chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
isaburou_shinpei
フォロー
住所
練馬区
出身
東京都
ブログ村参加

2009/02/01

arrow_drop_down
  • JR東日本 東京駅発行 「◯企」週末パス ~その1

    2025(令和7)年6月に、JR東日本東海道本線東京駅で発行された、週末パスという企画乗車券です。この企画乗車券は土曜・日曜の2日間、JR東日本線のフリーエリア内の区間の他、山形鉄道線全線・阿武隈急行線全線・福島交通線全線・北越急行線全線・上田電鉄線全線・しなの鉄道線全線・長野鉄道線全線・アルピコ交通線全線・ひたちなか海浜鉄道線全線・鹿島臨海鉄道線全線・富士急行線全線・伊豆急行線全線・会津鉄道線(西若松駅~会津田島駅間)および、えちごトキめき鉄道線(直江津駅~妙高高原駅間)の普通列車および快速列車に乗車できるフリー乗車券で、発売は月曜日から金曜日のみで、有効当日土曜日および日曜日には発売しないという乗車券です。別に急行券および特急券を購入することで優等列車にも乗車でき、乗車券として使用できます。御紹介の券...JR東日本東京駅発行「◯企」週末パス~その1

  • JR東日本 中央本線甲府駅発行 2000年問題対応用出札補充券

    2019(平成31)年にJR東日本中央本線の甲府駅で発行された、出札補充券用で発券された片道乗車券です。区間については伏せてアップさせて頂いております。若草色JRE地紋のノンカーボン式券になっております。裏面です。ご案内文が印刷されています。御紹介の券は、「2000年問題(Y2K問題)」という、西暦2000年を迎えるとコンピュータシステムが年月日を正しく認識できなくなり、誤作動を起こす可能性があるとされた問題によって設備されたものです。2000年問題の根本的な原因は、多くのコンピュータシステムが年の情報を2桁で管理していたことで、たとえば「98」「99」といった表示の場合、プログラムは1900年代を前提として動作する設計がされていました。例えば、1980年は「80」、1999年は「99」といった具合に、内...JR東日本中央本線甲府駅発行2000年問題対応用出札補充券

  • 小田急電鉄 参宮橋駅発行 代々木上原駅接続 明治神宮前駅ゆき 片道連絡乗車券

    1986(昭和61)年1月に、小田急電鉄小田原線の参宮橋駅で発行された、代々木上原駅接続、明治神宮前駅ゆきの片道連絡乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型矢印式大人専用券で、井口印刷で調製されたものと思われます。御紹介の乗車券は、南新宿~(小田急小田原線)~代々木上原~(東京メトロ千代田線)~明治神宮前駅の順で、営業キロが4.2kmの区間となっており、乗継ぎ割引が適用されています。実際、当該区間を移動するのに代々木公園の園内を通って行くと3.1kmと歩いても1時間かからない程度の区間になりますので、この券がどのくらい需要があったのかと考えますと、殆ど無かったように思います。小田急電鉄参宮橋駅発行代々木上原駅接続明治神宮前駅ゆき片道連絡乗車券

  • JR東日本 八王子駅発行 八王子折り返しの連続乗車券

    2025(令和7)年6月に、JR東日本中央本線の八王子駅で発行された、中央本線三鷹駅から八王子駅で折り返し、三鷹駅までの連続乗車券です。(連続1)(連続2)水色JRE地紋の特殊共通券紙が使用されているもので、八王子駅の指定券券売機で発券されたものです。乗車経路は、三鷹~(中央本線)~八王子~(中央本線)荻窪の連続乗車券になります。指定券券売機でこのような連続乗車券で発券するには、復路で八王子駅から立川駅まで特急「富士回遊」号に乗車し、立川駅で普通列車に乗換えることにしないと発券することができません。JRグループでは、来年(2026年)3月に往復乗車券と連続乗車券の発売を廃止する予定で、いずれ御紹介したような乗車券の発行が出来なくなります。JR東日本八王子駅発行八王子折り返しの連続乗車券

  • JR東海 新大阪駅発行 越後湯沢駅から東京駅までのJR東日本えきねっと予約券

    2025(令和7)年5月に、JR東海新大阪駅の指定券券売機(発券専用機)で発券された、JR東日本えきねっとで予約された新幹線特急券です。JR東日本上越新幹線の、越後湯沢駅から東京駅までの上越新幹線の特急券で、水色JRC地紋の特殊指定券紙で発券されたものです。何かと使い勝手が悪いと批判されがちなJR東日本のえきねっとですが、紙のきっぷを発券するにはJR東日本の指定券券売機もしくはみどりの窓口で手続きを行う必要がありますが、券種や駅に制約があるものの、JR北海道・JR東海・JR西日本の一部の駅の指定券券売機でも発券することが可能です。JR北海道ではみどりの窓口および指定券券売機がある駅であれば管内の駅で発券できますが、JR東海の区間を含むきっぷ等、一部の制約があります。JR東海は指定券券売機のある駅のみの取扱...JR東海新大阪駅発行越後湯沢駅から東京駅までのJR東日本えきねっと予約券

  • 水間鉄道 水間観音駅発行 普通入場券(平成期)

    前回エントリーで、同社貝塚駅で発行された平成期のA型普通入場券を御紹介いたしましたが、同じ平成期でも、活版印刷のロットが無くなるとオフセット印刷に印刷方法が変更されていました。2016(平成28)年9月に、水間観音駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、オフセット印刷に印刷方法が変更されています。様式的には従来の活版印刷のものと変更ありませんが、印刷方法の変更によって若干雰囲気が異なっております。再掲致しますが、活版印刷時代の貝塚駅の普通入場券です。レイアウトに変更はありませんが、かなり雰囲気が異なっています。裏面です。券番と発行駅名が印刷されていますが、こちらも旅客車内に立ち入ることはできない旨の記載がありません。水間鉄道水間観音駅発行普通入場券(平成期)

  • 水間鉄道 貝塚駅発行 普通入場券(平成期)

    2011(平成23)年9月に、水間鉄道水間観音駅で発行された普通入場券です。前回エントリーで昭和期の同社普通入場券はB型券であったことを御紹介いたしましたが、平成期になると、A型券になっていました。白色無地紋のA型大人・小児用券で、やはり南海電鉄の様式によく似ており、B型券からA型券になったことで、さらに雰囲気が似通ってきています。裏面です。券番の他、発行駅名が記載されていますが、B型券時代同様、旅客車内に立ち入ることができない旨の文言がありません。同社は2005(平成17)年に会社更生法の適用を受けて経営破綻し、現在の親会社である飲食業のグルメ杵屋傘下になっていますが、経営破綻以前は南海電鉄との結びつきは強く、かつては筆頭株主でもあったようですが、南海電鉄の傘下ではありませんでした。水間鉄道貝塚駅発行普通入場券(平成期)

  • 水間鉄道 水間駅発行 普通入場券(昭和期)

    前回および前々回で、水間鉄道の現行の普通入場券を御紹介いたしました。現行券はA型券で発行されておりましたが、昭和期にはB型券になっていました。1985(昭和60)年8月に、水間鉄道水間(現・水間観音)駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、当時会社間の関係が深かった南海電鉄の様式に似ています。裏面です。券番および発行駅名が印刷されていますが、旅客車内に立ち入ることのできない旨の文言がありません。これが同社の正式な様式なのか、それとも記載漏れなのか、不明です。水間鉄道水間駅発行普通入場券(昭和期)

  • 水間鉄道 水間観音駅発行 普通入場券

    2025(令和7)年5月に、水間鉄道水間観音駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のA型大人・小児用券で、貝塚駅のものと同様に関東交通印刷で調製されたものと思われます。裏面です。券番の他、発行駅名と「旅客車内に立ち入ることはできません。」の文言が印刷されています。同線は、両端の貝塚駅と水間観音駅以外の途中駅はすべて無人駅になっておりますので、入場券の発売は同駅と貝塚駅のみになります。水間鉄道水間観音駅発行普通入場券

  • 水間鉄道 貝塚駅発行 普通入場券

    2025(令和7)年5月に、水間鉄道貝塚駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のA型大人・小児用券で、関東交通印刷で調製されたものと思われます。様式としては同社独自の様式ではありますが、雰囲気的にかつての国鉄大阪印刷場で調製されていた普通入場券の様式に似ています。裏面です。券番および発行駅名が記載されています。A型券ですので表面の券面には余裕がありますが、「旅客車内に立入ることはできません。」の文言も裏面に記載されているのが特徴で、この点も国鉄大阪印刷場の券と共通しています。水間鉄道貝塚駅発行普通入場券

  • 南海電鉄 難波駅発行 貝塚駅接続水間鉄道水間駅ゆき 片道乗車券

    1971(昭和46)年1月に、南海電鉄難波駅で発行された、貝塚駅接続、水間鉄道水間(現・水間観音)駅ゆきの片道連絡乗車券です。水色南海電鉄自社旧地紋のA型一般式券になっています。御紹介の券は南海電鉄から水間鉄道への連絡乗車券で、この券が発行されていたころの接続駅である貝塚駅は南海電鉄の駅が地上駅で、同じ構内に駅があったことから、連絡乗車券の需要は多かったものと思われます。南海電鉄難波駅発行貝塚駅接続水間鉄道水間駅ゆき片道乗車券

  • JR西日本 ◯ム 中土駅発行 南小谷駅ゆき片道乗車券

    前回エントリーで、JR東日本大糸線の南小谷駅で発行された、JR西日本大糸線の中土駅ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたが、今回はその復路分になります、JR西日本大糸線の中土駅で発行された、JR東日本大糸線の南小谷駅ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましょう。1989(平成元)年1月に、JR西日本大糸線の「◯ム」中土駅で発行された、南小谷駅ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋のadidas型一般式大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。着駅の南小谷駅はJR東日本が駅業務を行っておりますJR東日本管内の駅になりますが、南小谷駅はJR東日本とJR西日本との境界駅であり、糸魚川方はJR西日本の区間になりますので、中土駅~南小谷駅間はJR西日本の路線になりますので、御紹介の券は自社完結券になります。再掲いたし...JR西日本◯ム中土駅発行南小谷駅ゆき片道乗車券

  • JR東日本 南小谷駅から中土駅ゆき 片道乗車券

    前回エントリーでJR東日本大糸線の南小谷駅から140円区間ゆき片道乗車券を御紹介いたしました。御紹介いたしました券は、同駅から松本側のJR東日本会社線用として設備されていたもので、糸魚川方のJR西日本会社線への乗車券としては発売されませんでした。1989(平成元)年1月に、JR東日本大糸線南小谷駅から中土駅ゆき片道乗車券で、桃色JRE地紋のB型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は同駅から糸魚川方のJR西日本管内駅ゆきの乗車券として設備されていたもので、発駅から着駅までがJR西日本管内という他社完結の乗車券になります。有効区間は全区間JR西日本の区間になりますが、発売はJR東日本が行いましたため、左上の会社符号はJR東日本の[東]の符号が付けられています。同駅では、一つの窓口...JR東日本南小谷駅から中土駅ゆき片道乗車券

