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  • ガルシアやりたい放題、言いたい放題

    大方の予想を裏切りガルシアが勝利。堂々と体重オーバーでビールのラッパ飲みパフォーマンス、その他奇行の数々。まともに試合開催できるのか、開催しても大荒れで最終的に成立するのか危ぶまれていた。個人的にはガルシアが反則を連発し失格負けするのではないかと想像し

  • 堤VSモレノ 観戦記

    堤の大幅体重超過でケチがついてしまった。1,6Kgオーバー、再計量でも50gしか落とせずという失態。体付きを見る限りまだまだ絞れそうに見えた。後に3月末にコロナに感染して云々とか言っていたが所詮言い訳(本当だったのだろうか)。この選手はこの前もインフルエンザ

  • 重岡兄弟世界戦 観戦記

    開催前からトラブル続出で体をなしていない興行ではあったが、終わりよければ全てよしとでもいうのだろうか。ブリッジャー級で波乱が起こり、メインがスリリングな展開でかつ意外な結果に終わり、楽しめた興行となった。優大VSジェルサレムコラーゾ同様優大が最終的には

  • 重岡兄弟世界戦 展望

    重岡兄弟は層の薄いミニマムではあるが、実力もそれなりでかつ肝も据わっており印象は悪くない。ただ選手の責任ではないがどこか安っぽく見えてしまう。どうも3150FIGHTは好きになれない。今回銀次朗の相手がドタキャンとなり、4日前だかに急遽アンパロに変わった。昨年

  • これは凄い!力石大逆転!!

    早朝物凄い大逆転劇を見れた。リングが狭いだのプロモーターが相手の奥さんだの力石のボヤキなどやる前から厳しそうであったが、大変な試合になった。最終ラウンドまでポイント的には大きくリードされており敗色濃厚と思われたが、試合終了ゴングまで30秒切っていたのでは

  • IBFフェザー級 ロペスVS阿部 観戦記

    やっぱりなという結果であった。阿部は右アッパーには対応できていたが、左フックには対応できていなかった。大きく弧を描くロペスの左フックはサウスポーから見たら死角から飛んでくるのであろう。1Rから見えていなかった。その左フックで2Rには目が塞がりだし余計左フ

  • IBFフェザー級 ロペスVS阿部 展望

    昨年4月挑戦者決定戦で勝利した阿部の待望の世界戦だ。自称天才と謳っているが大手企業の正社員を続けながら世界戦にたどり着くなど素顔は真面目な努力家なのだろう。途中スポンサーがつく話があったようだが、長年世話になった会社を辞めない姿勢からも見かけによらず良い

  • WBAバンタム級 拓真VSアンカハス 観戦記

    拓真が強敵相手に見事なKOで初防衛に成功した。決め手不足で国内レベルでもKOは皆無であった選手が世界戦でKOとは快挙と言っても良い。また暫定時代も正規王座も決定戦であったことも考えると、今回勝ってこそ本物というのは誰もが考えていることであり、それを実行できた

  • WBCバンタム級 サンティアゴVS中谷 観戦記

    中谷のあまりの強さにあっけに取られてしまった。おそらく観客全員がびっくりしたのではないか。サンティアゴが何もできないままキャンバスに沈んでしまった。KO負けがなく、ドネアを一方的に下した王者が凡庸なノーランカーに見えてしまうほど圧倒的に打ちのめされた。

  • WBOスーパーフライ級決定戦 田中VSバカセグア 観戦記

    田中が無難な判定勝ちで四階級制覇を達成した。しかしもう一つ物足りなさ感があった。田中は今までとは違いウィービング、ダッキング等上体を良く動かすディフェンスワークを見せた。ひょいひょいよけるのは良いのだが反撃のタイミングが遅く、かつ手数が少なく完全に攻防

  • WBAバンタム級 拓真VSアンカハス 展望

    初防衛戦で強敵アンカハスを迎える。正規王座だが微妙な相手との決定戦だっただけに負けたら、前回の暫定王座時代と同様「やっぱここまでか・・・」となってしまう。ここは是が非でも勝たなければならない。予想としては希望も含め凡戦の末拓真が塩判定で初防衛とする

  • WBCバンタム級 サンティアゴVS中谷 展望

    トリプル世界戦のなかで最もハイレベルで見ごたえのある一戦と言えよう。メインは拓真のようだが、実質この試合こそメインに相応しいと考えている。予想としては僅差判定で中谷の三階級制覇達成とする。オッズでは中谷優勢となっているが、サンティアゴが競り勝っても

