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トンネルの先を確かめたいから。~断酒後の日記~ https://tetsat.hatenablog.com/

断酒し、1年が経過しても自問自答する日々。メリット、デメリットと一言では片付けられない葛藤を記録しています。

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2021/09/09

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  • 楽しく生きたい。

    楽しく生きていきたいと思った。限りある時間、せっかくだから楽しく生きたいと思った。そしたらふと思った。 僕はいつから大切な人たちに楽しく感じてもらえるような振る舞いをやめてしまったのだろうと。 だから楽しく生きるために、こんな僕だけれど、こんな僕なりに楽しく生きてもらえるようにしてみようと思う。

  • 僕は何を待っているのだろう?

    僕は小さな頃から最悪のシナリオを見据えて生きてきた。マラソン大会では、一番最後になりさえしなければ良いと思いながら三十人中5着になり、テストでは70点を下回らなければ良いと思い95点を取った。 人には裏切られても仕方がないと思い、親友と呼べるような友は出来なかった。ノストラダムスの予言が当たっても、20歳までは生きられるからと諦め、本気で挑戦して失敗することを恐れて、そこそこの挑戦しかしてこなかった。そんな繰り返しの中、僕は何を待っているのだろう?この霧がかかったような人生で、相変わらず傷つくことから目を背け、最悪のシナリオを思い浮かべながら、期待することを恐れているうちに、いつしか期待したく…

  • 繋がっていく言葉たち

    「課題の分離」 「執着を手放す」 「刺激と反応の間のスペース」 「期待しない事」これらの言葉はどれも目にしたときに、僕にある一定の影響を与え、自分の人生の道しるべとなる想いを気づかせてくれた。しかし少し遅れてそれらに対する逆説や矛盾点が頭を過ぎり、そしていつしか事情の中に埋もれてしまった言葉たちだった。 でもさっき、それらの言葉たちの僕なりの答えの尻尾みたいなものが頭の片隅によぎった気がして思うままに書きとめている。その尻尾はとても素早くて目を離した隙に見失ってしまいそうだから。自己成長をしたいと願うことは、それまで感じることのできなかったことが感じられるようになる事に繋がる。自己成長を願う自…

  • 裸の王様が裸であることに気づいた日

    自分を見つめ直し、自分と対話し、正しく有ろうと思えば思うほど、周りの言動に過敏に反応し、苛立ち、べっとりとした思いに蝕まれていく。これを正しく有ろうとする事、自分が変わろうとすることで起こる好転反応だと言い聞かせながら、もがき、相手を見下していた。 僕は気が付かないうちに裸の王様に成っていた。僕が素晴らしいと思って身につけたものは、ホントは何も無かった。僕はただの裸だった。 正しさは相手に求めるものではない。 自分がどうありたいか、どうなりたいかの道筋に、相手の言動は関係ない。自分が身につけたいものに相手のお世辞が関係ないように。この気付きを大切にしたい。

  • 何かが変わった

    生きていくことが億劫で、どうなってしまっても構わないと思いながら、一方で人の言動に過敏に反応し、回りから何かを与えてくれるのを待っていた。そんないびつな心のとげとげがいつの間にか消えていた。いつもの躁鬱の躁とも違った感覚。なぜだろう?

  • 自分と向き合うということ。

    僕がこのブログに何かを記したくなるとき、そこにはいつも共通点が存在する。それは、自分と向き合う上で目の前にその時々の壁が存在しているということ。今回も例外ではなく、消化しきれない壁が存在し、無意識的にブログというツールを使って気持ちの整理をしようとしていた。自分と向き合おうと、自分の内側に進んでいこうとするとき、僕は時折まわりの言動にとても過敏に反応し、気持ちを抑えることが出来なくなる。今回の壁がそれにあたる。なぜ、どうして、自分と向き合おうとしていたのに、いつの間にかまわりのことが目につき、そして闇に沈んでゆく。その闇の中で、まわりが見えないほど、真っ暗闇になったとき、不思議と光が差し込んで…

  • 成長点

    成長点を起点として、植物は新たな芽を出し大きくなる。先に出ていた、今はもう芽とは呼べない葉の遺伝子を受け継ぎながら、より大きく、より高く成長する為に新たな芽を出していく。迷いなく、日差しを求めて成長していく。種類は変われど、何十億年も前からその成長を繰り返し、その時代時代に適応してきた。そう思うと、今の僕が抱えている問題はとてもちっぽけで他愛のない事に思えてくる。体の成長は止まったけれど僕はまだ心の中に確かに成長点を持っている。植物も、人も猫も成長し、次の世代にバトンを渡していく。そこに意味があるのかどうかは植物も、人も猫もわからないけれど、わからない意味を考えすぎて悩んでいるのは多分人だけ。…

  • アロカシアの芽吹が教えてくれたこと。

    僕がまだ子供だった頃、大人の人達は強くて完璧な存在だった。大人になった今、僕は弱くて不完全な存在である事に気がついた。 なぜだか僕は、大人は楽しいとか嬉しいとか、そういった感情を持ち合わせない存在だと思っていた。うまく言えないけれど、感情を超越した別の次元の絶対的な存在が、僕が思う大人の姿だった。そんな大人という存在になる為に、誰かに認められる為に、毎日たくさんのアルコールを飲んで、身の回りのとっても狭い世界観を斜に構え、多くの様々な物事を浪費し生きてきた。とても長い時間。そのことで、自分を追い込み、深い自己嫌悪に陥り、アルコールを手放してから三年が経ち、気がついた事がある。 大人もか弱く、不…

  • 心のドアをノックする音が聞こえる。

    心のドアをノックする音が聞こえる。僕の心の内側から、小さくノックを続ける音が聞こえる。その音は、そこに意識を集中していなければ様々な雑音にかき消されてしまう程、とっても小さな音だけれど。ふとした拍子に確かに感じる。大切な何かを思い出せそう。 心のドアを開けても、怖いことなんて起こらないのはわかっているけど、昔の僕は外側からとっても頑丈な鍵をかけた。なんのためかは思い出せないけれど、今僕はこのドアを開けたいと思っている。

  • もうすぐ春ですね

    子供の頃はあまり季節の移り変わりに関心がなかった。春も夏も秋も、冬も。本能的に季節ごとの遊びに没頭し、時には季節はずれの遊びも気にすることなく没頭した。そんな季節を何周かするうち、いつの間にか大人になっていた。この年になって時折思うことがある。僕はあと何周、季節の移り変わりを体験するのだろう?そして気分が落ち着いている時には、語尾は体験できるのだろうに変わる。希望を先延ばしにすることは良くないことであるのは知っている。でも、まだ今を捕まえきれない。今を、一瞬一瞬を大切にした積み重ねの先を生きていきたい。

  • トンガリコーン

    出社前、いつも寄るコンビニで一人のおじいさんが「トンガリコーンはありますか?」と店員さんに聞いていた。ただそれだけのことだったけれど、トンガリコーンを頼んだ誰かと、おじいさんのことを思い浮かべたらなんだか心が少しだけあたたかくなった。

  • 小さな幸せ

    休日の夕方、突発的にサザエさん症候群に襲われ胸が少し締め付けられた。何とかしなければと思い、今日という日の何かを残したくて、当てもなく百均に行った。百均には、クリスマスシーズンということもあって、たくさんの飾りが並んでいた。娘が小さかった頃、一緒にツリーに飾り付けをしたことを思い出し、また少し胸が締め付けられた。それでもキラキラした飾りを眺めているうちに、先日購入したシルバーティーツリーに飾って見ようと思いたち、どれにしようか悩んでいる僕の心は少しワクワクしてきた。ブルー系の玉が9つ入った物に決め、帰りの車で飾ることを想像したら、また少し心がワクワクした。 家にかえると箱を開け、早速ティーツリ…

