日曜日、気温34℃。6月の真夏日の最高記録更新。この猛暑の中、所用でカニ目で横浜往復。3号線→東名高速→港北→第三京浜→都築→目黒通り→山手通りと、さすがに渋滞中は212°F(100℃)を示すけれど、この日はカニ目の我慢大会として一度も電動ファンを使わずに見事に乗り切った。意外にイケる、カニ太郎。しかし道中クルマより先に人間がへこたれて都築PAで長い休憩を要した。
Mikkabi 洗練されたメカニズムの美しさの中に比類のない耐久力を秘めています。ホンダS600 513,000円(1965年) 商品キャッチコピーは過度に自信たっぷりで、明るい未来を予見させるものが多かった時代。
Mikkabi 出掛けついでに市ヶ谷で下車してBRGさんへ。オイルフィルターを買おうと思ったらなんと在庫切れ。マイナー車種とはいえBRGさんに在庫がないということは日本に在庫が無いに等しい非常事態。聞けばここ三ヶ月ほど荷物が入ってきていないとの事。まあボクも急ぎではないし、年内くらいに交換すればよいかなということで別の部品を調達。 有名な英国TENAX。幌車ならではのボクの大好きな部品。ポチっとはめ込む感触、引き抜く感触が気持ちいい。ミジェット後期は幌の端部がベルクロで止まりにくいので、ここをホックに変えてしまおうという作戦。 「安いサードパーティの部品でもいいんですけど。」「いや、すぐダメに…
Mikkabi CARグラフィック 1965年10月号
曇天三ヶ日 - Shovelog
墓につばをかけろ - Shovelog
ぼくはくたばりたくない - Shovelog
雨の金曜日の21時、6号通り商店街を抜けて帰ってくる。ハナキンだというのに人が居ない。雨のせいもあるのだろうけれどちょっと気持ち悪い。 週末の秋の夜長は細かな作業。やっとSUキャブのオーバーホールが完了。HIFキャブは初めてバラしたのでおっかなびっくり。外観はきれいだったけれどバラして正解、中は結構酷い状態だった。インマニのスタッドボルトのピッチも含めミジェットにはポン付けというわけにもいかず多少の加工と工夫が必要なようだけれど、一丁やってみようか。
Toyohashi / Nikon FM2 Planar50 突然頭に浮かんだワード、イキナリドライブ。エル・ラテン・スウィンガーズの名曲だよ名曲。そういえば同い年のチャーリーとは何年も会ってない。というか全くライヴに顔を出していない。それでも息災にしているというのをSNSで知る時代。 というわけで横浜に所用でイキナリドライブ。良い季節の良い天気の下り方面は案の定大渋滞。世の中はいつもの行楽の秋らしい日常に戻ってきた。
Mikkabi / Nikon FM2 秋の夜長。こんな寒い雨の日は、家で酒でもかっくらってひたすら金属を磨きまくるのがいい。ヒカリモノはいい肴になる。なーんて酒飲めないんだけど。 いよいよ、というかやっと取り付けにかかるSU HIF44キャブ。1.3キャブクーパーの標準装備品。キャブクーパーのヒトタチがウエバーやツインキャブへの換装した余り物が以前はたくさん出回ってましたが、このところすっかり品薄になってしまったかもしれない。
Sasazuka Shibuya / Nikon FM2 工事のため水道を使わないでくださいとお触れが回っていたのに、上階のタイマー予約してあった洗濯機の排水が始まった。我が家の風呂場上の配管を修理してくれていた水道屋さんは洗濯水まみれとなった。
Mikkabi / Nikon FM2 常磐道を走行中に急に音が大きくなってパワーが落ちたとボスから連絡があった。SAで停車したのちアイドリングが不安定になって吹け上がりも悪くなった。突然ウエバーのジェットに不具合が出るのも妙だし、色々謎ということで這々の体でなんとか帰庫したけれど原因がわからない。どうもキャブだけではなさそうだ、ということで混雑して順番待ちという主治医のところへ無理矢理持っていったら緊急入院との事。原因はヘッドのガスケット抜けだった。ヒーレー100を含め弊社ではよくガスケットが抜ける率が高い。車齢の順番から行くと次は自分か。
Mikkabi / Nikon FM2 換気口から漂う真夜中のソウルフル・スメル。街は少しづつ蘇りつつある。
