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文学のお散歩 https://masapn2.hatenablog.jp/

東京近郊、近代文学を中心に作家、作品ゆかりの地をご紹介します。

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2022/08/23

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  • 文学の丘~慶應義塾その3

    慶応義塾大学三田図書館旧館八角塔脇の小道を入っていくと・・・(入っていいんだろうか?と、一瞬躊躇してしまうような裏道感のある所ですが・・・入っていいんですw) 何やら小高くなっている所があります。 ここは「文学の丘」(丘?っていうか、石が積まれ土がこんもり盛り上がっているだけのような・・・いや、でも丘なんですw)。慶應ゆかりの文人たちの、文学碑や石像の並んでいる丘です。 まず目に入ってくるのは、吉野秀雄(明治35.7.3~昭和42.7.13 歌人・書家)の歌碑。 図書館の 前に沈丁咲くころは 恋も試験も 苦しかりにき 群馬県高崎出身の吉野は、『福翁自伝』(福沢諭吉 明治31.7.1~32.2.…

  • 慶応義塾大学三田図書館旧館

    慶應義塾大学三田図書館旧館。 赤レンガ造りネオ・ゴシック様式の美しい建物です。 正面入口上部には「創立五十年記念慶應義塾図書館」とあります。 この図書館は、明治40年に迎えた慶應義塾開設50年を記念して建設されたもので(竣工は明治45年)、開館当時は地上2階地下1階、20万冊の収蔵能力と200席の閲覧室を持つ施設で、同時代の大学図書館としては、他に類を見ないものでした。 明治45年5月18日に行われた開館式には、800名もの来賓が訪れ、三田通の商家の軒先には塾旗が掲げられ、街をあげてのお祝いムードになるほどだったのだそうです。 この図書館が建設されたころの慶應は、ちょうど文科の刷新時期。森鷗外…

  • 大佛次郎記念館

    横浜山手の港の見える丘公園、神奈川近代文学館の隣、沈床花壇の前に、とても特徴的なデザインの、赤いレンガタイルの洋館が建っています。 この建物は「大佛次郎記念館」。 横浜の出身の作家大佛次郎(明治30.10.9~昭和48.4.30 小説家)の記念館です。 (大佛次郎) 大佛次郎は、横浜英町(現・中区英町)に生まれました。この記念館のある港の見える丘公園から、谷戸坂を下った先にある、山下公園前のクラッシックホテル「ホテルニューグランド」に仕事場を置いたり、結婚したのち鎌倉に居を定めるなど、神奈川にゆかりの深い作家、まさに神奈川が生んだ小説家です。 「大佛次郎・おさらぎじろう」というペンネームも、鎌…

  • 「没後50年 大佛次郎展ー戦後の仕事」展 於:神奈川近代文学館

    横浜港の見える丘公園奥にある「神奈川近代文学館」では、只今コーナー展示「没後50年 大佛次郎展ー戦後の仕事」展開催中です。 (大佛次郎展)神奈川近代文学館では12/2から常設展と併設で「没後50年大佛次郎展―戦後の仕事―」を開催。チラシをゲット。「天皇の世紀」を読むと命とは何なのか。考えさせられます。えっ?そこで切腹しちゃうの?事実は壮絶です。#大佛次郎 #天皇の世紀 #パリ燃ゆ pic.twitter.com/rCZjVQkpCC — かなぶん@神奈川近代文学館 (@Kanabun84) November 23, 2023 「鞍馬天狗」シリーズでお馴染みの大佛次郎(明治30.10.9~昭和4…

  • そば処浅野屋~田端その5

    田端文士村記念館横の江戸坂を上って、コンビニの角を右折し進んで行くと、 右手に「そば処浅野屋」というお蕎麦屋さんが見えてきます。 ここは芥川龍之介が贔屓にしていた、といわれているお蕎麦屋さんです。 創業は大正5年。芥川が田端に住み始めたのが大正3年なので、その2年後に開業したお店ですね。 店内は、どこか懐かしさのある、落ち着いた暖かみのある雰囲気。 芥川が好んで食べていたのは、天ぷらそばだったのだそうです。 こちら↑が「上天ぷらそば」。 大葉とかぼちゃと茄子の天ぷらがひとつずつ、大きな海老の天ぷらが2本入っています。結構なボリューム。出汁は濃い目の関東風。冷えた体に、熱いおそばが染みわたります…

  • 『古典的作品の再現者 芥川龍之介「宇治拾遺物語」から「千夜一夜物語」まで』展 於:田端文士村記念館

    改修工事のため、4月から休館していた田端文士村記念館が、11月から再開館しています。 再開初の企画展示はやっぱりこの人、田端のスター芥川龍之介(明治25.3.1~昭和2.7.24 小説家)です。 (芥川龍之介) 今回の企画展は、『古典的作品の再現者 芥川龍之介「宇治拾遺物語」から「千夜一夜物語」まで』展。 芥川には「羅生門」(大正4.1.1『帝国文学』)や「地獄変」(大正7.5.1~22 『大阪毎日新聞』)をはじめ、「かちかち山」や「桃太郎」(大正13.7.1『サンデー毎日』)などのお伽噺等、古典を材料にした小説が多数あります。 本展は『宇治拾遺物語集』から『千夜一夜物語』まで、和漢洋の古典に…

  • 慶應の銀杏

    ひともと銀杏葉は枯れて 庭を埋めて散りしけば 冬の試験も近づきぬ 一句も解けずフランス語 (「酒、歌、煙草、また女ー三田の学生時代を唄へる歌」『閑談半日』昭和9.7 白水社) (佐藤春夫) 佐藤春夫(明治25.4.9~昭和39.5.6 詩人・小説家)がこう唄ったのは、慶應義塾大学三田キャンパスの銀杏の木。 慶應の三田キャンパスには銀杏の木が何本もあるので、どの木を詠んだのか特定されてはいませんが、三田の銀杏といえばこの中庭の大銀杏。 この銀杏が金色に色づいてくると、春夫のこの詩を思い出します。 詩人も、試験には苦労したんですね。 三田キャンパスの大銀杏。 もう一本は、塾監局玄関前の銀杏の木。 …

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