  • 山が綺麗だ。

    頭の中が少し混乱していて、何かをアウトプットしなければならない衝動にかられながら、じっとスマホを見つめていた。でも、何もかけなくて顔を上げたら、車のフロントガラス越しに遠くの山が目に入った。目に入った山の感想くらいならかけるだろうと、「山が綺麗だ」と書いてみた。山は山として、遠くのあの場所に存在している。おそらくずっと前から。これまで自分を除く何人の人たちがあの山を見つめたのだろう?それらの人たちはどんな思いで見つめていたのだろう。これから先、百年後、千年後、あの山はずっとあそこにあり続けるだろう。そのことに理由なんてないのと同じで、僕の頭を占領している物事たちもきっとたいした理由なんてない。

  • 人間だから。

    なんだろう? 誰だろう? なぜだろう? どうしよう?たくさんの自分自身への答えの出ない問いかけに少し混乱する。その問いかけの領域は、ほっておくとどんどん大きくなって、僕のこめかみはじんわりとした痛みを訴え始める。そして強い睡魔におそわれ、眠り、朝を迎える。

  • シャルコーマリーテゥース病

    アルコールに溺れていた頃、足の不調に気が付き、アルコールが原因であると特定されることで、アルコールを飲むことを禁じられることを恐れ、アルコールを辞めたあとはアルコールのせいであって欲しいと願っていた。そんな中、その症状に対して始めて耳にした病名は、シャルコーマリーテゥース病というものだった。

  • 摘芯

    植物の剪定に摘芯という方法がある。先端を切り詰める事で、植物の上に成長しようとする性質を幹を太くする方へと変化させ、より力強く育てるための大切な役割となる。これを怠ると、幹が細いまま樹高は高くなり、場合によっては強風などの影響で折れたり、倒れたりしてしまう。この摘芯は、人間でいう苦労に置き換える事ができる。植物も人も同じ。

  • 向き合うということ。

    向き合うことがこれ程辛いとは思わなかった。向き合うことが成長に繋がることを知らなかった。だから向き合う。自身のために。

  • 覚醒

    覚醒するということに救いを求めていた自分がいた。きつくても、いつかきっと楽になると。その為にたくさんの本を読み、考え、自問自答を続けてきた。でもそれはきっと、オセロの石が黒から白に変わるような、一瞬の時間ではおこらない。ブラックコーヒーにミルクを一滴ずつ垂らすように、少しずつ、少しずつ、自分の心を正しい色に染めていからければならない。僕は誰とよりも一番長く、これまでもこれからも自分の心と付き合っていく。だからゆっくりでも、一滴ずつ、正しい色に染めてゆく。

  • 今日の言葉。

    誰かにとっての“雲の中の一筋の虹”になるよう努めて下さい。 マヤ·アンジェロウ今日も一日が始まってくれた。誰かにとっての一筋の虹になりたい。

  • 花の香りの残った数

    この一週間で僕の手に残った花の香りの数は、いくつあっただろう?それらのうちのいくつかは、はっきりとこの手に残っている。そんな一週間の振り返り方も疲れた僕にささやかな心地よさをもたらしてくれる。にほんブログ村

  • 今日の僕を支えてくれた言葉

    他人に花をもたせよう。自分に花の香りがのこる。斎藤茂太にほんブログ村

  • 僕に欠けていると感じるもの

    アルコールをやめてから、徐々に生きる事への希望が増していく中、靴の中に入り込んだ小石のように、時折僕のこころに違和感をもたらすことがある。それはふとした瞬間に僕のこころに訪れては、しばらく寂しい気持ちを抱かせ、胸の奥にはもやっとした不快な感覚が停滞する。僕は、いつからかは忘れたけれど、気がついたら人に対する愛情というものを、遠い何処かに置いてきてしまった。普段、当たり前に会話をしたり、時には数少ないながら冗談を言い合ったりすることもあるけれど、人に対する愛情というか、もっと率直に書くと興味というものが沸き起こらなくなっていた。僕はここに存在し、彼や彼女もここに存在しているらしい。彼や彼女は今、…

  • 気持ちの変化

    今日で断酒2年が経過した。だから一つの区切りとして、これまでの気持ちの変化を書いておく。 2年前の昨日まで、僕はアルコールに操られていた。体も、思考も、過去の記憶も未来の希望も。全ての思考や行動が、アルコールを飲むために都合よく働いた。アルコールが全てであり、アルコールを妨げるものは全て僕にとっての悪だった。アルコールと共にあった過去は、アルコールによって美化され、アルコールの無い未来は存在しなかった。アルコールがあれば、未来が存在しなくても良いと思っていた。 今になって考えると、矛盾だらけだけれどその時は信じていた。僕はアルコールが必要なんだと。あんなことや、こんなことや、あんな人や、こんな…

  • こころ

    夏目漱石のこころを読んだ。ふとしたことから夏目漱石に興味を持ち、漱石の作品の中から選んだものがこころだった。 アルコールを飲むことをやめ、気持ちの浮き沈みは少しずつ和らいできてはいたけれど、ずっと答えの出ない葛藤を続けてきた僕にとって、こころの一文一文は、僕のこころに染み込んでいった。こころを書いた、今は亡き漱石という偉人のこころを想像しながら読み終えた。 読み終えたとき、生きているという事の大事さを強く感じた。僕の生きている、この今の物語を漱石のように、何らかの形で残していきたいと強く感じた。にほんブログ村

  • 五月晴れ

    気持ちよく晴れ渡った休日の午前中。水槽のエアレーションをストップさせ、CO2添加のコックを開ける。I♡NYと書かれたジョッキに氷を入れて、3分の1ほどの牛乳と3分の2ほどのコーヒーを入れる。出来上がったジョッキをを傍らにおいて、ノートパソコンを立ち上げる。3か所の窓を開け放ち、カフェで聞こえてくるようなジャズミュージックを控えめにかける。2匹の猫が窓を開けた音を聞きつけて窓辺に近づいてくる。本当であれば手作りのサンドイッチでも手短にこしらえられるとよいのだけれど、ダイニングテーブルに置いてあった貰い物のどら焼きで朝食をすます。それでも僕にとっては上出来な朝。 庭の芝生は昨日10mmの刈り高でカ…

  • 何かを思い出しそう。

    ようやく顔を出し始めたギボウシの芽のように、もう少しで何かを思い出しそうな気がする。酒に囚われ、自分に囚われていた頃から2年が経過し、忘れていた大切な何かを思い出しそうな気がする。僕が僕だった頃の、大切な何かを。 にほんブログ村

  • もう少し

    庭にギボウシを植えた。地上部が全くないギボウシを植えた。パトリオットと言う品種で白色の斑入が気に入り、地上部の無いギボウシを植えた。 目を出すのはいつだろう。今は土に埋もれ、見る影もないギボウシ。美しい斑入りのコントラストを見せてくれるのはいつだろう。 今は土の中で芽吹くための力を蓄えている。辛くても、思い通りにいかなくても。信じていればいつかは。それはきっともう少し。 地上に出たらきっと気がつく。土の中のあの時があったからこその今があると。 だから今は自分を信じる。 もう少しでおひさまに会える。にほんブログ村

  • 覚醒とは

    春を感じさせる心地の良い風と穏やかな日差し カーラジオから聞こえてくる音楽と歌詞が心に染み込んでくる 程よく手の入れられた花壇色鮮やかなパンジーが優しい気持ちを与えてくれる 誰かのことを思い、誰かを愛おしく感じる それらの人として当たり前のことを、大切だと感じられることだと、気づけることだと、僕は思う にほんブログ村

  • あてのない文字列

    久しぶりにあてもなく文章を記したくなり、以前購入したキーボードを引っ張り出してこの文章を書いている。以前書いていた時からスマホが変わっていたのでペアリングをし直さなければならず、少し手こずったけれど、すっかりシラフが当たり前になった僕に取ってはさほど苦でもない。アルコール漬けだった以前であればすぐに諦めて放り投げてしまっていたと思う。 先程このブログを書き終え、キーボードを片付けて戻ってきたら、書き上げたはずの内容がすっかり消えていたけれど、それでさえシラフでいると対した苦にはならない。せっかくなので先程書き上げたものとは違うことを、テンキーを使って書き直すのもそれはそれで有りだと思える自分に…

