運用会社のたゆまぬ努力でインデックスファンドの信託報酬は十数年前からは見違えるほど低下しました。それ自体は大変ありがたいのですが、ここから先はもはや信託報酬引き下げがあっても実感につながらない領域となってきました。
【2ch懐かしAA】四次元殺法コンビを投資の世界に召喚しました(その1)
かつて2chでよく使われたAAネタ「四次元殺法コンビ」を現代によみがえらせました。豆知識や妙に説得力のある名言を宣う彼らは投資の世界ではどんな言葉を残すのか、想像力をフル回転させてみました。
超分散って何よ?『全世界超分散株式ファンド』の保有銘柄数が異次元すぎた。を400字で。
日興アセットマネジメント「全世界超分散株式ファンド」の紹介記事です。オルカンの銘柄数の約4.4倍という驚異の保有銘柄数を誇るファンドが2024/05に設定されました。これだけ手広く保有する同ファンドがどれだけのアクティブリターンを出せるかがポイントとなるでしょう。
【Yahoo知恵袋より】家族3人で600万円ずつ出し合いNISA枠を埋める?無意味かつハイリスクですよ!を400字で。
きょうだい3人で600万円ずつ出し合って1人のNISA枠1800万円を埋めようというトンデモ作戦を立案してしまった事例を紹介。別に1800万円埋めたら何か特別なメリットが発動するわけでもないし、埋める事に捉われて大局を見失うのは厳に慎みたいものです。
「ゴリラ並みの握力で」といった感じで形容されがちなホールド。しかし長期保有となると握力なんて使いません。そんなに力み返ってもすぐにバテるだけ。長期なのに握力でどうにかしようとしている人はきっと何かが短期売買志向になってしまっているのでしょう。
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運用会社のたゆまぬ努力でインデックスファンドの信託報酬は十数年前からは見違えるほど低下しました。それ自体は大変ありがたいのですが、ここから先はもはや信託報酬引き下げがあっても実感につながらない領域となってきました。
一般的には損切りは短期売買で見込みが外れた時の行動と言われがち。しかし長期投資であっても長期的に十分なリターンを期待する理由が何かしらあるものです。その理由が消失したら当然損切りは起こり得ます。もっとも短期売買と違って簡単に折れる想定ではないとは思いますが。
円安傾向にあるのは新NISAによってお金が海外に向かってしまったからだという主張を多く見聞きします。しかし全体の為替取引量と比べたらNISAマネーはものすごい微量なのではないでしょうか。NISAマネーは市場を揺るがす巨象ではないので誤解なきよう。
投資信託シミュレータ「たたかえ!ファンドゴーレム」の「合戦モード」についての解説記事です。合戦モードは不確実な資産運用シミュレーションを何度も行う事でモンテカルロ法に基づく傾向を見える化できます。繰り返しにより見えてくる事実に震えましょう。
投資は将来の自分のために今日の頑張りの一部を分け与えるプロセス。仕事を前倒しで片づけるのと違って先にやればやるほど有利になりやすいので、あくまで今の自分とのバランスを保ったうえで少しでも多くを未来に投じるのが大事です。
投資信託シミュレータ「たたかえ!ファンドゴーレム」のモードの一つ、一騎打ちモードに関する解説です。コマンドバトル形式で不確実な運用の世界を疑似体験していただけます。無数にある世界線をぜひ自分でたどってみましょう。
Yahoo知恵袋にて、銀行から「適合性の原則」を盾にセールスを断られてしまった事例をご紹介。顧客側がこの原則を逆手に取って、あえてメチャクチャな要望を挙げる事で銀行のセールスをシャットアウト可能なのではないかと気付いてしまいました。
投資信託シミュレータ「たたかえ!ファンドゴーレム」の運用ロジックを解説すると共に、ロジックをExcelシートに落とし込んだものを配布します。単独でも運用シミュレーションに使えるのでぜひご利用ください。
このたび投資信託シミュレータ「たたかえ!ファンドゴーレム」をリリースしました。幅広い運用形態をカバーするだけでなく、リスクの振り幅を考慮した「右肩上がりにならないシミュレータ」となっております。私のニーズを限界まで研ぎ澄ませた「どうかしてる系シミュ」お楽しみいただければ幸いです。
投資信託シミュレータ「たたかえ!ファンドゴーレム」の遊び方と、画面キャプチャの利用およびFAQをまとめて解説しています。直感的に扱えるシミュレータだとは思いますが、もし不明な点があればコメントお願いします。
