北海道のラベンダーといえば、富良野とか上富良野が断然有名ですが、札幌にもなかなかすごいラベンダー畑があるのをご存知ですか?それが例年7月上旬~中旬頃に見頃となる幌見峠(ほろみとうげ)ラベンダー園。札幌の郊外のかなり急な坂を登る山の上にあるの
昔から路線バスに乗るのが好きでした。古くさい田舎のオンボロ路線バスの一番後ろの席に座って、ゆらゆらと左右に体を振り回されたり、ピョンピョンと上下に突き上げられたりしながらどこまでもどこまでも乗っていくのが好きだったのです。そのバスは遅れてい
高野山といえば、真言宗総本山、金剛峯寺(こんごうぶじ)。総本山金剛峯寺という場合、金剛峯寺だけではなく高野山全体を指すのだそうです。普通、お寺といえば一つの建造物を思い浮かべ、その敷地内を境内といいますが、高野山は「一山境内地」と称し、高野
茨城県の日立市の一画に知る人ぞ知るB級スポットがあります。その名も「塙山(はなやま)キャバレー」。キャバレーと言っても、ムフフな夜のお店そのもののことではなく、小さな飲食店が密集した町なかの一画を地元民がそう呼んでいるのだそうです。そのネー
宮城県の北部に登米市登米町(とめ市とよま町)という変わった読み方の町があります。ここはかつてこの地域の中心だった場所で、「みやぎ明治村」と呼ばれ、今なお歴史的な建物が数多く残っています。いいじゃないか、みやぎの明治村!きっとそこには明治のク
ウォーリズの名建築 豊郷小学校で「けいおん」聖地巡礼【滋賀県】
滋賀県の旧豊郷小学校は、近江商人で商社「丸紅」の専務だった古川鉄治郎氏によって寄贈され、建築家ウィリアム・メレル・ウォーリズが手がけた旧校舎が有名です。その壮麗な鉄筋コンクリート造の校舎は「白亜の殿堂」「東洋一の小学校」と呼ばれ、国の登録有
伊豆大島地層断面とジブリの切通し&アンコ椿は恋の花【東京都】
伊豆大島には、100年から200年に一度、どっかーんと噴火するという三原山というとんでもない元気印の活火山があり、日本を代表するジオパークとして知られていますが、それ以外にも地球の活動を体感できるワイルドな場所があります。例えばスバリその名
伊豆大島で三原山登山 ~砂漠・ゴジラ・マグマと競争【東京都】
伊豆大島は、近いようでなかなか行く機会がないところでしたが、僕にとっては、行くなら今しかない、という絶好のチャンスが訪れたのでした。それは2013年の台風による水害で落ち込んでいる観光客を呼び戻すために行われた、2015年冬のキャンペーン。
信州上田の郊外、塩田平を望む丘の上にひっそりと建つ美術館「無言館」をご存知ですか? そこは、立派な建物の中に有名画家の作品が並んでいるような美術館ではありません。たくさんの観光客がどっと押し寄せるような場所でもありません。そこにあるのは戦没
「いかほ温泉 日本の名湯」群馬県人ならだれでも知っているご当地かるた、「上毛かるた」の「い」の句でもこう詠まれる伊香保。温泉街の長い石段はみなさんも見たことがあるかもしれません。群馬の誇る郷土の偉人たる僕も、もちろん伊香保には何度となく行っ
「阿蘇ラピュタの道」は、まるで阿蘇外輪山の頂上から谷底の町に向かってダイブするかのように、天空に切り拓かれたダイナミックな道。その姿がアニメ『天空の城ラピュタ』の世界を彷彿させることから、そう呼ばれています。ところがこのラピュタの道、熊本地
話したいことがあるの。なんとなく予想していた通り、彼女からそう声をかけられたのは、1986年の10月の体育の日が過ぎたころだった。大学の学食近くのロビーにあるテレビでは、日本シリーズで西武ライオンズの工藤が延長で自らサヨナラヒットを打って4
イメージ Ⓒ室蘭市(転用禁止)室蘭の工場夜景は「日本5大工場夜景(室蘭・川崎・四日市・周南・北九州)」のひとつ。最盛期に比べればかなり寂しくなってはいるものの、室蘭は北海道を代表する工業都市で大きな港もあるため、はやりの工場夜景もそれなりに
韓国展望所とか国境の島のコリアンタウンとか【長崎県・対馬市】
