100歳まで自分の足で歩ける心と身体を作るために、呉式太極拳を学びませんか?シンガポールで10年間修行をし、分家を許された正当な伝統呉式太極拳です。
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先日、すでに3年間も私から学んでくれている生徒さんの個人レッスンを行いました。すでに、108式套路を一通り学び終え、1度目の修正も終了している生徒さんです。残りの2ヶ月弱で、後半の動きの修正をもう一度やり直しています。 この生徒さん、学んだことをしっかりノートにまとめるし、自宅での練習もしっかりするので、動きはかなり良くなってきました。108式套路に関しては、基本的な動きはすでにできていています。 前回の個人レッスンの時に、修正内容を言葉にすることは、やはり難しいと感じました。 動きを修正する場合、デモを行なって、理想の動きを示し、それに近くなるように練習をしてもらう、このサークルの繰り返しをやるのが一般的ではないかと思います。場合によっては、直して欲しいところを、「ここを、こうする」みたいに強調することもあるでしょう。 自分が習っている時にも感じたことがあるのですが、これだけだと、何がおかしいのか、はっきりとはわからないことがあります。ここがおかしいかな、って思ったところも、基本的には、自分の経験に基づく主観でしかありません。仮に、その時は、うまくできて、先生がOKを出したとしても、
桂花ラーメン、大学の頃から定期的に行っている熊本ラーメンのお店です。その頃は、本格的な熊本ラーメンはもちろん、本格的な長浜ラーメンのお店も東京では数が少なかったと思います。 英会話学校で知り合った友人に連れられて行ったのが最初でした。初めて食べた時は、味が濃すぎると感じました。そんなコメントをしたら、その友人が指さしたのが、この張り紙でした。少なくとも3回は食べてみろって、それは言い過ぎではないの?と思いましたが、今でも帰国の度に食べているので、あながち嘘ではなかったようです。 ラーメン関連の本で読んだのですが、この言葉、根拠があったわけではなく、進出した東京でなかなか味を受け入れてもらえなかったため、藁にもすがる思いで使い始めた、と聞いたことがあります。 来年の春から太極拳教室を東京でやろうと決めて、色々と準備を行なっていますが、最後はやはり生徒さんに集まってもらわないとどうしようもありません。 今まで教えてきた経験から、何度かレッスンを受けてもらえれば、他との違いもわかってもらえると信じています。伝えられてきた太極拳の内容も、それを教えるための教え方も、きちんと練られていると思いま
教室がお休みなので、普段やったことがないことをやってみました。ちょっと前から一度やってみたいと思っていたのですが、見た目が強烈になり過ぎて、生徒さんの間で不評だと困るのでやったことはありませんでした。 何をやったかというと、床屋さんで頭を剃ってみてもらいました。もともと、かなり短めの坊主頭なので、それほど違わないのではないか、と思いながらも、やっぱり実際のものを見てみないことにはなんとも言えませんでした。 普段は、バリカンで一番短くできるように切ってもらっています。日本だと五厘刈りって言うぐらいの長さだと思います。これでも、切ってもらった後は、かなり頭が白く見えます。でも、頭を触ると、切った直後でも髪の毛のざらざら感はあります。 丸坊主の方が修行僧みたいな感じで、真面目に修行に取り組めるのでは良いのではないか、って安易な発想での坊主頭です。以前は、もう少し長くしてもらっていたのですが、短い方が床屋に行く頻度が少なくて良いかと思って、さらに短くしました。 さて、今回は、バリカンは使いません。髭剃りと同じ容量です。シェービング・クリームを頭全体につけて、それを剃刀で剃っていきます。 以前、
クリスマスと年末年始のお休みで、年内のグループレッスンは日曜日で終了になりました。グループレッスンは、月曜日以外毎日あるので、お休みになると時間もたくさんできて嬉しいです。 2月に本帰国をするため、今年の年末年始は、日本には戻らず、シンガポールで過ごします。最後ですしね。でも、フライトが高くて帰る気もしない、というのもあります。普段は10万円を切るぐらいで帰る往復のチケットが、2.5倍ぐらいになっています。 私の周りでも日本に旅行に行くという現地の方が結構います。円安で、行きやすくなったっていうのはあるでしょう。 今年も1年間グループレッスンをやってきて、色々なことを学びました。教える機会をもらえたことは本当にありがたいです。 教えながら、どうやって説明したらよりわかってもらえるだろう、ってよく考えます。それによって、今まで気が付かなかった教え方が発見できました。説明した通りに生徒さんにやってもらうと、なんだかおかしい。そこで説明を変えて色々とトライしました。 こんな試行錯誤を繰り返していくことで、少しずつ教えるのも上手くなっていくのでしょう。 自分ができるようになるのと、人に教えられ
だんだんとシンガポールでの修行生活の残りが少なくなってきました。前にも書いた通り、学び残したことをクヨクヨするのはやめました。全てを学ぶまで海外で修行を続けるのは、経済的に無理です。 残りが少なくなってきたことで、生徒さんたちの間でも、私が2月に本帰国することが認識され始めました。 何人かの生徒さんに、もう少し残ることはできないのか、と聞かれました。もう少し学んでいたい、と言った思いや、今後誰が教えるのかわからないのが不安、と言った声も聞かれました。少なくとも自分のことを必要と感じてくれている人がいることを確認できて、ちょっと嬉しい気分です。 どんなことでもそうだと思うのですが、きちんと教えられるようになるにはかなりの時間を要します。私程度のレベルでさえ、毎日練習を続けて10年になります。 私からみても、今のインストラクターの中で直ちに私の代わりになってレッスンをカバーできる人は数えるほどしかいません。生徒さんには申し訳ないけど、学校側がなんとかしてくれます、としか言えないです。去り行く私ができることは、ほとんどありません。 随分前から、若いインストラクターには、修正した方が良いと考え
社会人をメインのターゲットにして教室をやっていると、どうしても週末は忙しくなります。日曜日は特に忙しいことが多いです。 今、やっとお昼休みになったので、ささっとお昼ご飯を食べて、このブログを書いています。 今朝は、8時から始まりました。推手の個人レッスンを師匠につけていただきました。推手のレッスンは、套路のそれよりも実際に相手を立てて、技をかけるので、体力的に疲れます。1時間やるとかなりの疲労感があります。 そのあと、9時半からと10時45分から、それぞれ1時間、自分が個人レッスンを行いました。デモを行い、説明し、練習をしてもらう、と繰り返しました。レッスンを終えて、スタジオのモップ掛けが終わったのは、ほぼ12時でした。 朝8時から約4時間、座ることなく、動き続けました。 昼休みは、少し長めで、午後は、2時からと4時から、グループレッスンがあります。4時からのレッスンは、自分一人で教えなければいけないので、ちょっと大変です。 夜は、のんびりビールでも飲みながら過ごせたら良いなぁ、って思っています。 教室をやっていて、こんな感じで忙しくなるのは、経営的には嬉しいことです。生徒さんがたくさ
最近、暇があると図書館に行って、太極拳の本で面白そうなものがないかを探しています。シンガポールの図書館には、健康関連の書籍のコーナーにかなりの数の太極拳の本を置いています。パラパラとめくっていると楽しいものです。 図書館で本を借りることができるのは、国民か永住権を持っている人なので、私は借りられません。図書館の席で読んでみて、本当に面白そうだと中国のサイトから購入します。 一番多いのは、写真で動きを説明する類のものです。色々な流派の本があります。写真に説明をつけて套路を説明している本はかなりあります。太極拳を実戦でどう使うか、を同じ方法で説明しているものもありました。 私の場合は、今更他の流派の動きを学ぼうとも思っていないし、呉式太極拳に関しては、少なくとも套路に関しては、本から学ぶ必要はないと思っています。そもそも、写真を見て動きを学ぶことができるとは端から思っていません では、どんな本に興味があるかというと、理論の説明をしている本とか、太極拳でよく見られる問題を解説してくれている本です。太極拳の歴史とか中国文化との関係について書いてある本も参考になります。 写真の本は、図書館で見つ
