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多摩川通信
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昭和・平成の思い出など
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ブログ村参加:2020/09/15

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tamagawatushinさんの新着記事

1件〜30件

  • イスラエル建国の正当性を巡って

    ユダヤ人の起源: 歴史はどのように創作されたのか (ちくま学芸文庫) 作者:サンド,シュロモー 筑摩書房 Amazon 古代、パレスチナはエジプトが支配する地域だったが、紀元前1021年、パレスチナの地にユダヤ人のイスラエル王国が誕生した。後に一部地域がユダ王国として分離し、イスラエル王国は紀元前722年にアッシリアに滅ぼされ、ユダ王国は紀元前587年にバビロニアに滅ぼされた。その後パレスチナはローマ帝国の属州となったが、紀元後2世紀にユダヤ人の反乱に手を焼いたローマ帝国がユダヤ教の根絶を図ったことから、ユダヤ人の離散が進んだとされる。さらに幾多の変遷を経て、16世紀以降、パレスチナはオスマン…

  • オリンピアンの栄光と孤独

    たった一人のオリンピック (角川新書) 作者:山際 淳司 KADOKAWA Amazon 東京オリンピックの期間中、テレビの画面を通してオリンピアンたちの数々の栄光を目にした。連日の日本人選手たちの活躍にはコロナの鬱屈を忘れて歓喜に浸った。同時に、それらの栄光のきらめきの向こうにオリンピアンの孤独を目にすることもあった。 体操の内村航平が初めてオリンピックの舞台に登場したのは2008年の北京大会だった。よりによってその開会式が間もなく始まろうとするとき、わが家のブラウン管テレビが壊れた。慌てて家電量販店に駆け込んで買った29型の液晶テレビは8万円だった。 その大会で19歳の内村は団体総合と個人…

  • オリンピック

    古代オリンピック 全裸の祭典 (河出文庫) 作者:トニー・ペロテット 河出書房新社 Amazon オリンピックが最初に開催されたのは紀元前776年である。その頃、ギリシャ全土で疫病が蔓延していた。まるで今と似たような状況である。この疫病を鎮めるため、アポロンの神に神託を求めると「争いをやめて競技会を復活せよ」という神託が下った。 この神託に従い、ギリシャ国内の都市同士で繰り返されていた戦争を一旦休戦にして、最高神ゼウスの神殿があったオリンピアの地で、8月に、ゼウスに捧げる祭典の一環として競技会を開催した。 この最初のオリンピックで行われた競技は約192メートルの短距離走のみで、優勝者の名はコロ…

  • 日本サッカーの暗黒時代

    デットマール・クラマー 日本サッカー改革論 作者:中条一雄 ベースボール・マガジン社 Amazon 小学校6年生の秋、田舎の個人病院の待合室で診察を待つ間、白黒テレビに流れるイングランド・サッカーの試合を見るともなく見ていた。タッチライン沿いをドリブルで疾走する選手。相手選手のスライディング・タックルをかわしてゴールラインぎりぎりでセンタリング。ゴール前の選手が足に当てたボールがゴールネットに鋭く突き刺さる。そのスピードと目の覚めるような展開に一瞬にして心を奪われた。翌年、中学校に入学するや直ちにサッカー部に入部した。 1974年の6月から7月、西ドイツでFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカ…

  • フランス革命下の市民の日常

    フランス革命下の一市民の日記―1791~1796 作者:セレスタン・ギタール 中央公論新社 Amazon 日記帖には、たいてい日々の天気を記載する欄が備わっているが、その必要性についてあまり意識したことはなかった。だが、フランス革命期にパリで暮らしていた平民年金生活者の日記(「フランス革命下の一市民の日記」セレスタン・ギタール)を読んだとき、日々の天気を記すことの意義がはじめて明確に理解できた。 その日記におけるパリの天気の記載は、数々の歴史的出来事の登場人物の瞳に映った最後の景色を確かに伝えていた。ごく短い天気の記載ではあるが、その日、その時、その場所にいた人間が持ったであろう感慨の一端を現…

  • 闘う牧水

    若山牧水―流浪する魂の歌 (中公文庫 M 100-2) 作者:大岡 信 中央公論新社 Amazon 幾山河こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞけふも旅ゆく わが小枝子思ひいづればふくみたる酒のにほひの寂しくあるかな かたはらに秋ぐさの花かたるらくほろびしものはなつかしきかな 白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり 牧水の歌はおおどかな朗詠の調子があって心地よい。牧水の友人だった俳人の飯田蛇笏や歌人の土岐善麿などは、牧水は若いころから気分が高揚すると朗々と自作の歌や好きな詩句を朗誦したものだが、それがまた絶品だったと追想している。 「若山牧水 流浪する魂の歌」で大岡信は、牧水の歌を…

