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陽出る処の書紀 https://blog.goo.ne.jp/yorozu-haki

芸術・フィギュアスケート・映画・アニメの感想。リリカルなのは・神無月の巫女・マリみて小説掲載中

魔法少女リリカルなのは・マリア様がみてる・神無月の巫女(Fate/stay nightとクロス有)・鋼の錬金術師・京四郎と永遠の空の二次創作小説を掲載中。百合やや多め、他傾向もあり。芸術作品・フィギュアスケート記事、映画・アニメ(輪るピングドラム・少女革命ウテナ)・漫画のレヴュー、写真つき駄文日記のよろずブログ。

万葉樹(よろずは いつき)
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2008/09/29

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  • オタクの情緒にものの道理は通じない

    SNS上は多様な意見の坩堝です。さまざまな趣味人すなわちオタクが顔を突き合わせて、あるいはすれ違っているのです。自分の好きな原作ジャンルにつき情報検索するのみでも、興味深い見解が得られることもあります。今回はそんなオタクならではの空気感についての私見です。まあ、気楽に読んでいただけましたら。一般人にはなじみのないことではありますが。百合もしくはBLというサブカル創作の嗜好を表す分野には、こんな暗黙のルールがあるそうです──カップルになったふたりの間に、「異性の」相手を挟ませてはならない、と。百合やら、BLやらとは、同性の関係性を疑似恋愛めいて楽しむ創作物の傾向のこと。なかには、本気の恋愛といいますか、えげつない肉体関係を伴う描写もあります。どのくらいの濃度を好むかは人それぞれなのですが、この「異性」の存在...オタクの情緒にものの道理は通じない

  • ★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」 第十七話 更新★★★(2024/04/28)

    ********神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十七話:偶像だてらの祝意「知らない。私はコロナのことをまだ知らない。これから知りたいな」「…な。あんた、少なくともあたしのファンの端くれなんでしょ」「…で、ファンなら何でも知ってるの?ほんとうに?すべて?読者は作者の何を理解するの?ファンはアイドルのどこと分かち合えるというの?」********売れないアイドルのコロナと売れっ子漫画家のレーコ。喧嘩するほど仲がいいコンビの馴れ初めは雨の日だった。(「ミス・レイン・レイン」シリーズ第三章)お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「ミス・レイン・レイン」(目次)→「アンサング・ヒロイン」)【画像20240426】【千歌音ちゃんの連休名残惜しや】姫子と過ごしたいゴ...★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十七話更新★★★(2024/04/28)

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十七)

    「…でさ。悪いけどさ、すこしだけ席離れてくんない?」「いちゃ、マズい?パスワード入力画面は見ないから」椅子の背もたれに腕組みを置いたまま、レーコがあたしを見下ろしていた。さっきから、自分のウェブ情報をしきりにエゴサーチさせようとするのも、なにか思惑があるらしい。「どーせさ、アンタ、あとであたしのブログ見るんでしょ?」「うん。一行ひと文字もらさず一年じゅう毎日ね。いつも、おもしろネタをありがとう。脳のビタミン剤です」嬉しそうに目を細めて、悪びれもなく言うな。土偶みたいな顔しやがって。つうか、あたしの日常はあんたの創作の素材じゃないっつの。ってか、あんたの暮らしぶりのほうがネタの爆盛りじゃないの。こんなスタジオセットみたいな自宅、見たことないわ。「ほら、あっちに行った、行った。気が散るから」「はいはい。退散、...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十七)

  • ★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」 第十六話 更新★★★(2024/04/26)

    ********神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十六話:彼女の秘密の部屋のひみつ知ってか知らずか推しを前に出すあまりに、誰かのお気に入りに泥をかけてしまう。オセロをひっくりかえすみたいに、あっというまに巷の人気が裏返っていく。そして、年季の入りすぎた親衛隊どもは、おぞましいことに、神輿に担いだアイドル当人を落とすことさえ厭わなくなる。それはそれは、文化を愛する人類にとっての、とても不幸なことではないのだろうか。********売れないアイドルのコロナと売れっ子漫画家のレーコ。喧嘩するほど仲がいいコンビの馴れ初めは雨の日だった。(「ミス・レイン・レイン」シリーズ第三章)お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ([神無月の巫女二次小説其の一]→「ミス・レイン・レイン」(目次)→「アンサング・...★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十六話更新★★★(2024/04/26)

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十六)

