「自己肯定感」の意味がいつの間に変節し、人の不安を刺激しながら社会適応のための心の必須アイテム化しています 本来の「自己肯定感」とは何か、今一度考えてみましょう 「自己肯定感」という言葉はいつ頃から? 「自己肯定感」とは、英語の「self-esteem」を日本語に訳した言葉で、自尊心、自己評価、自己尊重などとも言います。「esteem」は能力や性格などを高く評価する意味で、「respect」(一般的な敬意や尊重)よりも強い評価を意味しています。 日本では1994年に臨床心理学者の高垣忠一郎によって「自己肯定感」という言葉で提唱され、「ありのままの自分で大丈夫」、「他人と共にありながら自分は自分…