「VHFアンテナのある空景 (その77)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、何の変哲もない「22度ハロ(内暈)」なんだが、たまたまフレッシュなものとなれの果ての二本の飛行機雲が、それぞれ太陽と22度ハロをかすめるように通過しているのが、幾何学の問題図みたいで面白い・・・よね(笑)。この22度ハロは、一見何もない青空に出現しているように見えるんだが、原...
空と雲の写真は記事内容に関係なくほぼ毎日更新しています。空のこと、雲のこと、大気光学現象のこと、気象のこと、写真のこと、酒のこと、北海道のこと、映画のこと、詩のこと、短歌のこと、本のこと、私のことなどなど、飲んだくれの酩酊雑記です。
【改訂版】 Alone / 独りぼっち [くすんだ灰色の世界の至高の頂きに独り立つ ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第10回]
"Alone" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125sec., ISO400, WB:Daylight 風の便りで、昔一緒に文芸活動をやっていた先輩の訃報を聞いた。本人はどう思っていたのかは知る由もないが、世間一般的にいうところの幸せな最期ではなかったらしい・・・。まあ、人生はいろいろあるからね。とりあえず献杯から深酒モードへ移行中なので、今宵はこれで失礼させてもらうことにしたい。(ここから【改訂版】記事...
これは一体「どう」したことだ ── SHIN・夏待日記 令和四年五月三十日(月)
「ある氷晶マジック」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight外接ハロが氷晶で出来た帯状の巻層雲の部分だけに出現していることに注目されたい。 本日のトップ画像は、巻層雲に出現した「外接ハロ」の一部・・だ。実は「外接ハロ」と「タンジェントアーク」は出現原理としては同じ大気光学現象で、太陽高度が30度以下だと太陽を挟んで「上部タンジェントアーク」と「下部タンジェントア...
地中海性サマーの一日 ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十九日(日)
「移ろう空、化ける雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 何度か書いているが、雲は基本的に世界気象機関(WMO; World Meteorological Organization)発行の『国際雲図帳』に基づく十種雲形(十種雲級ともいう)に分類されている。つまり「巻雲」(すじ雲)とか「高積雲」(ひつじ雲)とか呼ばれている雲のことだ。但し、たとえば高積雲が生まれてから消えるまで、ずっと高積雲のま...
野暮天がガサツ纏って闊歩する ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十八日(土)
「太陽柱は電信柱のように役には立たないが蚊柱よりは美しい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、以前ボツにした「太陽柱/サンピラー」の未掲載画像をご紹介させていただきたいと思う。まあ、かなりショボい太陽柱であることは百も承知なんだが、1時の方向に雲の影も伸びていることでもあるし、どうかご容赦願いたい(笑)。太陽柱の光が立ち上がっている根元...
持続可能な社会のために ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十七日(金)
"S*E*K*I*U*N" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 昨夜床に就いた時、かなり蒸し暑かったので布団をはだけて寝ていたら、朝方になって肌寒さを感じて目が覚めてしまった(笑)。少し頭痛と微熱も感じたので「風邪か? ヤバい!」と思ったが、どうやら二日酔いのせいだったらしい(笑)。それにしても、今の季節はまだまだ油断がならないよね。 今日は朝からけっこう激し...
僕だけが触れた風と熱 ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十六日(木)
「空に紗をかけて」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f16, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 今頃の季節の空は別段曇っているようには見えないのに、空が青く感じられないことがある。こういう時は、たいてい巻層雲(うす雲)に広く覆われていることが多いんだよね。トップ画像は山手線と中央線の路線図ではないし、卵子に単身突入し損ねた精子の顕微鏡画像でもない(笑)。そんな巻層雲に出現した「22度ハロ(内暈)」とそ...
続・見つけることの楽しみ ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十五日(水)
「見つけることの楽しみ (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 陽が傾くと、空の条件次第で「雲の影」が出現しやすくなる。日没前後には、このような「幻想的な雲の影」が見えたりすることもあるんだが、たいていは本日のトップ画像のようなショボい影が出るだけだ(笑)。まあ、それでもこの画像は、太陽と雲とそれによって生じた影の位置関係がよくわかるカットなので、そ...
