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BL風味の小説 https://blshousetu.fc2.net/

オリジナルBL&MLを毎週月・水・金の夜21時に更新!※アスリートCP/医者CP/リーマンCP/学生CP/短編も有ります。

妄想&空想が好きです(*≧m≦*) 浸るのも大好きです。 プロフのイラストは自動生成AIに描いてもらいました。 オリジナルでBL小説を書いてます。 他のジャンルも多少あります。 性的表現がございますので、苦手な方はご遠慮ください。

福山ともゑ
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2014/06/27

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  • 挑戦するのに年齢は関係ない #54

    ダディの口調が変わった。「誰が、そんなことを言った?」「え?」急に変わったので驚いていた。「誰が、マザコンだって」「ヒロが」ダディはヒロに向かって叫んでいる。「博人さん!」「なんだ」「ジュンに変なことを言わないで」「何のことだ?」「誰がマザコンだって」「それか。本当のことだろ」「違う! 母が好きなだけだ!」「それをマザコンと言う」うん、僕もそう思う。でも、放っておいたらいつまでもギャーギャーと煩い...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #53 爆弾投下

    ヒロの声が聞こえてくる。「いつまでハグしているんだ!」「聞いてよ、博人さん。ジュンの奴、走ってる馬の背中は怖くてビビっていたら、振り落とされたんだって。それで泣いてるんだよ」「だからって」僕も言っていた。「本当に怖かったんだから! ダディも振り落とされてたじゃないか」「でも泣かなかった」「それは、そうだけど」いつの間にかダディの体は離れていた。僕の頭をポンと叩いてくる。「年季だ」「年季?」「泣き叫...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #52

    ロッジまで歩いて帰る。「お、戻ってきた。なんだ、泣いてたのか?」「そうだよ。急に走り出して振り落とされて、そのままにされて・・・・・・」「見つけたから一緒に戻ってきたんだろう」「僕が大声を出したから」「なんて言ったんだ?」「僕を置いていかないでっ、て」「ジュン・・・・・・」吐き出していた。「僕、本当は置いて行かれたくなかったんだ。怖くて。でも、2頭とも僕の顔を舐めていた。走っている背中なんて怖くて・・・・・・。本当...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #51

    いくら待っても2人は戻ってこない。嫌だと言えば、置いていかないでと言えば、2人はどうしてただろう。「やだ・・・・・・」困らせていただろう。「お願い、戻ってきて」2人の困っている顔を見たくなかった。「僕を・・・・・・、僕を置いていかないで!」誰かが僕の顔を舐める。見ると、2頭の馬が僕の顔を舐め回してくれている。「戻ってきてくれたの? ありがと」2頭の手綱をしっかりと持ち歩く。やっと僕の頭は正常に動いた。そこで気...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #50 ついに・・・

    馬と遊び、ダディとヒロの3人で食事をする。当たり前のことだけど、期限付きというのは嫌だ。ジュンヤ先生の言うことも納得がいく。いくのだけど、それでも離れたくない。しかし、3日目の朝は無情にもくる。朝食を食べると馬を見に行く。見ていると心が落ち着く。ヒロが話してくれていた。叔父のマルクが乗り方を教えてくれて、それがきっかけで馬と仲良くなった。それを聞いて、僕も仲良くなった気がしていた。何かに顔を舐めら...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #49

    ランチはカレーだ。ライスではなく、ナンだ。「美味しい。この黄色はカボチャだ」ヒロはダディが食べているナンを指さす。「その赤色って人参か?」「甘くて美味い」「緑色、これはなんだろう」そう呟いたヒロは嬉しそうな表情をする。「ほうれん草だ」ダディは赤色のナンばかり食べているので、言っていた。「ダディ、人参ばかり食べないで。僕も人参食べたい」ヒロは声をかける。「赤色のナン、デカいのを2枚追加お願いします」...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #48 馬の手懐け方

    人参は馬のおやつにして、他のキュウリやチーズを食べて休憩する。3回目の休憩場所では、朝食を作ってくれたお兄さんが立っていた。「グッドタイミングです。ちょうど焼けた頃なので、どうぞ。馬はこちらで」しかし、馬は動こうとしない。「あれ、動かない?」だね、動かないね。動かないところか、イヤイヤと首を振ってるみたいだ。もしかしてと思ったのか、ヒロが助け船を出してくれる。「ジュンに懐いてるんだ」だから言ってい...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない 47

    ある地点にくると、馬は勝手に止まる。「ここどこぉ」「中間地点だ」「なにそれ」「休憩場所だよ。ほら、降りるぞ」「は~い」馬から降ろしてもらい、地面に足が着くとへたりこんでしまった。「怖かったけど、でもヒロと一緒だったからよかった」「ここで休憩するから」「はーい」ヒロはダディに声を掛けている。「トモは大丈夫か?」「顔から落っこちたー。急に止まるんだから・・・・・・」リュックに入れてきた水筒と、朝食の残りの野...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #46

    馬を歩かせながら、ヒロは色々と話をしてくれる。たまにはヒロを独り占めするのもいいかもしれない。僕はすっかり馬に慣れてきた。「気持ちいいね」「三日月みたいな形だから馬にとってもいい運動になる」「ダディ、まだかな」「そろそろ来てもいい頃なんだけどな」すると、後ろからドドドッと音が聞こえてくる。「何の音?」ヒロはため息をついている。「マザコン野郎が来たってことだ」「ダディ、来たの?」「走らせてる。こっち...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #45

    僕はヒロと一緒に乗り、ダディは1人で乗る。「ジュン、見てろ」「なにを?」「トモはもう少しで落馬する」「そうなの?」時間をおかずにダディは馬から落ちた。「なんで・・・・・・。ダディ、大丈夫?」「ってぇ・・・・・・。なんで」ヒロは一言だ。「あんな乗り方だと直ぐ落ちる」「うー・・・・・・」腰をさすっているダディを見てると、なんとなくだけど分かってきた。「ダディは、馬に乗れる年齢、いや、乗れる体つきではないから落ちたの?」...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #44

    厩舎の中に入ると馬が2頭いる。ダディは馬を触っている。「毛並みがいいな」「ロッジの管理と、この馬や牛の世話を近くに住んでいる人に頼んでいるんだ」「だから食事作りもしてくれたのか」「そういうこと」するとヒロはこう言ってくる。「乗ってみるか?」僕は思わず言っていた。「乗る!」嬉しくなって言っていた。「ダディ、一緒に」ダディ、僕は一緒に乗りたいのと言いたかったのに、ダディはこんなことを言って遮ってくる。...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #43

    ヒロは苦笑している。「ヒロ、ごめんなさい」「いや、ジュンを喜ばせようと思っていたのだけど先を越されたから」「次からは声をかけるようにするね」「それじゃ、今度は3人揃って行くぞ」その言葉に嬉しくなった。手を繋いで3人揃って歩く。ダディは空いてる手で日差しを遮っている。「あれは厩舎だ。もしかして、厩舎に馬だけでなく牛もいるの?」「見ただけで分かるのか?」「臭いがする」ダディは呟いている。「そういえば、...

  • 挑戦するのに年齢は関係ない #42

    「ただいまー」なぜだか2人とも機嫌が悪そうだ。「2人ともどうしたの?」ダディは怒り度MAXに近くなっているだろう声になっている。「ジュン、それは何を持っているんだ?」 僕は何も怒られるような事はしてないよと思い、持っているバケツを見せる。「これはね、牛のミルクを絞ったんだよ」ダディは怪訝な表情をしている。「牛?」ヒロはため息をついている。「ジュンは、もう楽しみを見つけたのか」その2人に、声がかかる。...

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