「人生には、時には、どうすることも出来ず困りきってしまう事が起こるものです。道が見つからず、決断がつきません。中には、この悩みの解決を、ある霊魂に訴えて、助けて貰おうとする人がいます。こういう人達は、自分を助けてくれるのは、その霊魂だけと思い込んでいるわけです。だが、それは間違いです。彼が助力を訴える相手の霊は、その霊だけに限りません。彼が目を向けるべき霊は、神です。その人がいつも崇敬を捧げている...
病気の大半は精神と霊から生じております。いわゆる人身事故でさえ精神並びに霊的原因から発生していることがあるのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
シルバー・バーチ霊は永い間、ホームサークルの交霊会を中心に語り続けて来られたようですが、三つのスピリチュアリストの団体からの招待に応じて、それぞれの本拠地で講演と一問一答を行ったとのことです。一つはコペンハーゲンで開催された国際スピリチュアリスト連名の総会において、二つ目は英国心霊治療家連盟において、三つ目は大英スピリチュアリスト協会において、それぞれ評議会員を前にして行われたようです。大事なこと...
子供のように純心になり切って、単純な真理を素直に見て素直に受け入れられるようでないといけません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーキリスト教の教えも無数の人々の人生を変え、親切心や寛容心を培ってきていると思うのです。そういう教えを簡単に捨てさせることが出来るものでしょうか。「私は何々の教えという名称には関心がありません。私が感心をもつのは真理のみです。間違った教えでもそれが何らかの救いになった人がいるのだからとか、あえてその間違いを指摘することは混乱を巻き起こすからとかの理由で存続させるべきであるとおっしゃっても、私に...
地上で何であったかは別に問題ではありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーー支配霊や指導霊の中にはなぜ地上でのクリスチャンだった人が少ないのでしょうか。「少ないわけではありません。知名度が低かったーーただそれだけのことです。地上の知名度の高い人も実はただの代弁者マウスピースにすぎないことをご存知ないようです。つまり彼らの背後では有志の霊が霊団やグループを結成して仕事を援助してくれているということです。その中にはかつてのクリスチャンだった人も大勢います。もっとも、地...
イエスに対する最大の貢献は、他人のために自分ができるだけ役に立つような生活を送ることです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
霊言の愛読者の一人からーーースピリチュアリストもキリスト教徒と同じようにイエスを記念して
ーーー(かつてのメソジスト派の牧師)いっそのこと世界中に広がらなかった方がよかったという考え方もできます。「愛を最高のものとした教えは立派です。それに異議を唱える人間はおりません。愛を最高のものとして位置づけ、ゆえに愛は必ず勝つと説いたイエスは、今日の指導者が説いている霊的真理と同じことを説いていたことになります。教えそのものと、その教えを取り違え、しかもその熱烈信仰によってかえってイエスを何度も...
イエス様があれだけの威力を発揮できたのは霊恪の高さというよりも、心霊的法則を理解し自在に使いこなすことができたからと言われています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーイエスが持っていた霊的資質を総合したものが、これまで啓示されてきた霊力の大根源であると考えてよろしいでしょうか。「いえ、それは違います。あれだけの威力が発揮できたのは霊恪の高さのせいよりも、むしろ心霊的法則を理解し自在にに使いこなすことができたからです。皆さんにぜひとも理解していただきたいのは、その後の出来事、つまりイエスの教えに対する人間の余計な干渉、改ざん、あるいはイエスの名のもとに行わ...
イエス様の偉大さについて、たった一人の人間があれほど心霊法則を使いこなした例は地上では空前絶後であるということだと言われています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーイエスの教えは最高であると思われますか。「不幸にしてイエスの教えはその多くが汚されてしまいました。私はイエスの教えが最高であるとは言っておりません。私が言いたいのは、説かれた教訓の精髄せいずいは他の指導者と同じものですが、たった一人の人間があれほど心霊法則を使いこなした例は地上では空前絶後であるということです」 ーーーイエスの教えがその時代の人間にとっては進み過ぎていたーーだから理解でき...
イエスの生活が完全であったとは一度も言っておりません。それは有り得ないことです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーイエスが霊的指導者の中で最高の人物で、模範的な人生を送ったとおっしゃるのが私にはどうしても理解できません。「私は決してイエスが完全な生活を送ったとは言っておりません。私が申し上げたのは地上を訪れた指導者の中では最大の霊力を発揮したこと、つまりイエスの生涯の中に空前絶後の強力な神威の発現が見られるということ、永い霊覚者の系譜の中でイエスにおいて霊力の顕現が最高潮に達したということです。イエスの...
