地方のしがない介護支援専門員、介護福祉士。 普段から専門職としての視点と一般的であろう感覚を双方大切にしています。介護職やケアマネージャーとして日々の気づきを綴ります。
何故生きているのだろうか。そんな疑問は少なからず誰もが持つ疑問。私も御多分に漏れず、漠然と生きていたのであるが、そんな私も人生の意味をはっきりと理解することができた。それは20歳の頃唐突に訪れた訳である。私のように、それぞれがそれぞれに人生の意味を見つけるのだと思う。極端に言ってしまえば、人生に意味などなく、生きて死ぬと言うことなのだろう。だが「武士道というは死ぬことと見つけたり」という葉隠の言葉もあるが、少なくともこのように人生の意味を見つけると、随分と目の前が開けるように思える。 ある意味では、フローにおいて下がり目に見えたとしても、このようなフローを繰り返していると、その経験が
人には五感というものが備わり、脳神経が備わっている。しかし不可思議なことに、自分と他人が見ている景色はきっと同じではないはずなのだ。それを知る頃になると、言葉というものが実に不完全なものであるように思えてくる。きっと思考は、人生経験や生い立ち、環境含むあらゆるストックの上で成り立っており、また生物学的な個体差がどうにも存在する。言葉は思考を表す手段であれど、その表現は全て言葉足らずなのかもしれない。 言葉は一応に共通の意味を指しており、その組み合わせや文法によって意思や思考を伝えることができるはずなのである。しかし、厳密な意味において、私と同じストックを持ち合わせていない限り、私と同
1936年におけるこの日、日本にとっての憲政史上、重大な事件が起こった。しかし、義務教育でしっかりと教わるべき事件であるにも関わらず、用語のみの学びに終始。どうにも教わらないように感じている。一体何が起こったのか、何を原因とするのか、そしてその当時の社会世相がどうだったのか。それこそたった一世紀すら跨がない、この日の出来事をもっと詳しく学ぶべきであるように感じる。だが、いかに学ぼうとも当時の出来事に対して、肌感覚を得ることは難しい。それでも何があったのか理解しようという姿勢が大切になるように思える。 陸軍の中で統制派は内閣における陸相を通じて合法的に陸軍の要求を通していこうとする立場
大いなる誤謬。金銭取引のお客様論。私は誰に対しても尊敬が重要であると考える。お金を払うから偉いのだとか、貰うからには低腰でなければならないと言う考え方とは馴染みがない。何故なら、ものを買うということは、そこには作り手がいて、買わせてもらう立場でもあるからだ。お客様は神様ならば、取引相手は仏様とでもいうべきなのだろう。 教育にお金を払うにしても、教えてもらっている立場となる。米を買うにしても作ってもらっている。日用品であれば売ってもらっている。お客様根性になると、こうした双務契約が対等の関係に成り立つものであると言う至極当然の理解を越えているように映る。特に接客業では従僕(サーバント)
私が何故民藝に惹かれるのか。それはやはり民藝運動の父と呼ばれる柳宗悦の言葉に大きな説得力を見る気がする。 それというのも、「手には必ずや心が控えている」という言葉である。この言葉は、実に言い得て妙であり、陶芸や郷土玩具などに私が惹かれる所以でもある。民藝というものの定義はひとまず置いておいて、民藝品には情緒があり、一見するところ同じようでいて、万事同じではない。そのようなところに魅力があるのである。 民藝は決して高尚で高等なものではなく、誰もが手にしやすく、使う人のことを考えて作られる。もちろん、ここで重要になる思想こそが民藝にとっては大切な意味を持つ。「手には必ずや心が控えている
写真家・故星野道夫。彼の写真はなんと素晴らしいのであろうか。動物写真家として活躍し、自然を切り取り続けた彼の写真集を見ると何とも言えない気持ちになる。私の日常は喧騒の人間社会にある。そして普段、思惑にふけるときも人間が自然の一部であるという当たり前の事すら忘却し、そのことに視線が注がれることもない。日常の出来事に思考が終始してしまう。 新版 星野道夫 悠久の時を旅する amzn.to 3,300円 (2025年02月24日 11:53時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 彼の写真を見てい
