ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
病気の大半は精神と霊から生じております。いわゆる人身事故でさえ精神並びに霊的原因から発生していることがあるのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
シルバー・バーチ霊は永い間、ホームサークルの交霊会を中心に語り続けて来られたようですが、三つのスピリチュアリストの団体からの招待に応じて、それぞれの本拠地で講演と一問一答を行ったとのことです。一つはコペンハーゲンで開催された国際スピリチュアリスト連名の総会において、二つ目は英国心霊治療家連盟において、三つ目は大英スピリチュアリスト協会において、それぞれ評議会員を前にして行われたようです。大事なこと...
子供のように純心になり切って、単純な真理を素直に見て素直に受け入れられるようでないといけません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーキリスト教の教えも無数の人々の人生を変え、親切心や寛容心を培ってきていると思うのです。そういう教えを簡単に捨てさせることが出来るものでしょうか。「私は何々の教えという名称には関心がありません。私が感心をもつのは真理のみです。間違った教えでもそれが何らかの救いになった人がいるのだからとか、あえてその間違いを指摘することは混乱を巻き起こすからとかの理由で存続させるべきであるとおっしゃっても、私に...
地上で何であったかは別に問題ではありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーー支配霊や指導霊の中にはなぜ地上でのクリスチャンだった人が少ないのでしょうか。「少ないわけではありません。知名度が低かったーーただそれだけのことです。地上の知名度の高い人も実はただの代弁者マウスピースにすぎないことをご存知ないようです。つまり彼らの背後では有志の霊が霊団やグループを結成して仕事を援助してくれているということです。その中にはかつてのクリスチャンだった人も大勢います。もっとも、地...
イエスに対する最大の貢献は、他人のために自分ができるだけ役に立つような生活を送ることです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
霊言の愛読者の一人からーーースピリチュアリストもキリスト教徒と同じようにイエスを記念して
ーーー(かつてのメソジスト派の牧師)いっそのこと世界中に広がらなかった方がよかったという考え方もできます。「愛を最高のものとした教えは立派です。それに異議を唱える人間はおりません。愛を最高のものとして位置づけ、ゆえに愛は必ず勝つと説いたイエスは、今日の指導者が説いている霊的真理と同じことを説いていたことになります。教えそのものと、その教えを取り違え、しかもその熱烈信仰によってかえってイエスを何度も...
イエス様があれだけの威力を発揮できたのは霊恪の高さというよりも、心霊的法則を理解し自在に使いこなすことができたからと言われています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーイエスが持っていた霊的資質を総合したものが、これまで啓示されてきた霊力の大根源であると考えてよろしいでしょうか。「いえ、それは違います。あれだけの威力が発揮できたのは霊恪の高さのせいよりも、むしろ心霊的法則を理解し自在にに使いこなすことができたからです。皆さんにぜひとも理解していただきたいのは、その後の出来事、つまりイエスの教えに対する人間の余計な干渉、改ざん、あるいはイエスの名のもとに行わ...
イエス様の偉大さについて、たった一人の人間があれほど心霊法則を使いこなした例は地上では空前絶後であるということだと言われています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーイエスの教えは最高であると思われますか。「不幸にしてイエスの教えはその多くが汚されてしまいました。私はイエスの教えが最高であるとは言っておりません。私が言いたいのは、説かれた教訓の精髄せいずいは他の指導者と同じものですが、たった一人の人間があれほど心霊法則を使いこなした例は地上では空前絶後であるということです」 ーーーイエスの教えがその時代の人間にとっては進み過ぎていたーーだから理解でき...
イエスの生活が完全であったとは一度も言っておりません。それは有り得ないことです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーイエスが霊的指導者の中で最高の人物で、模範的な人生を送ったとおっしゃるのが私にはどうしても理解できません。「私は決してイエスが完全な生活を送ったとは言っておりません。私が申し上げたのは地上を訪れた指導者の中では最大の霊力を発揮したこと、つまりイエスの生涯の中に空前絶後の強力な神威の発現が見られるということ、永い霊覚者の系譜の中でイエスにおいて霊力の顕現が最高潮に達したということです。イエスの...
