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  • 会えない日々

    母が入院する長期療養型病院でコロナが発生し、また面会中止になってしまった。幸い、母は罹患していないのだけど、母が居る病棟で発生してしまったとのこと。面会は予約なしで行けるが、1日1回2人まで10分間と割と厳しめに決められているのに何故?って不思議。 面会者を制限しても仕事で出入りする人は多いだろうし、どうしたって感染者は出てしまうだろうなぁ 実はここ最近面会に行けてない。雨や強風で自転車日和じゃなかったり、来月まで続くハードスケジュールで出かける気力体力がなかったり。 兄はわたしが仕事の日に車で行って会っているようだから、それだけが救い。 お母さん会いに行かなくてごめん!天気予報と自分の体力と…

  • 桜を浴びに

    平日休みのタイミングでやっと晴れた先週の水曜日。桜咲く小田原城へ行った。 今年は休みと天気の相性が悪くて、お花見には行けないかも…なんて半ば諦めていたが、ようやっと晴れた平日休み!鎌倉の段葛や源氏山も思ったけれど、小田原城址公園のお堀や天守閣やこども遊園地がある懐かしい空気に浸りたくなった。 お昼過ぎに着き、平日にしては多い人出の中をのんびり歩く。人は多いが立ち止まって楽しむ余裕はじゅうぶんにある。残念ながら満開はとうに過ぎ、お堀には花筏があちこちに浮かんでいた。 桜は散る時が一番好きだけれど、満開を過ぎて半ば散っている桜の中を歩くと、満開の頃と散り始めの時の素晴らしさが良くわかる。来年は出不…

  • 冬仕舞い、着々と

    気持ちよく晴れた土曜日。午後の仕事までの間、冬物を片付けた。 洗濯して乾かしておいたセーターやダウン、ウールのストール、キャップ、手袋。厚手のインナーやヒートテックパンツ、裏地の暖かいジーンズなんかも。 クローゼットの中が一気に空く。そこに夏まで活躍する衣類を並べた。当たり前だが冬物に比べると、軽やかな生地で色味も爽やか。 秋冬でも明るい色を着るようにしているが、春夏ものの色の鮮やかさには負ける。服の色合いを見て、ダイエットを決心した。笑 クローゼットにはまだ、フリースジャケットと薄手のダウンが掛かっている。次の休みには洗濯して片付けよう。 今日は帰宅が遅い。夜は冷えると用心し、薄手のフリース…

  • 光風

    曇りのち雨のち晴れ。何とも忙しい天気の金曜日だ。 雲行きが怪しいと思っていたら雨が降って来て、慌てて洗濯物を取り込む。雨足はどんどん強くなっていき、弱まったと思ったらまた降る。 コーヒーを飲みながらブクログに読んだ本の感想や好きなフレーズを書き込み、今日返さなくてはならない本をせっせと読んだ。 午後遅く、雲間から青空が覗く。読了は島本理生『星のように離れて雨のように散った』。 雨上がりの街を自転車で図書館へ。下校中の中学生の集団と一緒になる。賑やかだ。ショートヘアの首元がすーすーする。薄着だったかと心配したが、ペダルを漕いでいるうちにちょうど良くなった。 順番が来るのを首を長くして待っていた予…

  • 春の模様替え

    休みの日のタイミングでようやく晴れた月曜日。川沿いの桜が気になっていたので早朝ウォーキングをした。約20分かけてお目当ての小道に着く。桜は七分咲きといったところ。 朝歩くのが最高に気持ち良いこの道は、コロナで自粛を強いられていた時に見つけた。地元といえど行かない場所知らない場所はたくさんある。ここは見つけられてラッキーだった。 春の始めにこの道を歩く早朝ウォーキングが定番だったのだが、天気も不順でやる気も起きず、この心の状態はマズいなぁと思っていたところ。なんだか最近、いろいろ面倒臭いのよね。。面倒臭いカッタルイと思う自分と、それじゃダメだよ行動しよう!と思う自分がせめぎ合っていて、面倒臭い自…

  • 桜ほころぶ、「マザーウォーター」を観る

    4月の始め、ようやくほころび始めた今年の桜。この時を待っていた。大好きな映画「マザーウォーター」を観た。 季節ごとに観たくなる映画はわたしの中で風物詩になっていて、桜の咲き始めた頃だったら断然「マザーウォーター」。京都を舞台に、疏水沿いに住む4人の女たちが付かず離れずの程よい距離を保ちながら周囲と関わり合い変化していく日常を淡々と描いている。 4人の女性、ウイスキーバーを営むセツコ、珈琲店を開くタカコ、豆腐屋のハツミは他の地から京都に流れてきたようだ。もたいまさこさん演ずるマコトだけが違うのかな? まだ桜の蕾も固いころに出会い、少しずつ膨らみ、咲き、満開になるように友情が育まれていく。 疏水沿…

  • 髪を切る/鎌倉わかめ

    3月末の平日、鎌倉へ。昨年末のカットから放ったらかしだった髪をようやく切りに行った。ショートヘアだがTちゃんのカットが巧みで、伸びてもそれなりに様になっていたが、それもそろそろ限界でようやく腰をあげた。 鎌倉行きの電車も駅も、観光客で大賑わい。八幡さまへは髪が整ってからお参りしようと駅からそのままお店へ。 今日はどうしましょうと言われ、いつものこの感じでと、Pinterestの画像をいくつか見せる。最近の定番はアシンメトリーのショート。片側と後ろは刈り上げ、白髪を目立たなくして少しでもキチンと感を出すために、かなり攻めた色あいにしている。最初は勇気がいったが、やってみると意外と似合っていて(自…

  • キョウコに憧れる清明

    二十四節気の「清明」は、「清浄明潔」を短くした言葉で、万物が生き生きと清らかに輝くとき。なのだけど、時折薄日が差すものの、どんより曇った木曜日。 昨日一日感じていた疲労感は解消したものの、何となく重だるさが残る。もしかしたら、糖質の摂り過ぎかもしれないなぁと思った。食パン、パスタ、スイーツ。以前よりも食べる回数も量も増えている。もっと野菜、そしてタンパク質を摂るように心がけよう。 今日は気になっていた私道の草取りをした。最近雨が多かったので抜きやすかった。草取りは趣味といってもいいかも。無心になれる。草取り瞑想。 全部ではないけれど気になるところをすっきりさせ、3時間ほどで終了。午後は読書をし…

  • 花の雨

    くったりと疲労困憊の水曜日。今日が休みで良かったと心底思う。先週もこんなだった。忙しい火曜日の疲れがどっと出るのだろうが、こんなにも疲れが残ってしまうなんて。 まるで更年期障害の真っ只中に戻ったみたい。あの頃はいつも疲れていて、何をするにも一度休まなければ次の行動が出来なかった。 これが、歳を経ていく、ということなのかな。体力にはわりと自信があるのだけど、このところウォーキングもスロージョギングもサボり気味。そろそろ重い腰をあげて体力つけないと。 と、思いつつ、今日は無理。朝シャワーを浴びただけで部屋でくったりしてしまうのだから。抹茶入り玄米茶にさらに抹茶を加え濃ゆーくした熱々のを啜り、ソファ…

  • April 1

    久しぶりにたくさん眠れた。雨の音が心地よくて二度寝した。ゆっくり身支度しているうちに雨足がどんどん強くなって、すごい音がすると思ったら雹が降っていた。 嵐の4月1日。 あれもやろうこれもやろうと気持ちはあるものの、やっぱりいつもの月曜日になってしまう。 今月は忙しいから、しっかり体力つけとかないと。 雨が上がった午後買い物に出たら、近所の公園のソメイヨシノが咲き始めていた。川沿いのあの道の桜はどうだろう。山沿いの道のあの桜は、お城の周りのあの桜は、と気ばかりはやる。 このところ休みの日というと天気が悪いから、見逃してしまいそう。なんとか時間を作って見に行けたら良いな。 気づいたらご近所の白木蓮…

  • 春分の日

    磨いたように晴れ上がった春分の日。予報通り強風が吹き荒れ、にわか雨も降った。まるでざわざわした不穏な今の世相を反映しているよう。 仕事も休みだったので、息子家族も誘ってお墓参りへ。にわか雨が上がり、風も少し落ち着いた午後の早い時間にお墓で待ち合わせ。わたしは自転車だったのでタイミング良く行けてラッキーだった。 父の墓前にはもうすでに花があり、兄達が来ていたらしい。わたしが用意した花は半分を父へ、半分を祖父へ。祖父のお墓のお花は水がからっカラに乾いていたので、たっぷりとあげていると、息子達が到着した。 風に吹かれたようなやんちゃな顔をしている。どうやら山の上の公園で子育てサークルの集いがあり、存…