発酵食品の世界は、私たちの生活を豊かにし、健康を促進する不思議な魅力が広がっています。自然の営みの中で生まれる発酵は、古来より人々に愛され、受け継がれてきた知恵そのものです。たとえば、体に嬉しい影響を与える乳酸菌は、発酵の過程で育まれ、私たちの腸内環境を整える働きを持っています。これらの微生物たちは、共に暮らしながら健康を常に支え続けてくれます。 発酵食品は、生き物でもあり、体の内側から活力を与えてくれます。日々の食生活に取り入れることで、私たちは自然の営みを体内に取り込むことができます。乳酸菌は、古代から伝わる知恵の中で人々の健康を支え、現代でもその重要性が科学的に裏付けられている
学生時代に読んだ『アラスカ物語』について日記にしていたので、それをちょっとだけ転記します。 アラスカ物語 (新潮文庫) amzn.to 880円 (2025年02月22日 20:35時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する アラスカ物語の主人公、フランク安田は、一見すると勇敢で英雄的な人物に見えますが、その内面には普遍的な人間の素朴さが魅力的な人です。 彼は幼い頃、医者になるという明るい未来を夢見て学問にはげみましたが、家族の不幸や様々な運命のいたずらによって、その道は閉ざされてしまいました
この記事を書かなければならないと考えたのは、ミャンマーのタイ国境付近における人身売買、大量の外国人監禁と詐欺拠点の現場が大々的に報道されている事を受けてのことです。日本の高校生が日本人に騙され人身売買の標的にされている。日本の若者が強盗殺人の片棒を担いでいる。こうした凶悪犯罪が、もはや対岸の火事では無いとますます感じたからです。 現代は情報化社会と呼ばれ、私たちが日々やり取りするデジタルデータは、単なる記録や便利なサービスの一部ではなく、一種の通貨として機能しています。スマートフォン一つ、無料で使えるLINEのようなアプリも、その背景では膨大な個人情報が収集・解析され、企業や第三者に
私が心の居場所について記そうというきっかけになったのは、おさんぽさんの記事でした。またこのことについて、おさんぽさんの言う「命の居場所」という価値観についても思うことがあり、少しこのテーマについて書かせて頂きたく考えました。 “私達が、居場所と、殊更強調するとき、それは命の居場所の事をいう、 のではないかと思います。” おさんぽ「水仙の咲くころ」 人間の根源的な欲求:居場所と帰る場所 居場所がある、帰るところがある。それこそ人間が本源的に求めているものだと感じています。例えば、私が勤めている介護現場においても同じことがいえるのです。認知症になっても「帰りたい」「帰らなければな
新型コロナやインフルエンザの重症化リスクを防ぐ、腸内細菌叢の近衛兵団
以前から知られている通り、発熱は、私たちの体が命を守るために必死に戦っている証です。ウイルスや細菌が体内に侵入すると、体はすぐさま免疫システムを起動させ、全力で敵に立ち向かいます。 免疫の防衛戦と発熱の役割 東京大学医科学研究所などの先進的な研究によれば、体温が38℃以上に上昇すると、免疫機能として腸内の善玉菌が活性化され、細菌の働きによって一次胆汁酸が二次胆汁酸に変換されるメカニズムが活性化。体内の防御反応が高まることが分かりました。人間を宿主とする腸内細菌叢は、まさに人間という宿主を守るべく、侵入した外敵に対して攻撃を開始する近衛兵団です。 この二次胆汁酸がウイルスの増殖を抑
日本経済は、実質賃金の低下や物価高騰、そして消費税の運用に伴う輸出企業に対する不均衡な還付政策など、多くの経済的歪みを抱えています。こうした政策の結果、国内でエッセンシャルワークに従事する労働者や中小企業で働く人々、一部の高齢者などは、日々の生活費に追われる一方、輸出企業や大企業には優遇措置が講じられる現実があります。これが単に所得格差の問題にとどまらず、健康格差という形で深刻な社会問題へと波及するものと思えます。 日本の関税は、平均関税率でみると国際的に比べても低く設定されており、開かれた市場だといえます。しかし、最近のトランプの発言にある通り、消費税や欧州の付加価値税が実質的に輸