イエスは神ではありません。全生命を創造し人類にその神性を賦与した宇宙の大霊そのものではありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
地上の歴史の中でも最大の論争の的とされている人物すなわちナザレのイエスが、交霊会でも質問の的にされた。最初に一牧師からの投書が読み上げられた。ーーーシルバー・バーチ霊はイエス・キリストを宇宙機構の中でどう位置づけているのでしょうか。また<人間イエス>と<イエス・キリスト>とはどこがどう違うのでしょうか。「ナザレのイエスは地上へ降誕した一連の予言者ないし霊的指導者の系譜の最後を飾る人物でした。そのイ...
元来、地上を後にした人間の多くは格別に進歩性もなければ、さりとて格別に未熟とも言えない。肉体より離れていく人間の大半は霊性において特に悪でもなければ善でもない。「霊訓」より
私が声を大にして「五感を中心として平凡な生活に徹すること」とそう叫ぶのは、一つにそこにこそ人間的努力の尊さがあり、肉体をもって生活する意義もそこから生まれると信じるからであるが、もう一つ、生半可な霊能を頼りにすることの危険性として、そういった霊能者を操って悪ふざけをする低級霊がウヨウヨしているという現実があるからである。『霊訓』に次のような一節がある。「邪霊集団の暗躍と案じられる危険性についてはす...
霊の再生の問題はよくよく進化した高級霊にしてはじめて論ずることのできる問題である。人間にとって深い入りせぬ方がよい秘密もあるのである。モーゼスの「続霊訓」より
再生そのものが事実であることに疑問の余地はない。シルバーバーチは向上進化という霊の宿命の成就のための一手段として、再生は必須不可欠のものであり、事実この目で見ておりますと述べている。私はこの言葉に全幅的信頼を置いている。また、それを否定する霊がいるのはなぜかの問いに、霊界というところは地上のように平面的な世界ではなく、内面的に無限の次元があり、ある一定の次元まで進化しないと再生の事実の存在が分から...
無名の靴職人が実は大変な高級霊で、死後一気に霊団の指揮者の地位に就く話が、オーエン氏の「ベールの彼方の生活」第三巻に書いてあります。
偉大なる霊がまったく無名の生涯を送ることがある例として、オーエン氏の『ベールの彼方の生活』第三巻に、靴職人のお話があります。その靴職人が実は大変な高級霊で、死後一気に霊団の指揮者の地位に就く話が出ているのです。地上生活中は本人も思いも寄らなかったとのことで、天使から教えられて戸惑う場面があります。肉体に宿ると前生(地上での前生と肉体に宿る前の霊界での生活の2種類がある)がシャットアウトされてしまう...
偉大なる霊がまったく無名の生涯を送ることがよくある。一介の工場労働者、社員、漁師、あるいは農民の身の上に生を受けることがあるのである。マイヤースの通信・個人的存在の彼方の一節
ーーーー自分の前生を思い出してそれと断定できるものでしょうか。という質問に対してシルバーバーチは「それは理論的にはできますと言えても実際にそれができる人は現段階の地上の人間にはまずいません」と述べている。ところが現実には洋の東西を問わず
もう一人の動物愛護運動家が招かれ、その人に向かってシルバーバーチがこう語りかけた。「本日あなたにお出でいただいたことを非常に嬉しく思っております。人類の啓発と、感性を具えたあらゆる形態の生命への慈悲心を教える仕事に献身しておられる神の僕をお迎えすることは大いなるよろこびです。その仕事が容易ならざるものであること、前途に困難が山積みしていることは私もよく存じております。しかし、霊の褒賞は、困難に直面...
暗闇の中でこそ光明が見出せるのです。困難の中にあってこそ援助が得られるのです。夜明け前には必ず闇夜があるというのは陳腐な譬えですが、やはり真実です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
デニス氏ーーー私が理解できないのは、霊界では確固とした協力態勢ができているのに、地上で同じ愛護運動に携わっているはずの人たちの間に一致団結が見られないことです。「一致団結というのは難しいものです。残念ながら地上においては往々にして原理・原則よちも個人的な考えが優先されます。立派な仕事に携わっているものの、時が経つにつれて初心を忘れ、一身上のことばかり考えるようになります。人間の煩悩の一つです。それ...