  • 久しぶりの母と確定申告

    母が入院する長期療養型病院の面会中止が解禁されたので、さっそく会いに行った。ママチャリで、のんびり1時間。気分はトトロのさつき父娘が母親に会いに自転車で七国山病院へ行く、あんなふう。幸い好天で風も穏やか。花粉症の症状を差し引けば誠に快適な道中でした。 3週間以上ぶりの母は、心配していたほど痩せても衰弱もしておらず、肌艶は以前と変わらず良くて、ひと目見て一安心。けれど呼びかけへの反応は鈍くなっているようだった。 行った時は目を閉じていたから、もしかしたら眠っていたのかも知れない。そこに大声で耳元に話しかけたものだから眉間に薄くシワが寄ってしまった。閉じた瞼は開きそうもなく、話しかけながらそっと布…

  • 具合悪い日

    水曜日、寒の戻り。どんより曇った空は気まぐれに雨を降らした。 朝起きたとたん、くしゃみの連発。連発が止まらない。激しい花粉の症状で、今日が休みだったことにホッとする。 休日朝の定番、朝風呂にのんびり浸かれば少しは良くなるかなと期待したけれど、外れてしまった。何をしていても鼻からツーっと垂れてくる。そのむず痒さのストレスっぷりったらない。 しかも眼精疲労に軽い頭痛とトリプルパンチ。これはもう、今日は一日おとなしく休んどけ、という天からの声らしい。 身体がめっちゃ疲れているのはここ1週間、気づいていた。浅い眠りが続いていて、夜中に何度も目が覚めて熟睡出来ていない。PC作業や読書で目が疲れているのも…

  • 恋文

    長期療養型病院に入院中である母の衣類を整理し始めている、この春。母の嫁入り道具の桐箪笥に手をつけた。昭和の遺物?が続々と登場する。桐の小箱に入った縮緬の風呂敷や扇子、ハクキンカイロ。布の表紙のアルバム。レトロなパッケージのストッキングなどなど。 小引き出しの一つには日常使いだったらしい風呂敷がぎっしり詰まっていた。使い古され、汚れが目立つものが多かったので、一枚一枚確かめながら出していくと、引き出しのそこから封筒が出て来た。 開けてみたら、何かの書き付けで、便箋や原稿用紙、仕事で使っていたらしい用箋にしたためられていた。万年筆で書かれたらしく、インクがかなり薄くなって読みにくい。 何となく文字…

  • 朝の一杯はホットレモン

    ここ1ヶ月のマイブームは朝イチのホットレモン。 定番は ①口をすすぐ②保温ポットの前日の残り湯をすする で、時々②前夜の三年番茶にポットのぬるま湯をさし薄くてぬるい番茶を飲む になる。 アーユルヴェーダ的には、お湯であっても起床後すぐ熱い飲み物を飲むのは、消化管に刺激が強すぎるので良くないと聞き、身体の感覚を信じて習慣にしていたことに丸をもらった気分。 2月に入ってからは、③レモンを半分絞ったのに白湯を足して飲む が加わり、実に爽快でよろしい。 身体がレモンを欲していた。冬から早春は小田原レモンが手に入るのでタイミングも良かった。 搾りたてのレモン果汁と果皮も加えて白湯を注ぐ。甘味は一切加えな…

  • 雛飾り

    雨水を迎え1週間、ようやく雛人形を出した。どうせなら気持ちよく晴れた日に出してあげたいとタイミングを図っていた。仕事の日に晴れ、休みの日に雨、意地悪なお天気にヤキモキして、ようやく晴れた月曜日。 旧暦では未だ睦月。弥生三日は今年は4月11日で、まさに桃の花の盛りの頃。新暦で旧暦で行われていた行事をするから、何だかおかしなことになっているよね日本。昔ながらの行事は旧暦で行えばいいのにといつも思う。思いつつ、雛人形を出している矛盾だらけのわたし。 今年は本来の桃の節句まで出しておこうかな。もう行き遅れることはないのだし。 両親が買ってくれた雛人形は7段飾り。子供の頃は、木枠を父と兄、二人掛かりで組…

  • 花粉到来

    朝、洗濯物を干す前に物干し竿とベランダの手すりを拭いたら、黄色い筋の汚れ。とうとうこの季節がやって来た。来てしまった。。去年までは黄緑色の花粉から少しずつ黄色に変わっていったけれど、今年はいきなり黄色ですか。。。ちょっとうんざりするなぁ 1月の下旬頃から何か飛んでそうだな、と感じるくらいの症状は出ていた。ここ最近は目が痒くて!うっかりこすってしまうと、かゆかゆが止まらなくなって目が酷いことになる。目薬が手放せない今日この頃。 わたしの花粉症の症状の出方は謎な部分がある。今日はたくさん飛びますよ!なんて予報が出ている日なのに軽かったり、逆にしっとり春雨の日に酷かったり。 どうやら腸や肝臓、自律神…

  • いちご柄

    下の孫の1歳のお誕生日プレゼントを息子夫婦に尋ねたところ、靴!とのこと。洋服であれば上の子のお下がりを活用できるが、靴となるとそうもいかない。日々成長している赤児、履かせて決めたいと、嬉しいことに買い物を一緒にすることになった。 向かった先は、『西松屋』。 入るのは上の子にお箸を買って以来の2度目で、じっくり見たのは初めて。服、靴、雑貨、食べ物、おもちゃなど、子供に関するあらゆるものが揃っている。しかも、お安い! 子供は日々というか秒で盛り盛り成長していくから、あっという間に着れなくなるし、どんどん汚すし、気兼ねなく使えてデザインも良い子供服のお店は助かるね。 お嫁ちゃんと話しながら靴を見てい…

  • 面会休止

    母が長期療養型の病院に転院して、ほぼ1ヶ月。週に一度のペースで面会に行っていた。自転車で片道約1時間。周囲の景色をのんびり眺めながら、良い運動にもなっていた。 自転車の辛いところは、天気に左右されること。ママチャリだしね。。雨の降る日、風の強い日は諦めるしかない。ということで、先週は行けなかった。今週は雨続きだがら、兄が行く日に便乗させてもらおう、そう楽しみにしていたのに。 兄から母に会えなくなったとLINEがあり、病院のHPが添付されていた。何と今日から『コロナ感染防止対策として』面会休止で、再開の予定は未定。ありゃま、タイミングが悪かった。 わたしが仕事で行けなかった先週の土曜日、会いに行…

  • 馬酔木咲く

    汗ばんだ昨日の天気から一変、冷たい雨の一日となった水曜日。 予約していた本を取りに図書館へ出かけようと外に出たら、優しいピンク色が視界をかすめた。馬酔木の花、いつの間に。 昨日は全然気づかなかった。休みの日で心にゆとりがあるから気づいたのかもね。 雨に濡れながら雨に震えているような花を撮った。 亡き父が、好みに任せて仕立てた我が家の庭には花が咲く木は5本。夏頃の金柑、春のプラム、秋の金木犀と、早春の馬酔木と紫木蓮。 どれも地味な花ばかりでそれほど好きになれなかったのが、年齢を重ねるにつれ、不思議と心がとまるようになった。 特に、時が止まったようなビリジアン一色の冬の庭に、淡いけれど鮮やかな色を…

  • 旧暦大晦日

    久しぶりにお酒を飲む。いい気になって飲みすぎて、CAVA1本開けた。飲み足りずにコンビニに寄りロングの缶ビール1本とチップスターを買った。チップスターってこんなに美味しかったっけ?暖かくした部屋で厳冬期富士登山の動画を観ながら飲んで食べた。良い時間を過ごせたので後悔はほぼないが、朝起きた時に口の中がお酒くさくて参った。何故こんなに飲んじゃったのかしらん。 案の定、顔が浮腫みまくって始末に負えない。今日が休みで良かった。朝風呂に入り、熱い三年番茶を啜る。かったるい。うっすら頭痛。あーこりゃ二日酔いだわ。 二日酔いなんてのも久しぶり。そうだった、こんな感じで苦しいのだった。そして思うのだ。もうお酒…