  • JR東日本 南小谷駅から140円区間ゆき 片道乗車券

    1989(平成元)年1月に、JR東日本大糸線の南小谷駅で発行された、同駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。同駅は小谷村の中心街にあたり、村役場の最寄り駅で、JR東日本が管轄する電化区間とJR西日本が管轄する非電化区間との境界駅であり、現在では、在来線唯一のJR東日本とJR西日本との境界駅になります。駅構内設備についてはJR東日本長野支社が保有し、駅業務などを担当しており、JR西日本の乗車券もJR東日本側で発売しています。また、糸魚川方にある場内信号機付近にJR東日本・JR西日本両社の分界標識が立っています。御紹介の券は同駅から松本方のJR東日本エリアの駅への乗車券で、近距離用乗車券については金額式券が設備されていました。JR東日本南小谷駅から140円区間ゆき片道乗車券

  • 金町駅発行 松戸駅接続 新京成線130円区間ゆき 片道連絡乗車券

    1983(昭和58)年3月に、常磐線金町駅で発行された、松戸駅接続新京成線130円区間ゆきの片道連絡乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。当時の国鉄では私鉄各線と広範囲に渡って連絡運輸が実施されておりましたが、IC乗車券が普及すると、乗継割引が適用される区間や、直通運転のために接続駅で社線の乗車券を購入出来ないなど、どうしても連絡乗車券を発売する必要がある区間以外については連絡乗車券の発売が廃止されてしまっています。現在、新京成電鉄は2025年4月に京成電鉄と合併して京成電鉄松戸線になっておりますが、JR東日本では松戸線各駅との一般旅客の連絡運輸は設定されませんでしたので、連絡乗車券の発売はありません。ちなみに、JR東日本から京成電鉄への一般旅客の連絡運...金町駅発行松戸駅接続新京成線130円区間ゆき片道連絡乗車券

  • 京成電鉄 松戸駅発行 普通入場券

    新京成電鉄ネタが続きましたが、あと1回お付き合いください。前回エントリーで新京成電鉄時代の松戸駅で発行された普通入場券を御紹介いたしましたが、京成電鉄に吸収合併された後も、同駅では普通入場券の発売が行われています。2025(令和7)年4月に、京成電鉄松戸線の松戸駅で発行された普通入場券です。桃色PJRてつどう地紋のA型券売機券で、様式的には新京成電鉄時代のものを継承しているように見えます。変更されている部分は会社名が「(新京成電鉄)」から「(京成電鉄)」に変更されたくらいで、特徴ある「発売当日1回限り通用」の文言もそのまま残されています。再掲いたしますが、新京成電鉄時代の普通入場券です。今回も比較対象のため、新京成電鉄時代と同じ「147番」券売機で購入しました。また、相変わらず券売機には入場券のボタンは表...京成電鉄松戸駅発行普通入場券

  • 新京成電鉄 松戸駅発行普通入場券

    2025(令和7)年3月に、新京成電鉄松戸駅で発行された普通入場券です。桃色PJRてつどう地紋のA型券売機券です。首都圏の私鉄各社でよく見かける、金額式券の着駅部分が「入場券」となっている様式です。ただし、同社では金額式券同様に「有効」の文字を「通用」として記載するようになっており、「発売当日1回限り通用」という文言になっている特徴があります。また、同社では入場料金には小児料金の設定がありませんでしたため、発売額は170円とだけ記載されており、小児料金の記載はありません。同社では入場券の発売は券売機でおこなわれておりましたが、通常、券売機には入場券の口座ボタンは表示されておらず、購入する場合には駅掛員が操作のうえ、入場券ボタンを表示しなければ購入することが出来ませんでした。新京成電鉄松戸駅発行普通入場券

  • 新京成電鉄 松戸駅から京成津田沼駅接続京成線150円区間ゆき 片道連絡乗車券 ~その2

    前回エントリーで新京成電鉄時代の松戸駅で発行された、同駅から京成津田沼駅接続京成線150円区間ゆきの片道連絡乗車券を御紹介いたしました。しかし、御紹介の券が発行された数日後には発行元事業者である新京成電鉄が連絡運輸先である親会社の京成電鉄に吸収合併されたことから、同区間の運賃体系がどのようになるかということが焦点の一つになっていました。結局、新京成電鉄の運賃については京成電鉄の運賃に組み込まれずに旧来の運賃体系を維持する方向で調整され、京成千原線が第三セクターの千葉急行電鉄を吸収合併した経緯から千葉中央駅で区切られて従来の京成線とは別運賃になっているのと同様に、新京成電鉄の区間も同様の対応が採られています。これは、今回の合併が事業基盤を強化するための吸収合併によることから合併による人員や設備の削減が行える...新京成電鉄松戸駅から京成津田沼駅接続京成線150円区間ゆき片道連絡乗車券~その2

  • 新京成電鉄 松戸駅から京成津田沼駅接続京成線150円区間ゆき 片道連絡乗車券 ~その1

    新京成電鉄が京成電鉄に合併される直前の2025(令和7)年3月に、松戸駅で発行された、京成津田沼駅接続、京成線150円区間ゆきの片道連絡乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券になっています。同社では、前回エントリーでも申し上げましたように、常備片道乗車券については「発売当日限り通用」の表記になっていますが、連絡乗車券については連絡運輸先の制度に合わせ、「発売当日限り有効」の文言が使用されています。新京成電鉄と京成電鉄は100%資本の完全子会社ではありましたが、事業者としては別会社であるため、通しで乗車する場合には連絡乗車券が発行され、新京成電鉄松戸駅から京成津田沼駅までが280円と、京成電鉄京成津田沼駅から150円区間の運賃が合算されて、発売額が430円になっています。新京成電鉄松戸駅から京成津田沼駅接続京成線150円区間ゆき片道連絡乗車券~その1

  • 新京成電鉄 元山から80円区間ゆき 片道乗車券

    前回および前々回エントリーで、新京成電鉄の片道乗車券では「発売当日限り通用」という独特な表現が使用されてい御紹介いたしましたが、この表現は同社で昭和50年代中頃あたりに採用されたもののようだということを申し上げました。古い時代の乗車券ですと「通用発売当日限り」という文言になっているのですが、国鉄が1968(昭和43)年6月にこの表現から「発売当日限り有効」という表現に変更した頃から、私鉄各社ではそれに倣う事業者が多く出ており、同社についてもその一者であったものと思われます。ところが、同社では昭和50年代中頃に常備片道乗車券様式の改定が行われたと思われ、そのタイミングで「発売当日限り有効」から「発売当日限り通用」になったものと推測されます。1980(昭和55)年3月に、新京成電鉄元山駅で発行された、同駅から...新京成電鉄元山から80円区間ゆき片道乗車券

  • 京成電鉄 松戸から170円区間ゆき 片道乗車券

    前回エントリーで、新京成電鉄(現・京成電鉄)の松戸駅から170円区間ゆき片道乗車券を御紹介いたしました。新京成電鉄時代に使用されていた券売機は京成電鉄に継承されておりますので,京成電鉄なってからどのように変わったか、確認してみました。新京成電鉄吸収合併後の2025(令和7)年4月に、京成電鉄松戸線の松戸駅で発行された、同駅から170円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券になっています。前回エントリーで御紹介いたしました新京成電鉄時代と同じ「147号機」で購入しました。基本的には新京成電鉄時代と変化はなく、左上の会社名が「(新京成電鉄)」から「(京成電鉄)」に変更され、着駅表記が「新京成線170円区間」から「京成線170円区間」に変更されたくらいでした。また、新京成電鉄時代に特徴の...京成電鉄松戸から170円区間ゆき片道乗車券

  • 新京成電鉄 松戸から170円区間ゆき 片道乗車券

    2025年3月に、親会社である京成電鉄に吸収合併され、合併後は新京成電鉄という会社は解散し、新京成線は京成電鉄松戸線になりました。京成電鉄が100%子会社である新京成電鉄(千葉県鎌ケ谷市)を吸収合併する理由は、将来の人口減少社会をにらみ、グループ運輸事業を一段と効率化し、意思決定も迅速にするねらいとのことです。京成電鉄はすでに2022(令和4)年9月に新京成電鉄を完全子会社化してしており、そのタイミングで上場も廃止していることから、吸収合併は既定路線だったと思われます。合併を控えた2025(令和7)年3月に、新京成電鉄松戸駅で発行された、同駅から170円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券になっています。様式的には関東私鉄各社で使用されている金額式券と同様で汎用のフォームが使用さ...新京成電鉄松戸から170円区間ゆき片道乗車券

  • 鹿島臨海鉄道 マリンライナーはまなす券

    1993(平成5)年5月に、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大洗駅で発行された、マリンライナーはまなす券です。青色鹿島臨海鉄道自社地紋のB型大人専用券で、日本交通印刷で調製されたものです。当時、同社では有料観光列車であるマリンライナーはまなす号を運転していました。この列車は座席指定制ではありませんでしたが、乗車するには乗車券の他にマリンライナーはまなす券を別途購入する必要がありました。マリンライナーはまなす券は全線均一の200円で、発売当日1回限り有効になっていました。御紹介の券にはその旨が記載されていますが、発売当日1回限り有効ではなく、「1回限り当日有効」という独特な表現になっています。マリンライナーはまなす号は、地域のシンボルとなるリゾート列車として大洗や鹿島灘・北浦などの優れた自然資源を活用して観光客の誘...鹿島臨海鉄道マリンライナーはまなす券

  • JR東日本 杉並3駅 記念硬券 ~その2

    2022(令和4年)7月に、JR東日本中央本線の杉並3駅(高円寺駅・阿佐ヶ谷駅・西荻窪駅)の開業100周年を記念して発行された「杉並3駅記念硬券」です。前回エントリーで概要と台紙を御紹介いたしましたので、今回は中にセットされている硬券3種類を御紹介いたしましょう。高円寺駅阿佐ヶ谷駅西荻窪駅大きさはD型硬券と同じサイズの縦型になっています。かつて、国鉄時代の四国総局で発行された観光入場券に雰囲気が似ています。3枚が1セットで台紙にセットされています。券面は各駅分が統一されていて、上から駅名・このきっぷで改札内や車内に入れない旨が記載され、次に各駅のキャラクターが描かれ、その下に杉並区のマスコットである「なみすけ」とお友達の「ナミー」が駅員さんになったイラストがあります。再掲しますが、台紙です。高円寺駅阿佐ヶ...JR東日本杉並3駅記念硬券~その2