イエスは神ではありません。全生命を創造し人類にその神性を賦与した宇宙の大霊そのものではありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
地上の歴史の中でも最大の論争の的とされている人物すなわちナザレのイエスが、交霊会でも質問の的にされた。最初に一牧師からの投書が読み上げられた。ーーーシルバー・バーチ霊はイエス・キリストを宇宙機構の中でどう位置づけているのでしょうか。また<人間イエス>と<イエス・キリスト>とはどこがどう違うのでしょうか。「ナザレのイエスは地上へ降誕した一連の予言者ないし霊的指導者の系譜の最後を飾る人物でした。そのイ...
元来、地上を後にした人間の多くは格別に進歩性もなければ、さりとて格別に未熟とも言えない。肉体より離れていく人間の大半は霊性において特に悪でもなければ善でもない。「霊訓」より
私が声を大にして「五感を中心として平凡な生活に徹すること」とそう叫ぶのは、一つにそこにこそ人間的努力の尊さがあり、肉体をもって生活する意義もそこから生まれると信じるからであるが、もう一つ、生半可な霊能を頼りにすることの危険性として、そういった霊能者を操って悪ふざけをする低級霊がウヨウヨしているという現実があるからである。『霊訓』に次のような一節がある。「邪霊集団の暗躍と案じられる危険性についてはす...
霊の再生の問題はよくよく進化した高級霊にしてはじめて論ずることのできる問題である。人間にとって深い入りせぬ方がよい秘密もあるのである。モーゼスの「続霊訓」より
再生そのものが事実であることに疑問の余地はない。シルバーバーチは向上進化という霊の宿命の成就のための一手段として、再生は必須不可欠のものであり、事実この目で見ておりますと述べている。私はこの言葉に全幅的信頼を置いている。また、それを否定する霊がいるのはなぜかの問いに、霊界というところは地上のように平面的な世界ではなく、内面的に無限の次元があり、ある一定の次元まで進化しないと再生の事実の存在が分から...
無名の靴職人が実は大変な高級霊で、死後一気に霊団の指揮者の地位に就く話が、オーエン氏の「ベールの彼方の生活」第三巻に書いてあります。
偉大なる霊がまったく無名の生涯を送ることがある例として、オーエン氏の『ベールの彼方の生活』第三巻に、靴職人のお話があります。その靴職人が実は大変な高級霊で、死後一気に霊団の指揮者の地位に就く話が出ているのです。地上生活中は本人も思いも寄らなかったとのことで、天使から教えられて戸惑う場面があります。肉体に宿ると前生(地上での前生と肉体に宿る前の霊界での生活の2種類がある)がシャットアウトされてしまう...
偉大なる霊がまったく無名の生涯を送ることがよくある。一介の工場労働者、社員、漁師、あるいは農民の身の上に生を受けることがあるのである。マイヤースの通信・個人的存在の彼方の一節
ーーーー自分の前生を思い出してそれと断定できるものでしょうか。という質問に対してシルバーバーチは「それは理論的にはできますと言えても実際にそれができる人は現段階の地上の人間にはまずいません」と述べている。ところが現実には洋の東西を問わず
もう一人の動物愛護運動家が招かれ、その人に向かってシルバーバーチがこう語りかけた。「本日あなたにお出でいただいたことを非常に嬉しく思っております。人類の啓発と、感性を具えたあらゆる形態の生命への慈悲心を教える仕事に献身しておられる神の僕をお迎えすることは大いなるよろこびです。その仕事が容易ならざるものであること、前途に困難が山積みしていることは私もよく存じております。しかし、霊の褒賞は、困難に直面...
暗闇の中でこそ光明が見出せるのです。困難の中にあってこそ援助が得られるのです。夜明け前には必ず闇夜があるというのは陳腐な譬えですが、やはり真実です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
デニス氏ーーー私が理解できないのは、霊界では確固とした協力態勢ができているのに、地上で同じ愛護運動に携わっているはずの人たちの間に一致団結が見られないことです。「一致団結というのは難しいものです。残念ながら地上においては往々にして原理・原則よちも個人的な考えが優先されます。立派な仕事に携わっているものの、時が経つにつれて初心を忘れ、一身上のことばかり考えるようになります。人間の煩悩の一つです。それ...