長たらしい単語です。昔、ボストン・リーガルというアメリカのドラマが好きで、よくみていたのですが、その中の一話に出てきた単語です。なぜか知らないのですが、この単語だけ、忘れた頃に思い出します。 元々はドイツ語だそうです。英語でもそのままの形で使われるようになったようです。不幸、損害を意味する”Shaden”と喜びを意味する”Freude”を合成した単語です。 他人が不幸になっているのをみて、喜びを感じることを意味します。日本語で言えば、「他人の不幸は蜜の味」というところでしょう。 忘れた頃に思い出すのは、自分にそういう傾向があって、自分自身それを好ましく思っていないので、自分を戒めるためではないかと思っています。 今回この単語が浮かんできたのは、グループレッスンで、他のコーチがデモをしているのをみていた時でした。まだトレーニング中のコーチなので、当然デモもそれほどうまくはありません。ありゃりゃ、と思うところもあったぐらいで、レッスン中ではありますが、師匠に手直しをされていました。自分はさすがにこんなことはないなぁ、って思っていたら、Shadenfreudeが思い浮かびました。 いい加減、
先日のとあるグループレッスンの時、10人強の生徒さんに一人で教えていました。そこそこ面倒な動きだったので、丁寧に説明とデモを繰り返しているつもりでした。 一番面倒な動きに差し掛かった時、まずは、デモと説明をし、一緒に練習を始めました。一度ではできなかったので、もう一度説明をして、デモをやりました。さらに練習。もう一度説明をしている時、ある生徒さんが、説明の内容がそのまま答えになるような質問をしてきました。もうすでに2回も説明して、これが3度目なんだけどなぁ、と心の中では思いながら、説明をしました。この生徒さん、はじめの2回の説明を聞いていなかっただけでなく、3度目の説明でなんの説明をしているのかもはっきりと認識できていなかったのでしょう。 ちょっとがっくししたのは、別の生徒さんが同じことを4回目の説明の時にした時でした。さすがに、私だけでなく、きちんと聞いていた生徒さんも、私への同情混じりで笑っていました。 グループレッスンだと、こういうことって結構おきます。上の空で聞いていて、繰り返しやっているうちに、なんとなく動きがわかってきた。自分が理解した内容を確認したくて、質問をする。きちん
大学に入った頃からの習慣で、ほぼ毎日お酒を飲んできています。なんで飲むの、何が楽しいの?と聞かれると、答えに窮します。習慣と惰性で飲んでいます。 シンガポールでは、夜10時半過ぎはお酒の販売が禁止されているので、レッスンが遅くまである日は、飲まないで済んでいます。おかげさまで毎週、少なくとも2回、多い時は4回、休肝日を設けられています。これは、私にとっては画期的な変化です。 お酒を飲まなかった翌日は、気持ちよく起きられることが多いです。疲れが残っていても、頭ははっきりしているし、お酒の影響が残っているのではないことがわかっているので、単純に疲れていると判断することができます。 お酒の影響が残っていると感じると、色々なことをやるための意欲がなくなります。なんらかの理由をつけて、練習をサボります。体が疲れているだけなら良いのですが、お酒の影響が残っていると、頭がきちんと働きません。 最近は、飲んだ翌日、疲労感が抜けない感じがします。飲んでいない時は、夜中に何度か目を覚ますと、それを覚えているのですが、お酒を飲んでいる時は、目が覚めたことを覚えていません。おそらく、睡眠の質がそれほどよくなく
これから開く自分の教室のスタジオにも鏡はつけました。鏡があると、自分の姿勢や動きを確認できるので、便利です。 この間、個人レッスンをやっていたときのことですが、生徒さんと並んで鏡に向かって練習をしていました。自分で動きながら生徒さんの動きを確認できるのも鏡の良いところです。鏡がないと、一緒にやらないで、生徒さんの動きを確認しなければいけないです。習いたての生徒さんは、そうするとなかなかうまくできないこともあります。さもなければ、顔を生徒さんの方に向けて、動作をしながら、生徒さんの動きを確認するのですが、これだと自分の姿勢が悪くなります。 グループレッスンで套路をやっているときも、鏡があるおかげで、自分の目の前にいる人の背中を見るだけではなく、前にいる人の動作を横から見ることができたりもします。 鏡があるだけで、スタジオらしく見える、っていう見た目の良さもあります。 でも、意外な落とし穴もあるように感じます。 この間個人レッスンの時に、鏡に向かって生徒さんと一緒に練習をしていたのですが、視線がどうも下に行きがちな感じがしました。動いている自分の手を見てしまって、目線が下がるって言うのは良
昔、勤めていた会社の関係で野球をやっていました。たまに集まって、野球をやって、どちらかというと、その後の飲み会がより重要な感じの、ゆるーい野球でした。 その頃、一度実現させたいと話をしてのが、いつか東京ドームで試合をしてみたい、と言うことでした。東京ドームって、プロ野球が行われているところ、そもそも時間貸しをしてくれることを知らない人もたくさんいると思います。しかも料金は、それほど高くはありません。年に一度ぐらいであれば、学校の経費として払っても問題のない程度です。 これから教室を始めるにあたって、一番重要なことは、生徒さんをより健康にすることです。でも、継続してもらうために、色々と工夫はしてみたいと思っています。 30人ぐらいの生徒さんが、108式套路をできるようになったら、野球では実現できなかった、東京ドームで太極拳をやる、って言うのを目標にしてみようと思います。 東京ドームの電光掲示板を背にして、皆で套路をやる、なんかカッコよくないですか?当日は、家族や友人の参加も可能にしたいです。体験したい人もOK。ゆくゆくは、他の学校と共同で開催して、お互いの発表会にするのもいいですね。 そ
先日のブログでも書きましたとおり、本帰国は2月9日です。それに向けて色々な準備をこれからしていきます。 自分の会社を畳まなければいけないし、その関連でやらなければいけないこともありますが、やらなければいけないことの大枠は大体把握できました。これからは、それを粛々と進めていくだけです。 今回のシンガポール滞在は、2015年からでした。その年から師匠について太極拳を学び始めたので、8年以上にわたり指導を受け続けたことになります。バンコクでプロジェクトがあった半年間を除いて、教室のある日は、欠かさず通い続けた感じです。個人レッスンもたくさん受けました。 当初は、太極拳ってただ単にゆっくりと体を動かすこと、程度にしか思っていませんでした。それなりに套路ができるようになった今、太極拳がなんなのかが少しはわかってきた気がします。 今回シンガポールに来る前、今まで働いてきた金融機関向けのソフトウェア提供の仕事に区切りをつけて、第二の人生を始めるつもりでした。コロナまでは、結局同じような仕事をしていましたが、それ以降は、自分が習得した太極拳を後世に伝えることを目標に、仕事を大幅に減らし、太極拳に打ち込
昔、一緒に太極拳を学んでいる人から、自分で自分の問題を治せるようになれば、とりあえず一人前、という話を聞いたことがあります。後2ヶ月でシンガポール、そして師匠からの直接の指導から離れようとしている私にとっては、自分で自分の問題に気づくことができるようになっているのが、これから成長するための条件です。 人から指摘されてそれを治すのは、簡単です。自分より上手い人が自分の周りにいて、その人の言うことを素直に聞けば良いだけです。自分で問題を見つけるのは、懸命に探しても、なかなか見つかるものではないでしょう。より長い時間が必要なプロセスです。 今朝、無極功(リラックスした状態で直立し、できるだけ心と体を落ち着かせる)と站桩功(中腰でじっとしている)を合わせて45分ほど行いました。動かないでじっとしている練習ですが、足はそれなりに疲れます。その後、套路をやったのですが、安定感がない。心は落ち着いていたはずなのですが、足が疲れていたようです。 まだまだだなぁ、って感じていた時、ふと思いました。まだ体の軸がしっかりしていなくて、筋肉に頼って動いているから、疲れると不安定になるのではないかと。 もっと体