光が闇を征服するように、善は必ず悪を征服します。闇の力は光には勝てませんし、悪の力も善の力には勝てません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
デニス氏が奥さんの他界後、一人で出席され、シルバーバーチがこう語りかけた。「奥さんからの伝言ですが、奥さんはあなたがその後も動物愛護の仕事ーーあなたとともに生涯をかけた、動物への無用で愚かで邪悪な残虐行為を止めさせるための仕事をずっとお続けになっていることを喜んでおられます。これはまさに文明の汚点、恥ずべき汚辱です。全生命の同一性を理解しておられる皆さんは、下等な存在と見なされている動物が本来の権...
感性を具えた存在に永遠の資質を賦与することができるのは宇宙の大霊すなわち神のみです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「生命はその全側面において互いに混じり合い依存し合っております。そこに一種の親族関係ともいうべき密接なつながりがあります。生命は無限ですから、その顕現もまた無限の形態をとっております。どの部分も他と切り離されて存在することはできません。動物の中には人間との接触を通じて、人間とよく似た個的意識が芽生えているものがいます。もとより人間が動物に個別性を賦与するわけではありません。それは出来ませんが、潜在...
自分を役立てるという目的にひたむきでありさえすればーーこれ以上の崇高な宗教はないのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「お二人がこの道に導かれたのは決して偶然ではありません。霊的熟達の極印は哀れみの情にあるからです。哀れみのないところに霊的進化はありません。すべての存在、すべての動物、あらゆる生物、地上に存在する霊的顕現のすべてに対して哀れみの情を向けなくてはいけません。進化の道を少し先まで進んだ者は、共有している世界の不可欠の存在であるすべての人間、すべての生物に対して責任があることを自覚するものです。抵抗する...
「創造物全体の進化を支配する総合的機構は一つあるだけですが、それぞれの顕現の形態にそれなりの異なった進化のコースがあります。人間が成就している個別的意識をもつに至っていない動物には、種属全体としての類魂があります。もっとも、同じ種属の動物でも人間との接触を通じて個別化を促進されて、人間に似た形態の個別意識をもつに至っているのもいます。全体としての類魂もいつまでも同じ状態にあるのではなく、常に進化し...
装飾品にするために動物を殺すことは、神は許しません。あらゆる残虐行為、とりわけ無意味な殺生は絶対に止めなくてはなりません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「お二人が生涯を傾けておられる動物は、究極的には人間が責任を負うべき存在です。なぜならば、人間は動物とともに進化の道を歩むべき宿命にあるからです。ともに手を取り合って歩まねばならないのです。動物は人間の貪欲や道楽の対象ではないのです。動物も進化しているのです。自然界の生命はすべてが複雑に絡み合っており、人間の責任は、人間同士を超えて草原の動物や空の小鳥にまで及んでいます。抵抗するすべを知らない、か...
人間が争いを起こす時、その相手が人間同士であっても動物であっても、結局は人間自身の進化を遅らせることになるのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
動物愛護運動にご夫婦共々生活を捧げた英国のTV番組≪サファリ≫の制作者デニス氏という方※で奥さんがご健在のころにご夫婦で招かれ、シルバーバーチ霊から賛辞を受けた様子が、ステラ・ストーム女子が編集した「Philosophy of Silver Birch by Stella Storm」に書かれているとのことで、かなり長いのですが、大事な事が網羅されているので抜粋しながら、何回かに分けて記載しようと思います。(※このご夫婦についてのデニス氏という...
一般的に言って、家庭で飼われている動物は"文明の恩恵"は受けておりません。動物の方がその飼い主よりも自然な超能力を発揮しております。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー例えば家で飼われている猫は人間には見えない霊の存在に気づいているのでしょうか。「もちろん気づいております。人間に見えなくなったのは、あなた方の文明ーー時としてそう呼ぶのはふさわしくないことがあるのですがーーそれが人間生活を大自然から遠ざけたことに原因があります。つまり大自然がもたらしてくれる能力と力から人間が絶縁しているのです。そのために文明人は大自然と密接につながった生活をしている人種より...
