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よしなの音楽帖 https://yoshina447.blog.fc2.com/

クラシック音楽を自分の心が感じたそのままに記す事をモットーにしています。 クラシック・ギターのアナリーゼの考察実践の練習風景や、作品演奏動画、自作品をアップしています。 お知らせ下さればフォローいたします。

DAWソフトに詳しい方、是非お友達になってください。 オンラインで一緒にジャンル問わず何でもありのバンド演奏も如何ですか? 私はアコギ、エレキ、ベース、クラシック・ギターは演奏可能です。 自作品への参加も、お手伝いしてくださると助かります。

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2019/12/12

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  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(3)/W.A.モーツァルト/クレンペラー(1956)

    クレンペラーの「リンツ」は2本のファゴットの存在感が意識された、一見モーツァルトらしくない重量級の演奏で、舞曲までも少し重い足取りの一風変わった、しかし気品と愉悦感に溢れるモダンだけに出せる味わいを感じます。この作品の2本づつのオーボエとファゴット、当時の編成では一般的であったその響きが意味する所も理解出来たように思うのが(意味の有るように聴かせるのが)クレンペラーの「リンツ」なのだと思ったのでした。...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(2)/W.A.モーツァルト/ベーム(1966)

    いつもその時の心のままに書き記すだけの私は前書きをいつものように書きました。それはきっと、ベームの演奏に母がかけてくれたレコードでクラシックに親しんだ頃を思い出し、現在の当たり前という惰性、あの頃の新鮮さという驚き、その狭間を一瞬ですが彷徨ったからかもしれません。という事で、前書きを最後に移動させました。音楽を聴いている方は皆、多かれ少なかれ同じ想いを持った事があるのでしょうか・・。※各アルバムに...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(1)/W.A.モーツァルト/ワルター(1955/60)

    後期三大交響曲では第39番が最も好きだと記しましたが、その3つ前(37番が含まれない事から実際は2つ前)の第36番「リンツ」は、序奏から動き始めた時のワクワク感が大好きです。古典派の巨匠たちの中でもこういったスピーディーで明るい軽やかさはモーツァルトの独壇場だと思っています。交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425 Symphonie No.36

  • 彼はどうしてこのような・・。 ミサ曲 ロ短調 BWV.232/J.S.バッハ/クレンペラー

    師がかつて記されていた「レチタティーヴォを持たない事」、或いはその劇的なものにより「ミサ曲 ロ短調」はカンタータから受難曲へと、バッハの宗教曲大作への入り口となる貴重な作品とのお言葉が思い出されます。しかも、マタイやヨハネ受難曲が演奏を選ぶのに対し、ミサ曲 ロ短調は融通の幅の広さに於いても目を見張るものが有り、さまざまなアプローチによる名演奏を多く持つ作品でもあると思っています。最初に聴いた厳しさの...

  • 一般的なものとは少し違った2つの 組曲「ダフニスとクロエ」(2)/M.ラヴェル

    第2組曲のみ録音された盤(1)と記した組曲版が、クリュイタンスが第1組曲も録音してくれていた事、バルビローリも面白い事をしています。しかも、これら2つはそれまで聴いて来た第2組曲とは違うものであったのです。「水の戯れ」とバレエ「ダフニスとクロエ」は私の中でのラヴェルそのものであり続けると信じます。同時にバレエ版と組曲版という「ダフニスとクロエ」が存在するのはラヴェルが同じ作品に別の管弦楽法を施した(試した...

  • バレエ音楽「ダフニスとクロエ」 (全曲版)(2)/M.ラヴェル/アンドレ・クリュイタンス

    ラヴェルを最初に好きになったのはブーレーズによるこの「ダフニスとクロエ」(全曲版)からでした。それも序奏からであった事はブログでも最初の方に記す程に大好きな作品でもあるのですが。当時は第2組曲はカラヤンとアンセルメ盤で持っていたので、序奏最初のほぼ無音からの起ち上がりのダイナミックレンジの幅と、合唱が加わって大きなうねりとなる効果に感動し、その部分に於いては強い拘りを持つようになったとも記しています...

  • 心の日曜日(12)/中央アジアの草原にて/A.P.ボロディン

    遠近法と経過する時間の存在する音世界 ボロディンの「中央アジアの草原にて」は子供の頃より異国への扉を開けてくれる作品でした(なのに、ずっと忘れてしまっている作品でもあります)「ペルシャの市場にて」や「イーゴリ公」、「シェエラザード」など、それらに聴く東洋の描写は色彩感が強く、且つ力強さや官能、どこか懐かしい情感まであり、そこには民族色の強い暮らしまで垣間見えるように思います。ボロディンは、ロシア5人...

  • M-A.シャルパンティエ作品(4)/主の御降誕のカンティクム/9つのルソン・ド・テネブレ

    シャルパンティエ作品を聴くということは、この2曲に出会うために有る・・。(よしな)なんて勝手なことを書いていますが、本人はいたって真面目に現時点ではそう思い込んでいます。バロック初期に於いて、鐘の音がこんなに情緒豊かに響く作品があるでしょうか。クリュイタンスがたった一度だけ録音した理由、それはきっとこの作品を演奏しなければと使命のようなものを感じたのではないかと・・勝手に思います・・ぁ「主の御降誕の...