光が闇を征服するように、善は必ず悪を征服します。闇の力は光には勝てませんし、悪の力も善の力には勝てません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
デニス氏が奥さんの他界後、一人で出席され、シルバーバーチがこう語りかけた。「奥さんからの伝言ですが、奥さんはあなたがその後も動物愛護の仕事ーーあなたとともに生涯をかけた、動物への無用で愚かで邪悪な残虐行為を止めさせるための仕事をずっとお続けになっていることを喜んでおられます。これはまさに文明の汚点、恥ずべき汚辱です。全生命の同一性を理解しておられる皆さんは、下等な存在と見なされている動物が本来の権...
感性を具えた存在に永遠の資質を賦与することができるのは宇宙の大霊すなわち神のみです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「生命はその全側面において互いに混じり合い依存し合っております。そこに一種の親族関係ともいうべき密接なつながりがあります。生命は無限ですから、その顕現もまた無限の形態をとっております。どの部分も他と切り離されて存在することはできません。動物の中には人間との接触を通じて、人間とよく似た個的意識が芽生えているものがいます。もとより人間が動物に個別性を賦与するわけではありません。それは出来ませんが、潜在...
自分を役立てるという目的にひたむきでありさえすればーーこれ以上の崇高な宗教はないのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「お二人がこの道に導かれたのは決して偶然ではありません。霊的熟達の極印は哀れみの情にあるからです。哀れみのないところに霊的進化はありません。すべての存在、すべての動物、あらゆる生物、地上に存在する霊的顕現のすべてに対して哀れみの情を向けなくてはいけません。進化の道を少し先まで進んだ者は、共有している世界の不可欠の存在であるすべての人間、すべての生物に対して責任があることを自覚するものです。抵抗する...
「創造物全体の進化を支配する総合的機構は一つあるだけですが、それぞれの顕現の形態にそれなりの異なった進化のコースがあります。人間が成就している個別的意識をもつに至っていない動物には、種属全体としての類魂があります。もっとも、同じ種属の動物でも人間との接触を通じて個別化を促進されて、人間に似た形態の個別意識をもつに至っているのもいます。全体としての類魂もいつまでも同じ状態にあるのではなく、常に進化し...
装飾品にするために動物を殺すことは、神は許しません。あらゆる残虐行為、とりわけ無意味な殺生は絶対に止めなくてはなりません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「お二人が生涯を傾けておられる動物は、究極的には人間が責任を負うべき存在です。なぜならば、人間は動物とともに進化の道を歩むべき宿命にあるからです。ともに手を取り合って歩まねばならないのです。動物は人間の貪欲や道楽の対象ではないのです。動物も進化しているのです。自然界の生命はすべてが複雑に絡み合っており、人間の責任は、人間同士を超えて草原の動物や空の小鳥にまで及んでいます。抵抗するすべを知らない、か...
人間が争いを起こす時、その相手が人間同士であっても動物であっても、結局は人間自身の進化を遅らせることになるのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
動物愛護運動にご夫婦共々生活を捧げた英国のTV番組≪サファリ≫の制作者デニス氏という方※で奥さんがご健在のころにご夫婦で招かれ、シルバーバーチ霊から賛辞を受けた様子が、ステラ・ストーム女子が編集した「Philosophy of Silver Birch by Stella Storm」に書かれているとのことで、かなり長いのですが、大事な事が網羅されているので抜粋しながら、何回かに分けて記載しようと思います。(※このご夫婦についてのデニス氏という...
一般的に言って、家庭で飼われている動物は"文明の恩恵"は受けておりません。動物の方がその飼い主よりも自然な超能力を発揮しております。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー例えば家で飼われている猫は人間には見えない霊の存在に気づいているのでしょうか。「もちろん気づいております。人間に見えなくなったのは、あなた方の文明ーー時としてそう呼ぶのはふさわしくないことがあるのですがーーそれが人間生活を大自然から遠ざけたことに原因があります。つまり大自然がもたらしてくれる能力と力から人間が絶縁しているのです。そのために文明人は大自然と密接につながった生活をしている人種より...
人間は霊的属性、霊的潜在力、霊的才能を携えた霊的存在です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーわれわれ人間がもっと自然な、もっと神の御心にかなった生き方をするようになれば、こうまで無数の動物が実験材料にされることもなくなると思います。「その通りです。ですから、われわれは今後とも啓発と真理の普及を、いつどこにていも心掛けなくてはいけないのです。その妨げとなるものを一つでも取り除くことができれば、そのたびにそれを喜びとしなければいけません。霊の力は単なる変革をもたらすのではありません。そ...
