奈良漬けをたくさん戴いた。奈良からではなく京都の方から。ボクの中では奈良漬はキングオブ漬物。これだけで茶碗一杯いけます。夏は奈良漬を乗せたごはんに緑茶をかけたお茶漬けがよい。奈良漬といえば、その昔、検問で酒気帯びで引っかかった先輩が、奈良漬を大量に食べたんですと泣きついて見逃してもらったという嘘のような昭和裏話を思い出す。
新宿区新宿 マネージャー不在の中、現場はボスに任せ、ボクはデスク業務を一手に引き受けスケジュール管理をおこなっていた。瞬時に情報を取り出すためにオンラインでなくA3用紙に出力し追加事項を書き込んでいく。あてにならない記憶機能が衰え始めた脳味噌にも書き込んでいく。各種のオファーも捌きながらそれはまるで敏腕マネージャーのごとく書いてしまったけれど実際といえば自分の仕事はまったく手がつけられず、夜中にしょぼくれた目を擦りながら締め切り間近の動画一本と冊子一冊の入稿に慌てふためくダメ社員だった。繁忙期に一名の欠員は非常につらい。
地域タグ:新宿区
浜松市北区三ヶ日町 シンゾーとトランプが一緒に食ったというハンバーガーをテイクアウトして国立近代美術館まで。真夏対策で張り替えたホロは実に快適。オープンカーだからといって真夏に幌を開けて乗るのは人間が危険。 ミジェット1500はラジエターが大きいので横置きラジエーターでハイチューンのクーパーSほど水温に気を遣う事なく走ることができる。HEATCUT配合の広島高潤オイルも安心材料。多少の渋滞も平気だけれど人間が危険。
地域タグ:浜松市
Shibuya Makina67 21時渋谷、仕事帰りに買い物に立ち寄った。セールは終盤しかも閉店間際ということで良さげな夏物はほぼ出払っていた。それでもせっかく寄ったので490円になっていたTシャツを一枚だけ買った。 23時帰宅。一昨日からアマプラで配信が開始された「私立探偵濱マイク」を観る。たった20年前なのに泣けるほど懐かしいのはなぜだろうか。平成時代の昭和な横浜に、アポロプレイスのストロングビルの屋上に、エゴラッピンの曲に、フィルムノイズとヨンサンの映像に、ちょっと遅いボクの青春が凝縮されて詰まっていた。
地域タグ:渋谷区
浜松市北区三ヶ日町 家のすぐ近所の食堂で売っている弁当はボリウムがあって美味くて580円なのでよく利用していた。昨日も買っていこうと暖簾をくぐるとうなぎ弁当しかなかった。この日はうなぎ弁当だけ販売する日だった。そうか土用の丑かと思いながら、いつもは地元から取り寄せてうなぎを食べていたけれど今年は取り寄せていなかったのを思い出した。さて、今日のうなぎ弁当は580円ではなく倍以上の1200円もした。ちょっと躊躇したけれど今さら顔なじみの店を出るのもどうかと思いうなぎ弁当を買ってこの日の豪華な昼飯とした。 出社すると同僚が休んでいた。昨日からお腹が痛くて病院に行くと連絡があった。しかしその後の連絡で…
地域タグ:浜松市
浜松市北区三ヶ日町 若い頃はなんでこんな事で悩んだのだろうと思うことが多々ある。じゃあ年齢を重ねれば悩みは減るのかといえばそうでもない。その年齢なりの若い頃にはまったく想像もつかなかった悩みが出てくる。今、生活に困っている人の悩みの数は富裕層の人の悩みの数と同じだと思う。人間はきっと常に同じ数の悩みを抱えて生きていかねばならない、そんな気がする。
地域タグ:浜松市
浜松市北区三ヶ日町 こうやって弾切れとなったカラーネガを見直してみると、相当ラフに撮ってるつもりでもやっぱりロクナナはどう撮ってもロクナナだった。なんだかなあとか思いつつも再びマキナにT-MAXを装填してみた。
地域タグ:浜松市
浜松市北区三ヶ日町 深夜3時、就寝前にアマプラで「ブラックレイン」を観ながらウトウトする。この三連休は他の業務に邪魔されることなくゆったり仕事ができた。深夜2時帰宅。この映画を観たのは30年ぶりくらいだろうか、松田さんと高倉さんとアンディとマイケルが出ていたのだけ覚えていた。当時は相当な話題作となったはずだけれど今観るとかなりガッカリした。出演者が豪華なだけの任侠アクション映画だった。すっきりしないまま夢の中へ落ちた。
地域タグ:浜松市
