラリア、ニュージランドからの輸入によって消費している。成吉思汗料理となった由来は、蒙古の野戦料理であり鉄兜を鍋にして羊の肉を料理していたのが中国に伝わり鉄の網焼きの拷羊肉(カオヤンロー)になって日本に伝わったといわれるが定かではない。明治時代に北海道で羊(ウシ科)の飼育が始まり料理も定着していった。現在では、羊毛が合成繊維に押され激減している。肉質は、筋肉の繊維が細かく、筋間脂肪があり、独特の臭みがあり牛、豚に比べ日本での消費量は少なく輸入物を多く利用するが世界的には、肉用の羊を飼...[緬羊肉:マトン]食生活について語ろう

  • [ニコチン]食生活について語ろう

    ・ニコチンNicotineにこちんたばこのアルカロイド(植物に含まれる塩基性窒素化合物:苦味がある)としてクエン酸塩、リンゴ酸塩として存在する。そのニコチン(C10H14N2)を分解するとニコチン酸がえられる。水溶性、酸には溶けにくい、無色、不快で特異な臭いのある油状の液体で空気中で褐色に変化する。神経の興奮作用があり、血管を収縮させ、動脈硬化の促進、血圧の上昇を招いたり、胃腸の収縮力の働きを悪くし食欲を抑制する。ニコチンの経口致死量は体重約1mg/1kg(成人40~60mg)といわれる。タバコの喫煙により1本当たり0.1~1mgを体内に吸収しニコチンの大半は肺から肺胞に入り、他には口腔粘膜や唾液に溶け、胃の粘膜などから吸収、さらに血液中に入り各臓器に運ばれる。吸収したニコチンは主に肝臓で、一部は肺と腎臓...[ニコチン]食生活について語ろう

  • [茯苓]食生活について語ろう

    、茯苓ぶくりょうサルノコシカケ科、マツホド(松塊)ともいい、枯れて4~5年したアカマツ、クロマツの地下15~30cmの根に発生、主に秋から春に掛けて中国で産出する。地表からは、わからないので枯れ松の付近を茯苓突きという先のとがった道具で地中に刺してその感触で採取している。菌核(菌糸が絡み合って硬くなったもの)の、かたまりで5~20cm、重量が100g~200gと大きく、不ぞろいで表面は濃褐色だか中部は白い。傘状にならず子実体は、表面にできる。βー1,3グルカン(多糖類)が多く漢方で外層を除いて用い健胃、整腸、鎮痛、鎮静、利尿、抗がん作用が認められ利用している。比較的体力があり、肩こり・頭重・めまい・のぼせがみられる人に月経不順、月経痛、月経異常、更年期障害に用いている。β-1,6結合をもつ多糖体パヒマンP...[茯苓]食生活について語ろう

  • [乳酸カルシウム]食生活について語ろう

    ・乳酸カルシウムCalciumlactateにゅうさんかるしうむ甜菜(砂糖大根)などを発酵したものと、通常は発酵作用によって作られる自然の乳酸と、貝殻粉末などのカルシウムを結合させ作る。乳酸の一部は牛乳のカルシュウムと結びついて、L型発酵乳酸カルシュウムという吸収されやすい物質となり、カルシュウムの吸収を促進する。水にも溶けやすく、ビタミンの吸収率が高いのが特徴で炭酸カルシウムが結びついてできるもので、こうすることで水に溶けやすく吸収しやすいカルシウムになる。製造に乳製品は使用していないので乳アレルギーの人でも利用できる。食品添加物としてフルーツ缶、乳酸飲料などに電気分解を促進させるための触媒として使われるが、乳酸Caなどを、Ph調整の目的で使用すると表示義務がある。カルシウムとして栄養強化の目的で使用す...[乳酸カルシウム]食生活について語ろう

  • [アデノシン]食生活について語ろう

    ・アデノシンAdenosineあでのしん酒類、特に日本酒から多くく見出しアセトアルデヒドのほかに血管を拡張させる物質として注目を集めてる。アデニンにリボース(単糖の1種)の結合したものがヌクレオシドNucleosideの一種でアデノシンとなる。核酸の一種でエネルギー代謝上も必須の成分となっている。アデノシンは、生体内に広く存在する成分でエネルギー産生に関わるATP(アデノシン三リン酸:AdenosineTri-Phosphate)の原料であり、自身も神経伝達物質として働く。アデノシンは、分解しやすい性質で、濃度が低い場合と、濃度が高い場合で逆の効果を示す。発毛促進に用いられている。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[アデノシン]食生活について語ろう

  • [イミノ糖]食生活について語ろう

    ・イミノ糖Iminosugarいみのとうイミノ糖は植物に含まれ、天然物から初めて単離されたイミノ糖は、クワに含まれる1-デオキシノジリマイシン(1-DNJ:1-Deoxynojirimycin)で、1976年に報告している。環中の酸素原子が窒素原子に置き換わった構造を持つ糖のアナログで生化学活性の面では、DNJや、初期に発見されたイミノ糖の1,4-ジデオキシ-1,4-イミノ-D-アラビニトール(DAB:1,4-dideoxy-1,4-imino-d-arabinitol)は、α-グルコシダーゼ阻害剤として作用する。1980年代には、マンノースアナログのスワインソニンやグルコースアナログのカスタノスペルミンで、抗癌活性や抗ウイルス活性を発見している。現在、植物や微生物中から200種類以上の報告がある。イミノ...[イミノ糖]食生活について語ろう

  • [スクアレン]食生活について語ろう

    ・スクアレンSqualeneすくあれんスクアレンは、トリテルペン類に属す油性物質で鮫の肝油から発見している。オリーブ油にも含み、人体で生合成し皮脂の主な成分として分泌する。これに水素を添加して安定(酸化しにくい状態)にしたものがスクアランSqualaneになる。生体内では酢酸よりメバロン酸を経て生合成し、内因性スクアレンといわれる。さらにスクアレンからコレステロールを経てステロイド・ホルモンの性ホルモン系(プロゲステロン、アンドロゲン、エストロゲンなどのステロイド・ホルモン)、副腎皮質ホルモン系(コーチゾン)、糖コルチコイド、電解質コルチコイド等のコルチコイド系、活性ビタミンD3等を生合成している。生体内におけるスクアレンの役割は、栄養状態が悪くなった場合、またはリポ蛋白質少なくなった場合にコレステロール...[スクアレン]食生活について語ろう

