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#オヤジ
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逢いたい4
月夜の猫-BL小説です 逢いたい4 BL小説 千歳空港に降り立った工藤高広は決して不機嫌なわけではなかったが、すれ違う者たちはその鋭い眼光にぞっとしてつい振り返った。 坂口から連絡があったのは二日ほど前のことだ。 坂口との仕事は今までもやり甲斐があるものだったが、ただでさえスケジュール限界のこの時期には
2025/03/04 11:16
オヤジ
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逢いたい3
月夜の猫-BL小説です 逢いたい3 BL小説 だがあえて佐々木が沢村を突っぱねるのは温度差というより、佐々木の自制心の強さのような気もするのだが。 「ちぇ、逢いたいだけなのによ!」 沢村の気持ちもわからないではない。 いや、むしろ軽井沢のスキー合宿の時も、佐々木に会いたいがために無理やりキャンプ地の宮崎
2025/03/03 12:45
逢いたい2
月夜の猫-BL小説です 逢いたい2 BL小説 「志村くん、ここなんかいいんじゃないか?」 志村の隣でさっきからタブレットで何やら探していたらしい小杉が、画面を志村に見せる。 「いいですね、ここにしましょうか」 「え、何ですか?」 頷く志村に、良太が尋ねた。 「せっかく思わぬオフになったし、近くの温泉でも行こ
2025/03/02 13:30
primavera2025更新中です
月夜の猫-BL小説です primavera2025更新中です BL小説 春のエピソードをprimavera2025で更新中です 逢いたい(工藤×良太31) 西高東低 は Hiver2025 にて更新中です。 よろしくお願いいたします。 また、アレクセイとロジァ は、大幅に変更予定です。 煙が目に染みる(豪×元
2025/03/02 13:29
逢いたい1
月夜の猫-BL小説です 逢いたい1 BL小説 小樽は朝から雪が舞っていた。 二月も終盤とはいえ、さすがに凍えるような寒さの中、撮影は早朝の運河周辺で行われていた。 寒さのせいでさっさと終わらせたかったのかどうか、珍しくゲスト主役の山之辺芽久がたいして文句も口にすることなく、しかもリテイクなしでシーンを
2025/03/02 01:39
逢いたい(工藤×良太31)
月夜の猫-BL小説です 逢いたい(工藤×良太31) BL小説 山之辺芽久のお蔭で良太に痛くもない腹を探られるのが嫌で、またマスコミに騒がれてただでさえ忙しいのにスケジュールを邪魔されたくはない工藤は、山之辺が出演予定のドラマの撮影を良太に丸投げして、自分は海外から国内から飛び回っていたが、昔なじみの大物脚本家
Primavera2025
■逢いたい(工藤×良太31) boys love novel primavera 2025 以前のエピソードに
2025/03/02 01:38
Stand by4(ラスト)
月夜の猫-BL小説です Stand by4(ラスト) BL小説 工藤の手が触れるだけで簡単に良太の身体はまた熱を帯び始める。 サル以下じゃん、俺……… 工藤が欲しくてたまらなくて身体を捩る良太に、工藤が笑って良太の腰を上げさせると、愛されて間もない身体は難なく工藤を飲み込んでしまう。 やがて己の中で焼
2025/02/26 13:22
Stand by3
月夜の猫-BL小説です Stand by3 BL小説 羽田に着いたのが十時過ぎ、良太が部屋にたどり着いた時はもう十一時を回っていた。 夕べは鈴木さんが世話をしてくれたはずだが、それこそナータンがきっと首を長くして待っているだろう。 なるべく無愛想なオヤジはどこかにおいといて、可愛い愛猫の顔を思い浮かべ
2025/02/25 13:41
Stand by2
月夜の猫-BL小説です Stand by2 BL小説 工藤からスキーはだめになったと聞いたのは水曜日の晩のことで、良太は仕事がらみじゃ仕方ないですよ、と聞き分けよく諦めたつもりだった。 ブリザードが吹き荒れたのは木曜日の朝のことである。 「あたし、もう、今からワクワクしてるの。ゴルフって初心者だから優しく
2025/02/24 12:30