浜松市北区三ヶ日町 もう20年前になるだろうか、写真は撮っていたけれど作品を作るなんてのはまだ微塵も考えていない頃、ボスの昔の知り合いだというカメラマンが現場にやってきた。何となく根本敬さんと同じような気を出すそのカメラマンは邪魔なくらいの突っ込みで現場を引っ掻きまわし、執拗に被写体に迫るその姿には狂気を感じた。後日プリントを観たら驚くほどいい写真を撮っていた。見事としか言いようのないそれは強烈な嫉妬を覚えたと同時にもう写真やめようかと落胆したほどだった。 何日かのち、その写真群がネットにアップされていた。まだSNSなどない時代なので彼のホームページ上にギャラリーとしてアップされていた。その被…
地域タグ:浜松市
浜松市北区三ヶ日町 深夜0時の帰り道はキラキラとネオンが反射する川のようだった。こういう日に限ってサンダルでなくスニーカーを履いてきたのを悔やんだ。警報が出るほどの土砂降りは蒸せるような湿気はなくやや涼しげな風を運びまるで夏が終わるかのような夜だった。
地域タグ:浜松市
愛知県豊橋市 9年前の参院選。ラフで強めの口調だけれど実に心地い見事なリズムと艶やかな声で言葉を差し込んでいく三宅洋平の演説は見事であり、ある意味音楽的だとも言えようか。当時何箇所かで傍聴した。彼は残念ながら落ちてしまったが、あの心地よい語りはもう一度聴いてみたいと思った。
浜松市北区三ヶ日町
Fruits of the three days - Shovelog
Fruits of the three days - Shovelog
愛知県豊橋市 Plaubel Makina67 夏はいやだよ 道が悪いむかで ながむし 山かがし
Fruits of the three days 業務で使う映像の素材として一般の人から写真を公募した。この写真を使って映像を作っていくという試みだった。募集時にはフルHDで使うのでリサイズせずに撮ったスマホのそのままのデータを送ってくださいと案内したのだけれど、送られてきたデータはみな足並みを揃えたかのように小さな画像だった。最終的に1400枚ほどになったのだけれど。なぜかすべて小さな画像だった。何故だろうとこの1400枚を一枚一枚チェックしながらふと気がついた。これらはLINEでやりとりされた圧縮画像なのである。どれだけスマホのカメラが高性能になっても一般の人々の画像の使い道はLINEかイ…
浜松市北区三ヶ日町 Plaubel Makina67 五木寛之さんは医者に行くな、検査するから病気になるんだと云う。検査によって病気の元が発見されるから病気のようになるということだろうか。とはいえ毎年恒例の健康診断は避けるわけにはいかなかった。 看護師は「今日は6本採血しますので少し多いですよ」と言ってボクの静脈に針を刺した。思わず顔を背けたら看護師は「採血を見るのが苦手な方が多いですよ」と言った。「中には気持ちよさそうに見入っている人も居たり、時々変わった方がいらっしゃるんです。」とも言った。自分の体から血液が抜けていくところを想像しただけで目眩がしてしまうボクはとにかく採血が苦手だった。
浜松市北区三ヶ日町 Plaubel Makina67
Plaubel Makina67 二日間、お日様の下での仕事だった。二日とも気温36℃。二日間で飲んだ水分5リットル以上二日間で着替えたTシャツ6枚二日間で使った汗拭きタオル4枚現場までの往復240キロは、ミジェットは元気いっぱいだったけれど人間がヘコタレになった。
浜松市北区三ヶ日町 Plaubel Makina67
浜松市北区三ヶ日町 Plaubel Makina67
浜松市北区三ヶ日町 Plaubel Makina67 猛暑でオレンジ色になった空気の中から汗だくで仕事場に戻りエレベータの前で立ちすくんだ。一基しかないエレベータが点検で停止中だった。この絶望感といったら何に例えられようか。諦めて一旦呼吸を整えてから、まるで足枷を嵌められた囚人のように重い足どりで10階まで登った。階段室は湿ったカビたような匂いがした。
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奈良漬けをたくさん戴いた。奈良からではなく京都の方から。ボクの中では奈良漬はキングオブ漬物。これだけで茶碗一杯いけます。夏は奈良漬を乗せたごはんに緑茶をかけたお茶漬けがよい。奈良漬といえば、その昔、検問で酒気帯びで引っかかった先輩が、奈良漬を大量に食べたんですと泣きついて見逃してもらったという嘘のような昭和裏話を思い出す。
絶景東京768 - Shovelog
1969年新宿歌舞伎町、ジャズ喫茶「ビレッジバンガード」。ここでは「略称・連続射殺魔」の永山則夫が遅番、北野たけしが早番で働いていた。この映画を作った足立正生ほか若松プロのメンバーも出入りしていたという因縁の場所。現在はホテルになっていた。
