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巨匠に連れられて時空間を超えた旅をする 特別展『横尾忠則 寒山百得展』東京国立博物館
東京国立博物館表慶館で開催されている特別展『横尾忠則 寒山百得展』に行ってきました。 現代美術の巨匠の頭の中を、時空を超えて世界旅行しているようなめくるめく不思議な展示空間でした。 前文以外の解説はほとんど無い上に、作品名は全て日付のみ。作品からどのようなメッセージを受け取るかは鑑賞者にとことんゆだねられた自由な展覧会です。 開催期間は2023年9月12日(火)〜12月3日(日)。 全作品写真撮影OKです。 tsumugu.yomiuri.co.jp 「寒山拾得」とは 不勉強ながら、横尾忠則さんのことは日本現代美術で有名な方、というレベルの認識でした。名前は聞いたことがあるけど、代表作はあげら…
閭丘胤が拝礼したのは本当に文殊普賢?森鴎外の【寒山拾得】を考察
森鴎外「寒山拾得」の概要とあらすじを解説、お話の内容を考察しています。そういう感じ方とか捉え方もあるのだなぁと読書の一助にしていただけるとうれしいです。
神戸市にある横尾忠則現代美術館、大好きでよく訪れる場所。 前回の展示は「恐怖の館」 こんな派手な演出もありで楽しませてもらった。 だけど、今回は 「横尾忠則 寒山拾徳への道」 寒山拾得っ
【寒山拾得(かんざんじっとく)】で「森鷗外」は何を言おうとしたんでしょうか
<李白・杜甫が心酒を嘗めて 寒山が法粥を啜る さて きょうはどっちをいくべきか> 「夕涼み よくぞ男に 生まれけり」などの句で人気の宝井其角(たからいきかく)は松尾芭蕉の弟子の俳人ですが、1683年に初の句集「虚栗(みなしぐり)」を出しています。 その後書きに芭蕉が書いたのが「李白・杜甫が心酒を嘗めて 寒山が法粥を啜る」 弟子の句の出来を評した言葉の一部ですが、最高級の褒め方ですね。其角という人も相当の才能です。酒を愛して、呑んでは詩を吟じたとされる李白と杜甫は、8世紀、唐の時代の詩人ですね。二人とも酒で死んだとされています。そう言われるほどの酒好きだったそうで、酒といえば李白、杜甫なんですね…