こんばんは。 久しぶりに沢木耕太郎さんの作品を読み終えました。 沢木さんと言えば、日本を代表するノンフィクションライターですが、今回読んだ本は上下巻に渡る小説です。この小説は、佐藤浩市さんと横浜流星さんの主演で映画化され、昨年公開されたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。「春に散る」(沢木耕太郎著 朝日文庫上下巻 2020年)【ボクシングを描いたフィクション】 この小説は、ある初老の男の最後の1年間を描いているのですが、その主人公、広岡仁一は、かつて世界チャンピオンを目指してアメリカに渡った元プロボクサーなのです。 沢木耕太郎さんについては、迫真の著書、「キャパの十字架」を紹介し..