【改訂版・特別企画】現実問題として「百万本のバラ」は、どのくらいの面積を埋め尽くせるのか?
「100万本のバラは、どのくらいの面積を埋め尽くせるか?」出典:cheetah さん撮影によるこの画像は 写真AC から提供されています。 このご時世にどうかとも思ったんだが、ちょっと友人から動画のリンク切れの指摘とリクエストがあったので再掲させてもらうことにした。まあ、あくまでも「現実問題として『百万本のバラ』は、どのくらいの面積を埋め尽くせるか?」ということがテーマなのでどうかご容赦願いたいと思う。ただ、こ...
見つけることの楽しみ ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十三日(月)
「見つけることの楽しみ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 今年はどうもソラの神様に見放されているような気がする。関東地方各地で環水平アークや環天頂アーク出現のニュースを耳にする度にそんな不吉な予感が脳裏を過ぎったりするんだよね(笑)。特に環水平アークは太陽高度が58度以上でなければ出現しないので、観測出来るチャンスは夏至を挟んだ半年前後しかない。ショボい...
リラ冷えのころ ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十二日(日)
「リラ冷えの頃 #1」画像出典:フランク氏 撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。 いきなり質問ですが「リラ」という花をご存じだろうか(笑)? 実はこれ、フランス語で"Lilas"と表記されるんだが、一般的には英語名の"Lilac(ライラック);"の方が有名なので、こちらなら知っている方も多いと思う。この花は北海道民、とりわけ札幌市民にとっては「札幌の木」ということもあって大変馴染みの...
嗚呼、晴写雨読の日々 ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十一日(土)
"Memories Swiftly Fly Through It" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 先月末に撮影した日没直後の大楠と西の空だ。もう黒雲も大楠も見分けがつかず、はっきりしているのは仄かに朱に色づいた波状高積雲だけだ。逢魔が時は、あらゆるものの色や影が混じり合い、その境目が消失して行く時間帯だ。 本日は予報通りで朝から雨模様のお天気だった。ということで、こちらも8時...
日頃の善行は報われるんじゃないかと思う、多分 ── SHIN・夏待日記 令和四年五月二十日(金)
「それなりのソラの奇跡」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、出し惜しみしているうちに掲載するのをすっかり失念していた「お宝画像」をご紹介させていただきたいと思う(笑)。これから、ここに写っている現象を列記するので、耳の穴をよくかっぽじって聞いてほしい(笑)。まずは「左幻日」とそこから左側に伸びる「幻日環」、そして大楠の上には"U字&q...
北海道サマーの宵にどうでもいいことでちょいと吠えてみる ── SHIN・夏待日記 令和四年五月十九日(木)
「シュッとしてるかしてないか」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は一週間ほど前に撮影した「毛状巻層雲」だ。決して、飛行機の大編隊が通過して残した飛行機雲の雲列などではない(笑)。実は「毛状雲」という雲種は巻雲(すじ雲)にもあって、慣れないとちょっと見分けがつきにくいところもあるんだが、基本的に雲の輪郭が巻雲は「シュッと」、巻層雲は「ぼうっと」...
夕化粧が咲きました(続報) ── SHIN・夏待日記 令和四年五月十八日(水)
「図鑑的高積雲之図」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影したいかにも"高積雲らしい高積雲(ひつじ雲)"だ。おれはこういう典型的な雲を「図鑑的○○雲」と呼んでいるんだよね(笑)。高積雲や巻積雲(うろこ雲)は秋の雲の代表のように思われているが、そんなことはない。四季を通じてごく普通に見られる。というか、十種雲形でその季節...
美しいものが儚いのは雲も人も同じだ ── 第2回「乳房雲コレクション展」をやってみる
「真夏の証明」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60sec., ISO400, WB:Daylight残照に映えるかなとこ雲と乳房雲。どこに乳房雲があるのかというと、かなとこ雲の「朝顔型」に開いた縁の下側にぼこぼこと見える突起がほぼ全て乳房雲だ。かなとこ雲には、このようなフォルムの乳房雲が形成されることが多い。 突然思い立って、第2回「乳房雲コレクション」をやってみることにした(笑)。乳房雲が出現するという...