  • 母の転院

    昨年の12月半ば過ぎに緊急入院した母の発熱の原因は、誤嚥性肺炎だった。入院してすぐ平熱となり体調も回復したが、飲み込む力や異物を排出する力が極端に衰えているとのこと。なので誤嚥性肺炎になってしまった訳だが、年明けまでリハビリを試みると、担当医師から説明があった。 とはいえ、会話が成り立たず意思の疎通が容易ではない状態なので、どこまで出来るのか、あるいは全く出来ないかもしれないという。介護施設で面会をしていた時の様子から、それはわたしたちも想像出来た。認知症でもある程度話が通じてリハビリができれば良いけれど、”ここを意識してこう動かして”と言っても、残念ながらもう通じないのだ。 リハビリが出来な…

  • 大雪警報の日

    県内に大雪警報が出された月曜日。曇りの朝のうちにウォーキング&スロージョギングに出かけ、途中から雨に降られた。そぼ濡れて帰宅し、シャワーを浴びて一息つく。 ぬくぬく温かい部屋で天気予報をチェック。どうやらお昼過ぎから雪らしい。 この地は雪が珍しい。なので雪の予報が出るとちょっとワクワクしてしまう。仕事の日であれば悩ましいところだが、今日は休み。警報級の大雪ってどうなるんだろう。 午後、雪がチラつく。ぼたん雪。それが雨混じりの雪になり、音が変わったと思ったらみぞれになった。その後、みぞれ混じりの雨になり、大雪警報は何処へやら、雨が降り続いた。雷も鳴った。 雪じゃないのかぁ次第に雨と風が強くなり、…

  • 立春大吉

    2024年の立春は冷たい雨の降る1日となった。 午後からは曇りの予報だったので、レインウェアを着て自転車で出かける。ラッキーにも雨足は弱くなり、さほど苦労せずに30分弱で到着。仕事が終わる頃には雨が止んでいるはずだったが、時折弱くポツポツ当たる程度の雨の中を帰った。 今日の仕事の反省などをしつつ、小さな横断歩道にかかると、横の小道からマフラー音を響かせ車がいきなり出てきた。反射的に急ブレーキをかけると、右腕に激痛が走った。去年の暮れから右手首の調子が悪い。ある角度になると上腕にも痛みが走る。ブレーキをかけた瞬間の角度が悪かったんだろう。 悪いのは車だ。一時停止を無視して結構な速度で出てきた。運…

  • 節分

    今年は昼間のうちに豆まきをした。大きな声で「鬼はー外!福はー内!」言いつつ小袋入りの鬼打ち豆を投げると、楽しくなって来る、気持ちがスッキリする。厄が尻尾を巻いて逃げ出す様子を想像したりして。 旧暦では師走二十四日。月は半月で、あと七日で新月、旧正月になる。明日は立春。よく「暦の上では春で」と言うが、旧暦ではその季節の最も盛りの頃に、次の季節が目を覚まし、少しずつ育っていく。 そして元旦は立春の後に来ることもあり、節分で厄を払い福を呼び込み、新年を迎える年は縁起の良いとして喜んだそうだ。 平岩弓枝さんの時代小説『御宿かわせみ』に、外国の暦は月の満ち欠けは関係ないと知った女中頭お吉が大層驚く場面が…

  • 凍雲の下、母に会いに

    金曜日。天気予報通り、昨日とは打って変わって灰色の雲が空を覆い、グッと冷えた。午前中は時折陽射しが覗いたが、お昼を過ぎると雲が厚くなった。太陽が姿を隠すと体感温度も一気に下がる。今日は母が入院する病院へ自転車で面会に行く予定だが、このままぬくぬくと部屋の中で引きこもり、読書三昧なんてのも最高なんじゃない?って悪魔が囁く。 一瞬それもいいかぁ、一昨日会いに行ったし来週でも…悪魔方面に気持ちが傾いたが、時間になると無意識に身支度をしていた。 病院へはのんびりママチャリで片道1時間ちょい。周りの景色を楽しみつつ行く。 曇りの今日、周りの景色はまさに冬枯れ。野も山も硬く無表情な感じ。けれど雲間から陽が…

  • 姉妹愛

    先日、下の孫が1歳を迎えた。家族写真アプリ『みてね』で、お祝いの様子を写真や動画で堪能した。 お祝いの御膳は、お嫁ちゃんお手製の食パンと水切りヨーグルトで作った小さなバースデーケーキ、お子様ランチ風プレートは上の子の分も合わせて2つ。 ケーキは見る間に下の子の手で破壊され、お手ても口の周りも真っ白に。フレームの外からお嫁ちゃんが「いいよいいよ、何してもいいよ」と笑いながら言っている。 一升餅を背負っている動画もあった。よいしょ、と力強く立ち上がり、ふらふら、パタンと尻餅を着く。その様子がいかにも愛らしい。 いつも通りに歩けず訳がわからないといった表情、何度も立ち上がり、とうとう数歩歩いた。思わ…

  • ブログのリズム

    テレビを含め、依存性中毒性のあるデジタルコンテンツをだらだら眺める時間を減らすべく、モーニングノートに「今日やること」をだだーっと書き、それをもとに日々を送っていたらブログの時間が無くなってしまった。 いちおう『日記』なので、その日の夜に書こうとトライするも、夜はひたすら眠い。ほぼ日を書くので精一杯という感じ。あ、もう少し早めの夜時間に書けばいいのか。。。 ということで夕ご飯の後に書いてみている。 しばらくブログから離れていたせいで何となく調子が出ない。拙い文章がますますぎこちなくなっているのがわかる。綴っていて、無表情で無愛想だなって感じる。四角く強張っている感じ。 でもまあそれもまた自分だ…

  • コロナが身近に

    義姉の車がずっと停まったままなので不思議に思い兄に聞くと、コロナに罹ったのだという。とうとうこんな身近でも出た! 兄の家は隣でもちろん別棟、歩いて数秒の距離にあるけれど、用事がない限り行き来はない。義姉とも仲が悪いわけじゃないが特別仲が良いわけでもない。日頃から付かず離れず、お正月の集まり以来会話を交わすこともなかったので、感染の心配はなかった。 けれど濃厚接触者の兄とは母の入院あれこれで週に一度は会って会話している。ついこの間も兄の車に乗って病院に行ったばかり。え、やば!って心配になったけれど、そうだマスクをぴっちりしていたのでした。アレルギーもあるし仕事で声を使うので、乾燥するこの季節は弱…

  • お年玉

    今年からお孫ちゃんへのお年玉は500円×年齢にした。なので甥っ子の子供には来年からね。物価も考慮しつつ小学生まではそのようにし、中学生になったらまた考える予定。 わたしが子供の頃は、親戚からお年玉を貰えたのは一度きりだった。小学校に上がるまでは無しで、一年生になるのを楽しみにしていた。ところが。兄世代までは両親それぞれの親戚からお年玉があったが、わたし世代は同じ歳のいとこが多く、大人が大変だからという理由で、小学校に上がった年を最後に、親戚からのお年玉は廃止になった。 あの時のガッカリ感といったらなかったな。父方も母方も兄弟姉妹が多かったから、たくさんもらえる予定のお年玉、取らぬ狸の皮算用なん…

  • デジタルデトックス

    元旦に能登半島で地震、地震の状況が気になってNHKを流していたら羽田空港での飛行機事故、2024年は幕開けから感情気分を揺さぶられている。 飛行機事故も謎だし能登半島での地震も気になるしで、お正月休みはテレビを観る時間とネットニュースを追いかける時間にほとんどを費やしてしまった。 こんなにテレビをずっと流しているのは久しぶりで、テレビって人を縛り付けてしまうなって思った。いや、人がテレビに縛られてしまうのか。あっという間に時間が過ぎていくし。これは絶対良くない。 あっという間に時間が過ぎていくのはPCに向かい合った時もそうで、長い休みで時間がたっぷりあるのをいいことに、ネットニュースを拾いなが…

  • 1月1日 親族の集い

    1月1日朝6時。窓の外は暗く、夜明けの気配もない。ゆったりとした気分で目が覚めたのは、お正月の集まりのための料理の準備がほぼ完了しているから。 やかんに水を汲み火にかける。沸くのを待つ間、家中の雨戸を開け湯船に湯を張った。ポットに残ったぬるま湯に湧いたばかりの熱湯を足し、好みの温度にして啜る。喉から食道、そしてお腹へと湯が流れていく。お腹が内側からほわっと温かくなって火が灯ったようだ。 朝風呂から出ると2024年の初陽が射した。 今年の集まりは去年に輪をかけて賑やかになった。息子夫婦には第二子が、甥っ子夫婦には初めての子が産まれ、もう一人の甥っ子はフィアンセを伴ってきた。 去年は咳をして体調不…

