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トンネルの先を確かめたいから。~断酒後の日記~ https://tetsat.hatenablog.com/

断酒し、1年が経過しても自問自答する日々。メリット、デメリットと一言では片付けられない葛藤を記録しています。

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2021/09/09

  • 何かを思い出しそう。

    ようやく顔を出し始めたギボウシの芽のように、もう少しで何かを思い出しそうな気がする。酒に囚われ、自分に囚われていた頃から2年が経過し、忘れていた大切な何かを思い出しそうな気がする。僕が僕だった頃の、大切な何かを。 にほんブログ村

  • もう少し

    庭にギボウシを植えた。地上部が全くないギボウシを植えた。パトリオットと言う品種で白色の斑入が気に入り、地上部の無いギボウシを植えた。 目を出すのはいつだろう。今は土に埋もれ、見る影もないギボウシ。美しい斑入りのコントラストを見せてくれるのはいつだろう。 今は土の中で芽吹くための力を蓄えている。辛くても、思い通りにいかなくても。信じていればいつかは。それはきっともう少し。 地上に出たらきっと気がつく。土の中のあの時があったからこその今があると。 だから今は自分を信じる。 もう少しでおひさまに会える。にほんブログ村

  • 覚醒とは

    春を感じさせる心地の良い風と穏やかな日差し カーラジオから聞こえてくる音楽と歌詞が心に染み込んでくる 程よく手の入れられた花壇色鮮やかなパンジーが優しい気持ちを与えてくれる 誰かのことを思い、誰かを愛おしく感じる それらの人として当たり前のことを、大切だと感じられることだと、気づけることだと、僕は思う にほんブログ村

  • あてのない文字列

    久しぶりにあてもなく文章を記したくなり、以前購入したキーボードを引っ張り出してこの文章を書いている。以前書いていた時からスマホが変わっていたのでペアリングをし直さなければならず、少し手こずったけれど、すっかりシラフが当たり前になった僕に取ってはさほど苦でもない。アルコール漬けだった以前であればすぐに諦めて放り投げてしまっていたと思う。 先程このブログを書き終え、キーボードを片付けて戻ってきたら、書き上げたはずの内容がすっかり消えていたけれど、それでさえシラフでいると対した苦にはならない。せっかくなので先程書き上げたものとは違うことを、テンキーを使って書き直すのもそれはそれで有りだと思える自分に…

  • 待ち遠しい春

    今年はとても、春が待ち遠しい。 冬の間に剪定したモミジが、 イメージ通りに芽を吹く事が。すっかり赤くなったリシマキアが、 また鮮やかなライムグリーンの姿になる事が。ひと月前に買った時からずっと土しか見えないホスタのポットから、 若葉がでてくる事が。見切り品で買ってきたディコンドラシルバーフォールズが、 再び顔を出す事が。 去年の今くらいの時期には、名前も知らなかったそれらの生き物たちが、暖かな陽気と共に昨年まで荒れ放題だった家の庭と僕の心に色彩を与えてくれるであろう春が、今はとても待ち遠しい。 子供の頃、今よりたくさん雪が降っていた頃、地面を白く覆い隠していた雪の所々から、顔を出したふきのとう…

  • 無題【むだい】

    大切にしたい。ふとそう思った。 大切にしたい。時間や、人や、想いや、感情や。 奇跡的な確率で僕が手にしている色々なことを。 後で振り返った時に、少しでもたくさん“良かった”と思えるように。 そう。思える事も含めて。

  • 秋晴れの中、足元を見つめ直す。

    これまでやりたいことに追われ、色々なことに夢中になって過ごしてきた日々。ふとしたことで、仕事もせず、体を動かす趣味に没頭するわけにもいかない安静という条件付きで与えられたぽっかりとした時間。外は気持ちよく、からりと晴れ渡り、これまで一つづつ半年をかけて植えてきた植物たちは生き生きと、陽のひかりを小さな葉全体を使って浴び、久しぶりの光合成を楽しんでいるようだった。 ひかりを蓄えることでゆっくりではあるけれど、より多くの根と葉を繁らせ、生き生きと成長してく。植物にとってのそのような時間を、僕も大切にしたい。 断酒を始めた頃、自分からアルコールをとったら何が残るんだろう・・・?そう自問自答することが…