  • [ドライフルーツ]食生活について語ろう

    ・ドライフルーツdryfruitどらいふるーつ欧米では早くから行われていたが、日本でのフルーツの消費量は、終戦直後昭和20年代は、40g/1日当たりと少なく果物は殆ど生食していた。近年になって食生活の多様化によって貯蔵できる乾燥果実(ドライフルーツ)の消費が見込まれている。柿、あんず、レーズン、プルーン、いちじく、パインアップル、りんご、バナナ、マンゴーなどがある。果皮の表面にロウ物質が付着しているもの、皮の厚いものは、アルカリ処理により取り除き、乾燥を早くする為に果皮に傷をつけたり、褐変防止(酸化酵素オキシダーゼの不活性化)、害虫駆除ためにイオウ燻蒸(くんじょう)したのち天日、人工乾燥(凍結、加熱、真空、乾燥剤)がおこなわれる。人工的乾燥法によって苺、パパイヤ、チェリー、ブルーベリーなど色取りよく多くの...[ドライフルーツ]食生活について語ろう

  • [果物/果樹/フルーツ/果実の表記の仕方]食生活について語ろう

    ・果物/果樹/フルーツ/果実の表記の仕方Fruit/fruittree/fruit/howtowritefruit果実の分類には、いろいろの方法があるようです。果実(かじつ:Fruit)は、受粉後、子房がふくらんだもので雌しべの子房ないし付随する構造物が成熟し、内部には種子を含みます。果実は基本的に内部の種子を保護ないし、果実により効率的な種子散布のために様々の形をしています。🍈🍒🍑🍍🥭🍉🍇🍐🍌🍏🍎🍋🍊果実の主に果物の分類の仕方についてです。果物の形、果実的野菜、野菜的果実、草本、木本、花と子房の数による単果、集合果、複合果、さらに真果、偽果などの分類法などがあります。形によって仁果類(じんかるい:🍏りんご、🍐なし、びわ、カリン、まるめろ)、準仁果類(じゅんじんかるい:🍊柑橘類、柿)、核果類(かくかるい:...[果物/果樹/フルーツ/果実の表記の仕方]食生活について語ろう

  • [ギャバ]食生活について語ろう

    ・ギャバ(GABA:γ-Aminobutyricacid)ぎゃば動植物に含まれる遊離状態のアミノ酸で、グルタミン酸からグルタミン酸脱炭酸酵素によって作られ、炭素数4個からなる比較的単純なアミノ酸の一種として存在する。玄米や雑穀の胚芽部分に微量含まれ発芽(発芽玄米:ギャバ10mg/100g)によってギャバが玄米(3mg/100g)の3倍、白米(1mg/100g)の10倍ともいわれ、また発酵食品の野菜(漬物、キムチ、納豆、テンペなど)、茶葉、カカオなどにも含まれる。人体で神経伝達物質として働き脳細胞で活性化し、血流をよくし、同じグルタミン酸から生成している神経伝達物質であるドーパミンとともに、ギャバ(γーアミノ酪酸:アミノ酸)は、抑制型神経伝達物質で中性脂肪の抑制、高血圧予防、肌荒れ(しみ、しわ)、ストレス、...[ギャバ]食生活について語ろう

  • [セリン]食生活について語ろう

    ・セリンSerineせりんアミノ酸のひとつで体内で解糖系の中間体である3-ホスホグリセリン酸Glycerate3-phosphateより、3-ホスホヒドロキシピルビン酸PhosphoHydroxyPyruvicacid、3-ホスホセリンPhosphoserineを経て、スレオニン、グリシンより合成され人体では非必須アミノ酸としている。1865年に初めてシルクタンパク質セリシンより分離され微かに甘味を感じる。カルボキシル基(-COOH:酸性)とアミノ基(-NH2:アルカリ性)を同数もつ中性アミノ酸として動植物性食品の殆どすべてに含む。特に動物性食品、豆類に多く存在する。記憶、神経機能を活発にし保湿効果、血中コレステロール低下作用をもつ。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります...[セリン]食生活について語ろう

  • [キャラウェイ]食生活について語ろう

    ・キャラウェイCarawayきゃらうぇいセリ科、ヨーロッパ東部原産。欧州で主に栽培され草丈30~80cmの2年草で羽状複葉、6月ごろに花茎を伸ばし、複散形花序に白色の小花をつける。秋に実は熟して乾燥すると分離して三日月形になり長さ5mm、細長く褐色で白色の線が目立つ。果実から爽やかな香りを放ち、ほろ苦さがある。もともとアラビア語でカラウィーヤと称したことよりキャラウェイといわれ、和名をヒメウイキョウ(姫茴香)といい江戸中期に渡来している。乾燥させ粉状、または粒のままでスパイスとしライ麦パン、サワークラウト、チーズ、菓子類、リキュール(植物の浸出エキスが入った酒)に利用している。葉は刻んで、スープ、サラダに、人参に似た根は太く長く黄色く野菜として用いる。精油しその成分は、カルボン(ケトン類・スペアミント風:...[キャラウェイ]食生活について語ろう

  • [ラクトノナデカペプチド]食生活について語ろう

    ・ラクトノナデカペプチド(NIPPLTQTPVVVPPFLQPE)らくとのなでかぺぷちど生乳からの1次発酵乳から発見した成分でアミノ酸が19個(AsnーIle‐Pro‐Pro‐Leu‐Thr‐Gln‐Thr‐Pro‐Val‐Va‐Val‐Pro‐Pro‐Phe‐Leu‐Gln‐Pro‐Glu)つながったペプチド。乳由来の意味を表すラクトと、ラテン語で19を表すノナデカから、ラクトノナデカペプチドと名付けた。加齢とともに低下する認知機能の維持に役立つことを報告している。2019年9月よりアサヒ飲料で販売、ラクトノナデカペプチドの摂取で、神経伝達物質のひとつであるアセチルコリンの量や、神経細胞の発生や成長などを促すBDNF(脳由来神経栄養因子)の遺伝子の発現量が増加することを明らかにした。これらの因子を増加さ...[ラクトノナデカペプチド]食生活について語ろう

  • [鮪]食生活について語ろう

    ・鮪Tunaまぐろサバ科、ホンマグロ、キワダマグロ、メバチマグロ(鮪の中で水揚げが最も多い)、ビンナガマグロがある。世界中の海を回遊するカツオやマグロは持久力に優れた筋肉で赤筋(遅筋)が発達している。カツオ、マグロ5kg~80km/時速などは高速で泳ぐため、血合の部分に高温の動脈と低温の静脈がごく近くに対向配置で、熱交換により、周囲の水温より5~15度と体温を上昇させ、この為、体温の変動が少なく、かつ高体温によって効率的に筋肉運動を維持し続けることが可能となる。恒温動物の海鳥の時速はペンギン14km/h、海生哺乳類ではシロナガスクジラ18km/h、イルカ50km/hのそれに近い。夜を通して遊泳し続けるのも酸素をエラから得るためで、もし前進することが出来なくなったら窒息死してしまう。夏季6~9月にメバチ、キ...[鮪]食生活について語ろう