  • 待ち遠しい春

    今年はとても、春が待ち遠しい。 冬の間に剪定したモミジが、 イメージ通りに芽を吹く事が。すっかり赤くなったリシマキアが、 また鮮やかなライムグリーンの姿になる事が。ひと月前に買った時からずっと土しか見えないホスタのポットから、 若葉がでてくる事が。見切り品で買ってきたディコンドラシルバーフォールズが、 再び顔を出す事が。 去年の今くらいの時期には、名前も知らなかったそれらの生き物たちが、暖かな陽気と共に昨年まで荒れ放題だった家の庭と僕の心に色彩を与えてくれるであろう春が、今はとても待ち遠しい。 子供の頃、今よりたくさん雪が降っていた頃、地面を白く覆い隠していた雪の所々から、顔を出したふきのとう…

  • 無題【むだい】

    大切にしたい。ふとそう思った。 大切にしたい。時間や、人や、想いや、感情や。 奇跡的な確率で僕が手にしている色々なことを。 後で振り返った時に、少しでもたくさん“良かった”と思えるように。 そう。思える事も含めて。

  • 秋晴れの中、足元を見つめ直す。

    これまでやりたいことに追われ、色々なことに夢中になって過ごしてきた日々。ふとしたことで、仕事もせず、体を動かす趣味に没頭するわけにもいかない安静という条件付きで与えられたぽっかりとした時間。外は気持ちよく、からりと晴れ渡り、これまで一つづつ半年をかけて植えてきた植物たちは生き生きと、陽のひかりを小さな葉全体を使って浴び、久しぶりの光合成を楽しんでいるようだった。 ひかりを蓄えることでゆっくりではあるけれど、より多くの根と葉を繁らせ、生き生きと成長してく。植物にとってのそのような時間を、僕も大切にしたい。 断酒を始めた頃、自分からアルコールをとったら何が残るんだろう・・・?そう自問自答することが…

  • 僕を勇気づけてくれた言葉

    “人生は難しく解釈するから分からなくなる。” 武者小路実篤

  • 季節を感じるという当たり前のことを実感するということ

    10月も終わりが近づいてきた今日この頃、僕はこれまでになく“季節”というものを強く意識するようになっている。夏が終われば秋が来て、冬の先には春が訪れる。そんな当たり前のこと。当たり前のこと過ぎて、今まで意識することすらなく過ごしてきた季節の移り変わり。その移り変わりが、今の僕にとってはとても新鮮であり、貴重で、かけがえのない事となっている。グリーンやライムイエロー、深い赤、様々な色彩で楽しませてくれる水槽を飛び出し、荒れ放題だった庭に手を加えはじめてから半年が経過した僕にとって、秋は南天が鮮やかな赤色で心を暖かくしてくれ、花が咲くことも知らずに植え付けたマホニアコンフューサの花に訪れた1匹の蜜…

  • 海の底②

    海の底に居るような気分でも、十五夜の月は丸く太陽の光を届けてくれる。

  • 海の底

    天気予報は、今日は曇りの予定と伝えていたけれど、僕の住む町には太陽がさんさんと日差しを向け続けている。最近僕は、天気の事を思うとき庭に植えられた草木の事を思い浮かべる。 雨の日には、植えたばかりのリシマキアがたくさんの小さな葉を使って、空から降ってくる雨水を嬉しそうに受け止めている様子を。日差しが強い日には、ホームセンターで買ってきた、残されていた2株のディコンドラシルバフォールズが日の光をたくさん浴びて、茎も葉もよりシルバーに染められていく様子を。 家族と言う、大切な存在よりも、草花の事を考えている自分にふと気がついたとき、なんだかとても切ない気持ちになった。今日は久しぶりに海の底に居るよう…

  • ディコンドラシルバーフォールズ

    ディコンドラシルバーフォールズをグランドカバーにしたくて、しばらくの間色々なお店を探して回った。一月くらい前に3株だけ売っているのを見つけたけれど、少し元気がなかったので見送った。特別珍しい品種ではないと思うけれど、それからどこに行っても見つからなかった。今日また、以前に3株だけ見つけたお店に行ってみた。新しい苗が入荷していることを期待して。そこには以前より元気のなくなったディコンドラシルバーフォールズが残り2株になって弱々しく並んでいた。でも、蔓だけは以前より長く伸びていた。僕は何だかもう、見送ることが出来なくなって、一月前よりも元気がなくなり、蔓が長く成長した、ディコンドラシルバーフォール…

  • 時間の価値

    断酒をはじめてから、‘時間’というものについて考えることが多くなった。酒浸りだった頃は、とにかくいつも飲むことばかりを考えていたけれど、素面で過ごす時間ができた今、その時間をつかって時間のことをよく考える。 はじめの頃は、どうしていいのかわからない。それが僕が時間にたいして抱いた考えだった。 ほどなくして、長く感じる。それが僕が時間に関して感じたことだった。この‘長く感じる’という感覚は退屈な時間が経過していく、というイメージではなく、充実した時間を過ごしても、まだこれしか経過していない。と後で振り返った時に感じられる、僕にとっては嬉しく、不思議な感覚だった。 その次に訪れた時間に対する感覚は…

  • 断酒がもたらす効果

    断酒によってもたらされた、ささやかな効果の連鎖を体験した。人によっては『そんな大袈裟な』と思うことかも知れないけれど、僕にとってはとても大切な気付きだったので、ここに書き留めておく。 今まで目を背けていた、面倒事に向き合い状況が好転した。 面倒事が好転したことで、僕はまた少し自分を好きになることができた。 自分を少し、好きになれたことで明るさも少し取り戻した。 明るさを取り戻した僕の耳に、聞こえてきた音楽がとても美しく染み渡った。 その音は、テレビからふと聞こえてきただけだけれど、特別な音響効果が施されたように、僕の中に染み渡った。 時々こういったことを経験する。五感のうちのどれかが、忘れてい…

  • 時間の平等、不平等について考えてみる。

    それぞれの人に与えれた“時間”は、平等か不平等か?そんなことを過去のブログを読み返しながら、ふと考えてみた。 僕がこのブログを書きはじめて、一年が経った。 この一年間は、僕にとってそれまでの数年間に相当する密度を感じられた。その濃い密度をもたらしてくれたのは、間違いなく断酒が影響している。そんなことを考えているうちに、時間の平等、不平等ということに考えが及んだ。 そして、“少なくとも僕にとっては平等”という答えに行き着く。 酒を浴びるほど飲み、鬱々と感じながらもあっという間に過ぎ去った時間も、新しいことや気付きにたくさん出会う事ができたこの1年間も、僕にとっては平等に訪れている。この感覚は、上…

  • いい人を演じることに疲れたことに気がついた。

    ここ最近まで、僕は回りの人にとって‘いい人’であると思っていた。相手が負担になりそうなことや、耳がいたいと思われることは口にせず、回りがやりたくないと思うようなことは、自分の手がいっぱいであっても、率先して行ってきた。 それを、僕が思う‘いい人’だと信じていたし、そんなポジションに身をおくことは当たり前であると信じていた。でも、果たしてそれは本当だろうか?と、最近になって自分に問いかけることが多くなってきた。 その問いかけの答えと、そういう言動を行ってきた理由が今ならわかる。答えはわかりきっているけれど、僕がそうしてきた理由はただ単に、回りからどう思われるかを気にしていただけだった。負担になり…

  • ディコンドラ

    庭にディコンドラの種をまいた。芝生のグランドカバーを目指していたけれど、庭全面に芝が広がるのを待ちきれなくて、ディコンドラの種をまいた。ディコンドラというのは種から育てることができる。広い場所を比較的早く、コスパよく、低い立ち上がりで覆い尽くすことができるおすすめのグランドカバーであることは、ネットで調べているうちに行き着いた情報に基づいている。これでまた、成長を見守る楽しみを与えてくれる生き物が一種増えたことになる。キューブ水槽の中で、バクテリアや熱帯魚、水草などで生態系を循環させること。飛び出したランナーを切り取って、プランターで成長させ、庭のグランドカバーの準備をしている芝。切り取った蔓…