  • 謹賀新年

    新年明けましておめでとうございます。 昨年は拙いブログを読んでくださり、そしてたくさんのスター、コメント、どうもありがとうございました。 今年もマイペースで続けていこうと思います。 この一年があなたにとっても、わたしにとっても、元気で幸多い佳き日々となりますように。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 *** 昨日の元旦は非日常を楽しんでおり、そんな最中能登で地震が起きたりして、一人になってからはくったりとしておりました。 嵐のように過ぎた元旦、地震の被害に心が締め付けられますが、箱根駅伝に焦点をあてつつ、ブログを書いたり読んだりしていこうと思います。 わたし的には今日からお正月が始まった感…

  • Thank you 2023

    今日はおせち料理作りと掃除を同時進行で頑張った。 朝からの雨は午前中の早い時間にあがり、雲間から青空、そして太陽の光。室内干しにしていた洗濯物を外に出し、お正月を迎える料理に本腰。 以前は楽々こなしていたマルチタスク、もう出来ない!って思ってたけど、ここぞと言う時には出来るものね。おせち料理を作りながら窓とサッシの桟、床を拭き上げた。 元来不器用、長年生きているものの料理下手、要領も悪いので、料理には時間がかかるわたくし。けれどマイペースでお昼から始め、重箱に詰め終えたのが午後7時。 これでも例年よりも早く終わった。しかも窓も床もぴかぴかだよ。やればできる!ちょと自分に自信を取り戻せたみたい。…

  • 駆け足で過ぎゆく年末

    昨日の午前中は兄夫婦と父のお墓掃除へ行く。わたしの頭の中は「掃除、掃除!」のみになっていて、お花のことなどすっかり抜け落ちていた。行きしなに兄がお花のことを言ってくれて良かった。スーパーに寄り道して適当に選ぶ。 お墓に行くともうすでに新年の準備万端のお墓がちらほら。供花には定番の菊の他に、千両や松などの縁起の良いものを混ぜているお宅も多く、そうかお正月を迎えるんだからこんなふうに華やかにした方がご先祖も喜ぶよなぁと思った。来年はそのようにしよう。 午後からは休み休み家の片付けや掃除、1階の窓拭きなど。 考えてみたら30日の午後になっていて軽く驚いた。クリスマスを過ぎたらあっという間に年末。ぼや…

  • アラームをOFFにする

    今年最後の仕事が無事に終わり、ようやく一区切りついた気分。10連休から8連休になってしまったけれど、1週間以上も業務を気にせず休めるなんて! むろん今している仕事は好きだ。好きを仕事に出来ていて、ま、底辺だけどラッキーだと思う。ただ好きなことが仕事になっているデメリットもあって、煮詰まってしまうこともある。 だから仕事を離れ、ただ「好き」だけを味わう期間が一定必要。本音を言うと1ヶ月以上休んで旅したいところだが、今は叶わない。それに8日間でも贅沢だよね。 気ままなひとり暮らし、何時に起きても自由。寝坊したって大丈夫。時間を気にせず夕陽を眺めたり、読書を楽しむ。 うわぁ、想像したらわくわくしてき…

  • 仕事納め

    木曜日、仕事納め。当初は26日の火曜日に仕事納めの予定だったが急遽依頼が入り、水曜日の休みを1日挟み、ようやく納めた。今年は冬休みが10日もある〜!大掃除もおせち料理作りも楽勝じゃん、なんて思っていたのだが、ま、予定は変わるものよね。 ピンチヒッターなので、ま、そこそこに業務終了。久しぶりに会えた方もいたので一年の締めくくりに会えて良かった。良いお年を、来年もよろしくお願いしますとお互いに挨拶を交わして辞す。フリーランスなので納会も忘年会も、はたまた新年会も出欠自由、不安定で底辺だけど、この気楽さが良い。 以前は仲間同士でよく集まっていたが、鬱々の発症で身辺からさーっと引くように人々が去ってい…

  • くったりな日

    賑やかだったイブとは対照的に25日は静かに過ごした。仕事後にイベント、お孫ちゃんと全力で向き合う、という試みは初めてで、かなり疲れている自分にびっくり。 気ままでマイペースなひとり暮らしが日常だしね、あとやっぱり老化か・・・ 午後、ようやくエンジンがかかり、お正月の食材など買い出しに。あちこちのスーパーを巡り、一番安くて新鮮なものを選ぶ。これが結構重労働。28日の午前中に仕事の依頼。担当者が親族の不幸で急遽休みということで。 火曜日は仕事。今日が仕事納めの予定だったが、木曜日の仕事を受けたので中途半端な気持ち。 自転車で通勤するときに、脚力が衰えているのを感じた。え?昨日まで全然大丈夫だったの…

  • イブは賑やかに

    クリスマスイブはいつも通り仕事で、今年最後にお会いするお客さまもいらっしゃるので、「今年もお世話になりまして、ありがとうございました」「良いお年を」の声が飛び交った。 今日のわたしもテンション高め。自分でもびっくりするほど明るい声で業務をこなす。 午後3時過ぎに帰宅。身支度やら細かい家事などしていたら、やって来ました息子家族。 クリスマスイブは我が家で過ごす、去年から定番になりそうなイベントは、もしかしたら息子夫婦からわたしへのクリスマスプレゼントのつもりかもね。 下の子はお昼寝していたみたいで、目が覚めたら見慣れない家、びっくりして大泣き。ちょっとでも親の姿が見えないとギャン泣き。そのギャン…

  • 一陽来復

    冬至の朝 タイマーで点火したストーブの音で目が覚めた。真っ暗な部屋、午前6時前。今日は冬至だなって思った。 短い昼間の時間と長い夜の時間を、どう過ごそうか。ふわふわのベッドの海にもう一度潜り込みながら考えた。 一年で最も陰の氣が極まるこの日は、精神的に辛くなることが多かった。でもここ数年は穏やかな心持ちで過ごせている。 今日は母が入院している病院へ主治医の話を聞きにいった。わたしの予想に反して年内退院とはならなかったけれど、母の容態は回復し今は落ち着いているとのこと。 発熱の原因は、誤嚥性肺炎だった。 今後のこと、いろいろ考えなくちゃいけないけど、もう少し経過を見てから。手放しで喜べる状況では…

  • 来年の手帳と日記

    新しい手帳と日記を手にすると不思議と心は高まる。今年もそんな季節になった。 手帳、というかスケジュール帳はMARKSのEDIT週間ノートと決めている。 手帳売り場を覗くとバーチカルが多い印象だが、バーチカルは使いにくくて。 この週間ノートは月間スケジュールが12月〜翌2月まで、その後に週間ページが続く。使い方次第ではバーチカルにも出来、メモ欄もたっぷり。仕事のアイデアや覚え書き、段取りなどを書き込んでいくのでこの自由なスペースが便利。 習慣ページの後にはたっぷり100ページ以上のノートスペースもあり、これまた便利。 紙の質感も好き。厚過ぎず薄過ぎず、滑らかに書け、丈夫。 今の仕事を続ける限り、…

  • 年賀状は3枚

    年賀状じまいがトレンドで、年賀状じまい用のハガキも売っていたりして、なるほどと思う。 ここ数年、わたしが書く年賀状は3枚。 10年ほど続いた暗黒鬱々期に1枚も書けない年が続き、もらう数もどんどん少なくなって、SNSに変わっていったりもして、今は片手に余る。 わたしにはこの数がちょうど良い。あり得ないけど、もし増えても多くても5枚かなぁ、10枚になったら負担に感じるかも。 今年も3枚1パックになっている年賀状をロフトで選んだ。 自分で作っていたこともあったけれど、手軽さ気軽さ優先。でも年賀状選びは楽しい。毎年のことながらずらっと売り場に並んだ様子は壮観で、あれこれ15分ほど悩んだだろうか。 一言…

  • ギー作りと今読んでいる本

    久しぶりにギーを作った。ギーは、生命の科学アーユルヴェーダでは万能オイルと云われる、無塩のバターを煮詰め不純物を取り去った純粋な油。インドやネパール、スリランカなどの国で用いられ、食べたり体に塗ったりなどして使う。 以前インドでパンチャカルマという浄化療法を受けた時、食事も徹底管理され、スチームベジやキチュリというインド風お粥にかかっていたのが出会い。ギーをプラスするだけでコクが出て食感も変わり美味しくなる。 インドでは自炊することも多かったので大瓶を買い、2〜3本持ち帰っていた。それほど大好き。日本でも成城石井などで買えるけれど、お値段がねぇ なので手作りしている。 手軽に手に入るよつば乳業…