  • 僕を勇気づけてくれた言葉

    “人生は難しく解釈するから分からなくなる。” 武者小路実篤

  • 季節を感じるという当たり前のことを実感するということ

    10月も終わりが近づいてきた今日この頃、僕はこれまでになく“季節”というものを強く意識するようになっている。夏が終われば秋が来て、冬の先には春が訪れる。そんな当たり前のこと。当たり前のこと過ぎて、今まで意識することすらなく過ごしてきた季節の移り変わり。その移り変わりが、今の僕にとってはとても新鮮であり、貴重で、かけがえのない事となっている。グリーンやライムイエロー、深い赤、様々な色彩で楽しませてくれる水槽を飛び出し、荒れ放題だった庭に手を加えはじめてから半年が経過した僕にとって、秋は南天が鮮やかな赤色で心を暖かくしてくれ、花が咲くことも知らずに植え付けたマホニアコンフューサの花に訪れた1匹の蜜…

  • 海の底②

    海の底に居るような気分でも、十五夜の月は丸く太陽の光を届けてくれる。

  • 海の底

    天気予報は、今日は曇りの予定と伝えていたけれど、僕の住む町には太陽がさんさんと日差しを向け続けている。最近僕は、天気の事を思うとき庭に植えられた草木の事を思い浮かべる。 雨の日には、植えたばかりのリシマキアがたくさんの小さな葉を使って、空から降ってくる雨水を嬉しそうに受け止めている様子を。日差しが強い日には、ホームセンターで買ってきた、残されていた2株のディコンドラシルバフォールズが日の光をたくさん浴びて、茎も葉もよりシルバーに染められていく様子を。 家族と言う、大切な存在よりも、草花の事を考えている自分にふと気がついたとき、なんだかとても切ない気持ちになった。今日は久しぶりに海の底に居るよう…

  • ディコンドラシルバーフォールズ

    ディコンドラシルバーフォールズをグランドカバーにしたくて、しばらくの間色々なお店を探して回った。一月くらい前に3株だけ売っているのを見つけたけれど、少し元気がなかったので見送った。特別珍しい品種ではないと思うけれど、それからどこに行っても見つからなかった。今日また、以前に3株だけ見つけたお店に行ってみた。新しい苗が入荷していることを期待して。そこには以前より元気のなくなったディコンドラシルバーフォールズが残り2株になって弱々しく並んでいた。でも、蔓だけは以前より長く伸びていた。僕は何だかもう、見送ることが出来なくなって、一月前よりも元気がなくなり、蔓が長く成長した、ディコンドラシルバーフォール…

  • 時間の価値

    断酒をはじめてから、‘時間’というものについて考えることが多くなった。酒浸りだった頃は、とにかくいつも飲むことばかりを考えていたけれど、素面で過ごす時間ができた今、その時間をつかって時間のことをよく考える。 はじめの頃は、どうしていいのかわからない。それが僕が時間にたいして抱いた考えだった。 ほどなくして、長く感じる。それが僕が時間に関して感じたことだった。この‘長く感じる’という感覚は退屈な時間が経過していく、というイメージではなく、充実した時間を過ごしても、まだこれしか経過していない。と後で振り返った時に感じられる、僕にとっては嬉しく、不思議な感覚だった。 その次に訪れた時間に対する感覚は…

  • 断酒がもたらす効果

    断酒によってもたらされた、ささやかな効果の連鎖を体験した。人によっては『そんな大袈裟な』と思うことかも知れないけれど、僕にとってはとても大切な気付きだったので、ここに書き留めておく。 今まで目を背けていた、面倒事に向き合い状況が好転した。 面倒事が好転したことで、僕はまた少し自分を好きになることができた。 自分を少し、好きになれたことで明るさも少し取り戻した。 明るさを取り戻した僕の耳に、聞こえてきた音楽がとても美しく染み渡った。 その音は、テレビからふと聞こえてきただけだけれど、特別な音響効果が施されたように、僕の中に染み渡った。 時々こういったことを経験する。五感のうちのどれかが、忘れてい…