人間は霊的属性、霊的潜在力、霊的才能を携えた霊的存在です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーわれわれ人間がもっと自然な、もっと神の御心にかなった生き方をするようになれば、こうまで無数の動物が実験材料にされることもなくなると思います。「その通りです。ですから、われわれは今後とも啓発と真理の普及を、いつどこにていも心掛けなくてはいけないのです。その妨げとなるものを一つでも取り除くことができれば、そのたびにそれを喜びとしなければいけません。霊の力は単なる変革をもたらすのではありません。そ...
うまく罪を免れる人は誰一人いません。摂理は間違いなく働きます。例え地上で結果が出なくても、霊界で必ず出ることを私が断言します。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー人間はこれから先もずっと動物に酷いことをし続けるのではないかと思うのですが・・・「いえ、そうとばかりも言えません。他の生命に対する責任を徐々に理解していくでしょう。人間は進化しつつある世界での進化しつつある存在です。絶頂期もあれば奈落の底もあり、向上もすれば転落もします。進化というのは螺旋形スパイラルを画きながら信仰するものだからです。しかし全体としては少しずつ向上しています。さもないと進化...
ーーー霊的に正しければ物的な側面も正しくなるとおっしゃったことがありますが、地上の動物についてそれをどう当てはめたらよいのでしょうか。人間によって虐待され屠殺され誤用されるために生まれてくるようなものです。動物は霊的に何も間違ったことはしていないはずですが・・・「そうではありません。動物の霊は、霊は霊でも人間の霊とは範疇カテゴリーが違います。人間は正しい選択をする責任が負わされています。そこに自由...
愛を発揮すれば、それだけ自分が得をするのです。憎しみの念を出せば、それだけ自分が損をするのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー動物に投与している抗生物質などの薬品類が巡り巡って人間の体内へ入ってきている事実をどう思われますか。「それは、他の生命に害悪を及ぼすと必ずそれに対して責任を取らされるという、大自然の永遠のサイクルの一環です。他の生命に残虐な仕打ちをしておいて、それが生み出す結果を逃れるということは許されません。食欲以外に何の理由付けもないしに動物をオリの中で飼育し、動物としての本来の権利を奪うことは、悪循環...
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ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...
ーーーインディビジュアリティがパーソナリティのひとかけらなのですか。それともその反対ですか。「パーソナリティがインディビジュアリティのひとかけらです」 ーーーみんなグループソウルに属しているとなると、仲間の良い体験の恩恵をこうむると同時に、良くない体験の悪影響も忍ばねばならないのでしょうか。「その通りです。それが全体に寄与するのだと思えば、それも有難い体験です」 ーーーということは、私が今...
ーーー身体の機能上の不平等はどうでしょうか。「奇形もしくは脳に異状のある場合のことをおっしゃりたいのでしょうか。それは別に扱わねばならない複雑な問題でして、これには宿業カルマの要素が入ってきます」 ーーーカルマの要素があるということは再生もあるということでしょうか。「再生はあります。しかし一般に言われている形(機械的輪廻転生)での生まれ変わりではありません。霊界には無数の側面をもった、霊的ダイ...
ーーーあなたは、成長のためのチャンスは平等に与えられるとおっしゃってますが、私はどうも納得できません。魂の本質は同じかも知れませんが、その本質が発揮される能力は必ずしも平等ではありません。同じチャンスから必ずしも同じだけのものを摂取できるとは限りません。能力の程度によって異なったチャンスが与えられるか、それともチャンスは同じでもそれをうまく活用する能力が平等に与えられていないかのいずれかだと思いま...
ーーー人間の立場からみると悪に思えるものもまったく悪ではないことがあるものでしょうかーー高い次元から見ればむしろ善と言えることが。「地上の人間にとって苦しみは悪であり、痛みは歓迎されませんが、実質的には必ずしもそうではありません。苦は楽と同じく神の計画の一部です。苦がなければ楽もなく、暗闇がなければ光明もなく、憎しみがなければ愛もありません。作用と反作用は同じものであると同時に正反対のものです。一...