うまく罪を免れる人は誰一人いません。摂理は間違いなく働きます。例え地上で結果が出なくても、霊界で必ず出ることを私が断言します。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー人間はこれから先もずっと動物に酷いことをし続けるのではないかと思うのですが・・・「いえ、そうとばかりも言えません。他の生命に対する責任を徐々に理解していくでしょう。人間は進化しつつある世界での進化しつつある存在です。絶頂期もあれば奈落の底もあり、向上もすれば転落もします。進化というのは螺旋形スパイラルを画きながら信仰するものだからです。しかし全体としては少しずつ向上しています。さもないと進化...
ーーー霊的に正しければ物的な側面も正しくなるとおっしゃったことがありますが、地上の動物についてそれをどう当てはめたらよいのでしょうか。人間によって虐待され屠殺され誤用されるために生まれてくるようなものです。動物は霊的に何も間違ったことはしていないはずですが・・・「そうではありません。動物の霊は、霊は霊でも人間の霊とは範疇カテゴリーが違います。人間は正しい選択をする責任が負わされています。そこに自由...
愛を発揮すれば、それだけ自分が得をするのです。憎しみの念を出せば、それだけ自分が損をするのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー動物に投与している抗生物質などの薬品類が巡り巡って人間の体内へ入ってきている事実をどう思われますか。「それは、他の生命に害悪を及ぼすと必ずそれに対して責任を取らされるという、大自然の永遠のサイクルの一環です。他の生命に残虐な仕打ちをしておいて、それが生み出す結果を逃れるということは許されません。食欲以外に何の理由付けもないしに動物をオリの中で飼育し、動物としての本来の権利を奪うことは、悪循環...
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「人生には、時には、どうすることも出来ず困りきってしまう事が起こるものです。道が見つからず、決断がつきません。中には、この悩みの解決を、ある霊魂に訴えて、助けて貰おうとする人がいます。こういう人達は、自分を助けてくれるのは、その霊魂だけと思い込んでいるわけです。だが、それは間違いです。彼が助力を訴える相手の霊は、その霊だけに限りません。彼が目を向けるべき霊は、神です。その人がいつも崇敬を捧げている...
「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
「無言の友が、貴方の傍に居ます、霊の姿で、彼等は貴方の悩みも喜びも、また、あなたの魂の求めるところも、知り抜いています。一人っきりと、貴方は思っていても、貴方は一人ではないのです。魂の友、貴方の愛する者は、貴方の傍に立っています。一人と感じるのは、貴方が現実の生活で一人っきりであったり、またそういう意識を持つからです。貴方の霊はそんな枠を乗り越えて、愛する者と一つになることは可能なのです。ただ、そ...
「民族間、国家間の誤解や衝突によって、人間の心の平和も、信頼関係も閉ざされています。しかし、地上の人を超える視力でものを見る時、人間は内的には驚くべき成長を遂げつつあるのです。宇宙の星々の霊団から、地上に向けて、光明と愛の光線が投射されております。皆さんは、愛について語り合うことがありますね。しかし、高い世界から放射される愛の本当の力や秘密については、殆ど判っていません。そのような愛と光明と慈しみ...
「霊師達は、何よりも、皆さんが神に素直に身を委ねることを求める。と申しても、決して貴方の人生を苦労なしにしてやろうとか、目を開き意識を高めるに大切な人生勉強をなしにしてやろうとか、そういう事ではありません。心に善意を持ちなさい。素直になりなさい。進んで悩みも重荷も、貴方を見守り導いてくれる霊的な愛に委せてしまいなさい。無私の、援助を求める声があるところ、必ずや吾々はそれに応えることが出来ます。他者...
「地上にも、他界にも、霊師達が居られます。これら諸霊は、更に偉大な霊師達と結んで、宇宙に一大組織を形成しておられ、生命の諸階層で活動しておられます。この組織を大ホワイト霊団と申します。これら霊師達は、過去に様々の苦難をなめ、霊性を清められた結果、その輝きが神の使徒に相応しいホワイト(白色)となられたわけです。霊師達は、静寂の中に、いつも皆さんを待ち受けて居られる。もし出来ることなら、皆さんの目を開い...
