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広島市中区本川町の空鞘稲生神社の境内にあります「幸神社(こうじんじゃ)」です。 御祭神は、猿田彦大神です。 御由緒は、天文年間(1532年頃)の創建で「彦山明神」と称していましたが明治4年「幸神社」と改称したとあります。 天文年間は、広島城が天正17年(1589年)毛利輝元により築城される以前で、 広島湾頭は、武田氏と大内氏の勢力争いが激しい頃です。 彦山明神は、武田氏方の国人領主が創建したのでしょうか。 それとも大内氏方でしょうか。 安芸武田氏は、天文10年(1541年)、毛利元就によって銀山城が落城して滅亡しました。 誰が、どんな思いで開運(みちひらき)の神様、猿田彦大神を祀ったのでしょう…
3年ぶりに開催されました緑井毘沙門天初寅大祭、2月4日よごろ、 (よごろとは、広島弁でお祭りの前の晩のことを指します。) 仁王門から登ってきまして、本殿からいよいよ虎穴をとおって、多宝塔へ向かいます。 岩盤を切り開いた道は、手摺りがありますので夜道で足元が見えなくとも何とか安全に上れます。 とはいえ、きちんとした石段ではなく花崗岩を切り開いておそらく当時のままだと思われ手摺りがなかったら岩盤側にへばり付いて上らなかったうっかり谷底へ落ちてしまいそうです。 上って下っていきますと、太子さまにお会いできます。 灯りが灯されていて、ほっと緊張が解ける瞬間です。 さらに前に進みますと、多宝塔が見えてき…