  • WBOスーパーフライ級決定戦 田中VSバカセグア 展望

    田中の四階級制覇のかかった一戦。また決定戦かという印象。四階級制覇を達成したとしても三階級は決定戦。いずれも相手が微妙だったりする。今回のバカセグアも初めて聞いた名前であり、動画を見てもランキング2位という感じはなかった。メキシコによくいる正統派ボク

  • ONEキックボクシングフライ級 スーパーレックVS武尊 観戦記

    急遽決定したタイトルマッチ。武尊にとってはONEデビュー戦がいきなりのタイトルマッチとなった。個人的にはスーパーレックのワンサイドの判定勝ちか序盤ハイキックが爆発してのKO勝ちと見ていた。内容的にはスーパーレックのローとテンカオが冴え大差の判定勝ちとなった

  • WBA&WBCライトフライ級 寺地VSカニサレス 観戦記

    寺地がギリギリ生き残った。この試合のキーポイントは途中採点公開方式と王者陣営の的確な指示にあった。8R終了時点でジャッジ2名は2ポイント寺地優位としていた。ということは変な話2R落としても引き分けに持ち込める。9、10Rと寺地は劣勢であった。ここで11R開始前セコ

  • WBAフライ級 ダラキアンvs阿久井 観戦記

    阿久井が大金星を挙げた。採点が読み上げられる時、ユナニマスデシジョン、、、一人が119-109、、、、ダラキアンだなと思いきやなんと「ニュー」のコール。阿久井が失ったラウンドがひとつとは・・・因みに私は116-112でダラキアンの勝ち。見方が割れる試合であった。ダ

  • WBA&WBCライトフライ級 寺地VSカニサレス 展望

    実力派王者寺地の防衛戦だ。相手も実力者だが今の寺地を止められるライトフライ級はいないと見る。予想としては寺地の後半ストップ勝ちとする。カニサレスはとにかくチョコマカ良く動く。ハイメ・リオスの再来と言うか、高山勝成の中南米版というか。相手にとっては

  • WBAフライ級 ダラキアンVS阿久井 展望

    延期で仕切り直しとなった一戦。対象的なタイプの対戦で技術的には楽しみではあるが、予想としてはダラキアンの終盤ストップ勝ちとする。結構実力差は大きいのではないか。阿久井は右の当て勘が非常に良い上に体付きを見ても広背筋が発達しておりなるほど強打者なわけ

  • プロボクシング年間表彰案

    能登半島地震の災害により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧がなされますようお祈り申し上げます。地震から一週間ちょっと経ったわけだが、後出しじゃんけんみたいな議論がなされるのは相変わらずである。復旧はプロに任せて資金の潤沢な

  • 新年を迎えて

    正月早々北陸地方で大変なことが起こっているなにか応援できることはないか。まずは無事を祈る。

  • 今年最後の投稿

    2023年もあとわずかとなった。ランニング10.8km、拳立て108本に加え、征遠鎮を一発かまし、最後三戦立ちからの正拳中段突き108本で締めた。今年は自分にとって大きな変化のある年となった。9月末で退職し、独立した。厳密には無職なのだが、自分では専業投資家とさせて

  • WBAスーパーフライ級 井岡VSペレス 観戦記

    井岡の独演会に終わった。実力差も大きい上に準備期間の短さもあったと思われる。特に言うことはない。1Rから空間支配力、ジャブの正確性に差があり早くもワンサイドゲームに。上下の打ち分けも巧みでペレスは着実に追い詰められていく。5Rの右カウンターも下へ散らせて

  • 2023年を振り返る

    今年も残すところあと一日となった。コロナも5類となり名実とも正常化された。それに伴い各種イベントも復活し、特にスポーツにおいては野球のWBCを皮切りにラグビー、バスケ、バレー、そしてボクシングと大変な盛り上がりとなった。107年ぶり、38年ぶり等々記録も生まれ

  • WBAスーパーフライ級 井岡VSペレス 展望

    年末恒例の井岡の世界戦。残念ながらエストラーダ戦は決裂。というかもはや実現は難しくなった印象。中谷もバンタムに転級。キャリア終盤なのは間違いないが今後が見えない。さてどうするか。それにしても私の中では賞味期限切れから2年くらいたってしまっているのだが

  • スーパーバンタム級四団体統一戦 井上VSタパレス 観戦記

    井上がワンサイドゲームの末史上二人目の二階級四団体制覇を達成した。大方の予想より長引いたが、最後はしっかり仕留めたのは見事。試合展開はほぼ予想通りでスピード差でタパレスは手が出ない。展望で書いた通り5、6Rで終わりかと思ったら10Rまで長引いてしまった。ま