Stand by(工藤×良太12)短編です
月夜の猫-BL小説です Stand by(工藤×良太12)短編です BL小説 Hiver2025で、Stand by(工藤×良太12)短編です。 静かな夜には、の次のエピソードです。 前後して、西高東低(力×佑人)更新中です。 温かかった冬が一変して、寒波、大雪というよりドカ雪に見舞われている日本列島
2025/02/24 12:29
Stand by1
月夜の猫-BL小説です Stand by1 BL小説 春を前に、広瀬良太が再び北海道へとやってきたのは三月も下旬の頃である。 ディレクター下柳とカメラマンの葛西、プロデューサーとして末端をけがしている良太の三人はオホーツクの海沿いを車でひた走っていた。 ゆったりとした自然の動き、静寂の中のか
2025/02/24 04:36
Stand by(工藤×良太12)
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Stand by(工藤×良太12) BL小説 昭和なオヤジ工藤と、部下で秘書兼プロデューサー元野球少年で直球な良太のすったもんだラブ。北海道のスキー旅行から戻ってきた青山プロダクション一行は既に仕事に埋没していたが、たまたま下柳が訪れると、工藤と良太の間
寒に入り47(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 寒に入り47(ラスト) BL小説 翌朝目が覚めた良太は、工藤の胸に寄り添うようにして寝ていたのに気づいて、ぼうっとした頭のままベッドを降りたのだが。 それこそ今さらなのだが、何か、工藤の胸に抱かれてとか、考えるだけでこそばゆいというか、ハズイというか。 「スーツ、俺、クリーニングに
2025/02/16 14:13
寒に入り46
月夜の猫-BL小説です 寒に入り46 BL小説 工藤の左手が良太の後ろ頭を抱え、ねっとりと濃厚に良太の口腔を蹂躙すると、ジタバタしていた良太も次第におとなしくなる。 やっと唇が離れたかと思えば、良太は横抱きにされて工藤を見上げる妙な恰好になっている。 「結構酔ってるだろ。あんた酔うとエロおやじ丸出しにな
2025/02/15 12:37
寒に入り45
月夜の猫-BL小説です 寒に入り45 BL小説 端の方に設置しておいた炬燵は、いつの間にか良太が真ん中に持って来て、このありさまだ。 「撮影、終わったんですか?」 寿司折を二つ空にして、ゴクゴクと缶ビールを飲んでから、良太は工藤に聞いた。 「じゃなきゃ、のんびり寿司屋なんぞにいかねえよ」 フッとほくそ笑
2025/02/14 12:46
寒に入り44
月夜の猫-BL小説です 寒に入り44 BL小説 皆が帰途に就いたのを確認して、最後にホテルを後にした良太は、一路乃木坂へと向かった。 ほんの三日ほどオフィスを離れていただけだったが、それに時間がある時には猫のようすを見に戻ったりしていたのだが、自分の部屋に戻ると、良太は疲れはあるものの一気に肩から力が抜け
2025/02/13 11:58
寒に入り43
月夜の猫-BL小説です 寒に入り43 BL小説 なんだよっ! 今のっ! どっかのアメリカのドラマみたいな展開は! お陰で目が覚めちまったじゃないかよ! 家族と一緒に泊まっているからだろう、工藤は一切そういうマネはしなかったし、良太も工藤に対するそういう素振りをしないよう極力自分に言い聞かせていた。
2025/02/12 13:29
寒に入り42
月夜の猫-BL小説です 寒に入り42 BL小説 「今から仕事?」 亜弓が聞いた。 「トラブってて」 と、また携帯が鳴った。 ワルキューレだ。 「先に休んでて」 良太は皆にそう声をかけると携帯に出た。 「あ、はい、川岸さん、今からお連れします」 背後が俄かに賑わいだ。 良太が振り返ると杉田さん夫妻と
2025/02/11 13:39
寒に入り41
月夜の猫-BL小説です 寒に入り41 BL小説 「やだあ、お兄ちゃん、野球しかやってこなかったから、今頃そのツケが回って来てるんじゃない?」 「あら、楽しそうじゃない? そうだわ、今、撮影中の映画、『大いなる旅人』、絶対観なくちゃね、お父さん」 百合子が宣言した。 「おう、良太が仕事で関係してるんなら、観な
2025/02/10 12:20
寒に入り40
