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ブログタイトル
今につながる日本史+α
ブログURL
https://maruyomi.hatenablog.com/
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現役の記者で2019年までニュースキャスター。読売新聞オンラインでwebコラム「今につながる日本史」を連載中。ブログには書ききれなかった余話や書き下ろしの歴史コラムを掲載します。
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ブログ村参加:2019/12/29

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丸山淳一さん
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丸山淳一さんの新着記事

1件〜30件

  • 感染症にかかった為政者はどう動いたか

    コロナ禍が一向に収まらない。菅首相は7月末までに高齢者のワクチン接種を終わらせる方針だが、ワクチン供給の遅れや予約システムの不備などの不手際が相次ぎ、内閣支持率は低迷が続いている。 国会議員がパーティーを開いたり、夜の会合に出席したりした事実が発覚するたびに「自粛をお願いしておきながら、なぜ自分は守らないのか」という批判の声が上がる。国民に自粛を求め、ワクチンを行き渡らせることを最優先すべき立場にいる人が、自粛を迫られ、ワクチン接種を望む国民のことを本当に最優先に考えているのか、「統治者としてのモラル」が問われている。 過去の感染症の大流行で、対策の陣頭指揮に立った為政者はどのように動いたのか…

  • 謎だらけ 聖徳太子の肖像画

    2021年は聖徳太子(厩戸皇子うまやどのおうじ、574~622)の1400回忌にあたる。奈良の世界遺産・法隆寺では4月3日から5日まで、100年に1度の節目となる遠忌おんき法要が行われた。 聖徳太子はひと昔前まで、間違いなく日本で最も有名な歴史上の人物だった。何しろ昭和5年(1930)の百円札以降、昭和59年(1984)に1万円札の顔を福沢諭吉(1835~1901)に譲るまで7度も紙幣の顔になった。 GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は終戦後、「軍国主義を象徴している」として、戦前の紙幣の肖像を次々に使用禁止にしたが、聖徳太子だけは生き残った。日本銀行総裁だった一万田いちまだ尚登ひさと(18…

  • 天守閣復旧の熊本城 復旧はこれからが正念場

    2016年の熊本地震で傷んだ熊本城天守閣の復旧工事が完了した。5年前に熊本地震に遭遇した筆者にはうれしいニュースだ。だが、復旧工事が完了したのは天守閣と重要文化財の長塀ながべいだけで、熊本城全体の復旧はまだ2割程度しか終わっていないとされる。 復旧がすべて完了するのは2037年度の予定。まだ16年以上先のことだ。完全復旧がいかに気の遠くなるような作業かについては以前にも触れたが、熊本地震から5年の節目にあわせ、改めてまとめた。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録すると全文がお読みになれます 気が遠くなるような石垣の積み直し 西南戦争で発揮された「難攻不落」の真価 元…

  • 川中島の合戦で捏造された「戦いに勝った証し」とは

    コロナ禍が長期化し、全国各地のお祭りやイベントの多くが延期や中止、縮小を余儀なくされている。戦国武将、武田信玄(1521~73)の命日(4月12日)にあわせて開催される山梨の春の風物詩、甲府市の「信玄公祭り」も10月下旬に延期された。信玄の好敵手、上杉謙信(1530~78)の地元、越後・春日山(新潟県上越市)で毎年8月下旬に開かれている「謙信公祭けんしんこうさい」は縮小され、川中島に出陣する越後軍団の武者行列などは2年続けて行われない予定だという。 残念だが仕方ない。今年は信玄の生誕500年という節目の年だけに、節目の祭りは命日より誕生日(11月3日)にあわせて行う方がふさわしいかもしれない。…

  • 鎖国下で進められた人類初ワクチンの接種

    先進国ではワクチン接種が遅れたところに、感染の第4波がやってきた。ワクチンについては副反応を懸念して接種しない人もいるが、効き目を信じている人も打つワクチンがなければどうしようもない。こんな状況で東京五輪が本当に開催できるのか、疑問を持つ人は少なくない。 しかし、日本はかつて、鎖国下の正確な情報が乏しい中で、人類初のワクチンとなった天然痘ワクチン(痘瘡)をものすごいスピードで拡げたことがある。今回は江戸時代にあったワクチン接種プロジェクトの話を取り上げた。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます 人類初のワクチンを鎖国下で拡散 牛痘より前から始まっ…