  • 時間の平等、不平等について考えてみる。

    それぞれの人に与えれた“時間”は、平等か不平等か?そんなことを過去のブログを読み返しながら、ふと考えてみた。 僕がこのブログを書きはじめて、一年が経った。 この一年間は、僕にとってそれまでの数年間に相当する密度を感じられた。その濃い密度をもたらしてくれたのは、間違いなく断酒が影響している。そんなことを考えているうちに、時間の平等、不平等ということに考えが及んだ。 そして、“少なくとも僕にとっては平等”という答えに行き着く。 酒を浴びるほど飲み、鬱々と感じながらもあっという間に過ぎ去った時間も、新しいことや気付きにたくさん出会う事ができたこの1年間も、僕にとっては平等に訪れている。この感覚は、上…

  • いい人を演じることに疲れたことに気がついた。

    ここ最近まで、僕は回りの人にとって‘いい人’であると思っていた。相手が負担になりそうなことや、耳がいたいと思われることは口にせず、回りがやりたくないと思うようなことは、自分の手がいっぱいであっても、率先して行ってきた。 それを、僕が思う‘いい人’だと信じていたし、そんなポジションに身をおくことは当たり前であると信じていた。でも、果たしてそれは本当だろうか?と、最近になって自分に問いかけることが多くなってきた。 その問いかけの答えと、そういう言動を行ってきた理由が今ならわかる。答えはわかりきっているけれど、僕がそうしてきた理由はただ単に、回りからどう思われるかを気にしていただけだった。負担になり…

  • ディコンドラ

    庭にディコンドラの種をまいた。芝生のグランドカバーを目指していたけれど、庭全面に芝が広がるのを待ちきれなくて、ディコンドラの種をまいた。ディコンドラというのは種から育てることができる。広い場所を比較的早く、コスパよく、低い立ち上がりで覆い尽くすことができるおすすめのグランドカバーであることは、ネットで調べているうちに行き着いた情報に基づいている。これでまた、成長を見守る楽しみを与えてくれる生き物が一種増えたことになる。キューブ水槽の中で、バクテリアや熱帯魚、水草などで生態系を循環させること。飛び出したランナーを切り取って、プランターで成長させ、庭のグランドカバーの準備をしている芝。切り取った蔓…

  • 自分を見つめ直すということ。

    僕が断酒を始めて、自分と約束をしたことがある。それは「断酒後一年を経過するまでは、どんなに正しいと思っても、大切な判断は行わない。」という事。この考えに至った理由としては、断酒後しばらくは必ずしも自分の考えが正しいとはかぎらず、それらはアルコールの影響を受けている可能性がある。ということに気がつき、その不安定な思考に関しては、1年間は目をつむろうと思った。 さて、断酒を始めて1年と2ヶ月半が経過した。今僕は、ピンと伸びた、とてもクリアな目盛りのふられた物差しを手にしている。この思考という物差しを使って、僕はいちから、自分と言う存在を見つめ直そうと思う。その結果、苦しい決断をせざるを得ないことも…

  • 酔いが完全に冷めるまで。

    僕は仕事以外の場で人と話をするのが苦手だ。 “あえて仕事以外の場で”という言葉を付け加えた訳は、僕の仕事が営業であり、 仕事中は、人並みはずれて話をしているから、あえて仕事以外の場で、という枕詞をつけている。その、仕事以外の場となると、例えそれが家族であっても、言葉を口にすることがとても億劫になってしまう。それが例えおはようの一言であっても。その事に始め気がついたとき、僕はきっと無口な性格なんだと思っていた。でも最近気付いたことがある。心から本当に伝えたいことすら、言葉にすることがとても難しくなっていることを。無口では片付けられない致命的なことを。僕はもっと色々な人に伝えたいことがある。感謝し…

  • とことんやらなければ気がすまない。

    断酒をはじめてから、何かをほどほどに行う。ということができなくなった。何をするにも、とことんやらなければ気がすまない。この気持ちはどこから訪れるのだろうとずっと考えている。今僕は植物を育てることにはまっているけれど、今日は草むしりが止まらず一日中ひたすらむしっていた。おかげで手には豆ができ、足はがくがくし、腰がものすごく痛い。 そんな僕は、今日も素面でぐっすりと眠る。 にほんブログ村