  • [単子葉植物]食生活について語ろう

    ・単子葉植物Monocotsたんしようしょくぶつ葉脈は平行脈、維管束の並び方は、ばらばらにちらばって、根の形はひげ根になる。子葉の数は1枚、花びらの数は3、6枚(3の倍数)が多く、被子植物の一群に含む。子葉が一枚の場合が多く茎は髄を有し通常形成層を欠く。葉は普通細長く平行脈をもつ。花の各部分は三の倍数からなる。ユリ・ラン・イネ・カヤツリグサ・サトイモ・ヤシなどがある。単子葉植物は、大部分が草本で、木本になるものが少ない。新エングラー体系(1960年代)では、単子葉植物綱Monocotyledoneae、1980年代以降、学術分野で主流のクロンキスト体系では、単子葉植物綱Liliopsidaとしている。現生種の数で言うと被子植物の約2割にあたる。1990年代以降のゲノム解析の発展をもとに作られたAPG植物分...[単子葉植物]食生活について語ろう

  • [ビタミンB2]食生活について語ろう

    ・ビタミンB2:VitaminB2びたみんびーつー当初フラビンFlavinと呼ばれ1919年頃より成長促進、抗口角炎作用としての有用性が認められていた。ビタミンG:grouwth(リボフラビンRiboflavin)、発見の経緯からオボフラビン(卵)、ラクトフラビンLactoflavine(乳漿、乳精)ともいう。1933年に発見され、黄色の蛍光性のある結晶をして酸性、中性で熱に対して安定性を示す。アルカリ性、加熱で分解、光に不安定になる。成長促進が有り補酵素の成分として炭水化物、タンパク質、特に脂質のエネルギー代謝に関与、皮膚・粘膜の再生に有効。不足してくると皮膚炎・脱毛、食欲不振、倦怠感、口角炎、目が充血しやすい。過剰なB2は、一般に尿中に排泄され尿が黄色、オレンジ色になって表れる。その毒性、過剰症の報告...[ビタミンB2]食生活について語ろう

  • [イミノ酸]食生活について語ろう

    ・イミノ酸Iminoacidいみのさんアミノ酸《アミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)をもつ》は大きく分類すると、1中性アミノ酸、2酸性アミノ酸、3塩基性アミノ酸に大別される。イミノ酸は、-NH2(アミノ基)の代わりに=NHをもって中性の疎水性で2個の塩基性(アルカリ性)原子団よりなる。アミノ酸の検出に用いるニンヒドリン(アミノ酸は青紫色)で黄色に変化する。プロリン、オキシプロリンHydroxyprolineはイミノ基(=NH・-NH-)をもつので、実際にはイミノ酸という。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[イミノ酸]食生活について語ろう

  • [薔薇ムツ]食生活について語ろう

    ・薔薇ムツOilfishばらむつスズキ目Perciformes、サバ亜目Scombroidei、クロタチカマス科Gempylidae、バラムツ属Ruvettus、種:バラムツR-pretiosusと分類する。シロマグロともいわれ、全世界の温熱帯域、南日本太平洋側に分布。数百mの深度に生息する深海魚で、夜間には浅場に浮上し、刺し網やマグロの延縄などにかかることがある。大型で、成魚は全長3mになることもあり顔立ちは、ムツ(ムツ科)のように目と歯が大きいが、口には鋭くて細かい歯が多く並んでいる。和名の由来は、体を覆うバラの棘のような硬い鱗から名づけられた。魚肉の油脂成分が、人体で消化されない蝋質で、大量に摂取すると皮脂漏症(しろうしょう)を起こしたり、消化吸収できない油脂が肛門からそのまま漏れ出すこともある。さ...[薔薇ムツ]食生活について語ろう

  • [ラクトトリペプチド]食生活について語ろう

    ・ラクトトリペプチドLacto-tripeptideらくととりぺぷちどカルピス(脱脂乳に乳酸菌を加え発酵させたもの)に使われている乳酸菌のひとつでラクトバチルスヘルベティカスLactobacillushelveticusが作り出す酵素の働きで発酵中に分解され最終的発酵生産物として生成、存在する。乳由来の成分でありLTP(ラクトトリペプチド:乳由来の3つのアミノ酸)は、天然の成分で降圧作用のある成分としている。LTPには、VPP(バリン、プロリン、プロリン)、IPP(イソロイシン、プロリン、プロリン)の2種類ありいずれも乳カゼイン中にみられる。以前は、ペプチドは、消化管で分解されてしまうといわれていたがLTPは、消化酵素で分解されずに吸収され動脈組織に入りこんで作用することがわかってきた。アンジオテンシンA...[ラクトトリペプチド]食生活について語ろう

  • [ナツメグ]食生活について語ろう

    ナツメグNutmegなつめぐニクヅク科、インドネシア、モルッカ諸島原産、原木を和名でニクズク(肉荳蒄)といい高さが10~20mになる。熱帯性、常緑樹より樹木は、7年から9年でようやく実がなり始め、ほぼ年中1本の木から500個から4000個の果実が20~30年にわたり収穫できるという。橙色の果実に包まれ熟して弾(はじ)け深紅色をしアンズのような仮種皮(かしゅひ:Maceメース)に包まれた種子の仁(じん)長径4、5cm、重さ5-20gほどをナツメグという。香辛料として使われ食欲を増進する作用がある。特に消臭に使われハンバーグなどの挽肉料理に利用している。仮種皮(かしゅひ:メース)と呼ばれるものも甘い香りがあり、プリン、ドーナツ、パイの香辛料として利用されている。粉末で市販されることが多いが生のものをすりおろし...[ナツメグ]食生活について語ろう

  • [甘味料]食生活について語ろう

    ・甘味料Sweetenerかんみりょう食品に甘みをつけるために用いている調味料で糖質系甘味料と非糖質系甘味料の2種類に分けられます。糖質系甘味料は、砂糖、でん粉由来の糖、その他の糖、糖アルコールがあり、一方、非糖質系甘味料は天然甘味料(ステビア等)と合成甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロースSucralose、アスパルテーム等)です。日本の食品衛生法による食品の表示では食品添加物に区分しています。WHO(世界保健機構)が2015年3月に発表の「1日の砂糖摂取量に関するガイドライン」によると、「肥満や虫歯の予防のため、砂糖などの糖類によるカロリーは、総摂取カロリーの10%未満5%まで減らし抑えるべきだ」と発表しています。1日の総摂取カロリーを2,000kcalとすれば、200kcal~100kcal摂...[甘味料]食生活について語ろう