現代医療の進歩や生活環境の改善により、私たちの平均寿命は延び続けています。しかし、ただ単に医薬品やテクノロジーの進歩だけが寿命の延長に寄与しているわけではありません。戦時中の飢餓状態やカロリー制限をせざる得なかったような厳しい環境において、人々はむしろ驚くべき健康効果や寿命の延びを経験していたという側面があります。ここで注目したいのが「断続的断食」の概念です。 LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界 amzn.to 2,640円 (2025年02月17日 09:43時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する
老化と認知症を予防するには、食生活が何より重要であることの考察
悲しい現実ですが、古今東西、老化現象は誰にとっても避けることのできない現実です。しわ、たるみ、しみなどの外見上の変化だけでなく、脳の機能低下や認知症の発症といった内面的な老化現象も、私たちの日常生活に大きな影響を与えます。 加齢に伴う神経細胞の老化は、しばしば「老人班」と呼ばれる老化した神経細胞の集団として脳内に見られるものの、老人班の存在自体が即ち認知症であるとは限りません。つまり、老人班は老化現象の一つの指標であって、必ずしも認知症の決定的な証拠ではありません。しかしそもそも、老化のメカニズムであると鑑みれば、一度皮膚にできたシミや皺が中々無くならないのと同じように、認知症が不可
現代医学の研究は、腸内に生息する微生物、いわゆる腸内フローラが、私たちの健康において極めて重要な役割を果たしていることを次々と明らかにしています。大腸には人体に存在する細菌の約99%が住んでおり、その数は口腔内に存在する細菌の数をはるかに上回ります。実際、日常生活で「トイレよりも汚い」とまで言われる口腔内よりも、私たちの腸、中でも大腸には、はるかに多様で膨大な数の微生物が共生しているのです。 この細菌との関係性こそが、あらゆる全身症状に深く影響するものです。 腸内フローラと認知症の関連性 近年、国立長寿医療研究センターの研究をはじめとする数々の調査により、腸内環境と認知症の発症リ
科学は常に真理への探求とともに、多くの失敗の積み重ねの上に成り立っています。カール・ヘラップ教授著「アルツハイマー病研究、失敗の構造」は、長年にわたりアルツハイマー病の原因解明において一つの仮説であるアミロイドカスケード仮説に固執した結果、研究資源が偏在し、多角的なアプローチが十分に行われなかった現状を痛烈に批判した内容です。 アルツハイマー病研究、失敗の構造 amzn.to 3,520円 (2025年02月14日 21:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 従来、アルツハイマー病は脳内
2月13日は名誉革命が終結した日です。1688年、イングランドは名誉革命によって、長年続いた専制政治から新たな立憲体制への扉を開きました。ジェームズ2世の専制政治に対する不満が頂点に達し、国内の議会や貴族、そして民衆が一致団結して迎えたこの革命は、武力衝突や大規模な流血戦争を伴うことなく、変革を実現しました。 この革命の結果として、ウィリアム3世とメアリー2世が即位し、政治の舵取りは国王一人の専断から、国会との協議を基本とする体制へと変わりました。そしてその流れの中で生み出されたのが、1689年に制定された「権利の章典」です。この文書は、国王でさえも法の支配に従わなければならないとい