長期投資が続かない人は基本的にノイズとも呼べる取るに足らない情報に流されがち。そういったノイズを「そっすか」の一言で片づけられれば長期投資の継続は今よりずっと楽になります。メンタルの無駄な消耗はくれぐれも避けてください。
マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」からカーズの名言を投資家的に解釈してみました。投資において明らかな悪手を打っておいて「結果が全て」と開き直るケースは非常に多く見聞きします。しかし事前に十分な検討をしておく事は投資で積み重ねるべき「ちょっとやそっと」の一つです。
たとえば50%の暴落があって資産が半減した時、元に戻るには半減した資産を倍にしないといけません。このように下落幅と回復に必要な上昇幅は絶対にイコールにはなりません。しかも上昇局面は大体の場合ゆるやかなものです。くれぐれもしびれを切らしてしまわぬよう。
Yahoo知恵袋にて結婚資金の運用を任された女性の質問があったので紹介します。彼に結婚資金を投資で増やすよう言われたうえにFPと簿記の資格を取れとの指示が。数年内に必要な結果音資金は投資に回すべきでなく、FPや簿記は資産運用の成績に何ら寄与しないでしょう。
よく「インデックス投資なんてつまらない」という主張を耳にします。それ自体は何ら間違っていないのですが、実は投資は仕事とあまり変わらず「つまらないのが普通」です。オモシロを追求したあまり投資スタンスが捻じ曲がってしまうのは絶対に避けたいものです。
投資信託の信頼できるデータベース「ウエルスアドバイザー」がふと気づいたらずいぶん機能縮小していて驚きました。基準価額データや月次リターンのDL機能やインベスターリターンの表示機能が失われ愚者小路もションボリ。機能の大半はアプリ「My投資信託」で見られます。
主要資産クラスのインデックスファンド基準価額データからそれぞれの相関係数を算出しました。ウエルスアドバイザーが月次リターンのDL公開を廃止した影響で今回から三菱UFJアセットマネジメント公式サイトの基準価額データから月次リターンを手計算したうえでの利用となりました。
投資信託の金額からの口数計算や口数からの金額計算は漠然と考えるとけっこうややこしいものです。しかし「意味」で数式を理解すれば暗記の必要すらありません。口数と金額の単位を合わせるように計算さえすればいいだけなのですから。
新NISAが始まってから、借名取引を目論む人が(実際にやってしまうかはさておき)増えてきました。しかし借名取引は犯罪収益移転防止法という物々しい名前の法律で禁じられており、疑わしさによっては関係省庁ならびに捜査機関まで情報がいってしまうので厳に慎みましょう。
Yahoo知恵袋にて投資の勉強って実はコスパ良くないのでは?という良い気付きがあったので紹介します。投資の勉強は受験勉強と違い、結果にコミットしてくれる寄与度がそんなに高くありません。なので根幹を成す知識だけ身に着けたらそれ以上は踏み込まなくても良いでしょう。
よく投資しないとインフレに負けるという主張を耳にします。たしかにインフレ対策としての側面もあるのですが、デフレだろうと投資する意味はあります。仕事一辺倒だと仕事が立ち行かなくなると詰んでしまいますが、投資と仕事のハイブリッド体制を作っておけばより盤石になるのです。
2024年に日経平均が1989年来の最高値を更新した際、「もうバブルだ」とする主張がにわかに増えました。しかし前のバブル崩壊時と市場価格だけ比べても何も論じられません。どうせ論じるなら実質価値と市場価格のギャップで論じるべきでしょう。
キム・スンホ「投資の勝ち組になれるかどうか分かる11の質問」はどちらかと言えば負け組の素養を暴く質問集です。たしかにこれら質問に引っ掛かる人は投資に必要とされる能力に難を抱えている場合が多いので、投資にはちょっと向かないかも知れません。
オルカンとS&P500を併せ持った場合、2024年3月時点では相関係数0.98と非常に高い類似性となりリスク軽減は全く期待できないと分かります。一方TOPIXと日経平均の相関係数は0.95。TOPIXと日経平均の組み合わせよりも似通っているって結構異常な状況です。