  • [ノアザミ]食生活について語ろう

    ・野薊のあざみキク科、5~7月に多数の小花からなる頭花で鮮やかな赤紫色の花と葉の鋭いトゲを特徴する。名の由来はその鋭い刺(トゲ)で花に引かれて近づくと葉のトゲにさされる、つまりアザムクから、アザは古名でトゲの意で、トゲのある実から等、諸説あるが、いずれもトゲに関係する。花の付け根の部分がねばねばする特徴がある。アザミの類は古くより山菜(春)として若芽は天ぷら、和え物等、根(秋)はキンピラ、漬物に使われ、特にゴボウアザミ(モリアザミ)の根はヤマゴボウの漬物の材料として栽培している。薬草とし健胃、利尿、解毒等に日本でも古くから用いられている。市販の醤油漬けのやまごぼうは正式名称を牛蒡薊(ごぼうあざみ:キク科)という。実際の山牛蒡(洋種山牛蒡:ヤマゴボウ科)は、有毒でありそのままでは腹痛、吐き気、おう吐、下痢な...[ノアザミ]食生活について語ろう

  • [秋の味覚]食生活について語ろう

    ・秋の味覚Seasonalfoodofautumn/Tasteoffallあきのみかく芸術の秋・スポーツの秋・食欲の秋です。ということで秋の味覚をご堪能ください。魚貝類:さば、鮭、さんま、はぜ、きんめだい、かれい、マイワシ、戻り鰹、あわび芋類:里芋、さつま芋、大和芋、じゃが芋野菜類・キノコ類:きゃべつ、ごぼう、人参、かぶ、生姜、玉葱、食用菊、ひね生姜、ブロッコリー、百合根、しいたけ、まつたけ、きのこ類、ナス果実類:いちじく、ぶどう、りんご、柿、梨、オリーブ穀類:米・蕎麦(そば)豆類:大豆、小豆(あずき)、その他の乾燥豆類種実類:落花生、栗、くるみ、ぎんなん、ごま、カヤの実、アーモンド、ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[秋の味覚]食生活について語ろう

  • [アミロイド]食生活について語ろう

    アミロイドAmyloidsあみろいど水に溶けない繊維状の40~42個のアミノ酸からなるペプチドの構造を持つタンパク質。器官にアミロイドが異常に蓄積すると、アミロイド症などの神経変性疾患の原因になると言われる。アルツハイマー病の脳では正常では異常に多く産生しないアミロイドとして沈着している。アミロイドβ前駆体タンパク質Amyloid-betaprecursorproteinは重要な発症の一つで、大きな膜タンパク質で、通常は神経の成長と修復に欠かせない役割を果たす。高血圧を放置するとアミロイドβという特殊なタンパク質が溜まりやすく脳血管障害により脳にダメージを与える。中年以前の前から長年に渡り脳内に蓄積し始めると考えられ認知症の主要原因の一つとしている。初発症状は全身の倦怠感、体重減少、貧血症状、浮腫などの非...[アミロイド]食生活について語ろう

  • [テキーラ]食生活について語ろう

    ・テキーラTequilaてきーらメキシコを代表する1700年代から作られている地酒。メキシコ国内のハリスコ州とその周辺で、アガベ・テキラーナ・ウェーバー・ブルー(AgaveTequilanaWeber,Blue)と呼ばれる竜舌蘭(りゅうぜつらん)、ヒガンバナ科、常緑草の多肉植物の茎の汁を発酵させてから造られる無色透明の蒸留酒、アルコール度数40度。開花寸前のテキラリュウゼツランの芯を蒸し焼きにしてデンプンを糖化させ、糖液を抽出してアルコール発酵させた上で蒸留した酒。主にスライスしたライムかじり、酒を飲み、塩と交互に口にしながら飲むという。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[テキーラ]食生活について語ろう

  • [月夜茸]食生活について語ろう

    ・月夜茸つきよたけキシメジ科、ブナの枯れ木に重なるように夏から秋に発生する毒キノコでよく見られる。シイタケやムキタケなどと似ているため中毒が多く発生している。傘は、8~25cmの大型の形は半円形で幼菌は黄褐色、成菌では紫褐色から暗褐色でヒダは初め淡黄色、後に白色になる。ヒダは、暗闇で青白く発光する。柄が太く短く、カサの横につく。ヒダとの境にリング状の隆起帯がみられ、柄を縦にさくと黒色のシミがある。食後約1時間で下痢や嘔吐、腹痛といった中毒症状が現れ毒成分はセスキテルペンの一種でイルジンIlludin-S(ランプテロールLampterol)としている。有毒のツキヨタケに似た、食べられるキノコ(簡単に見分けることは難しい)にムキタケ(食)、ヒラタケ(食)、シイタケ(食)と誤認し、致命傷に至ることは少ないとして...[月夜茸]食生活について語ろう

  • [ペントサン]食生活について語ろう

    ・ペントサンPentosanぺんとさん植物界に広く分布し多糖類のひとつでヘミセルロースを加水分解してペントース(アラビノース、キシロース、リボースなど)の構成成分でその総称をいう。&ペントースPentoseぺんとーす植物に存在しているペントサン(多糖類)を酸で加水分解して炭素原子が五個の単糖類のペントース(五炭糖)を得ることができる。炭素数5でアルデヒド基をもつ糖をアルドペントース(アラビノース、キシロース、リボースなど)とケトン(リブロース、キシルロースなど)基をもつ糖をケトペントースに大別している。ペントースは単独で自然に存在すること遊離状態では少ないが、配糖体、ヌクレオシド、オリゴ糖(少糖)、多糖の形で存在している。草食動物の飼料になるが、人体では、消化、吸収できない。動物界では、核酸の構成成分で分...[ペントサン]食生活について語ろう

  • [野茨]食生活について語ろう

    ・野茨のいばらバラ科、日本全国の山野の日当たりの良いところに普通に自生する樹高2mほどの落葉半蔓性低木で枝にはトゲがあり、初夏に淡紅色の花を咲かせる。イバラ(茨)は刺のある小低木の総称のこと。秋に、紅くなる前の果実を日干しにしたものを生薬として苦味がありフラボン配糖体を含み漢方で営実(えいじつ)といい煎じて便秘、利尿、強壮に、冷やして外用とし腫れ物、にきびなどに用いている。作用が強く多量の使用は避けたほうが良い。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[野茨]食生活について語ろう

  • [AGE:終末糖化産物]食生活について語ろう

    ・AGEsえーじーいーえす「AGEs」とは、Advanced(進んだ)、Glycation(糖化)、EndProducts(終末産物)であり終末糖化産物の略称です。老化の原因物質として近年にわかに老化の指標として注目しています。体内の様々なタンパク質が糖と結合してできる糖化物質の一つで、強い毒性を持つために老化を進める原因物質と言われます。最終糖化生成産物(AdvancedGlycationEnd-products:AGE)は、正常な血糖値であっても加齢に伴ってさまざまなタンパク質の糖化反応が進行することを確認しアルツハイマーとの関連性を指摘しています。マウスに高糖質・高脂肪食を与えると記憶力が低下し、アミロイド(蛋白質)が多く蓄積するとの研究の報告もあります。AGEが皮膚に蓄積すれば、シワやたるみ、血管...[AGE:終末糖化産物]食生活について語ろう