ーーーせっかくの成果をぶち壊しにするような行為も、全体の計画にとっては大して支障を来さないということなのでしょうか。「とんでもないことをして成果のいくつかをぶち壊しすることはあっても、全部を台無しにするようなことはないということです。人間の行為が及ぼす被害も多寡が知れてるということです。地上のいかなる人物にも、神の意志を完全に台無しにしたり、計画を推進を完全に阻害するほどの損害を及ぼす力はありませ...
ーーー先ほどあなたは、一歩控えて思い通りにやらせるほかはないことがあるとおっしゃいました。その人には好きな道を選ぶ自由意志があるわけですが、もしもその人が自由に行動してそれが仕事をぶち壊すようなことになったらどうなるでしょうか。「自由といってもある一定の範囲内での話です。無制限の自由ではありません。その人の霊的成長と進化から生じる一定の条件によって制約されます。完全な自由選択が許された無制限の自由...
ーーー霊の指導によって行われる範囲と人間の努力によって行うべき範囲について教えてください。「私たちも一定の法則の範囲内で仕事をしなければなりません。霊にもできることとできないことがあるということです。その法則による制約は人間よりはるかに厳格です。私がこれまでいちばん辛い思いをしたのは、私の愛する者が危機のさ中にありながら何も手を出さずに一歩下がって控え、自分で工夫するにまかせ、どちらの道を選ぶかじ...
今回から大英スピリチュアリスト協会で開催された講演及び、一問一答を抜粋して記載させて頂きます。初めに冒頭のシルバー・バーチ霊のお言葉からの抜粋です。「肉体に閉じ込められているが故の厄介な問題の一つとして、正しい焦点を定めることが難しいことがあげられます。つまり霊力というものが適切な通路を得た時の影響力がいかに実感あふれるものであるかについて、共通の認識が得られないことです。また、皆さんのように霊的...
ーーー精神に異状のある方は本当に気の毒でならないのですが、治療家として無力であることを痛感させられています。「精神上の病も治すことができます。身を私たちにあずけるーーあなたに要請されるのはそれだけです。ご自分を通して霊力が流れるようにするのです。じかに治療できない人には遠隔治療を施してあげなさい。霊的治療はもはや地上に根づいております。退散することは決してありません。あなたもあなたなりの貢献ができ...
ーーーわずか数分で治してしまう治療家がいると知って驚いているのですが、治療家によっては二時間とか数週間、あるいは数ヶ月、時には何年もかかって、それでも良くならないというケースがあります。なぜでしょうか。「果を見て木を知るべしです。大切なのは結果です(※)。治療家は背後霊団との最高の調和関係を目指して日常生活を律すべきです。そうすれば必ず良い成果が得られます。あなた方は身を正すことだけを考えてくださ...
ーーー心霊治療によって回復した人が間もなく他界することがあります。なぜでしょうか。「あなた方はなぜ死ぬということをそんなに悪いことのように考えるのでしょう。私たちの世界では仲間が地上へ誕生して行った時に泣くことがあります。地上を去ってこちらへ来ると手を取り合って喜びます。地球を離れることがなぜ悲劇なのでしょう」 今回の内容はやはり肉体を持った人間である私たちと霊界とでは、雲泥の差があると感じま...
ーーー私が遠隔治療を依頼されたケースが三つないし四つあるのですが、不幸にして成功しませんでした。少なくとも私はそう考えております。いずれの患者もそのまま他界されからです。「それはもしかしたら最高の成功だったと言えるかも知れませんよ。他界に際して何らかの力になることができたら、それは治療として成功といえます。治療の目的は地上での寿命を引き延ばすことはでありません。目的は霊との接触です。それが一番大切...
ーーーサークル活動に参加できる治療家は開発する上で勉強になりますが、そういう機会に恵まれない人のために何かアドバイスをいただけないでしょうか。それと、交霊会に出席することは治療家にとって不可欠でしょうか。「あとのご質問からお答えしますと、これにはきっぱりと
「病める人、苦痛を抱えた人、身も心も霊も悶え苦しむ人、希望を失った人、寄るべない人、人生に疲れ切った人、迷える人、こうした人々にお説教は要りません。説く人自ら信仰に自信を失っていることすらよくあるのです。説く人にも説き聞かされる人にも意味をもたない紋切り型の説教をオウムのように繰り返しても、誰も耳を傾ける気にはならないでしょう。欲しいのは霊的真理が真実であるとの証です。あなた方が真に奉仕の精神に燃...