  • 母の容態

    兄からの連絡で、母の熱が36度代にまで下がったことを知った。 入院した病院は面会が一切出来ず気を揉んだが、今日は病院から兄に連絡が入ったようだ。担当医師が決まり、その医師からの説明を今週中に受けることになった。 なんて言われるんだろう。。ちょっと不安。 とりあえず、わたしの予想通り母の熱は平熱まで下がり、問いかけにも微妙に反応しているみたいだ。 良かった。ホッとした。 ただ医師の見立てがどうなのか。患者や家族を思いやってくれる親身な先生だといいんだけど。

  • 母の入院

    日曜日、仕事に向かうべく準備をしていたら兄から電話。今出かけるところだと焦って対応すると、暗い声で施設に居る母の体調が悪いのだと言った。38度の発熱、食べない飲まない、問いかけにも反応しない。普段も反応が薄い母ではあるので、意識不明の重体、というわけではなさそう。 医師が来るのは月曜日、それまで医療的な対応が出来ない。救急搬送するかどうか、家族で決めて欲しいと施設から。どうする? 入院となると、安心だけれど反面、院内感染など心配な部分もある。手厚い介護も期待出来ないだろう。でも、高齢で免疫力も落ちている母、容態が急変しないとも限らない。飲食できないとなると脱水症状も心配だ。兄と相談して、救急搬…

  • 読了『契り橋』とBSドラマ「あきない世傳 金と銀」

    真っ赤だな 昨日は一日中しとしとと雨が降り続いて寒かった。こんな日に休みだなんてラッキーとばかりに自室にこもり、ぬくぬく温まりながら読書を楽しんだ。 朝立てた予定では、納戸の片付けと食器棚の整理と掃除をするはずだったのだが、寒さに負けた。それに、図書館の順番が回ってきた本は、その後も待っている人が大勢いるので早く読まなくちゃ…と言い訳。 読み終えたのは、髙田郁さんの『契り橋 あきない世傳 金と銀の特別巻 上』。 物語は13巻で完結したが、この特別編は シリーズを彩ったさまざまな登場人物たちのうち、四人を各編の主役に据えた短編集。 五鈴屋五代目店主でありながら、銀三貫とともに大坂を出奔した惣次、…

  • 準備万端クリスマス

    12月も半ばとなり、そろそろ年末年始の段取りを考えなくては。 元旦には親族が実家である我が家に集合する。毎年のことであるが、お節やお雑煮など作る。今年は食材が軒並み値上げしているのに、歩合制であるお給料が去年より減っているので非常に厳しい。厳しいながらも工夫してなんとかしなきゃね。 ふだん一人で気楽な食卓だが9人分用意する。でも、それぞれの家で朝、お祝いをしてからお昼に集まるので、みんなそれほどお腹空いてないみたい。去年は余ってしまったから、今年は控えめにしてみよう。 野菜やお肉などは今から用意して冷凍出来るものは冷凍してしまう。直前になるとさらに値上がりして、手が出し難くなる野菜もあるから。…

  • U-NEXTで観る「きのう何食べた?」

    鳳凰が飛んでいるみたい リアルタイムで夜遅いテレビ番組を観れないので、もっぱらTVerを利用している。そのおすすめに出てきたのが「きのう何食べた?season2」。人気番組とは知っていたが、観る機会がなく、何気に観始めたらハマってしまいました。 TVerでは1〜3話までと最新話が観れる。その間がどうしても観たくなって、「もっとみるなら」をポチしたらU-NEXTに飛んだ。ちょうど1ヶ月の無料体験が出来るというので登録し、4話から最新まで一気見した。 やさしい、優しい物語だな。 30分でゆるく繋がりつつ一話完結なのも観やすい。シローさんが作るお料理も美味しそうで、真似できそうな敷居の低さ。二人の食…

  • 予想外の一日と読了『れんげ荘』『ルポ路上生活』

    「土曜日、遊びに行っていい?」息子から連絡があったのは週の初め。仕事があるから午後3時には出かけなくちゃと伝えると、じゃあその前には帰るわ、という話になった。 下の子だけ連れてくるというので、赤ちゃん用のおやつや、新鮮なりんごを買った。擦りおろしてお昼のデザートにしよう。 息子のお昼は何がいいかな。わたしの普段のお昼は玄米に納豆とお味噌汁とか、チーズトーストとか簡単なもの。たまに来る息子にそれはないよなぁ。前回はうどんだったので、クリームシチューにしよう。金曜日の夕ご飯に作っておけば手間もない。 久しぶりに作ったクリームシチューはとても美味しく出来た。深めのスープ皿にたっぷりよそって2杯も食べ…

  • 午前5時半

    昨夜も眠りが浅く何度も目が覚めた。あまりに頻繁なものだから、ベッドサイドの灯りをつけて読書の続きなんかもした。横たわりながら読んでいると、ふっと眠りの波がきて、灯りを消した。 いったい何度目になるのか、目が覚めてがばっと起きてベッドに座り、足の裏でカーペットの肌触りに癒されながら、意外と寒くないなとぼんやりした。 枯れた木立の中にいると何度か野外フェスに一緒に行ったことのある仲間たちがやってきて、(何故か)一瞬隠れるものの見つかってしまうという夢を見た。あぁこの森の向こうでLabyrinthやってたんだよね、どうだった?と仕方なく話しかけると、氷のように冷淡にあしらわれてしまい、身の置き所がな…

  • 閉塞成冬

    昨日は二十四節気で「大雪」関東や九州でも初氷が見られる頃、ということだけどぽっかぽかの一日だった。 暖かな強風が吹き荒れ、しっかり止めた洗濯物はあっという間に乾き、歩いていると汗ばむほど。今年の天気は本当に変だよ。 七十二候では第六十二候の「閉塞成冬 そらさむくふゆとなる」。 昼間は12月を忘れる暖かさでも、だんだんと陽が落ちてくると空気もそれなりに冷えていった。うんうん、冬ってこうでなくちゃ。 この地では12月7日が一年のうちで日の入りが一番早い日。16時半前には、太陽は山の向こうに沈んだ。 長い夜。 ホットカーペットと小さな電気ストーブで暖を取りながら、今夜も読書三昧。読み始めたのは、群よ…

  • 朝風呂の季節と読了『ドゥルガーの島』篠田節子

    休みの日や出勤がゆっくりな日に、朝風呂が嬉しい季節になった。 朝は暖房のタイマーをかけて温まった部屋で起きているけれど、体は案外冷えていて、冬の時季は朝風呂を楽しむのがここ数年の定番になっている。気ままな一人暮らしだから叶えられる贅沢かもしれない。 湯船に浸かりながら毎回、温泉に行きたいなぁと思ったり、いや家のお風呂でも十分と思ったり。ゆったり浸かるとその日一日、気分にも余裕ができ、優雅な気持ちで過ごせるみたい。 先月から手首の調子が悪くて湿布を貼っている。体の歪みと姿勢の悪さからきていると思う。ヨガやストレッチをすると軽減されるので。さらに夜と朝、湯船に浸かった日は手首の調子も良い気がする。…

  • 母に会いに

    昨日とは打って変わって、起きてすぐ暖房のスイッチを入れた朝。パジャマの上にフリースを羽織り、家中の雨戸を開ける。東の窓からオレンジ色の光がスーッと道を作る。西側の部屋の窓から外を見ると富士山が紅く染まっていた。 今日は久しぶりに母の面会へ。予約が取れなかったり、わたしが風邪を引いたりで3週間ぶり。天気が良く風もないので近くの小さな公園へ車椅子を押して行った。先週は風が強過ぎてちょっと出ただけですぐ戻ってきたらしい。 施設から出ると閉じていた目がふっと開いた。目が開くのは久しぶりで、兄と喜び合う。きっと気温差が良い刺激になったんだね。 日向に出ると眩しさでまたすぐ閉じてしまったけれど、少しでもい…

