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#美形
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恋ってウソだろ?!39
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!39 BL小説 オフィスに二日ほど居座った下柳と一緒に試行錯誤の末、超特急で上げたデータをスタジオに持って行くという強行軍で、CMが無事オンエアとなった十二月初頭から、佐々木のスケジュールは密になった。 週二日の茶道の稽古日にも久々母屋に顔を出し、佐々木自らも着物を着
2023/10/27 11:29
美形
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恋ってウソだろ?!38
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!38 BL小説 重い灰色の空が十一月の終わりを告げていた。 「どうしたの?」 落ち葉が敷き詰められた箱根にある美術館への道を、何かに追い立てられるように歩く佐々木に、後ろから追いついたトモが聞いた。 「いや……別に……ただ、不安なんや。仕事にしたっていつも……これでええ
2023/10/26 12:09
恋ってウソだろ?!37
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!37 BL小説 「佐々木さん、『桜プロ』さん、北海道ロケからさっき戻ったって」 浩輔が携帯を切って、佐々木に告げた。 「そうか。楽しみやな。ええもん、できるで、きっと」 雪はホンモノが撮りたいと言ったのは佐々木だ。 これで自分のギャラはなしになったとしても、思ったもの
2023/10/25 11:26
恋ってウソだろ?!36
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!36 BL小説 「こらぁ、小笠原、身ぃ入ってねぇぞ! 腹だ、腹にぐっと力入れて歩け!」 四谷のYスタジオでは、朝からディレクター下柳の怒号が飛んでいた。 「そうだ、もっと色っぽくだ」 「色っぽくって、どう色っぽくだよ、充分俺色っぽいぜ、いつも」 着流し姿の小笠原祐二が文
2023/10/24 07:31
恋ってウソだろ?!35
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!35 BL小説 「佐々木さん、高橋って金持ちのボンボンで、五十嵐くんに言わせるといけ好かないやつかもしれないが、なかなか物を見る目はあるんですよ」 浩輔と佐々木の会話を聞いていたらしく、藤堂が近づいてきて口を挟んだ。 「……へえ、そうなんですか」 「もともとオヤジさん
2023/10/23 11:07
恋ってウソだろ?!34
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!34 BL小説 彼女が本来の自分に戻り、そして飛躍を遂げたということは、少なくとも彼女にとっては佐々木と別れたことが吉と出たのだろう。 今となっては、彼女と過ごした時は佐々木にとって切ないけれども既に過去の日々だ。 浩輔と出会ったことでそう思えるようになった。 そして今
2023/10/22 12:22
恋ってウソだろ?!33
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!33 BL小説 藤堂が新しく入れてくれたお茶を飲んだあと、三人は上のギャラリーに向かった。 「あれ、藤堂、仕事はもういいのか?」 ギャラリーのドアを開けると、絵を見ていた少年があどけなさの残る笑顔で駆け寄ってきた。 「いや、お客さん。君の絵が見たいって」 少年と思ったの
2023/10/21 08:41
恋ってウソだろ?!32
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!32 BL小説 「顔が赤いですよ、佐々木さん」 浩輔の声に、夢想から呼び戻された佐々木は、ミルクティを一口飲んで、「生き返るな~」などと笑ってごまかした。 ったく、打ち合わせの最中というのにこれやから…… 「今日はもういいですから、帰って休んで下さい」 浩輔は心配顔で、
2023/10/20 10:31
恋ってウソだろ?!31
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!31 BL小説 見上げるとトモがバスタブの佐々木を覗き込んでいる。 「さっきお疲れのようだったし、やっぱり寝てた」 「う……悪い。あんまり居心地いいんでつい……すぐあがる」 バシャバシャと身体を起こした佐々木に、トモはクスクス笑う。 「急がなくていいから。でも風呂で寝る
2023/10/19 11:12
恋ってウソだろ?!30