  • 夢と現実との間

    今朝、娘が学校に行く様子を見送ったとき、唐突にこれまでの時間の経過を実感した。 娘の足首には小さなアザがある。特別目立つようなものではないけれど、娘が生まれた時、足首にアザがあることに気がついた15年前のことをふと思い出した。つい先日のことだった気がするが、あれから15年の年月が経過していた。今日、何気なく目にするまで、記憶からそのアザはきれいさっぱり抜け落ちていた。 僕がアルコールを口にすることをやめてから、時々それまで忘れていた過去のことが唐突にフラッシュバックされることがある。忘れていた遠い記憶。それらが突然思い出されてはその時から経過した長い時間に対する後悔のような気持ちが込み上げてく…

  • 水耕栽培を始めてみよう。

    やりたいことが連鎖する。 まるで、これまでアルコールで失った時間を取り戻そうとしているみたいに。 今日僕は、少しだけ訪れた晴れ間の時間を利用して、ホームセンターで土を購入し、アイビーの挿し木を行った。一月ほど前に植えたアイビーは、どれも元気に成長し、複数の蔓をおもいおもいの方向に匍匐させていた。僕は挿し木の手順を確認しながら、そのうちの数本を葉の付け根の少し先の位置で15cmくらいになるように切り分け、しばらく水につけてから慎重にプランターに挿していった。 その時ふと、水耕栽培での増やし方に目が止まった。 こうして何かを調べ、行う過程で新たなものに興味を持つと言う流れを、最近よく経験する。この…

  • 雨の休日

    最近の、僕の休日の過ごし方はもっぱら庭の手入れをして過ごすことが多いけれど、今日のような雨降りの休日も結構好きだ。以前であれば、晴れた日には陽の光を感じながら、雨の日には、しとしとと降る雨に情緒を感じたつもりになりながら、朝からビールの空き缶を積み上げていくことに、この上ない幸せを感じていたことをふと思い出す。それはそれで楽しかったと思うけれど、飲まなくなった僕に、雨の休日は別のささやかな楽しみを与えてくれる。朝起きて、どこにいく予定もないけれど身支度を整え、軽く水槽の掃除を行い、ソファーで丸くなって眠っている二匹の猫を横目で見ながら、冷えたコーヒー牛乳を傍らにおいて、スマホのバックグラウンド…

  • 断酒後始めたこと①

    断酒後没頭したものをこれまでいくつか取り上げてきたけれど、それに付随して断酒後始めたことがいくつかある。基本的には酒浸りの時は飲むこと以外、とにかく億劫であり、なにか新しいことを始めるなんて想像もつかなかったけれど、一つ一つのことに没頭していくにつれ、自然と新しいことに結び付いていった気がする。例えて言うなら、アクアリウムに没頭していくにつれ、ある一定以上の性能を持ったライトが欲しくなった。アクアリウムに縁のない方にはピンと来ないことだと思うけれど、綺麗に水草を育てるためには高光量のライトは必須となる。通常水槽を照らしているライトの目的は、水槽内を綺麗にライトアップするイメージが強いと思うけれ…

  • 依存と洗脳

    最近比較的コンスタントに書いていたblogが3日ほど止まった。正確に言うとblog自体は書いてはいたけれど、それらは下書きのまま公開されることなく下書きフォルダーの中に積み上げられている。このような状態になっている理由は明確で、前回の禁煙をテーマに書いたblogが影響している。禁煙を継続(とはいっても2日ほど)しているときは、手が進まず(これも手が進まなかった理由はわかっていて、なんだか異常なほど疲れが出ていた)、今日、タバコに手を出したあとは何となく禁煙を失敗したこと、に直面することが億劫で、blogを書こうかどうか迷った末に今に至る(このblogが下書きに積み上がるかアップされるかは30分…

  • 禁煙

    また、何度目かの禁煙を始めようと思う。禁煙をしようと思った理由はいくつかあるけれど、一番はお金のこと。断酒を始めたことで僕の中のお金の単位が大きく変わった。具体的に言うと酒浸りだった頃は500mlのビールを一日8本は飲んでいたから多分1500円くらいは使っていたと思う。そして酔うとお金の使い方が雑になって用もないものに浪費をする、という毎日を送っていた。今はある程度冷静な判断ができるようになったことで無駄なものを買ったりすることはほとんどなくなった。今日も100均に出掛けてスマホスタンドを1つ買って帰ってくると言うとてもコストパフォーマンスに優れた休日を過ごした。最近よく100均にいくけれど、…

