絶景車景34 - Shovelog
あまりの暑さで外したまますっかり忘れていたヒーターバルブ、先週から塗装を剥がしたり掃除したりと冬支度。ヒーターバルブOHキットもわざわざ英国から取り寄せてみた。 前々オーナーによって雑に刷毛塗りされた本体を一皮剥いて真鍮の地を出す。パーツ点数は少なく写真にあるだけのもの。このうちオーバーホールで取り替えるのはOリングのみ。すべて日本で揃いそうなものなのでわざわざ英国からキットを取り寄せるまでもなかった。 足りないガスケットはノートの切れ端で。made in Japan. ミジェット1500のヒーターラインは迷路のような配管なのでいつも繋ぐ際に迷ってしまう。一体どうしてこうなった、もっとシンプル…
地域タグ:渋谷区
ヨレヨレだったチェーンの張替えを。納車後に真っ先にやるべきだったけれど、ネジ頭が完全に潰されていたクランクケースのボルトを見て戦意喪失していた。というか他に優先すべき箇所がたくさんあって手がつけられないでいた。週末、やっと重い腰を上げてネジ外しビットなる道具でなんとか外す。そしてついでに禁断のスプロケ交換。ドライブスプロケを13Tから14Tへ僅かにハイギアード化。回転数が少し落ち着いていい具合だけれど3速の登り坂が少しだけ苦しくなった。カブ90と比べてしまうとそのトルクの無さにがっかりしちゃうけれど、このおもちゃ感もまた面白い。 ポジションランプはやはりイエローが良きかな。
地域タグ:豊川市
500年ぶりくらいに新橋で飲む。いつもの仲間の旧車乗りたちが七人。彼らをあらためて見ればみなサラリーマンで、社名を書けば就活生の背筋が伸びる一部上場企業のエライさんばかり。大手メーカーや放送、大手広告など、悲しいかなボクが一番下っ端の孫請け平社員だった。平日の夜なので皆、仕事帰りのビジネス服のままのという、いつもと違う格好だけれど、いつもの日曜日と同じ、くだらない話をして盛り上がる。みんな同世代なのでもうガツガツすることもなく仕事の話は皆無、退職後は何をしようかと第二の人生の話題で盛り上がるハナキンの夜。
地域タグ:豊川市
ドラマ「虎に翼」の劇伴としてはじめてエレキギターが鳴った。時代は1960年代後半、不良少年がエレキを弾く時代だけれど、ドラマの流れではまだ戦後を引きずっている。この頃にボクが生まれた「団地のふたり」と同世代。終戦から何年経ってボクが生まれたかを数えてみると、この年数を2024年から引き算してもまだ平成、ついこの間のような年になる。あらためて日本は物凄い勢いで戦後復興したのだなあとつくづく思うし、今の若者から見ればボクも立派な戦後生まれの昭和おじさんである。まだまだ若い気で居たけれど、後ろを振り返って見ればずいぶん長く生きたものである。不良少年はこのあと、エレキをフォークギターに持ち替えて社会に…
地域タグ:渋谷区
1940年代、まだ日本車が無かった頃から外国車の販売・修理を手がけてきた工場の代表Iさんはボクとほぼ同世代で、自分で三代目だと言った。工場は大規模化すること無くコツコツと80年余りの実績を重ね、顧客側もまた代々で付き合い続けていたりする。土地柄、取り扱いは高級外車や外国スポーツカーが多く、運転を引退された方の車も販売から数十年を経て戻って来ることも多々あるらしい。ネットのレビュー等には一切出てこないけれど、地域から絶大なる信頼を寄せる修理屋さんは都内にはまだ結構、ひっそりとあったりする。
地域タグ:浜松市
事務所に居ることが多いので業務電話は仕事場の固定電話からかける。携帯はあくまで個人用としているので使わない。固定電話をかける際はAppleの連絡先の電話番号を見ながら電話をかける。しかし老眼が進行したのか080と090を頻繁に間違えるようになってしまい、今週で言えば印刷屋の担当に電話する度に毎回間違えてしまい、立て続けに同じ人に間違い電話をかけている。もうすっかりお馴染みになってしまったこの方は大変温和な方で、恐縮するボクに「大丈夫デスよ」と毎回柔らかくジェントルに返してくれるので大変有り難い。お詫びに今度コーヒーでもご馳走したいくらいの気分である。いや、まずその前に老眼鏡を何とかせねばならな…
地域タグ:渋谷区
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絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