  • [黄茅渟:きぢぬ]食生活について語ろう

    ・黄茅渟Yellowfinseabreamきぢぬタイ科、本州千葉県以南の沿岸、河口、浜名湖に分布する体長30~50cm、ときどき河川を遡上することもあり川鯛とも呼ぶ。クロダイは茅渟(ちぬ)の海(大阪湾)でたくさんとれたので、関西では茅渟ともいい、そのクロダイに似て鰭などが黄色いことによる。東シナ海で大正時代には大量に漁獲していたが近年では急激に漁獲量は減っている。黒鯛に似て体色は、背鰭付近が少し青みががり茶褐色を呈し、腹部の淡い赤色をはっきり見ることができ、尾びれ近くが黄色っぽいことからキビレ(黄鰭)、キチヌともいう。黄茅渟の茅渟は茅渟の海(大阪湾)、和泉と淡路との間の海の古称から、英名でSeabream(シーブリーム)はタイのことからの語源という。鱗は取りやすいく皮はしっかりしている。最初は総てが雄で、...[黄茅渟:きぢぬ]食生活について語ろう

  • [トレハロース]食生活について語ろう

    ・トレハロースTrehaloseとれはろーす1832年麦芽中で発見している。1859年ペルシャに生息する象鼻虫(ぞうびむし)がつくるトレハラマンナより分離しトレハロースと名付けられた。酵母、海藻、きのこなど自然界に分布、トレハロースは、昆虫(バッタ、蜂)のエネルギー源となり、エネルギーは4kcal/1g、少糖類の非還元性、ニ糖類で分解して2つのブドウ糖に分解する。虫歯になりにくく砂糖の45%のあっさりとした甘さであること、水溶性、安定性、保存性が高く保湿性があることが知られるようになった。最近まで抽出が難しく高価で大量生産できなかったが1994年林原(はやしばら)商事で微生物、酵素技術によりでん粉(とうもろこし、じゃが芋)より安価に量産している。平成10年(1998年)9月より苦味渋味を抑え食品添加物、甘...[トレハロース]食生活について語ろう

  • [猪苓:ちょれい]食生活について語ろう

    ・猪苓ちょれいサルノコシカケ科、ブナ、ナラ、カエデなどの根に寄生する。チョレイマイタケ(猪苓舞茸)の地中に作る菌核のことで子実体を食用とし舞茸に似ていることから名づけられた。猪苓は表面が黒く凸凹で、猪の糞に似て中国語で猪は、豚を意味し猪苓は、「猪の糞」を意味する。子実体は、菌核からマイタケのように発生し、中国では猪苓花といい、東北の地域では食用にしている。木材腐朽菌で栽培も容易にしている。トリテルペノイド、多糖類(βーグルカン)を含み漢方で利尿・解熱・健胃整腸・抗腫瘍・血小板凝集増強作用が認められ用いられる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[猪苓:ちょれい]食生活について語ろう

  • [グルタチオン]食生活について語ろう

    ・グルタチオンGlutathioneぐるたちおん卵、酵母、肝臓、小麦胚芽に含まれる天然トリペプチド(グルタミン酸、システィン、グリシン)の3つのアミノ酸からなる蛋白質で各種の組織に存在し生体内で酸化、還元に関係し肝機能を強化させる。アミノ酸のひとつであるシステインに、グリシンとグルタミン酸というふたつのアミノ酸が結合したものを、システインペプチドCysteinepeptide含有酵母エキス(グルタチオン)ともいう。体内ではとくに肝臓と眼の水晶体に多く、肝臓では薬物の処理、過酸化脂質や活性酸素の分解、眼では水晶体や角膜の透明性の維持などの働きをする。合成品があるが食品としての利用は天然のものだけで肝機能改善の医療用にも用いられる。栄養補助食品として50mg/1日としている。100g中で豚レバー200mg、ア...[グルタチオン]食生活について語ろう

  • [軒忍:のきしのぶ]食生活について語ろう

    ・軒忍のきしのぶウラボシ科、日本全土に生える常緑多年草で樹上、軒下などに着生するシダ植物。根茎は長く横に伸び、樹木などにまとわりついて伸びる。葉は、根茎から出て、肉厚で長さ10~15cm、幅が1.5~2cmで表面は深緑色、裏面は淡緑色で円形の胞子嚢が並ぶ。名前の由来は、古い民家の軒下にも、繁殖すると言う意味からノキシノブと呼ばれる。また軒下だけでなく樹木の上や岩の上にも生える。中国では、ノキシノブのことを、七星草(しちせいそう)、金星草(きんせいそう)、骨牌草(こつはいそう)などと呼ぶ。全草を採集し、陰干しし瓦韋(がい)といい煎じて利尿、止血、解熱、腫れ物に用いる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[軒忍:のきしのぶ]食生活について語ろう

  • [βグルカン]食生活について語ろう

    βグルカンβGlucanべーたぐるかんグルカンは不溶性食物繊維IDF(water-insolubledietaryfiber)で大きく分けてα型とβ型がある。ブドウ糖がつながってできた高分子多糖体の総称で、でんぷん、アミロース、グリコーゲン、セルロースなど非常に多くの種類がある。βグルカンは、β型でさらにβ-(1-3)、β-(1-4)、β-(1-6)などと分けられる。きのこより見出されたものがよく知られるが、さとうきびからの黒酵母菌(アウレオバシヂウム属菌Aureobasidium:β1.3-1.6Dグルカン)、パン酵母、大麦、オート麦(β1.4グルカン)、連鎖ブドウ球菌、バクテリア菌を原料とし抽出したものも見られる。きのこでは、β-(1-3)、β-(1-6)を指していてβ-(1-3)により強力な免疫細胞...[βグルカン]食生活について語ろう

  • [培養肉]食生活について語ろう

    ・培養肉Culturedmeat/Cellbasedmeat/Cleanmeatばいようにく2022年3月、東京大学で、「日清食品ホールディングス」の研究グループとの共同開発で、最新の技術で作った、国産「培養肉」の試食が行われていました。肉の細胞を培養して新たな肉を作り出す「培養肉」は、食糧不足の解消や環境負荷の軽減などにつながると、世界中で研究・開発競争が激化しています。動物の個体からではなく、可食部の細胞を組織培養することによって得られた肉のことです。培養肉は牛などの動物や魚などの肉からとった細胞を、栄養成分が入った液体の中で培養して増やしたものです。本物の肉と同じ細胞でできており既に2013年、イギリスで「ミンチ状培養肉」で作られたハンバーガーの世界初の試食会を行っていました。当時は1個あたり300...[培養肉]食生活について語ろう