  • 断酒後没頭したもの④

    僕が断酒後、没頭したことの4つ目としてガーデニングがある。とはいっても、これはまだまだ発展途上であり、世間一般的に言われているガーデニングにはほど遠い状態だけれどガーデニングを庭をいじること、と定義するならぎりぎり含まれる位には手をかけている。そもそもガーデニング(庭いじり)を始めようと思ったきっかけは先日書いたアクアリウムの延長線上という意味合いが強い。アクアリウムと言う趣味はやったことがある方はご存じだと思うけれど、やり始めると結構お金のかかる趣味となる(もちろん毎日アルコールをがぶ飲みするよりかは安上がりだけれど)。例えば水槽ひとつにしてもガラスの透明度によって価格が大きく異なったり、水…

  • 断酒後没頭したもの③

    今日は久しぶりにネガティブな感情が押し寄せてきた。いつもであればそのネガティブな感情をblogに吐き出すところだけれど、今日はその感情は一旦脇に置いて別のことを書いてみることにする。そろそろネガティブな感情とも上手に付き合っていきたいと思うから。 僕が断酒を初めて没頭したことの中に、アクアリウムがある。アクアリウムと言っても利用した水槽は娘が小さな時にすくってきた金魚を飼っていた水槽を利用したものだけれど。 その水槽の金魚は、とうの昔にいなくなり、しばらくほったらかしていたのだけれど、あるとき知人の家にいったときにきれいな水槽を見て、なんだか挑戦してみたくなって始めてみたのがきっかけとなる。そ…

  • 断酒後没頭したもの②

    断酒後没頭したものの2つ目としてこのblogがある。断酒をする当たり手当たり次第に断酒のblogを読んだ僕は、いつしかインプットするだけではなく、アウトプットに興味を持ち始めた。どこか知らないところで誰かの目に触れるかもしれない環境でこれまでのアルコール漬けの日々や断酒のことをアウトプットしていきたい。そんな思いが僕とblogを書く、という行為を結びつけた。ただ、それまで僕はとにかくアルコールを飲むこと以外のことをすべて煩わしく思っていて、blogを書くと言う方法はどのようにすればよいのかさっぱり分からなかったし、いつもであれば新しい何かを始めると言うことに力を注ぐなんてあり得ないことだった。…

  • 断酒後没頭したもの①

    断酒をはじめてから、僕は色々なものに没頭してきた。それは色々なものをまんべんなく行う、ということではなくて、決めたらとことんやり続ける、といった具合だった。その中の一つとして読書がある。僕は子供の頃、オモチャ屋さんに行くよりも本屋にいく方が好きなほど本を読んでいた。けれどもアルコールを飲むようになってから、読んでるそばから忘れていくのでいつしか本を読むことをやめてしまった。恐らくは読むと言う行為事態が煩わしくなってしまったことも大きく影響していると思う。とにかくそれまでは飲んでさえいればそれでよかったから。 そんな僕でも断酒をはじめてから半年位が経過した頃、久しぶりに本でも読んでみようという気…

  • 前に進むタイミング②

    半年ほど前に、「前に進むタイミング」ドイツブログを書いた。tetsat.hatenablog.comその時は、アルコールに逃げることで経ちきってきた回りの人達のことを書いたけれど、ここ最近はは他ならぬ自分自身のことをよく考える。溺れていた年月が全て無駄だったとは決して思わないけれど、失ったものの多さを感じずにはいられない自分がいる。そんな中で、その失ったものを取り戻す一心で、色々なことに病的に夢中になっている訳だけれど、根本的な事、それは本当の意味で自分のことを考える。自分としっかり向き合い、自分に正直に生きる。酒浸りのあたまでは決して直面することのできないものを見つけ出したい。そんな想いが強…