「第二のことは、感謝です。神への感謝の念を絶やすことのないよう。これが完全な生に至る秘訣です。神への感謝の行いによって、人は神と道交するものですから。この世に生まれたことを神に感謝しなさい。この世に生を享け、そのおかげで貴方は神性発揮に歩一歩近づける、この事に感謝しなさい。決して一日一日をぼんやりと過ごすことのないよう、生活の一つ一つにその意義を学び取るようにして生きなさい。泥まみれになることが人...
「昔、東方の賢人達が星の導きで、イエスの元に至りました。もし貴方がその星に至りたいなら、どうしても胸に温めて貰いたい二つの事があります。許しと感謝、これです。これが天国の門を開く鍵です。いとも単純な鍵、この教訓を身に付けぬ者は、誰一人天国の門をくぐることは出来ません。イエスは申しました『私達に背く者を私達が許すように、私達の過ちも許し給え』と。許すことは難しい。しかしどうしても人が学び取らねばなら...
「貴方の内に宿る神性に気付く事は、何ものにも勝る霊的経験です。それは貴方の霊的諸媒体の浄化に役立ちます。ひるがえって、貴方の肉体の健康にも有効なのです。人間は四六時中、自分の乗る車ーーーつまり肉体・幽体・霊体などの媒体ーーーの浄化をすすめる事が出来ます。それが貴方の未来の地上生活や他界での生活の有り様を決定します。生命の幾段階が、神の子である貴方を待ち受けています。盲目ではその美を見ることは出来ず...
「皆さんは霊的進歩の道を選びました。そこで毎日こう祈っています、「神よ、私を見捨てないで下さい。私がつまずくことのないように、誘惑に会うことがないように。神よ、私に力を、悪魔のささやきにも挫けぬ力をお与え下さい」と。それにも拘わらず、貴方がたはつまずき、しばしば悪魔の世俗のささやきに負け、神の道を、愛の道を見捨ててしまいます。なぜ、魂はこうした誘惑に耐えねばならないのでしょうか。その答えは簡単、試...
「常に、心の静穏を保つように努めなさい。心から争いと恐怖の思いを消しなさい。これは、愛を学ぶにつれ、出来るようになるものです。師を求めて荒野へ行った、ある新入りの信者の話があります。師はその者を受け入れこう言いました。入門者はすべて、絶えず霊的進歩を目指す強い心構えがなければいけないと。この新入りの弟子は、人並み以上にそうした強い願望を持っていました。しかし唯一、一番大事なものを欠いていました。つ...
「人は神秘を学べば、何か道が開けると思いがちです。だが、霊的神秘は言葉で魂に伝わるものではありません。それは行為です。貴方がその神秘に触れるための行為によるのです。世の全ての書を読み、知識を知り尽くしても、人は依然無力です。それに至る道は唯一つ、日常の貴方の生活如何です。どんなに願い、憧れ、欲求しても無駄です。肝心なのは人類への現実の奉仕です。それがつまらない床掃除であったり、人の嫌がる仕事であっ...
「魂の試練は四種類あります。それは人間の霊的要素と関係しています。第一は『水』の目覚めです。この試練を経る者は『水』の要素を獲得したわけで、その日以後、感情の統制者となります。第二段階は思考の統制です。真と偽、黒と白、表と裏、高い心か低い心かを見抜く思考の修練です。これは『空』の目覚めで、これを経て心の見分け方を身に付けます。次に『火』の目覚め、これは愛の訓練、愛の力の聡明な使い方の修練です。最後...
「個人の問題も、人類の問題も、その回答はすべて、神の意に身を委ねるところにあります。貴方の内在の声『神の意なさるべし』これに従うところにです。しかし、人が神の意のままに従うことはなかなか難しいことです。人は未だ霊的進歩の途上にあるわけですから。それに、自己の力を過信している場合は、とりわけ難しい事です。神に仕えようと思う者は、誰しも重荷と試練に耐えねばなりません。それは、貴方が多くの魂の役立つ者と...
「人の師たること、救世者たること、その資質は限られた少数の人だけのものではありません。神の子はすべて、内にその可能性を秘めています。そして、貴方がたこそ、その神の子、人の師、救世者たり得る資質をもつものです。貴方には自由意志があります。貴方は霊性の開顕に必要な最高な状況に置かれています。それは貴方が神の偉大な計画の部分だからです。一粒の種子の中に、やがて花開く、花のすべての美が隠されています。種子...