Yahoo知恵袋にて、個別株の儲け話が羨ましく、インデックス投資が疎ましく思えてしまったという質問がありました。個別株で儲かった話ばかりが大声で語られるため、個別株の方が儲かるのではないかと誤解しかけていたようです。振り幅が大きくなるだけで平均リターンはほとんど変わりませんよ。
金融リテラシーが大事とは言うけれど、具体的には何を身に付ければ良いのか?その疑問に金融庁が一つの答えを示しています。「金融リテラシー・マップ」にて年代別にどういう知識を身に付けるべきかを文章化しています。思ったより小中学生に求めるハードルが高いのが驚き。
欧州アルバニア共和国で1997年に起きた暴動の紹介記事です。この暴動のきっかけはネズミ講。国民がどっぷりハマったネズミ講が破綻した事で「国はどうして守ってくれないんだ」と暴動が起きたのです。国民にもう少し金融リテラシーがあってくれればこんな事態にはならなかったでしょう。
NISAは確かに国が作った制度ですが、国として責任を負っているのはNISA口座で発生した利益に対する非課税のみ。投資信託の安全性や価格変動リスクについては当然一切保証しません。勝手に曲解して安全であるかのように受け止めるのはやめておきましょう。
2021年2月にマネックス証券が企画した「日経平均3万円突破記念Tシャツ」が4万円突破に伴い帰ってきました。口座を開設していなくても誰でもエントリー可能なのでぜひ応募してみてください。次の5万円なんていつになるか分からないのだから。
Yahoo知恵袋にて、ワイドショーを真に受けて安易にNISAを娘に勧めてしまったらその後に真反対の意見をYoutubeで見つけパニックに陥っている質問を見つけました。情報に流されるままで全く自分の軸がない状態で他人に投資など勧めてはいけません。
荻原博子氏が現代ビジネスの記事内でNISAを酷評する記事がありました。やはり荻原氏は明確に投機スタンスであるだけでなく、投資スタンスの視点で物を見る事が出来なさそうです。この記事読んで投資デビューを断念する人はおそらく理解が甘いので断念は正解かも知れません。
投資をしていれば誰でも一度は通る含み損。初心者のうちはどうしていいか分からない気持ちもよく理解出来ます。対応のポイントは買った理由に立ち返って考える事です。長期でのアップダウンを見越して買っていたのであれば動じる理由はありません。
多くの銀行では定期預金と銀行指定の投資信託をセット購入する事で定期預金に破格の金利が付くプランが用意されています。しかし破格の金利が付くのはわずか3か月。その利子なんて投資信託の購入時手数料で吹き飛んでしまいます。投資初心者の方はくれぐれも引っ掛からないようにしてください。
メディアにとってハラスメント記事は手軽にPV/視聴率を稼げる便利な道具。そろそろ昨今のNISAブームを受けて「ニーハラ」(NISAハラスメント)なんて言葉を生み出してもおかしくない状況になってきました。
「ちゃぶつく」という投資用語をご存知でしょうか。相場の見通しがいまいち噛み合わず、上がると思って買ったら上がり、下がると思って売ったら下がる、そんな踏んだり蹴ったりの状況を指します。
2024年から始まった新NISA。非課税保有限度額が1800万円と非常に巨額に見えますがそれはあくまで現時点の話。この先インフレが進行していくと「1800万円」の存在感はみるみる小さくなっていきます。埋めきれないと思っている人も案外埋まってしまうかも知れません。
このたび当ブログ「愚者小路の400字」が450記事に到達しました。(諸事情あり削除した記事含む)この期間中は外部メディアの取材やYouTubeチャンネルの開設などなかなかにアツい出来事がありました。
知恵袋にて妻がNISAデビューする事を快く思っていないらしくどうしてもやめさせたい夫の質問がありました。強制という手段ではやめさせられないけれど、相互理解という手段を用いて「資産運用しないでもお金の心配はいらない」と分かればやめさせられるかも知れません。
インドへの投資熱が高まってきている一方でインド経済は深刻な問題に直面しています。急速な発展による代償として大気汚染が世界最悪とも言われるレベルになっています。放っておけば労働力が損なわれ、対応すれば多大なコストがかかる。インドはこのジレンマを乗り越えられるか?
2024年の新NISA開始にあたり「毎月30万積立で5年で枠埋めるぞ」と息巻く人をよく見かけます。そこには自分のペースを度外視してNISAのシステムを最優先にしてしまっている「NISA本位」とも言うべき危うさを感じます。投資は「自分本位」でいいのですよ。