  • 休日の過ごし方

    今日は木曜日。平日が休みの僕にとっては、今日が週末の日であり、明日から一週間が始まる。アルコールに溺れていた頃の僕は近くのドラッグストアーがオープンする9時ちょうどに店内に入り、500mlのビール6缶パックを2セット抱え、一目散に自宅に帰り9時10分にはプルトップを勢いよく開けてこれから始まる一人の時間をとてもワクワクしながらひたすらビールをあおっていた。それが貴重な休日の過ごし方であり、そのために生きているといってもけして言い過ぎではなかった。ビールのない暮らしは考えられず、もしそんな日々が存在するのならもはや生きている意味なんてないと本気で思っていたし、このまま飲んだくれてどうにかなってし…

  • キーボード

    色々とやりたいことが出てきているけれど、そのうちのひとつに今書いているようにblogを利用したアウトプットがある。インプットに関しては気になったことを片っ端から調べたり聞いたり読んだりしているけれど、それと同じくらいアウトプットを求めている自分がいる。そんな状況で正直スマホのボタンをポチポチし続けることに限界を感じ、そんな経緯もあってBluetoothで利用できるキーボードを購入した。この文章もスマホとキーボードをペアリングして書いているけれど、とてもスムーズに文字を綴っていくことができている。アルコールを飲んでいたときはBluetoothすら知らずにいたからこういう些細な時に自分の変化を感じ…

  • アイビー

    この間、庭にアイビーを植えた。使っていなかった庭の一部に芝生を植えたら、もう少し華やかにしたくなってアイビーを植えた。ツルがフェンスにからまりながら成長したら素敵だろうと想像してアイビーを植えた。1年前の僕は草とアイビーの区別もできなかったけれど、羽陽曲折ありながら区別ができるようになった僕は、ホームセンターに行って4株のアイビーを1つ198円で買ってきて、ずいぶん昔に買った錆び付いたシャベルを使って4株のアイビーを等間隔に丁寧に植えた。それから2週間程、朝夕1日2回水をあげた。猿カニ合戦のカニになったみたいに毎日2回水をあげた。雨が降った日も変わることなく、水をあげた。 あるとき水をあげよう…

  • いろんなことを許せそうな気がする。

    アルコールを口にしなくなってから、一年が過ぎ、相変わらず僕は何かしらに夢中になっている。アクアリウムにドップリとはまり、一辺が30cmの水槽の中の世界を自分の理想に作り上げる事にとてつもない喜びを感じた。水槽から飛び出して、これまでほったらかしていた庭の草をむしり、芝生を並べ、毎日水を与え、縁の少し不揃いに伸びた葉をハサミで剪定した。空いたスペースにはつる系の観葉植物を等間隔に植え、毎日成長を見守っている。つい1年ほど前まで、酒浸りになっていつ死んでも構わないと思っていた人間が、酒に使わなくなったお金で植物を育てることに喜びを感じている。気が触れたわけではないが、二匹の猫とよく話をするようにな…

  • 言葉を紡ぐ

    どんな言葉を紡いでも、それはありきたりになってしまう。それは自分の本当をわかっていないから。もし、自分の本当をわかれる日が来たとしたなら、その時僕はたぶん紡ぎはしないだろう。たぶん自分の本当に気づけたなら、もうそんな必要はなくなるだろうから。でもきっと、ずっと自分の本当は見つからないだろう。見つけられないから、僕は歩き続けるのだろう。歩くと言う選択肢を得られていることに感謝しよう。歩き続けている限り、きっとどこかしらには近づいて行けるから。

  • 断酒364日目

    一年前の今日が、アルコールを飲んだ一番最近の日にあたる。 この一年。いろいろな事を感じた。生きている意味を見いだせず、自分にはなにか決定的に欠けているものがあると感じ、自分は不幸で、その原因を回りの誰かや過去の自分やその他、反論することのない色々な事や人のせいにし、落ち込み、そして時には何でもできるつもりになり、ハイになったり、回りの人のいたらなさの揚げ足をとり、見下し、自分は特別であると思い込み、そしてまた落ち込んだ。 急に襲ってくる食欲を抑えきれず、必要以上の物を食べ、足りない知識を取り戻すために毎日ひたすら本を読み、気持ちの整理をするためにやたらめったらアウトプットを行い、初めて見聞きす…

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