  • December

    12月1日。朝ベッドから出て、あったかいな、とまず感じた。でも空の色も空気の匂いも秋のものじゃなく、紛れもなく冬のそれ。 朝温かいと感じた空気も、陽が高くなるにつれキリリと引き締まる。昨日までの暖気が家に残っていたんだ。外に出ると首元が袖口から冷気が入り込むのが感じられた。アウター、ミスったな。 朝起きる時間がどんどん遅くなる、この時季。仕事のある日は頑張って起きるけど、目覚ましをかけない休日には起きると7時はとうに過ぎ、8時近くになっていることもある。 逆に日暮れがどんどん早くなってきた。 17時前というのに、もう真っ暗だったりする。心細いような気持ちになったりして、この時季が案外好きだ。エ…

  • 初冬のある一日と読了『心淋し川』

    秋を満喫出来ないまま11月も今日で終わり。生活がズボラになっているような気がする。 天気が良いので、大物を洗い干す。ついでにホットカーペットも干しつつ掃除機と拭き掃除。手首が痛いのでクイックルワイパーのウェット版に活躍してもらう。 ユニクロの感謝祭が今日までなので出かけてみた。普段着が軒並み劣化しおさらばしたので補充。ボアスウェットパンツとフリースモックネックTをそれぞれ色違いで購入。モックネックTは試着してみたら肌触りが良く着心地抜群だったので。インナーをコットンにすれば静電気も起きにくいだろう。 フリースのアウターもいいなと思ったけれど、パタゴニアのが2着もあり、まだまだ着れる。手触りと色…

  • 答えに詰まった質問

    初孫は3歳の七五三祝いを終え、ますます愛らしく、そして個性が出て来た。個性を潰されることなく、伸び伸び育って欲しいけど、今の日本でどれだけ叶うかな。。出る杭は打たれ、どんぐりの背比べ状態を強いられる。いっそ外国に移住した方が生きやすいかも知れない、なんて思ったり。 でも侵略に怯えることなく平穏無事に過ごせる日常があるだけで、奇跡だよね。サントーシャ、足るを知ることは人が生きる基本だもの。 おしゃべりが上手になると、何故なに、が増えて来て、最近はそれが高度化してる。 どうして? なんで? その度にしっかり答える。有耶無耶になんかしないよ。誤魔化したりもしないよ。 いい大人になった今でも覚えてる。…

  • 金柑

    お孫ちゃんからもらった喉風邪は、すこうしずつ良くなっており、喉の痛みはもうない。が、話した後はヒリヒリするし、咳とガラガラ声に悩まされている。 ここ数年、体調が悪いと感じることがあっても、一晩寝れば治っちゃってた。油断していたけれど、わたしだけは大丈夫と思っていたけれど、年齢を重ねて免疫力が落ちているのかもしれない。 喉風邪をひいたのなんて、何年ぶりだろう。思い出せないほど昔だ。仕事で声も使うので、対策を万全にしていたつもりが、お孫ちゃん経由で侵入してくるとは。風邪も考えたものだ。隙を突かれた。 10月に入ってから、庭の金柑の実がポロポロ地面に落ちる。今年もたくさん実をつけたから、自発的に落と…

  • がらがら

    火曜日。 喉の痛みは治ったが、咳に悩まされる今日この頃。声も涸れてがらがらだ。 昨夜遅く仕事先から連絡があり、今日の仕事はキャンセルになった。うあーショックT_T一瞬落ち込んだけれど、いやかえって良かったんじゃと思い直した。天からのプレゼント、無理せず休みなさいと。 夕方からの仕事に備え、金柑の甘露煮を食べたりヨガしたり。 朝、ピンポンなるので出て見るとお隣のMちゃん。先週末関西へ旅行へ行ったそうで、そのお土産をいただいた。焼きバウム。近江八幡かーいいな、いいな。 ホットミルクをお供に美味しく食べた。サクサクして甘くて美味しかった。 庭に降りて金柑を拾う。もう前ほど落ちてない。ってことは、もう…

  • 午後、夕方にはまだ早いけど、陽の光が少し変わって来た頃。ヒリヒリ痛む喉をマスクで防護し、自転車を走らせて自宅近くに戻ると、Hさん宅前がなんだか賑やか。近づいて見ると息子さんが柿を収穫しており、おばさんとご近所のご夫婦が見上げながらわいのわいの喋っているのでした。 この時期、ご近所のそこここに柿がたわわ。Hさん宅も前を通るたび、豊作だな〜って思ってた。 樹上の息子さんに呼び止められた。 持っていきな!たーっくさん採れたから。 ご近所のご夫婦も、美味しいのよ、頂いたのを食べたんだけど、とっても甘いの と勧めてくる。 頂き物って嬉しい反面、もらっちゃっていいのかなぁ、お返しどうしようって反射的に思っ…

  • 体調が悪いときの過ごし方

    七五三のお祝いの会食で、どうやら息子と孫から風邪をもらったらしい。帰宅しソファでうたた寝をして起きたら、喉がヒリヒリ痛くなっていた。寒暖差とアレルギーでこの時季は鼻が詰まりやすい。食事中も鼻が詰まって苦しかったな。口をあけて呼吸していたからウイルス入り放題だったんだろう。 第一大根湯を作って飲んだ。前回喉が痛くなった時これを飲んで翌日すっきり治ったので、今回も…と期待したのだがそうはいかなかった。ウイルスが強かったのか、わたしの免疫力が低下していたのか。 健康の愛読書、東城百合子先生の「自然療法」を見ると、”呼吸器系の病気 流行性感冒・感冒”にこんなことが書いてあった。 大食、過食、連食をして…

  • 七五三

    11日土曜日、初孫ちゃんの七五三。 苦しがって帯はパス。足元はお気に入りのバレエシューズ。 危ぶんだ空模様だが、暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い天気となった。 予定していた電車を1本乗り遅れてしまい、けっこうギリの時間で駅に到着。他の皆さんは車で別行動、どちらが早いかな。 2人目の孫のお宮詣りの時は、余裕を持って到着したわたし以外の車メンバーは渋滞に巻き込まれ駐車場難民となり15分ほど遅れた。なので今回は十分に時間を見越したらしい。わたしはといえば、慣れないパンプスのせいか、少し遅刻で到着。 すぐに神主さんに先導され、本殿に入り、御祈祷を受ける。1歳に満たない2番目の孫はお嫁ちゃん方のじーじ…

  • 並行異世界を感じる本

    読書記録な記事をしばらく書けていないが、ペースに緩急はあるものの、歯磨きをするように本を読んでいる。 今読んでいるのは、坂本龍一の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』。 今年癌でお亡くなりになった”教授”。 ファンでなくてもその名はよく知っているし、彼の奏でる音は好きだ。でも著作を読んでみようとは思わなかった。著作があるとも知らなかった。 Xで流れてきて、題名に心を惹かれ、初めて手に取ってみた。 まだ読み始めたばかりなのだけど、坂本龍一さんのラジオを聴いているような気分になる。 こんな活動をしていたのか!とか、この人とこんな繋がりが!など、初めて知ることばかり。俄然興味が湧いてきた。今更!と自…

  • 冬の芽生え、冬支度

    11月8日、立冬。 その季節の最も盛りの頃に、次の季節が目を覚ます。秋真っ盛りの今、冬が芽生えた。 というものの、今年は異常。火曜日は半袖で快適、梅雨明けかと勘違いするほどの天気だった。 立冬の今日もその余韻が残り、薄手長袖で軽く汗ばむほど。家の中でも肘までの厚手半袖で過ごしたが、朝晩はフローリングの床が冷たく感じる。 特に夜。寝る前にストレッチや陰ヨガをするときに、冷やっとして体が強ばる。そろそろ敷物の出番かな。 で、立冬の今日、タイミング良くラグが届き、さっそく敷いた。部屋の雰囲気が一変し、冬の部屋へ。 ふわふわの新しいラグ。手触りも優しく、素足が触れるたび、幸せな気持ちになる。座ると、ホ…

  • 母との面会と体調不良

    2週間ぶりに母との面会へ。仕事と面会予約が重なり行けず、こんなに開いてしまった。 母の様子は兄から聞いていて、今日も前回と同じような感じ。 肌艶は良く、目は閉じたままだが時折声を出して反応したり、笑ったり。 今日は良い天気なので外に出た。午前中の早い時間だったので、暑くもなく、寒くもなく、陽射しはぽかぽか、時おり風が柔らかに肌を撫でる。 体の震えがいつもよりある気がした。頬やまぶたの筋肉がぴくぴくしている。 辛いところある? かすかに首を振る。 どこか痛い?苦しい? かすかに首を振る。 大丈夫?痛くない? あぁ 声が出てうなずく。 まぶたや頬がぴくぴくするのは、一生懸命目を開けようとしたり、何…