  • JR東日本 杉並3駅 記念硬券 ~その1

    2022(令和4)年7月に、JR東日本中央本線の高円寺駅・阿佐ヶ谷駅・西荻窪駅の開業100周年を記念して、JR東日本と沿線自治体である杉並区が共同で発行した記念硬券です。この記念硬券は駅で発売されたものではなく、駅に置かれているパンフレットにあるキーワードクイズを解答して各駅改札に提出すると貰うことが出来るノベルティのようなこのでした。▶クリックすると大きく見えるかも・・・パンフレットです。杉並3駅は東京都杉並区内にあるJR東日本中央本線の駅で、荻窪駅を除いた高円寺駅・阿佐ヶ谷駅・西荻窪駅の各駅のことを言います。中央線の前身である甲武鉄道開業2年後の1891(明治21)年に開業した荻窪駅とは異なり、国有化後の1922(大正11)年に同時開業し、2022(令和4)年が開業100周年の当たったことから、このイ...JR東日本杉並3駅記念硬券~その1

  • JR北海道 原生花園駅発行 知床斜里駅ゆき 片道乗車券

    1999(平成11)年2月にJR北海道釧網本線の原生花園駅で発行された、知床斜里駅ゆきの片道乗車券です。桃色JR北地紋のB型一般式大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。発行駅である原生花園駅は国鉄時代の1964(昭和39)年に開設された仮乗降場がルーツで、国鉄末期の1978(昭和53)年に廃止されてしまっていますが、国鉄民営化後の1987(昭和62)年に4月から10月の間だけ営業する臨時駅として再開されています。御紹介の券は、同駅の管理駅である知床斜里駅(当時は斜里駅)から駅員が日中に派遣され、乗車券や記念切符、オレンジカードや鉄道グッズ、お土産品の販売が行われていた時期があり、そのときに設備されていたものです。ただし、知床斜里駅の窓口には通年設備されており、営業期間外であっても購入することが...JR北海道原生花園駅発行知床斜里駅ゆき片道乗車券

  • 荻窪駅発行 東京から岐阜羽島まで 新幹線自由席特急券

    実家にあったもので、使用したのかしていないのかも分からない新幹線自由席特急券が1枚手元にあります。いまからちょうど45年前の1980(昭和55)年5月5日に中央本線荻窪駅で発行された、東京駅から岐阜羽島駅までの新幹線自由席特急券です。入鋏が入っていませんし、検札鋏の痕跡もありません。また、無効印等の捺印もありませんので、使用したのかしていないのか、よく分かりません。裏面です。この券の面白いところとして、券番が5555の「5並び」になっている点です。これを見たとき、ちょうど45年前のこの日、ある駅で硬券乗車券が飛ぶように売れた出来事を思い出しました。それはこの券です。昭和55年5月5日の「5並び」の日として、鶴見線昭和駅の硬券乗車券が話題になりました。御紹介の券は特徴の無い券番のものですが、もし、荻窪駅発行...荻窪駅発行東京から岐阜羽島まで新幹線自由席特急券

  • 加古川車掌区乗務員発行 高砂から140円区間ゆき 片道乗車券

    1983(昭和58)年8月に、加古川車掌区乗務員が発行した、高砂線高砂駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋の駅名式車内補充券で発行されています。御紹介の券は少々特殊な様式で、発駅のみをせん孔し、着駅の表示はありません。その代わり、発売額欄が「入鋏の国鉄線運賃区間まで」となっており、金額式のような形で発行されています。当時の高砂駅は貨物営業のための駅員は配置されていましたが、出改札業務は行われておらず、乗車券は車内で購入することになっていました。また、高砂線は第一次地方交通線に指定され、1984(昭和59)年12月を以て廃止されてしまっています。加古川車掌区乗務員発行高砂から140円区間ゆき片道乗車券

  • 平館駅発行 平館から150円区間ゆき 片道乗車券

    1977(昭和52)年8月に、花輪線平館駅で発行された、同駅から150円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、仙台印刷場で調製されたものです。仙台印刷場で調製された金額式券は、新潟・大阪および広島印刷場と同じく発駅表示が縦型で、四角囲みになっています。発駅である平館の「平」は斜め点が下向きになっているゴシック体の旧字体ですが、発行駅名および小児断片の「平」は明朝体の新字体になっています。同駅は岩手県八幡平市平舘という場所にあり、地名は「平舘」と表記しますが、駅名は「平館」と、「館」の字が異なっています。平館駅発行平館から150円区間ゆき片道乗車券

  • 昭和駅発行 120円区間ゆき 片道乗車券

    本日は「昭和の日」です。元々は昭和天皇の誕生日を祝う天皇誕生日でしたが、現在は昭和の日という祝日になっています。今回は昭和の日に因んで、昭和駅で発行された乗車券を御紹介いたしましょう。1980(昭和55)年5月に、鶴見線昭和駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。裏面は券番のみです。同駅は昭和40年代中頃から無人駅になっており、近距離用の券売機が1台置かれているだけでしたが、昭和55年5月5日は5が並ぶゾロ目の日であるということで、同駅では臨時に硬券乗車券が発売されています。JR民営化後の現在では、同駅の券売機は撤去され、基本的にはSuicaなどのIC乗車券を端末にタッチして乗車するようになっており、IC乗車券がな...昭和駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 東京駅発行 小田原・三島間まで 職割用新幹線自由席特急券

    1980(昭和55)年10月に、東海道本線東京駅で発行された職割用の東京駅から小田原・三島駅間までの新幹線自由席特急券です。桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。券番の他、割引証の番号を記入する欄がありますが、記入されている券は殆ど見かけませんでした。東京駅発行小田原・三島間まで職割用新幹線自由席特急券

  • 東京地下鉄 豊洲駅発行 S-TRAIN103号 列車指定券

    2025(令和7)年4月に、東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線の豊洲駅で発行された、座席指定列車S-TRAINの列車指定券です。灰色東京メトロ自社地紋の85㎜券で発券されています。こちらの指定券は券売機で購入したものになります。同駅にあります、S-TRAINの列車指定券券売機です。列車指定券券売機は、発車60分前からの発売ということで、それ以前に購入する場合には、停車駅の窓口での購入になります。S-TRAINは、土休日には「西武秩父~元町・中華街」間、平日には「小手指~豊洲」間の全席指定列車で、東京地下鉄と西武鉄道・東急電鉄・横浜高速鉄道が共同で運行していますが、車両はすべて西武鉄道の車両が使用されています。東京地下鉄豊洲駅発行S-TRAIN103号列車指定券

  • 新大阪駅発行 新大阪から東京まで 新幹線自由席特急券(大阪万博混雑対応券)

    いままで数回に亘り、EXPO1970日本万国博覧会(大阪万博)の混雑対策として登場した異色地紋の乗車券を御紹介いたしましたが、万博輸送の要になります東海道新幹線の自由席特急券においても、混雑対策とした特殊な券が発行されていました。大阪万博期間中の1970(昭和45)年8月に、東海道本線新大阪駅で発行された、東京駅までのこだま号自由席特急券です。桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券ですが、大阪万博の混雑対応として、赤横一条引きになっています。万博期間中、東京駅から新大阪駅および新大阪駅から東京駅への新幹線自由席特急券には4㎜幅の赤一条が、静岡・名古屋地区駅から新大阪駅および東京駅への新幹線自由席特急券には1㎜幅の赤一条がそれぞれ引かれていました。改札掛員には、到着した列車から一度に大量に下車してくる旅客から...新大阪駅発行新大阪から東京まで新幹線自由席特急券(大阪万博混雑対応券)

  • 伊東駅発行 東京電環ゆき片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

    前回エントリーで、EXPO1970日本万国博覧会期間中の混雑対策として東京都区内着券について黄緑色地紋券として発行していたことを御紹介いたしました。期間中はかなりの東京駅着黄緑色地紋券が使用されたものと思われますが、これは万博関連の京都および大阪発の乗車券に限られたものではなく発行されていたようです。1970(昭和45)年9月に、東海道本線熱海駅から分岐する伊東線の伊東駅で発行された、伊東駅から東京電環(現・東京山手線内)ゆきの片道乗車券です。黄緑色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。大阪万博輸送とは無縁の区間ではありますが、万博対策用の異色地紋で作成されています。裏面です。券番の他、東京電環内下車前途無効の文言が印刷されています。伊東駅発行東京電環ゆき片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

  • 京都駅発行 京都市内から東京都区内ゆき 片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

    前回エントリーで、東京駅で発行されましたEXPO1970日本万国博覧会期間中の混雑対策として登場しました、黄褐色地紋の大阪市内ゆき片道乗車券を御紹介いたしました。今回は、同じEXPO1970日本万国博覧会期間中の混雑対策として登場しました異色地紋の乗車券で、京都市内から東京都区内ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましょう。やはり見本券ですが、1970(昭和45)年頃に京都駅で発行された、京都市内から東京都区内ゆきの片道乗車券です。EXPO1970日本万国博覧会期間中の異色地紋券で、黄緑色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券になっています。御紹介の券は見本用として国鉄本社マターで先行作成されたものと思われ、京都駅発行分ですが、東京印刷場で調製されたもののように見受けられます。当時、EXPO1970日本万国博覧...京都駅発行京都市内から東京都区内ゆき片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

  • 東京駅発行 東京都区内から大阪市内ゆき 片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

    見本券ですが、1970(昭和45)年のEXPO1970日本万国博覧会期間中に発行された、東京都区内から大阪市内ゆきの片道乗車券です。黄褐色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。本来であれば、モノクラス化以降の国鉄の長距離乗車券は青地紋券が一般的ですが、万博期間中の現業には相当な混雑による混乱が見込まれましたため、まだ自動改札機が普及していなかった国鉄では、地紋を着駅別に色分けして、改札掛員の視認性を向上させることで対応しています。当時、大阪市内着の乗車券類は黄褐色、京都市内着の乗車券類は紫色、東京駅着の乗車券類は黄緑色の地紋とし、通常の乗車券類とは異なった体裁にし、一見で着駅が判別出来るようにしていました。御紹介の券はそのうちの大阪市内ゆきのもので、本来であれば青地紋で...東京駅発行東京都区内から大阪市内ゆき片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