対馬は、九州と韓国の間の対馬海峡に浮かぶ島。長崎県に属していますが、県庁所在地の長崎市よりも韓国の釜山のほうがはるかに近い「国境の島」。最北端の韓国展望所からはその名の通り韓国が見えるとか、北部の比田勝の町はハングルで埋め尽くされているとか
「フェリーちくし」と対馬のせつないマッサージ【長崎・対馬市】
その昔、とある位置ゲー(携帯のGPSなどを利用したスタンプラリー的なゲーム)でどうしても全国の離島を制覇しなければならない時代がありました。おかげで北は利尻礼文から伊豆大島、隠岐、五島、奄美などなど、今まで行ったことのなかった離島をめぐるい
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北海道のラベンダーといえば、富良野とか上富良野が断然有名ですが、札幌にもなかなかすごいラベンダー畑があるのをご存知ですか?それが例年7月上旬~中旬頃に見頃となる幌見峠(ほろみとうげ)ラベンダー園。札幌の郊外のかなり急な坂を登る山の上にあるの
福島県郡山市のソウルフードとして知られる「クリームボックス」。最近「マツコの知らない世界」でも取り上げられて初めて知った人もいるかもしれませんが、地元パンマニアの間では以前から有名で、僕も旅の途中で何度か食べたことがあります。そこで今回は「
「地鉄電車」と呼ばれ、富山の地域の足だけではなく、立山黒部アルペンルートや宇奈月温泉にアクセスする観光鉄道としても知られている富山地方鉄道。大正時代から昭和初期に建てられたモダンな木造駅舎が現在も数多く残っていて、レトロ駅舎マニアには垂涎の
今や札幌を代表するレトロ喫茶として知られている「Cafe ひので」。創業は1971年、なんと札幌オリンピックの前年で、僕が大学時代に札幌で過ごしていたころからほぼそのままの姿で生き続けている昭和遺産的なお店です。遠い昔に、何度か来たことがあ
「観光ぐんま写真館提供」 心にググっと観光ぐんま - 群馬県観光公式サイト (gunma-kanko.jp)日本一なつかしく、お安い遊園地は、群馬県前橋市にある「るなぱあく」だと言われていますが、その同じ群馬に、もうひとつの昭和レトロなゲキ
北関東の一部、群馬県や埼玉県北部は今や絶滅危惧種のレトロ自販機の宝庫として知られ、レトロマニアのひそかな人気スポットになっています。そんなレトロ自販機が並ぶオートレストランが市内に複数存在するのが、群馬県伊勢崎市。そこで今回は市内にあるレト
群馬県太田市といえば、かつての中島飛行機を前身とするSUBARU(旧富士重工業)の企業城下町。そこに「スバル最中」をはじめ、スバルのクルマにちなんだ数々の銘菓があり、全国のスバリストの聖地になっているのだそうです。そんなわけで一度、SUBA
「となみチューリップフェア」は、富山県砺波市の砺波チューリップ公園で毎年GWの頃に開催される国内最大級の花の祭典。砺波のチューリップが有名ことはもちろん知っていたのですが、実は僕が砺波を訪れた真の目的は「散居村」めぐりで、チューリップではな
「散居村」は、広大な平地の田畑の中に屋敷が点在して建てられている村落で、なかでも富山・砺波(となみ)平野の散居村は日本最大の規模だといわれています。「日本の原風景」といわれるその富山の散居村を一度見てみたくて、田んぼに水が張られ、ベストシー
奈良の大仏、鎌倉の大仏が「日本三大仏」のメンバーだといえば、みんなそれなりに納得すると思いますが、富山の高岡にある「高岡大仏」が、実はそれに続く日本で3番目の大仏だ、というとそうなの?と思う方がほとんどかと思います。それもそのはず、「日本三
「ホワイトサンド」や「山型コーヒーサンド」、「頭脳パン」といった石川県のご当地パンを作っている、石川県小松市の「あづまや」。ここは地元パンマニアなら一度は行ってみたいお店なのですが、この「あづまや」に行ったあとに小松の町を歩いてみたら、ネコ
盛岡市民のソウルフードと呼ばれる「福田パン」。最近は、似たようなコッペパンのお店が全国津々浦々に生まれていますが、福田パンはその全コッペパン店長からレジェンドとして敬われる存在だと言います(風祭コッペパン研究所調べ)。おかげで最近はいつも混