「Nearly Equal 永遠」なれ! ── SHIN・夏待日記 令和四年五月十六日(月)
「飛行機雲は千変万化である (その6)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、太陽の近傍を横切った飛行機雲が時間の経過とともに(おそらく)巻積雲に遷移して「釧路ラーメンの極細強縮れ麺」のようなフォルムとなって、そこから簾のように尾流雲を生じたところだ。うれしいことに、22度ハロ(内暈)も共演してくれているじゃないか(笑)。タイトルのとおり、...
Key Me War Eye, Sue! ── NEO-夏待日記 令和四年五月十五日(日)
「平行四辺形に切り取られた夕空」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日は、早朝7時から町内会の資源ごみ当番だったんだが、数日前から天気のことばかり気にしていた。というのは、昨年は冷たい雨がざんざん降りしきる中、レインウェアで完全装備しての強行軍だったからね(笑)。幸い今回は、時折陽も射す薄曇りの天気だったので事なきを得た(笑)。それにしても、分別に対する住...
今年は先に来てくれました ── NEO-夏待日記 令和四年五月十四日(土)
「ある飛翔(その47)── 黄昏発黄泉(こうせん)行 第2便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は数日前の夕暮れ近くの西の空。飛行機雲がゆるやかなカーブラインを描いて飛んで行くところを数カット押さえた。たまにこういう軌跡を見かけるが、スーッと一直線に伸びるコントレイルもいいんだけれど、俺的にはこんなのも好きなんだよね。別カットを拡大してみたら、先端付...
内側からは鈍色 ── NEO-夏待日記 令和四年五月十三日(金)
「湧き立つ午後」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、先月のある日の午後遅く西の空に出現した積雲らしい積雲だ(笑)。素晴らしい勢いで湧き上がって来るのが見えたので数カット撮影したカットのうちの一枚だ。この頃は春とは言え、陽が傾くと急速に気温が下がって来る。もしかしたらベール雲か頭巾雲が出現するかもと淡い期待も抱いていたんだが、風が強かったせい...
黄昏発黄泉(こうせん)行 ── NEO-夏待日記 令和四年五月十二日(木)
「ある飛翔(その46)── 黄昏発黄泉(こうせん)行」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 昨日は、酔いに任せて「淡々」と生きるやら「タンタン♪」と飲むのがどうたらなどとくだを巻いていたら、心優しきフォロワー・読者諸兄姉の皆様方から温かいコメントやメールを頂戴した。改めて、熱く厚く御礼申し上げる次第だ。ああいうことを書くということは、何かしら心に鬱積があるんだろ...
タンタン♪と生きる ── NEO-夏待日記 令和四年五月十一日(水)
「春愁への一撃 #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight太陽の左斜め方向に「雲の影」が、真上方向に微かに「飛行機雲の影」が見えているのがお分かりいただけるだろうか。「春愁への一撃 #2」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight左幻日のアップ画像。太陽高度(この時は約8度)が低く赤味が強い割りにはきれいに光彩が分散している。 ...
【改訂版】 A Toadstool Comes up in a Night / 毒茸と楢(オーク)の木 ── クリスティーナ・ロセッティの詩を読んでみる 第4回
画像出典:「ベニテングダケ」(2019年7月5日 (金) 03:38 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』 Ak ccm 氏を著作権者とするこの作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 オランダ ライセンスの下に提供されています。 トップ画像は、童話の絵本などによく登場する「ベニテングダケ」だ。見た目が毒々しいだけではなく、実際問題として毒キノコなんだが、一般に思われているような猛毒ではない。大量に摂取すると腹痛・嘔...