  • スーパーバンタム級四団体統一戦 井上VSタパレス 展望

    史上二人目の二階級四団体統一を目指す歴史的な一戦ではあるのだが、相手はタパレスかぁ・・・というのが本音だ。どうも井上はライバルに恵まれない。記録、内容は素晴らしいのだが、もうひとつ世紀の一戦と感じさせるものがない。それでもビッグマネーを求めて対戦オファ

  • ファイトマネー支払い遅延

    昔からよくある話ではある。重岡兄弟のファイトマネーが未払いで優大が先月末にSNSで怒りの暴露を行いすぐさま振り込まれたという。悪いのはワタナベジムだったようだが3150サイドも風評被害を受けたという。業界大手でもこのザマか。ただ優大のやり方もどうか。拡散さ

  • 怪物に出会った日

    売れている本だ。対戦相手への取材で一冊の本ができてしまう・・・井上がいかに高みに来ているかだ。抜けた存在だからこそ相手にフォーカスした話も映える。地球の裏側まで飛んで作り上げた力作であった。単なる井上戦に関する取材ではなく、対戦相手達の生き様を赤裸々

  • ガヌー惜しかった

    カシメロVS小國同様全く気にとめていなかったが、フューリーがダウン取られスプリットで辛勝する意外な結果となった。私の採点は95-94でフューリー。フューリーがどのような準備をしてきたかわからないが、ボクシング界の多くのレジェンドがリングサイドで見守る中醜態をさ

  • 小國惜しかった

    カシメロ初来日ということだったが到底井上の敵ではないという認識であったのでほぼ関心はなかった。小國を粉砕して猛アピールする場であろうと考えていた。ところが結末は意外なものであった。試合自体は偶然のバッティングによる負傷引き分けということになったが、終了

  • ミニマム級世界戦 観戦記

    兄弟揃って正規王座を獲得。晴れて同日、同階級世界王座奪取という快記録を達成した。この兄弟はフィジカル、メンタルの強さが武器であるのだが加えてクレバネスという勝負師として非常に重要な要素を持っていることが確認された。層の薄いミニマム級ということで世界王者

  • ミニマム級世界戦 展望

    兄弟で同日、同階級、暫定王座獲得という珍しい記録を作った重岡兄弟が正規王座を賭けて団体内統一戦を行う。3150FIGHT内でかつ和毅のフェザー級二位決定戦がメインというなかで行われる。ダブルタイトルの間にも但馬の試合が組み込まれるなど世界戦という感じでない。こ

  • 四団体スーパーミドル級 カネロVSチャーロ弟 観戦記

    カネロの圧勝であった。私の採点ではオフィシャルにもあった119-108。チャーロは最後までアウトボクシングに徹していた。どこかで仕掛ける様子もなく立てた作戦を貫徹しダメなら仕方なしとの考えであったか。大金を取りに行くためのビジネスに徹したか。試合後のインタ

  • 四団体スーパーミドル級 カネロVSチャーロ弟 展望

    中量級の人気統一王者同士が激突する。一階級ではなく二階級違いであることが大きな話題となっている。スーパーウェルターとスーパーミドルでは7Kg弱違いがある。これはかなり大きい。チャーロがどのように仕上げてくるか注目したい。大方の予想はカネロの後半ストップ

  • 有明世界戦アンダーカード~オラスクアガ、那須川~

    オラスクアガVSマグラモオラスクアガの逆転KOであった。前半はマグラモの巧さが光った。寺地戦で名をあげたオラスクアガだったが、この日は力みが目立った。絶対不利の予想であった寺地戦は開き直りが好試合を生んだが、今回は強打を決める下地作りが甘かった。ポテンシ

  • WBA&WBCライトフライ級 寺地VSブドラー 観戦記

    まずは寺地が弱みを見せずストップしたが、ブドラーもよく頑張った。もっと一方的な展開になるかと思ったが、序盤はブドラーも良く手を出して抵抗していた。この一戦に賭けていたのではないか。1Rはやや静かな展開であったが、2Rから寺地がハイペースで攻める。ブドラー

  • WBOスーパーフライ級 中谷VSコルテス 観戦記

    中谷が余裕で判定勝ちしたが大方の予想に反してKOは逃した。コルテスが予想以上に実力者であったことが判定決着になった要因だと考える。この挑戦者は実は防御が良い。中谷の長い左はそこそこヒットしたが、後続打は食わない。アッパーはほぼ封じていた、というか打たせ

  • WBA&WBCライトフライ級 寺地VSブドラー 展望

    充実の二団体統一王者寺地と豊富な世界戦キャリアを誇る元二階級制覇王者ブドラーの激突ということで見かけは超豪華カードである。しかしブドラーが最軽量級第一人者であったのは過去の話。もう底は見えている。寺地の中盤KO勝ちと予想する。ブドラー独特のチョコマカ