みなさんはご存知でしたか?福島県須賀川市が、ウルトラマンの故郷「M78星雲 光の国」の姉妹都市であるということを。ん?須賀川?知らんなーとか言ってる場合じゃないですよ。そこはまさに日本随一のウルトラマンタウン。町を歩けば、懐かしいヒーローた
僕の大好きなハンバーグレストラン「びっくりドンキー」。北海道で大学生活を送っていた遠い昔に札幌で初めて見かけて、その後、通いつめていたチェーン店だったので、すっかり北海道発祥のレストランチェーンだと思っていたのです。というかみんなそう思って
博多から電車で約20分ほどの場所に、世界最大級のお釈迦様が寝ているんだそうです。それが福岡県篠栗町の南蔵院にある涅槃像(ねはんぞう)で、愛称は「ねぼとけさん」。「ねぼとけさん」だなんて、なんだかセクシー!とか思っていたのですが、これはそうい
僕が覚えている母との初めてのクリスマスの記憶は、4歳のときのこと。クリスマスイブの日に、母とふたりで隣町のスズランというデパートに行ったときのことです。その年の8月に僕の弟が生まれ、母は毎日ずっと家で子育てをしていたので、クリスマスのご褒美
保戸島は大分県津久見市の沖合にある周囲4Kmの小さな島。ほとんどの人は、その名前さえ聞いたことがないと思いますが、実はこの島は「日本のナポリ」と呼ばれ、その景観はまるで地中海のように美しいといわれています。さすがに日本のナポリは言い過ぎだろ
いつかは宇宙から地球を見てみたい。そんなふうに思っても、これまでの宇宙への旅といえば、(前澤さんみたいな)一部の超富裕層や、厳しい訓練を突破した人だけが行ける閉じられた世界でした。ところが「宇宙の民主化」を唱え、週末に家族でふらっと宇宙に行
僕が高校時代に通った喫茶店が、いつの間にか知る人ぞ知る昭和の名物レトロ喫茶になっていました。おまけにそこは友達の一族がやってるお店で、さらに僕が初めて女の子からナンパされた店だったりするので、驚きもひときわです。そんな高崎の「喫茶コンパル」
東京・上野にあるラブドール国内随一のメーカー「オリエント工業」。(当時は)そこに誰でも入れるショールームはあると聞いて一度行ってみたかったのです。もちろん最初はB級スポット探訪のつもりで行ってみたのですが、実際に行って話を聞くと、ラブドール
伯耆富士(ほうきふじ)とも言われ、鳥取のシンボルでもある大山(だいせん)。その山麓に風祭おすすめスポットが2つあります。ひとつは「植田正治写真美術館」。美術館と言っても、絵や彫刻は一切なく、そこにあるのはその名の通り「写真」だけ。もうひとつ
岡山の山あいの町に、なんだかぶっ飛んだ美術館があると聞き、ずっと気になっていました。それはNagiMOCA(ナギ・モカ)と呼ばれる「奈義現代美術館」。でも実際に行ってみると、なんとなく、どんな都会よりも先端を行く美術館が、そこにある理由がわ
岡山県のJR姫新線に久世という駅があります。久世と書いて「くせ」と読むのですが、昔このあたりの地図を見ていたところ、町内にグンゼの工場があったので、最初は「ぐんぜ」と読むのだと思っていました。ここに旧遷喬尋常小学校という美しい小学校があるの
岡山県真庭市の勝山町並み保存地区は、まちじゅうにユニークなのれんが飾られている「のれんの町並み」として知られる町。いや、きっとほとんど知られてないですね。だから「日本に恋する伝道師」たる僕がこうして紹介してるんですから。そこは映画「男はつら
僕は特にB'zとかのファンではありませんが、その昔、B’zの稲葉さんの出身地、岡山県の津山に3日くらいこもって小説を書こうとしたことがあります。なんでわざわざそんなことをしたのか今ではよくわからないのですが、きっと津山のどこかに魅
秋のシルバーウィークの奈良でのこと。ホテルが軒並み満室、もしくは法外な値段の中、香芝市に奇跡的に低料金で空室があるビジネスホテルを発見しました。それが「Tabist 緑ガーデンホテル 奈良香芝」。宿泊サイトの写真を見て、一目で元ラブホテルの
