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この38年間、私のお菓子の選択肢に、月餅はありませんでした。 母があまり好まなかったのもあり、家で食べることはありませんでしたし、なんとなく、お盆にお墓にお供えする、食べ物ではないような見た目と質感の落雁のようなイメージがありました。 その後料理が好きになり、ある本で、日本人で日本に住んでいるのに、中国が好きすぎて月餅まで手作りする人の話が載っており、お菓子なのに塩味の卵の黄身がごろっと入っているのが不思議なこのお菓子が、卵の黄身、というキーワードと共に頭の片隅に記憶として残りました。 つい先日、出産祝いのお返しに、と知り合いからペニンシュラホテルの月餅をいただいたのが実際の月餅とのファースト…