  • 貞観津波と「末の松山」が物語る震災忘却の歴史

    マグニチュード(M)9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年がたつ。今年も「3・11」には、新聞もテレビも「あの巨大地震を忘れてはならない」と特集記事や特番を組む。あの悲劇を思い出したくないと思う人もいるだろうが、やはり、これは続けなければならない。人間は忘れる生き物なのだ。 それは、10年前の地震に匹敵する超巨大地震だったとみられる貞観じょうがん11年(869)5月26日夜に発生した貞観地震の伝承でもうかがい知ることができる。コラム本文では、貞観地震の教訓を歌枕にした和歌に注目し、地震の記憶が人々からいつごろ、どのように消えていったかを紹介した。 読売新聞オンラインのコラム本文…

  • 『青天を衝け』渋沢栄一の偉さを知る三つのポイント

    「日本近代資本主義の父」といわれる渋沢栄一(1840~1931)を吉沢亮さんが演じるNHK大河ドラマ『青天を衝け』が始まった。渋沢は3年後には福沢諭吉(1835~1901)に代わって1万円札の顔になる。 波乱万丈の人生は、大河ドラマの主人公にふさわしい。天保から昭和まで11もの元号を生き抜いた栄一は、幕末には尊王攘夷運動に傾倒し、明治維新を軌道に乗せ、大正時代には関東大震災からの復興に尽くし、昭和には国際協調にも尽力して、2度もノーベル平和賞の候補になった。言論を通じて日本の近代化を進めた福沢の思想を、実務面から形にしたのは渋沢だ。福沢の後の1万円札の顔としても最適任だろう。 読売新聞オンライ…

  • 『麒麟がくる』本能寺の変の今の学説は?

    大河ドラマ『麒麟がくる』が完結した。天正10年(1582)6月2日、織田家重臣の明智光秀(?~1582)が主君の織田信長(1534~82)を襲ったこのクーデターは、光秀の動機を巡る論争が続き、「戦国最大のミステリー」と言われる。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます。 真相究明はどこまで進んでいるのか。最新の研究では、変の首謀者は、ドラマではあまり目立たなかった須賀すが貴匡たかまささんが演じた光秀の家老、斎藤利三としみつ(1534~82)だとみられている。 光秀は本能寺にいなかった? 山崎の戦いまで本陣は鳥羽南殿付近か 利三が直面していた2つの大…

  • 本能寺のトリガーは家康?『麒麟がくる』最終回

    織田信長 『麒麟がくる』最終回の本能寺の変については、ドラマの結末を見てからもう一度書く、と前回のコラムに記したが、公表された最終回の粗筋を読んで言っておきたいことができた。本能寺のトリガーは家康暗殺指令になる恐れがあるが、それはないと思う。 気になる「究極の命令」の内容 史実に従うなら斎藤利三への切腹命令だが… まさかの家康暗殺命令か 終盤が駆け足過ぎたのが残念だ <次週、ついに最終回!>2月7日(日)最終回「本能寺の変」※最終回は15分拡大#麒麟がくる pic.twitter.com/P47GRk0xC1 — 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) 2021…

  • 本能寺の変と暦=月との縁は偶然か

    撮り直しでスタートが2週間遅れ、新型コロナの影響で2か月半も放送を休んだNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が、いよいよ完結する。 2月7日放送予定の最終回(第44回)「本能寺の変」まであと2回。クライマックスが近づくにつれ、ドラマでは「月」に絡んだ描写が増えていることから、こんなコラムを書いてみた。 読売新聞オンラインコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録すると全文がお読みになれます 月が強調され、何度も登場する「桂男」 当日、本能寺の上に月はなかった 暦問題は史実の裏付けがある 暦の改変は信長の非道のひとつだった? 月が強調され、何度も登場する「桂男」 第41回「月にのぼる者」では、坂東玉三…