昭和レトロラブホの金字塔ともいえる奈良県の「ホテルアイネ 香芝店」を冒険したお話の後編。前編はこちら今回は「ホテルアイネ」に数多くある和室の中でも、めくるめく背徳な世界への架け橋であるかのような渡り廊下がある「227号室」を紹介します。「ホ
レトロラブホ好き界隈では知らぬ人がいない、といわれるほど有名かつ憧れかつ貴重な昭和遺産ラブホテルである奈良県の「ホテルアイネ 香芝店」。今なお残る回転ベッドの部屋、ベッドルームと居間をつなぐ渡り廊下が最高に妖艶すぎる和室、部屋じゅう鏡張りで
川崎にある「河原町団地」は、昭和の高度成長期真っただ中にできた巨大な団地。しかも大きいだけではなく、当時最先端だったそのデザインが、2周くらいまわって、今も時代の最先端なんじゃないか、と思うくらいめちゃめちゃクールなのです。きっと団地マニア
日本には、3つの県が接する三県境が40ヶ所以上あるのですが、そのほとんどが高い山の上や川の中で、常人がアクセスするにはハードルが高いところばかり。そんな中、唯一平地にあって、なんと駅から徒歩5分でアクセスできる3県境があるのだと言います。そ
毎年4月に川崎大師近くの金山神社で行われる「かなまら祭り」は日本が誇る奇祭として世界に知られ、例年、外国人を中心に身動きが取れないほどの人で賑わいます。ここ3年はコロナで自粛を余儀なくされ、僕が行った2022年も神事はオンラインでの開催だっ
埼玉の吉身町にある「吉見百穴」は、古墳時代後期の横穴墓群の遺跡ですが、なんとなくあやしげなイメージがあったのです。そのせいか、何回か近くを通りながらも、僕は今まで行ったことがなかったのですが、今回初めて行ってみて、その思いが一層強くなりまし
埼玉に金運がアップする最強のパワースポットがあるという。それが秩父の郊外にある「聖神社」。僕は人生はお金ではなく愛だと思っているので、特に興味ないんだけど、日本最初の流通貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」にまつわる歴史的スポットでもあるとい
映画「翔んで埼玉」で一躍、そのB級度が有名になった埼玉県。まあこの映画がなくても、もともと相当B級扱いされてた感はありますが、実際まあまあB級です。特に秩父は「回転ベッドの昭和遺産ラブホ」、「レトロ商店街と遊郭跡」そしてこの「秩父珍石館」と
桜坂は、雨が似合うと思う。たった2回しか行ったことがないけれど、2回とも雨だった。いや、雨の日を狙って行ったというべきかもしれない。🌸 🌸 🌸 🌸 🌸もう20年以上も前、桜坂のすぐ近く、東京の田園調布に住む女の子と仲良くしていたことがあった
一周すると約120~30キロくらいだと思われる宮古島+周辺の島をバイクで日帰り一周してみたお話の後編は「伊良部島」と「下地島」。このふたつの島は見どころ多かったです。思いもよらなかった町並みとか、絶景とか。それまで宮古島ってそんなにすごい、
宮古島は沖縄の離島の中では西表島、石垣島に次ぐ3番目に大きな島。一周すると約100キロだと言われていますので、1日でまわれる距離ではありますが、伊良部島や池間島など、橋でつながる周囲の島も入れるとその距離はさらに2~30キロ増えますので、途
僕にとっての宮古島イメージは、エメラルドグリーンやコバルトブルーのビーチでもなく、カップルで行けばなんでもできちゃうようなプール付きの隠れ家リゾートでもありません。僕にとっての宮古島といえば、島をまもるおまわりさんの人形「まもる君」。島をド
高松と聞いて「ああ、あの讃岐うどんを食べに行くところね!」とか思っていませんか?おっしゃる通り、うどんの名店揃いなので、3泊4日で死ぬほど讃岐うどんを食う、みたいな修行を否定するわけではありません。でも実はうどんとうどんの合間にワーケーショ
僕には旅ブログの永遠のライバルがいます。それがライター仲間というか、ひとりで行きにくいワンダースポット同伴者というか、登山したり、映画見たり、甲子園行ったりしてるけど色恋沙汰にはけっしてならない人妻、@saorigraph 旅ブログのくせに