  • WBOスーパーフライ級 中谷VSコルテス 展望

    本場ラスベガスで説得力十分の二階級制覇を達成した中谷の初防衛戦だ。早くもスーパーフライ級最強の声もあがるが、全く悪い気がしない。国内でも好パフォーマンスを見せてくれると期待している。相手はエストラーダに善戦したコルテスだが、中谷のワンサイドゲームで後

  • やはり本物はいい

    エキマで井上本人の解説付きのフルトン戦の放映があった。ここのところ他競技というか体を張った演芸大会みたいなところで3000戦無敗の奴が負けたのだの、地方で竹原氏、畑山氏も被害を被った詐欺興行だの、ドーピング陽性だの品格のかけらもない事象が相次いだ。バスケが

  • 慶応一色な一日

    慶応高校が107年ぶりに甲子園で優勝し、朝っぱらから隅から隅まで慶応一色であった。「長髪」「エンジョイベースボール」「大応援団」と豊富な話題を振りまく。政財界、マスコミ、芸能界と各方面で活躍しているOBも多く、朝っぱらかウザくなるほどTV番組中心に大騒ぎしてい

  • ウェルター級四団体統一戦 スペンスVSクロフォード 観戦記

    意外なワンサイドゲームでクロフォードが見事初の二階級に渡る四団体王座統一を成し遂げた。三団体統一王者にしてP4P上位に評価されるスペンスが並みの挑戦者に見えてしまうほどの試合であった。クロフォードが強すぎる、実力に大きな差があったという評も多い。私個人的

  • ウェルター級四団体統一戦 スペンスVSクロフォード 展望

    今年最高のカードである。クロフォードが勝てば二階級における初の四団体統一王者となる。首尾よくいけば井上は今年中に二階級四団体統一王者になれそうなので先を越されてしまう。井上が史上初となるにはスペンスに勝ってもらいたいところだが。この試合実力者同士でま

  • WBC&WBOスーパーバンタム級 フルトンVS井上 観戦記

    井上の見事な四階級制覇であった。特に危険な場面はなく完勝と言える内容であった。まずは実力差通りであったと思う。展望では「ジャブ」「クリンチワーク」へに対応が鍵で出入りでコツコツ崩すべきと書いた。しかし井上は別の方法で崩しにかかった。また倒すことにこだ

  • WBOフェザー級 ラミレスVS清水 観戦記

    負けるとは思っていたが予想以上の大敗であった。ここ数年の国内開催の世界戦ではここまでの惨敗は記憶にない。相性と言うのは恐ろしいもので五輪銅メダリストの肩書を引っ提げてプロ入りした選手が何もできなかった。正直論評のしようがない。ボクシングに詳しくない人

  • WBC&WBOスーパーバンタム級 フルトンVS井上 展望

    試合当日に近づくにつれ世間は盛り上がってきている。ただ個人的にはもうひとつ気持ちが盛り上がらない。フルトンって誰?という感じなのだ。王者になってから知った選手だし、何かビッグファイトをやっているのか。米国でも特に目立った存在ではない。実力派王者である

  • WBOフェザー級 ラミレスVS清水 展望

    ようやく実現した清水の世界戦。デビューから7年とは五輪メダリストにしては随分時間がかかってしまった。コロナで世の中的にはほぼ3年棒に振った。ボクシング界も同様で引退を余儀なくされた選手も多い。清水の場合本来ならデビュー2年くらいに世界戦を実現させるプラン

  • WBAスーパーフライ級 フランコVS井岡Ⅱ 観戦記

    予想通り井岡が普通に勝ったが、両者とももうひとつピリッとしなかった印象。井岡は巧いがきれがなく、まさに日に日に退歩しているように見えた。フランコも一回り大柄に仕上げてきたが、妙に元気がなかった。前戦のような突進もスピード感もなかった。点差は意外と小さ

  • フランコVS井岡Ⅱ 直前展望

    フランコがなんと3キロも体重超過で王座剥奪となった。当日の再計量の上限が58.9キロとは、、、本来のスーパーフライの上限は52.1キロ。規定体重からのリバウンドの58.9とオーバーした55.1からの58.9ではだいぶ違う。何という不公平。井岡もよくこんな条件をのむな。興

  • WBAスーパーフライ級 フランコVS井岡Ⅱ 展望

    井岡にとってまさに勝たなければならない一戦だ。負ければビッグマッチ進出どころか進退問題、その他批判にさらされる等自身の価値を大きく下げてしまう可能性が高い。卓越した実績の割に低評価にならぬよう必勝を期して臨みたい。本題に入る。再戦の場合、引き出しの多