早くも走り梅雨らしい ── NEO-夏待日記 令和四年五月九日(月)
「初期鋭敏性に翻弄されるシーラスストリーク」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylightトップ画像に写る帯状の雲は、元々は「シーラスストリーク/Cirrus Streaks」(ジェット巻雲の一種)と思われる雲列だったんだが、上と下に見える雲が全く異なる変化をしていることに注目されたい(笑)。上の雲は見事にねじれているのがお分かりいただけると思うが、巻雲としての特徴は残っている。対...
日本で一番遅い桜が咲いた ── NEO-夏待日記 令和四年五月八日(日)
「日本で一番美しい桜 ── エゾヤマザクラ」花も大きく色も濃いエゾヤマザクラは、ソメイヨシノよりはるかに美しく見栄えがする。道産子の脳には「桜とはこういうものだ」という刷り込みがされている。画像出典:中村昌寛氏 撮影によるこの作品は 写真AC から提供されています。 本日釧路地方気象台は、俺の故郷である釧路市で桜が開花したと発表した。もちろん例年のとおり、全国で一番遅い開花となった(但し、気象庁の全国58の...
されど予定は立てねばならぬ ── NEO-夏待日記 令和四年五月七日(土)
「ある飛翔(その45)── 私、通ってます」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、先日高層雲の切れ間にたまたま飛行機雲が通過して行くのが見えたのであわてて撮ったカットだ。それも楕円形の雲の隙間の長径方向に沿って通って行ったんだよね。まあ、ただそれだけのことなんだが、ソラ屋としてはこんなことでもちょっとうれしくなるんだよね(笑)。そうだね、笑っ...
予定は未定にして ── NEO-夏待日記 令和四年五月六日(金)
「飛行機雲は千変万化である (その5)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 信じられないかも知れないが、この妖しげな雲は"飛行機雲由来"なんだよね。何故自信を持ってそう断言できるかというと、ずっと見ていたからだ(笑)。ベール状やもつれ雲状の構造から、おそらく巻雲と同定して間違いないと思うんだが、よく見るとなかなか複雑な変化をしている。飛行機雲は何か...
五月晴れの一日の選択は「洗濯」だった ── NEO-夏待日記 令和四年五月五日(木)
「Crossing Distrails ── 雲を消して行く飛行機雲 (その5)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「雲を消して行く飛行機雲」つまり「消滅飛行機雲」なんだが、よく見ると二本の消滅飛行機雲が交差していることに注目されたい。過去記事で何度か触れているが、消滅飛行機雲は広義には「穴あき雲」の一種だ。飛行機が雲の中を通過する際に、排気熱や乱気流によっ...
明日から「ほぼ」四連休 ── NEO-夏待日記 令和四年五月四日(水)
「おたくのおたくによるおたくための発見」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は四月のある日、恒例のソラのチェックをしている時、南の空に浮かんだレンズ雲もどきの上部に微かに「ケルビンヘルムホルツ不安定性の雲」が見えた。すぐにカメラを抱えてベランダに飛び出したんだが、あまりにも遠かった。「間に合ってくれ!」と祈りながら部屋に戻り、あわてて望遠ズームに換...
忙(せは)しかるまじ、繊月よ ── NEO-夏待日記 令和四年五月三日(火)
「春の朧の高積雲 ── VHFアンテナのある空景 (その44)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 今日は久々に北海道サマーの一日だった。晴れて湿度が低く、おまけに微風が吹いて実に爽快だ。窓という窓をを全開して昨日の淀んだ空気を入れ換えた。絶好の休日勤務日和(?)なので、さぞかし仕事の方も捗ったかというと実はそうでもない(笑)。午前中は、ネットニュースや藤井聡太竜...
白い蝶々が僕に飛んでくる ── NEO-夏待日記 令和四年五月二日(月)
「ある飛翔(その44) ── 曲線はいつだって魅惑的だ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 今日は朝から晴れてはいたが肌寒い一日だった。最高気温は19度止まりで、午後からは風が強まり一時小雨がぱらついたりした。埼玉県南部や都内では雷雨になったところもあって、雨上がりにはでっかい虹が出たそうだ。あ、俺のところは、今日も何にも出なかったよ(笑)。 ところで、今日の晩...