筑波のモツ煮が忘れられず自分でモツ煮(ドテ煮)を作ってみた。本来は相当煮込むらしいけれど圧力鍋を駆使して割と短時間で柔らかく煮込むことができた。味は赤味噌で愛知県仕様である。あまりにうまく出来て大量に作ってしまい3日間ドテ煮祭り。若い頃はこんなくせえモン食えるかと嫌いだった事を考えると随分トシを食ったんだなあと思う。
週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
気温34℃の午後14時。暑さに弱いカニ目を横浜から回送。首都高3号線の渋滞で水温計が100℃を示す中、ニードルとジェットを新品に取り替えたカニ目は実に安定してアイドリングをしていた。完璧なキャブ調整である。エンジンオイルもミジェットで酷暑を何度も乗り切った実績のあるオイルを入れてあるので油圧低下も酷くない。安いオイルだとこの過酷な状況下で粘り切れない。ヒロコーかアマリーの二択。このオイルなら夏でもオイルクーラーも必要ない。しかし東名高速の長い上り坂では走っていてもぐんぐん水温が上がっていくのは小排気量車の辛いところか。高速を走りながら電ファンのスイッチを入れる頓珍漢な事は避けたい。今年の夏は長…
絶景日本1021 - Shovelog
絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
筑波サーキットの食堂は人気がある。というか、とにかく近隣に食堂がないからレース開催日は相当ごった返してお昼時には長蛇の列となる。薄暗くてだだっ広く飾り気など一切無い室内に昔ながらのパイプ椅子とテーブルという空間は幼き頃の遊園地の食堂みたいで昭和レトロ感満点である。ボクはここのモツ煮定食がお気に入り。愛知県のモツ煮(ドテ煮)は赤味噌に少しだけ甘みを加えた濃厚な味付けだけど、ここのモツ煮は白味噌であっさりのシンプルな味付け。これが意外にツボでハマっている。ただしひとつ残念なのは、定食ゆえにモツ煮と同じ味の味噌汁がセットになっているのが微妙。味噌ラーメン定食に味噌汁が付いてくるようなものである。今度…
昨年は何度か車内で熱中症になりかけた。エアコンなしの車で4夏を過ごしてみてそろそろ泣きが入った。軽四でも買おうかとかねてから気になっていた車を調べて見る。しかし何故かその現車をほとんど見たことがない。発売から十年経っているのにまったく走っていない。そんなことないだろレア車じゃあるまいし、と思うかもしれないけれどマジで居ない。というか都内は軽四がほとんど走っていないのである。走ってたとしても貨物車か他県ナンバー車のみ。びっくりするくらい居ないのである。周りの月極駐車場を見渡してみてもどこにもケイは停まっていない。近くのディーラーにも展示車でケイは置いてないくらい徹底的決定的に需要がないのである。…
絶景新橋759 - Shovelog
取引会社の担当者が変わりましたとの連絡が来た。このあいだ元気にご挨拶してもらった新卒入社の子はふた月もたずに辞めてしまったらしい。近頃ニュースでよく目にする事態が身近にも。ったく最近の若いもんはとつい愚痴りたくなってしまう。もっと真剣に就活しなきゃダメだ。もっと真剣に企業研究しなきゃダメだ。もっと自己分析しなきゃダメだ。もっとOBOGや周りの大人の声を聞かなきゃダメだ。何より大枚はたいて大学に行かせた親の苦労も考えましょう、と、小一時間くらい説教してあげたい。
ああやっぱり、、、押したタイムカードは始業時間を4分過ぎてしまっていた。こういう日に限って朝一にボスからの電話がある。「またか。なんで始業時間に電話に出ないんだ?」こういう日は1日ブルーだ。いつもそうだ。私のタイムカードだけ、毎日のように始業時間を過ぎてしまっている。明日こそはと思っても、どうやってもあと3分、4分が間に合わない。あと5分早く起きればいいのかといえば違う。決して寝坊しているわけでもなく2時間前には起きているのだ。何を着ていくのか迷っているわけでもない。お洒落な方だけど、そんなに洋服選びに時間はかけていないつもりだ。お昼ご飯も買わずに寄り道無しでまっすぐ会社に向かっているのに。何…
空気が重たい梅雨空の日の夜は首都高の音がいつもより響いて聞こえる。その唸り声は少し怖いくらいに感じる午前2時。そろそろ寝ようか。