筑波サーキットの食堂は人気がある。というか、とにかく近隣に食堂がないからレース開催日は相当ごった返してお昼時には長蛇の列となる。薄暗くてだだっ広く飾り気など一切無い室内に昔ながらのパイプ椅子とテーブルという空間は幼き頃の遊園地の食堂みたいで昭和レトロ感満点である。ボクはここのモツ煮定食がお気に入り。愛知県のモツ煮(ドテ煮)は赤味噌に少しだけ甘みを加えた濃厚な味付けだけど、ここのモツ煮は白味噌であっさりのシンプルな味付け。これが意外にツボでハマっている。ただしひとつ残念なのは、定食ゆえにモツ煮と同じ味の味噌汁がセットになっているのが微妙。味噌ラーメン定食に味噌汁が付いてくるようなものである。今度…
昨年は何度か車内で熱中症になりかけた。エアコンなしの車で4夏を過ごしてみてそろそろ泣きが入った。軽四でも買おうかとかねてから気になっていた車を調べて見る。しかし何故かその現車をほとんど見たことがない。発売から十年経っているのにまったく走っていない。そんなことないだろレア車じゃあるまいし、と思うかもしれないけれどマジで居ない。というか都内は軽四がほとんど走っていないのである。走ってたとしても貨物車か他県ナンバー車のみ。びっくりするくらい居ないのである。周りの月極駐車場を見渡してみてもどこにもケイは停まっていない。近くのディーラーにも展示車でケイは置いてないくらい徹底的決定的に需要がないのである。…
絶景新橋759 - Shovelog
取引会社の担当者が変わりましたとの連絡が来た。このあいだ元気にご挨拶してもらった新卒入社の子はふた月もたずに辞めてしまったらしい。近頃ニュースでよく目にする事態が身近にも。ったく最近の若いもんはとつい愚痴りたくなってしまう。もっと真剣に就活しなきゃダメだ。もっと真剣に企業研究しなきゃダメだ。もっと自己分析しなきゃダメだ。もっとOBOGや周りの大人の声を聞かなきゃダメだ。何より大枚はたいて大学に行かせた親の苦労も考えましょう、と、小一時間くらい説教してあげたい。
ああやっぱり、、、押したタイムカードは始業時間を4分過ぎてしまっていた。こういう日に限って朝一にボスからの電話がある。「またか。なんで始業時間に電話に出ないんだ?」こういう日は1日ブルーだ。いつもそうだ。私のタイムカードだけ、毎日のように始業時間を過ぎてしまっている。明日こそはと思っても、どうやってもあと3分、4分が間に合わない。あと5分早く起きればいいのかといえば違う。決して寝坊しているわけでもなく2時間前には起きているのだ。何を着ていくのか迷っているわけでもない。お洒落な方だけど、そんなに洋服選びに時間はかけていないつもりだ。お昼ご飯も買わずに寄り道無しでまっすぐ会社に向かっているのに。何…
空気が重たい梅雨空の日の夜は首都高の音がいつもより響いて聞こえる。その唸り声は少し怖いくらいに感じる午前2時。そろそろ寝ようか。
我が家からすぐの歩道橋。なぜか夜になると歩道橋の上にゲ▢があちこちにばらまかれている謎。先日、大学生のムスコと学生気分で焼き肉をオーバードーズした帰りしな、歩道橋を勢いよく登った途端に具合が悪くなってしまった。ああトシだなあと感じるとともになるほどこういう事かと妙に納得。歩道橋は繁華街が近く、近隣にはお酒を出すお店が沢山ある。アルコールをオーバードーズしてしまった人は歩道橋を登った苦しさでゲ▢してしまうのであろう。歩道橋を登ることがある年齢から重運動の部類になるようである。若い頃にはまったくわからなかった世界の謎が年齢を重ねてわかるようになってくる。
久しぶりにイコールでフレンチクルーラーを買う。相当な人気店なので平日の朝10時半でボクの前に14人も並んでいた。時間帯もあってかさすがにおじさんはボクだけで、西原・上原マダムに囲まれて肩身狭く並んでみる。あの事件を知っているボクらはよくここまで人気店に作り上げたなーと関心しつつ、あまりに長い行列にさすがに止めようかと思ったけれどそれでも20分ほど並んでフレンチクルーラーをゲットした。ミスドくらいしかフレンチクルーラーを食べたことが無いおじさんがエラそうに語るのも憚られるけれど、ここのフレンチクルーラーは日本一うまいと思う。このフレンチクルーラーとナタ・デ・クリスチアノのエッグタルトはこの世の終…