  • [乳清]食生活について語ろう

    ・乳清Whey/Milkserumにゅうせい牛乳中に含む蛋白質は、3.3%程度だが沈殿するのをカ-ド(カゼイン:牛乳の2.6%・蛋白質の80%)といい、沈澱していない上澄み液を乳清(ホエー:牛乳の0.7%・蛋白質の20%)と呼んでいる。黄緑色の透明な液体で乳糖、可溶性タンパク質のラクトアルブミン(飼料に由来)、ラクトグロブリン(飼料に由来)、血清アルブミン(血液から移行)、免疫グロブリン(血液から移行)、ラクトフェリン、葉酸結合タンパク質、ミネラル、水溶性ビタミンB群(B1,B2,ニコチン酸)・Cなどを含む。黄緑色の色はビタミンB2(ラクトフラビンともいう)によるものでヨーグルトにできる上澄みともなっている。牛乳に酸を添加、乳酸発酵によってphの酸度を4.5まで下げカゼインを沈澱(酸カゼイン)させえられる...[乳清]食生活について語ろう

  • [道元禅師]食生活について語ろう

    ・道元禅師どうげんぜんじ永平寺の開祖、道元禅師(1200~1253)。鎌倉仏教に関わり文字の意義、弁道の所在を知らしめるために、特に典座教訓(てんぞきょうくん)一巻を著わして勤労禅、ことに炊事禅を強調している。「食」に関する金言を示している。当時の比叡山や建仁寺などの教学のありかたも含めて、洗濯、掃除や炊事は学問や修行ではない、それはたんなる労働か雑務に過ぎないと見下げていた。典座(てんぞ)とは、禅寺において「食」を司る重責を担う役僧のことで、その典座職の行うべき職責を、非常に細かく丁寧に説いている。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[道元禅師]食生活について語ろう

  • [唐辛子]食生活について語ろう

    ・唐辛子蕃椒Red(Chili)pepperとうがらしナス科、熱帯アメリカ原産。熱帯では多年草だが、温帯では、一年草で淡黄色の清楚な花が7月ごろに咲く。日本へは16世紀頃導入されたらしく南蛮、蕃椒という字があてられている。8~10月に掛け初秋に収穫し実が熟するに従い緑色から鮮やかな赤色に変わる。品種は数多く一般にいわれる唐辛子は、鷹の爪の類で辛味種をいう。辛味種は、鷹の爪、八房(やつぶさ)、伏見辛(ふしみがら)、三鷹(さんたか)、タバスコ、カイエンが、甘味種は、ピーマン、しし唐辛子、伏見甘、パプリカがある。最初の緑の果肉には、緑色でクロロフイル(葉緑素)を多く含み完熟してくるとカロテノイド(カプサンチンCapsanthin、βーカロテンを主とする)が増加し赤くなる。カプサイシンCapsaicinは、ひとつ...[唐辛子]食生活について語ろう

  • [動物]食生活について語ろう

    ・動物Animalどうぶつ分類学上において植物界Plantaeに対し動物界Animaliaを構成する。生物を二大別したときに、植物に対する一群。多くは自由に移動することができ、植物などの作り出した有機物を栄養として摂取する。界:動物界Animalia、門、亜門、上綱、綱、目、亜目、科、属、種と、必要に応じて分類している。ヒト以外の生物を指す言葉としても使われる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[動物]食生活について語ろう

  • [甜茶]食生活について語ろう

    ・甜茶てんちゃバラ科、中国原産。甘味があり蔗糖の70~100倍といわれ、天然の甘味である甜茶糖(ルブソシドRubusoside:非糖質系)は、低カロリーで中国で昔から旧正月などのおめでたい時に飲まれ、「開運茶」として親しんできた。秋口に摘み茶したバラ科の甜茶懸鈎子(てんちゃけんこうし)だけに含まれているGOD(Galloyl-Oxygen-Diphenyl)ポリフェノール(タンニン)が体内の炎症反応に関係するシクロオキシゲナーゼCyclo-Oxygenaseという酵素の活性を阻害し、花粉症などの鼻アレルギー、くしゃみ、目のかすみに有効といわれ、ヒスタミンを抑制し抗炎症作用をもつ。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[甜茶]食生活について語ろう

  • [甲殻類]食生活について語ろう

    ・甲殻類Crustacea/Crustaceanこうかくるい甲殻類として認識するものは、エビ目(十脚目[じっきゃくもく])に属し大部分は、海に生息するが淡水にいるのもある。食用として重要なのは十脚類(えび、やどかり、かに)が多く、他に、口脚類(しゃこ)、アミ類がある。魚類、軟体動物(いか、たこ)同様、えら呼吸で海老(車海老、イセエビ)、かに(たらばがに、毛蟹、ズワイ蟹)の類を主な食用とする。硬い殻でおおわれ食用とする部分は、5割程度で刺身(えび)、茹で物、煮物、フライにしている。グリコーゲン(貯蔵炭水化物)、ビタミンB!(代謝促進)を含みまた茹でると赤くなるのは、アスタキサンチン(抗酸化作用)のたん白質からアスタシンが遊離したことにより生ずる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けして...[甲殻類]食生活について語ろう

  • [苦何首烏]食生活について語ろう

    ・苦何首烏Airpotatoにがかしゅうヤマノイモ科、本州の関東以西、東南アジアなどに分布する、つる性の多年草。5m程の蔓をのばし、葉は互生し長い柄をもち心臓形で先は鋭くとがり、夏から秋、葉のわきに白い小花やむかごをつける。塊根は黒く扁球形でひげ根を密生させている。カシュウイモに似るが、むかごや塊根に苦味があり、根茎が苦く食べられないのが名前の由来としている。苦味の少ない栽培品種にカシュウイモがある。ジオスゲニンDiosgenin、ジオスブルビン、Diosbulbinなどのステロイドサポニン類に抗菌作用の報告がある。漢方で黄薬子(おうやくし)、別名を白薬子ともいい薬酒で解毒、止血や皮膚化膿などに用いる。ご愛読いただきまして有難うございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[苦何首烏]食生活について語ろう

  • [昆虫食]食生活について語ろう

    ・昆虫食Bugeating/InsectEating/Entomophagy/Insectfoodこんちゅうしょく現在もアジア(タイ)、中南米、アフリカなど124か国で一般的な食品として約20億人が2000種類以上の昆虫を常食としています。メキシコでイナゴに似たバッタのチャプリネスは塩、ニンニク、唐辛子などで味付けし、揚げられたものがスナックとしてあるようです。今後の人口増加に伴う食糧危機の対策として、高タンパクな昆虫食が注目を集めています。大量の食材を確保するのに、牧畜では何億頭もの家畜に飼料を与えることが必要になります。その結果、資源を大量に消費することで、環境への負荷が大きくなり、環境問題がより悪化すると懸念しています。野生の昆虫の餌としている食べ物には、植物の葉・汁、花の蜜、小さな虫、樹液、動物の...[昆虫食]食生活について語ろう