  • 国鉄バス 万国博会場駅から(自)名古屋ゆき 片道乗車券

    1970(昭和45)年4月に、国鉄名神ハイウェイ・バスの万国博会場駅で発行された(自)名古屋駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ地紋のA型矢印式券で、大阪印刷場で調製されたものです。万国博会場駅は前回御紹介いたしました北大阪急行電鉄の万国博中央口駅に隣接した形で設けられており、やはり万博輸送のための駅でした。当時の時刻表によりますと、同駅と(自)名古屋駅間は高速バスによるアクセスがメインで、朝7時台など12便の設定があったようで、所要時間は2時間18分というものであったようです。裏面です。券番の他、料金機対応として着駅の表記があります。国鉄バス万国博会場駅から(自)名古屋ゆき片道乗車券

  • 東京駅発行 神戸駅ゆき ◯改 表示片道乗車券

    1960(昭和35)年12月に東海道本線東京駅で発行された、神戸駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は少々特殊な券で、本来国鉄では同年7月に従来の3等級制(1等・2等・3等車)を廃止して2等級制とし、従来の1等は廃止され、2等が1等、3等が2等に改められ、現在の普通車にあたる2等車用の乗車券を、従来の2等の乗車券同様に青地紋にすることになりました。しかし、需要が多く、大量に印刷する必要が3等車用の赤字紋の券紙が大量に余剰在庫になってしまったため、これを消費すべく、「◯改」のマークを付けて等級表示も「3等」として赤字紋で乗車券を印刷した時期がありました。これらの券は「改券」と呼ばれ、赤字紋券紙を払い切る間のみ限定的に印刷されています...東京駅発行神戸駅ゆき◯改表示片道乗車券

  • 国鉄 中央線のポスター

    かつて国鉄に勤めていた親戚の叔父さんから戴いたものですが、国鉄末期の昭和60年頃に、職員の増収を促す意識改革目的で作成されたポスターだそうです。▶バナーをクリックすると大きく見えるかも・・・当時走っていた中央線の101系電車を夜間に撮影したもので、車掌さんが交代して、今まで乗務していた列車を見送るシーンです。写真の感じからして、三鷹駅の2番ホームで撮影されたものではないかと思われます。「きょうは、何人のお客さんを乗せて走ったのかな?」というコピーになっていますが、今の時代では「お客さん」という言葉は使用されることはないのではないかと思います。現代の表現であれば「お客様」ですね。こんな所でも、当時の国鉄の考え方が表れているような気がします。国鉄が民営化されてから30年が経っていますが、JR東日本に移管された...国鉄中央線のポスター

  • 伊豆箱根鉄道 修善寺駅発行 踊り子74号特急券

    1987(昭和62)年12月に伊豆箱根鉄道駿豆本線の修善寺駅で発行された、修善寺駅から新宿駅までの連絡特急踊り子74号特急券です。若草色こくてつ過渡期地紋のA型大人・小児用の完全常備券で、名古屋印刷場で調製されたものです。同駅では、平成5年頃まで、踊り子号の特急券は硬券で発行されていて、需要のある列車と区間については御紹介のような完全常備券も設備されていました。同社路線は、小田原駅で接続する大雄山線についてはJR東日本管轄になっていましたが、駿豆線は三島駅で接続したため、JR東海の管轄になっており、JR側から提供される硬券類は名古屋印刷場のものが使用されています。同印刷場は、特急用(指定席)特急券についてはA型券で設備されることが多く、御紹介の券についてもA型券になっていました。逆に、D型券で設備されてい...伊豆箱根鉄道修善寺駅発行踊り子74号特急券

  • 新京成電鉄 薬園台から60円区間ゆき 片道乗車券

    1978(昭和53)年9月に、新京成電鉄新京成線(現・京成電鉄松戸線)の薬園台駅で発行された、同駅から60円区間ゆきの片道乗車券です。灰色JPRてつどう地紋のB型金額式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。裏面です。券番の他、発行駅名と「薬園台から60円」の記載があります。御紹介の券は同社の自社完結の硬券乗車券の末期のもので、乗車券の発売は券売機に移行しています。同社は昨日の2025年3月31日の終電車を以て「新京成電鉄」としての営業を終了し、本日2025年4月1日からは親会社である京成電鉄と合併し、京成電鉄「松戸線」として営業します。新京成電鉄薬園台から60円区間ゆき片道乗車券

  • 西武鉄道 西武立川駅発行 普通入場券

    1986(昭和61)年9月に、西武鉄道拝島線の西武立川駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券になっています。御紹介の券は同社の初乗り区間が90円の時代のもので、当時、同社には券売機が導入されていない駅が都内も含めてかなり存在しており、同駅もその中の1駅でした。御紹介の普通入場券の他、自社完結の乗車券や国鉄(現・JR)との連絡乗車券についてもすべて硬券もしくは補充券を使用して窓口発売が行われていました。裏面です。券番の他、発行駅名の記載があります。同社では、本年3月25日火曜日以降順次、一部の駅において駅係員による遠隔対応駅(インターホンで案内する駅)へと体制を変更しています。体制が変更される駅とその実施日は、25日火曜日に拝島線の東大和市・武蔵砂川・西武立川の3駅および国分寺線の鷹の...西武鉄道西武立川駅発行普通入場券

  • 抜海駅発行 普通入場券 ~その2

    1982(昭和57)年8月に、宗谷本線抜海駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。同駅の普通入場券は、拙ブログでは一昨年前の2023年7月31日エントリーの「抜海駅発行普通入場券」で御紹介したことがございます。御紹介の券が発行されていた時点では、同駅では列車交換などの運転業務もありましたために職員配置駅になっていましたが、それから2年後の1984(昭和59)年くらいになると出改札業務が廃止され、運転業務のための運転要員だけが配置されることになっていました。しかし、それから2年後の1986(昭和61)年になると閉塞方式がタブレット閉塞から電子閉塞に変更され、運転要員の配置もなくなり、完全に駅員配置のない無人駅になっていました。営業していた頃の同駅駅舎で...抜海駅発行普通入場券~その2

  • 根室駅発行 東根室駅ゆき片道乗車券

    1982(昭和57)年8月に、根室本線根室駅で発行された、東根室駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。着駅である東根室駅は無人駅であるため、同駅では入場券や乗車券の発売が行われておりませんため、「日本最東端の駅」の駅名が印刷されているきっぷは観光記念要素があるため、御紹介の券は何の変哲もない隣の駅までの乗車券ではありますが、それなりの発売需要があったようです。窓口駅員氏は手慣れたもので、明らかに「内地の人」と思われる観光客がこの乗車券を購入すると、大抵は北海道ワイド周遊券を持っているのだろうことを察知し、「パンチ入れる?」と聞かれたりしました。根室駅発行東根室駅ゆき片道乗車券

  • JR北海道 根室駅発行 東根室駅普通入場券

    2017(平成29)年8月に、JR北海道根室本線の根室駅で発行された、隣駅である東根室駅の普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。東根室駅は開業以来の無人駅ですが、管理駅である根室駅では、自駅分の他に同駅の入場券を発売していました。これは、同駅が「日本最東端の駅」であることから、記念要素としての需要を見込んでの発売であったものと思われます。同駅の歴史はあまり古くはなく、1961(昭和36)年に開設された東根室仮乗降場が起源で、その後駅に昇格しています。本年3月のJRグループダイヤ改正を以て同駅は廃止され、現在では発行駅である根室駅が、64年ぶりに再度「日本最東端の駅」に返り咲いています。JR北海道根室駅発行東根室駅普通入場券

  • JR東日本 荻窪駅発行 普通列車グリーン券

    2025(令和7)年3月に、JR東日本中央本線の荻窪駅で発行された、荻窪駅から三鷹駅までの普通列車グリーン券です。桃色JRE地紋のA型券売機券になっています。御紹介の券は、中央快速線・青梅線のグリーン車が営業した初日に発売されたもので、東京駅や新宿駅といった東海道本線や湘南新宿ラインのグリーン車を連結した列車が発着する駅を除き、中央線の各駅では今まで発売されていなかった券売機による普通列車グリーン券が登場したことになります。様式的には従来の様式と変化はありませんが、今まで見たことない発着駅が記載されたグリーン券は、まだ何となく違和感があります。ただし、普通列車グリーン料金は、50kmまでが紙のきっぷで1010円のところSuicaで750円、100kmまでが紙のきっぷで1260円のところSuicaで1000...JR東日本荻窪駅発行普通列車グリーン券

  • 三鷹駅発行 特別快速電車誕生記念乗車券

    1967(昭和42)年7月に、中央線三鷹駅で発行された、特別快速電車誕生記念乗車券です。東京鉄道管理局(後に分割されて東京西鉄道管理局)名が入ったしおり型の記念乗車券で、三鷹駅~新宿駅間の往復乗車券になっています。イラストは当時運転されていた101系電車がモデルになっていると思われますが、何となく前面窓は方向幕のバランス的には103系電車みたいで、6年後に導入された103系電車の特別快速電車が誕生する未来を予言していたかのようなものでした。乗車券部分を拡大してみました。青色こくてつ地紋の券で、横幅は5.75センチですが縦は3.5センチとA型券よりやや大きなサイズになっています。新宿駅では券片を見せるだけで下車出来たようで、途中下車は出来ないようになっていました。また、後の企画乗車券と同じ扱いであったものと...三鷹駅発行特別快速電車誕生記念乗車券

  • JR東日本 東京駅発行 おうめ1号 特急券

    2025(令和7)年3月に、JR東日本東海道本線の東京駅で発行された、東京駅から青梅までの特急おうめ1号特急券です。青色JRE地紋の特殊共通券紙券で、中央本線ホーム(1・2番線)の中程にあります特急券券売機で発券されたものです。屋外同様の環境にあるせいなのでしょうか、プリンタヘッドがかなり劣化しており、アンダーラインがはっきりしていません。特急おうめ号は、2019(令和元)年3月に、今まで運転されていた青梅ライナーを特急列車に格上げした列車で、同時に誕生した特急はちおうじ号と共に、東京駅~八王子駅・青梅駅間を中央線快速経由で運行する特急列車でした。車両は同じく中央本線の特急列車であるあずさ号・かいじ号で使用されているE353系車両が、夜間停泊するための間合い運用的に使用されています。ライナー時代と同様に、...JR東日本東京駅発行おうめ1号特急券

  • 中野車掌区発行 車内乗換券

    年号の記載はありませんが、1957(昭和32)年6月に中央線車内で中野車掌区の車掌によって発行された、車内乗換券です。青色こくてつ地紋の駅名式券で、概算鋏でせん孔して発券する様式になっています。御紹介の券は、国鉄がまだ3等級制であった当時、京浜東北線とともに最後まで2等車を連結していた中央線の2等車(現在のグリーン車相当)の車内で、3等の乗車券を所持している旅客が、乗車後に2等車へ変更した際に発行されたものです。御紹介の券の場合、「下り」の欄に入鋏がありますので、御茶ノ水駅で乗車し、新宿駅までの区間についての変更になります。現在で言えば、グリーン券を持たない旅客が、車内でグリーンアテンダントからグリーン券を買い求める行為と同様です。現在では中央線の快速電車には乗務していないようですが、当時は中野車掌区の乗...中野車掌区発行車内乗換券