本日、本帰国のためのフライトを予約しました。2月9日の朝の便で日本に帰ります。9年近くにわたるシンガポールでの太極拳の修行生活も区切りがつきます。 あと残り2ヶ月、と思うと、正直、学び残したことはないか、できないことはないか、って不安になります。 シンガポールの学校では、誰よりも師匠から師事を受けた時間は長いし、練習も多くしてきました。姿勢が必ずしもよくなく、柔軟性もない、言葉のハンディキャップのある私にとって、時間を使うことぐらいしか他の人よりも上達する方法が思いつきませんでした。 とりあえず、套路は、師匠が先代からうけた以上の回数の修正をうけたので、それなりに自信があります。とはいえ、最近、練習をしていると、自分でもまだまだだと感じられるところがいくつも出てきています。師匠の教え方は何度も見てきましたが、それを自分のものに仕切れているかというと、まだまだ経験は必要です。 推手については、もっと学ぶべきことがあると思っています。学校の方針で、あまり推手に力を入れてこなかったので、自分が師匠から受ける個人レッスンの一部を使って学んできました。随分理解は進んだけど、先は長いって感じがしま
大学に行っていた頃、頻繁に休講をする教授がいました。初めのうちは、休みがあって嬉しく思いましたが、あまりに頻繁に繰り返されるとその教授が教える気があるのかと疑問に思い始めたものです。学部生の授業なんてその程度の位置付けのものなのかもしれませんが。 シンガポールでは、決まった時期に、スクールホリデーと言って、公立の小中学校がお休みになる時期があります。この時期には、多くの人が国外に旅行に出かけます。当然太極拳の教室をお休みする人は増えます。 本来の参加者が6人いるはずのグループレッスンが、2人だけになってしまったりします。 参加者が少ない時、休講にすべきなのか、それとも、残された人たちのためにレッスンを行うべきなのか、について考えてみました。 休む生徒さんの立場からすると、自分いない間に新しいことを学んでほしくないので、休講にしてほしいと考える傾向があります。 休まない生徒さんの立場からすると、たまには休みがあって嬉しい、という人もいれば、少人数でできる貴重な機会なので、疑問に思っていることを解決したい、という人もいます。 教える立場からも、多くの生徒さんがいない間に新しいことを教えると
先日、シンガポールまで遊びにきてくれた友人がアイデアをくれました。 仕事帰りに太極拳教室に寄るよりは、朝、出勤前の方がありがたい、ということです。確かに朝、色々な活動をする人がいるっていう話は、よく聞きます。 東京で予定している教室の場所は、西武新宿線の鷺ノ宮駅(高田馬場から急行で一駅)、駅から徒歩5分程度のところにあるので、出勤前に立ち寄る場所としては悪くないと思います。山手線の内側ならもっと良いのでしょうが、多くは望めません。 週に2回程度、毎回1時間、出勤前に体を動かして、その後、瞑想を行うことで、仕事を始める前に、心も体もリラックスできるようなプログラムを行います。さらにじっくり練習をしたい方は、週末のレッスンにも参加していただけます。 始める時間はまだ決めていないですが、朝7時から開始することも可能です。あまり早いと起きるのが辛くなる方もいるでしょうし、遅くなると、会社に定時につかない、ということもあると思います。最終的には、興味を持ってくださった方の話を聞きながら、皆さんの需要に合わせていきたいと思います。 当教室では、自前でスタジオを持っているため、公園で教室を行うのと異
太極拳を教えるようになって5年以上経ちました。色々な生徒さんと出会い、いい経験になりました。 昨日、レッスンを行いながら、ふと思いました。自分が一番苦手なタイプはどんな生徒さんだろうかと。 話を聞いてくれない、って言うのは、困ります。いくら説明しても、聞いてくれなければ、理解はしてもらえません。たまたま、ぼーっとしていて、聞いていなかった、って言うのは誰にでもあることです。特に夜のレッスンの場合には、一日の仕事を終えたサラリーマンの方々が参加していることが多いので、その日の疲れもあるでしょう。仕方ないことです。 生徒さん自身で「この内容は知っている」と判断して、聞いていないこともあります。聞いていないだけならいいのですが、こう言う人に限って、説明が終わった後に、今説明した内容がそのまま答えになることを質問したりします。 「知っている」と判断した人は、質問ではなく、自分は以前、こう習った、とか、こう言うふうに聞いた、って言ってくることもあります。太極拳って、絶対的な正解がないことがあるので、教える人によって、同じ内容でも差が出ることがあります。この手のことが大きな問題にならないようにする
個人レッスンは、生徒さんとの会話がしっかりできていれば、まずまず希望通りにレッスンを進めることができます。その方の体力とか柔軟性、理解度合いを見ながら進め方を提案することができます。 グループレッスンの場合は、そうもいきません。今いるシンガポールの教室では、非定期に、生徒さんを募集して、新しいコースを始めるので、生徒さんの間で、太極拳に関する知識や経験が大きく異なることはありません。以前、私が東京で学んでいた時に、新しく入会した人が、昔からやっている人と一緒に学ばなければいけない環境とは大きく異なります。 ただ、太極拳の経験や知識が同程度でも、足腰の強さ、体力、柔軟性、動きを記憶する能力等々には当然異なります。同じ説明を聞いても、理解が早い人もいれば、なかなか理解してくれない人もいます。 どの流派にもあると思いますが、「下勢(シア・シ)」て言う動作があります。以前24式太極拳をやった時も、腰をしっかり下ろす必要があって、柔軟性の乏しい私にはきつい動きでした。呉式太極拳の「下勢」も結構きつくて、習う人も、教える人も苦労します。柔軟性も必要なのですが、手の動きと足の動きを合わせるのがなかな
何が禍福につながるかは本当にわからないものです。 コロナ禍で大きな影響を受けた人もたくさんいると思います。振り返ってみると私もかなり大きな影響を受けました。 コロナ禍の前、私は、シンガポールで自分の会社(と言っても従業員は私一人ですが)を立ち上げ、日本の会社が東南アジアに進出してくるお手伝いをしていました。シンガポールを拠点にしながら、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンあたりの市場調査や顧客開拓をサポートするのが主な仕事でした。 当時は、それらの国への出張もかなり頻繁でしたし、プロジェクトの関係で、半年ほどバンコクに居住したこともありました。今思うと、この頃は、会社の売り上げも悪くなかったし、羽振りも良かったです。 そこに、コロナ禍がやってきました。開拓を予定していた見込み顧客に打ち合わせをお願いしても、来ないでくれ、と言われるようになりました。初めのうちはまだ出張ができたのですが、徐々にシンガポールから出ることが難しくなりました。始まろうとしていたプロジェクトも、対面の打ち合わせができず、コミュニケーションが十分に図れないことから中止に追い込まれました。 私の感覚では、シンガ
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こんな記事を見つけました。「【2023住みたくない街ランキング】鷺ノ宮駅はやばい?悪い評判3選!お客様の声や独自統計データをもとに解説」だそうです。https://sumika.live/column/sumitakunai/saginomiya/この記事が掲げる鷺ノ宮が住みにくいとする理由は、こんな感じです。【1】鷺ノ宮駅の交通アクセスの悪さ【2】鷺ノ宮駅の混雑具合【3】鷺ノ宮駅の周辺施設の乏しさ一つ目は、西武新宿線が新宿駅まで辿り着いていないため、色々なところに行くのに乗り換えなければいけない、ということです。高田馬場で山手線と東西線に乗り換えられるので、それほど不便に感じたことは正直ありません。新宿に行く時には、そのまま西武新宿まで行けばいいだけです。むしろ、西武新宿線が新宿駅まで伸びていないおかげで、中央線の沿線と比べると家賃が1万円程度やすい、と聞いたことがあります。二つ目の、駅が混雑しているかどうか、は、他の駅に住んだことがないのと、最近は通勤の時間帯に電車に乗ったことがないので、わかりません。急行が止まる駅なので、下井草、井荻、上井草から各駅停車で来た人が、乗り換えて、高