燃調沼。旧キャブ車は濃いめとは言うけれどさすがに濃すぎるだろうと丁度良い具合に薄くするとクソも走らなくなって、妥協点を探った濃いめだとやっぱりプラグが驚くほど真っ黒でオイルも真っ黒。とりあえずオイル交換。この状態でヒロコーオイルを入れるのは勿体ないけれど、車齢を考えてハードなオイルで。 スパルの電ファンはよく冷える。水温は下がるけれど狭いエンジンルーム内の排気熱まで下がるわけもなく相変わらず渋滞はボコつくターンフロー。GTスペシャルの70'sタイヤパターンは50年代車には合わないけれど、70年代に50年代車を乗っているというテイも良きかな。
色々大きな変化があった先週。たぶんおそらくきっと良い方向性なのだと前向きにとらえて新たな人生プランニングを立てる。
キャブ調整しながら平日夜ドラ。どうにも決まらない、涼しいはずなのにパーコレ気味。
絶景東京753 - Shovelog
絶景日本1018 - Shovelog
絶景東京752 - Shovelog
絶景東京751 - Shovelog
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。
古びた少年雑誌の着色挿画のように滲んだ水平線が夏をいざなう。
絶景日本875 - Shovelog
絶景日本874 - Shovelog
ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
もう夏、早くも夏。
夜鴉、何を思う 朝ドラなんて観るのは10年ぶりくらいだろうか、別段、法曹界に興味があるわけでもなく、出演者の薄い繋がりから見出した「虎に翼」は気づけば全1/3話に差し掛かっている。そして当然というかいつの間にか主題歌が口ずさめるようになっていた。今度カラオケに行ってみようか、10年ぶりくらいに。
昭和日本代表、高島屋パブリカ。
絶景東京541 - Shovelog
絶景東京540 - Shovelog
絶景東京539 - Shovelog
そういえば2年ほど前だろうか、自宅斜め裏の公衆トイレで何やらロケをやっていた。かなり大掛かりだったのでドラマとは違うんだろうなとは思ったけれどやはりコレだった、ヴィム・ベンダースの「PERFECT DAYS」。上映はすっかり見逃していたけれど、昨日からU-NEXTで配信がスタートしたので早速観る。ベンダースにしては生々しい映像だけれどヨンサンの画角が安定感を出している。何より役所広司力とベンダースの日本愛。ほとんどボクの生活圏が舞台の見慣れた風景がベンダースにはこんなに美しく見えているのかと感慨深く観る。そう、主人公がいつも昼食を食べていた代々木八幡の森はこの季節は本当に気持ちいい。今日の弁当…
暑いけれど風が爽やかである。梅雨前の一番良い季節は少し早起きをして遠回りをしながら仕事場に行く。途中昼飯を買おうとOKストアに寄るといつものカブも停まっていた。いつものカブは毎日通勤で通りかかるカフェの前に停まっている。60年代の所謂マックイーンカブである。おそらくマスターが毎日通勤で使っているものと思われいつもお店の前に置かれている。今や滅多にお目にかかれない貴重なこのカブをもう10年近く毎日見続けているけれど、雨の日も雪の日も外に置かれてあり、ラフに使われている乗り方に非常に好感が持てる。しかし毎日外に置かれているため、塗装は褪せてカサカサになりシートにはコンビニ袋が被せられ、しかしそんな…
絶景東京536 - Shovelog
絶景東京535 - Shovelog
雨の予報だったけれど、ミジェットのクラッチ交換が完了したとの連絡を受けて引き取りに。先週エンジンが降りたよと連絡をもらっていたけれど仕事で行けなかった。エンジンが降りたタイミングで酷いオイル漏れでベトベトになったサブフレームを掃除しようと思っていたのである。今回、エンジンを降ろしたついでにその酷いオイル漏れの原因であるタイミングチェーンカバーからのオイル漏れも修理してもらった。外してみれば犯人はプラスチックのように固くなったクランクシール。そしてチェーンカバーのガスケット・オイルシールのやり直し。さらにS谷メカにはドロドロになったフレームもキレイにしていただいて非常にスッキリした。 さて、メイ…