月夜の猫-BL小説です 寒に入り40 BL小説 沢村と佐々木はちゃんと付き合っているから、それでいいのだ。 けれど、工藤と自分の関係って付き合っているっていえるんだろうか、と考え始めると、良太はぐるぐると思考の渦に埋没してしまうのだ。 良太はしばらくタブレットに向かい、家族単位で渡す土産のリストを作って
2025/02/09 13:36
寒に入り39
月夜の猫-BL小説です 寒に入り39 BL小説 「でもお兄ちゃんに任せれば大丈夫って思われてるってことじゃない? ほんとはさ、お兄ちゃん怪我した時、慌てて会社に押しかけたら、それこそ俳優さんとかいろんな人が心配して集まってて、こんなにお兄ちゃん慕われてるんだって思ったらさ、脳震盪だってわかったし、だから私が出
2025/02/08 12:44
寒に入り38
月夜の猫-BL小説です 寒に入り38 BL小説 「フフ、でも、良太ちゃん、八面六臂の活躍でしたもんね、去年も」 美味しいわとケーキを堪能していた鈴木さんが今度はそんなことを言う。 「うちの祐二も良太ちゃんのこと、すごく信頼してるみたい。ほら、前の事務所でギャラ持ち逃げされちゃったでしょ? それから結構人を
2025/02/07 12:26
寒に入り37
月夜の猫-BL小説です 寒に入り37 BL小説 つまり宇都宮は、古くからのファンだけでなく、現役女子高生のハートも掴んでしまう俳優ということだ。 「宇都宮さんて、デビュー当時から今まで、ずっと人気俳優だったってことですよね?」 良太は言った。 「持ち上げてくれても何もでないからね」 宇都宮は良太ににっこ
2025/02/06 12:59
静かな夜には19(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には19(ラスト) BL小説 工藤が自分の中に入り込もうとするその時の痛みに、良太がわずかに目を開けると、何だか苦しげな工藤の顔が見える。 ふと、降りしきる雪の中で、鳴きながら羽ばたいていた大きな白鳥の姿が脳裏に蘇る。 切なげで哀しい、野生の命だ。 何だよ! あんた
2025/02/05 13:32
寒に入り36
月夜の猫-BL小説です 寒に入り36 BL小説 小笠原が今日はオフだというので、良太は真中に引率を頼んでしまったが、仕事ではないので撮影を楽しんでみているようだ。 撮影が始まる前にメイクを直してもらっている宇都宮の横に、マネージャー田之上を見つけて良太は挨拶をした。 「今日はありがとうございました」 「
2025/02/05 13:31
静かな夜には18
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には18 BL小説 「工藤さん、何かあったの? 良太ってば、ものも言わずに部屋に戻って、ご飯にも降りてこないのよ」 午後八時、ホテルのレストランに集まった面々の中に良太の姿はなかった。 アスカが気にして工藤に聞いてくる。 「そうなんだよ、昨日、帰るなり良太、勝手に部屋にあが
2025/02/04 13:42
寒に入り35
月夜の猫-BL小説です 寒に入り35 BL小説 息せき切って良太がスタジオに辿り着いた時には、既に真中が見学希望者を引率して宇都宮俊治主演の単発ドラマの収録が行われている現場へと足を踏み入れているところだった。 「お、良太ちゃん、今日撮影?」 廊下で顔見知りのディレクターに声をかけられて、良太はぺこりと頭
静かな夜には17
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には17 BL小説 良太はむっつり黙りこくったまま、みんなの後ろからゲレンデに出た。 小笠原は、どうしたんだ、と良太を心配して声をかけたが、アスカや秋山はあえて何も聞いてこない。 しかもまたしても招かれざる客がそこに登場したのだ。 少なくとも良太にとっては。 出掛けに
2025/02/03 12:41
寒に入り34
月夜の猫-BL小説です 寒に入り34 BL小説 そして良太は男だ。 良太が工藤を狙った男に刺された時、良太の妹の亜弓が言い放った言葉が頭から離れない。 「おにいちゃんには将来があるんです。これから結婚したり奥さんや可愛い子どもと、ささやかでも幸せな家庭を作る権利はあるんです!」 工藤を見た時の亜弓の目
2025/02/03 12:40
静かな夜には16