Mikkabi / Nikon FM2 スクーターで渋谷へ。日当たりの良い井の頭通りを右折して公園通りに入るとNHK沿いの道は日陰になりとても寒く感じる。法務局までわずか10分足らずなのに寒くてたまらない。しかし鼻の奥がツンとする冬の空気の匂いは嫌いじゃない。また、この乾燥した空気はネガがカリカリにカールするので厄介な空気でもある。現像に丁度良い季節があっという間に終わってしまった。帰ったら冬物衣類を出そう。
Toyohashi / Nikon FM2 右後のリアサスに蛙が二匹住んでいる。商店街を抜ける時にはゲコゲコ言って恥ずかしい。リアはグリスニップルがないので板バネにグリスを差すけれど一向に音は止まず、どうやら板バネの付け根とボディとの間に蛙が住んでいるようだ。
Toyohashi / Nikon FM2 ミジェット が高速で時速90キロを超えるとどうにもガクガクする。先月のロングの帰路からの症状。90km/hはメーター読みで、実測75km/h弱。高速だともうちょっと出したいところ。ぶっ飛ばさなくてもいいけどせめて巡航90km/hくらいではまともに走りたい。さて、まずはどこからか、音はそこらじゅうから出てるから特定は難しい。しかしハブからの音は出てないしハブベアリングはチェック済み。ということでまずはステアまわりのタイロッドエンド交換から。ついでにグリスアップまでやってトー調整まで。しかしもうこのあたりでヘトヘトになるおじさんな自分にがっかりしながら、…
Toyohashi / Nikon FM2 よく観に行ったバンドだった。仕事でご一緒したこともある。このバンドのベーシストが亡くなった。若干32歳だった。言葉も出ない。どうか安らかな旅を。
Honmachi Shibuya / Nikon FM2
Kohoku Yokohama / Nikon FM2 日曜日の夜、ブローニー8本の現像を終えて風呂場のハンガーに干しはじめたところバシャバシャとものすごい雨が降ってきた。いや、外ではない、風呂場に降る雨だ。びしょ濡れになりながら慌ててネガを避難して風呂場の天井を見上げると目地のあちこちからボタボタと水もれ甲介。翌日配管屋を呼んで天井を剥がして見ると配管のチーズが腐ってパックリ口をあけている。ビンテージマンションあるあるの鋼管だから仕方ない。見に来た大家も頭を抱えている。「もうあちこちコレだから困っちゃって」50年前は瀟洒なマンションだったココもいよいよ終焉が近いようだ。とはいえ引っ越しは面倒…
Sasazuka Shibuya / Nikon FM2
Sasazuka Shibuya / Nikon FM2 ©赤ひげ
Kohoku Yokohama / Nikon FM2 日曜日は早起きして月イチの例会に出かけてみた。晴れ予報だったのが出掛けはやっぱり雨。アメ車ならぬ雨車の称号は決定的。外観はフツーでもボンネットの中身を見せてもらうとクレイジーな人たちばかりで安心する。帰り間際は予報通りの晴天に。 車止めまで絶対に後退しない、という低車乗りの習性が面白い。
Sasazuka Shibuya / Nikon FM2
Kohoku Yokohama / Nikon FM2
Sasazuka Shibuya / Nikon FM2 倒れそうだった本棚をL字金具で留めた。真夜中の電気ドリル。ここは震度4。
Yokohama / Nikon FM2 やっとミジェットの合鍵を作った。ミジェットのキーはボロボロのオリジナルキーが1組だけしか存在しておらず1年に一度は盛大にカギを無くす性質なので不安で仕方なかったのである。そんな訳でずっと以前にスペア用にMOSSからブランクキーを取り寄せていたのだが、合鍵屋やホームセンターからは「持ち込みお断り」と言われ続け困り果てていた。そんな折、自宅から徒歩1分に昔ながらの鍵屋があることを思い出し、恐る恐る持ち込んだところ快く引き受けてくれた。カギだけでどうやって経営を成り立たせているんだろうというくらいのわずか3坪程度の店先でわずか10分の職人技はキーシリンダーに…
Hatsudai Shibuya / Makina67