  • 自分を見つめ直すということ。

    僕が断酒を始めて、自分と約束をしたことがある。それは「断酒後一年を経過するまでは、どんなに正しいと思っても、大切な判断は行わない。」という事。この考えに至った理由としては、断酒後しばらくは必ずしも自分の考えが正しいとはかぎらず、それらはアルコールの影響を受けている可能性がある。ということに気がつき、その不安定な思考に関しては、1年間は目をつむろうと思った。 さて、断酒を始めて1年と2ヶ月半が経過した。今僕は、ピンと伸びた、とてもクリアな目盛りのふられた物差しを手にしている。この思考という物差しを使って、僕はいちから、自分と言う存在を見つめ直そうと思う。その結果、苦しい決断をせざるを得ないことも…

  • 酔いが完全に冷めるまで。

    僕は仕事以外の場で人と話をするのが苦手だ。 “あえて仕事以外の場で”という言葉を付け加えた訳は、僕の仕事が営業であり、 仕事中は、人並みはずれて話をしているから、あえて仕事以外の場で、という枕詞をつけている。その、仕事以外の場となると、例えそれが家族であっても、言葉を口にすることがとても億劫になってしまう。それが例えおはようの一言であっても。その事に始め気がついたとき、僕はきっと無口な性格なんだと思っていた。でも最近気付いたことがある。心から本当に伝えたいことすら、言葉にすることがとても難しくなっていることを。無口では片付けられない致命的なことを。僕はもっと色々な人に伝えたいことがある。感謝し…

  • とことんやらなければ気がすまない。

    断酒をはじめてから、何かをほどほどに行う。ということができなくなった。何をするにも、とことんやらなければ気がすまない。この気持ちはどこから訪れるのだろうとずっと考えている。今僕は植物を育てることにはまっているけれど、今日は草むしりが止まらず一日中ひたすらむしっていた。おかげで手には豆ができ、足はがくがくし、腰がものすごく痛い。 そんな僕は、今日も素面でぐっすりと眠る。 にほんブログ村

  • 夢と現実との間

    今朝、娘が学校に行く様子を見送ったとき、唐突にこれまでの時間の経過を実感した。 娘の足首には小さなアザがある。特別目立つようなものではないけれど、娘が生まれた時、足首にアザがあることに気がついた15年前のことをふと思い出した。つい先日のことだった気がするが、あれから15年の年月が経過していた。今日、何気なく目にするまで、記憶からそのアザはきれいさっぱり抜け落ちていた。 僕がアルコールを口にすることをやめてから、時々それまで忘れていた過去のことが唐突にフラッシュバックされることがある。忘れていた遠い記憶。それらが突然思い出されてはその時から経過した長い時間に対する後悔のような気持ちが込み上げてく…

  • 水耕栽培を始めてみよう。

    やりたいことが連鎖する。 まるで、これまでアルコールで失った時間を取り戻そうとしているみたいに。 今日僕は、少しだけ訪れた晴れ間の時間を利用して、ホームセンターで土を購入し、アイビーの挿し木を行った。一月ほど前に植えたアイビーは、どれも元気に成長し、複数の蔓をおもいおもいの方向に匍匐させていた。僕は挿し木の手順を確認しながら、そのうちの数本を葉の付け根の少し先の位置で15cmくらいになるように切り分け、しばらく水につけてから慎重にプランターに挿していった。 その時ふと、水耕栽培での増やし方に目が止まった。 こうして何かを調べ、行う過程で新たなものに興味を持つと言う流れを、最近よく経験する。この…

  • 雨の休日

    最近の、僕の休日の過ごし方はもっぱら庭の手入れをして過ごすことが多いけれど、今日のような雨降りの休日も結構好きだ。以前であれば、晴れた日には陽の光を感じながら、雨の日には、しとしとと降る雨に情緒を感じたつもりになりながら、朝からビールの空き缶を積み上げていくことに、この上ない幸せを感じていたことをふと思い出す。それはそれで楽しかったと思うけれど、飲まなくなった僕に、雨の休日は別のささやかな楽しみを与えてくれる。朝起きて、どこにいく予定もないけれど身支度を整え、軽く水槽の掃除を行い、ソファーで丸くなって眠っている二匹の猫を横目で見ながら、冷えたコーヒー牛乳を傍らにおいて、スマホのバックグラウンド…

  • 断酒後始めたこと①

    断酒後没頭したものをこれまでいくつか取り上げてきたけれど、それに付随して断酒後始めたことがいくつかある。基本的には酒浸りの時は飲むこと以外、とにかく億劫であり、なにか新しいことを始めるなんて想像もつかなかったけれど、一つ一つのことに没頭していくにつれ、自然と新しいことに結び付いていった気がする。例えて言うなら、アクアリウムに没頭していくにつれ、ある一定以上の性能を持ったライトが欲しくなった。アクアリウムに縁のない方にはピンと来ないことだと思うけれど、綺麗に水草を育てるためには高光量のライトは必須となる。通常水槽を照らしているライトの目的は、水槽内を綺麗にライトアップするイメージが強いと思うけれ…

  • 依存と洗脳

    最近比較的コンスタントに書いていたblogが3日ほど止まった。正確に言うとblog自体は書いてはいたけれど、それらは下書きのまま公開されることなく下書きフォルダーの中に積み上げられている。このような状態になっている理由は明確で、前回の禁煙をテーマに書いたblogが影響している。禁煙を継続(とはいっても2日ほど)しているときは、手が進まず(これも手が進まなかった理由はわかっていて、なんだか異常なほど疲れが出ていた)、今日、タバコに手を出したあとは何となく禁煙を失敗したこと、に直面することが億劫で、blogを書こうかどうか迷った末に今に至る(このblogが下書きに積み上がるかアップされるかは30分…

  • 禁煙

    また、何度目かの禁煙を始めようと思う。禁煙をしようと思った理由はいくつかあるけれど、一番はお金のこと。断酒を始めたことで僕の中のお金の単位が大きく変わった。具体的に言うと酒浸りだった頃は500mlのビールを一日8本は飲んでいたから多分1500円くらいは使っていたと思う。そして酔うとお金の使い方が雑になって用もないものに浪費をする、という毎日を送っていた。今はある程度冷静な判断ができるようになったことで無駄なものを買ったりすることはほとんどなくなった。今日も100均に出掛けてスマホスタンドを1つ買って帰ってくると言うとてもコストパフォーマンスに優れた休日を過ごした。最近よく100均にいくけれど、…

  • 断酒後没頭したもの④

    僕が断酒後、没頭したことの4つ目としてガーデニングがある。とはいっても、これはまだまだ発展途上であり、世間一般的に言われているガーデニングにはほど遠い状態だけれどガーデニングを庭をいじること、と定義するならぎりぎり含まれる位には手をかけている。そもそもガーデニング(庭いじり)を始めようと思ったきっかけは先日書いたアクアリウムの延長線上という意味合いが強い。アクアリウムと言う趣味はやったことがある方はご存じだと思うけれど、やり始めると結構お金のかかる趣味となる(もちろん毎日アルコールをがぶ飲みするよりかは安上がりだけれど)。例えば水槽ひとつにしてもガラスの透明度によって価格が大きく異なったり、水…

  • 断酒後没頭したもの③

    今日は久しぶりにネガティブな感情が押し寄せてきた。いつもであればそのネガティブな感情をblogに吐き出すところだけれど、今日はその感情は一旦脇に置いて別のことを書いてみることにする。そろそろネガティブな感情とも上手に付き合っていきたいと思うから。 僕が断酒を初めて没頭したことの中に、アクアリウムがある。アクアリウムと言っても利用した水槽は娘が小さな時にすくってきた金魚を飼っていた水槽を利用したものだけれど。 その水槽の金魚は、とうの昔にいなくなり、しばらくほったらかしていたのだけれど、あるとき知人の家にいったときにきれいな水槽を見て、なんだか挑戦してみたくなって始めてみたのがきっかけとなる。そ…