  • 11月のトマト

    この期に及んでミニトマトが元気を盛り返している。 今年、ミニトマトの苗を3本、鉢植えのベランダ栽培にした。特に手をかけなくても水遣りさえ忘れなければ収穫を楽しめるのに、この夏は違った。暑過ぎて花がどんどん落ちてしまったのだ。花芽はたくさんつく。けれど貧相で元気がなく、咲いたかと思うとパラバラと落ちていく。 もしや肥料が足りないのかと、土を足したり肥料をあげたりしても効果なく、元気なのはコンパニオンプランツとして混植したスイートバジル。 ミニトマトは思い切って根本からバッサリと切り、スイートバジルの収穫を楽しんだ。 そのスイートバジルも涼風が吹くと黄色くなり香りも落ち、旬は過ぎた。それに反比例す…

  • 11月

    朝、カレンダーを捲る。どこか気分も新しくなる。 その気分に乗って、部屋の模様替えをした。 春夏と秋冬はベッドとソファの位置を変えている。東南角部屋の自室は朝からたっぷりと日差しが降り注ぐ。夏の陽射しを避けていたソファを日向ぼっこできる位置へ。 毎年やっていることだけれど、去年はいつやったかな?ブログを遡ってみたら、11月18日だった。 ブログってこんなときいいね。簡単に調べられて結果がすぐわかる。 これからの季節、ソファで陽射しを浴びながら読書をする。想像しただけで幸せな気分になる。 こんなちょっとした幸せを積み重ねることって、とても大事だと思う。 ニュースを見れば腹が立つことばかり。わたしが…

  • ハロウィン

    夜明けの時間がどんどん遅く、日暮れがどんどん早くなる。 秋が深まっていくこの時期が好きだ。 職場では、今日は子供がジャックオランタンのTシャツを着て学校へ行ったなんて話が飛び交う。そうか今日はハロウィンでした。 商魂逞しいというか、日本って海外のものを日本風にアレンジし楽しむのが本当に上手だと思う。 夜はホットヨガへ。今日はハロウィンなんだねって言っても周りの方の反応は薄かった。10月31日の夜にヨガに来てるなんて、わたしもそうだけどハロウィンに興味ないというか、そこに熱量を注ごうとは思わない人たちだろうな。 今年の渋谷は区の対策の影響で静からしい。 以前、ハロウィンの日に六本木へ行った。知り…

  • ホッと一息

    今年の仕事のいちばんの山場を越え、ようやくほっと一息ついている。 お褒めの言葉も頂いたが、自己採点は100点満点で50点。ペアを組む方の貢献度が素晴らしく、わたしはそれに乗っかっただけだと反省。 終えて数日は呆然としていた。 後悔ばかりが浮かんでくる。ネガティブモードになるのは、秋が深まってきたせいかな。 済んだことは、済んだこと。過去を変え、未来を見据えよう。 次回があれば後悔しないように振り返りをして、精進しよう。 十六夜の月に誓った夜。

  • 秋茄子

    ベランダ菜園の茄子が豊作なので、煮浸しを作ってみた。 自分で作ったのは、実は初めて。 もちろん食べたことはあるけれど、家で作ろうとは今まで思わなかった。 どうして? きゅうりやトマトよりもマブダチじゃない感じ。嫌いじゃないけど、茄子のカレーや麻婆茄子、ラタトゥイユや糠漬けを食べたい、と思った時に買う感じ。 亡き父が茄子の料理を好きじゃなかったから、食卓に馴染みがなかったせいかもしれない。 茄子は「水茄子」の異名を持つ通り、育てるのに水遣りと肥料がポイントになる。と知ったのは去年のこと。去年はそれで失敗したので、今年は気を遣ってみた。夏を過ぎても肥料をあげて。するとそれに応えるように、秋茄子がた…

  • 久々のマスク

    アレルギー症状が出始め空気が乾燥してきたので、久しぶりにマスクを着けるようになった。呼吸器系が弱く、声も使う仕事なので喉を大事にしている。 着け始めはいつも思うんだけど、息苦しいわね でも守られている感覚もある ぽかぽか天気の電車内だとマスクのなかにじわっと汗かいたりして、それがじわっとストレスだったり。 疫病が流行しマスクが進化して、息のしやすいマスクもいろいろ登場した。お気に入りはクリスタルマスク。最初見た時にはその大きさと形に何だこれ?って思ったけど、着けてみるとなるほど息がしやすくストレスが少ない。 ただこの時期はまだ暑いったら暑い。 マスクを着けていても快適な気温になると、秋も深まる…

  • 10月のスイートバジル

    今年はスイートバジルが良く育っている。病気にもならず虫もつかず、秋が来ても元気いっぱい。 わしゃわしゃ繁るので、こまめに刈り取り、せっせとジェノベーゼを作っている。 作り方は簡単。バジルの葉100gとにんにく1〜2片、塩小さじ1、オリーブオイル150ml〜200mlをフードプロセッサーで混ぜるだけ。 空き瓶に入れ、蓋をするようにオリーブオイルを注ぎ、冷蔵庫で1ヶ月は持つ。 先日、朝摘みした葉で作ったのだけど、香りが薄くなっていて驚いた。摘んでいる時は気がつかなかったのだけど。 まぁそれなりに美味しく出来たけど、緑色の鮮やかさや香りは違う。 「旬」とはそういうことなんだなって、改めて実感。 真夏…

  • 金木犀薫る

    10月12日。洗濯物を取り込んでいると、ふっと横切る薫り。 あ、金木犀。 気配すら感じなかったのに、いきなり自己主張。 ベランダから見下ろすと、オレンジ色の蕾がそここに見える。いつの間に! 庭に降りて金木犀の木を見上げた。 今年はいつもよりたくさん蕾をつけている気がする。 暑すぎる夏だったから、夕方にたっぷり水をあげていたおかげ?いや、北西角にある金木犀にはそれほど水遣りしていなかったのに、こちらも例年よりたくさんの蕾を持ち、芳香を放ってる。 この夏の暑さが金木犀には惠だったのかしらん? 気づくと、町中のあちこちから香りが漂ってくる。 そんな季節になりました。

  • 孫の来訪と 読了『よって件のごとし』宮部みゆき

    秋晴れの先日、久しぶりにお嫁ちゃんが孫2人を連れて遊びにやって来た。 じっくり会うのは8月以来。前回チラッと会ったときにも感じたけれど、下の孫の顔も身体も引き締まってきた。伝い歩きが始まって運動量が増えたからなのだろう。 そして人見知りMAX。わたしの顔を見るなりべそをかき泣き始め、ママにしがみつく。知らない大人に恐怖するのは良いことだ。上の子もそうだったなぁ 上の子は会うなり満面の笑顔、お喋りが可愛い。一息つく間もなく、上に行きたいとねだる。お嫁ちゃんと下の子は1階の和室でのんびりしてもらい、わたしは上のことを2階で遊ぶ。 指しゃぶりが復活、爪を噛む癖が出て来たのは、妹が産まれ、いろいろ感じ…

  • 寝冷え

    うっかり半袖で寝てしまい、クシャミで目が覚めた。 寒い。 面倒だなぁという気持ちを克服して長袖のクルタを引っ張り出し、着替えた。羽毛の薄がけ布団をあごまで引っ張り上げ丸まった。 身体が冷えてる。 さらに連発でクシャミ。 油断したなぁ なかなか温まらない。 あ、南側の窓が半分開いていた。 クシャミをしながらぴっちり閉め、鼻をかみ、再び丸くなる。あ、綿毛布を取ってくれば良かった。。。でももうめんどくさい。 窓を閉めたおかげで少しずつ体温が上がってきた。比例して眠気が波のようにじわじわと近づいてくる。 つい最近まで半袖でタオルケットさえ掛けずに寝ていたのに そうだ、寒さってこんなだった思い出す深夜で…

  • 喫茶 吉野

    萩の花が咲き始め 久しぶりに北鎌倉へ足を伸ばしてみた。 向かうは喫茶 吉野。 肌寒い雨の午後、熱い珈琲を飲みながら落ち着いて読書をしたかった。自宅でもぜんぜん良いのだけど、気分を変えてみたかった。新しい場所、初めての店に行ってみたかった。 とにかく海が好きなので、鎌倉に住んでいた時も海側にしか行かず、北鎌倉はたまーに。飲食店に入るなら海側に戻ってしまっていた。 片岡義男さんのエッセイ『珈琲が呼ぶ』『僕は珈琲』を読み、喫茶店、純喫茶に俄然興味が向いたこともあり、カフェではなく喫茶店にいろいろ行ってみようと思っている。 で、まずは大好きな鎌倉の、しっとり落ち着いた北鎌倉。 喫茶 吉野は東慶寺の入り…