  • 「転落の歴史」からコロナ対策を考える

    2021年は緊急事態宣言の再発令から始まった。今年もコロナとの戦いが最大の懸案になることは間違いない。読売新聞オンラインのコラム本文は、元通産官僚で衆議院議員の齋藤健さんのインタビューだ。 齋藤さんは、日露戦争の勝利から第2次世界大戦に惨敗するまでの旧日本軍の変容について克明に調べ、『転落の歴史に何を見るか』という本を出版している。 齋藤氏(右)と筆者 旧通産省を取材していた私とは30年近く前から斎藤さんを知っている。現在の政府のコロナ対応について、旧日本軍の失敗から学ぶところが多い。インタビューの内容は、こちらをお読みいただきたい。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者…

  • 本来の「年忘れ」に戻る2020年

    新型コロナは年末になって感染拡大の第3波が襲来し、東京都の小池知事が「年末年始コロナ特別警報」を出して、忘年会や新年会を自粛し、帰省を控えるよう呼びかけた。Go To トラベルキャンペーンは一時停止され、いつもの帰省ラッシュもない。 信用調査会社の東京商工リサーチが約1万社に行った調査によると、約9割の企業が忘年会や新年会を開催しないという。同期などとの小規模な忘年会や、部署での納会についても禁止する会社が多い。最後までコロナ禍に振り回された今年こそ、忘年会でも開いて「年忘れ」をしたいところだが、感染拡大を防ぐにはやむを得まい。年の最後のコラムでは日本で約600年続く忘年会の歴史を遡ってみた。…

  • 信長の蘭奢待切り取りの真相は

    大河ドラマ『麒麟がくる』(12月20日放送)で、織田信長(1534〜82)が、奈良東大寺の正倉院宝物の中でも特に有名な伽羅きゃら「黄熟香おうじゅくこう」を切り取る。文字の中に「東」「大」「寺」の名を隠した「蘭奢待らんじゃたい」の別名のほうが知られる天下の名香木だ。 最近手に入れた「ガチャガチャjの蘭奢待ミニチュアです 信長の朝廷に対するスタンスがわかる 開封手続きは本当に丁寧だったのか 正親町天皇も所望していた? 蘭奢待切り、信長の気遣い 藤原氏のトランクルームだった? 信長の朝廷に対するスタンスがわかる この話をドラマがどのように描くかで、『麒麟がくる』の信長の朝廷に対するスタンスがわかる。…

  • 日本独自のはんこ文化はいつ生まれたか

    河野行政改革担当大臣が進める行政デジタル化の一環として、約1万5000種類の行政手続きから「認め印」の押印がすべて廃止される見通しになった。河野大臣は「ハンコ文化を守ることには協力していく」というが、そもそも日本のはんこ文化の歴史はいつから始まり、どのょうに定着していったのかを振り返った。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます 前にもツイートしたけれど、行政の手続きにハンコはやめようと言ってるのであって、ハンコ文化は好きです。 pic.twitter.com/1GFKCsxfT5 — 河野太郎 (@konotarogomame) 2020年9月2…

  • 学術会議問題と寛政異学の禁と滝川事件

    日本学術会議が推薦した新会員候補のうち6人を菅首相が任命しなかった一件が、尾を引いている。為政者による弾圧と抵抗は歴史にはつきもので、今回の任命拒否も学問の自由との関係が議論されている。 だが、今回の一件を現時点で学問の自由の侵害=違憲というのは違う気がする。今の学術会議のあり方については学者の中からも改革を求める声が出ていた。どんな組織でも改革をするとき、人事から手を付けることは間違いではない。江戸時代の寛政異学の禁から、今回の一件を考えてみた。 読売新聞オンラインコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます 定信は老中になる前は朱子学を批判していた 寛政異学の禁は江戸時…