理想の状況である「太極」を、「謙虚」に目指す長い道のり、それを目指していく場所として作った呉式太極拳教室「太極の小径」とそのロゴですが、もう一つ意味があります。ロゴに2色の色が使われています。水色は「天」を、緑は「地」を表します。太極の状態から、「陽」が固まって「天」が出来上がり、「陰」が固まって「地」ができ、それがさらに混ざって万物が出来上がったと考えられています。理想の状況ができたらそれで終わりではなく、そこからさらに発展していく、自分自身も、自分の周りの人もさらに幸せになれるようになるための始まりとなる、という思いを込めました。太極を目指す長い旅は、今、「天」と「地」が交わることで、始まり、いつまでも続きます。一生切磋琢磨する仲間と過ごす場所となることを目指して、この教室を盛り上げていきたいと思います。このロゴに恥じない学校にできるように、これからがまさに私の修行になります。ロゴを話題にあれこれと理屈をこねましたが、難しいことはとりあえず隣に置いて、まずは「100歳まで自分の足で歩ける心と身体」を目指して、第一歩を踏み出してみませんか?体験レッスンは、個人レッスンの形式で随時行な
50年以上生きてきて、今までも色々なものを目指してきました。いい大学に入りたい、いい会社に入りたい、やりがいのある部署で働きたい、等々、自分が欲するものを追い求めて、どちらかとガツガツと前に進む人生を過ごしてきました。太極拳を始めた頃、師匠によく、「放下(ファン・シァ)」という言葉を言われました。当時の私は、太極拳も早くうまくなりたい、人より上手くなりたい、とまさにガツガツと練習していました。胸の中にあるその硬い思いを、解き放ちなさい、というのが「放下(ファン・シァ)」でした。成長していくためには「欲」はあった方が良いようにも思います。上達の原動力になります。でも、人を押し除けてでも上達したい、という思いは、自分自身も、周りの人も幸せにすることはないようです。なかなかそういう思いには慣れませんでしたが、「欲」を捨てられるようになった頃から、動きが安定して、ゆっくりと柔らかい動きができるようになった気がします。教室のロゴのもう一つの意味は、「謙虚に」目指す、ということです。このロゴは、6本の波線でできています。下から3本目だけが実線、残りは真ん中で切れています。これは、易占いで出てくる「
「太極の小径」という名前は、京都、永観堂付近にある熊野若王子神社前の冷泉通若王子橋を南端として始まり、東山山麓の琵琶湖疏水に沿って銀閣寺西の今出川通銀閣寺橋を北端として続く約1.5kmの散歩道、「哲学の道」からヒントをもらってつけました。今では、「哲学の道」という名前に統一されたようですが、昔は「哲学の小径」とも呼ばれていたそうです。京都大学の哲学者・西田幾多郎や田辺元らが好んで散策し、思案を巡らした道だそうです。近くには、西田幾多郎の「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」の石碑もあります。昨日紹介した「太極」という理想の状態。哲学同様、あれこれと思案し、鍛錬を重ねてやっと辿り着ける長い道のりです。そんな長い道のりを目指すことのできる場所を作りたいという思いから、「太極の小径」という名前を学校につけました。ロゴの真ん中にあるS字は、奥深くまでずっと続いている長い道を示しています。どこまでも続いていく、一生かけて目指していく理想の状況を目指していきます。太極拳は、単に套路を表面的に学ぶだけのものではなく、ゆっくりとした動きを行うことで、身体と心をリラックスさせ、自分
出来がったロゴには4つの意味が含まれています。一つ目は、教室の名前「太極の小径」の「太極」です。中国では、あらゆるものは、「気」が集まってできると考えられています。そして、「気」は「陰」と「陽」の2種類があります。「陰」はどちらかというと、柔らかい、弱いイメージ、「陽」は、剛い、力強いイメージです。「陰」「陽」のどちらが勝ちすぎてもいけない、理想な状態は、両者のバランスがきちんと取れた状態だと考えます、そのような理想の状態に近づいていくことが、呉式太極拳教室「太極の小径」の目指していることです。単に套路をやるだけでなく、身体も心も、理想な状態になっていくように鍛錬を重ねていく、そんな場所にしていきたいと思っています右が教室のロゴ、左が「陰」と「陽」のバランスが取れた太極円と言われる図です。ロゴを作ってくれたみっちゃんが、白と黒、という2色を使わずに、うまく形を表してくれました。コンタクト ー ご興味のある方は是非ご連絡くださいLine: https://lin.ee/GTZHO6k 電子メール: mitchsato17@yahoo.com Facebook: facebook.co
ついにロゴが完成しました。娘の友達、みっちゃんが作ってくれました。デザインも色もとても気に入っています。やっぱり本職の人が作るものは違うなぁ、と本当に思います。まさに餅は餅屋です。逆立ちしても真似できません。元々自分が使おうと思っていたロゴは、これです。これの意味についてはまた後日説明します。易の卦の一つです。とりあえずホームページでは、これをロゴとして使っています。流石に味気がないので、太極図とそれに至る長い道のり、「太極の小径」を表すようなロゴにできないかとあれこれ考えたのですが、私が考えられたのは、手前からまっすぐに続く道の遠くに太極図見えるような、何を意味しているのかわからないようなものしかできませんでした。それも手書き。それをどうやって電子化して良いのかわかりませんでした。このロゴ、教室の名前と私自身が目指したい方法に関して、4つの意味を持たせています。明日からのブログで一つ一つ紹介していきます。また一歩、まともな教室に近づいた気がします。一歩一歩前に進める感じ、宮仕えの時には感じられなかった充実感です。いつまでもこの気持ちを忘れず、生徒さんに感謝される学校を作っていきます。
呉式太極拳教室「太極の小径」は、地元に根ざした教室にしていきたいと考えています。シンガポールで過ごしていた時期が長くなってしまったため、必ずしも鷺ノ宮で地元の人たちと良好な関係が築けているとは言えません。少しでも地元に認知された教室になるために、まずは自分が鷺ノ宮をもっと知る努力をしたいと思ってこのコラムを始めることにしました。鷺ノ宮って、意外と知られていない駅のようです。この間うちの教室に体験で来られた方が、「鷺ノ宮ってどこにあるのか知らなかった」っておっしゃっていました。大昔に、大手町からタクシーに乗った時、鷺ノ宮と鷺沼を取り違えた運転手さんがいました。手紙をもらった時に、住所に「鷲宮」と書かれていたことがありました。郵便番号があっていたので、ちゃんとついたようですが。そんな、ちょっと存在感の薄いこの町ですが、少しでも知ってもらえるようにできればと思っています。祖父母が、鷺ノ宮に家を建てたのが半世紀前です。現在、教室のスタジオとして使っている自宅です。2年ほど前に大幅な改築を行い、外装、内装共に新しい家のように見えますが、築50年以上の建物です。元の作りがしっかりしたので、まだまだ
MEOっていう単語を先々週学びました。ある業者さんが電話をかけてきて、集客を手伝いたいので一度時間を作ってほしいということでした。ちょうど、ホームページを見てくれる人をどうやって増やすかを考えていた時だったので、打ち合わせをもつことにしました。教室まで来てくれた担当の方は、若い人でしたが、人の話をよく聞く人でした。いい営業は人の話をきちんと聞ける人、という私の営業マン哲学にかなり合致していました。事前にうちのホームページもよく見ていて、かなり予習をしてきた感じでした。そのかたが、色々と教えてくれた中にあったのが、MEOです。Map Engine Opimizationの略です。近所で何かを探す時、最近はGoogleマップで検索をかける人が増えているそうです。例えば、中野区に住んでいる人が、中野区にある太極拳教室を探している時には、「中野区 太極拳」と入力して、近所の太極拳教室にどんなのがあるかを探します。検索の結果のイメージはこんな感じです。MEOは、ここで表示される順番をできるだけ上にするための施策です。営業マンとの相性があったのと、彼の説明が理にかなっていたので、MEOをこの会社に