  • 断酒後没頭したもの②

    断酒後没頭したものの2つ目としてこのblogがある。断酒をする当たり手当たり次第に断酒のblogを読んだ僕は、いつしかインプットするだけではなく、アウトプットに興味を持ち始めた。どこか知らないところで誰かの目に触れるかもしれない環境でこれまでのアルコール漬けの日々や断酒のことをアウトプットしていきたい。そんな思いが僕とblogを書く、という行為を結びつけた。ただ、それまで僕はとにかくアルコールを飲むこと以外のことをすべて煩わしく思っていて、blogを書くと言う方法はどのようにすればよいのかさっぱり分からなかったし、いつもであれば新しい何かを始めると言うことに力を注ぐなんてあり得ないことだった。…

  • 断酒後没頭したもの①

    断酒をはじめてから、僕は色々なものに没頭してきた。それは色々なものをまんべんなく行う、ということではなくて、決めたらとことんやり続ける、といった具合だった。その中の一つとして読書がある。僕は子供の頃、オモチャ屋さんに行くよりも本屋にいく方が好きなほど本を読んでいた。けれどもアルコールを飲むようになってから、読んでるそばから忘れていくのでいつしか本を読むことをやめてしまった。恐らくは読むと言う行為事態が煩わしくなってしまったことも大きく影響していると思う。とにかくそれまでは飲んでさえいればそれでよかったから。 そんな僕でも断酒をはじめてから半年位が経過した頃、久しぶりに本でも読んでみようという気…

  • 前に進むタイミング②

    半年ほど前に、「前に進むタイミング」ドイツブログを書いた。tetsat.hatenablog.comその時は、アルコールに逃げることで経ちきってきた回りの人達のことを書いたけれど、ここ最近はは他ならぬ自分自身のことをよく考える。溺れていた年月が全て無駄だったとは決して思わないけれど、失ったものの多さを感じずにはいられない自分がいる。そんな中で、その失ったものを取り戻す一心で、色々なことに病的に夢中になっている訳だけれど、根本的な事、それは本当の意味で自分のことを考える。自分としっかり向き合い、自分に正直に生きる。酒浸りのあたまでは決して直面することのできないものを見つけ出したい。そんな想いが強…

  • 休日の過ごし方

    今日は木曜日。平日が休みの僕にとっては、今日が週末の日であり、明日から一週間が始まる。アルコールに溺れていた頃の僕は近くのドラッグストアーがオープンする9時ちょうどに店内に入り、500mlのビール6缶パックを2セット抱え、一目散に自宅に帰り9時10分にはプルトップを勢いよく開けてこれから始まる一人の時間をとてもワクワクしながらひたすらビールをあおっていた。それが貴重な休日の過ごし方であり、そのために生きているといってもけして言い過ぎではなかった。ビールのない暮らしは考えられず、もしそんな日々が存在するのならもはや生きている意味なんてないと本気で思っていたし、このまま飲んだくれてどうにかなってし…

  • キーボード

    色々とやりたいことが出てきているけれど、そのうちのひとつに今書いているようにblogを利用したアウトプットがある。インプットに関しては気になったことを片っ端から調べたり聞いたり読んだりしているけれど、それと同じくらいアウトプットを求めている自分がいる。そんな状況で正直スマホのボタンをポチポチし続けることに限界を感じ、そんな経緯もあってBluetoothで利用できるキーボードを購入した。この文章もスマホとキーボードをペアリングして書いているけれど、とてもスムーズに文字を綴っていくことができている。アルコールを飲んでいたときはBluetoothすら知らずにいたからこういう些細な時に自分の変化を感じ…

  • アイビー

    この間、庭にアイビーを植えた。使っていなかった庭の一部に芝生を植えたら、もう少し華やかにしたくなってアイビーを植えた。ツルがフェンスにからまりながら成長したら素敵だろうと想像してアイビーを植えた。1年前の僕は草とアイビーの区別もできなかったけれど、羽陽曲折ありながら区別ができるようになった僕は、ホームセンターに行って4株のアイビーを1つ198円で買ってきて、ずいぶん昔に買った錆び付いたシャベルを使って4株のアイビーを等間隔に丁寧に植えた。それから2週間程、朝夕1日2回水をあげた。猿カニ合戦のカニになったみたいに毎日2回水をあげた。雨が降った日も変わることなく、水をあげた。 あるとき水をあげよう…

  • いろんなことを許せそうな気がする。

    アルコールを口にしなくなってから、一年が過ぎ、相変わらず僕は何かしらに夢中になっている。アクアリウムにドップリとはまり、一辺が30cmの水槽の中の世界を自分の理想に作り上げる事にとてつもない喜びを感じた。水槽から飛び出して、これまでほったらかしていた庭の草をむしり、芝生を並べ、毎日水を与え、縁の少し不揃いに伸びた葉をハサミで剪定した。空いたスペースにはつる系の観葉植物を等間隔に植え、毎日成長を見守っている。つい1年ほど前まで、酒浸りになっていつ死んでも構わないと思っていた人間が、酒に使わなくなったお金で植物を育てることに喜びを感じている。気が触れたわけではないが、二匹の猫とよく話をするようにな…

  • 言葉を紡ぐ

    どんな言葉を紡いでも、それはありきたりになってしまう。それは自分の本当をわかっていないから。もし、自分の本当をわかれる日が来たとしたなら、その時僕はたぶん紡ぎはしないだろう。たぶん自分の本当に気づけたなら、もうそんな必要はなくなるだろうから。でもきっと、ずっと自分の本当は見つからないだろう。見つけられないから、僕は歩き続けるのだろう。歩くと言う選択肢を得られていることに感謝しよう。歩き続けている限り、きっとどこかしらには近づいて行けるから。

  • 断酒364日目

    一年前の今日が、アルコールを飲んだ一番最近の日にあたる。 この一年。いろいろな事を感じた。生きている意味を見いだせず、自分にはなにか決定的に欠けているものがあると感じ、自分は不幸で、その原因を回りの誰かや過去の自分やその他、反論することのない色々な事や人のせいにし、落ち込み、そして時には何でもできるつもりになり、ハイになったり、回りの人のいたらなさの揚げ足をとり、見下し、自分は特別であると思い込み、そしてまた落ち込んだ。 急に襲ってくる食欲を抑えきれず、必要以上の物を食べ、足りない知識を取り戻すために毎日ひたすら本を読み、気持ちの整理をするためにやたらめったらアウトプットを行い、初めて見聞きす…

  • 焦りの原因

    いつも何かに追われてしまうのは何故だろう?ゆったりとした時間を過ごしたくて本を読んでいるはずなのに、後何ページで読み終わるのかばかりが気になり話がしっかりと入って来ない。グラスに注がれている飲み物を(アルコールではない)飲みたいわけでもないのに急いで飲み干さないと落ち着かない。落ち着きたくて飲み干したはずなのに次、何かすることを見つけないと落ち着かない。落ち着かないから何かしないといけないと追われる事で落ち着かない。落ち着きたくてお風呂に入ってもゆっくり出来ず、すぐにあがってしまう。そんな今を僕は過ごしている。 アルコールを口にしなくなってから、後一月で一年になる。その間僕は、とりつかれたよう…

  • 最後に書いておきたいこと。

    書いておきたい事がある。断酒することは、素晴らしいということを。その素晴らしさを実感するタイミングは人それぞれ違うけれど、必ず誰にでも訪れるということを。そんな素晴らしさは、結局のところ一人一人がそれぞれのタイミングで感じるしかない。3ヶ月たったから、とか、半年もたったのに、とかではきっと図ることは出来ないし、無理やり図ろうとするとがっかりすることになる。それともうひとつ。スリップというのは、とんでもない罠であるとともに、その罠を乗り越えた先には大きな成長が待っている。脱皮みたいなものだ。いつとは言えないけれど、あなたにもきっと訪れる。酒のない人生を素晴らしいと思えるときが。生きることを心から…