「カツ丼」は人生の抗生物質である ── 再び・夏待日記 令和四年五月一日(日)
「ある飛翔(その43)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 最近晴れの日が一日しか持たない。日中は半袖で過ごした昨日から一転して、今日は気温が14度までしか上がらず午後からは雨模様の天気となった。夕方からは猛烈に冷え込んで来たので、たまらずファンヒーターに出動してもらったよ(笑)。まさか五月になってファンヒーターのお世話になるとは思わなかった。うーん、今年は...
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「VHFアンテナのある空景 (その77)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、何の変哲もない「22度ハロ(内暈)」なんだが、たまたまフレッシュなものとなれの果ての二本の飛行機雲が、それぞれ太陽と22度ハロをかすめるように通過しているのが、幾何学の問題図みたいで面白い・・・よね(笑)。この22度ハロは、一見何もない青空に出現しているように見えるんだが、原...
「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日は、久々にサラ・ティーズデールの詩を一篇ご紹介したいと思う。この作品を採り上げたのは、以前ご紹介したクリスティーナ・ロセッティの"Up-Hill/上り坂"という一篇を思い出したからだ。もしかしたら、この作品はサラのクリスティーナに対するアンサー・ポエムじゃないかと思ったくらい...
「『どろどろ』と音が聞こえて来そうな光環と彩雲」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f16, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 以前にも書いたことがあるが、俺は子供の頃から「変なヤツだ」と言われて来た(笑)。もちろん、ほめ言葉なんかじゃないよ(笑)。「変わってるねえ・・・」「えっ、何で、どうして?」「へそ曲がり」「天の邪鬼」「この、ひねくれもん!」「なんで、みんなと一緒じゃ駄目なんだ?」等々、...
「春は朧の昼下がり (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度か書いているが、春分・秋分の前後は、我が家のバルコニーから見てちょうど大楠の向こうに陽が落ちる。特に黄昏前などは、大楠の枝葉のシルエットと茜空のコントラストが美しいのでよく撮影するんだが、この日はそれにはまだ少し早い午後の霞空を背景に撮ってみた。こういうのも、なかなかいいも...
「天(あめ)の海に連なる雲の波」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、半月ほど前に撮った日没前後の東天だ。三列に連なる雲の波が見えて、その中段だけが残照に映えていた。黄昏時は、つい西天の方に注目してしまいがちなんだが、東天にもなかなか魅惑的な空景が広がっていることがある。その代表例が「地球影とビーナスベルト」や「反薄明光線」なんだが、他に...
「ある飛翔 (その91)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲がいわゆる「逆さだるま」になったところなんだが、これは上空の風が弱い時、飛行機雲を形成する氷晶(氷の微細な結晶)が周りの水蒸気を次々に集めて成長し、そのうちに自らの重みで垂れ下がった姿なんだよね。撮影していると、巻層雲(うす雲)に「飛行機雲の影」を生じているのが見えた。「逆...
「春は朧の昼下がり (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)に出現した昼下がりの「外接ハロ」と「22度ハロ(内暈)」だ。太陽の真上、11~1時くらいの範囲に見えるやや鮮やかな光彩が外接ハロ、正しくはその一部だ。外接ハロの右端から分岐するように弧を描いているのが22度ハロ(内暈)ということになる。よく見れば、外接ハロと22度...
「春愁を煽り立てる暗雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、細長い層積雲(うね雲)が太陽を覆い隠して、その背後にある雲のフォルムが浮かび上がったところだ。つまり、この暗雲がなければ、太陽光が強烈過ぎて周辺の雲の様子は分からなかったということなんだよね。で、何か面白いものでも写っているのかって・・・そ、そったらもん、写ってる訳ないべさ(笑)...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第39便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズの一葉で行ってみたいと思う。この時の飛行機雲は、そのものズバリの"夕焼け色"に染まっていたことをよく覚えている。考えてみれば、何気なく茜雲とか夕焼け雲とか黄昏雲とかいうけれど、その色合いはその日その時によって様々...