グループレッスンが始まって、3週間。生徒さんが、感想を寄せてくれました。まずは、40代後半の男性Nさんです。この方は、元々は片足で体重を支えて立つことが難しいぐらい足が弱っていましたが、ご自身の努力もあって、かなり改善してきました。「普段意識して動かさない動きがありレッスン後は心地よい筋肉痛が来ました。両手をあげるだけなのにと感じながら。身体のエンジンも若い時のように動かすには土台作りからと気長に取り組みたいと思いました。」次は、会社にお勤めの女性Nさんです。この方、一番最初にグループレッスンを申し込んでくださった方です。肩こりが改善したと話してくださいました。「長年運動不足を自覚していたので、無理なく続けられて足腰を鍛えられる太極拳を選びました。また動く禅とも言われている通り、心の健康にも期待して始めました。佐藤先生の指導はすぐに套路に入らずに、まず套路に必要な動きを準備運動も兼ねて丁寧に行います。一見ストレッチのような地味な動きですが、ジワジワとインナーマッスルが鍛えられている実感があります。これだけでも充分な運動量になります。またなぜこの動きが必要なのか、細やかに説明してくださる
土曜日は、呉式太極拳教室「太極の小径」の一番忙しい日です。忙しいといっても、グループレッスンが二つ、月に一度個人レッスンがあるだけですが。まだまだ余裕はあります。でも、この土曜日、私は非常に楽しみにしています。午前中のグループレッスンは、5人。午後は4人と少人数ですが、皆さん、真剣に学んでくれています。まだまだ動きに十分に慣れていないところはありますが、少しずつ改善の兆しが見え始めました。グループレッスンが始まってからまだ3週しか経っていませんが、足は少しずつ強くなってきています。肩こりが良くなったという話も聞こえてきました。昔は、片足で身体を支えることが全くできなかった人が、できるようになってきました。教えていて幸せに感じるのは、生徒さんの進歩が感じられた時、そして、生徒さん自身がそれを感じて感謝してくれる時です。まだまだ始めたばかりのよちよち歩きの教室ですが、地に足をつけてしっかりと前に進んで行こうと思っています。現在登録してくださった生徒さんの数は14人。本当にありがたいです。そしてその生徒さんがくれる感想は、さらに頑張っていくための推進力になっています。宮仕えをしていた頃には味
今週の火曜日から、会社勤めを始めました。朝練をして、日によっては午前中教えて、お昼ご飯を自宅で食べて、午後から出社でした。1時から5時までが契約で定められた働く時間です。家に着くのが6時過ぎ。夕ご飯を食べて、のんびりします。まともにオフィスで仕事をするのは本当に久しぶりなので、肩が凝りますね。周りに人がいるので、きちんとしていなければいけない。仕事がなくても、仕事をしているふりをしていないといけない。私の与えられたタスクは、自分だけではできないものなのですが、周りの人が忙しくて作業が本格的には始められない状態が続きました。ガツガツとしていた若い頃ならそんな環境でもなんとか結果を出そうと頑張ったのでしょうけど、今は、のんびりと構えています。情報収集も仕事のうちなので、最近の動向を知るために昔からの知り合いにも何人か会いました。久しぶりに会うので、最近の話よりも、むしろ思い出話に花が咲いてしまった感じです。まだまだペースに慣れきっていない感じですが、心配していた通り、読書がかなり犠牲になっています。電車の中で読むようにはしているのですが、辞書を引かなければ読めない中国語の本は、置いてきぼり
すでにご案内の通り、呉式太極拳教室「太極の小径」では、呉式太極拳の基本的な動きが学べるワークショップをゴールデンウィーク中に行います。申し込みをいただいた日もありますが、まだまだ余裕はあります。この機会にぜひどうぞ。当教室で教える内容は、足腰を鍛えるのに非常に適していると多くの方に評価されています。「100歳まで自分の足で歩ける心と身体を作ろう」をモットーに、呉式太極拳を用いいて、足腰の鍛錬を行なっていきます。今回のワークショップでは、呉式太極拳を学んでいく上で、必要な基本的な動きを習うことができます。呉式太極拳がどんなものであるのかを体感するための良い機会になります。ワークショップの後、引き続き套路を学んでいたくだ事も可能です。日程: 4月29日(月)、5月3日(金)5月5日(日)、5月6日(月) (4月28日は定員に達しました)時間: 13時から15時まで(2時間)費用: 4000円(一コマあたり)場所: 中野区鷺ノ宮、当校スタジオ(住所は予約確定時にお伝えします)習得する内容は連日同じです。ご都合の良い日をお選びください。今回のワークショップで習う動きは下記の通りです。ワークシ
80歳になる自分の母親に頼んでお手玉を作ってもらいました。太極拳の教室で使います。80歳でもこんな細かい張り仕事をしてくれて本当にありがたいです。シンガポールにいた時、母のO脚がひどくなり、腰がかなり曲がり始めたので、オンラインで週に一度足腰のトレーニングを施したことがありました。数ヶ月で足がまっすぐになりました。友人から、背が高くなった、と言われたこともあったそうです。いつまでも健康でいてもらいたいです。さて、このお手玉、何に使うかというと、頭の上に乗せます。いろいろな練習をしている時、下を見てしまう生徒さんが結構います。もともと姿勢があまり良くないということもあるのですが、動かす手を見つめてしまう、という理由もあります。下を向くと頭の上に置いてあるお手玉が下に落ちます。頭がしっかり天に向かっている意識を持ってもらうために使います。たまたま母が滑りやすい布で作ってくれたため、少しでも動くとあっという間に落ちてしまいます。だんだんとできるようになってきたら、套路をやる時も頭の上に乗せます。昨日のレッスンの時、頭を上に押し上げる感覚を掴んでもらうのにも使いました。いろいろな道具を使いなが
日本に帰国する前、時間ができたら書道をやりたいと思っていました。太極拳をやるようになって、リラックスして精神統一が少しはできるようになりました。そんな精神状態をもっと突き詰めるための方法として書道を考えました。字がお世辞にも綺麗だとは言えないので、それを改善したいという思いもありました。実際には、教室もどこへ行って良いのかわからず、教室に行く時間が取れるのかもわからず、そもそも毎朝筆を用意する余裕があるのかもわかりませんでした。なんとなく時間に追われて、着手できないできました。老子や太極拳理論の古典を学ぶとき、自分のノートにまずは原文を写すのですが、この字をもっと綺麗に描きたいという思いは引き続きありました。今週から、グループレッスンで套路を教え始めます。その際に、ホワイトボードに文字を書きながら説明をすることも出てきます。きちんとした字を書きたいという理由はここにもありました。まずは自信を持って字が書けるようにするために、通わなくても、面倒な用意をしなくてもできる方法として、ペン習字をまずは始めることにしました。今の下手くそな字だと、書いたそばから、落ち着くどころかイライラしてきます
シンガポールにいる時には、豚の三枚肉を茹でて醤油漬けにしたものと、酢キャベツが私の常備食でした。この二つがあるだけで、いろいろなアレンジができて、時間をかけずに肉と野菜をとることが出来ました。日本に帰国した後も酢キャベツを作ろうと思っていたのですが、お酢を使わなくてもできる「発酵キャベツ」なるものがあるとうちの奥さんが教えてくれました。材料は、こんな感じです。 • キャベツ(新鮮なもの)…1個(正味1㎏) • 粗塩…小さじ4(キャベツの重量の2%) • きび砂糖(または砂糖)…小さじ1/2キャベツを千切りにして、塩と砂糖をかけます。揉んだ後、瓶に入れて3日もすると発酵していい感じになります。クミンシードを入れるとさらに美味しくなります。パンと一緒に食べても良いし、お漬物の代わりにもなります。発酵しているので、少し酸味が感じられます。ただの千切りに比べると、量を食べることができるのと、ドレッシングを使わなくて良いのでさらに健康的な感じがします。最近は、なるなりそうになると、新しいキャベツを買ってきて、そのまま加えてしまいます。ゼロから発酵させるよりも、すでに発酵しているものに足すことで、
