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妊活サポート医師がそっと教える「妊娠のコツ」 https://note.com/ninkatsu_support

“不妊治療だけが妊娠に至る道ではない”をモットーに、カウンセリング等を通して妊娠を希望される方に寄り添いつつ、より自然に近い形で妊娠するためのお手伝いを続けています。妊活中のあなたの力になるような記事を書き綴ります。

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2020/10/23

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  • 卵子は年をとる

    精子と卵子には、宿命的ともいえる大きな違いがあります。 ひと言でいえば、「精子は年をとらないが、卵子は年をとる」ということです。 しかし、このことを知らない女性がとても多いのです。 女性は生まれたときから、左右の卵巣あわせて200〜300万個の原始卵胞と呼ばれる、卵のもとのような細胞を持っています。 その数は出生時より、母親の体内にいる胎生期8カ月頃が一番多いともいわれています。 そして生まれたときから、その原始卵胞の数は、時間とともに確実に減少していくのです。 初潮を迎えて生理が始まる頃には、3分の1〜10分の1程度にまで減少しているといわれ、その減少は閉経

  • 妊娠のしくみを知る②

    卵子は、卵管の途中に位置する卵管膨大部という場所で、精子との出会いを待っています。 卵子の近くまで辿り着ける精子は数百程度。 ところが、卵子という本丸を守るべく、まわりを「顆粒膜細胞」という細胞が幾重にも取り囲んでいます。 そしていわば最後の闘いともいえる、この顆粒膜細胞の間をかいくぐって、最初に辿り着いた精子のみが卵子と出会うことになるのです。 数億の精子から最後のたった1匹の精子が生き残るという、熾烈なサバイバルレースが、女性の体内で展開されているわけです。 精子はATP(アデノシン3リン酸)という物質をエネルギー源として、鞭毛運動で進んでいきます。 そして、卵

  • 妊娠のしくみを知る①

    妊娠とはどういう現象なのか、少し詳しく説明してみます。 私達は結婚して避妊をしなければ、そのうち妊娠する、そうしたことを当然のことと思っていますし、多くの人は実際そのようになっています。 しかし実は女性の体の中で、神秘的というか奇跡的な出来事の連続の結果として妊娠に至っているのです。 妊娠するためには、精子と卵子が出会うことが前提となります。 それは男女がセックスを交わすことによって可能となります。 通常1回のセックスで、女性の膣の中に1〜3億という精子が放出されます。 しかし女性の膣内は、外界の微生物などの感染から身を守るために弱酸性に保たれています。 そ

  • 卵巣セラピーとノベルジン

    ノベルジンというお薬を使いだしてから、「不妊ルーム」で妊娠される方がはとても増えています。 そのお話をしたいと思います。 ノベルジンは亜鉛製剤で、体内の亜鉛を増やすお薬です。 この薬はウィルソン病という遺伝性疾患しか使用が認められていませんでした。 2年前に、「低亜鉛血症をともなう不妊症」に適用が拡大されました。 私は内科医ですので、早速そのことに注目し、「不妊ルーム」に通院されている方の血中亜鉛の濃度を調べてみたところ、とても低亜鉛血症の方が多いことに驚きました。 それでそうした方々にノベルジンを服用してもらったところ、妊娠される方が増えてきたのです。 な

  • 「妊娠力」が高い人、低い人

    私は、カップルが妊娠を生み出す力を「妊娠力」と呼んでいます。 「妊娠力」は本来、誰もが潜在的に持っているものです。 ただ、その力を発揮できていないだけなのです。 医学的に見たとき、「妊娠力」が高いカップルというのは、女性の年齢が若く、病気の程度が軽く、治療歴が浅いことです。 また、夫婦の愛情が強く結ばれているほうが、そうでないカップルより「妊娠力」が高いでしょう。 しかし私は、「妊娠力」というのは、体だけでなく、心の持ち方もあると思うのです。ひと言でいえば、妊娠ということにクヨクヨしない。吹っ切れている人ほど「妊娠力」が高いということです。 では逆に、「妊娠力」が低い

  • セックスレスと人工授精

    セックスが成立しないことには、自然妊娠はあり得ません。 カップルが子どもを望んでいても、たとえば夫婦関係自体はなんら問題がないのに、セックスそのものに興味を失って、セックスレスになっているカップルも少なくありません。 また、セックスは成立しても、射精に至らなければやはり妊娠に至りませんので、こうしたカップルの悩みは深刻だと思います。 私は、このような悩みで相談にこられるカップルには、人工授精を積極的に取り入れるようアドバイスしています。 なぜならこうした状況の場合、セックスをスルーしてしまう人工授精が、治療としてもっとも理にかなっているからです。 また、セックスレスの

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