  • アフリカの中国人

    中国第二の大陸 アフリカ:一〇〇万の移民が築く新たな帝国 作者:ハワード・W・フレンチ 発売日: 2016/02/27 メディア: 単行本 アフリカ大陸自由貿易圏協定(African Continental Free Trade Area:AfCFTA)の運用が今年1月からはじまった。アフリカの54カ国・地域が参加し、13億の人口と3兆4千億ドルの経済規模を有する過去最大の自由貿易協定である。 国連の人口推計によると、アフリカの人口は2020年代にインドと中国を追い抜き、2030年に約17億人、2050年には約25億人に達すると見込まれている。また、アフリカの総人口に占める生産年齢人口(15歳…

  • 万葉の調べ

    万葉集講義-最古の歌集の素顔 (中公新書) 作者:上野 誠 発売日: 2020/09/18 メディア: 新書 万葉集はすべて漢字で書かれている。 日本で漢字が使われるようになったのは4世紀末から5世紀初めらしい。古来、日本固有の言葉で歌われていたことが漢字で表記できるようになったことにより、歌集が成立し後世へと伝わることになった。 「万葉集講義 最古の歌集の素顔」(上野誠/中公新書)は、和歌の根底には5世紀以前の人びとが口から耳へ、耳から口へと歌い継いでいた日本語の歌々があると言う。 それらの歌々が男女の掛け合いや宴の場で歌われていたのだとすると、楽しげな旋律を伴っていたにちがいない。 歌の内…

  • I Have a Dream

    アメリカ黒人史 ――奴隷制からBLMまで (ちくま新書) 作者:バーダマン,ジェームス・M. 発売日: 2020/12/09 メディア: 新書 「 われわれは今日も明日も困難に直面するが、それでも私には夢がある。それは、アメリカの夢に深く根ざした夢である。 私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。 私には夢がある。それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという…

  • 尊厳死について

    安楽死を遂げるまで 作者:宮下洋一 発売日: 2018/01/05 メディア: Kindle版 老父が脳梗塞で入院し、新型ウイルス対策で面会できないでいるうちに看護師から体に力が入らなくなったと連絡があり、終りが近いと覚悟した。親族にも状況を伝え、「いい人だった」と各々しみじみ思いはじめたころ、突然、本人から電話が入った。 口も麻痺していたが「暇だからラジオを持ってこい」ということらしく、死ぬ気はさらさらないようだ。以前から「施設には絶対に入らない」と頑なだった。今さら「体が動かなくても自宅で暮らす」などと言い出されては一大事である。もはや「いい人」どころではなくなった。 そんなこんなの中で手…

  • 帝国日本人一座の大遠征

    海を渡った幕末の曲芸団―高野広八の米欧漫遊記 (中公新書) 作者:宮永 孝 メディア: 新書 幕末の芸人を写した3点の写真がある。1866年(慶応2年)から1869年(明治2年)にかけて欧米各地を巡業した「帝国日本人一座」(Imperial Japanese Troupe)の芸人を写したものである。 その中の1点は和妻(わづま/奇術)師の隅田川浪五郎(出国時37歳)が「蝶の曲」を演じているものだ。トランプマンのマジックワールド | マジック・ラビリンス 浪五郎は本名で、日本国発行の旅券(パスポート)第1号の交付を受けた者として知られている。 他の2点は「海を渡った幕末の曲芸団」(宮永孝/中公新…

  • 女優マダム・ハナコ

    プチト・アナコ―小さい花子 作者:沢田 助太郎 メディア: 単行本 森鷗外の作品に「花子」という掌編小説がある。 晩年のオーギュスト・ロダンに招かれて、日本人女優がその邸宅を訪問するという話である。通訳として同行したパリ留学中の日本人医学士とともにアトリエに入った和装の小柄な女優に対しロダンは、裸体のデッサンを描かせてほしいと言う。医学士は女優の貧相な外見に羞恥を覚えていたが、ロダンの言葉を伝えると女優は「きさくに、さっぱりと」承諾し医学士は退室する。しばらくしてデッサンを終えたロダンが現れて医学士に語ったのは、彫刻家の眼から見た女優の体の美しさを讃える言葉だった。 これは事実を下敷きとした作…