  • 主要四団体ライト級 ヘイニーVSロマチェンコ 観戦記

    残念ながらロマの敗戦に終わった。私の採点では114-114のドロー。しかしどちらが優位かと聞かれたらヘイニーと答えるような内容であった。ロマ自身、ウクライナ人と思われる観客は非常に不満げであった。確かにこれと言ってパワーショットは貰っていない。軽いながらも

  • WBOスーパーフライ級王座決定戦 中谷VSモロニー 観戦記

    見事なKOで中谷が二階級制覇を達成した。最後のすれ違いざまの左フックもすごかったが、奪った三度のダウンが全て異なるパンチというのもすごい。KOシーンもさることながら自在な身のこなし、多彩な角度のアッパーとその華麗なボクシングに魅了された米国の観衆も多かった

  • 主要四団体ライト級 ヘイニーVSロマチェンコ 展望

    四団体王者のヘイニーにかつてのP4Pロマチェンコが挑む。ロマは十分歴史に名を残す名王者なのだが、意外とここぞという時に負ける。最短記録のかかったサリド戦しかり、四団体王座統一戦に向けた関門であるロペス戦しかり。アリ、デュラン、パッキャオのような真のスーパ

  • WBOスーパーフライ級王座決定戦 中谷VSモロニー 展望

    井岡返上の王座決定戦にネクストモンスター中谷が出場する。ベガスのビッグファイトの前座として組み込まれた。相手は元王者の実力派モロニーだ。王座獲得は当然ながら本場でインパクトを残したいところ。予想は、中谷の判定勝ちで二階級制覇達成とする。中谷とモロ

  • デービスVSガルシア 観戦記

    デービスの圧勝であった。勝負を分けたのはディフェンスを中心とした技術の精度の差であった。基本睨み合いの多い試合であったが、ガルシアは攻めると打ち込まれていた。2Rも7Rも攻め込んだところにカウンターを合わせられていた。ガルシアのハードヒットは皆無。デービ

  • デービスVSガルシア 展望

    今年一番の好カードと言えそう。お互い無敗、KOパンチャー、全盛期のスター同士という非常に珍しい組み合わせ。もっとも無敗と言っても試されていない部分も多く、お互い初めて強敵を迎えると言ったところであろう。楽しみなのはお互い野生の勘で戦う感覚派であり、どんな

  • 訃報 米倉健司氏

    日本有数の名門ジムであった今は亡きヨネクラジムの会長米倉健司氏がなくなった。ペレス、ベセラと言った名王者としのぎを削った日本のプロボクシング初期の名選手にして数々の名選手を輩出した名伯楽であった。ヨネクラジムと言えばダウンタウンテイストの住宅地に位置し

  • 重岡兄弟「暫定」王者決定戦 観戦記

    兄弟同日同級同興行で世界王座獲得ということになった。あくまでも暫定、急造マッチメイクという苦しい但し書き付きだ。選手としては目一杯やって結果を出したのだから「よくやった」ということになろう。正規王者との統一戦の実現を期待するしかない。優大VSメンデス

  • 重岡兄弟「暫定」王者決定戦 展望

    ダブル世界戦ということだがふたつとも暫定王者決定戦という事態になってしまった。まず銀次郎のバラダレスとの再戦が王者の負傷未回復ということで暫定王座決定戦となり、優大のパンヤ挑戦も直前に王者の急病で白紙となり急遽こちらも暫定王座決定戦となった。運が悪いと

  • スティーブンソンVS吉野 観戦記

    吉野の絶望的な完敗に終わった。ストップが早いという声も多いが、ラウンドが進むにつれ吉野の生気は失われており、とてもじゃないが逆転の芽はなかった。仕方ないと思う。スティーブンソンはいつもより近間で好戦的だったように思える。おそらく事前のリサーチ、リング

  • WBA&WBCライトフライ級 寺地VSオラスクアガ 観戦記

    メインに相応しい熱戦であった。寺地も良かったが、オラスクアガが頑張った。本格派メキシコ系ボクサーファイターであったが、予想通り寺地のスピード、ジャブについていけてなかった。ただ時折捨て身で放つパンチ、粘りが脅威で最後までスリリングな展開であった。オラ

  • WBAバンタム級王座決定戦 拓真VSソリス 観戦記

    結果は予想通りであったが、「塩試合」とはまさにこの試合のことを言うのであろう。何とも退屈な試合であった。両者とも世界王者に相応しい面は一切なし。ソリスはガチャガチャ攻めるだけ。拓真は打ち終わりに良い右を決める、ジャブ等の細かいのをたまにではあるがソリ

  • 有明ダブル世界戦アンダーカード 観戦記

    期待していたアンダーカードだが、新旧交代の二戦であった。佐々木VS小原まさに新旧交代。形の上では佐々木の逆転KOということになろうが実際には圧勝であった。スピードが違った。1Rから佐々木はトップスピードで攻める。フッカーという印象であったがジャブのスピー