  • (関)富田駅発行 新幹線指定席特急券

    前々回エントリーで、岐阜羽島駅で発行された、A型の新幹線指定席特急券を御紹介いたしました。名古屋印刷場では、広島印刷場同様にA型券の新幹線指定席特急券を発行していたようですが、一般的にはD型券で発行していたようです。1982(昭和57)年12月に関西本線富田駅発行された、名古屋駅から東京駅までの新幹線指定席特急券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。裏面です。券番の他に2列車分の列車指定記入欄があります。再掲致しますが、岐阜羽島駅で発行されたA型の新幹線指定席特急券です。A型券では列車指定記入欄に罫線がありませんが、D型券の場合は他の印刷場同様に罫線があります。(関)富田駅発行新幹線指定席特急券

  • 広島駅発行 新幹線指定席特急券

    前々回のエントリーで山口線津和野駅で発行された、広島印刷場で調製されたA型の新幹線指定席特急券を御紹介いたしましたが、同印刷場ではすべてが特殊なA型券であった訳ではなく、一般的なD型券も発行されていました。1981(昭和56)年12月に山陽本線広島駅で発行された、広島駅から東京までの新幹線指定席特急券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、広島印刷場で調製されたものです。御紹介の券は、新幹線ひかり号停車駅である同駅で通常発売されていた訳ではなく、正月用の1ヶ月前の前売用として発行されたものです。マルス券で発券するのではなく、非常用の硬券が使用されています。同様の発行方法は東京駅でも見られましたので、この方が事務的に楽であったのかも知れません。裏面です。乗車区間の「広島」と「東京」が予め印刷されてい...広島駅発行新幹線指定席特急券

  • 岐阜羽島駅発行 新幹線指定席特急券(閑散期用)

    1984(昭和59)年11月に、東海道新幹線の岐阜羽島駅で発行された、岐阜羽島駅から東京駅までの閑散期用新幹線指定席特急券です。黄褐色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。前回エントリーで御紹介いたしました広島印刷場のようにA型券で発行された新幹線指定席特急券で、全国的に見ても、A型券で発行された例はあまり多くはなかったものと思われます。裏面です。座席指定については別に発行されていましたので左堰指定の記入はありませんが、一般的なD型券のように、2列車分を記入出来るようになっています。新幹線指定席特急券は一般的にはD型券で発券されていましたが、この券がなぜA型券で発行されたのか、その理由は不明です。岐阜羽島駅発行新幹線指定席特急券(閑散期用)

  • 津和野駅発行 新幹線指定席特急券

    1977(昭和52)年3月に、山口線津和野駅で発行された、小郡(現・新山口)駅から東京駅までの新幹線指定席特急券です。経年で色褪せてしまっていますが、若草色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、広島印刷場で調製されたものです。広島印刷場では、新幹線岡山駅開業時より、他印刷場のD型券とは異なり、A型の新幹線指定席特急券が発売されていました。御紹介の券はその頃に発行された券で、登場当初は矢印式の区間表示であったようですが、博多開業時の1975(昭和50)年3月より、三角矢印(▶)に変更されています。また、岡山開業時以降、硬券の新幹線指定席特急券については座席指定を裏面に記入するようになっていましたが、御紹介の券については表面に座席指定を記入するようになってます。裏面です。券番の他、表面記載の列車からの乗継列車の...津和野駅発行新幹線指定席特急券

  • 京浜急行電鉄 立会川駅発行 西武線田無駅ゆき 片道連絡乗車券

    1962(昭和37)年1月に、京浜急行電鉄(京急電鉄)本線の立会川駅で発行された、西武鉄道新宿線の田無駅ゆきの片道連絡乗車券です。灰色PJRてつどう地紋の準常備式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。A型券なのかD型券なのかが定かではありませんが、当時各駅に設備されていた準常備式連絡乗車券と同様のA型券であったものと推測されます。乗車経路は、立会川~(京急本線)~品川~(国鉄山手線)~高田馬場~(西武新宿線)~田無というもので、品川駅~高田馬場駅間については大崎駅経由の外回り方面、田町駅経由の内回り方面でも選択乗車が可能であったものと思われます。裏面です。券番および発行駅の記載のみになっています。京浜急行電鉄立会川駅発行西武線田無駅ゆき片道連絡乗車券

  • 鳥取駅発行 出雲4号 特急券・B寝台券

    1983(昭和58)年6月に、山陰本線鳥取駅で発行された、出雲4号の特急券・B寝台券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。同駅はみどりの窓口や旅行センターなどのある、県庁所在地の駅になりますが、硬券の指定券類が多く設備されていて、御紹介のような完全常備券も設備していました。鳥取駅発行出雲4号特急券・B寝台券

  • 東京臨海高速鉄道 新木場駅発行 普通入場券

    2018(平成30)年12月に、東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、関東交通印刷で調製されたものと思われます。同社ではJR管理である大崎駅を除いた各駅で硬券入場券を発売していますが、発売以来、在庫がなくなると様式が変更されていて、どの様式が最終形態なのかよく分かりません。ただ、今までに何世代かの様式が変更されていますが、同社の入場券は「入場券」としか記載がなく、「普通入場券」とはなっていません。裏面です。券番の他、「(東京臨海高速鉄道)」の社名と、自動改札機は通れない旨の記載があります。東京臨海高速鉄道新木場駅発行普通入場券

  • 品川駅発行 普通入場券

    1981(昭和56)年8月に、東海道本線品川駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。当時の品川駅は現在のような橋上駅舎ではなく、ホームを降りて階段を地下に降りた所から、高輪口側と港南口側にそれぞれ地下道が延びていました。高輪口側は現在のもある駅舎に繋がっており、コンビニ(NEWDAYS)があるあたりに出札窓口があったように記憶しています。一方、港南口は、現在とは全く趣が異なっており、細い地下道を進み、階段を昇って行ったところに小さな木造の駅舎がありました。駅の前にバス乗場のロータリーがあり、そこには3本の桜の木が植えられていました。同駅では現在、JR東海が中央リニア新幹線を建設しており、また、隣接する京急電鉄も大規模な駅の改良工事を実施しておりますの...品川駅発行普通入場券

  • 帝都高速度交通営団 九段下駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

    1990(平成2)年2月に、帝都高速度交通営団(営団地下鉄。現・東京メトロ)東西線および半蔵門線の九段下駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。若草色JPRてつどう地紋のB型金額式大人・小児用券で、山口証券印刷系列の帝都交通印刷で調製されたものと思われます。同駅は東京都交通局の新宿線との乗換駅であるだけでなく、周辺には中央官庁の庁舎や千代田区役所などの機関、靖国神社などの大規模な神社、日本武道館などの大規模施設、九段会館やパレスホテルといった老舗ホテル、有名私立の中学高校大学などが多数あり、イベントごとに利用客で混雑する駅です。そのため、IC乗車券登場前には混雑時の臨発が多く行われており、同駅の硬券乗車券の発行実績はかなりあったようです。裏面です。券番の他、発行駅と「③」の循環符号が印刷...帝都高速度交通営団九段下駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 上田交通 車内補充券(第一種)

    1981(昭和56)年9月に、上田交通(現・上田電鉄)別所線の車内で発行された、第一種車内補充券です。橙色TTDてつどう地紋の、カーボン紙を挟んで記入するタイプの券で、日本交通印刷で調製されたものです。前回エントリーで御紹介いたしました上田丸子電鉄時代のものから継承されたもののようで、社名および等級制からモノクラス制に変わった以外に基本的に様式の変更はありません。前回エントリーでも申し上げましたように、同社では社線完結用の乗車券については専用の駅名式券が使用されており、御紹介の券は国鉄線への連絡乗車券を発券する際に使用されていました。しかし、見ていますと、殆どの旅客が社線内の乗車券を購入しており、上田駅から先の連絡乗車券を購入する旅客は見かけない状態で、発券実績はあまり多くはなかったようです。なので、通常...上田交通車内補充券(第一種)

  • 上田丸子電鉄 車内補充券

    前回エントリーで、上田丸子電鉄で使用されていました出札用の特殊補充券を御紹介いたしましたが、車内補充券もございましたので、御紹介いたしましょう。こちらも廃札券ですが、上田丸子電鉄時代に使用されていました車内補充券です。橙色TTDてつどう地紋の券で、こちらも日本交通印刷で調製されたものと思われます。前回御紹介いたしました特殊補充券と一緒に、上田交通の本社で戴いたものです。同社では、社線内完結用としては駅名式の車内補充券を使用しており、国鉄線への連絡乗車券を発売する時だけ、こちらの券を使用していたとのことでした。この運用は、同社が上田交通になり、真田傍陽線廃線後の別所線でも車掌が乗務していた頃には行われています。裏面です。出札用のものとは異なり、注意書きの他に概算額収受の精算欄があります。やはり、こちらの券は...上田丸子電鉄車内補充券

  • 上田丸子電鉄 特殊補充券(出札用)

    廃札券ですが、上田丸子電鉄(のちの上田交通。現在は分社化されて上田電鉄)で使用されていた特殊補充券です。緑色TTDてつどう地紋の券で、日本交通印刷で調製されたものと思われます。御紹介の券は駅の出札口で使用されていた駅用のもので、社名の変更によって使用されることが無くなって上田交通の本社で保管されていたものです。まだこのような廃札券類に価値が見いだせなかった頃でしたので、まだネットで情報が仕入れられなかった昭和50年代に上田駅前にあった本社へ情報収集に伺ったところ、「もう使用しないから」と戴いたものです。裏面の注意書き部分です。まだ列車区間のキロ程が20km以内の区間の乗車券が通用当日限りで下車前途無効であった時期で、かつ税率が2割、特別2等車券の記載があることから、1958(昭和33)年10月から1960...上田丸子電鉄特殊補充券(出札用)

  • 首都圏新都市鉄道 秋葉原から160円区間ゆき 片道乗車券

    2005(平成17)年9月に、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線の秋葉原駅で発行された、同駅から160円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券売機券で、サーマル式券になっています。様式としては首都圏私鉄各線で一般的に使用されているもので、特段特徴があるというものではありません。同社では、2025年1月28日に、2026年秋までに現在の磁気乗車券を廃止し、紙にQRコードを記載した「OR乗車券」に移行すると発表しています。そして、券を改札の読み取り機に触れるだけで入場できるようにするとともに、クレジットカードなどのタッチ決済にも同時に対応する予定とのことです。QRコードを改札機にかざすことで入場できるサービスは、首都圏では西武鉄道が一部の駅で実証実験を行っている他、関西の大手私鉄5社...首都圏新都市鉄道秋葉原から160円区間ゆき片道乗車券