冬の訪れとともに、部屋は冷え、外は霜が降りる季節になりました。寒い夜、布団にくるまりながら眠りに落ちると、ふと目覚めた朝に腰に感じるあの違和感。長い睡眠がもたらす静かな時間の中で、私の腰はいつも静かに、しかし確実に痛みを積み重ねていっています。 なぜ、6時間以上眠ると腰痛が悪化するのだろうか。長く寝られないことで、明らかに健康状態は悪化していくような気がします。原因の一つとして考えられるのは、寒さですかね。寒いことで、体の筋肉を無意識に固め、血流を滞らせるとも言われていまし、特に冷え込む夜には、がちがちに身体が凝り固まっているような気がします。 こんなとき、筋肉や関節は温かさを求め
負の連鎖を断ち切る―教育と医療福祉における心理的安全性の追求
私がこれまで感じてきた体罰に対する違和感と、医療や介護の現場における教育の在り方への疑問は、単なる個人的な感情に留まるものではなく、現代社会が抱える大きな課題でもあると考えます。特に幼少期の教育において、厳しい叱責や体罰が、しばしば「他者の痛みを知る」ための手段や、規律を維持するための正当な方法として容認されることがあります。 体罰と戦争 amzn.to 2,640円 (2025年02月11日 18:12時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 一瞬の服従、永遠に繰り返す傷 このような行為によ
私が大切にしているモットーは、多様性こそが自己解決能力の根幹であるというもの。私たちは日常生活の中で、さまざまな局面に直面しています。その際、ひとつの方法や考え方に固執するのではなく、異なる視点や経験を取り入れることで、予期せぬ事態にも柔軟に対応できるものと信じています。この場合、エネルギー供給から友情、仕事、自然、健康、経済、グローバルな視点に至るまで、多様性がもたらす危機対処の力について述べたいところです。 エネルギー供給における多様性 たとえば、昨今エネルギー供給の面において、普段の生活ではオール電化というものが普及し、経済効率性や安全性は向上したかに見えます。しかし、いざ停
戦後の混乱期から高度経済成長期へ、日本人の食卓は劇的な変遷を遂げました。かつては、米、魚、野菜、大豆製品といった伝統的和食が国民の命を支え、家族や地域の絆を育む生活の中心でした。しかし、経済成長とともに西洋文化が急速に流入し、冷蔵技術や大量流通システムの整備により、肉類の供給が飛躍的に拡大していくことになりました。歴史的にみれば、この変化を戦後の自給自足型の生活から、外部との交流と国際貿易に依存する近代化の過程として捉えることが出来ます。 家庭の在り方の変化と共に、食事形態も形を変えています。以前は同じ食卓を囲むことも当たり前であった時代から、核家族化が進み共働きとなって、次第に個食
朝、目覚めたばかりの身体にじわりと広がるコーヒーの香り。それは、日常の忙しさをほんのひととき忘れさせる安らぎの瞬間です。深く濃厚なアロマ、口に含んだときのほろ苦さと、その後に訪れるほのかな甘み。 さて、そんな一杯のコーヒーが、私たちの健康にも驚くほどの恩恵をもたらしてくれることをご存じでしょうか?最新の研究では、コーヒーが単なる嗜好品ではなく、健康寿命を延ばす可能性がある「飲む健康習慣」としての側面を持つことが明らかになっています。 ドリップコーヒーファクトリー リッチ ブレンド コーヒー 豆 のまま (2kg(500g×4袋), リッチブレンド) amzn.to
ナン・リンの『ソーシャルキャピタル』は、社会における関係性の価値を科学的に分析し、ネットワークがどのように資源として活用されるのかを明らかにした画期的な著作です。本書は、個人の地位達成から社会構造の変化に至るまで、幅広い現象を対象とし、人々がどのように人間関係を活用して自己の利益を最大化し、さらには社会全体に影響を及ぼすのかを考察しています。豊かな人生を送るための方策も示してくれるものです。 ソ-シャル・キャピタル: 社会構造と行為の理論 amzn.to 2,118円 (2025年02月06日 23:56時点 詳しくはこちら) Amazon
