現役の記者で2019年までニュースキャスター。読売新聞オンラインでwebコラム「今につながる日本史」を連載中。ブログには書ききれなかった余話や書き下ろしの歴史コラムを掲載します。
2023年8月
終戦から78年が経過した。一般的な日本の時代区分では、明治維新から終戦の日までは「近代」、その後は「現代」に分けられる。3年8か月の「戦中」を加えた「戦前」は77年だから、今年で「戦後=現代」は「戦前=近代」より長くなった。 『戦前の正体』の帯には東征でナガスネヒコと戦う神武天皇が 近現代史研究者の辻田真佐憲さんは、近著『「戦前」の正体』で、その大枠を示そうと試みている。戦前には、「日本はこうあるべきだ」という大きな枠組み、つまり「物語」があった。破局と悲劇に終わったこの物語は失敗だったが、戦前の失敗した物語を批判的に整理し、それに代わる新たな物語を創出して上書きする作業は十分に行われていない…
デビュー45周年を迎えたサザンオールスターズが、45周年を記念した三部作の配信を始めた。7月17日にリリースされたのがその第一弾が『盆ギリ恋歌』だ。 サザンならでは?「攻めた歌詞」 歌詞が参考にしているのは『五木の子守唄』 故郷のエネルギーを示す歌 盆は日ごろの抑圧から抜け出せる日 「風紀を乱す」政府が禁止した盆踊り 込められた反体制のメッセージ 「禁止」の踊り、世界文化遺産へ サザンならでは?「攻めた歌詞」 ファンキーでエキゾチックな曲だが、歌詞に「ヤバない?怖ない?正気かい?」と思った人も少なくないのではないか。桑田佳祐さん作詞の歌詞は、ただの「夏ソング」ではない。かなり攻めている。 盆ギ…
富士北麓の夏の喧騒けんそうが過ぎた後、富士五湖のひとつ、本栖湖の湖底で学術調査が始まる。帝京大学文化財研究所(山梨県笛吹市)と富士河口湖町、身延町の教育委員会が、最新の探査技術を使って「謎の水中遺跡」を探るのだ。今回は、調査を前に、この水中遺跡についての話だ。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読者登録すると全文を読むことができます ダイバーが見つけた古墳時代の土器 樹海と西湖、精進湖を作った平安時代の富士大噴火 平安時代の噴火で古墳時代の土器が沈んだワケ なぜ本栖湖の湖畔に土器があったのか 被災しても「元の巣」に帰る村人 ダイバーが見つけた古墳時代の土器 本栖湖は全国でも有数の透明度を誇り、…
2023年8月
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