「滝の見本帳──星移幾秋の滝よ永遠に!」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 2sec., Ektachrome E100SW滝壺の中にある上部が平たい岩を、俺は「卓袱台岩」と呼んでいた。昼飯時には弁当や缶びいるを、撮影時には機材などを置かせてもらったり、暑い日には靴を脱ぎ、ここに腰掛けて火照った足を滝壺で冷やしたりと大変世話になった岩だ。 俺のところ(埼玉県北部地方)では、今日も最高気温が25度まで上がって二日続き...
「ある飛翔 (その90)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight このところ夕景が続いたので、本日は紺碧の空をバックにした「ある飛翔」シリーズで行ってみたいと思う。まあ、ちょいとヨレヨレだが、そこはご愛敬ということで(笑)。本当はもう少しシュッとした飛行機雲もあったんだが、記事の都合上この画像をセレクトさせてもらった。 先日、某科学サイトを漁っていたら、ちょっと...
「春の朧の黄昏の (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 連日の夕景で申し訳ないんだが、最近何故か大気光学現象がさっぱりなんだよね。困った時の夕景頼みということで、ご容赦願いたい(笑)。まあ、それはともかく、この「薄明光線」を視た瞬間「おお、軍艦旗や!」と思ったんだが、よく考えたら「旧海軍軍艦旗」も「海上自衛艦旗」も「旭日・・旗」、つまり朝陽に出現...
「黄昏の椿事 ── ソラに穴が空いたという訳ではありませんが (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「穴あき雲」をご紹介したいと思う。この時は、夕陽に「太陽柱(サンピラー)」らしきものが出ていたので、そちらを撮ることに夢中になっていて雲の方はノーマークだったんだよね(笑)。ファインダーの上の方に穴あき雲のようなフォルムが見えたので、...
「凛として颯爽と行く」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 久々に眉目麗しき「鈎状巻雲」を見た。これが数本の群れであったらもっとよかったんだが、残念ながら一筋だけの艶姿だった。巻雲(すじ雲)は雲種として毛状雲、鉤状雲、濃密雲、塔状雲、房状雲の5形態に分類されるんだが、図鑑や教科書に巻雲の代表として必ずといっていいほど載っているのがこの鈎状巻雲なんだよね。しか...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第38便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠の向こうに沈む夕陽と飛行機雲のなれの果てだ。このトレイルの左側に広がる雲は、飛行機雲から巻層雲(うす雲)が派生し、さらに巻積雲(うろこ雲)に遷移しているところではないかと思う。こういう春らしいぼうっとした黄昏もいいよね。何だか「朧月夜」でも口ずさみたくなってしま...
「春愁を煽り立てる黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、茜色に染まる巻積雲(うろこ雲)だ。ちょっと面白いのは、画像の下の方はノーマルな巻積雲なんだが、上に行くに従って次第に波状(巻積)雲に遷移し、上端部は巻雲(すじ雲)を派生しているように見える。この茜色って、何だか「おーい」とか「バカヤロー!」とか「○ん○○え!」とか「○○っ○れ!」とか...
「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログ恒例の"生誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 この詩をご紹介する度に同じ事を書いて...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第37便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「黄昏発黄泉こうせん行」と銘打っているくらいだから紛れもなく飛行機雲のカットなんだが、ご用とお急ぎでない方はどこにあるのか探してみてほしい。ここには、フレッシュなトレイルとなれの果ての二本の飛行機雲が写っている。中央やや左寄りの羽毛状のフォルムの、肋骨巻雲のなり損ねみ...
「先陣争いをする乱層雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、雨を降らせる雲の代表である乱層雲(あま雲)だ。雨を降らせる雲のもう一方の雄である積乱雲(かみなり雲)はご紹介する機会も多いんだが、本ブログで乱層雲を掲載した記憶は片手に余るほどだと思う。それも、降水雲や尾流雲をフィーチャーしたもので、乱層雲が主役ということではなかったように思...