  • 前に進むタイミング

    酒浸りの25年間を生きてきて、本来直面すべきことから目を背けてきた。この25年という年月は、僕にとっては決して短いものではなかったはずだけれど、あっという間だった気がする。このあっという間の時間の中で、たくさんの言い訳をし、たくさんの人達との関係を絶ってきた。でも、そんなときでも変わらず手をさしのべてくれていた人達がいる。僕はずっと、裏切られることが怖くて、裏切られる前に断ち切ってきた。でも、裏切られることを省みず、手を差しのべ続けてくれた人達がいた。こちら側からあちら側へ。前に進むのは今だと思う。

  • 年賀状を印刷するということ。

    今日、年賀状を印刷していてふと思った。毎年この季節に年賀状の印刷を家族に頼まれ、とても不機嫌になった事を。仕事で疲れているのになぜ俺にやらせるんだと。もちろんアルコールを飲みながら。今年はしらふで印刷した年賀状を嬉しそうに見ている娘を見て、なんだか暖かい気持ちになった。

  • みかん。

    美味しそうにみかんを食べている娘の横でコーヒー牛乳を飲む日曜日の夜。平穏な夜。 にほんブログ村

  • スリップするという事

    自分の辛さを理解してくれない。みな好き勝手なことを言う。辛いのは自分だけ。どうなってももうかまわない。(僕は頑張った。悪いのは回りだ。後悔させてやりたい。孤独な自分を吹き飛ばしたい。)飲もうか。今からコンビニに言って6缶パックを買って。6缶でたりるか?今日くらいいいだろう。また今までのようにやめればいい。今ならきっとすぐに酔う。よって寝てしまおう。後のことはあとで考えればいい。悪いのは自分じゃない。自分を追い込んだ回りだ。おそらく10秒くらいの時間の間にそれらの思考が頭を駆け抜けた。でも僕は踏みとどまることができた。ギリギリだった。 回りが悪いなら、回りのことに文句をつけるなら、そんな回りに影…

  • 僕はアルコールを飲むことをやめたくて、このブログを書き始めた。自分のその時の気持ちや、考えについて、包み隠さず吐き出したくてこのブログを書き始めた。だから今日も書きたいことを自由に書く。もしアルコールをやめたいと思っている人や、励みにしたいと思っている人が、たまたまこのブログを目にしているとしたら、その目的にはそぐわないと思う。そして何らかの理由で、辛い思いをされている人にとっては、さらに不快な思いをさせてしまうかもしれない。もしそうであるならば、不特定多数が見る可能性のあるこのような場で書くべきではない。そう思われる人もいると思うし、もっともだと思うけれど、勝手だけれど、どこかに繋がっている…

  • 心折れそうなとき。

    そんな日はきっと誰にでも訪れる。ただそれだけだ。

  • 半年ぶりのビール。

    昨日、ビールを飲む夢を見た。断酒して半年以上が経過し、初めての経験だった。夢はとても鮮明で、友人に進められ、進められたことを自分に対する言い訳とし、銀のラベルが貼られた小サイズの瓶ビールを自らグラスに注ぎ、一気に飲み干した。ビールはとてもきめ細やかな泡がたっており、冷えていて、喉に染み渡った。一息で飲んでしまったあと、一杯も二杯も変わらないと自分に言い聞かせ、新たな銀のラベルが貼られた小サイズの瓶ビールをまたもや自分でグラスに注ぎ、一気に飲み干した。その味は一杯目のような美味しさを感じることができず、酔いの回った僕は、飲んでしまった罪悪感から逃げ出すために車を運転し、夢の中の僕の人生は終わった…

  • 飲酒からくる人生の後回し。

    僕が毎日浴びるほどアルコールを飲んでいたとき、この先どうなってもいいと思っていた。煩わしいことは全て後回しにして、なんとかなると思っていた。頭の中は霧で覆われ、ぼんやりとした思考で1日1日を飲み潰していた。その思考は何だか夢の中にいるようで、いつか目が覚めたら、そこにはしっかりと地に足をつけた僕の人生が別に存在しているような気がしていた。何かのゲームと勘違いしていて、リセットボタンを押しさえすれば、またはじめからやり直せるような気がしていた。今回はいいや、飲み続けて人生が終わっても。今回はいいや、嫌われても。今回はいいや、今回はいいや、 あの思考はどこから来たんだろう? 次回の人生は無いことに…

  • 禁酒、断酒に対するYMYL

    ふと思った。 プラスなのかな?マイナスなのかな? にほんブログ村

  • 禁酒・断酒半年後の変化

    禁酒や断酒をスタートさせ、半年後の自分はどうなっているのだろう?よく、劇的に生活や健康、思考の面においてよくなったという話を見聞きするけれど、本当なのだろうか?それはたまたま見聞きすることになった人達がそうであるだけで、実際は違うんじゃないだろうか?いざ始めてみたら自分にとっては抱いていたイメージと違う未来が待っているんじゃないだろうか?僕が禁酒や断酒の必要性を感じながら、二の足を踏んでいた頃、そのような想いを抱き、恐れを感じていた。なんとなくサラリと書いた文章だけれど、そう思っている禁酒や断酒に踏み込めなかった僕の頭に抜け落ちている事があった。それは、具体的に、何に、恐れを、感じているか。と…

  • 半年という期間をどうとらえるかについて。

    今日で、アルコールを最後に口にしてから半年が経過した。 半年前の僕は一言で言うと、どうしようもない人間だった。そのどうしようもなさを具体的に上げだすときりがないほどの人間だった。だから一言で済ませることにする。 『半年前までの僕は、どうしようもない人間だった。』 前にも書いたことだけれど、アルコールを飲まなくなってからしばらくすると、僕は色々なことが気になるようになった。それはまるで子供の頃、耳慣れない言葉を聞くたびに、母親にその言葉の意味を執拗に聞いていた頃に似ている。今は気になったことは聞かずとも、手軽にネットで検索する事ができるけれど、検索した先には、またもや知らない言葉が待ち構えていて…

  • 解離

    何度か書いてきた事だけれど、アルコールを断つことによって五感が研ぎ澄まされ、時間の捉え方に対する密度が増してくる。その事は、時には今まで感じなかった事や出来なかった事ができるようになることで、自分と言う存在を見つめ直すきっかけになるが、他方では回りとの関係性において、ジレンマや落胆を引き起こす事へと繋がっていく。あくまでも僕の限られた経験としてだけれど。 どう考えても違うと思うこと。そんな事であっても首を縦にふる人たちがいる。気がついているはずなのに、気がつかないふりをする人たちがいる。悲しい結果をもたらすであろう選択をする人たちがいる。その一つ一つの場面に出くわした時、ぼくはとても寂しい気持…

  • あてもなく書き出してみる。

    僕は思い浮かんだタイトルを打ち込んだあと、あてもなく文字を綴っていくことが好きだ。そうすることで、記したいことが記しきれないことによるジレンマを感じなくてよいし、素直なその時の気持ちを残しておける気がするから。結果的に後で読み返してみると何を書きたかったのかよく分からないことも多々あるけれど、どこかに出展するわけでも、広告の収入が入って来るわけでもないので特に気にはならない。 さっき、ふと明日が来ることを楽しみにしている自分に気がついた。明日は別に休みの日でも、特別楽しみにするようなことがあるわけでもないけれど、なんとなく明日を楽しみにしている自分に気づいた。明日を楽しみに感じる。一見とても普…

  • 何を大切なことと捉えるのかについて。

    僕がアルコールを飲むことをやめてから、自分の中で大切に思うことが変わって来ているのを感じることがある。アルコールを飲んでいたときは、今思うとある意味とてもシンプルで、飲むことだけが自分にとって大切なことであり、極端な話では決してなく、自分の命よりも大切だった。そう、頑なに洗脳されていた。きっとその洗脳の先に、アルコールへの依存による、何らかの、僕に対する終わりが待っていたのだと思う。その何らかの終わりまでのカウントダウンは、日を追う毎に加速していたのであのまま進んでいたら僕はもう存在していなかったかも知れない。仮に存在していたとしても、絶望の闇の中にいたことは間違いない。 結果的に今はアルコー…