    あたしはめざとく室内の家具に視線を行き渡らせた。漫画家といえば、なんとなく、資料がてらに大きな本棚とか、オタクグッズとかありそうな部屋と思われがちだが、こいつの部屋にはそれらしきものがない。そこで目が留まったのが――。「へぇ。これ、ニューモデルじゃない?けっこう、羽振りのいい暮らししてんのね」「最近の漫画はデジタル処理することが多いから、必需品でね。おかげで徹夜明けの顔にトーンの削りカスが張り付いてるなんてこともなくなったけど」大型ディスプレイにHDが収納された最新型の薄型デザイン。音響ハウスで見かけたパソコンよりも大きい。ボディは純白だったが、ところどころ黒い指跡がついていた。キーボードに触れてみると、押し心地がなんとも軽い。古いパソコンにあるような指の疲れを感じさせない。「ねぇ、ちょっとだけこのPC貸...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十六)

  • 字が上手い人はやはり得をする

    あるネットニュースサイトで以前、首相経験者および野党代表の記名が晒されたことがありました。顔に似合わず(失礼)麻生太郎現財務相の字はかなりの達筆。そして社民党代表だった福島瑞穂氏の字はすこし稚拙な感じでした。麻生氏といえば、学習障害で漢字を読み間違えマスコミに叩かれたことがありますが、字だけみればやはり育ちの良さが伺えます。私は字はどちらかと言えばきれいと言われてきたほう。だからといって書道が得意だったわけでもなく、硬筆でわかりやすく大きく書いていただけ。それでも、普段の自分用のメモやらは雑で、あとから自分でも読めないくらい。もちろん人前に出す書類や連絡メモではいい加減には書きません。とくに契約書の署名なんかは、書きなれた自分の住所氏名でも緊張するぐらい慎重に。試験でも乱暴に字を書いたら減点されるわけなん...字が上手い人はやはり得をする

  • 隣にいる人で自分の人生が決まってしまうのか

    今季から大リーグのドジャーズに移籍して活躍する大谷翔平選手。その彼の通訳兼サポート役の水原一平氏をめぐる疑惑で、連日大賑わい。少し前までは吉本の大物芸人のスキャンダルで持ち切りだったのに。水原氏はギャンブル好きで違法賭博に手を出し、負けが混んでいた。そして、あろうことか、大谷選手の口座をのっとって違法送金してしまったという。その額何と24億円。この一件ではさまざまなことが切り口になるだろう。英語の教科書の題材にさえなっていた希代のメジャーリーガーと名通訳のうるわしい友情はもろくも崩れてしまった。女房役のように極端に尽くす男の裏にあったのは、飽くことなきお金への執着だった。美談で語られているが、本心ではどんな感情を抱いていたのだろう。大谷選手といえば、つい先日、発表された奥様も話題をさらった。とうしょは正体...隣にいる人で自分の人生が決まってしまうのか

  • 漫画家・鳥山明氏の急逝

    ブログをはじめて十数年間で驚くような訃報に接することがあります。2024年3月初旬に世界を駆け巡った悲しみのニュースは、「ドラゴンボール」で知られる国民的漫画家・鳥山明先生の急逝でした。3月1日、急性硬膜下血腫のため永眠、享年68歳。3月9日付の日経新聞朝刊にも記事がありました。早起きが苦手で入社したデザイン会社を退社、漫画をほとんど読まなかったが、たまたま喫茶店にあった漫画雑誌から新人賞に応募。1978年にデビューし、アニメ化で大人気を博した「Dr.スランプ」が1980年スタート。82年には同作品で小学館漫画賞受賞。いまや世界のだれもが知る代表作の「ドラゴンボール」が世に出たのは40年前の1984年。海外含め累計2億部部超えのベストセラー。2013年にはフランス・アングレーム国際漫画祭で40周年特別賞を...漫画家・鳥山明氏の急逝

  • ★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」 第十五話 更新★★★(2024/04/20)

    神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十五話:空想の置き場所に困らないつうか、漫画なんて机さえありゃどこでも描けるでしょ。大がかりな音響設備の整ったスタジオや電力を底なしに食い放題のコンサート会場よりも、わずか一畳ほどの風呂場で歌う鼻歌のほうがよっぽど気分良く歌えるのに。だだっ広いだけの場所なんて、音楽にはめざわりだ。([神無月の巫女二次小説其の一]→「ミス・レイン・レイン」(目次)→「アンサング・ヒロイン」)********売れないアイドルのコロナと売れっ子漫画家のレーコ。喧嘩するほど仲がいいコンビの馴れ初めは雨の日だった。(「ミス・レイン・レイン」シリーズ第三章)お読みになりたい方は★創作小説ご案内★へ【画像20240421】【桜満開ひめちかの神無月の巫女】神無月の巫女といえばどうしたって...★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十五話更新★★★(2024/04/20)

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十五)