「おっぱいがいっぱい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、昔一旦ボツにした層積雲に生じた「乳房雲」を引っ張り出してきた。乳房雲は、意外とこじんまりと出現することが普通で、全天や半天を覆うなどというスケールで出現することは稀だと思う(少なくとも俺は見たことがない)。この画像のM乳房雲はけっこうな広範囲に出現したんだが、気づいたのが少々遅く...
「コラボする飛行機雲と光彩」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、22度ハロ(内暈)とそれをかすめるように通過した飛行機雲の共演を撮った一葉だ。そうだね。ちょうど巻層雲(うす雲)がかかってぼうっと柔らかく輝く太陽がパールのリングだとすると、気流になびく飛行機雲のなれの果てはビブネックレスみたいだと思わないか・・・って、書いてて自分でもクサい...
「見えない編隊飛行の痕跡」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、9機の飛行機が編隊を組んで通過した後に残った飛行機雲・・・ではない(笑)。巻層雲(うす雲)の雲種の一つで「毛状巻層雲」というやつだ。まあ、この画像の毛状雲の場合は、少々注意して見れば飛行機雲ではないことは一目瞭然なんだが、自然の雲の中には稀に飛行機雲よりもストレートなフォルムを...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第10便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight バルコニーに出て春霞の夕景を楽しみながら一杯飲っていたら、北の方から飛行機雲が夕陽の上を通過して行くのが見えた。えーと「夕陽の上」というのは、あくまでも文芸的表現だからね(笑)。空も宇宙空間も二次元じゃないので、飛行機が現実に太陽の上を通過なんかしたらエラいことだ。というか、飛行機はそ...
「春のフェイクな椿事」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 最近のトップ画像は、地味目な層積雲や尾流雲ばかり続いているような気がするので、本日は蔵出し画像からちょいと派手な一葉を掲載してみることにした。さあ、お分かりいただけるだろうか。ある春の日の夕刻、長い尾を引きながら落下してくる「大火球」(国際天文学連合の流星・隕石・惑星間塵委員会が承認した定義による...
「泣いてくれるな、ソラ屋のために (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 何時のことだっただろう。黄昏の層積雲(うね雲)が、尾流雲を引いていることが多いということに気がついたのは・・・。陽が落ちたことによって気温が低下したことが関係しているのか、黄昏時は層積雲がシルエットになって尾流雲を発見しやすいというだけのことなのか、いつか機会があれば専門家に訊い...
「泣いてくれるな、ソラ屋のために」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight ある日の夕刻前、何の気なしに眺めた西の空の浮かぶ雲塊からブワ~っと、それこそヤケクソといった感じに尾流雲が落ちていた(笑)。よくよく見ると、あちこちの雲塊からも尾流雲を生じているか、あるいは生じ始めているのに気がついた。写真屋的には決してフォトジェニックとは言えないんだが、ソラ屋的にはけ...
「暗雲を切り開く薄明光線 ── そうだったらいいのにな」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight えーと、今日もクサい画像タイトルであります(笑)。最近、文芸関係は何もかも絶不調な俺です(笑)。というか、タイトルだけじゃなく画像そのものも全然イケてないんだが・・・(笑)。ただ、最近の画像がイケてないのは俺が悪いんじゃなくて、ソラの神様のせいだ(笑)。今年になってから、...
「ある飛翔(その72) ── 薄明光線の彼方へ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後遅く、いつものように空のチェックをしていたら、日没間近い西天の陽に層積雲(うね雲)にかかってきた。まあ、別にどうということのない層積雲の切れっ端なので別段何も期待していなかったんだが、上縁からちょこっと薄明光線が出ているのが見えたた。これもソラの神様の思し召しだと思...
「ある飛翔(その71) ── 夕陽よ急げ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した日没前の空なんだが、どうしても撮影メモが見当たらないので、この雲が層積雲(うね雲)なのか高積雲(ひつじ雲)なのか定かではない。おそらく層積雲だとは思うんだが、メモが見当たらないということは、もしかしたらこの時点でかなり酩酊していたのかも知れないね(...