  • 理由

    アルコールを飲み始めたきっかけも、飲むことをやめられなくなった習慣も、全ては後付けである。自分自身でどんなに真剣に考えたとしても、全ては後付けである。とても残念なことだけれど、アルコールを浴びるほど飲み続けた後、アルコールについての全ては、アルコールからもたらされる、アルコールにより洗脳されていることから来る、後付けである。僕の兄がこの世からいなくなり、両親が荒れ、その時僕を支えてくれていたと思っていた人に何度も裏切られ、孤独のどん底にひとりぼっちだったとしても、アルコールを飲むことは後付けである。兄がいなくなったことも、両親が荒れたことも、大切だと思っていた人に何度も裏切られたことも、だから…

  • アルコールと孤独とを結ぶ鎖

    アルコールと孤独。この二つは僕にとって、切っても切り離せない関係にある。遠い昔の学生時代、回りの誰かでは決して埋めることができないと感じていた当時の僕にとっては絶望的な孤独を、アルコールによって埋め続け、そしていつの間にかアルコールに溺れる為に、自ら孤独に身を置き、気づかぬうちにどんな大量のアルコールを飲んでも決して埋められることのない、深い孤独から抜け出せなくなっている。もはや孤独だからアルコールを飲んでいるのか、アルコールを飲んでいるから孤独になるのかはどうでもよく、欲するまま、ひたすら飲み続ける。回りなど、どうでもいいと思いながら、一方で過剰な程に回りの言葉や視線や態度や感情や思いを気に…

  • あなたは今、なにをし、どんなことを考えていますか?

    今日は土曜日。明日は日曜日ですね。土曜日の次の日は日曜日。当たり前のことですね。当たり前のことというと、子供の頃、土曜日の夜はとってもわくわくしましたね。明日は日曜日、何して遊ぼう♪って。今もわくわくしていますか?あのわくわく感が当たり前のことではなくなったのはいつからでしょうか?やりたいことが1日の時間の中におさまらず、一生懸命日曜日の過ごし方を考えた土曜日の夜。時にはやることはもう決まっていて、それらをより楽しくするために準備を怠らなかったあの夜。あのときのあなたも、今のあなたも同じあなた。なにが変わってしまったのでしょうか?年?環境?確かに変わりましたね。たくさんのことがあの頃とは大きく…

  • うまくいかなかった事の後日談

    先日、うまくいかなかったことについて記事に書いた。その後、結論としては状況は見違えるほど好転した。理由はただ自分を信じて、自分のできることをしたから。文字で綴るととてもシンプルだが、本気で自分のできることをしようと思うと様々なことがよい方向に変わっていくことを実感した。少し具体的に書くと、より良い結果を出そうと思って、自分のできることをやろうと行動すると、その一つ一つの行動の中身が変わってくる。これくらいでいいかな?ではなく、もっと良くできる方法はないかな?と。そしてその過程においてこれまでの自分にはできなかったことに気付くと、なんとかしてそれをできるようにならないかを模索し、できるように克服…

  • うまくいかないこともあるさ。

    時にはうまくいかないこともある。それはアルコールを飲んでいても、いなくても。でも飲んでいるかいないかで変わってくることがある。それはうまくいかなかったことをどうとらえるかということ。僕がアルコールを飲んでいた時、もしうまくいかないことに出会ったら、きっとなにかのせいにしていた。それは誰かだったり、場合によっては僕自身だったり。でもその先にはなにも良いことは生まれない。うまくいかなかったことは確かに存在していて、それが誰のせいであっても、誰かのせいにしても、消えてなくなるわけではない。では、どうすればいいのだろう? 僕はしばらくアルコールを飲んでいない。数えてみたら今日で145日目になる。そのシ…

  • もしも

    もしも今、あなたの心を締め付けるものがあるなら、あなたの胸に右手を添えてごらん。もしも添えた右手のぬくもりを感じたのなら、その右手に感謝をしよう。 「あたためてくれてありがとうと。」 もしも添えた右手の冷たさを感じたなら、その右手をあたためている心に感謝をしよう。 「あたためてくれてありがとうと。」 君の右手も心も君が生まれた時からずっと、君を守り続けてくれていた。 左手のことも忘れないで。 君の右手も心も左手も、ずっと君と一緒だった。 もちろんこれからも。 まだ右手はそのままで。 きっと君は覚えてないだろうけどその右手、はじめは何もつかめなかった。 お箸はもちろん、みかんだって。 だから右手…

  • アルコールから距離をおいて思うこと。

    アルコールは人生を台無しにしてしまう。これは決して大袈裟なことではなくって、飲むことをやめ4ヶ月半経過した僕が単純に感じていることだ。僕は毎日、自分の思い通りにならないことに対し目を背け、何かを言い訳にし、アルコールを飲むことだけを自分の中の価値として生きてきた。辛いときには辛さを忘れるために。 回りの理不尽な態度を見ては自分を保つために。自分の不幸を誰かのせいにしアルコールを飲む自分を好きになれない自分を被害者であると思い込み、そう思う自分をまた否定し飲み続ける。自分という存在を中心にアルコールを飲み続けることで全てをうやむやにしてきた。自分は特別である。 そう思っていた。 回りとは違う。 …

  • 断酒後に訪れる好転の兆し。

    10日前の突然の飲酒欲求を乗り越えたあと、何かが変わった。4日前に自分なりの答えを見つけたとき、何かが変わった。何かが変わったら、僕の気持ちが変わった。僕の気持ちが変わったら、できなかったことが、できるようになった。できるようになったら、回りの人たちに対する感じ方が変わった。回りの人たちに対する感じ方が変わったら、身近な人たちがとてもいとおしくなった。身近な人たちがとてもいとおしくなったら、色々なことを許せるようになった。色々なことを許せるようになった僕を、少しだけ、 好きになれた。 僕はもっと、自分のことを好きになれる自分になりたい。 いつの間にか僕は、欲しいものを見つけていた。 アルコール…

  • 酒浸りからの回復

    よく晴れた休日、時間に追われることなく布団の中でぼんやりとする時間。深い眠りとアルコールを飲んでいないことによる清々しさが心地いい。仕事の朝も、休みの朝も、体と頭が睡眠にり回復していることを実感する。決して目覚めよく、というわけではないけれど確実に昨日の夜感じながら眠りについた時の疲労感は大幅に改善されている。アルコールをやめてから、体や頭の状態が良くわかるようになってきたように思う。飲んでいたときはいつもひたすら調子が悪かったので考えるだけ無駄だったが、やめたことでその時々のコンディションに敏感になって来ている。 例えばアルコールをやめた当初、信じられないくらいの食欲に襲われた。やめるに当た…

  • 時間

    いつもの喫茶店のいつもの席、いつものコーヒーを注文して型落ちのスマートフォンを開いてブログを打ち込む。ビールを飲まなくなった僕の新しい日常。この新しい日常は、次の日の朝、最悪な気分になることもないし、突然言い知れぬ不安に襲われることもなく、日中頭を巡っていた考えを幾分整理することができるので気に入っている。今日は時間について考えることが多かった。これまで膨大に感じていたタスクの山を、最近サクサクとこなすことができている。以前は考えただけで胸の奥を鷲掴みにされるような不安が頭を支配して、期限が直前になるまで目を背けていたそれらのものを、今は片っ端から片付けるのみならず、より良い形にしようという気…

  • 自分

    むかしむかしあるところに、「あなたの欲しいものは何ですか?」と訪ねられてもなにも答えることができない僕がいた。毎日浴びるようにビールを飲んで、自分は不幸だ、自分のことをわかってくれない、自分はもうどうなってもいいんだと、いつも、自分は、自分はと自分に言い聞かせていた。そして時たま主語が自分でなくなった時も、彼は◯◯だから、自分は辛い。と、やっぱり自分に自分はと言い聞かせていた。なんのために?自分は、自分はと思うほど僕は僕が見えなくなった。“自分”という存在は、どこか遠くにいて、よく分からない存在で、何を言っても反論してこないし、攻撃してこなかった。だから何かあると、いや何もないときでもひたすら…