「夜空に目を向ければ、広大な星空の拡がりに目もくらみます。しかし、人は空のほんの外側を見ているにすぎないのです。大空の星の一つといえど、一つの偉大な魂ーーー神と私達は呼びますがーーーその指揮下にあるのです。神は星々の命、その活動をみそなわし給う。この太陽系にある無数のもの、それは神の愛の通路です。それらもまた奉仕に生きることによって、同じ愛と同胞性の真理を表現しています。一枚の蝶の翅を思ってみられ...
「貴方が病気の時、また、貴方の愛する者が病んでいる時、貴方は自分の霊を高めて、キリスト、その輝く存在に触れることも可能です。本当にこれが出来さえすれば、一切の病気も痛みも治癒します。キリスト神霊は医師です。キリスト神霊はイエスを通じて、これを行ってみせました。この創造主の治癒力は、今もなお示され続けております。貴方は明日のことが気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて一歩が踏み出せな...
「救済とは、特定の一人の人物を信じることではなく、人間内在のキリスト神霊の目覚め、その愛の働きによるものです。この愛は同胞と戦うことを禁じます。隣人を踏みつけにすることを禁止します。逆に、言葉で行為で、親切や思いやりを勧めます。ーーー日常を神のために、上方の、周りの、また内なる栄光を感じつつ、生きるように奮い立たせます。これがキリストによる救いです。かつてイエスは弟子達に申しました。聞く耳を持つ者...
「どうしたら、人は、宇宙にあるキリストの生命と力を、自分のものとすることが出来るのでしょうか。善人ならば死んでから会える、キリストとはそんな遠い存在ではありません。キリストは、目の前に存在する力であり智です。現に、キリストは貴方の友であり、貴方の兄弟です。もし貴方が望むならばですが。また、キリストは救世主でもあります。と申しても、私共は人間の主イエスのことを言っているのではありません。この地上の生...
「霊界の上に『光の宮』があります。魂が再生するのはこの境からです。しかし、地上で奉仕の苦闘生活を終わって後、この境で、長期に渡る至福の生活を続けることも可能です。其処の滞在期間については各別の決まりはなく、また、地上への再生も強制されません。しかし終局においては、再生することが生命の法則です。魂がある段階まで成長しますと、目覚めというか、刺戟が起こり、きびすを返して再生する決断をします。それは更に...
ーーー地上に生命が誕生したのはいつ頃ですか。「初めは混沌とした状況であった。混沌の中で、要素が混合された。漸次、これら要素がその処を得、その後、次々と変わる地球の状況の応じて、生物の各段階が現れた」 ーーーこれら生物は何処から来たのですか。「これら生物の種子は地球そのものの中にあって、適当な出現の時を待っていた。有機質はある力によって初めバラバラになっていたが、その力の停止と共に集合し、地上生...
ーーー宇宙は創造されたものですか。それとも神のように初めから存在していたのですか。「確かなことは、宇宙は自成した筈はないということ。では初めから在ったのかというと、それでは神の作品とは言えなくなってしまう」[注解] 吾々の理性によると、宇宙が自らを創ったとは考えられない。また偶然に出来たとも考えられないから、結局、神の創造と言わざるを得なくなる。 ーーー神はどのようにして宇宙を創造されたのですか...
ーーー宇宙空間は無限ですか。それとも有限ですか。「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念に行き着く。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解できるものではない」 ーーー絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するの...
ーーー鈍重さは物質の本性ですか。「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」[注解]鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。 ーーー物質は一つの要素からできているのですか、それとも幾...
ーーー霊と物質は別物ですか。それとも、霊は物質の持つ諸性質の単なる一つにすぎないのですか。たとえば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである」 ーーーこの霊と物質の結合は、霊の発顕はつげんにも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意...
ーーー物質は神とともに、永遠より存在したのですか。あるいは、ある時期に創造されたのですか。「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」 ーーー物質の一般的な定義として次のも...
ーーー人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るのでしょうか。「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、いま人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」 ーーーでは、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれ...
ーーー神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい。神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入っ...
ーーー神の本質を人間は知ることが出来ますか。「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」 ーーーでは、神の神秘を理解できるようになりますか。「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」 ーーーもし、神の本性を知ることが出来なくても、神の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつ...
ーーー物が形成された第一原因は、物質の本性の中にあるとは言えませんか。「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」 ーーー物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これは如何でしょう。「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」&nbs...
神について(神と無限)ーーー神とは何ですか。「神とは至上の英知、一切の第一原因である」 ーーー無限とは何ですか。「始めもなく、終わりもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」 ーーー神は無限と言ってよろしいですか。「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」 ーーー神の存在の証拠は何でしょう。「結果があるからには、必ず原因...
ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...