  • 安土城天主も江戸城天守も再建できないワケ

    織田信長(1534〜82)の安土城(国の特別名勝)の天主復元を検討してきた滋賀県の三日月知事が建物の復元を見送る方針を明らかにした。年内に正式方針を決めるが、デジタル技術を用いた「再現」となる見通しだ。詳しい史料がなく、現時点では史実に忠実に復元することが難しいためだ。 4案の中から選ばれたデジタル化 全国の天守は5種類に分かれる なぜ同じ時期に同じ種類の再建ブームが起きたのか 規制緩和で来るか、令和の築城ブーム 江戸城天守はおそらく復元できない 将軍の叔父の諌め「天守より城下の再建を」 4案の中から選ばれたデジタル化 滋賀県は2026年の築城450年祭に向け「目に見える形」での復元を目指し、…

  • 「麒麟がくる」に反映された「洛中洛外図屏風」の謎解き

    京都市中(洛中)と郊外(洛外)のパノラマ景観を描いた洛中らくちゅう洛外図らくがいず屏風びょうぶの中でも最高傑作とされる「上杉本」(国宝、米沢市上杉博物館所蔵)が、上野の東京国立博物館で開催中の特別展「桃山―天下人の100年」に出品されている。 70点を超える洛中洛外図屏風のなかでも初期の作品で、狩野永徳かのうえいとく(1543~90)が描き、天正2年(1574)に織田信長(1534~82)が上杉謙信(1530~78)に贈ったとされる名品だ。 上杉本洛中洛外図(米沢上杉博物館所蔵) 永徳に屏風を発注した人物は誰が、何のために描かれたのか。多くの学者が描かれた背景や秘められた政治的なメッセージにつ…

  • 「今につながる日本史」オンライン講座開始

    読売新聞オンラインで連載したコラムに、このブログの書き下ろしも加えた『今につながる日本史』。まだ全国の書店からお取り寄せ可能です。Amazonなどのネット通販でもお買い求めいただけます。全国の図書館にも入っています。 第1回 「災害と日本史」配信中 第2回 「パンデミックと日本史」配信中 第3回 「忖度と改ざんと日本史」準備中 本はまだ買えます!コラム連載も継続中です! 9月からは、よみうりカルチャーオンライン講座の配信も始まりました(有料)。「災害」「パンデミック」「忖度と改ざん」をテーマにした3回シリーズです。 第1回 「災害と日本史」配信中 PR動画はこちらです。 第1回オンライン講座に…

  • 『鬼滅の刃』と日本神話 “聖地”の共通点

    人気漫画『鬼滅きめつの刃やいば』のコミック累計発行部数が電子版を含めて1億部を突破した。「週刊少年ジャンプ」の連載はすでに終了しているが、人気は依然衰えず、劇場版の映画も公開される。 物語のモデルは多くが不明だが、『鬼滅』ファンは主人公の少年、竈門かまど炭治郎たんじろうと同じ名前の神社などをゆかりの地に見立てて“聖地巡礼”に訪れている。 これらの“聖地”の由来をたどっていくと、『鬼滅』と日本神話のつながりが浮かび上がってくる。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます 九州の神社や山を連想 2つの「天孫降臨の地」との関係 炭治郎は火の神カグツチか 敗…

  • 平家の落人集落発見!100年前の国勢調査

    第1回国勢調査のポスター(総務省の広報資料より) 国勢調査が大正9年(1920)の第1回調査以来、100 年の節目を迎えた。10月7日に回答期限を迎えた今回の調査は新型コロナの影響でインターネットによる回答が推奨された。回収率がどの程度になるかも注目される。 遅れに遅れた第1回調査 調査の重要性を知っていた原敬 「一人も漏れなく、ありのまま」 平家の落人集落、埼玉の山中に 統計の重要性は浸透したか 遅れに遅れた第1回調査 国勢調査は“Population Census”の訳で、「国の勢い」ではなく、「国の情勢」を調べて知るという意味だ。「国勢」という言葉を用いて統計の重要性を最初に訴えたのは、…