「人生において、自分が役に立つということほど大きな喜びはありません。何処を見ても闇ばかりで、数え切れないほどの人々が道を見失い、悩み、苦しみ、悲しみに打ちひしがれ、朝、目を覚ます度に今日はどうなるのだろうかという不安と恐怖におののきながら生きている世の中にあって、たった一人でも心の平静を見出し、自分が決して一人ぼっちの見捨てられた存在ではなく、無限の愛の手に囲まれているという霊的事実に目覚めさせる...
「暗闇にいる人に光を見出させてあげ、苦しみに疲れた人に力を与え、悲しみの淵にいる人を慰め、病に苦しむ人を治し、無力な動物への虐待行為を阻止することができれば、それがたった一人の人間、一匹の動物であっても、その人の地上生活は十分価値があったことになります。価値ある者を求める闘いに嫌気がさすようではいけません。これはあらゆる闘いの中でも特に偉大な闘いです。唯物主義と利己主義ー地上世界を蝕み、何のために...
「現今のように物質性が勝り霊性が劣る状態から、逆に霊性が物質性を凌ぐまでに発達してくれば、霊界からの指導も随分楽になることでしょう。それは、間をつなぐものが霊と霊との関係になるからです。しかし残念ながら大部分の地上の人間においては、その霊が余りに奥に押し込められ、芽を出す機会がなく、潜在的な状態のままに放置されております。これではよほどの努力をしない限り覚醒は得られません。物質性にすっかり浸りきり...
「霊的真理は、これを日常生活に活用すれば不安や悩み、不和、憎しみ、病気、利己主義、うぬぼれ等々を追い払い、地上に本物の霊的同胞精神に基づく平和を確立することでしょう。霊的真理を一つでも多く理解していくことが、あなた方の魂と霊的身体を霊界からエネルギーを受けやすい体質にしていきます。これは地上と霊界を結ぶ磁気的な絆なのです。地上とのつながりを持つためには、それなりの道具が要ります。つまり霊力を送り込...
霊の世界からこうして地上へ戻って来るそもそもの目的は、人間の注意を霊的実在へと向けさせることにあります。ただそれだけのことです。地上世界の出来事に知らぬふりをしようと思えばできなことはありません。別段地上との関わりを強制される謂れはないのです。また人間側には我々に対して援助を強要する手段は何もないはずです。ですから私たちの尽力は全て自発的なものです。それは人類愛ともいうべきものに発し、援助の手を差...
「ある時は魂を感動させ、ある時は眠りから覚まさせ、当然悟るべき真理を悟らせるのが私たちの仕事です。言ってみれば霊への贈物を届けてあげることです。それが本来自分に具わる霊的威厳と崇高さを自覚させることになります。その折角の贈物をもし拒絶すれば、その人は宇宙最大の霊的淵源からの最高の贈物を断ったことになります。私たちからお贈りできるものは霊的真理しかありません。が、それは人間を物的束縛から解き放してく...
「人間の心に浮かぶ思念がすべて霊界からのものであるとは申しません。それは明らかに言い過ぎでしょう。しかしその多くが、背後霊が何とかして精神と霊とを豊かにしてあげようとする努力の反映であって、少なくとも単なる心像として見過ごしてはいけないことだけは真実です。その思念の伝達が地上における平面上の横の繋がり、つまり同じ意識の次元での交信でないことを忘れてはいけません。霊的なものを物的なものへと、二つの全...
「その他にも霊媒の精神ないし霊的体質によるエクトプラズムの微妙な個体変差があります。エクトプラズム※は決して一様のものではありません。いちばん元になるものが霊媒から抽出されるからです。霊媒の体質が粗野であればエクトプラズムも精神的ないし霊的に程度は低く、精妙度が劣ります。精神的に霊的に垢抜けした霊媒であれば、その性質がエクトプラズムにも反映します。(※元になるものをエクトプラズムミック・フォースと言...
