物の個性を「育てる」魅力。
物を扱い、物の変化を楽しむことを「物を育てる」と言います。ジーンズをはき続けることで柔らかく風合いを増していくことも「育てる」といいますね。以前新聞で、尾道で地元の方々に一年間用してもらったユーズドジーンズを商品として売り出したというニュースを見たことがあります。履きては漁師さんだったり、保育士さんだったりですが、履く人によって色や質感やダメージが変わるのだそうです。使った人の仕事や習慣が物に影響を与え、単なる劣化というよりも、個性がでてくる。その個性が魅力なのでしょう。まさに「育てる」です。 私には、長く使っている革製品があります。ずっと前に、自分褒美にかいました。お気に入りのバインダーノー…
2025/05/29 10:42