  • 伝説の優駿 サイレンススズカ

    サイレンススズカ スピードの向こう側へ… [DVD] 発売日: 2004/03/17 メディア: DVD 競走馬の世界でも「記録より記憶」に残る存在がある。 サイレンススズカはその最たる馬だろう。武豊騎手は、あるインタヴューで「ディープインパクトが相手ならどの馬に乗るか」と問われたとき、「サイレンススズカ」を挙げた。 サイレンススズカの脚の速さは実に桁違いだった。最初から自然に先頭に立ち、見る間に後続を引き離し、最後の直線でさらに加速してゴールする。しかもその間、騎手はほとんど手綱を持ったままで、終始、馬が走りたいように走った。いつもそうだった。 サイレンススズカは比較的小柄な馬体だったがバラ…

  • ベトナムが独立にかけた思い

    ベトナム戦争 誤算と誤解の戦場 (中公新書) 作者:松岡完 発売日: 2014/07/11 メディア: Kindle版 少年期を通じて「戦争」と言えばベトナム戦争だった。テレビやラジオのニュースでベトナム戦争について報じるアナウンサーの声はいつも暗く沈んでいた。 ベトナムは、鉄鉱石、錫、無煙炭、木材、天然ゴムなどの豊かな資源に恵まれた国である。それが仇となって、19世紀後半の帝国主義時代になると欧州列強の垂涎の的となった。1847年、フランスの侵略が始まり、1887年のフランス領インドシナ連邦の成立によってベトナムはフランスの植民地となった。 1945年9月2日、インドシナ共産党とベトミン(ベ…

  • チェコスロバキア「ビロード革命」に潜む謎

    東欧革命―権力の内側で何が起きたか (岩波新書) 作者:元博, 三浦,博康, 山崎 発売日: 1992/12/21 メディア: ペーパーバック 1989年は世界史の上で極めて特異な年だった。東欧各国における社会主義体制の崩壊がこの1年に集中して起きた。以下に関連する出来事を時系列で並べてみよう。 5月 ハンガリーがオーストリアとの国境を開放するため、国境に設置された鉄条網の撤去に着手。 6月 ポーランドで実施された限定的自由選挙において、非共産党系の自主管理労組「連帯」が圧勝して政権を奪取。 8月 ハンガリーの民主活動家が主催したオーストリア国境での「汎欧州ピクニック」集会に東ドイツ国民が殺到…

  • 阿片と戦乱の歴史

    満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの (講談社文庫) 作者:太田尚樹 発売日: 2016/04/08 メディア: Kindle版 阿片は芥子の実から採取される麻薬である。古代のエジプト・ギリシャでは鎮痛薬として用いられた。アヘンを精製したものがモルヒネであり、モルヒネを精製することによってヘロインができる。 交易の拡大に伴って阿片は薬として世界各地にもたらされたが、その鎮静作用から嗜好品としても用いられるようになった。阿片の中毒性は高く、摂取が進むと精神と身体に深刻な障害をもたらす。その阿片が清朝末期の中国大陸で急激に蔓延したのは英国の「商品開発」の結果だった(「阿片の中国史」(譚 璐美)…

  • 幕末の日露交渉

    新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(上) (講談社文庫) 作者:吉村 昭 発売日: 2014/06/13 メディア: 文庫 19世紀半ば、極東は覚醒の時代を迎えていた。阿片戦争(1840年-1842年)で清が英国に屈し、開港と通商自由化を定めた南京条約が締結されたことをきっかけとして、欧米列強の極東進出に弾みがついた。 ロシアは、米国が日本との通商を求めて使節を送ることを計画しているとの情報を得ると、1852年5月、海軍中将プチャーチンを使節として日本に派遣することを決定した。 プチャーチンの派遣に当たりニコライ1世は、国境確定の協議を足掛かりとして日本から通商の譲歩を引き出すよう命じ、通商が…

  • 南極の勇者

    エンデュアランス号漂流記 (中公文庫BIBLIO) 作者:アーネスト シャクルトン 発売日: 2003/06/01 メディア: 文庫 南極大陸の面積は約1400万平方キロメートルで、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸に次いで5番目に大きい。地表のほとんどが厚さ数キロメートルもの巨大な氷床で覆われている。南極点の年間平均気温は、最高気温がマイナス46度、最低気温はマイナス52度という極限の世界である。同じ極地ではあるが陸地がない北極よりはるかに気温が低い。 記録がある限り南極圏に最初に到達したのは、1773年、英国海軍の艦長だったジェームズ・クックが率いる2隻の艦船だっ…