「霊界の通信者の伝えたいことが百%伝わることは滅多にありません。あることはあるのですが、よほどの例外に属します。あなた方が電話で話を交わすような平面上の交信とは違うのです。その電話でさえ聞き取り難いことがあります。混線したり故障したりして全く通じなくなることもあります。地上という平面上の場合でもそうしたトラブルは生じるのですから、まったく次元の異なった二つの世界の間の交信がいかに困難なものであるか...
「地球は完全な状態で創造されたのではありません。個々の人間も完全な状態で創造されたのではありません。完全性を潜在的に宿しているということです。その潜在的完全性が神からの霊的遺産であり、これを開発することが個人の責務ということです。それには自由意志を行使する余地が与えられています。善か悪か、利己主義か無私か、慈悲か残酷か、その選択はあなたの自由ということです。但し忘れてならないのは、どちらの方向へ進...
「私にできることは、いつの時代にも適用できる真理を繰り返し説くことです。それを受け入れ、生活の基盤とするのはあなた方の役目です。それは容易なことではありません。しかし、もしも容易であったらそれだけの価値はないことになりましょう。霊的探検に容易なものは何一つありません。霊の歩むべき本来の道は何にも増して困難なものです。聖者の道、悟りへの道、円熟への道は容易には達成されません。自己犠牲を伴う長くゆっく...
「徐々にではありますが、光が闇を照らすように知識が無知の闇を明るく照らしていきます。生長、変化、進化、進歩、開発、発展ーーこれが宇宙の大原理です。一口に進化と言っても、、そこには必ず潮の干満にも似た動きがあることを知って下さい。循環(サークル)運動、周期(サイクル)運動、螺旋(スパイラル)運動ーーこうした運動の中で進化が営まれており、表面は単調のようで内面は実に複雑です。その波間に生きるあなた方も...
「私たちは法則と条件による支配を受けます。その時々の条件に従って能力の範囲内のことをするほかはありません。が、目に見えようと見えまいと、耳に聞こえようと聞こえまいと、手に触れられようと触れられまいと、あなた方を導き、援助し、支援とする力が常に存在します。人のために役立とうと心掛ける人に私はいつも申し上げてきたことですが、見通しがどんなに暗くても、いつかは必ず道は開けるものです。霊の力は生命の力その...
「あなた方が直面する悩み事は私にもよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正しければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のままに働いて...
「地上生活に何一つ怖いものはありません。取り越し苦労は、大敵です。生命力を枯渇させ、霊性の発言を妨げます。不安の念を追い払いなさい。真実の愛は恐れることを知りません。その愛が宇宙を支配しているのです。そこに恐怖心の入る余地はないのです。それは無知の産物にほかなりません。つまり知らないから怖がるのです。ですから知識を携えて霊的理解の中に生きることです。取り越し苦労の絶えない人は心のどこかにその無知と...
「人生は全て比較対照の中で展開しております。光も闇も共に神を理解する上での大切な要素です。もし光と闇とが存在しなければ、光は光でなくなり闇は闇でなくなります。つまり光があるから闇があり、闇があるから光があるのです。同じく昼と夜がなければ昼は昼でなくなり夜は夜でなくなります。愛と憎しみがなければ愛は愛でなくなり憎しみは憎しみでなくなります。その違いが分かるのは相対的だからです。しかし実は両者は一本の...
「人間は物質の中に埋もれた生活をしているためにバイブレーションが低くなっております。朝、目を覚まし、まだ意識が完全に働かないうちにから、あれやこれやと煩わしいことや心配事の波にのみ込まれていきます。大きい悩み、小さい悩み、真実の悩み、取り越し苦労に過ぎぬもの等々いろいろあります。が、いずれにせよ全ては一時的なものにすぎないのですが、そういうものに心を奪われてしまうと、背後で霊が働いてくれている事実...
「その日その日の煩わしい雑事に追いまくられ、心配事や悩み事を抱えた生活を送っていると、時としてあなた方は、なぜこんな目に遭わなければならないのかと思ったり、また、これもよくあることですが、気持ちの通じ合った仲だと思っていた人から冷たい態度に出られたりして、理想を求める旅路で初めて光を見た時の感激をつい忘れてしまいがちです。その感激的体験の純粋無垢の美しさは時の経過とともにある程度その輝きを失いがち...