多くの人が、太極拳を教えることは「仕事」ではなく趣味だと思っているように感じます。確かに、別に仕事を持って、週末の趣味として太極拳を教えている方はたくさんいます。自分で教室を始めてみて感じているのですが、確かに太極拳教室からのあがりだけで、教室を運営し、自分の生活を支えていくのは、大きな挑戦ではあります。私の場合は、さまざまな幸運が重なって、挑戦をしやすい状況にはなっています。結婚が早かったこと、子供がすでに独立していること、自宅があること、かなり早くから太極拳を教える経験を積めたこと、などなど。自分にこれだけ幸運が重なったのだから、可能な限り興味を持っていただいた方にもお返しをできればと思っています。ちょっと前にブログで書きましたが、昔から知っている方から仕事を手伝って欲しいと言われました。条件は大まかには決まって、契約の締結を待っている状態です。まだ生徒さんが増えるまでには時間がかかると考え、毎週火曜日から金曜日までの午後、オフィスに行って働くことにしました。週末は、今まで通り教えることができるし、平日に習いたい方に対しても、午前中はきちんと対応できます。働いている方が、平日に通い
呉式太極拳教室「太極の小径」では、呉式太極拳の基本的な動きが学べるワークショップをゴールデンウィーク中に行います。当教室で教える内容は、足腰を鍛えるのに非常に適していると多くの方に評価されています。「100歳まで自分の足で歩ける心と身体を作ろう」をモットーに、呉式太極拳を用いいて、足腰の鍛錬を行なっていきます。今回のワークショップでは、呉式太極拳を学んでいく上で、必要な基本的な動きを習うことができます。呉式太極拳がどんなものであるのかを体感するための良い機会になります。ワークショップの後、引き続き套路を学んでいたくだ事も可能です。日程: 4月28日(日)、4月29日(月)、5月3日(金)5月5日(日)、5月6日(月)時間: 13時から15時まで(2時間)費用: 4000円(一コマあたり)場所: 中野区鷺ノ宮、当校スタジオ(住所は予約確定時にお伝えします)習得する内容は連日同じです。ご都合の良い日をお選びください。今回のワークショップで習う動きは下記の通りです。ワークショップを通じて学んでいただいた動きを継続することで、駅の階段の上り下りが楽になる事請け合いです。こんな方にお勧めします。
近隣の練馬区や杉並区では見た記憶がないのですが、中野区には、「区民の広場」という掲示板が存在します。中野区民が他の人たちに知ってもらいたいことを掲示できる場です。普通に道端にたっています。掲示できる期間は2週間。費用はかかりません。もっぱら営業目的とするものは貼ってはいけないということになってはいますが、かなり曖昧な基準のようです。行政書士が無料セミナーのお知らせを毎週のように貼っていてもお咎めがないようです。私もこの掲示板に、自分の学校のチラシを貼っています。駅前だけではなく、かなり離れた場所の道端なんかにもあったりするので、貼ったり剥がしたりするのは結構時間がかかります。貼ったり剥がしたりする作業は2週間に一度行うのですが、3時間以上かかります。特に貼るのが時間がかかります。自分の家の周りであれば、どのあたりにこの掲示板があったか覚えているのですが、ちょっと離れた場所になると、見つけるまでに一苦労です。中野区のホームページに住所と大雑把な地図はあるのですが、なかなか見つからなくて、掲示板があると思われる場所のあたりをうろうろとし続けたことも何度かあります。こんな掲示板、見る人はいな
すでにご案内の通り、体験レッスン的な位置付けとして、「基礎作りコース」の募集をします。 第一弾の募集の内容は、下記の通りです。4回は無理、という方は、とりあえずご連絡ください。集まりそうな人数を確認して、別枠で設定することも考えます。興味のある方がいれば、太極拳が実際にどんなふうに使えるのかの触りもやりたいと思います。 12月には、現在私が学んでいるシンガポールの太極拳教室から師匠を始め、兄弟弟子がオープニングセレモニーのために来日してくれる予定です。今回ご参加いただいた方はセレモニーにご招待します。 呉式太極拳の基本的な動きに触れながら、呉式太極拳を体験していただくためのコースです。10月から本格的に学びたいと思われている方、申込を行う前の体験としてご利用ください。 ちなみに道場の場所は、西武新宿線の鷺ノ宮駅から徒歩5分です。 具体的には、私が太極拳の一丁目1番地1号と考えるスクワットから始まって、前後の移動、左右の移動、腰の左右回転、基本姿勢である七星勢などを行います。スクワットの内容については、下記のボタンから内容をご覧ください。このブログにあるように、どんな動きであるかだけでな
1週間近くやってきた翻訳ですが、昨日事故がありました。今回の仕事、お客さんと直接やりとりをしているのではなく、間にエージェントが入っています。そのエージェントが、締切日に全部を提出するのではなく、4回に分けで提出して欲しいと言ってきました。 一括納品ではなく、複数回の納品にすることは、作業の量がそれなりに増えます。納品前はかなり集中して間違いがないかをきちんと確認します。自分が建てていたスケジュールも組み直す必要があります。 実は仕事の仕方の変更はこれが初めてではなく、仕事を引き受けて作業を始めた翌日に、和文のファイルを別に作るのではなく、英文との併記の形にして欲しいという変更を行ってきていました。その時も、それまでに自分が行った作業をやり直す必要がありました。 途中で変更をされるのは困るので、これ以上こんなことがあるのなら、ここでやめるとエージェントに伝えました。これまでの作業の費用は請求しないので、やめてほしければそう言ってくれと。 答えは返ってきませんでした。今回の作業は、エージェントが共有してきたグーグルドライブで行ってきたのですが、その共有が切られていました。一言もなく、今ま
薬指を意識することってほとんどないと思います。実際に薬指を常に使う作業って思い浮かびません。薬をつけるのだって、薬指ではなく、少なくとも私は人差し指を使うことが圧倒的に多いです。今日は、そんな薬指が主役になれるかもしれないというお話です。 太極拳をやっていると手のひらを表に裏にと反転させる動きが結構あります。これがなかなかうまくできない人が多いです。ちょうど手のひらを回転させているように見える動きなのですが、回転させながら手首が曲がってしまう人が結構います。手首が硬いことが原因だと思っていました。手首が硬くなる原因は、それまで十分に動かす機会がなかったから、というのもありますが、新しいことを習っている最中なので、それを理解するために頭を使い、それが手首の硬さにつながっていることも理由だと考えてきました。 そんなふうに考えると、手首を動かすときに、手首が曲がってしまうのは仕方がなく、ゆっくりと治すしかないと思ってきました。レッスンの時も、指摘はするけど、無理に治そうとはしない、というふうにしてきました。 最近、自分の手首ももう少し柔らかくしようと思って、手首のストレッチを行うようにしてい
先週から翻訳を引き受けて、毎日時間を割いています。今まで、かなり時間に余裕があると思っていたのですが、仕事が入ってからはかなり予定がタイトになった感じです。 改めて、1日は24時間という限られた時間しかないのだと感じました。朝起きて、その日の予定を眺めて、どの隙間に何を入れるのかを考えるようになりました。今までは、なんとなく決めていただけだったので、実際にその通りにならないことがほとんどでした。予定していたことの半分もできなかった感じです。 今は、どの隙間にどのくらいの時間をかけて何をやるのかを、Googleカレンダーに入れるようにしています。予定をこういう感じで組むのは、良し悪しはあると思います。思った通りにいかないことが圧倒的に多く、時間の無駄だと感じたことは私も過去、何度もありました。失敗する原因は、詰め込みすぎ。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、って思ってカレンダーに書き込みすぎると、まずできません。不意に予定していなかったことが起きることもありますし。 詰め込みすぎないためのコツは、しっかり優先順位をつけることです。優先順位はその場の思いつきでつけるのではなく、自分の生活の
週末に弟子を対象にした套路の修正レッスンがありました。その時、状態が不必要に前傾していると指摘されました。このところ、基本的なところを何回か指摘されているので、またか、って感じです。自分の能力に不安を感じます。 でも、その時、ふと気づきました。指摘してくれたのが師匠だったからよかったけど、自分の教室で同じことをやってしまったら、指摘するのは生徒さんだろうし、そもそも指摘すらしないで、この先生は大したことないな、って思われて終わりになってしまうかもしれません。 自分の経験では、何か新しいことを学んだ時には、こんな感じで進化していくのではないかと思っています。 まずは、学ぶことの内容がわからない状態から始まります。内容がわかっていたらそもそも学ぶ必要はないです。 次は、内容はわかったけど、実際にはできない、っていう状態になります。頭ではわかっているけど、体が思った通りに動いてくれない状況です。 そして、体は動いてくれるようになったけど、まだ正確にはできない状態、正確にできるようにはなったけど、意識していないと正確性が失われる状態(つまり意識していればできる状態)、意識しなくても常に正確にで