  • 理髪店と10月のごはん

    夏の始まりに切ったきり放置し、だらしない感じになっていた髪をようやく整えに行った。 男前なTちゃんの男前な理髪店 美容院じゃなくヘアサロンでもなく、理髪店なTちゃんのお店。 わたしのようなオバサンが利用しても良いのだろうかと開店当初は思ったが、Tちゃんは独立する前からの付き合いで、髪質や好みなど分かってくれているので、もう変える気はない。 それに、わたしより若い世代の、わたしが普段いる世界とは違う空間に身を置くのがとても好き。Tちゃんが集めたさまざまなアートをじっくり見るのも楽しみだ。 伸びたショートボブをアシンメトリーのピクシーショートにして前髪も作り、リタッチ。すっきり、さっぱり。前髪を厚…

  • 鳥の声にも秋

    近頃は、鳥が群れをなして飛び去る音で目が覚める。 そのずっと前から、東の空が朝の気配を僅かにたたえた辺りに眠りから浮き上がるのだが、覚醒するのは東から西へ、鳥の群れが渡るとき。 なんの鳥なのか、残念ながらわからない。 羽音と鳴き声が遠くから近づいてきて、さーっと渡っていく。 しゅわしゅわ、きしきし、しゃーしゃー、きゅいきゅい、どんな言葉でも表現出来ない鳴き声で空を渡っていく。 あれはなんという鳥なのだろう? 去年も聞いたのかな?いや、記憶がない。 最初は天変地異でも起きるのかと身構えたが、違うのかな。今のところ、何も起きていない。 さすがに雨の日は出現しないが、鳥の目覚めってけっこうアグレッシ…

  • 笑顔をくれたひと

    結婚して数ヶ月した頃、わたしは精神的に疲弊していた。 夫となったひとは変わらず明るくて優いし、義母と義父は明るくオープン、生活にうるさく口出しすることもなく、温かく見守ってくれている感じ。意地悪やイビられるようなこともない。 わたしを悩ませたのは彼の妹、いわゆる小姑だ。小姑一人鬼千匹と言われるが、まさに。 お兄ちゃん、結婚してからウチに寄り付かなくなったよね。なんで?冷たくなったね。 (料理をしているわたしを見て)へー、ちゃんと料理出来るんだw (白米を研いでいるわたしを見て)え、お米ってそうやって洗ってんの?ダメダメ、違う違う!今は技術が発達してるからかき混ぜるように洗うだけでいいんだよ? …

  • 偶然の再会と映画『帰れない山』

    9月中旬 5:18AM 9月のとある日。 外出を予定していたが、前夜から出かける直前まで迷っていた。理由は天気。晴れ時々曇りの今日よりもカラリと晴れ予報の別の日の方が楽しめるんじゃないか。 ミニシアターで映画を観た帰り、海でまったりする予定を立てていたのだ。 結局、気持ちが定まらないままふらりと家を出た。 上映時間は午後。その前に、お気に入りのあの店でランチを楽しもう。ランチを食べている間に気持ちが萎えてしまったら映画は別の日にしよう。 向かったのは鎌倉。 まずは何をさておき、八幡さまへお詣り。おみくじは小吉だった。お言葉がじわっときたので持ち帰る。 混んでいる小町通りは避け、復路も往路と同じ…

  • 夏野菜2023

    秋分を迎え9月も終わりだというのに、今日は真夏日。予報どおり気温はグングン上がり、片付けようと思っていた扇風機を回している。庭やベランダの草花たちも、心なしかうんざりしてる?またかよぉ〜という声が聞こえてきそうだ。 今年の家庭菜園について。 数年前から夏限定で庭の日当たりの良い場所と日当たり抜群のベランダで野菜を育てている。今年は定番のきゅうり、ミニトマト、中玉トマト、茄子、スイートバジル、そしてズッキーニに初挑戦してみた。 結果、収穫はゼロではなかったけれど、不作だった去年よりもさらに不作となった。酷暑というか激暑が原因と思う。 苗の植え付け時期が6月中旬と遅かったのも原因と思う。5月の連休…

  • 猫好きだけどアレルギー

    バリ島 ウブドの眠り猫 先日のこと。雨戸を閉めようと応接間の窓を開けたら、塀の上に黒茶の野良猫がまどろんでいた。 この猫とは顔見知りで、我が物顔で庭を闊歩し、一度なんか掃き出し窓を開けっ放しでちょっとした植物の世話をしていたら、家の中に入り込んでおり座布団をふんふん嗅いでいた。びっくりして「あっ」と言ったら脱兎の如く逃げ去って。 ここら辺は住宅地で緑も多いせいか、外で猫たちをよく見かける。ここ数日は雨続きで、そんな時ふと思う。野良たちは何処にいるんだろう。濡れない乾いた良い場所を知っていて、そこで静かに微睡んでいるといいな。 都会や車の通りが激しい地域では、猫は家の中だけで飼うのが当たり前なん…

  • 八朔

    新月の朝。 旧暦葉月一日を八朔と呼び、江戸の昔の吉原遊廓では遊女達が白い綿入れを着てもてなす習わしがあったそうだ。旧暦の八月とはいえまだ暑かったろうに。もし今年のような気候だったらまるで我慢大会の様相だな。。 9月も半ばとなり、ようやく秋の気配を感じられるようになった。 午後遅く、少しだけ庭の手入れを。きゅうりを這わせていた網を片付け、瀕死のトマトを抜き、マルチにしていた藁を土にすき込んだ。 零れ種でそこかしこに育っているホーリーバジルは青虫にやられ、無惨な状態になっている。花や葉を巻き込んで巣が無数に出来ていた。うーむ。。可哀想だけど、その部分を刈り込み、脇芽が育つように仕立てた。 零れ種で…

  • 母の面会と図書館

    台風一過の晴天とならず、ぐずぐず雨模様の土曜日。 昨日ほどではないが、過ごしやすい気温だ。 兄と施設にいる母に会いに行った。 予約が取れなかったりわたしの都合が合わなかったりして、2週間ぶりの母。相変わらず肌艶は良く、目は閉じたまま。 身体の萎縮が進んでいて、スタッフの方が2人がかりで体勢を整えてくれていた。大中小の介護用クッションを駆使して工夫してくれている。母が一番楽な姿勢を続けてしまうと骨盤が圧迫されますます身体が歪んでいってしまうので、快適かつ歪みが防げる体勢にするのに苦労されていた。 有難い。 直してくれた体勢が苦しいのか、いつもよりも手足の震えが酷く、少し汗もかいているようだ。兄と…

  • 台風の一日とアツくなった動画

    台風13号が静岡から関東地方に上陸するとの予報だったので、朝から警戒モード。北東の風が強く吹くようなので、東側の雨戸は締め切ったまま、南と西の雨戸を明かり取り程度に開けた。お隣の家は南の雨戸もぴっちり閉まってる。 勢力はそれほど強くないそうだが、自然の力を侮ってはいけない。普段見ない朝の情報番組をいろいろと観て回った。台風はまだ海上にあるが、雨風が強くなった午前中。 どうにも落ち着かず、テレビをつけたり消したり。ネットで台風情報を集めてみたり。 このまま強い雨と風が続くかと思われたが、だんだんと雨足も弱くなり、空も明るくなってきた。え、台風の目?いやいや上陸はしていない模様。 その後雨は降った…

  • 読書『乳と卵』川上未映子

    気になっていたけれど作品を読んだことがなかった川上未映子さん。ようやく手に取った。 『夏物語』を読もうとブクログ登録したら、前作で芥川賞受賞作品である『乳と卵』の登場人物が織りなす物語とあり、それならば、とまずはこちらから。 独特の世界にぶっ飛んだ。 長い文章なのに、すらすら読めてしまう不思議。すらすらというか、糸を手繰るように引き込まれてしまう。 文庫本は薄く、すぐ読めてしまいそうだったのに3日かかった。途中で息苦しくなって、休まなくちゃだめだった。だからと言って、苦手なわけじゃなく、読みたくないわけじゃなく、その先が気になって仕方ないのだが、休憩が必要だった、わたしには。 読んでいると息苦…

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