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には16 BL小説 エントランスあたりで、先ほどの集団の中から「へ、うそ」と言う声と、先ほどいちゃもんをつけてきた男が、驚いたような顔で工藤の方を一度振り返るのが、良太にも見えた。 男たちが姿を消すと、従業員も客もホテル中がほっと胸を撫で下ろしたようで、空気が和らいだ。
2025/02/02 13:11
寒に入り33
月夜の猫-BL小説です 寒に入り33 BL小説 店のスタッフは三人を見るとすかさず奥の和室に通してくれた。 おそらく局からそう遠くない立地故に、業界人も結構顔を見せるのだろう。 真新しい店内は、結構手の込んだ渋い作りになっており、ちょっとした料亭もどきな雰囲気で、夜はじっくり酒も飲めるようだ。 「それに
2025/02/02 13:10
いつだってこれだよ1
月夜の猫-BL小説です いつだってこれだよ1 BL小説 二月も半ばを過ぎ、ここ数日は不安定な天気が続いている。 昨日などは気温がいきなりぐんぐん上昇し、通りを行く人々も上着を脱いで汗を拭きながら歩いていたかと思えば、今日は藤堂氏もマフラーをしっかり巻いてやってきた。 「また冬将 青山にある最近できたばかり
2025/02/01 23:01
いつだってこれだよ(河崎×浩輔)
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です いつだってこれだよ(河崎×浩輔) BL小説 河崎×浩輔、誰にもやらない、みんな、はっぴぃの続編エピソードです。 元英報堂のエリート営業マンだった河崎、藤堂、三浦とジャストエージェンシーのデザイナー浩輔が、代理店プラグインとして船出してから半年あまり、 いく
2025/02/01 22:50
静かな夜には15
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には15 BL小説 いざ出陣、とばかりに、部屋に戻ろうとした青山プロダクション一行の前に、今まさにエントランスからホテルに入ってこようとしている、黒ずくめの集団があった。 良太はふと、いやな予感がした。 工藤が中山組組長の甥であることは、どうにもできないしがらみなのだが、
2025/02/01 12:53
寒に入り32
月夜の猫-BL小説です 寒に入り32 BL小説 「あかんね……去年、知り合うた女の子にフラれたて話、あれ、ほんま、俺、話しとっても引いてもうて、女の子に愛想つかされて当然やってん」 そう言えばそんな話もしていたっけと、良太は思い出した。 豪快で陽気なイメージしかなかった八木沼にそこまで深刻なトラウマがあった
静かな夜には14
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には14 BL小説 朝、起きてみると、体中が痛い。 「夕べ、調子に乗りすぎたかな~」 良太はぼそりとつぶやいた。 それより、工藤には昨日フロントで会って以来顔を見ていない。 顔を洗っていると、部屋の電話が鳴った。 「はい! あ、何だ、お前か」 慌てて電話に駆け寄るが、
2025/01/31 12:34
寒に入り31
月夜の猫-BL小説です 寒に入り31 BL小説 「しばらくして目え冷めてきて、起きな思た時や、その子が、誰かと電話で、八木沼なんかちょろい、写真撮ればカモれるとか何とか話しよって」 「え、それってハニートラップ?」 八木沼の話に良太は驚いた。 「先輩にくれぐれも引っ掛かるなて、耳タコやったのに、ほんまにな
静かな夜には13
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には13 BL小説 ―――――――――が、しかし。 「あ、良太、いたいた!」 「よう、元気だったか? 俺がいなくてさびしかったろ?」 翌朝、連れがきているという、フロントからの連絡に、うきうきとロビーに降り立った良太は、聞き覚えのあるそれらの声に、耳を疑った。 「あ…アス
2025/01/30 12:57
寒に入り30
月夜の猫-BL小説です 寒に入り30 BL小説 八木沼にも話したのであれば、よほど八木沼のことを信用しているのだと良太は改めて思う。 インタビューが終わり、携帯を見ると時刻はまだ二時前である。 スタジオ見学には十分間に合いそうだと思いながらスタッフと打ち合わせを終えて帰り支度をするか、という時に、八木沼