前回からの続きで、「務令沉着」の説明です。気を沈めることに努めなければいけない、ということを前回説明しました。それは、長い間努力をしないとなかなか辿り着けない境地です。ただ、がむしゃらに努力をすれば良い、というわけではありません。 蘇峰珍氏の「行功心解詳解」では、気を沈めるための前提は、「松」だと宣言をしています。今日のブログでは、この「松」とは何かを紹介します。 中国語でこの文字を書く時には、主に中国本土で使われている簡体字では「松」、台湾なので使われている繁体字では「鬆」と書かれます。発音はどちらもsōng(ソン)です。日本語で説明をする時にはどちらの漢字を使ったら良いか、迷います。なぜなら、どちらの文字も日本語に存在するからです。 「松」は日本語では通常は樹木の名称として使いますが、辞書を見ると「粗い(「鬆」の簡体字)」という意味も載っていました。「鬆」はあまり見かけはしませんが、これも常用外漢字として認識されていて、骨粗鬆症の「鬆」として使われます。 どちらの文字も日本語に存在して、どちらも「粗い」と言った意味を表すことができるのですが、「鬆」は「粗い」以外の意味を持たないので
久しぶりに翻訳の依頼が来ました。1ヶ月程度にわたるそれなりに大きな仕事です。自分の専門分野でないので少し迷いましたが、時間的に余裕もあるので引き受けました。 昨日から早速作業に取り掛かりました。電気関連の機器のマニュアルです。単語がとにかくわからないので、きちんと単語集を作って、わからない単語だけでなく、専門用語だと思われるものはちゃんと調べました。必要な時は、少し中身を理解することもやります。ある程度内容に慣れるまでは作業のスピードは上がりません。そのうち慣れるだろうと思ってのんびりやっています。 前回翻訳をやった時には、締め切りが短かったということもありますが、根を詰めすぎて終わった後、疲労感半端ではありませんでした。それを繰り返すことはやめたい、と思い、今回は作業をやるにあたっていくつかルールを決めました。 一つ目のルール。一日4時間以上作業をしないこと。これで締め切りに間に合うかどうかはわかりませんが、初めの1週間、これでやって進捗を見ようと思います。足りなければそのあと増やします。作業時間の上限を決めると作業をしている時にさらに集中できます。 もう一つ、25分作業をしたら5分
なんだか毎日のように新しい問題が湧き起こってくる感じがします。なんか悪いことでもしたのかな、と勘ぐりたくなります。 10年前、東京で太極拳教室に通い始めた頃、「立つことは難しい」ということを初めて聞きました。初めて聞いた時の感想は、正直言って「???」でした。普段から当たり前に二本足で立っている、特に問題も感じない、何が難しいのだろう?と思いました。 しばらくして、太極拳の練習に、無極功というただ立っているだけの練習があると知りました。少しは太極拳について理解をし始めていて、どうも体の力を抜かなければいけないらいしい、という思いで立ってみました。でも、体のどこに力が入っているのかよくわからない。問題の所在がわからないから難しいのかな、というのがこの当時の感想です。 今朝、無極功を20分ほどやりました。この間師匠に立っている時に腰が右方向にずれている、と指摘されていたので、それを修正しようと思って、腰を左方向に移動させて立ってみました。なんとなく座りが悪い。体の色々なところに無理がかかっている感じがする。肩に入っている力を抜こうとすると、首が前に出る。首をまっすぐにしようとすると、左右の
太極拳の行き着く先は心の安定だと思うようになってから、禅や老子に関する本をよく読むようになりました。そんな中むくむくと育ってきた疑問があります。「欲」に関することです。 私自身、元々とても欲深かったと思います。学校にいる間は、少しでもいい成績を取りたい、会社で働き始めてからは、少しでも良い成績を残したい、人よりも良い生活をしたい、人よりも幸せになりたい。なんだか常に人と自分を比べて生きてきました。最近、比べるのをやめようと思うようになれたら随分気分が楽になった気がします。 そんな変化があったので、「欲」はよくないものだ、と言われてもそれほど違和感はありません。なんとなくなければそれに越したことはないものなのだと最近は思います。 先日、澤木興道氏の「禅談」という本を読んでいたら、こんな一節がありました。 「我々の心というものには、しっかりした目標がなければいかん。最も正確に目標をつけて、こうした時にはこう、ああした時にはああと、目標に向かって時々刻々うまくハンドルを回してゆかなければならぬ。それには「願」がなければならぬ。」(60ページ) これがきっかけで、こんな疑問が出てきました。 「
なんだかよくわからないけど、元気にはなりました。なんとなくだるくてなんのやる気もしないあの感じはなんだったんだろうって気分です。でも、根本的に疲れているのかもしれません。毎日自分のトレーニングをして、毎日のように教室で教えて、っていうのはそれなりに体力を使うものです。 自分が習っているだけの頃は、教える人は楽そうでいいなぁ、掛け声をかけて、たまにデモをするだけだし、って思っていました。大きな間違いでした。 まずは掛け声をかけるのはお腹の奥から声を出さなければいけないので、結構疲れます。うちの教室だと準備運動だけで30分以上になるので、その間ずっと、1、2、3といった感じで掛け声をかけ続けます。 私の場合は、デモをやって、ではやってみてください、というのではなく、生徒さんがついてこられるように、結構な回数、生徒さんと一緒に動きます。グループレッスンは、一レッスン90分なのですが、この間ずっと声をかけているか、体を動かしているかのどちらかです。途中で休憩を入れる時でも、生徒さんは座って休みますが、私は座らないようにしています。弱いところを見せたくない、っていうわけではないのですが、昔師匠に
日曜日ぐらいから体調が今ひとつ。どこかが特に悪いというのではなくて、全身が疲れている感じです。あえていうと、喉が少しイガイガするかな。それを解消したくて、咳が出ますが、咳は勝手に出るというよりは意識的に出る感じです。 日曜日は1週間で一番忙しい日。朝から晩までずっとレッスンが続いて、立ちっぱなし、教えっぱなしです。朝からなんとなくだるかったのです。でも、なんとか乗り切りました。 そして月曜日の朝、起きるのがしんどくて二度寝、三度寝をしました。6時半ぐらいまで布団の中でゴロゴロとしました。朝練はお休みです。 午前中に師匠に個人レッスンをつけていただくことと、自分が教えなければいけない個人レッスンが二つあったので、教室には時間通りに行きましたが、やっぱり前向きに進んでいこうっていう気になかなかなりませんでした。 自分が教え始めると、集中しているせいか、調子の悪いことを忘れることができましたが、終わるとやっぱりだるい。これから夜のレッスンに出向かなければいけないのですが、気分はちょっと重たいです。 人間なので調子の悪い時は当然あります。太極理論のように、陽が極まれば、陰になるし、陰が極まれば
今回は、行功心解(ぎょうこうしんかい)の次の部分に進みます。「務令沉着」です。「務めて、沈着せしむ」と訓読することにしましょう。 「務」は、日本語の辞書を引くと、「仕事などの役目を受け持ってそれを果たす」となっています。中国語では、この文字を副詞として用いる場合には、「きっと、必ずや、是非とも」という意味が出てきて、日本語では同じ発音の文字ではありますが「努めて」に近い意味に感じます。 「沈着」は、落ち着くこと。「令」は、古典中国語では使役の助詞で、「〜させる」と言う意味です。 以上から、単純にこの部分を日本語に訳すと、「可能な限り、落ち着かせる」と言うことになります。 何を落ち着かせるのかというと、前の文章からのつながりで、「気」です。前回からの続きで日本語に訳すと、「(落ち着いた)意識を用いて、呼吸を行い、その呼吸(気)を可能な限り、落ち着かせる」ということになります。 さて、「気を落ち着かせる」とか「気を沈める」ってどんな感覚でしょうか。太極拳ではよく聞く話です。でも、多くの人にとって、どんな感覚なのか、どうしたらそんな感覚が得られるのかが疑問に感じられるのではないでしょうか。