  • 団塊の世代は何を変えたか

    団塊の世代 〈新版〉 (文春文庫) 作者:堺屋 太一 発売日: 2005/04/08 メディア: 文庫 「団塊の世代」とは1976年に出版された堺屋太一の小説のタイトルである。 1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)の3か年の出生者数は805万人と日本の歴史上最大であり、これに鉱業用語の「団塊」を当てた。団塊とは、本来、地層中にある周囲と成分の異なるかたまりを意味する。 執筆当時、通産省の鉱山石炭局に勤務していた著者が、業務を通じて知った鉱業用語から発案した。以来、「団塊」は、本来の鉱業用語としてよりも、この世代が有する空前絶後の人口を指すものとして広く知られるようになった。 8…

  • オフィス・オートメーションの時代

    スティーブ・ジョブズ I 作者:ウォルター・アイザックソン 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 1980年代から1990年代におけるオフィス・オートメーション機器の進化と普及には目覚ましいものがあった。 1980年代の初め、事務機器メーカーに就職した友人から「ファクシミリの営業をやっている」と聞いたとき「ファクシミリ」がどういうものだかイメージできず、通信回線で文書や画像を送受信する装置だと説明されても、通信回線を通してどうしてそんなことができるのか不思議でならなかった。 だが、実はファクシミリの歴史は古い。最初にその原理を発明したのはスコットランド人で1843年のこと…

  • この素晴らしき金融の世界

    大破局(フィアスコ)―デリバティブという「怪物」にカモられる日本 作者:フランク パートノイ メディア: 単行本 「金融工学(Financial Engineering)」という言葉を初めて聞いた時は違和感が強かった。本来なじまないものを無理やりくっつけた感じで、最先端を思わせる煌めきに恐れ入りつつも、何となく怪しげなものを感じた。 金融工学とは金融商品の設計や管理にコンピュータによる数学的処理の技術を持ち込んだものだ。米国のアポロ計画終了で失職したロケット技術者がウォール街の投資銀行に流れ込み、その工学的技術が金融業務に取り入れられて新しい金融分野が拓かれたといわれている。 ちなみに投資銀行…

  • 中国の行方

    独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで (文春新書) 作者:楊 海英 発売日: 2019/02/20 メディア: Kindle版 1974年頃のこと。中学校の近くに突然小さな中国物産館ができた。薄暗い入口をのぞくと嗅ぎ慣れない匂いがした。中に入ると中国服、書画、乾物、壺、甕などが並べられていた。その奥に、店番だったのだろうか同年齢ぐらいの人民服を着た少女がひとり、椅子に座って固まっていた。中国に関する最初の思い出である。 当時、中国は文化大革命の最中であり、毛沢東の思いつきによるでたらめな農工業政策で数千万人ともいわれる餓死者を出した後で、激烈な権力闘争により混乱の極みにあった。(マスクや一斉…

  • 人類は如何にして宇宙を測ってきたか

    宇宙創成(上)(新潮文庫)作者:サイモン・シン発売日: 2016/12/23メディア: Kindle版地球の大きさを初めて測ったのは、ヘレニズム時代のギリシャ人、エラトステネス(紀元前275ー紀元前194)だという。古代の人がどのようにして地球の全体像を測ることができたのか。 エラトステネスが用いた測定方法について、「宇宙創成」サイモン・シン(新潮文庫)は次のように説明している。 エラトステネスの時代、エジプトのシエネ(現在のアスワン)では、毎年、太陽の光が井戸の底まで明るく照らす日があることが知られていた。現代の知識で言えば、シエネは北回帰線上にあるため、夏至の正午に太陽が地表面に対して垂直…

  • 法学部盛衰記

    大学の誕生〈上〉帝国大学の時代 (中公新書) 作者:天野 郁夫 発売日: 2009/05/01 メディア: 新書 法政大学の歴史は1880年(明治13年)の東京法学社の設立から始まる。同大学の校歌(佐藤春夫作詞)は「青年日本の代表者」と謳っているが、東京法学社が設立された時代はまさに近代日本の青年時代の始まりだった。 当時、日本の最大の課題は、幕末に欧米列強と締結した不平等条約の改正だった。その改正に当たって、列強から西欧と同等の国内法の整備を求められたため、法制の整備・確立を図るための人材育成が急務となっていた。 1871年(明治4年)、司法省に明法寮(後の司法省法学校)が設立され、パリ大学…