  • 鐵道省 万世橋駅発行 御茶ノ水・飯田橋駅間ゆき 片道乗車券

    1930(昭和5)年12月に、鐵道省中央本線の万世橋駅(休止駅)で発行された、御茶ノ水・飯田橋駅間ゆきの片道乗車券です。桃色GJRてつだうしやう地紋のB型矢印式大人・小児用券で発行されています。当時の鐵道省の近距離乗車券は有効期間が発売日共2日間になっていましたので「通用發(発)行日共2日」となっていますが、途中下車は出来なかったため、「下車前途無效(効)」と表記されています。発売された万世橋駅は、中央本線の神田駅と御茶ノ水駅間の、かつて交通博物館があった場所にあった駅で、戦時中の1943(昭和18)年に営業休止になっています。現在ではマーチエキュート神田万世橋という商業施設が開業し、今でも残されている旧ホーム上には、ガラスに囲まれた展望カフェデッキがあります。その後、国鉄時代とJR民営化以後に正式に廃止...鐵道省万世橋駅発行御茶ノ水・飯田橋駅間ゆき片道乗車券

  • 鐵道省 東中野駅発行 新宿・代々木駅間ゆき 片道乗車券

    状態が悪いですが、1927(昭和2)年3月に、鐵道省時代の中央本線東中野駅で発行された、新宿・代々木駅間ゆきの片道乗車券です。桃色GJRてつだうしやう地紋のA型一般式大人・小児用券になっています。当時の近距離区間の乗車券の有効期間は最低でも発売日とその翌日の2日間になっており、区間によっては途中下車も可能でした。裏面です。券番と発行駅の他、新宿駅で下車した場合にには前途無効になる旨が、「新宿下車前途無効」と記載されています。新宿駅では途中下車が出来ないということは、東中野駅の次の大久保駅以外、途中下車ができないことになります。鐵道省東中野駅発行新宿・代々木駅間ゆき片道乗車券

  • 幕張駅発行 京成電鉄代替乗車票

    1981(昭和56)年7月に、総武本線幕張駅で発行された、京成電鉄代替乗車票です。白色無地紋のA型券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は、国鉄総武本線津田沼駅~新検見川駅間の複々線化による津田沼駅構内切替時に、国鉄が京成電鉄に代替輸送を依頼した時の乗車票です。当日は幕張駅の他、船橋駅~西千葉駅間や、代替区間内の京成電鉄と接続をする成田駅・佐倉駅などで15時頃から配布されていたようで、西船橋駅だけは夜間のみの配布になっていたようです。裏面です。券番の他、表記区間内での1回限り有効である旨と、途中下車前途無効である旨が記載されています。幕張駅発行京成電鉄代替乗車票

  • 亀戸駅発行 東京都区内から鹿児島駅ゆき 片道乗車券

    見本券ですが、総武本線亀戸駅で発行された、鹿児島駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ地紋のD型準常備式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。乗車経路は、東京都区内~(東海道本線)~神戸~(山陽本線)~門司~(鹿児島本線)~鹿児島というもので、前回エントリーで御紹介いたしました川崎駅で発行されたものと同じになります。前回エントリーのものを再掲のうえ、比較してみましょう。運賃は各着駅とも同一ですので同時期のものと考えられますが、経由の表記が川崎駅のものは発駅の下に記載されているのに対し、亀戸駅のものは「経由裏面」と記載されています。また、着駅が微妙に異なっており、川崎駅のものが8駅に対し、亀戸駅のものが10駅と多くの着駅に対応しています。共通の着駅は久留米・大牟田・熊本・八代・出水・(鹿)川内・伊...亀戸駅発行東京都区内から鹿児島駅ゆき片道乗車券

  • 川崎駅発行 東京都区内から鹿児島駅ゆき 片道乗車券

    1972(昭和47)年12月に、東海道本線の川崎駅で発行された、鹿児島駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ地紋のD型準常備大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。乗車経路は、東京都区内~(東海道本線)~神戸~(山陽本線)~門司~(鹿児島本線)~鹿児島というものです。川崎駅は東京都区内の駅ではありませんが、当時鹿児島まで鉄道で行くには急行列車か特急列車の夜行を利用することが普通であったため、一旦東京駅や品川駅まで行って乗車する需要が多かったため、東京都区内発の券が設備されていたものと思われます。ただし、鹿児島駅ゆきの常備券を設備するほどではないと判断されたのでしょう、準常備式券になっていました。裏面です。券番の他、特段印刷されているものはありませんでした。東京都区内途中下車禁止の表記がありませんが...川崎駅発行東京都区内から鹿児島駅ゆき片道乗車券

  • JR西日本 ◯日 新大阪発行 新大阪から東京まで 新幹線自由席特急券

    1988(昭和63)年9月に、JR西日本東海道本線の新大阪駅構内にありました、日本旅行新大阪営業所で発行された、新大阪から東京までの新幹線自由席特急券です。桃色JRW地紋のA型大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。この券が発行された日本旅行新大阪営業所は、かつて国鉄時代から駅構内にあった旅行センターで、パック旅行等の販売の他、JR全線きっぷうりばの個札窓口があり、駅の窓口と変わらないような券種が発売されていました。発行駅の「◯日」は日本旅行が発売した事を示す符号で、日本旅行の「日」に因んでいます。現在では個札業務は行われていないようですが、末期には旅行会社取扱という特殊な指定券券売機も設備されていました。日本旅行はJR西日本の連結子会社で、新大阪支店はTiS新大阪支店という店舗になっています。...JR西日本◯日新大阪発行新大阪から東京まで新幹線自由席特急券

  • 西武鉄道 高田馬場駅発行 新宿駅接続 都営地下鉄ゆき片道連絡乗車券

    前回エントリーで、西武鉄道の高田馬場駅で発行された、西武新宿(新宿)駅接続の東京メトロゆき片道連絡乗車券を御紹介いたしました。同駅には同じ新宿駅でも新宿西口駅接続で、都営地下鉄ゆきの片道連絡乗車券の発売もありますので御紹介いたしましょう。2024(令和4)年8月に、西武新宿線高田馬場駅で発行された、西武新宿(新宿西口)駅接続若松河田・西新宿五丁目・新宿駅ゆきの乗継割引用の片道連絡乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型矢印機券で発券されています。東京メトロとの接続駅は新宿駅になりますが、都営地下鉄との接続駅は京王新線側にある新宿駅ではなく、新宿西口駅になっています。そのため、新宿駅は着駅の中の一駅になっています。同じ都営地下鉄ですが、新宿駅(京王新線)接続の新宿線とは、乗継割引は行われていないようです。西武鉄道高田馬場駅発行新宿駅接続都営地下鉄ゆき片道連絡乗車券

  • 西武鉄道 高田馬場駅発行 新宿駅接続 東京メトロゆき片道連絡乗車券

    2024(令和6)年8月に、西武鉄道新宿線高田馬場駅で発行された、西武新宿(新宿)駅接続、東京メトロ東新宿・新宿御苑前・北参道・新中野・中野新橋駅ゆきの片道連絡乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型矢印式券になっています。御紹介の券は、乗継割引用の券で、前回エントリーの東京メトロが発行している券同様に、金額式券とせず、矢印式として発券されています。やはり、乗継割引の区間が限定されることから、金額式ではなく、矢印式で発券されたものと思われます。着駅の表記がスペース上の制約から、駅名の字数によってポイント数が異なっているのが特徴です。西武鉄道高田馬場駅発行新宿駅接続東京メトロゆき片道連絡乗車券

  • 東京メトロ 中野駅発行 高田馬場駅接続 西武新宿・新井薬師前駅ゆき片道連絡乗車券

    2024(令和6)年9月に、東京メトロ東西線の中野駅で発行された、高田馬場駅接続、西武新宿線西武新宿駅・新井薬師前駅ゆきの片道連絡乗車券です。灰色東京メトロ自社地紋のA型券売機券で、矢印式になっています。御紹介の券は乗継割引が適用された区間用で、区間を限定するために金額式券とせず、矢印式券で発券されたものと思われます。券売機で発券される乗継割引用の矢印式券としては一般的なものと思われますが、発駅の「中野から」の表記や発売額下にある「西武線」の表記に無理矢理感があります。東京メトロ中野駅発行高田馬場駅接続西武新宿・新井薬師前駅ゆき片道連絡乗車券

  • 富士急行 鉄道乗務区乗務員発行 車内補充券(連絡線用)

    前回エントリーで、富士急行の鉄道乗務区乗務員が発行した、自社線完結用の車内補充券を御紹介いたしましたので、今回は連絡線用の車内補充券を御紹介いたしましょう。2008(平成20)年3月に富士急行の鉄道乗務区乗務員が発行した、連絡線用の車内補充券です。青色PJRてつだう地紋の地図式補充券(図補)で、自社線完結用同様に概算鋏でせん孔して発券されるものです。同社では、自社線完結の乗車券を発券する際には前回エントリーの自社線完結用の図補を使用しますが、連絡線用の乗車券を発券する際にはこちらの図補が使用されていました。自社線からの連絡乗車券としての他、御紹介もののように、自社線の乗車券を所持している乗客にも対応出来るよう、JR東日本線との接続駅である大月駅発限定で、JR東日本線のみの乗車券として発行することが可能です...富士急行鉄道乗務区乗務員発行車内補充券(連絡線用)

  • 富士急行 鉄道乗務区乗務員発行 車内補充券(自社線用)

    前回エントリーで富士山麓電気鉄道(富士急行)の端末式の車内乗車券を御紹介いたしました。今回は、端末式券が登場する前に使用されていました、車内補充券を御紹介いたしましょう。2008(平成20)年3月に鉄道乗務員区乗務員によって発行された、地図式補充券(図補)で、自社線内完結の乗車券用として使用されていたものです。青色PJRてつだう地紋の図補で、概算鋏によってせん孔して発券されます。御紹介の券は富士吉田駅が富士山駅に改称されてからのもので、一番末期の様式になります。裏面です。ご案内文が印刷されています。富士急行鉄道乗務区乗務員発行車内補充券(自社線用)

