恵比寿ガーデンプレイス
東京都写真美術館で日本の新進作家vol.21「現在地のまなざし」を見た。展のフライヤに大きく載せられた、かんのさゆりのNewStandardLandscapeに惹かれて。特に記憶に残ったのは原田裕規の「写真が山になるまで」。不用品回収業者らによって日々回収されるゴミの中に含まれるおびただしい量の写真は、「売れる写真」は選別して売りに出され、「売れない写真」はゴミとして捨てられていることを知った作家が、写真の山から一枚一枚、手にとっては眺める映像が流れる。いわゆる記念写真がほとんど。大勢の集合写真もあれば、観光地や何かの発表会のとかでの家族や仲間同士数名の記念写真、飲み会のどうしようもない写真やモノクロの名刺判もある。「売れる写真」の選別基準は明かされない。おそらく「売れない写真」が延々ゆっくりと画面にスク...恵比寿ガーデンプレイス
2024/11/27 20:42