世界翻訳の日記念。 名訳・迷訳、そして誤訳。
本日9月30日は翻訳の日。日付はキリスト教の聖職者・神学者で、聖書をラテン語訳したことで知られるヒエロニムス(347年頃~420年)が亡くなった日に因んでいるんだそうです。映画で翻訳と言えば字幕(吹替に関してはまた別の機会に)。字幕と言えば、名訳・迷訳、そして誤訳。個人的名訳一番は「過去のない男」(2002年/アキ・カウリスマキ監督)。 主人公が暮らすコンテナハウスに電気を引き込んでくれた技師との会話。『お礼に何を?』 『俺が死んだら情けを』ハードボイルド映画のようなやりとりにグッときてしまいましたが、元の台詞はかなり長文。原語はフィンランド語ですが、恐らくこれを忠実に訳したであろう英語字幕は…
2022/09/30 19:39