Hiver2025更新中です
■「Hiver2025」では 静かな夜には(工藤×良太11)更新中です。 近々、「いつだってこれだよ」(河崎×
2025/01/30 01:33
静かな夜には12
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には12 BL小説 翌朝は、かろうじて雪も小降りになり、中標津町を出た一行は、一路道西へと向かった。 昼にはニセコに着いた一行は、一旦宿となる『ホテルニセコ』に荷物を預け、その足で撮影に出向く。 だが、それも、風蓮湖の時とは打って変わって、楽しげに辺りに生息する野生動物を
2025/01/29 19:00
寒に入り29
月夜の猫-BL小説です 寒に入り29 BL小説 子供の頃は、差別的な言葉でからかわれたとも言っていたが、本人の陽気な性格や笑うと目がなくなり、厚めの唇がにっと笑うとカワイイ! とSNSでのお茶目なショットやオフシーズンには芸人顔負けのしゃべりでバラエティなどに出たりしているせいで、中高女子から大人女子まで、
静かな夜には11
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には11 BL小説 「明日はニセコだ。撮影予定は一日だけだから、あとは羽伸ばしていいぞ、みんな」 ワンボックスカーの中で、下柳が言うなり、おおおーーーっとみんなの口から雄たけびが上がる。 「せっかくだから、良太ちゃんも、スキーでもスノボでもやりまくっていけばいい」 「え、はあ」
2025/01/28 12:19
寒に入り28
月夜の猫-BL小説です 寒に入り28 BL小説 そんなことを考えている良太もまた、翌日は忙しかった。 携わっているスポーツ番組『パワスポ』の特集で、レッドスターズの新鋭、八木沼大輔を取り上げることになり、午前中はMホテルでその取材が入っていた。 慰労会二日目は、エステや観劇、買い物など手配だけしてそれぞ
2025/01/28 12:13
静かな夜には10
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には10 BL小説 「はい、俺の方はヤギさんいるし。俺、初めてヤギさんの本領見た気がします。何か迫力違うし、すごいですね」 工藤は笑った。 「ああ、そっちは寒いだろう?」 「ええ、すっげー寒いんですけど、最高気温もマイナスだし、でも、これが本物の自然かって感じで、白鳥とか大
2025/01/27 13:06
寒に入り27
月夜の猫-BL小説です 寒に入り27 BL小説 「前に良太に送ってくださったブランデーケーキ、頂いたんですけどすんごく美味しかったです!」 「あら、嬉しいわ。また焼いて送りますね」 口を挟んだアスカにも百合子はにこにこと笑顔を向ける。 「ケーキと言えば杉田さんもプロ並み。何せ、うちの社長の子どもの頃からケーキ
静かな夜には9
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には9 BL小説 白鳥が声高に鳴いた。 大きく羽を広げ、羽音さえ、空気を伝わって耳に残る。 空に一点の曇りが宿った、と思いきや、舞い降りたのは大鷲だ。 風蓮湖。 海水が混ざる汽水湖だという。 今でも手つかずの自然が残り、約三百種の野鳥が去来する。 良太は、下柳たち
2025/01/26 13:28
寒に入り26
月夜の猫-BL小説です 寒に入り26 BL小説 しらっちゃけた会にならないようにと気を配った良太の考えより遥かに賑やかなものとなったのは、主に女性陣のお陰だ。 というより、女性陣はほぼ明るくておしゃべりで賑やかで美味しい物が好きな人が集まった感じで、あっという間にあちこちで笑い声が上がっている。 杉田さ
静かな夜には8
月夜の猫-BL小説です 静かな夜には8 BL小説 「良太、俺のことなんか、かまってらんないみたいだし」 「すねたような言い方すんな。俺には俺の仕事があんの。ほら、着いたぞ」 小笠原が自分に懐いてくれるのはいいのだが、実際問題として、良太が小笠原のマネージメントを全面的に引き受けるとすれば、今の仕事を全てほっぽ
2025/01/25 12:33
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