このあたりはケアマネジャー試験でも問われる法知識でもありますが、本稿では私の復習もかねて、制度の概要をまとめておきます。ちなみに行政法の中でも、この行政不服審査と行政訴訟という行政救済法の内容がある程度にイメージできる程度に分かっていると、ケアマネジャー試験で問われる法知識は十二分のものであると思われます。 介護保険制度における行政訴訟と行政不服審査 介護保険制度における行政救済の流れ 介護保険制度は、高齢者やその家族が必要な介護サービスを受けるための重要な仕組みです。しかし、行政が行う要介護認定や介護保険料の算定、介護給付の決定に対して、利用者が納得できないケースも少なくありませ
フジテレビの一連の報道は、世間一般の価値観との乖離を大きく露呈し、その中でも特にセクシャルやジェンダーに関わる問題が含まれていることから、多くの人々に衝撃を与えています。メディアがこれまで自主規制を強化し、コンプライアンスを重視する姿勢を示してきました。まさにその旗振り役ともいえる大手マスコミが不祥事の当事者となった事実は、ただのスキャンダルでは済まされない重みを持っています。 組織に潜む構造的な問題 この出来事をより一般化して考えれば、組織風土や文化というものがどの組織にも確実に存在することがわかります。今回表出した問題は、氷山の一角に過ぎず、根底には社会全体に根付いた構造的な事
私は介護職という一見するところ経済的に決して豊かではない職業についています。しかし、私の中では金銭以上に大切な価値をもたらしてくれるものであることもまた事実です。同時に資本主義の中で生き抜くには、やはり経済的な豊さがある程度に重要でもあります。私たちが日頃提供している介護ですが、私自身が満足に介護サービスを受けられないであろうことは明白。 私の中でこうした矛盾した葛藤が常に存在してきました。そこで重要になるのは思考の整理なのかもしれません。今は出来るだけ長く、健康で、生涯現役でなければならないのだと心には誓っています。しかし、将来はいつも未知数であり、同時にそれを可能とする日々を送ら
成年後見制度が日本に導入されてから20年以上が経過しました。この制度は、高齢者や障害を持つ人々の財産と権利を保護するために制度設計されたもの。特に権利擁護の手段として、介護業界においても政府から積極利用が促されています。しかしながら近年、その制度の在り方に対して厳しい批判の声が上がっていることは知っておくべき事柄です。 特に、専門職による財産管理の不正、本人の意思が尊重されない制度運用、そして裁判所の監督が機能していない現状に対し、多くの懸念が指摘されています。成年後見制度は本当に弱者を守る制度なのか、それとも別の意図によって運用されているのか。私たちが制度の被害者にならぬためにも、
リーダーとはどのような存在なのでしょうか。企業の経営者や組織の指導者、チームのリーダーに求められる資質。それは権限を持ち、指示を出すだけでなく、すべての結果に対して「自分が責任を負う」という覚悟を持つことです。この考え方を、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元指揮官であるジェッコ・ウィリンク氏とリーフ・バビン氏は「極限の責任」と名付けました。「There are no bad teams, only bad leaders.(悪いチームなどない。悪いリーダーが居るだけだ)」は強烈な言葉です。 米海軍特殊部隊(ネイビー・シールズ) 伝説の指揮官に学ぶ 究極のリーダーシップ
介護保険制度では、要介護認定や介護サービスの給付に関する行政処分が行われますが、市町村に設けられた介護認定審査会による決定に対して「納得がいかない」「不当ではないか」と感じることもあるかもしれません。そのような場合、介護保険法に基づき、不服申し立てを行うことができます。そして、その審査を担当するのが都道府県に設けられた介護保険審査会です。 介護保険法と行政不服審査法の関係 行政不服審査法は、行政処分に対する不服申し立ての一般的な手続を定めた法律です。しかし、行政不服審査法には「特別法優先の原則(行政不服審査法第4条)」があり、他の法律で特別の定めがある場合には、その特別法の規定が優
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