  • 半沢直樹と白洲次郎に共通する「プリンシプル」

    堺雅人さん主演のTBS系日曜劇場「半沢直樹」が終了した。最終回の世帯平均視聴率は32.7%と、令和になって最高を記録したという。「半沢ロス」に陥りながら書いたコラム本文は、ちょっと独りよがりかも知れない。SNS上には結構同じ意見があって、ちょっとほっとしたが...。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます ドラマ後半で描かれた「帝国航空」の再建計画をめぐる話は、2009年に民主党の前原誠司・国土交通相が「JAL再生タスクフォース」を設置した話がモデルになっている。 日航と外資との日本の空争奪戦 「もく星号事故」後に仕掛けた「倍返し」 特殊会社が「親…

  • ようやく史実通りに 『 麒麟がくる』の松永久秀

    再開後のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、吉田鋼太郎さんが演じる松永久秀(1508〜77)のこれまでの「官有梟雄」のイメージが大きく変わりつつある。 9月20日放送回では向井理さんが演じる足利13代将軍義輝(1536〜65)が、永禄8年(1565)に三好三人衆らに殺害されるクーデター「永禄の変」が描かれた。しかし、これまでの大河ドラマのように、久秀を将軍義輝暗殺の首謀者として描かなかった。 細川藤孝らに従って興福寺を出る覚慶(『絵本石山軍記』国立国会図書館蔵) 義輝が暗殺された後に滝藤賢一さんが演じる義輝の弟の覚慶(足利義昭、1537〜97)を匿うなど、三好三人衆とは別の動きをしたことも、これ…

  • 新首相の地元で大失敗した260年前の経済政策

    安倍首相が持病の悪化で退任し、菅内閣が発足した。秋田県出身者では初の首相で、地元(菅氏の選挙区ではないが)は盛り上がっている。 菅氏は農家に生まれ、地方議員からたたき上げで首相に上り詰めた苦労人だ。親の選挙地盤を引き継ぐ世襲議員が目立つ昨今だが、菅氏には地方の振興に力を入れ、庶民に向き合う政治を期待したい。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます だが、生まれながらに選挙地盤を持つ“地方の殿様”では庶民の気持ちは分からない、などというつもりはない。領民の暮らしに寄り添おうとした“地方の殿様”もいる。菅氏の地元、秋田藩(久保田藩)の第7代藩主、佐竹義…

  • 非合法の失敗作、アマビエがいま脚光を浴びた理由は

    新型コロナの感染拡大が長期化する中、予言する妖怪「アマビエ」が大人気だ。人魚のようなウロコと長い髪、鳥のようなくちばしを持つ3本足の妖怪で、江戸時代に肥後(熊本県)の海に現れて疫病の流行を予言したという。 アマビエはむろん想像の産物だろうが、この得体のしれない妖怪が登場した時代背景を知りたくなった。ブームが起きる前から、地道にアマビエを調べていた研究者にも取材した。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます 予言獣の“先輩”の元ネタとは 創作者は江戸の瓦版職人か 深海魚か、中国の猿の妖怪か アマビエは何を予言したのか 失敗作だったアマビコ 成功してい…

  • 「今につながる日本史」反響まとめ

    読売新聞オンラインで連載したコラムに、このブログの書き下ろしも加えた『今につながる日本史』発売から3か月がたちました。 おかげさまで多くの人に読んでいただき、これまでに多くの反響をお寄せいただきました。本当にありがとうございます。さまざまな媒体に登場した書評などをご紹介します。 「日本記者クラブ会報」7月号で自己PR 高橋英樹さんにもお読みいただきました FACTA8月号書評 明治学院大名誉教授/樋口隆一さん 財務省広報誌「ファイナンス」8月号書評/渡部晶さん 近現代史研究者/辻田真佐憲さん ノンフィクションライター/早坂隆さん ノマド アンド プランディング書評/大杉潤さん エネルギーレビュ…