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!30 BL小説 「明日は、晴れたら外でテニスしましょう。雨なら、中でスカッシュとか」 酒が入って二人とも口が滑らかになってきた。 「すごいな、そんな設備あるんや?」 「テニスコートは一面です。スカッシュとかトレーニング一式、地下でできるようになってます」 そう言いながら
2023/10/18 10:22
恋ってウソだろ?!29
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!29 BL小説 「シチュー、鍋にまだあるみたいだから、おかわり自由ですよ」 佐々木がテーブルに皿を並べていると、トモがいたずらっぽく笑いながら、チーズの盛り合わせと、パンが入った籠を持ってきて並べ、最後にワインを開けた。 「うまそう。見たら急に腹が減ってきた。いただきます
2023/10/17 12:12
恋ってウソだろ?!28
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!28 BL小説 仕事のことで考え込むと、佐々木の場合、時間というものがあることさえ忘れてしまう。 必然的に食事にせよ睡眠にせよ不規則になるわけで、一時間ほどトモを来客用のソファで待たせた上、車に乗ってから東名に入る頃には既にぐっすり眠っていた。 「随分、お疲れのよう
2023/10/16 13:01
恋ってウソだろ?!27
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!27 bl小説 最近は若者のテレビ離れが進んでいるという。 メディア関連の仕事をしていれば、へえ、そうなんだ、では見過ごせない。 先見の目を以って動かねばならない広告業界にあっては、戦々恐々と日々動向を見極めねばならないのだ。 それでも、そんな中「へえ、そうなんや」との
2023/10/15 19:48
恋ってウソだろ?!25
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!25 bl小説 青山プロダクションでは藤堂も合流した。 プロダクション所属の中川アスカ、南澤奈々との打ち合わせのあと、ちょうど社長の工藤がオフィスに立ち寄ったので、佐々木は挨拶に立った。 「いよいよ、佐々木さん、動き出すってところですか。これまで以上に期待していますよ」
2023/10/14 13:27
恋ってウソだろ?!24
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!24 bl小説 「それからイベントのひとつとして考えているのが、お茶を点てて振舞うというものです。ここでもメンズ着物に注目していただくために、男性の師範の方にお願いする予定です。そしてもうひとつは、体験着物です。これには着付けのプロをお願いしなくてはなりませんが、会場で希
2023/10/13 21:21
恋ってウソだろ?!23
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!23 bl小説 十一月にしては比較的温かい朝である。 大和屋の自社ビルの一室では、社長を始め大和屋の主要な関係者が顔を揃え、年明け早々の展示会について、佐々木と浩輔のプレゼンが始まろうとしていた。 日本橋で二百年も前から暖簾を守ってきた老舗の呉服屋「大和屋」も、昨今着物離
2023/10/13 05:02
恋ってウソだろ?!22
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!22 bl小説 「俺が怖い?」 「…え……」 声が掠れて出てこない佐々木の唇の傍で、トモが小さく笑う。 ドクドクと大きく脈打つ心臓の音に佐々木は身体中が支配されるような気がした。 「怖くないって。あなたを傷つけるようなことはしないし。ちょっとストーカーっぽいと思ってる
2023/10/12 12:38
恋ってウソだろ?!21
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!21 bl小説 その時、ふっと同じような情景が断片的に佐々木の脳裏に舞い戻った。 あれ、確か夕べも、赤ワイン赤ワインって俺、騒いでたような…… 髪まで濡れてしまったので、シャンプーしてざっとドライヤーをかけたのだが、生乾きなのが気になって、佐々木は落ちてくる髪をうるさそ
2023/10/11 22:02
恋ってウソだろ?!20
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!20 bl小説 客室へのエレベーターを上がり、トモがカードキーで部屋のドアを開けると想像を覆さないスイートルームだった。 このヤロウ、財布の中のカードの名前を確かめてやろうか。 佐々木はそんなことを思ってみるが、人様の財布を手に取るようなことは、よほどじゃないとできそ
2023/10/11 08:40
恋ってウソだろ?!19
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!19 bl小説 「やから、そんなことはどうでも、俺は……」 「だから………、あなたが俺のことを知りたければ、知ることができるってこと。名前なんて、呼べたらいいじゃないですか。トモちゃんでもトモでも何でも」 知りたければ………そうや、この男のことを知って、どうしろいうんや