Hatagaya Shibuya / Olympus mjuII 気持ちの良い秋晴れ、台風でずぶ濡れになったミジェットの虫干しをする。一昨日は緊急事態が明けて実に2年ぶりの興行をおこなった。この2年はデレクター側にまわっていたけれどこの日は久しぶりに独りで撮影をおこなった。案の定、2時間の激務スクワット撮影は翌日のスーパー筋肉痛を引き起こし、ふとももはプルプル、車庫まで歩くのが精一杯、一旦座り込んだらもう立ち上がれないの巻である。2年ブランクのツケ、寄る年波を痛感。この日はクラッチすら踏めないほどのダメ人間になるの巻。 トランク一杯の機材を載せて台風16号の中央フリーウエイを行く老体ミジェット…
Nishihara Shibuya / Nikon FM2 鼠色の雨の朝、私は急いでいた。満員だったけれど京王線の扉が閉まる寸前に飛び乗った。左脚で踏切り、右足で乗ったつもりだったけれど、雨で濡れた電車と靴は風呂場のように滑って電車とホームの間に右足が吸い込まれていった。たった20センチばかりの隙間が地獄の入り口、奈落の底へ突き落とされるように僕は堕ちていった。全てはスローモーションに感じ、途中で踏ん張ろうとするも掴めるような蜘蛛の糸もなかった。結局、腰まで落ちたところで両腕で電車とホームを掴み、私は地獄から這い上がった。かなり痛い。腕と腰を打ったけれどなんとか立ち上がれる。一呼吸おいて満員の…
Caterham SEVEN / Nikon FM2 走っている姿を見ると羨ましくなる車。着座位置はミジェットも近いけれど、この車の感覚はほとんどバイクである。この車両はテールランプがTR系のものに換装された粋なカスタム。また、純正鉄ホイール、クラムシェルフェンダーのままというのもなかなか通である。
Hatagaya Shibuya / Nikon FM2 仕事の撮影でもそうだけれど何故かフィルムで撮った方が歩留まりがいいのは何故だろうか。ボクらフィルム世代は非効率作業を好むのだろうか。それはフィルムで撮った方が良く見えたりする"錯覚"と"単なる思い込み"なのだろうか。その謎は無限にループする。
Hamadayama Suginami / Nikon FM2 5年近く使っているiPhoneのホームボタンがおかしくなって、発熱も酷くて、動作も怪しくなってきて、いよいよヤバい、壊れる前に取り替えようと新宿淀橋へ出かけた。新型はとても買えないけれど、何処ものiPhone SEが安くなっている情報があったので、淀橋の何処も売り場の店員に尋ねてみると売り切れちゃったと云う。何処もの店員は入荷は不定期ですから電話で確認してから来てくださいねと言った。わざわざ電車に乗ってきたというのに実にやるせない気持ちになった。現像薬品は先日買ったばかりだしこのまま手ぶらで帰るのも悔しいので淀橋向いにあるいつもの…
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日曜日、気温34℃。6月の真夏日の最高記録更新。この猛暑の中、所用でカニ目で横浜往復。3号線→東名高速→港北→第三京浜→都築→目黒通り→山手通りと、さすがに渋滞中は212°F(100℃)を示すけれど、この日はカニ目の我慢大会として一度も電動ファンを使わずに見事に乗り切った。意外にイケる、カニ太郎。しかし道中クルマより先に人間がへこたれて都築PAで長い休憩を要した。
土曜日、東京34℃。真夏の熱風よりは少しマシだけど1時間も乗ってるとさすがに暑い。カブならではのホンダの日陰休憩、フリードリンクで水分補給、荒川手前。
奈良漬けをたくさん戴いた。奈良からではなく京都の方から。ボクの中では奈良漬はキングオブ漬物。これだけで茶碗一杯いけます。夏は奈良漬を乗せたごはんに緑茶をかけたお茶漬けがよい。奈良漬といえば、その昔、検問で酒気帯びで引っかかった先輩が、奈良漬を大量に食べたんですと泣きついて見逃してもらったという嘘のような昭和裏話を思い出す。
絶景東京768 - Shovelog
1969年新宿歌舞伎町、ジャズ喫茶「ビレッジバンガード」。ここでは「略称・連続射殺魔」の永山則夫が遅番、北野たけしが早番で働いていた。この映画を作った足立正生ほか若松プロのメンバーも出入りしていたという因縁の場所。現在はホテルになっていた。
