しんいいづか【駅名しりとり353】
新飯塚 (JR九州) 福岡のベッドタウンのイメージが強くなってきた筑豊。 殖産興業を背景に財閥が進出し、一時期は国内産出量の半分以上を占めた巨大炭田でしたが、閉山が相次いだ1960年代から50年以上が過ぎ、街中から当時の面影を探すことは徐々に難しくなっています。 運炭のために網の目のように敷かれた鉄道も、平成筑豊鉄道の3路線と筑豊本線、日田彦山線、そして当駅から出る後藤寺線だけになってしまいました。 駅から歩いて10分ほどの麻生大浦荘はそんな石炭時代の名残のひとつ。 筑豊御三家といわれたこの地域で力を持った地方財閥のひとつ、麻生家の邸宅で、大正時代末期にたてられたものです。 現在は麻生家の迎賓…
2024/02/21 21:51