    マンションの外観は築十数年ほど経ったとみえて古びてみえたが、室内は案外広くて新しかった。最近はやりのリノベーションってやつ。古いマンションの一室を安く買いあげて、お好みでリフォームしたのだろう。使いこなしのいいデザインデスクとチェアのセットが一体。その周囲に、センスは劣るが簡素な事務机が四体。机の上の書類という書類は、角をちぐはぐにはみ出させることもなく几帳面に整えられている。引き出しがだらしなげに階段状に開いて、外の空気を入れ込んでいたりもしない。あえて雑な部分をこの場に探り当てるとしたら、それはコルクボードに無造作にピンで止められた、無数の写真やメモの数々ぐらいなものだった。部屋の主が貧弱なオンナのせいか、まわりにあるものすべてがかえってご立派に見えてくる。オーナーにしてはできすぎた部屋だった。「駅や...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十五)

  • あなたの源氏物語はドコから?

    日本を代表する古典文学といえば紫式部の「源氏物語」。2024年のNHK大河ドラマが紫式部を主人公とする「光る君へ」とあって、にわかに源氏ブームが起きていそうです。今からおよそ1000年以上前に成立したこの世界最古ともうたわれる日本文学史上の傑作。全文を読んだことはなかろうとも、義務教育を受けた人ならばその名前を知らぬはずがありません。でも、多くの人にとりましては、教科書に出てくる、土佐派のやまと絵に描かれた、引き目鉤鼻のもったりした白い顔の男女の色恋沙汰の物語、そんなざっくりしたイメージしかないのではないでしょうか。古典の授業でも、「枕草子」だとか「徒然草」だとか「今昔物語集」だとかはともかく、「源氏物語」それ自体が教材になったり、テストに出た記憶もあまりありません。まあ、危険なラブアフェアの連続ですから...あなたの源氏物語はドコから?

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十四)

    エレベーターで運ばれちまった五階には、ふしぎな光景がひろがっていた。郵便受けと同じ名義のネームプレートがかかったドアがある。長いながい廊下の両側に。「STUDIORAIN」と印字された金属製のプレートを掲げたドアが、等間隔にずらりと向こうまで並んでいるのだ。しかも、部屋番号がまったく無秩序に振られていた。手前にあったのが931号室、その向かいのドアは774号室、さらにその隣は564号室、斜め向かいに801号室といったふうに。薄暗い廊下は、人が歩くたびにセンサーが感知し、傘ひとり分の範囲の明るさを灯しては闇に呑み込まれていく。まるで蝋燭を掲げて、真っ暗な廊下を歩んでいるようだ。くさいだの、ななしだの、ころしだの、なんつう物騒なナンバーだっての。メガネ女に導かれてたどりついたのは、いちばん奥の向かって左側のド...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十四)

  • 緊急時の善意とは

    2024年年明けを襲った令和6年能登半島地震および、その翌日の羽田空港衝突事故。普段はあまり観ないテレビニュースにくぎ付けになりました。東日本大震災以来かもしれません。ウクライナ等の他国の戦場をリアルタイムで拝める現在でも、日常が破壊されるまさかの事態は、他人事ではありません。非常時こそ、いつもの生活基盤が脆いものである、自分の無力感に苛まれることも多くなります。・非常時の報道のありかた東日本大震災をふまえ津波警報による執拗な避難勧告。現地入りの取材するリポーターに対する批判。SNSでの画像投稿過熱や、インプレッション稼ぎのための虚偽の救済ツイートなど。普段はものすごくパッシングを受けているマスメディアですが、やはり国難を争う事態になると、個人のユーチューバーやインフルエンサーよりも、組織的な報道のほうが...緊急時の善意とは

  • ★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」 第十三話 更新★★★(2024/04/11)

    ********今年は20周年!2024年も、月と地球と太陽と元気があれば、それでイイ!神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十三話:雨の日のエレベーターあたしたち、アイドルはその名前で、ファンに恋の魔法をかける。王国のなかの女王様になるのだ。でも、考えもしなかった。アイドルが何の変哲もない一般人の名前を持ちあるいたとしたら、どうなるのか、を。ただの有名人に似た素人扱いでスルーされるだけ、なのかもしれない。([神無月の巫女二次小説其の一]→「ミス・レイン・レイン」(目次)→「アンサング・ヒロイン」)********売れないアイドルのコロナと売れっ子漫画家のレーコ。喧嘩するほど仲がいいコンビの馴れ初めは雨の日だった。(「ミス・レイン・レイン」シリーズ第三章)二次創作小説の目録です。「●●二次創作...★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」第十三話更新★★★(2024/04/11)

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十三)