筑波のモツ煮が忘れられず自分でモツ煮(ドテ煮)を作ってみた。本来は相当煮込むらしいけれど圧力鍋を駆使して割と短時間で柔らかく煮込むことができた。味は赤味噌で愛知県仕様である。あまりにうまく出来て大量に作ってしまい3日間ドテ煮祭り。若い頃はこんなくせえモン食えるかと嫌いだった事を考えると随分トシを食ったんだなあと思う。
週末、世田美で最終日の横尾忠則展を見る。横尾忠則といえばボクにとってはY字路の人である。ボクの写真も彼のY字路の思想から影響されているので道路の写真が多い。一枚の中にどれだけ色んな世界をおさめられるか、という事を考えると町の景色ほど面白いモノはない、特にY字路はそう思うのである。
気温34℃の午後14時。暑さに弱いカニ目を横浜から回送。首都高3号線の渋滞で水温計が100℃を示す中、ニードルとジェットを新品に取り替えたカニ目は実に安定してアイドリングをしていた。完璧なキャブ調整である。エンジンオイルもミジェットで酷暑を何度も乗り切った実績のあるオイルを入れてあるので油圧低下も酷くない。安いオイルだとこの過酷な状況下で粘り切れない。ヒロコーかアマリーの二択。このオイルなら夏でもオイルクーラーも必要ない。しかし東名高速の長い上り坂では走っていてもぐんぐん水温が上がっていくのは小排気量車の辛いところか。高速を走りながら電ファンのスイッチを入れる頓珍漢な事は避けたい。今年の夏は長…
絶景日本1021 - Shovelog
絶景車景34 - Shovelog
久しぶりに映画を観る。配信されたばかりのリーアム・ニーソンの「プロフェッショナル」。リーアムといえば96時間だけれど、本作はアクションメインではなくてもっと重たいもので、まさに北アイルランドの曇天のようなどんよりした映画だった。ボクもよく理解できていない複雑な事情を抱えた北アイルランドのお国模様。背景は1974年ということで、古い英国車がたくさん出てくるのがボクにとっては見所のひとつでもあった。主人公のトライアンフ・スタッグサルーン、相棒のフォード・カプリ、爆破されるローバーP6、アイルランド共和軍のローバーP5、町を横切るモーリス・マイナーや駐車してるウーズレーホーネットやミニなど。これらの…
絶景日本1020 - Shovelog
絶景東京763 - Shovelog
絶景新橋762 - Shovelog
筑波サーキットの食堂は人気がある。というか、とにかく近隣に食堂がないからレース開催日は相当ごった返してお昼時には長蛇の列となる。薄暗くてだだっ広く飾り気など一切無い室内に昔ながらのパイプ椅子とテーブルという空間は幼き頃の遊園地の食堂みたいで昭和レトロ感満点である。ボクはここのモツ煮定食がお気に入り。愛知県のモツ煮(ドテ煮)は赤味噌に少しだけ甘みを加えた濃厚な味付けだけど、ここのモツ煮は白味噌であっさりのシンプルな味付け。これが意外にツボでハマっている。ただしひとつ残念なのは、定食ゆえにモツ煮と同じ味の味噌汁がセットになっているのが微妙。味噌ラーメン定食に味噌汁が付いてくるようなものである。今度…
昨年は何度か車内で熱中症になりかけた。エアコンなしの車で4夏を過ごしてみてそろそろ泣きが入った。軽四でも買おうかとかねてから気になっていた車を調べて見る。しかし何故かその現車をほとんど見たことがない。発売から十年経っているのにまったく走っていない。そんなことないだろレア車じゃあるまいし、と思うかもしれないけれどマジで居ない。というか都内は軽四がほとんど走っていないのである。走ってたとしても貨物車か他県ナンバー車のみ。びっくりするくらい居ないのである。周りの月極駐車場を見渡してみてもどこにもケイは停まっていない。近くのディーラーにも展示車でケイは置いてないくらい徹底的決定的に需要がないのである。…
絶景新橋759 - Shovelog