2023/10/10 19:02
恋ってウソだろ?!18
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!18 BL小説 「母親が茶道師範でガキの頃からみっちりしこまれましたよって」 佐々木は精一杯の笑顔で対抗してみせる。 しかしこれだけの男にそんなこと言われたら、瞬く間に落ちるな。 ただし、それは女なら、や。 男がきれいとか言われて喜ぶと思うてるのか。 いや、こんな男がゲイ
2023/10/09 23:35
恋ってウソだろ?!17
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!17 BL小説 「この際、新調しちゃったら? 天才クリエイターですってやつ」 「新調なぁ」 他愛ないおしゃべりをして、直子が企画書のデータをPCに打ち込み終わる頃には六時を過ぎていた。 「今日はこれで上がってもいいかなぁ?」 カップや皿を片付けてキッチンから出てきた直
2023/10/09 06:37
恋ってウソだろ?!16
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!16 BL小説 今までの佐々木周平は誰かに必要とされたから、それに応えてきただけだ。 春日の庇護の下だからこそ、いかにもデキるクリエイターですというような顔をしていられた。 俺は河崎さんらと違ごて、デキる男なんかやない。 仕事に対する自信すらここにきてグラついた。 そ
2023/10/08 12:52
恋ってウソだろ?!15
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!15 BL小説 五時か。 日が落ちるの早よなったな。 佐々木は藤堂が運転する車の後部座席から街路灯がともり始めた通りをぼんやりと見つめていた。 近づいてくる夜が佐々木の心を重くする。 何や、いややなぁ。 このままばっくれてまおか。 「冬でも雷、ビシバシ落ちるからね、
2023/10/07 17:29
恋ってウソだろ?!14
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!14 BL小説 「そう、ほら、美しいモデルさんに着物を着てもらうことはいくらでもできるけど、茶道のプロで美しいモデルさん、っての探すのはなかなか難しいんですよ。だから、このプロジェクトはあれもこれも佐々木さんにかかってるといっても過言ではない」 藤堂の言葉には妙な説得力が
2023/10/07 01:00
恋ってウソだろ?!13
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!13 BL小説 「ほい、いいところへきたね、佐々木さんのお土産だよ」 藤堂が良太に器に盛った菓子をすすめる。 「わ、きんつばだ。いただきます」 「一番町の有名な菓子処らしいよ」 「ほんと、美味しいです。佐々木さん、よかったらこのお店、教えてください。今度大和屋さんに伺う
2023/10/06 08:29
恋ってウソだろ?!12
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!12 BL小説 名刺………やっぱり、知らんうちにあの男に名刺渡したんやろか……… またしても佐々木の思考は昨夜の男へと向かう。 実際酔うとったし、顔もおぼろげ、何をやったかもおぼろげ、俺、あの男に何をしゃべったんや? まさか仕事上の機密っぽいことはしゃべってないよな。
2023/10/05 11:55
恋ってウソだろ?!11
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!11 BL小説 俺て、恋愛運とことん悪い思てたけど、ここまできたらお祓いでもしてもろた方がええんちゃう? 南青山にある広告代理店プラグインは、二年前、大手広告代理店英報堂のエリートだった河崎、藤堂の二人が興した会社で、河崎の元部下である三浦と浩輔を加えた四人がこのオフィ
2023/10/04 12:11
恋ってウソだろ?!10
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!10 BL小説 心臓がドキリと跳ね上がる。 あの男だろうか。 何故佐々木の電話番号を知っているのか、一応そのあたりのことは確かめなくてはならないだろう。 「…………はい」 「切らなくてもいいでしょ? 今朝だって、何も言わずに帰っちゃうし」 背筋にすっと悪寒が走る。 「す
2023/10/03 08:01
恋ってウソだろ?!9
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!9 BL小説 「そやね、キッチングッズとか一所帯いるよねぇ。悪いけど直ちゃん、買い物行って来てくれるかなあ」 佐々木はオフィス用に作った法人カードを直子に渡した。 「例えばグレードは? 食器類とかの。あと、佐々木ちゃんのご要望は? 欲しいものある?」 「ナオちゃんの判断