  • [核酸]食生活について語ろう

    ・核酸Nucleicacidかくさん細胞の生理作用に関与し、細胞の核(DNA:Deoxyribonucleicacidデオキシリボ核酸)、原形質(RNA:Ribonucleicacidリボ核酸)に存在しあらゆる生き物の遺伝、成長に関係する。脳の神経細胞の成長を促し、また核酸そのものも脳の神経伝達物質でもあり、神経繊維の成分でもある。水溶性、難油溶性で、タンパク質(核タンパク質)以外の成分をいう。核酸はプリン塩基のアデニンAdenine、グアニンGuanine、ピリミジン塩基のシトシンCytosine、チミンThymine、ウラシルUracilの5種より構成している。核酸を酸、アルカリ、酵素(ヌクレアーゼNuclease)で加水分解しヌクレオチドNucleotide(塩基、糖、リン酸の結合したもの)を構成し...[核酸]食生活について語ろう

  • [アンセリン]食生活について語ろう

    ・アンセリンAnserineあんせりん1929年にガチョウの筋肉組織より発見している。脊椎動物の骨格筋や脳中に多く動物細胞に存在し、鶏肉の特に胸肉、まぐろの赤身、かつお、鮭、鮫に多く餌を追う魚の驚異的スピードの源になる。水溶性で活性型のジペプチド(アミノ酸が2個[アラニン、N-メチルヒスチジン]くっついたもの)で抗酸化力が強く、脳の活性化に作用し集中力、記憶力の強化によく疲労回復によい。筋肉痛などを予防する効果も期待される。さらに尿酸値を低下させ痛風の予防に有効であることが解っている。プリン体も多く含むこれらの食材としては、過剰摂取を避けるのがよい。鰹節、ツナ缶の蒸煮液や、また刺身原料の切り屑などを原料としプリン体を除き健康食品が作られる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまい...[アンセリン]食生活について語ろう

  • [ニンヒドリン反応]食生活について語ろう

    ・ニンヒドリン反応Ninhydrinreactionにんひどりんはんのう呈色反応でビウレット反応Biuretreactionとともにたんぱく質の検出に利用している。たんぱく質溶液5ccにニンヒドリン(トリケトヒドリンデンヒドラートTriketohydrindenehydrate)0.1%溶液6.5ccを加え熱すると青紫色となる反応をいう。例外的に、プロリンおよびオキシプロリンでは黄色を呈する。たんぱく質、ペプチド、αーアミノ酸の検出、定性、定量反応に用いる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[ニンヒドリン反応]食生活について語ろう

  • [底棲魚]食生活について語ろう

    ・底棲魚Bottom-dwellingfishていせいぎょ海底付近、または海底の砂泥(さでい)中に棲(す)む魚類であまり動かない、移動の少ないアイナメ・ウツボ・かれい・ヒラメ・あんこう・たら・タイ・タチウオ・オニオコゼなどがある。海底に着床して生活、泥底(でいてい)近くを遊泳、砂底に潜んで他の魚を襲う肉食性が強く、海底付近を遊泳して過ごす魚など、魚の種類によってそれぞれに生活様式は異なっている。底魚(ていぎょ・そこうお)、底生魚(ていせいぎょ)ともいわれる。対比語として鰹・鯵などの表層魚がある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[底棲魚]食生活について語ろう

  • [食中毒菌]食生活について語ろう

    青森県八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」は,明治25年(1892年)、東北本線がようやく開通した翌年、握り飯と沢庵だけの弁当をホームで立ち売りし始めたのが吉田屋の原点ででした.9月15・16日、いくら・うに・カニを主にした駅弁59種類(北海道産イクラの贅沢丼など)の弁当2万2184個を全国33都道府県に納品していたようです。青森県八戸市保健所は23日、「吉田屋」の駅弁を食べた全国の人に嘔吐や下痢の症状が相次いだのは黄色ブドウ球菌とセレウス菌による食中毒としています。・セレウス菌Bacilluscereusせれうすきん嘔吐毒(セレウリドCereulide)は、100℃、30分の加熱では失活しない。細菌性・感染毒素型通性嫌気性(酸素の有無に関わらず成育できる)、耐熱性で土壌、塵(ちり)、水中に広く分布し以前には腐...[食中毒菌]食生活について語ろう

  • [単純蛋白質]食生活について語ろう

    ・単純蛋白質Simpleproteinたんじゅんたんぱくしつ複合タンパク質に対してのいい方で、加水分解によってアミノ酸のみを生ずるタンパク質のこと。溶解性、凝固性からさらに細分して1.アルブミンAlbumin、2.グロブリンGlobulin、3.プロラミンProlamin、4.グルテリンGlutenin、5.ヒストンHistone、6.プロタミンProtamin、7.アルブミノイドAlubuminoid(硬タンパク質)、ケラチン、コラーゲン、フィブロイン、消化酵素などがある。タンパク質は、種類により性質が異なり、食品中には、数種類のタンパク質が混在し存在する。卵では卵アルブミン、グロブリン、牛乳ではラクトアルブミン、グロブリンなどがある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいり...[単純蛋白質]食生活について語ろう

  • [チロキシン]食生活について語ろう

    ・チロキシンThyroxineちろきしんサイロキシンともいい甲状腺ホルモンでヨウ素を含む一種のアミノ酸。物質交代(異化)を高め精神・身体の成長・発育を促進する。過剰になればバセドー病を、不足によって成人では甲状腺種、粘液水腫(甲状腺機能低下症)、小児ではクレチン病を起こす。低血糖に反応して分泌されるホルモンのグルカゴン、成長ホルモン、コルチゾール、アドレナリンなどのひとつとしても存在する。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[チロキシン]食生活について語ろう

  • [追熟]食生活について語ろう

    ・追熟Afterripeningついじゅく熟していないものを取って室温に放置したりして甘さを増したり果肉をやわらかくして完熟させ可食できる状態にすること。果実が樹に生(な)ったまま食べごろまで待つことを成熟、果実が未熟でいったん樹から切り離された後に食べごろまで待つことを追熟としている。未熟なときに収穫した果実が、呼吸の上昇、エチレン排出などとともに酵素活動がおこなわれ軟化、糖、酸および香りの変化がみられ食べごろに達する現象で適温でおこなわれ低温や高温では適正な進行はみられない。エチレンは果実中で追熟への代謝転換を生ずるときに合成し追熟・老化への引き金的役割をもち品質低下を早める原因ともなる。追熟されるものに、完熟後の劣化、落下の早いもので追熟で風味のよくなる、甘味の増すものものでバナナ、洋ナシ、キウイ、...[追熟]食生活について語ろう