  • 那須川天心デビュー戦 観戦記

    注目の大型新人那須川がデビュー戦を完勝で飾った。いや遊んで飾った。与那覇側から見たら非常にだらしない負けを喫した。那須川が強かった?勿論そうだろう。それにしてもあまりにも無様な負け方でなかったか。ボクシングが舐められそうで非常に怒りを感じた。与那覇

  • スティーブンソンVS吉野 展望

    明日の有明ダブル世界戦よりも間違いなく格式は上の試合である。次代のボクシング界の主役を担うであろう超強豪との本場米国での世界挑戦者決定戦に出場するという夢のある話だ。スティーブンソンは驚異的な距離感覚の持ち主だ。右手が触覚のような役割で常に最良の距離に

  • WBA&WBCライトフライ級 寺地VSオラスクアガ 展望

    ゴンサレスの急病で統一戦は白紙となり非常に残念。急遽挑戦者となったのがオラスクアガ。キャリアは5戦と少ないが、意外と評判は良い。実際動画を見ると、基本に忠実な正統派ボクサーファイターだ。パワーもありそうだ。メキシコ系本格派スタイルに見えるが、スピード

  • WBAバンタム級王座決定戦 拓真VSソリス 展望

    モンスターが転級して空位となった四王座のひとつを争う戦いだ。拓真はそのなかでも最も組し易い相手との決定戦が決まった。これは勝たねばならない。前回も変な暫定王座決定戦で、正規王者との統一戦では良いところなく負けてしまった。今回は相手は微妙とは言え正規王

  • 有明ダブル世界戦アンダーカード 展望

    有明のダブル世界戦は実はアンダーカードの方が興味深かったりする。ベテランに勢いのある若手が挑む。佐々木VS小原形の上では佐々木のWBOAPに小原が挑むことになるが、実際は小原に佐々木が挑戦するようなものだ。小原も長くなった。堅実なスタイルだからこそいまだに

  • 那須川天心デビュー戦 展望

    注目の大型新人が満を持してプロデビューする。練習期間、質とも十分のようで本人も自信満々である。1階級下の選手とは言え、いきなり手ごわい相手を選んだという評が一般的だ。しかし個人的には楽ではないものの「勝てる相手」を選び、「勝てるフィールド」を整えたとい

  • 村田諒太 引退

    昨年4月のGGG戦以来見えていたことであるが、本日正式な引退会見が開かれた。1年近く経つだけに整理された発言が多かった。帝拳のトップ3人の印象は「感謝」と「重圧」と言っていたが、この発言に彼のプロの世界でのすべてが凝縮されていたと思う。関係者が多かっただけに

  • 那須川天心デビュー戦決定

    話題の大型新人那須川のデビュー戦が決まった。日本バンタム級4位の与那覇が相手だ。よくぞ強敵を選んだみたいな声が多い。確かに与那覇は一般的にはそれなりの実力者だ。ただボクシングには相性というものがある。個人的には那須川にとっては非常にやり易いタイプで簡

  • プロボクシング年間表彰案

    2022年は統一戦が多く、内容的にも素晴らしものであり、ここ二年のうっ憤を晴らすかのような年であった。今年は行動制限もさらに緩やかになり、さらなるビッグマッチが期待される。MVP 井上尚弥バンタム級四団体統一。内容も圧倒的であった。ただカードは弱い。今年

  • ダブル世界ミニマム級タイトルマッチ 観戦記

    3150FIGHTによる初の世界戦興行であったが、波乱に満ちたものとなった。メイン、セミの世界戦に出場するワタナベジムの二選手を神のディフェンス、人生無敗と前景気を煽り、本人達も気合十分、自信満々であったが、実際の試合は波乱に富んだものとなってしまった。両選手と

  • ダブル世界ミニマム級タイトルマッチ 展望

    ミニマム級・・・必要なのかと言われて久しい階級だ。3150FIGHTで行われるが出場四選手には申し訳ないが世界王座を争うメンバーではない。その他前座もまたもイシイが出場する見世物的興行だ。先月行われた世界戦とはだいぶレベルが違うものになってしまおうが仕方ない。

  • 新年を迎えて

    あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。世の中は転換点を迎えていると考えているが、個人的にも転機となる年になりそう。初日の出を前に決意を新たにした。今年もボクシング界は様々なビッグマッチが期待される。特に井上が相手にも恵まれた勝

  • 今年最後の投稿

    本日昨年同様10.8kmランニング、拳立て108本、三戦立ちからの正拳中段突き108本で締めた。ここ3年本当に色々なことがあった。コロナ禍で事実上経済活動がストップし商売にならなかった2020年。21年も数々の規制によりビジネスの在り方も変わり結局商売にならなかった。今