  • 富士山麓電気鉄道 乗務員区発行 車内乗車券

    2022(令和4)年4月に、富士山麓電気鉄道乗務員区乗務員によって発行された車内乗車券です。桃色PJRてつだう地紋のレシート式券になっています。様式は分社化前のままになっていて、親会社である「富士急行」の表記になっています。同社では大月駅・都留文科大学前駅・下吉田駅・富士山駅・富士急ハイランド駅・河口湖駅の各駅に時間限定で駅員配置のうえで出改札業務が行われていますが、その他の駅については無人駅であったり、駅員配置駅であっても窓口営業を休止したりしています。ただし、全列車に車掌が乗務しており、車内での運賃精算業務が行われています。同社で発券される乗車券は、専用のタブレット端末を使用して発券されるもので、車掌はタブレット端末を携帯し、別途、ベルトに付けた携帯用プリンターで発券します。発売できる範囲はJR東日本...富士山麓電気鉄道乗務員区発行車内乗車券

  • JR東日本 大宮駅発行 新幹線振替乗車票

    2016(平成28)年3月に、JR東日本東北本線の大宮駅で発行された、新幹線振替乗車票です。白色無地紋の定期券サイズほどの券になっています。これは、高崎線籠原駅の架線トラブルによって2日半に亘って高崎線の一部区間が運休となりました時に、当該区間に有効な定期券もしくは紙の乗車券を所持する旅客に対して、特定の区間について新幹線への振替乗車の措置を実施した際に発行されたものです。発券に際しては、新幹線乗換改札口で有効な定期券もしくは紙の乗車券を確認して交付しており、振替乗車の規定に従って、Suica等のIC乗車券しか所持していない旅客には交付されませんでした。御紹介の券が発行されていた大宮駅では、熊谷以遠ゆきの定期券もしくは乗車券を所持する旅客のみに交付しており、吹上駅等熊谷より手前の駅が着駅である定期券もしく...JR東日本大宮駅発行新幹線振替乗車票

  • 摺沢駅発行 一ノ関から上野まで 新幹線指定席特急券(繁忙期用)

    1986(昭和61)年4月に、大船渡線の摺沢駅で発行された、一ノ関から上野までの繁忙期用の新幹線指定席特急券です。前回御紹介いたしました通常用とは地紋の色が異なり、繁忙期用は黄褐色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。スペースの関係上でしょうか、「一ノ関」と「上野」の活字の大きさ(ポイント)が異なっています。裏面です。裏面の指定席記入欄は、通常期用のものと全く同一です。摺沢駅は民営化された後にみどりの窓口が開設されていた時期もありましたが、みどりの窓口は2015(平成27)年に営業を終了し、残された出改札業務についても2022(令和4)年3月に終了してしまい、現在は無人駅になっています。摺沢駅発行一ノ関から上野まで新幹線指定席特急券(繁忙期用)

  • 南仙台駅発行 仙台から東京まで 新幹線指定席特急券

    1985(昭和60)年6月に、東北本線南仙台駅で発行された、仙台から東京までの新幹線指定席特急券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、仙台・上野間の常備式券で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。新幹線の硬券式指定席特急券は、座席指定を裏面に記入するようになっておりましたので、乗車日以下の情報は裏面になります。御紹介の券は、仙台駅07:48分発のあおば202号用として発行されています。発駅の「仙台」は印刷されていますが、新幹線の特急券は出場しなければ複数の列車を乗り継ぐことが可能であることからか、着駅の「上野」については空欄になっており、ゴム印で捺印されています。発行駅の南仙台駅は仙台駅から4駅目の仙台市内の駅で、仙台駅からの新幹線の発売需要はそれなりにある駅でしたが、当時はみどりの窓口の...南仙台駅発行仙台から東京まで新幹線指定席特急券

  • JR東日本 三春駅発行 180円区間ゆき片道乗車券

    1987(昭和62)年10月に、JR東日本磐越東線の三春駅で発行された、同駅から180円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ過渡期地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。国鉄末期になって、現在のJR東日本管内においては、仙台印刷場や新潟印刷場の廃止が行われ、乗車券印刷業務は規模が大きい割に機械化によって硬券需要が少なくなってきた東京印刷場に集約されていき、同印刷場では自前の設備を使用してはいても、現場の混乱を避けようとしたのか、レイアウトや記載方法については移管前の各印刷場の「ローカルルール」を温存し、首都圏駅のものとは所々異なる様式の券を作成してきておりました。しかしながら、国鉄民営化を機にその考え方は一変し、JR東日本管内で使用する硬券の様式は首都圏のものに統一されています...JR東日本三春駅発行180円区間ゆき片道乗車券

  • ジェイアールバス関東 白棚線1日フリーきっぷ

    2024(令和6)年12月に発行された、ジェイアールバス関東白棚線の1日フリーきっぷです。1500円で白棚線全線を1日自由に乗り降りできるフリー乗車券で、片道運賃が800円なので、往復すれば元が取れてしまう優れものです。ただし、駅や白河支店では発売されておらず、同社のホームページでも案内されているように、「高速バスネット」というサイトでのみ発売しており、駅や車内、白河支店窓口での発売はありません。また、電子決済のみとなっています。同線は約1時間おきに便が出ていますので、結構いろいろな場所の探索ができます。専用道路を走るバス専用道路を走るバス専用道路を走るバス専用道路から出てくるバス番所駅磐城金山駅国鉄白棚高速線時代からの専用道路看板こちらの看板は白棚線が「白棚高速線」と呼ばれていたころからの専用道路看板で...ジェイアールバス関東白棚線1日フリーきっぷ

  • ジェイアールバス関東 白河支店発行 白河から磐城棚倉駅ゆき 片道乗車券

    2024(令和6)年12月に、ジェイアールバス関東白河支店で発行された、白棚線の白河駅から磐城棚倉駅ゆきの片道乗車券です。桃色JRB地紋の特別補充券で発行されています。同線の乗車券はかつて、白河駅や磐城棚倉駅で発売されていましたが、現在は運賃箱に現金を入れるか、Suicaなどの交通系IC乗車券で乗車するようになって乗車券は設備されていないため、白棚線の乗車券を購入したい旨を申し上げたところ、補充券での発行になりました。発行箇所部分が黒く塗られていますが、「東北道統括支店」となっていたものを白河支店に変更しているようです。裏面です。ご案内文が印刷されています。2.の「下車のときは、切り離して・・・」とはどういうことか?と思ってしまいます。ジェイアールバス関東白河支店発行白河から磐城棚倉駅ゆき片道乗車券

  • JR東日本 磐城棚倉駅発行 乗車駅証明書

    2024(令和6)年12月に、JR東日本水郡線の磐城棚倉駅で発行された乗車駅証明書です。白色無地紋の券で、バスの整理券のような券になっています。同駅は水郡線の他、ジェイアールバス関東が運営する白棚線の接続駅でもあり、かつてはみどりの窓口も営業していた駅でしたが、2022(令和4)年3月に無人化されています。現在の磐城棚倉駅の駅舎です。鉄筋平屋建ての駅舎で、半分は事務所等で使用されていたスペースになっており、比較的大きめの駅舎です。駅前からはジェイアールバス関東の白棚線が約1時間おきに発着しており、水郡線の列車よりも運転本数は多いです。列車を降りて改札口のところには白棚線へののりかえ案内が今でも掲示されており、かつて休止となった鉄道の白棚線の線路敷をバス専用道路に転用した自動車路線である白棚線が、国鉄自動車...JR東日本磐城棚倉駅発行乗車駅証明書

  • 磐城棚倉駅発行 白棚線経由 東京山手線内ゆき 片道乗車券

    1976(昭和51)6月に、国鉄自動車線である白棚線の磐城棚倉駅で発行された、白棚線経由の東京山手線内ゆき片道乗車券です。青色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。乗車経路は、磐城棚倉駅~(白棚線)~白河駅~(東北本線)~東京山手線内というもので、国鉄自動車線(国鉄バス)と鉄道線の通しの乗車券になっています。そのため、白河駅から東京山手線内間は営業キロが200kmまでのために有効期間は2日間ですが、自動車線との通し乗車券になるため、プラス1日の3日間有効になります。裏面です。券番の他、自動車線内の途中駅である磐城金山駅および南湖公園停留所を除いた各駅では下車前途無効であることと、東京山手線内各駅でも下車前途無効である旨が記載されています。磐城金山駅は国鉄民営化以降の19...磐城棚倉駅発行白棚線経由東京山手線内ゆき片道乗車券

  • ◯社 東飯能駅発行 300円区間ゆき 片道乗車券

    今から36年前の1989(昭和64)年1月7日に、JR東日本八高線の「◯社」東飯能駅で発行された、同駅から300円区間ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。購入した時には気づきませんでしたが、あと2枚購入して「0000」と「0001」の券を入手すべきだったと、後になって後悔しています。昭和64年1月7日は「昭和」の元号の最終日でした。翌日から「平成」の世の中になる節目の日です。もうあれから36年の歳月が経ってしまったと思うと、自身がだんだん老化してきているのも頷けます。◯社東飯能駅発行300円区間ゆき片道乗車券

  • 小田急電鉄 参宮橋駅発行 普通入場券

    前回エントリーで小田急電鉄小田原線の参宮橋駅で発行された、シンコー印刷で調製された90円区間ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたので、今回は普通入場券を御紹介したいと思います。1986(昭和61)年1月に同駅で発行された普通入場券です。B型白色無地紋の大人・小児用券で、シンコー印刷で調製されたものです。同駅の普通入場券はなぜか赤一条の線が入っており、「通用発売当日1回限り」という文言があったりと、他駅のものとは違った雰囲気を醸していました。当時、下津井電鉄等の私鉄事業者がシンコー印刷で調製された普通入場券を発売していましたが、雰囲気が当時の「それ」によく似ています。裏面です。券番の他、発行駅名が印刷されています。小田急電鉄参宮橋駅発行普通入場券

  • 小田急電鉄 参宮橋駅発行 90円区間ゆき片道乗車券

    いまからちょうど40年前の1985(昭和60)年1月3日に、小田急電鉄小田原線の参宮橋駅で発行された、同駅から90円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋の金額式大人専用券で、シンコー印刷で調製されたものです。当時の同社乗車券は、殆どが井口印刷で調製されており、山口証券印刷の券も見受けられましたが、希にシンコー印刷で調製された券も存在していました。同社の他に京王帝都電鉄でも発行されていた実績がありますが、首都圏の鉄道会社では、シンコー印刷の硬券は珍しい存在でした。同駅では近距離乗車券の硬券については他駅同様に常時発売していましたが、きっぷは券売機で購入するというのが一般的になっておりましたので、わざわざ窓口に行って購入する客は蒐集家くらいしか居ませんでしたので、各駅同様にさほど券番は進んでいませ...小田急電鉄参宮橋駅発行90円区間ゆき片道乗車券