  • [食生活改善の歴史]食生活について語ろう

    ・食生活改善の歴史Historyofdietaryimprovementしょくせいかつかいぜんのれきし日本における食生活改善の歴史は、明治の中頃より始まったといわれています。明治29年(1896年)に書かれた「化学的食養長寿論」の中に日本で初めて「食育」という言葉が登場しています。福井県出身で陸軍薬剤監だった石塚左玄(いしづかさげん1851年-1909年)が用いていたとしています。化学的食養長寿論では「人類は穀食動物なり」とはじまり臼歯を噛み合わせると、粒が入るような自然の形状でへこんでいるため、粒食動物とも言っています。左玄の食養を実践する団体としては明治38年「帝国食育会」という団体が先に創設していましたが2年後にそれを解散して新たに明治40年(1907年)に化學的食養会を設立しています。その年の11...[食生活改善の歴史]食生活について語ろう

  • [茄子とズッキーニ]食生活について語ろう

    ・茄子とズッキーニEggplantandzucchiniなすとずっきーにズッキーニは、私はナスと変わらずと思いつつ、茄子と料理法が似ているし、最近まで購入していませんでした。ふとしたきっかけから購入して食味することにしました。そして調べました。ナス科には、ナス、トマト、ピーマン、唐辛子、ジャガイモなどウリ科には、キュウリ、スイカ、ウリ、カボチャ、ゴーヤなど花や葉などの形や遺伝情報など特徴が同じものは、同じ科に分類しています。たとえば、花はよく似ているトマトやナスとジャガイモは同じ「ナス科」という仲間です。食べる部位や形、色は全く異なりますが、合弁花をつける一群で食用として重要なものが多いのですが、一方、有毒植物も多く存在しています。薬用ともしています。ナス科Solanaceousは、植物界Plantae、...[茄子とズッキーニ]食生活について語ろう

  • [何首烏芋]食生活について語ろう

    ・何首烏芋Aerialyamかしゅういもヤマノイモ科、中国の原産で、主に熱帯アジアで産する。多年性蔓性で巨大なむかごができエアポテト、宇宙芋ともいう。和名の何首烏(かしゅう)はタデ科のツルドクダミの中国名であり、ハート型の葉に似ていることに由来する。日当たりと水はけが良いところで、土質は選ばずやせ地でも育ち生育力がきわめて旺盛で乾燥に強い。空中のムカゴでピンポン玉からソフトボール大の1kgほどの球形で隕石に似るともいい、地中のイモが10~11月に収穫でき、むかごは上からぶら下がって黒褐色をしている。完熟すると自然落下する。ニガカシュウを栽培種として改良したもので茎の断面は円筒形で、葉は長さ約12cm幅広い心臓型、夏から秋、葉のわきに白い小花やむかご(脇芽)をつける。ニガカシュウ(苦何首鳥)に比べてむかご(...[何首烏芋]食生活について語ろう

  • [チルド食品]食生活について語ろう

    ・チルド食品Chilledfoodちるどしょくひん5℃~-5℃または2~-2℃の凍結寸前の温度まで冷却するチルド温度帯で低温管理している食品をいう。この温度で保存する食品は、凍結による組織変化、たん白質変性が見られず食中毒菌の繁殖を阻止することにより鮮度が20日~2ヶ月もの長期にわって保持できる。保存料を使う必要が無くチルドで流通するものにジャム、ビーフ、ジュース、ドレッシング、乳製品などがある。新鮮さを保持し栄養的損失が少なく、品質、価格の安定性があり主に水分の多い食品に利用され調理しやすい。パーシャルフリージングPartialfreezingは、半凍結状態の部分凍結で-2~-8℃の部分的に凍結した状態の温度のこと。真空パックされたもので30~45日以内の消費が望ましいとしている。レトルト食品では賞味期...[チルド食品]食生活について語ろう

  • [カルノシン]食生活について語ろう

    ・カルノシンCarnosineかるのしん動物細胞に存在し、鶏肉の特に胸肉、牛肉、豚肉に含まれ1900年に肉エキスから発見している。水溶性の活性型ジペプチド(アミノ酸が2個くっついたもの:アラニン+ヒスチジン)として脊椎動物の骨格筋に多く含む。嗅覚上皮や視床下部の神経細胞にも存在する。筋肉の働きを助け疲労回復、持久力を向上させ活性酸素を除去する抗酸化作用があり免疫力の強化する。肌の角化防止し傷の治りを早める、脳の活性化に関与するなど老化防止に役立つ。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[カルノシン]食生活について語ろう

  • [マンボウ食生活について語ろう

    ・翻車魚Oceansunfish,Headfishまんぼうマンボウ科、北海道以南の熱帯から温帯の外洋に生息する海産魚で、体は円形で側扁が著しく、尾びれを欠き、背びれ、尻鰭のある全長2.5~4m、重さ1トンにもなる世界最大の硬骨魚。発信機をつけた追跡調査で、生息水深が一定せず、表層から水深800m程度までの間を往復し餌を食べる間に下がった体温を海面の温かい水で効率よく回復する。泳ぐのに背びれと尻びれをはばたかせ、体の後ろのひれで舵(かじ)をとる。フグ目の類で共通する丸い目と小さな口を持つ。皮膚は厚く粘液で覆われ寄生虫が多く付着しているという。背部は暗灰色、腹部は銀色で、おとなしい魚だが、大型魚で鋭利な歯がある。マンボウのマンは丸い、ボウは魚を表している。鮮度が落ちると臭みが出ることからほとんどが地元での消費...[マンボウ食生活について語ろう

  • [ゼラチン] 食生活について語ろう

    ・ゼラチンGelatineぜらちんゼラチンは、動物の皮や骨から採ったにかわ、コラーゲンを水に溶けるまで加水分解した動物性タンパク質で、無色ないし薄黄色で熱湯にとけ、冷やすと固まります。コラーゲンとほぼ同様のアミノ酸組成であり食用60%、医薬用15%、写真用20%、工業用5%として製菓・止血・フィルムなどに用いられます。ゼラチンの消費量は、一人当たり1970年ごろは23g程でしたが2010年には133gと5.8倍と増加傾向です。5000年以前古代エジプトのにかわ製造にその起源を発しているといわれており、主に接着剤とし利用していたようです。コラーゲンCollagenの「コル」が「ニカワ」、「ゲン」が「もとになるもの」を意味することからも、人間がコラーゲンを意識した始まりがニカワの利用でした。工業的な規模でゼラ...[ゼラチン]食生活について語ろう

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