  • WBA&WBOスーパーフライ級王座統一戦 井岡VSフランコ 観戦記

    井岡が無難に王座統一するかと思っていたが意外にもドロー。私の採点では115-113でフランコ。有効打を取るか手数を取るかということだろう。見方は様々であろう。とりあえず首の皮一枚つながった。試合を振り返る。フランコは空回りしながらもめげずに攻め続ける。井

  • 2022年を振り返る

    2020年、21年は完全にコロナ禍で失った2年であった。今年は恐る恐るながら平時に戻る年となった。4月のゴロフキンVS村田なんて昨年末延期されどうなるかと思ったものだ。2月24日のロシアのウクライナ侵攻という信じられぬ暴挙が起こり、まさに世界情勢の枠組みが変わるよ

  • カシメロ、赤穂に2回KO勝ちに結果変更(その3)

    結果変更への経緯は報道と実際は違っていたようだ。赤穂の最新のユーチューブ、A-signのユーチューブを見ると赤穂サイドからの手紙が提出された訳ではないという。カシメロ側からの強硬な抗議に対して赤穂のユーチューブの内容を英語のテキストにおこしたものを提出しただ

  • WBA&WBOスーパーフライ級王座統一戦 井岡VSフランコ 展望

    恒例の大晦日世界戦。井岡にとっては1年遅れの統一戦となる。私が井岡の賞味期限は過ぎていると言いだしてから2年くらいになる。今もその認識は変わっていないが、このしぶとさは表彰ものだ。大した選手である。今回待望の統一戦となるが、井上同様カードが弱い。この

  • カシメロ、赤穂に2回KO勝ちに結果変更(その2)

    結果が覆った経緯が発表された。赤穂側から届いた「負けを認める手紙」も重要な判断材料になったという。赤穂側と言うからには赤穂だけでなく所属ジムの総意ということなのだろう。こんな風に簡単に自らチャンスを潰せるものだろうか。今の時代でっち上げみたいな世界戦

  • カシメロ、赤穂に2回KO勝ちに結果変更

    ノーコンテストに終わった試合の結果が覆った。当事者達はどう感じているのだろうか。特に赤穂は。自身のユーチューブでは内容的には完敗と言っていた。これで良いのか。ボクシングの場合、世界ランカーいや日本ランカーでも一敗は重い。今回のケースでは勝てば世界戦

  • バンタム級四団体統一戦 井上VSバトラー 観戦記

    井上の圧勝で見事四団体統一。まずは予想通りであった。それにしてもバトラーは策がなさすぎた。のらりくらり井上の序盤のスパークをはずしにかかったのは良かったが、中盤以降の戦い方が特に変わらなかったのは残念。四団体統一はめでたいが、試合としては物足りなかっ

  • バンタム級四団体統一戦 井上VSバトラー 展望

    待望のバンタム級統一戦が迫ってきた。しかしもうひとつ気持ちが盛り上がらない。カードが弱い。どうも井上はもうひとつカードに恵まれない。三階級制覇、WBSS優勝、そして今回の四団体統一戦と聞こえは良いのだが、対戦相手をよく見ると何かもうひとつ、というかレジェ

  • ぱんちゃん璃奈 逮捕

    嘆かわしい事件が起きた。著名女子格闘家のぱんちゃん璃奈が詐欺容疑で逮捕された。偽アカウントを用いて那須川天心、武尊のサイン入りポスターを偽造して9万9900円だまし取ったという。サインの偽造なんてよくある話で、この手の話は警察も取り合ってくれず、被害者は泣

  • 訃報 大友巌さん

    悲しいニュースが入った。元日本ライト級王者、OPBF王者の大友巌さんが亡くなった。59歳という若さ。まさに同世代であり、ホールを熱狂させた名王者だった。タフネス、スタミナばかりが強調されるど根性ファイターというのが大方の評だ。しかし技術的にも優れておりよ

  • 赤穂VSカシメロ 観戦記

    2R無効試合という大変残念な結果に終わった。カシメロのラビットパンチで赤穂が試合続行不可能という裁定だ。ここに随分噛みついている人が多い。赤穂の演技ではないか。あれは試合放棄だ。いずれにせよ赤穂に失望したというコメントが多い。この辺は戦っている当事者

  • 皇治のエキシを見て感じたこと

    皇治がドバイでのメイウェザー一行のエキシに出場した。メイウェザーの秘蔵っ子と大激闘、ドローなどと報じられた。エキシなのにドローという表現か。字面だけ見ると皇治が世界的な強豪と勘違いさせられる。眉をひそめた方も多かろう。しかしかくいう私も眉をひそめなが