「春空の飛翔 ── VHFアンテナのある空景 (その57)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像をこれにすると決めてから、画像タイトルを「ある飛翔」シリーズで行くべきか、それとも「VHFアンテナのある空景」シリーズとするべきかで散々迷った(笑)。迷った挙げ句に折衷案というかテキトーというか、何だかよく訳の分からない画像タイトルにしてしまった(笑)。まあ...
「不連続な光環と蜂の巣状雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、太陽にかかった高積雲(ひつじ雲)の上の部分に「光環」が出現し、下側が「蜂の巣状雲」に遷移している光景だ。その境目がスパッと分断されたように見えるので、おそらく「ウインドシア」(水平あるいは垂直方向に風向や風速の差異があり、言うなれば「風の断層」とでもいうべき不連続な状態)...
「夕陽に向かって己のアイデンティティーに思いを巡らすゴジラさん」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「哀愁を帯びたゴジラの後ろ姿」みたいな層積雲(うね雲)の「塔状雲」をご紹介させていただきたいと思う。塔状雲は、巻雲(すじ雲)・巻積雲(うろこ雲)・高積雲(ひつじ雲)・層積雲に見られる雲種の一つで、その名のとおり塔の様に盛り上がったフォルム...
「ある飛翔(その70) ── 黄昏発黄泉(こうせん)行 第9便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一週間ほど前に撮影した薄れ行く残照の飛行機雲だ。本当はもう少し茜色が残っているうちに撮影したかったんだが、やんごとなき事情で間に合わなかった(笑)。光速はもちろん不変ではあるが、斜光線の移動速度って本当に速いんだよね(笑)。まあ、しかし、これはこ...
"Dance, Dance, Dance" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight ある日の黄昏時、少々強風に煽られているような雲塊から妖しげなテールが二本ばかり伸びていたので撮ってみた。上の方のテールの大小二本は雲塊本体から直接生じているのかどうかはっきりしないんだが、その下の雲塊からは紛れもなくテール状の雲が生じているのがお分かりいただけると思う。「だから、どうした?...
"Tournez, tournez !" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 某月某日の午後、南天に見つけたつるし雲もどきというか、回転体フォルムの雲塊だ。望遠で撮ったこともあって、あまりコントラストはよろしくないが、回転している様子はお分かりいただけると思う。このようなフォルムの雲は風の強い日にはしばしば見かけるんだが、吊るし雲と呼ぶには少々おこがましいので、俺的には秘...
トップ画像は、蔵出し画像から一葉ご紹介させていただきたいと思う。ヒドラの出来損ないみたいなこの雲、実はかなとこ雲から派生した「かなとこ巻雲」の切れっ端だ。「天空のバトル」なんてタイトルを付けておきながら、一体何と何がどんなバトルをしているのか、本人にも全く分かっていないんだよね(笑)。 今日、外出した帰りにスーパーに寄った。車を降りて入り口へ向かおうとしたら、俺の前を老夫婦が歩いていた。そうだね...
"From Day to Night #10" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylightこれは暮れ時の「茜色おびたる」層積雲。「一期一会の色 (その2)──反攻する春」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylightこちらは明け方の「紫だちたる」層積雲。 本日掲載の一葉目は、最近撮影したどうということのない今頃の季節のぼうっとした日没時の層積雲(う...
「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログの"聖誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 何度も触れているが、この詩の冒頭にある「...
「モドキだらけでもドキドキするソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 午後遅く、西天を覆った暗雲の隙間からわずかに覗いた隙間に、尺取り虫の隊列のような雲が見えた(笑)。もしかしたらケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲かもしれないと思ったので、カメラを抱えてバルコニーでしばらく待機していたんだが結局同定出来るようなフォルムにはなってくれなかった(笑)。うー...
「やさしい光、やわらかい雲 (その4)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 澄み切った青空に絵筆でさっと掃いたような巻雲がなびいているなどという光景は文句なく素晴らしいんだが、こんなぼうっと霞んだ春の空にほんわかとした雲から漏れたショボい薄明光線が伸びている、というシーンだってなかなか趣があって捨てがたいんだよね。花粉症で頭がぼうっとするのは願い下げなんだ...