先日の個人レッスンの時、站桩功(タントウコウ)で腰を下ろした時の姿勢がおかしいと師匠に注意されました。腰から上が右方向にずれているということでした。 このところ站桩功をやっている時に右足に体重がかかりすぎていて、足が痺れる感じがしていたので、問題の原因がわかってよかったです。これをきっかけに改めて鏡を見ながら自分の姿勢をチェックしていたら、出てくる出てくる、自分の姿勢はこんなに悪かったっけ?って嘆きたくなるほど色々な問題が出てきました。 姿勢がまっすぐになっている、腰が左右にぶれていない、肩の高さが左右揃っている、一方の方が前に出ていることがない、等々、できていると思っていたことなのに、気にし出したら、全てがおかしいような気分になってきました。 鏡を前に一つ一つ確認作業です。師匠に見てもらうのは簡単ですが、もうすぐ独り立ちしなければいけない身です。自分でおかしなところは自分で見つけて自分で直せるようになっていかないといけません。まずはしっかり頭を上げて、前を見ることから始めます。それだけでも随分いい感じになりました。 直すのは自分でやれば良いと思うのですが、基礎に立ち戻るきっかけをどう
前回のブログでご説明した通り、呉式太極拳教室「太極の小径」では、毎週複数回のレッスンを受けることで基礎を築きながら、しっかりと太極拳を学ぶことができます。 今日は、前々回提示した私が通っていた太極拳教室の特徴のうち、三つ目について説明します。 公共の建物を借りて教室を開いていました。一つは体育館、一つは公民館でした 教室は週に一度でした 既に長い間学んでいた人たちの中にいきなり混じって学ばなければいけませんでした 基本からしっかり学ぶ、というよりは、いきなり套路を見様見真似で学びました 楊式あり、陳式あり、套路も色々なものをやっていました 主催の方を中心に割とまとまっていて、定期的にイベントがありました 教える人の都合、教える場所の都合、集まってくれる生徒さんの数、等々いろいろな理由はあると思うのですが、私の通っていた太極拳教室は、初学者がゼロからきちんと学べるような環境であったかというとちょっと疑問が残ります。ずっと長く続けている人から、比較的最近始めた人まで、いろいろなレベルの人が一つの教室で学んでいました。基本的には昔から続けられている練習があって、その横で初学者がちょこちょこと
昨日のブログでアメリカ人の生徒さんからもらったコメントを紹介しました。それを読んだ家内が、日本人以外にもそこまで評価してもらえるのなら、日本在住の外国人の方にも門を開いた方が良いと勧めてくれました。 以前にも、私のブログを見ている方から、英語で教えられるのであれば、シェアハウスなんかに住んでいる外国人に勧めてみたらどうか、っていう話をいただいたことがあります。 その時は、日本にいる外国人が、日本の文化ではなく、中国の伝統文化を学びたいと思うかなぁ、と、あまり前向きに捉えることができなかったのですが、家内に褒められると、猿は木に登るのでしょう。まずは英語のサイトを用意することにしました。 https://mitchsato17.wixsite.com/website 私がホームページを作るために使っているWiXというツールでは、多言語変換の機能がついています。ツールが勝手に日本語でできたページを他の国の言葉に直してくれるのです。自動翻訳の機能は、良くなってきたとはいえ、自分がしっかりとメッセージを発信するためにはかなり無責任だと感じて、別ページを作ることにしました。自動翻訳されたものの中
個人レッスンで教えている生徒さんから、先日のブログにコメントをもらいました。 せっかくいただいたコメントなので、改めてご紹介します。こんなに褒められると照れますね。 For anyone considering trying out Satosan's school: I can vouch for the quality of the teaching. I have been Satosan's student for over two years now, and I am materially stronger and stabler than I was before taking up tai chi. The training is fairly demanding, but enjoyable nevertheless, and Satosan just keeps correcting my (endless) mistakes and re-teaching what I have forgotten without showing impatience or ju
昨日のブログでご説明した通り、呉式太極拳教室「太極の小径」では、私の自宅の一部を使うことで生徒さんにさまざまなメリットを得ていたくことができます。 改めて、私が10年ほど前に東京で通っていた太極拳教室の特徴を並べます。昨日のブログは、一つ目の話題について、呉式太極拳教室「太極の小径」が出した答えをご紹介したものです 公共の建物を借りて教室を開いていました。一つは体育館、一つは公民館でした 教室は週に一度でした 既に長い間学んでいた人たちの中にいきなり混じって学ばなければいけませんでした 基本からしっかり学ぶ、というよりは、いきなり套路を見様見真似で学びました 楊式あり、陳式あり、套路も色々なものをやっていました 主催の方を中心に割とまとまっていて、定期的にイベントがありました 今日のブログでは、二つ目の教室の頻度について説明をしたいと思います。 私が修行をしてきたシンガポールの太極拳教室では、週一回のクラスと週二回のクラスがありうます。週一回のクラスは週末しか来られない人向けのものです。教える人の仕事の都合や施設の空き具合が理由ではないかと思うのですが、日本でも週末一度だけ、という教室
2023年10月から開校を予定している呉式太極拳教室「太極の小径」です。これから何回かにわたって、教室の特徴を紹介していきます。 日本でも太極拳はそれなりに認知されるようになってきて、色々な教室が存在します。10年前に私が太極拳教室を探していた時には、そんなにはなかったように記憶しています。ネットで検索しても、同好会みたいな感じのものが多かった記憶があります。たまたま出会った近所の教室に通うようになったのが始まりです。 その当時通っていた二つの教室の特徴を並べてみます。たまたま私が通った経験のある数少ない教室の特徴なので、他の教室が全てこうだということではありません。これらの教室に通わなけれ、今日の私は存在しないわけで、これらの教室でやっていることを否定するわけでももちろんありません。 公共の建物を借りて教室を開いていました。一つは体育館、一つは公民館でした 教室は週に一度でした 既に長い間学んでいた人たちの中にいきなり混じって学ばなければいけませんでした 基本からしっかり学ぶ、というよりは、いきなり套路を見様見真似で学びました 楊式あり、陳式あり、套路も色々なものをやっていました 主
岩波新書の赤版は、1938年の創刊以来46年まで101点が出版されたそうです。今でも買うことができる本が何冊あるのかは調べられませんでしたが、一番古いものからは90年近く経っていることになります。それだけ長い年月が経っても、需要があって廃盤になっていない本は、名作が揃っていると感じます。 この本、元々は、”Zen Buddhism and its Influence on Japanese Culture"という英文のでした。本書は、北川桃雄氏が翻訳をしたものです。翻訳にあたっては、原作の著者である鈴木大拙氏が内容のチェックを行い、自分の意図が反映されているかどうかを確認したそうです。 これまで鈴木大拙氏の著作は何冊か読んだけど、どれも難解で、とにかく最後までページをめくっただけ、とで終わってしまうことが続いていました。 この本は、翻訳者が単なる言葉の置き換えではなく、自分で消化をしてから訳してくれたからでしょうか、内容が頭の中に今までの本よりも容易に頭の中に入ってきました。 禅が日本の文化にどのような影響を及ぼしたかを、美術、武士、剣道、儒教、茶道、俳句の観点から考察しています。この