2023/10/02 08:57
恋ってウソだろ?!8
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!8 BL小説 ええご縁が、ごっつい男やなんてことになったら、おかあちゃん、怒るやろな。 いきなり昨夜の男を母親に紹介するシーンが頭に浮かんで、佐々木は慌ててそれを打ち消した。 「おかあちゃんの、ええ加減、耳タコやし。ほな、俺もオフィス行ってみますわ。ナオちゃんだけに押
2023/10/01 12:02
恋ってウソだろ?!7
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!7 BL小説 「ちょ、ちょっと春日さん、またそうやって、たったか一人で決めるし。営業なんか、そこまで面倒見る余裕ないよって。ナオちゃん、一緒に来てくれるだけで十分……」 その時、ドアがノックされて、たった今話題に上がった当の池山直子が顔を覗かせた。 「ああ、やっぱりここ
2023/09/30 09:10
恋ってウソだろ?!6
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!6 BL小説 「隣いうても、あちらさんはうちなんかと比べ物にならんでかいお屋敷やから、あの高い塀の中の人間とちゃんと顔合わすなんて、あんまりないからな。けど、確かに美人でしたよ。今時珍しい天然て感じの」 淡々と、佐々木は説明した。 「フン、お前に聞いたのが間違いだったよ
2023/09/28 23:24
恋ってウソだろ?!5
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!5 BL小説 「よう、あのしまりやのおかあちゃんにOK言わせたもんや」 父親が他界した後、一番町の財産は税金にかなり持っていかれたが、それでも尚広い屋敷や庭、それ以外に近辺に土地建物のいくつかを母の淑子と佐々木が相続した。 そのひとつ、かつて父親が事務所として使っていた
2023/09/28 02:52
恋ってウソだろ?!4
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!4 BL小説 「もう俺はいらん言うんか?」 「そんなわけないだろ? 落ち着いて話を聞いてくれ」 ジャスト・エージェンシーの社長室で、まるで痴話喧嘩のようなやりとりがあったのは、八月も末の夜。 そろそろ独り立ちしたほうがいいだろう、と春日が切り出したのだ。 「実は、もうオ
2023/09/27 06:07
恋ってウソだろ?!3
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!3 BL小説 佐々木は自分を笑い、だる重い身体をようやく起こすと、シャワーでも浴びて会社に顔を出すべく、バスルームに向かった。 湯を止めて何気なく鏡の中の自分を見た佐々木はぎょっとした。 首の付け根にくっきりと残る痕に、思わず赤面する。 「あいつ、えろ、情熱家やってんな
2023/09/26 04:48
恋ってウソだろ?!2
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!2 BL小説 モデルや俳優を使ってCMや雑誌広告を創ったりする仕事の中で、下手をすると佐々木自身が誰よりその画像の中に納まるのが似合っていたりするわけで。 特に冬など、ゆったりしたセーターでも着て、バーでグラスを傾けていたりすれば異様に画面にはまる。 ちょっと長めのウエ
2023/09/25 08:36
恋ってウソだろ?!1
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!1 BL小説 瞼に走った光の帯が眩しくて、佐々木は寝返りをうった。 朝か………何時やろ…… 気分は悪くないが、身体が重い。 やっぱ夕べちょっと飲みすぎたかも………。 できればもう少し眠りたいと枕に頬をうずめた佐々木は、ふと額に暖かいものを感じて目を開けたのだが、超絶な違
2023/09/25 00:14
恋ってウソだろ?!-Tricky Night-
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!-Tricky Night- BL小説 「誰にもやらない」などで登場した佐々木周平のエピソードです。 「好きなのに」へと続きます。工藤と良太にもリンク。 ■酔ってハロウインの夜に出会った男の腕の中で目が覚めた?! あり得ない出来事に混乱して佐々木は逃げ出したが、
2023/09/25 00:11
エピソード秋の陽をアップしました
月夜の猫-BL小説です エピソード秋の陽をアップしました BL小説 暑い毎日が続いておりますが、既に9月、秋の声も近づいているのでしょう。エピソード秋の陽をアップしました。幻月(工藤×良太)は、少し修正しつつアップしてまいります。引き続き、霞に月の、とともによろしくお願いいたします。お読みいただき有難うございま
2023/09/05 14:45