  • 間地ブロックに腰掛けながら。

    川の流れを挟み込む、整然と並べられた間地ブロックに腰掛けながらこの文章を書いている。 聞こえてくるのは鈴虫の鳴き声と、静かに流れる水の音だけ。川向こうの少し下がった位置にあるコンビニからは明るい光が漏れていて、外で高校生くらいの二人組が自転車に跨がりながら楽しそうに話し込んでいるのが見える。塾の帰りか何かだろうか?あの年の頃、僕はすでにビールを飲んでいたことを思い出す。 当時は夜な夜な自動販売機でビールを買ったが、そう言えば最近ビールの自動販売機というものを目にしていない。 今日は金曜日という事もあり、奥さんと娘は義母の家に泊まりに行ってしまったので、取り残された僕は時間を持て余し、炭酸水のペ…

  • 断酒と脳の関係性

    過度の飲酒習慣から、断酒に踏み切ることで脳に現れる事。これは、僕なりに調べてはみたけれど残念ながら府に落ちる答えにはたどり着けていない。きっとどこかに情報はあるはずだけれど、探し方が悪いのか、探すのをやめなければ見つからないのかはわからないけれど、見つからない以上、自分で記すことにする。なのでここに書かれていることに対するエビデンスは、アルコールの依存から断酒に踏み切り4ヶ月程度が経過した、僕のたった一人の体験といくばくかの知識のみに基づいている。まず、断酒をきっかけとして躁鬱状態が目まぐるしくおこる。アルコールに依存していたときは、飲んでいるときは躁状態に、次の日の朝は鬱状態になり、その鬱々…

  • 足りないピース

    このところずっと考えている自分がいる。何を考えているのか?そう問われても上手く答えることは出来ない。ただ言えること。何かをひたすら考えている。仕事中も目の前に積み上げられているタスクを横目で見ながら、ひたすら考え続け、今日の仕事に割り当てるべき時間は過ぎていった。あまり生産性のなかった1日と言える。今僕は、職場と自宅の中間にあるひっそりとした喫茶店でこの文書を書いている。 このお店は、僕が小さな頃から何か考え事をしたいときなどに利用させてもらっていて、基本コーヒーはお代わり自由だが、僕の中では3杯までと勝手に決めている。 今は2杯目のコーヒーが運ばれてくるのを待っている。 なんとか3杯目を飲み…

  • アルコール依存症者の晴れた休日②

    普段より遅めに起きた僕は、昨日スリップを思い止まれたことをブログに綴った後、いくつかのやりたいことリストからまずは晴れ空のもと、散歩することを選んだ。足の方は相変わらず快調とまではいかないが、小刻みに休憩を取ることで目的とする場所にたどり着くことができるようになってきたので介抱に向かって居ると言えるだろう。途中実家に立ち寄ったが両親は不在であり、代わりにすっかり年老いた犬がシッポをふって迎えてくれた。僕は久しぶりにこの年老いた犬と歩きたくなり一緒につれていくことにした。アルコールを飲んでいた時には休みの日に犬と一緒に散歩をするなんて考えられない行動が、今はとても心地よく感じる。川縁には要所要所…

  • アルコール依存症者の晴れた休日の朝

    今日は休日。空はここ最近の薄暗く湿った雰囲気から一転して清々しく晴れ渡り、窓を開けると心地よい風を感じることができる。特段今日しなければならない用事はなく、一人でゆっくりと何をしてすごそうかと思いを巡らせる。そういえば、休みになったら見ようと思っていた動画があった。 先日読んだ本の続きを読もうか? 久しぶりの天気だし、車を洗って庭の延びてきた芝生を刈り込もうか?休日の朝。その時間は、決して大それたことはないけれど、僕にいろいろな可能性を感じさせてくれる。この穏やかな気持ちは陽だ。 さて、昨日スリップしていたらどうなっていただろう?と考えてみる。 そもそもあんなに飲みたくなったのはなぜだろう? …

  • スリップ

    今日は僕がアルコールを飲むことをやめてから4ヶ月目にあたる。この4ヶ月の間、『こんな暑い日はビールが美味しいだろうな~。』 位の考えが頭をよぎることはあったけれど、明確な飲酒欲求というものは訪れなかった。そんな日々を繰り返すうちに、『きっと僕はもう、アルコールを飲むことはないだろうし、飲みたいという気持ちは訪れないだろう』という考え方が当たり前のようになっていた。しかしそれは誤りだった。今日僕の頭のなかは、『無性にビールが飲みたい。今日位飲んでもいいんじゃないか?もう4ヶ月も飲んでないんだから恐らく2、3本で眠くなり寝てしまうはずだ。こんなに飲まずに頑張っていたのに回りは理解してくれない。僕が…

  • 生きるということ②

    餌をもらうのはお腹がすいたため。 お腹がすくのは生きるため。 じゃあ、生きることはなんのため? ダイニングテーブルの上で、無防備で仰向けになって眠っている猫を、いとおしそうに見つめる娘を、いとおしく思った事が、答えかもしれない。人気ブログランキング

  • 生きるということ。

    最近よく考える。生きることってなんだろう?毎日朝起きて、仕事に向かい、ほんの少しだけ誰かのやくにたって帰ってくる。家族と一時を過ごして眠りにつく。そんな毎日が、過ぎていく。時計の短針が、毎日必ず2周回って1日が終わる。それは絶対2周回る。 嬉しいことがあった日も、取り立てて嬉しいことがなかった日も、必ず時計の短い針は、2周回って1日が終わる。このサイクルは後何度僕に訪れるのだろう?もしかしたら後10回かもしれない。その限られた、残されたサイクルの間にやりたいことはありますか?そう問いかけられたとしたら、僕はうまく答えることはできない。勘違いしないでほしいことは、別に辛いからとか苦しいからとか、…

  • 裏と表

    僕の心には裏と表が存在する。それはポケットからこぼれ落ちたコインのように、重力に従い静止するまで、どちらが出るかは僕自身にもわからない。いつからだろう?裏と表の間にコルカ渓谷のような深い溝が生まれたのは。きっとそれはアルコールという物質を毎日体に流し込むことによって、長い年月をかけて滴り落ち続ける水滴がいつしか硬い岩盤に穴を空けてしまうように、僕の心を裏と表にはっきりと分断してしまった。おそらくこの分断は元に戻ることな二度とないと思う。一度知ってしまったことは、ダイヤモンドの塊に頭を酷く打ち付けて記憶もろとも消し去ってしまわない限りはずっとどこかに存在し続ける。厚い氷の下のワカサギみたいに。だ…

  • 鈴虫のなく夜に。

    少し肌寒くなった9月の夜。鈴虫の鳴き声とハザードランプのカチカチという小さな合奏をバックミュージックに、僕はまたこのブログを書きはじめた。 穏やかさの中にあっては華やかさに興味を引かれ、華やかさの中にあっては穏やかさを求める。手にしていないものを求めるために、手にしているものを、手放してしまう。そして、手放してしまったものをいとおしく思う。再現のない欲求の先に満ち足りる心はない。今をいとおしく思える先にのみ、いとおしい過去と未来が存在する。にほんブログ村

  • 自分の不完全さについて

    自分と話し、見つめ直すという事 このところ、自分の中にいる何人かの自分と話をする機会が多い。といっても別に頭がおかしくなった訳ではなくって、事ある毎に、いや何もなくても気がつけば頭の中で自問自答している自分がいる。“何人か”と記した訳は、その自問自答をする相手(自分)が時には後ろ向きであり、時には前向きであり、そして時にはとても投げやりになったりと、その時々で違った意見を繰り広げる不安定さから来ている。この不安定さが断酒によるものかどうかは定かでは無いけれど(今日で断酒103日目になる)、少なくとも決してよい状態ではないと思う。それは例えば仕事中に、夜寝る前に、誰かからのメールの着信に気づいた…

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トンネルの先を確かめたいから。~断酒後の日記~
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