誰にでも物語はあるものだ
「病気になると健康のありがたさがわかるし、失業すると仕事があることの安心感がわかる、同じように孤独になってはじめてなにげない人の優しさが身にしみる」これはコラムニスト上原隆氏の言葉である。 上原氏は私と同じ団塊世代である、「友がみな我よりえらく見える日は」「喜びは悲しみのあとに」等の著作がある、世の中から注目される人たちでない人に光をあて、渾身の取材と巧みな文章力、誰にも物語があるということを気付かせてくれる内容が読み手を惹きつけてる。 人と会い、話を聞き行動を共にする、ひとりひとりの心の奥に眠っている「本当のところ」に触れるために取材の相手に最も聞きにくいことを聴く努力をしているという、それが登場人物を丁寧に描写し、心の機微を感じさせるのかもしれない、実際誰にでも貴方にも、私にも物語があることは確かであ誰にでも物語はあるものだ
2022/12/14 05:50