真夏の危険地帯36(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯36(ラスト) BL小説 これでもかというほど長いキスの後、「……サカりやがって! 俺は疲れてるって言ってるだろ!」と元気は精いっぱい喚いてみる。 のだが。 既に獣状態と化している豪には人間の言葉は通じないらしく、豪はそれこそものも言わずにバスローブなどとっくに脱げてしまった
2023/09/04 10:52
真夏の危険地帯35
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯35 BL小説 ここのところ晴天続きで暑いなんてものではなかったが、土曜のライブはいつも以上に盛り上がった。 さらにアンコールで現れたサプライズゲストには、オーディエンスは沸きに沸いた。 みっちゃんの思惑通り、ファンはいつサプライズゲストがまた現れるかと毎回ライブに足を運び
2023/09/03 12:20
真夏の危険地帯34
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯34 BL小説 「金曜の夜には出るけど、お前、平気?」 元気は東に聞いた。 「何時頃?」 「しゃあない、お前に合わせるよ」 「うーん、じゃあ、八時とかでもいいか?」 「わかった」 考えてみればたかだかアンコールに一曲か二曲やるだけなんだから、何本もギター持ってったって仕方な
2023/09/02 14:39
真夏の危険地帯33
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯33 BL小説 ざあっと夕立が通り過ぎて行った午後五時半を回った頃、伽藍にひょっこり東が顔を見せた。 「元気、あのお誘いってまだ有効?」 カウンターに座りしな、東が聞いた。 「どのお誘いだ? 記憶にないぞ」 「またまた、昨日言ってたろ? 週末に東京に行くってやつ。定員一人くら
2023/09/01 12:56
なんの問題もなかった、それが問題
こんにちわんこ。ママリンはきのふ病院に行ってきたんだよ、のエンジェルタルです。これは2009年4月・4歳の時のタルちゃんです。ステント挿入後、一年に一回の定期検診時に冬に寒いところに出た時に、胸が押されるような感じがありました。いつもではないんですけどちょっと急いで歩いたりすると胸に圧迫感を感じる時があります。と申告し、実際、自転車を漕ぎながらのEKG検査時に最大負荷をかけたあたりでちょっと苦しくなったの...
2023/09/01 06:03
真夏の危険地帯32
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯32 BL小説 「バカ、ひとりでホテルなんか泊められるか。俺もホテルを取るから、紀ちゃんの部屋も俺が取るよ。こないだのお詫びに」 慌てて元気は提案した。 「え、そんなあ……元気ってば、太っ腹! じゃ、豪もホテル泊まればいいよね」 紀子の発言にまたしても東が一人で反応する。
2023/08/31 12:42
霞に月の(工藤×良太)40までアップしました
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)40までアップしました BL小説 霞に月の(工藤×良太)40、真夏の危険地帯(豪×元気)31、鬼の夏休み(工藤×良太)創作BL小説連載中です
2023/08/31 02:00
真夏の危険地帯31
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯31 BL小説 何が非常勤任務だ! いつも見かけは冷静なはずの元気だが、つい洗い物に水を一気に出し過ぎて慌てて緩める。 みっちゃんの話によると、ギターのタダシが何と盲腸で入院してしまい、急遽助っ人は頼んだのだが、一平のノリが非常に悪いから、週末の土曜、千葉のライブ一日だけ、
2023/08/30 11:47
真夏の危険地帯30
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯30 BL小説 客も少ないのをいいことに、テーブルに陣取って、これはどこで撮った、ここの海は恐ろしくきれいだった、と豪は紀子相手にカメラの画像を見せ始めた。 「うわ、可愛い! これ、さわりたい、コアラ!」 紀子は一つ一つの画像に声を上げている。 「しかし、蒸し暑いな…台風く
2023/08/29 15:03
真夏の危険地帯29
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯29 BL小説 「なんだ」 つい声が不機嫌になる。 「……あんま、時差ないから、まだ起きてるかと思って」 「お前、GENKIの事務所に寄ったんだってな」 「……みっちゃんに聞いたんだな」 「わざわざこっちまで出向いてな」 しばしの沈黙があった。 「わかってる! あの人、み
2023/08/28 18:57
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