山が綺麗だ。
頭の中が少し混乱していて、何かをアウトプットしなければならない衝動にかられながら、じっとスマホを見つめていた。でも、何もかけなくて顔を上げたら、車のフロントガラス越しに遠くの山が目に入った。目に入った山の感想くらいならかけるだろうと、「山が綺麗だ」と書いてみた。山は山として、遠くのあの場所に存在している。おそらくずっと前から。これまで自分を除く何人の人たちがあの山を見つめたのだろう?それらの人たちはどんな思いで見つめていたのだろう。これから先、百年後、千年後、あの山はずっとあそこにあり続けるだろう。そのことに理由なんてないのと同じで、僕の頭を占領している物事たちもきっとたいした理由なんてない。
2023/10/22 12:25