取引会社の担当者が変わりましたとの連絡が来た。このあいだ元気にご挨拶してもらった新卒入社の子はふた月もたずに辞めてしまったらしい。近頃ニュースでよく目にする事態が身近にも。ったく最近の若いもんはとつい愚痴りたくなってしまう。もっと真剣に就活しなきゃダメだ。もっと真剣に企業研究しなきゃダメだ。もっと自己分析しなきゃダメだ。もっとOBOGや周りの大人の声を聞かなきゃダメだ。何より大枚はたいて大学に行かせた親の苦労も考えましょう、と、小一時間くらい説教してあげたい。
ああやっぱり、、、押したタイムカードは始業時間を4分過ぎてしまっていた。こういう日に限って朝一にボスからの電話がある。「またか。なんで始業時間に電話に出ないんだ?」こういう日は1日ブルーだ。いつもそうだ。私のタイムカードだけ、毎日のように始業時間を過ぎてしまっている。明日こそはと思っても、どうやってもあと3分、4分が間に合わない。あと5分早く起きればいいのかといえば違う。決して寝坊しているわけでもなく2時間前には起きているのだ。何を着ていくのか迷っているわけでもない。お洒落な方だけど、そんなに洋服選びに時間はかけていないつもりだ。お昼ご飯も買わずに寄り道無しでまっすぐ会社に向かっているのに。何…
空気が重たい梅雨空の日の夜は首都高の音がいつもより響いて聞こえる。その唸り声は少し怖いくらいに感じる午前2時。そろそろ寝ようか。
モノクロ広告の少し残念な最終稿が来た。いくらプロのカメラマンでもデザイナーでもモノクロ写真をよく理解できてない人がフィニッシュすると、写真をただモノクロに変換しただけで、どうも気の抜けたコーラみたいに画がのっぺりと平たくなるのである。せっかくいいカメラで撮ってるのに実に勿体ない、と、たまにはクライアントの愚痴を。
夕方からミジェットの冷却水のエア抜き確認で試走。これくらいの暑さなら快適に乗れる。帰路、腹が減ったので久しぶりに下高井戸のJAZZKEIRINでうどん。この日は残り3玉というところでギリギリ滑り込めた。ちなみに券売機の名前はトシマサである。(吉岡稔真:福岡65期 )ちなみに同店のイラストは伝説のイラストレータ河村要助による。 ちなみにトシマサが引退した頃から頭角を現してきたのが山崎芳仁(福島88期)。大ギアで勝ちまくっていたけれど2014年からギア比規制がかかってしまった。この頃からボク自身もレーサーに乗らなくなって少しだけ競輪から遠のいた。
今年の夏は暑くなるらしい。クーラーのない古い英国車一台だけで過ごすボクは夏前にクルマの熱対策で週末が一日潰れる。昨年は夏の間は熱対策で完全に撤去していたヒーターだけれど、今年は電動ファンを新しくしたので積みっぱなしにすることにした。その代わりヒーターは水路を絶ちメクラ蓋をした。外したヒーターホースはインマニからエンジン本体へ一本で繋いで実にシンプルな水路となった。立ち上がりのバイパスT字管もメクラ栓をすればヒーターバルブは不要となり撤去できる。秋になったらまた戻せばよい。 摘出したお漏らしをしていたヒーターバルブ。心配していた管本体には酷い腐食はなかった。バルブはヒーター復帰までの間にゆっくり…
深夜前、買い物を済ませたスーパーの前でハザードを灯いて路駐していた車はなぜかボンネットが開けられていた。その車を確認した途端、嗅いだことのある匂いが強烈に漂ってきた。沸騰したクーラントが蒸発する匂いだった。決してたまらなく臭いわけではないけれど、オーバーヒート気味の時にしか嗅がない臭気なので嫌な思い出しか浮かんで来ない、ボクにとっては悲しい匂いである。その匂いはスーパーの入り口まで立ちこめており、その噴出量たるや相当なものだったに違いない。夜半とはいえまだ多くの買い物客が出入りするそこで、ボクと同じように感じた人はひょっとしたら居るかも知れないけれど、普通に生活していればクーラントが蒸発する匂…
絶景日本886 - Shovelog
職場の同僚がコロナウイルスに罹った。一方、ボスはカブウイルスに罹った。駐車場は新聞屋のようになっている。
絶景日本884 - Shovelog
ネット検索に長けていて、それらをさも自分の考えや記憶だったかのようにうまく立ち回る。時には曖昧な記憶をいいことに嘘を付いてみる。その虚像はだんだん膨れあがるが、人間とはいい加減なものでそれが正しい記憶として刷り込まれていく。そしてその人は出来上がった虚像をベースにさらに肉付けを繰り返し空っぽのハリボテとなっていく。