  • M-A.シャルパンティエ作品(3)/死者のためのミサ(レクイエム)/他

    私の中のレクイエムのベストというものを整理しておきたいと思います。(ただ一か所の様式を未記入のまま)このブログにも多くのレクイエムを記して来ましたが、これらの作品に優劣をつける事など出来ないのを承知の上で、私の心に深く存在するようになった特別を確認したいと思ったのでした。[今まで]は3つの特別な作品があると記して来ました。あれから1つ加わり4つになりました。それらは、なんとも都合よく、それぞれの様式を代...

  • M-A.シャルパンティエ作品(2)/歌劇 「メデ」/歌劇「オルフェウスの冥府下り」

    古楽の演奏に於いて、ブリュッヘンやアーノンクール達の特別旋律を際立たせたり、表現の可能性追求による大胆な試みや、レオンハルトの厳しいまでの厳格さを持ち込む事、それより後のイタリアの奏者達が見せた過激性などが、クリスティではごく自然に、しかも表現したい事を語弊はありますが「より簡易に」成し遂げる術を身に着けたように感じられました。それによって現われる音楽は、確かな推進力と十分に歌う味わい深い歌を両立...

  • M-A.シャルパンティエ作品(1)/賢者の石 H501/エール/シャコンヌ

    ディヴェルティスマン(ここでは幕間劇)「賢者の石」は、以前スペインの作曲家リテレスの作品でも記した四大元素を題材としています。RPGにもそれらの要素を持つ属性・魔法が取り入れられたものも多く、それらによる攻撃の相性・耐性などが考慮される物を見かけます。シャルパンティエの妖精たちは中々キュートな(人格?)を持つ妖精たちではないでしょうか。特に火と水の精の二重唱「私たち二人が一緒にいるなんて」は作品が微笑まし...

  • 心の日曜日(11)/クラシックで聴くイギリスとアイルランド民謡編(2)

    イギリス民謡は日本の学校でもよく歌われる曲が多く、誰もが普通に知っているのも特徴でしょうか。今回は前回記せなかった曲、重ならない演奏を選んでみました。キリ・テ・カナワの歌、合唱の響き、そして少年少女合唱団の懐かしさ、音楽室の匂いと共に同級生たちの顔が思い出されます。そうそう、この間街で出会ったあの人、きっと同級生だと思う・・、相手も私を暫く見てたので間違いないとは思うのですが、何故か声をお互いかけ...

  • 3本のリコーダーによるフランス・バロックのソナタ/ソナタ 変ロ長調/L-A.ドルネル

    彼より5年後に生まれ、パリのサン・マドレーヌ教会やサン・ジュヌヴィエーヴ教会でオルガニストを務めたアントニー・ドルネル(1685-1765)と間違われる事の多いルイ・アントワーヌ・ドルネル(c.1680-after 1756)のリコーダー3本によるソナタは、ブリュッヘン達が取り上げた事で現在に聴かれるようになったのではないでしょうか。実は私はヴェルサイユ楽派のドルネル作品にこの1曲しかお目にかかった事が無いのです。辞典にもアント...

  • ピアノ作品全集(1)/A.シェーンベルク/グレン・グールド

    今日は帰宅してY-XYZ様https://yxyzusa.blog.fc2.com/の記して下さった嬉しいコメントを拝読させて頂きました。その時にご紹介くださったシェーンベルク作品を聴かせて頂いて、真夜中に彼の作品を聴きたいと思いました。というわけで、今夜はグールドの弾くピアノ作品全集を選んだのでした。(輝く夜景に浮かぶ冷たい鉄筋コンクリートの世界を思い浮かべるポリーニ盤と迷いました。その冷たい固まりの中にところどころ灯る、誰かが...

  • 弦楽四重奏曲 第10番 変イ長調 op.118/D.D.ショスタコーヴィチ

    この作品については辞典はじめwikiにも簡単な記録しか見つけられませんでした。しかし、毎度ながら一筋縄ではいかない何かが潜んでいるのを感じるのがショスタコーヴィチ作品で、最初の作品を取りやめ作り直した9番と、続けて書かれた10番は、それまでの総括のようなものも感じます。そう思うのは、単なる思い付きではなく根拠があるのです、それは前回の第9番で記した

  • ERATOレーベル Σ

    中学生の頃、1.000円や1,200円で名盤と呼ばれるものがシリーズとなったものを安い!と思って優先的に買ったものです。それが現在ではBOXで1枚当たりの値段を計算するようになり、1枚200円だと高い!と感じるのですから不思議です。大手レーベルでは古楽専門レーベルを別に持っていて、BOXでもそれらが区別され、偶に混在させたりして発売されています。最近の傾向としては初盤のジャケットと資料を付けたり、レーベルに録音されたも...

  • 楷書の「マタイ受難曲」と行書の「マタイ受難曲」BWV.244/J.S.バッハ

    タイトルは、リズムの刻みだけではなく、各パートの歌わせ方にもそれを感じるという事で、どこまでも横に滑らかに繋げるフルトヴェングラーと、一音毎に折り目正しいリヒター、その中間で我が道を行くクレンペラー、今回はモダンによる「マタイ受難曲」の中から3つを選んでみました。ピリオドから受難曲に接した私は、モダン・オーケストラによるミサ曲も含むこれらに最初は違和感さえ覚えたのですが、今ではモダンとピリオドとい...

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