我が家からすぐの歩道橋。なぜか夜になると歩道橋の上にゲ▢があちこちにばらまかれている謎。先日、大学生のムスコと学生気分で焼き肉をオーバードーズした帰りしな、歩道橋を勢いよく登った途端に具合が悪くなってしまった。ああトシだなあと感じるとともになるほどこういう事かと妙に納得。歩道橋は繁華街が近く、近隣にはお酒を出すお店が沢山ある。アルコールをオーバードーズしてしまった人は歩道橋を登った苦しさでゲ▢してしまうのであろう。歩道橋を登ることがある年齢から重運動の部類になるようである。若い頃にはまったくわからなかった世界の謎が年齢を重ねてわかるようになってくる。
久しぶりにイコールでフレンチクルーラーを買う。相当な人気店なので平日の朝10時半でボクの前に14人も並んでいた。時間帯もあってかさすがにおじさんはボクだけで、西原・上原マダムに囲まれて肩身狭く並んでみる。あの事件を知っているボクらはよくここまで人気店に作り上げたなーと関心しつつ、あまりに長い行列にさすがに止めようかと思ったけれどそれでも20分ほど並んでフレンチクルーラーをゲットした。ミスドくらいしかフレンチクルーラーを食べたことが無いおじさんがエラそうに語るのも憚られるけれど、ここのフレンチクルーラーは日本一うまいと思う。このフレンチクルーラーとナタ・デ・クリスチアノのエッグタルトはこの世の終…
深夜前、買い物を済ませたスーパーの前でハザードを灯いて路駐していた車はなぜかボンネットが開けられていた。その車を確認した途端、嗅いだことのある匂いが強烈に漂ってきた。沸騰したクーラントが蒸発する匂いだった。決してたまらなく臭いわけではないけれど、オーバーヒート気味の時にしか嗅がない臭気なので嫌な思い出しか浮かんで来ない、ボクにとっては悲しい匂いである。その匂いはスーパーの入り口まで立ちこめており、その噴出量たるや相当なものだったに違いない。夜半とはいえまだ多くの買い物客が出入りするそこで、ボクと同じように感じた人はひょっとしたら居るかも知れないけれど、普通に生活していればクーラントが蒸発する匂…
絶景日本886 - Shovelog
職場の同僚がコロナウイルスに罹った。一方、ボスはカブウイルスに罹った。駐車場は新聞屋のようになっている。
絶景日本884 - Shovelog
ネット検索に長けていて、それらをさも自分の考えや記憶だったかのようにうまく立ち回る。時には曖昧な記憶をいいことに嘘を付いてみる。その虚像はだんだん膨れあがるが、人間とはいい加減なものでそれが正しい記憶として刷り込まれていく。そしてその人は出来上がった虚像をベースにさらに肉付けを繰り返し空っぽのハリボテとなっていく。
48億円と云われる事業を確かめに都庁までカブで出掛けた。10分もかからない距離だけれど初見。広場に寝っ転がるとビル風が吹き抜けて今の季節は大変気持ちいい。この気持ちよさだけなら4800円の価値はあるかもしれない。しかし果たして100万人がそう感じ取れるだろうか。
決して褒められるものではないし限りなく黒に近いグレーだけれど、選挙ポスターを広告代わりに使うという"発想"だけはなるほどと思ってしまった。まあこれは悪い例だけれど、ボクの仕事フィールドではこういう"発想"を狙っていたりもする。 兎角年寄りになると物事に寛容でなくなる傾向がある。さらにじゃないものに拒絶反応を示す。こんなの写真じゃない、こんなの音楽じゃない、こんなの映画じゃない、こんなの広告じゃない、こんなのありえない、みたいな。趣味嗜好の世界ではさらにその傾向が強くなり嫌悪感をむき出しにする。その気持ちはわからないでもないけれど、もっと脳みそを柔らかくして生きていきたい。新しいモノにフタをして…
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。
古びた少年雑誌の着色挿画のように滲んだ水平線が夏をいざなう。
絶景日本875 - Shovelog
絶景日本874 - Shovelog
ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
もう夏、早くも夏。
夜鴉、何を思う 朝ドラなんて観るのは10年ぶりくらいだろうか、別段、法曹界に興味があるわけでもなく、出演者の薄い繋がりから見出した「虎に翼」は気づけば全1/3話に差し掛かっている。そして当然というかいつの間にか主題歌が口ずさめるようになっていた。今度カラオケに行ってみようか、10年ぶりくらいに。
昭和日本代表、高島屋パブリカ。
絶景東京541 - Shovelog