48億円と云われる事業を確かめに都庁までカブで出掛けた。10分もかからない距離だけれど初見。広場に寝っ転がるとビル風が吹き抜けて今の季節は大変気持ちいい。この気持ちよさだけなら4800円の価値はあるかもしれない。しかし果たして100万人がそう感じ取れるだろうか。
決して褒められるものではないし限りなく黒に近いグレーだけれど、選挙ポスターを広告代わりに使うという"発想"だけはなるほどと思ってしまった。まあこれは悪い例だけれど、ボクの仕事フィールドではこういう"発想"を狙っていたりもする。 兎角年寄りになると物事に寛容でなくなる傾向がある。さらにじゃないものに拒絶反応を示す。こんなの写真じゃない、こんなの音楽じゃない、こんなの映画じゃない、こんなの広告じゃない、こんなのありえない、みたいな。趣味嗜好の世界ではさらにその傾向が強くなり嫌悪感をむき出しにする。その気持ちはわからないでもないけれど、もっと脳みそを柔らかくして生きていきたい。新しいモノにフタをして…
夏至で梅雨入り、か。
先月の終わりに約30年ぶりくらいに熱川を訪れた。当然温泉街も撮り歩いたのだけれど現像を上げてみれば「撮らされた写真」が多くてがっかりする。撮らされたというのは "ここフォトジェニックだね、撮りたくなるよね" という風景であり、"これじゃあ観光客のインスタの写真と変わんない"という写真になってしまっていた。古い町並みやそのような場所に行くとどうしてもノスタルジーに振れて妙な美意識が働いてしまう。別にそれでもいいんだろうけれど、撮りたかったものとは何かが違うのは自分でも解っている。わかっているけれど、それが見つけられなくてもう十何年も探している。そんな事を考えていると決まって「まだまだ修行が足りな…
昼間は真夏の暑さだけれど夕方は気持ちの良い風が入って来た10F。エアコンを止め、バルコニーに出て夕陽に照らされる小さな東京タワーを見る。夏がこんな気候なら悪くないと思うけれど、今がまだ梅雨入り前だと思うと少し憂鬱になる。 さて昨日写真機界隈を賑わせた新しいペンタックスのフィルムカメラがハーフだったというのはよく考えたなと思う。どうせスマホで見るのだからタテ写真でいいんじゃないって。カリカリの高解像度は見飽きたしハーフの画の方が一層エモいよって。フィルムは高くなったけれど72枚も撮れるよって。そういえば昔フィルムカメラについてのアンケートがペンタリコーから来てたっけか、確かボクは一眼レフじゃなく…
6月15日晴れ30℃。ゆっくり起きてカブC50の錆びだらけのキャブのオーバーホールに取りかかる。あまりに暑かったのでダラダラとやっていたら夏至に近いはずの空が暗くなってしまい土曜日があっという間に終わる。6月16日晴れ29℃。所用でメグロにカブで出掛ける。帰路はメグロ川を遡り、代官山と渋谷を抜け原宿へ。ルイスレザーを横目で見ながら、ホノラリーで小物を物色。C50は快調になったけれど40km/hでほぼ全開状態の謎。次はクラッチ。ちょっとづつ調整しながら少しづつ原因を探していく。
古びた少年雑誌の着色挿画のように滲んだ水平線が夏をいざなう。
絶景日本875 - Shovelog
絶景日本874 - Shovelog
ミジェットのクラッチが治って調子に乗ってプチ・チューニングを施す。HIFキャブのニードルをBDRに、ダッシュポットスプリングをレッドに交換してみた。BDRに替えてみたらアイドル時の燃調はかなり絞る特性だけれど、中速からの伸びが明らかに変わり4000回転まで実に軽々と回るようになった。久々に効果を体感できるチューニング、作業時間15分、ニードルとスプリングでしめて5千円也。
いつもの旧車ミーティングで一緒になったMG乗りカメラマンは珍しくニコン党だった。聞けばメインはPCレンズを使う仕事と聞いて納得。この日の彼のレンズはライカAPO MACRO ELMARIT-R 100/2.8だった。彼は強烈にこのレンズを推すけれど、中古のRレンズとはいえ結構ないいお値段がするのでホイホイとは買えない。ボクにはピンの決まらないニッコール85/1.4Dがお似合いである。
もう夏、早くも夏。