  • 吉野VS中谷、中谷VSロドリゲスJr 観戦記

    ライトフライのダブル世界戦の豪華なアンダーカードも見ごたえがあった。吉野VS中谷驚きの結果となった。まさか吉野が勝つとは。ポイント的には中谷がリードしていたと思うが、どことなく吉野の試合という感じであった。吉野は一見ガチャガチャしており、混戦から抜け出

  • WBOライトフライ級 ゴンサレスVS岩田 観戦記

    残念ながら岩田の王座奪取はならなかった。かつての師匠故山本KIDの入場曲を使って気合十分の岩田。序盤から意欲的に飛ばす。ダイナミックな右、思い切りの良い踏み込みが功を奏し先制する。この辺は予想通り。ゴンサレスが弱気になっている所作を見せるので、行けるか

  • WBA&WBCライトフライ級統一戦 京口VS寺地 観戦記

    予想通り寺地の圧勝であった。開始直後からジャブの差し合いで寺地が優位に立ち早くもペースを掌握。右の上下も効果的で早期決着の雰囲気も漂う。この日の寺地はジャブから右の繋ぎが非常に速く、京口は全くついていけてなかった。5R見事なワンツーで京口を吹っ飛ばすダ

  • WBOライトフライ級 ゴンサレスVS岩田展望及びその他

    一般論では早い挑戦ではあるが、挑戦する王者の実力を考えると「今」かも知れない。岩田の動きを見ていると動体視力、反射神経は確かに非凡だ。ただ非凡であるがゆえに細やかな作り込みに欠ける。フェイントをかけ、隙あらばダイナミックな右オーバーハンド、アッパーを叩

  • WBA&WBCライトフライ級統一戦 京口VS寺地 展望

    10年振りになる日本人同士の統一戦。楽しみである。両王者とも実績、実力とも十分の好カードだ。予想は、寺地の後半TKO圧勝とする。両者の戦力を比較する。京口は中南米人のような角度の深いアッパーが武器だ。体を振りながら左のアッパー、フックを上下に打ち分け

  • 訃報 黄金のバンタム ジョフレ氏

    訃報が続く。エデル・ジョフレ氏が亡くなった。近年施設に入っていたような話を聞いたことがある。86歳、天寿を全うしたというところか。今でこそ動画が上がっているが、リアルタイムで氏のファイトは見たことない。専門誌で見た顔をがっちり覆うガード、豪快に左アッパ

  • 訃報 アントニオ猪木さん

    そう遠くない将来この日が来るかなという予感はあった。格闘家ではないが間違いなく熱狂させられた。プロレスはショーとは言え、子供の頃なんだかんだ言いてワールドプロレスリングはよく見ていた。他団体とは違ってスピーディで迫力ある展開は純粋に面白かった。タイガ

  • メイウェザー、パッキャオ来日

    近代ボクシング2大レジェンドが揃って来日した。パッキャオは5月にたしか栃木のマラソン大会で来日したようだが、結構来てくれるんだ。この二人が同時期に来日し揃って会見とかやるとは、、、しかし残念ながらボクシング関連のイベントではなく今はやりの非ボクシングイベ

  • 訃報 矢尾板貞雄さん

    名選手にして名評論家として鳴らした矢尾板貞雄さんがなくなった。私にとって氏は生まれる前に活躍した選手であり、TV解説者、評論家としての印象が強い。非常に理論的でかつ歯切れの良い解説、技術中心の的確な論評に接してきたので解説者ってこういうものだと思っていた

  • カネロVSゴロフキンⅢ 観戦記

    大方の予想通りカネロが勝利。完勝と言う見方が大半だが、公式採点は結構競っていた。因みに私の採点は114-114のドロー。ただどちらが優勢かというとやはりカネロかなとなる。ちとGGGに敬意を表しすぎたかもしれない。さすがにこのクラスの達人同士の三度目の戦いとなる

  • カネロVSゴロフキンⅢ 展望

    カネロは前戦でビボルに完敗したとは言え、こういうビッグマッチの中心足りうるのだからやはり実力、人気を兼ね備えた選手であることには違いない。ビボル戦では体格面での限界とともに技術面の綻びが見て取れた。一般的評価はずば抜けた傑物とは言えなかったビボルだけに

  • 3150FIGHT ~これもひとつのやり方か~

    大半のボクシングファンは眉をひそめた興行であろう。私もその一人であるし、特に全試合見たわけではない。動画がアップされているいくつかの試合とその前の会見等の関連動画をチラ見しただけだ。人生を賭けた戦いに挑んだ選手達の試合とイロモノ系の試合が混在した興行で

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