  • ロジェストヴェンスキー提督の手紙

    もうひとつの日露戦争 新発見・バルチック艦隊提督の手紙から (朝日選書) 作者:コンスタンチン・サルキソフ 発売日: 2009/02/10 メディア: 単行本 日露戦争の終結からちょうど100年を経た2005年、バルチック艦隊司令長官だったロジェストヴェンスキー提督の手紙が発見された。艦隊の出航から日本海海戦後までの1年間に寄港地などから妻に宛てて書かれた私信30通である。 「もうひとつの日露戦争 新発見・バルチック艦隊提督の手紙から」(コンスタンチン・サルキソフ/朝日選書)は、発見された全ての手紙を掲げ、海戦の敗北を予想しつつ遠征を遂行し、その結果を受け止めたロジェストヴェンスキーの実像を照…

  • ロシアから見た日本海海戦

    もうひとつのツシマ ~ロシア造船技術将校の証言 作者:ウラジミール・コスチェンコ 発売日: 2010/11/29 メディア: 単行本 昔、東欧の人と話をしていたとき、何かの拍子で日露戦争の話になった。「203高地の攻防戦でロシア軍として戦っていたのはポーランド人だったことをご存知ですか」とその人は言った。 203高地でまず脳裡に浮かんだのは1980年公開の東映映画「二百三高地」だった。主人公はロシア文学を通してロシアに親近感を抱く平和主義者だったのだが、徴兵されて動員された203高地の攻防戦で弾が尽き、白兵戦でロシア兵の目に指を突っ込む。 その残像と「実はポーランド人だった」という意外な言葉が…

  • 崇貞の庭に

    朝陽門外の虹-崇貞女学校の人々- 作者:山崎 朋子 発売日: 2003/07/04 メディア: 単行本 昭和51年(1976年)の夏、桜美林の名は一躍全国に轟いた。 第58回全国高等学校野球選手権大会で、桜美林(西東京代表)は、夏の甲子園初出場だったが名だたる強豪校を打ち破って勝ち上がり、初優勝を狙うPL学園(大阪代表)を延長11回さよなら勝ち(4対3)で下して劇的な優勝を飾った。誰も予想しなかった結果だった。 桜美林の選手自身「一度は勝って校歌を歌いたい」という思いで臨んだ大会だったが、一方で「勝てるとは思わなかったが負ける気もしなかった。甲子園ではそういう気持ちがどんどん強くなっていった」…

  • 参加することの意義

    アナザー1964 パラリンピック序章 作者:稲泉連 発売日: 2020/03/18 メディア: Kindle版 「参加することに意義がある」というのは近代オリンピックの精神を示すクーベルタンの言葉として知られている。ところが、この言葉はクーベルタンが生み出したものではないという。 日本オリンピック委員会のホームページ(https://www.joc.or.jp/olympism/coubertin/)には、1908年に開催されたオリンピック・ロンドン大会で英米両国の選手団同士が険悪な関係になったとき、米国のエセルバート・タルボット主教が選手達に与えた戒めの言葉だったとある。クーベルタンは主教の…

  • 阿南陸相の自決

    日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日作者:半藤 一利発売日: 2012/09/20メディア: Kindle版阿南惟幾(あなみ これちか)は、太平洋戦争終戦時の陸軍大臣で、昭和20年8月15日、「一死以テ大罪ヲ謝シ奉ル 神州不滅ヲ確信シツツ」という遺書を残して自決した。 終戦時、陸軍内部では戦争継続を主張する声が強く、内地240万人・外地300万人(「近代日本戦争史事典」光陽出版社 /2006年)の将兵を擁する巨大組織にかつて経験したことのない敗戦を受け入れさせることは容易ではなかった。 国の存続さえ確かではないという未曽有の状況にあって、誰もが浮き足立って冷静を欠いていた時である。…

  • 金魚の思い

    金魚のことば-君のきもちと飼い方がわかる82の質問発売日: 2013/06/07メディア: 新書金魚に感情はあるか? そう問われれば、私は確信を持って「ある」と答える。金魚の感情が如実に現れた場面を目撃して胸を突かれたことがあるからだ。 まだ幼かった子供達が近所の祭りの夜店で金魚すくいをしたとき、店のおやじさんが、もう仕舞いだから全部持っていきなと、金魚の稚魚を十数匹持たせてくれた。 小さな水槽を買って放したが、数日の内にバタバタと死んでいった。それでも数匹がひと月ほど生きて、最後に2匹が残った。 この2匹が長生きした。特段のこともせず、水が汚れても頻繁に取り替えるでもなく、普通の餌を与えただ…

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