  • 原宿駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

    今からちょうど40年前の1985(昭和60)年1月2日に、原宿駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は初詣で混雑していた明治神宮の初詣客を捌くため、かつて同駅に設けられていました臨時ホームの出札口で発行されたものです。現在であればSuicaなどの交通系IC乗車券が主流になっていますので「きっぷうりば」が混雑してもさほどではありませんが、当時は電車に乗るにはきっぷを購入しなければなりませんでしたので、改札を入る前、きっぷを購入するだけで長蛇の列に並ばなければなりませんでした。当時の同駅の臨時ホームや出札小屋などは跡形もなく、現在では臨時ホームがあった場所に外回り方面ゆきのホームが出来ています。原宿駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 東京メトロ 辰巳駅発行 160円区間ゆき片道乗車券(レプリカ)

    あけましておめでとうございます。旧年中は拙ブログへの御支援、誠にありがとうございました。本年も変わらぬ御贔屓のほど、よろしくお願いいたします。2025年(巳年)の最初は「辰年」から「巳年」へということで、東京メトロ有楽町線の辰巳駅でかつて発行された券を、ちょっとアレンジしてみたレプリカです。2025(令和7)年1月1日に発行されたというアレンジ品で、東京メトロ有楽町線の辰巳駅で発行された券を使用いたしました。現在の東京メトロの初乗り運賃は170円ですが、それであるといろいろ問題がありそうなので、敢えて160円区間の券を使用しています。こちらは12年前の2012(平成24)年12月に同駅で配布しておりましたカードの西暦部分を変えてみたものです。改めまして、本年もよろしくお願いいたします。東京メトロ辰巳駅発行160円区間ゆき片道乗車券(レプリカ)

  • ジェイアールバス関東 草津温泉駅発行 東京山手線内ゆき 片道連絡乗車券 ~その2

    前回エントリーで、ジェイアールバス関東の草津温泉駅で発行された、東京山手線内ゆきの、乗継券の付いた片道連絡乗車券を御紹介いたしましたが、その数ヶ月後には、様式が変更されていましたので御紹介いたしましょう。前回御紹介した券が発行されてから5ヶ月後の1991(平成3)年3月に、ジェイアールバス関東志賀草津高原線の「◯簡」草津温泉駅で発行された、長野原(現・長野原草津口)駅接続、JR東日本線東京山手線内ゆきの片道連絡乗車券です。青色JRE地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。通常の鉄道の長距離用乗車券と同じ様式ですが、自動車線と乗り継ぎになっているため、有効日は1日追加されて3日間になります。裏面です。券番と東京山手線内各駅下車前途無効の文言の他、自動車線内下車前途無効の文言がありま...ジェイアールバス関東草津温泉駅発行東京山手線内ゆき片道連絡乗車券~その2

  • ジェイアールバス関東 草津温泉駅発行 東京山手線内ゆき 片道連絡乗車券 ~その1

    1990(平成2)年10月に、ジェイアールバス関東志賀草津高原線の「◯簡」草津温泉駅で発行された、長野原(現・長野原草津口)駅接続のJR東日本線東京山手線内ゆきの片道連絡乗車券です。青色JRE地紋のA型相互式大人・小児用のバス乗継券が付けられている様式で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。券番の他、自動車線内下車前途無効である旨と、東京山手線内各駅では下車前途無効である旨が記載されており、表面にはスペースの関係で記載出来なかった発行駅名が記載されています。年の瀬を迎え、温泉地で年末年始を過ごす方も多いかと思います。管理人は年末年始は家に居るのが殆どですが、定年を迎えたら、そんなこともしてみたいと思うこの頃です。ジェイアールバス関東草津温泉駅発行東京山手線内ゆき片道連絡乗車券~その1

  • 札幌駅発行 苗穂・桑園・琴似駅ゆき 片道乗車券

    1969(昭和44)年5月に、札幌駅の券売機で発行された、苗穂・桑園・琴似駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつKOKUTETSU特殊発行用地紋のA型矢印式券になります。まだ、等級制時代の券売機券で、同駅ではまだ試験的に導入された時のものと思われます。当時の券売機はロール紙を送るローラーがきつめであったのか、この頃に発券された券売機券を見ますと、紙送りーローラーの跡がくっきりと残っているものが散見されました。見づらいですが、この券についても、発行日の左側と券番の右側に、紙送りローラーの跡がくっきりと残っています。札幌駅発行苗穂・桑園・琴似駅ゆき片道乗車券

  • JR東日本 白河駅発行 普通入場券

    2024(令和6)年12月に、JR東日本東北本線の白河駅で発行された普通入場券です。青色JRE地紋の特殊共通券用紙に印字されたもので、窓口のマルス端末で発券されたものです。最近、同社の改札用スタンパーは入鋏日付の入っていないタイプのものが出ており、御紹介の券はそのタイプのスタンパーが入れられています。JR九州のように、金額式券を発券する際にスタンパーの日付が発行日という使用方法は想定されていませんし、話題になった「青春18きっぷ」に使用する日の日付を入れる必要もなくなりましたので、このようなタイプが「省力化」なのだろうと思います。尤も、昔の鋏痕を入れる改札パンチには日付を入れる機能はありませんでしたから、これで良いのでしょう。JR東日本白河駅発行普通入場券

  • JR東日本 葛西臨海公園駅発行 普通入場券

    1,989(平成元)年8月に、JR京葉線の葛西臨海公園駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調整されたものです。京葉線は国鉄末期に開業していますが、開業時には硬券を常時取り扱った駅はなく、券売機は窓口端末券のみしか発売されていませんでしたが、JR化後に千葉支社管内の駅で硬券の入場券が再登場した時期があって、同駅も設備されてたようです。JR東日本葛西臨海公園駅発行普通入場券

  • JR東日本 新浦安駅発行 葛西臨海公園駅まで 往復乗車券

    2005(平成17)年9月に、JR東日本京葉線の新浦安駅で発行された、葛西臨海公園駅までの往復乗車券です。青色JRE地紋の周遊券サイズの常備券になります。どのような経緯でこのような券が設備されていたのかは存じ上げませんが、当時、観光客の往復での需要が多かったためと聞いたことはありますが、定かではありません。同社では硬券廃止後においても、簡易委託駅に於いて「〇ム」扱いの常備式の往復乗車券が発売されておりましたが、この時代になっても、新浦安駅のように首都圏内の駅で常備式の往復乗車券が発売されている例は大変珍しい存在でした。JR東日本を含めたJR旅客6社は今月の2日に、「Suica」など交通系ICカードやネット予約システムの普及によって販売枚数(需要)が減っていることを理由として、往復乗車券と連続乗車券の発売を...JR東日本新浦安駅発行葛西臨海公園駅まで往復乗車券

  • 京王帝都電鉄 吉祥寺駅発行 西永福駅ゆき 片道乗車券

    現在の京王電鉄井の頭線は、帝都電鉄という会社によって開業し、小田急電鉄・東京急行電鉄を名乗る時代を経て、戦後の1948(昭和23)年6月に、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)という会社として再スタートします。1955(昭和30)年9月に、京王帝都電鉄井の頭線の吉祥寺駅で発行された、西永福駅ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のB型一般式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。裏面です。券番の他に循環符号と思われる「い」の文字があります。同社の乗車券は自社地紋が使用されていましたが、自社地紋の券は1959(昭和34)年頃に登場したようで、それまではPJRてつどう地紋が使用されていました。京王帝都電鉄吉祥寺駅発行西永福駅ゆき片道乗車券

  • 東京急行電鉄 吉祥寺駅発行 高井戸駅ゆき片道乗車券

    前回エントリーで小田急電鉄時代の京王井の頭線吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしました。しかし、同線が小田急電鉄帝都線として営業された期間はわずか2年しかなく、その後は「大東急」と呼ばれた東京急行電鉄の路線になります。小田急電鉄から東京急行電鉄に移管された後の、1944(昭和19)年8月に、東京急行電鉄時代の吉祥寺駅で発行された、高井戸駅ゆきの片道乗車券です。地紋がはっきりしませんが、B型矢印式の大人・小児用券で、小田急電鉄時代の様式が踏襲されています。裏面です。券番の他、会社名である「東京急行電鉄」の表記があります。発行駅名の記載がありませんので、東京急行電鉄時代の券には発行駅名の記載は無かった可能性があります。また、入鋏痕が帝都電鉄や小田急電鉄時代のものとは異なっておりますが、入鋏末期のものとそれ...東京急行電鉄吉祥寺駅発行高井戸駅ゆき片道乗車券

  • 小田急電鉄 吉祥寺駅発行 久我山・高井戸駅間ゆき片道乗車券

    このところ多忙でありましたため、前回エントリーから更新の間隔がだいぶ開いてしまいました前回エントリーで、京王電鉄井の頭線の前身である帝都電鉄時代の吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしましたので、今回は一つ時代があとの乗車券を御紹介いたしましょう。1942(昭和17)年10月に、小田急電鉄帝都線(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、久我山・高井戸駅間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつだう地紋のB型矢印式大人・小児用券で、当時の小田急電鉄でよく見られた様式です。当時の同社普通乗車券は「通用発売日共2日」となっており、途中下車も出来たようです。裏面です。券番の他、会社名である「小田急」と発行駅名、「共通区間内下車前途無効」の文言があります。共通区間内下車前途無効とありますので、途中の井ノ頭公園(...小田急電鉄吉祥寺駅発行久我山・高井戸駅間ゆき片道乗車券

  • 帝都電鉄 吉祥寺駅発行 井ノ頭公園・久我山駅間ゆき 片道乗車券

    1939(昭和14)年7月に、帝都電鉄(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、井ノ頭公園・久我山駅間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつだう地紋のA型矢印式大人・小児用券になっています。裏面です。券番の他、「帝都電鐵」という社名と発行駅名が印刷されています。着駅である井ノ頭公園(現・井の頭公園)駅は、1933(昭和8)年の帝都電鉄開業時に終着駅の井之頭公園駅として開業した駅で、当時は同駅から吉祥寺駅までの区間は開通していませんでしたが、翌1934(昭和9)年には吉祥寺駅までの区間が延伸開業し、全線開業したことに伴い、途中駅になっています。同駅は井之頭公園駅として開業していますが、昭和30年代中頃に現在の駅名に改称されています。御紹介の券は「井ノ頭公園」駅と表記されていますが、当時の駅名は「井之頭公...帝都電鉄吉祥寺駅発行井ノ頭公園・久我山駅間ゆき片道乗車券

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、isaburou_shinpeiさんをフォローしませんか?

ハンドル名
isaburou_shinpeiさん
ブログタイトル
古紙蒐集雑記帖
フォロー
古紙蒐集雑記帖

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用