こんばんは。みちです。 2023年4月19日深夜に開設した当ブログ「降ってきた話」も、ありがたいことに昨日で1年が過ぎました。 アメンバーの皆さま、お読み頂…
こんばんは。みちです。 少し早いですが、4月アメンバー様募集を開始致します。 当ブログ小説は、基本的には繊細なユノさんがチャンミンさんと二人で幸せを見出すの…
当サイト「降ってきた話」掲載小説(掲載予定含む)のご紹介です。随時更新しています。(前回の目次更新時以降に公開したものには、NEW!と記載しています)なお、…
【念のためのご確認】アメンバー様承認にあたっての「コメント記入」について
こんばんは。みちです。 アメンバー申請頂きました方、頂いている方々、ありがとうございます アメンバー承認にあたり、一部の方に念のため確認頂きたい事項がありま…
こんばんは。みちです。 3月アメンバー様募集を開始致します。 当ブログ小説は、基本的には繊細なユノさんがチャンミンさんと二人で幸せを見出すのを見守って頂くよ…
こんばんは。みちです。 2月アメンバー様募集を開始致します。(月初定例募集のはずが、失念しておりました・・・) 当ブログ小説は、基本的には繊細なユノさんがチ…
こんばんは。みちです。 明日からは、「ひばりが丘の二人」のお話「360°の二人」です。 出会って10年、5年前からはお互いパートナーとして暮らすユノさんとチ…
こんばんは。みちです。 明日からは「あるがまま」を公開予定です。 見晴作業所の二人と、二人を見守る人々のお話となります。(この二人のシリーズは「電車は進むよ…
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僕は今でもあの「ばら屋敷」でチャンミンさんとユンホさんが二人だけで幸せに暮らしていた時間を思い出す。 二人はこの「ばら屋敷」でお互い寄り添いながら、毎日をただ…
本記事には人の死についての記載があります。事前にご自身で判断頂き、無理のない方のみお読み下さい。 また次回を「エピローグ」、次々回を「あとがき」としていま…
その週の金曜日、僕がチャンミンさんから買い物メモを貰おうと寝室に行くと、ユンホさんがチャンミンさんに 「チャンミン・・・窓を開けて・・・暗い・・・」 と言った…
ユンホさんは段々と起き上がることが少なくなった。 うつらうつらしている時間が増え、目を覚ましている時も、潰したイチゴをチャンミンさんに口に運んでもらっている以…
翌週。今日のユンホさんは体調が幾分良いようで、ソファに座ってイチゴを食べている。 前のようにパクパクゴキュゴキュというわけにはいかず、ちょっとかじっては断面を…
その日の買い物リストを見る限り、ユンホさんは恐らく流動食のようなものしか口にしなくなっているのではないかと思った。イチゴはかろうじて今まで通り一番上に書いてあ…
年明け3日。やはり自分で人の家の鍵を開けて入るのは緊張する。 幾分大きな声で新年の挨拶を言いながら「ばら屋敷」に入った。 寝室からチャンミンさんの声が聞こえる…
こんばんは。みちです。 「14時。ばら屋敷」、皆様に読んで頂けているようでとても嬉しいです。 ミンホ妄想の持って行き場がなく、半信半疑で始めたブログでしたが、…
年末最後の買い物の日、文字どおりユンホさんはチャンミンさんから離れなかった。 チャンミンさんが鍵を開けにくる間も泣き叫んでいたから、僕を家に上げるとすぐにチャ…
それからも変わらず買い物業務は続けられた。ユンホさんも、二度とハンプディダンプティのことは口にしなかった。だから、元のとおりの「ばら屋敷」に戻った。 ただ、最…
イトゥク主任とヒチョリヒョンには状況を事細かに話し、何とかチャンミンさんをもう少し助けられないか検討が始まった。 イトゥク主任からチャンミンさんへも新規展開サ…
ある水曜日、いつものように買い物をして戻った僕はチャンミンさんに成果物を見せながら冷蔵庫にしまっていた。 最近は自分なりに勉強を重ねて、ベテラン主婦の方々の御…
翌週僕が「ばら屋敷」に行き、ドアをノックすると、チャンミンさんは玄関に居たのかすぐにドアが開いた。僕が家の中に入ると、チャンミンさんはすぐにドアを閉めた。 杖…
ユンホさんは一時ICUに入り、一般病棟に移ったあと2週間入院をした。 8月の最後の週、ユンホさんが退院したということで、これまでどおりの買い物業務が再開した。…
8月。ユンホさんが風邪をひいた。 「ユノは熱を出しやすいんです。だから絶対に風邪をひかせてはならなかった」 いつもユンホさんの体調管理を徹底していたチャンミン…
ある日、買い物途中で酷い夕立に見舞われた。 ほうほうの体で僕は「ばら屋敷」に戻り、服を乾かしてもらった上にお言葉に甘え晩御飯までご馳走になった。 晩御飯はチャ…
薬を変えてもらえたユンホさんは少し状態が落ち着いた。 チャンミンさんによると、この間の薬は本当に大変で、ユンホさんは夜ほとんど眠れていなかったらしい。 そうな…
きっとこの姿を僕に見られたくはないのは察しがつく。 そっと部屋を出ようとしたところで、ユンホさんが目を擦りながら起き上がってきた。少し長めの髪の毛が、顔を覆う…
その翌々日の金曜日、僕は正直気が重かった。 自分に何かできればいいんだけれど買い物しかできない。またユンホさんがパニックになったらどうしよう・・・。 イトゥク…
結局疲れ果てたユンホさんが寝てしまうまで数十分格闘が続いた。 腕の中で次第に力を喪って微睡んで行くユンホさんを、チャンミンさんは最後まで離さなかった。 「ベッ…