  • 終戦の日に考えるシベリア抑留と終戦工作

    戦後75年、全国戦没者追悼式がコロナ禍の中で開かれた。節目の「終戦の日」だからこそ、8月15日の恒例行事の意義を再認識することが大事だと思う。 「終戦の日」は第二次世界大戦の戦闘が止やんだ日ではない。昭和20年(1945)8月9日に旧満州(中国東北部)に攻め込み対日参戦したソ連は15日以降も軍事行動を止めず、18日未明には千島列島の北端、占守しゅむしゅ島でソ連軍と日本軍守備隊が「開戦」している。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます 「日本人将兵50万人を捕虜に」…スターリンの極秘指令 国際法に明確に違反 勝算ないまま登場したソ連仲介案 近衛の交…

  • 日本の徳政史の変遷と令和の「コロナ徳政」

    新型コロナ感染拡大を受け、国や自治体が中小企業支援策の拡充に踏み切っている。ただ、営業時間の再短縮や休業(自粛)を求められた店の多くからは「月で最大20万円程度の協力金では足りない」という声が出ている。 倒産や廃業を食い止めるための思い切った支援策を「令和の徳政」と呼ぶらしい。名古屋市の河村たかし市長は中小義業者向けの低利融資制度を「ナゴヤ信長徳政プロジェクト」と名付けた。 ということで、過去に行われた「徳政」の歴史を振り返り、今につながる真の「徳政」とは何か、考えてみた。 読売新聞オンラインwebコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録すると全文がお読みになれます 「恩徳を施す仁政」から「…

  • お盆前の「勝手に大文字」と8月15日に帰省する意味は

    新型コロナウイルスの感染拡大が再び勢いを増す中で、日本最大の民族大移動の時期「お盆(旧盆)」の週がやって来た。多くの感染者が出ている都市部から高齢者が多い地方に帰省し、実家で何日か衣食を共にすれば、ウイルスを拡散させてしまいかねない。 政府はコロナ分科会の助言を受けて、お盆の帰省についての注意事項をまとめたが、帰省自体は制限や自粛を求めないという。今年は帰省を自粛した人も多いようだ。結論から言えば、お盆の帰省は8月15日近辺に無理にする必要はないと思う。 8月8日夜に勝手に点灯された大文字 お盆を無視した「勝手に大文字」騒動 お盆はインド発祥の由緒ある行事 太陽暦の採用でスライドしたお盆 だが…

  • 信長も考えた?幻の足利16代将軍の就任

    新聞にずっと記事を書いてきた人間が今さら気付くのはおかしいのだが、初めて自分で本を出してみて、自分の文章を読んでくれることの有難さを知った。 新聞は多くの記者が書いた文章の集合体で、総合力で伝える媒体だが、単著は自分ひとりの力が読んでもらえるかどうかを決める。 なのに、毎日会っているわけでもない友人先輩だけでなく、見ず知らずの人まで本を買ったり図書館で借りたりして最後まで読んでくれている。感想を書いた手紙をくれたり、通販サイトにレビューを書いてくれたりする人もいる。いい評価ではなくても、参考になる。実に有難い。 ということで、自分もこれまで以上に読んだ本の紹介を増やそうと思う。今回は東大史料編…

  • 洪水危険、土砂崩れ注意…「地名」は警告する(改訂版)

    *「今につながる日本史」の出版にあわせて、本の中身を確認できるように、このコラムは本に収録した加筆修正後の内容に改めました。九州で豪雨災害にあわれた方、心よりお見舞い申し上げます。 町の中心部が水没した岡山県真備町 歴史学者、磯田道史さんの『天災から日本史を読みなおす』(中公新書)を、本棚に戻す前に読みなおすことになるとは思わなかった。大阪北部地震から1か月もたたないうちに、西日本を記録的な豪雨が襲った。被災地はその後も「災害級」の猛暑と台風12号の直撃を受けた。 災害地名は先人たちの警告 水害常習地、豪雨に悩んだ「川辺」「池田」 「滑ヶ谷」「荒川山」…「埋め河」転じて「梅河」に 人柱の伝説も…

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