    「くるすがわひめこ」メガネ女が郵便受けを漁っているあいだ、その名が書かれた傘はあたしの手首にかかっていた。そうなのだ。その傘を持っているからって、あたしは「くるすがわひめこ」なる者に変身したりもしない。持ち物は持ち主を保証しない。売れっ子アイドルの名の入ったグッズを持ってるからって、アイドルが飲み食いしているものを口にしたからって、輝けたりもしないのに。髪形や化粧品やファッションを真似したって、そのひとにはなれっこないのに。そんな残酷な真実、アイドルが考えたらいけないこと。あたしたち、アイドルはその名前で、ファンに恋の魔法をかける。王国のなかの女王様になるのだ。でも、考えもしなかった。逆にアイドルが何の変哲もない一般人の名前を持ちあるいたとしたら、どうなるのか、を。ただの有名人に似た素人扱いでスルーされる...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十三)

  • 手形取引から卒業できますか?

    3月末は日本の企業の多くが決算時期。私の勤め先もそうで、これは年度末に合わせたほうが都合がいいからなのか。学校と同じではあるけれど、会社員には進級はありませんが、卒業したほうがいいというか、させられてしまう習慣もあります。今回はそんな「卒業」のお話。仕入れ先のある経営者さんが、弊社に支払手形を再発行してほしいとのお願いが。経理さんが紛失されたとのことで。古い手形を拾った者が使わないように、振出人であるこちらは銀行へ届出せねばならず。小切手もそうですが、紙切れ一枚とはいえ、扱いに苦労します。まれに得意先からよその名義の受取手形を頂くこともあります。振込入金でも入金額の過不足があったりする、そんな驚きの事件にも、経理としては慣れました。さすがに私はまちがった相手先に手形や小切手、領収書を送ったことはありません...手形取引から卒業できますか?

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十二)

    ***――どう考えても、この地味めな女が住む家じゃない。自分の住んでるマンションにはない、屋上にあるどでかい広告塔だとか、パラボラアンテナだとかを見定めたとたんに、ひねり出された内なる声。…しかし、指さされたのはその横のビルだった。あたしのケチな闘争心がすこしだけクールダウンする。その古い雑居ビルは、一階がこぢんまりとした店舗だった。その店を通り抜けて、裏口の非常階段から二階へあがるようになっていた。「絶望の快速レストラン~ブレーメンラブ~」――なんだか食欲を爆下げしそうな不気味な字体の看板がかかっていて、どうみても客はいなさそうだ。不穏な店名に、列車の客席をあしらった店のつくり。だが、その店内ときたら、鉄オタさんウェルカムの食堂車といった趣は微塵もない。地方の路面電車をぶっきらぼうにビルに組み込んだ、霊...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十二)

  • マリア様がみてるの名作回「片手だけつないで」考察

    平成時代に百合ムーブメントを起こした火付け役というべき集英社ライトノベルの「マリア様がみてる」(著者;今野緒雪、挿絵:ひびき玲音)。そのランダム感想記事、原則は一巻につき一記事なのですが。今回は趣向を変えて、小話ひとつのみを扱うことにします。山百合会の三薔薇ファミリーのなかでお気に入りはと聞かれたら。私は白薔薇で、志摩子×乃梨子推しです。原則的にマリみてでは、柏木さん含め(爆)、嫌いなキャラはいないのですが。その白薔薇さま、シリーズ最初の「初代」と言われたら佐藤聖。三薔薇さまのなかで、最初に本名が判明したのもこの人。無印では、薔薇の館に出入りする主人公・福沢祐巳に地モーションをかけるなど、女たらしな面は実においしい立場。キャラ立ちがかなり濃厚だったせいか、終盤まで人気があり、シリーズ中、スポット出演するこ...マリア様がみてるの名作回「片手だけつないで」考察

  • 神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十一)

    アイドルは全身が売り物だ。毎日毎時間毎分毎秒が本番勝負。事務所と契約したその日から、自分は筋書きのあるイメージの権化そのもの。不本意なキャラを演じなけりゃならない。食わず嫌いは許されない。売れるためなら殴られても蹴られても笑え、身内の不幸さえもネタにしろ。雑巾で顔を拭き、汚物でもうまそうに食え。先輩や大物に逆らうな。内臓を売り飛ばす覚悟で生き抜いた奴だけが、巨万の富を手にできる――まさにそんなヤクザな世界だと知ったのは、数年たってからのことだった。ふつうの仕事師と違って、自宅でもアイドルをやめられない。この部屋は所属事務所の借り上げ。あたしの駆け出しアイドル人生は、4人の上下二段ベッド付き、トイレ、バス、キッチン共用の古い木造アパートからはじまった。デビュー二年目でやっと1LDK、オートロック付きのマンシ...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(十一)

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