chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
isaburou_shinpei
フォロー
住所
練馬区
出身
東京都
ブログ村参加

2009/02/01

arrow_drop_down
  • 京都駅発行 京都市内から東京都区内ゆき 片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

    前回エントリーで、東京駅で発行されましたEXPO1970日本万国博覧会期間中の混雑対策として登場しました、黄褐色地紋の大阪市内ゆき片道乗車券を御紹介いたしました。今回は、同じEXPO1970日本万国博覧会期間中の混雑対策として登場しました異色地紋の乗車券で、京都市内から東京都区内ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましょう。やはり見本券ですが、1970(昭和45)年頃に京都駅で発行された、京都市内から東京都区内ゆきの片道乗車券です。EXPO1970日本万国博覧会期間中の異色地紋券で、黄緑色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券になっています。御紹介の券は見本用として国鉄本社マターで先行作成されたものと思われ、京都駅発行分ですが、東京印刷場で調製されたもののように見受けられます。当時、EXPO1970日本万国博覧...京都駅発行京都市内から東京都区内ゆき片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

  • 東京駅発行 東京都区内から大阪市内ゆき 片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

    見本券ですが、1970(昭和45)年のEXPO1970日本万国博覧会期間中に発行された、東京都区内から大阪市内ゆきの片道乗車券です。黄褐色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。本来であれば、モノクラス化以降の国鉄の長距離乗車券は青地紋券が一般的ですが、万博期間中の現業には相当な混雑による混乱が見込まれましたため、まだ自動改札機が普及していなかった国鉄では、地紋を着駅別に色分けして、改札掛員の視認性を向上させることで対応しています。当時、大阪市内着の乗車券類は黄褐色、京都市内着の乗車券類は紫色、東京駅着の乗車券類は黄緑色の地紋とし、通常の乗車券類とは異なった体裁にし、一見で着駅が判別出来るようにしていました。御紹介の券はそのうちの大阪市内ゆきのもので、本来であれば青地紋で...東京駅発行東京都区内から大阪市内ゆき片道乗車券(大阪万博混雑対応券)

  • 国鉄バス 万国博会場駅から(自)名古屋ゆき 片道乗車券

    1970(昭和45)年4月に、国鉄名神ハイウェイ・バスの万国博会場駅で発行された(自)名古屋駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ地紋のA型矢印式券で、大阪印刷場で調製されたものです。万国博会場駅は前回御紹介いたしました北大阪急行電鉄の万国博中央口駅に隣接した形で設けられており、やはり万博輸送のための駅でした。当時の時刻表によりますと、同駅と(自)名古屋駅間は高速バスによるアクセスがメインで、朝7時台など12便の設定があったようで、所要時間は2時間18分というものであったようです。裏面です。券番の他、料金機対応として着駅の表記があります。国鉄バス万国博会場駅から(自)名古屋ゆき片道乗車券

  • 東京駅発行 神戸駅ゆき ◯改 表示片道乗車券

    1960(昭和35)年12月に東海道本線東京駅で発行された、神戸駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は少々特殊な券で、本来国鉄では同年7月に従来の3等級制(1等・2等・3等車)を廃止して2等級制とし、従来の1等は廃止され、2等が1等、3等が2等に改められ、現在の普通車にあたる2等車用の乗車券を、従来の2等の乗車券同様に青地紋にすることになりました。しかし、需要が多く、大量に印刷する必要が3等車用の赤字紋の券紙が大量に余剰在庫になってしまったため、これを消費すべく、「◯改」のマークを付けて等級表示も「3等」として赤字紋で乗車券を印刷した時期がありました。これらの券は「改券」と呼ばれ、赤字紋券紙を払い切る間のみ限定的に印刷されています...東京駅発行神戸駅ゆき◯改表示片道乗車券

  • 国鉄 中央線のポスター

    かつて国鉄に勤めていた親戚の叔父さんから戴いたものですが、国鉄末期の昭和60年頃に、職員の増収を促す意識改革目的で作成されたポスターだそうです。▶バナーをクリックすると大きく見えるかも・・・当時走っていた中央線の101系電車を夜間に撮影したもので、車掌さんが交代して、今まで乗務していた列車を見送るシーンです。写真の感じからして、三鷹駅の2番ホームで撮影されたものではないかと思われます。「きょうは、何人のお客さんを乗せて走ったのかな?」というコピーになっていますが、今の時代では「お客さん」という言葉は使用されることはないのではないかと思います。現代の表現であれば「お客様」ですね。こんな所でも、当時の国鉄の考え方が表れているような気がします。国鉄が民営化されてから30年が経っていますが、JR東日本に移管された...国鉄中央線のポスター

  • 伊豆箱根鉄道 修善寺駅発行 踊り子74号特急券

    1987(昭和62)年12月に伊豆箱根鉄道駿豆本線の修善寺駅で発行された、修善寺駅から新宿駅までの連絡特急踊り子74号特急券です。若草色こくてつ過渡期地紋のA型大人・小児用の完全常備券で、名古屋印刷場で調製されたものです。同駅では、平成5年頃まで、踊り子号の特急券は硬券で発行されていて、需要のある列車と区間については御紹介のような完全常備券も設備されていました。同社路線は、小田原駅で接続する大雄山線についてはJR東日本管轄になっていましたが、駿豆線は三島駅で接続したため、JR東海の管轄になっており、JR側から提供される硬券類は名古屋印刷場のものが使用されています。同印刷場は、特急用(指定席)特急券についてはA型券で設備されることが多く、御紹介の券についてもA型券になっていました。逆に、D型券で設備されてい...伊豆箱根鉄道修善寺駅発行踊り子74号特急券

  • 新京成電鉄 薬園台から60円区間ゆき 片道乗車券

    1978(昭和53)年9月に、新京成電鉄新京成線(現・京成電鉄松戸線)の薬園台駅で発行された、同駅から60円区間ゆきの片道乗車券です。灰色JPRてつどう地紋のB型金額式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。裏面です。券番の他、発行駅名と「薬園台から60円」の記載があります。御紹介の券は同社の自社完結の硬券乗車券の末期のもので、乗車券の発売は券売機に移行しています。同社は昨日の2025年3月31日の終電車を以て「新京成電鉄」としての営業を終了し、本日2025年4月1日からは親会社である京成電鉄と合併し、京成電鉄「松戸線」として営業します。新京成電鉄薬園台から60円区間ゆき片道乗車券

  • 西武鉄道 西武立川駅発行 普通入場券

    1986(昭和61)年9月に、西武鉄道拝島線の西武立川駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券になっています。御紹介の券は同社の初乗り区間が90円の時代のもので、当時、同社には券売機が導入されていない駅が都内も含めてかなり存在しており、同駅もその中の1駅でした。御紹介の普通入場券の他、自社完結の乗車券や国鉄(現・JR)との連絡乗車券についてもすべて硬券もしくは補充券を使用して窓口発売が行われていました。裏面です。券番の他、発行駅名の記載があります。同社では、本年3月25日火曜日以降順次、一部の駅において駅係員による遠隔対応駅(インターホンで案内する駅)へと体制を変更しています。体制が変更される駅とその実施日は、25日火曜日に拝島線の東大和市・武蔵砂川・西武立川の3駅および国分寺線の鷹の...西武鉄道西武立川駅発行普通入場券

  • 抜海駅発行 普通入場券 ~その2

    1982(昭和57)年8月に、宗谷本線抜海駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。同駅の普通入場券は、拙ブログでは一昨年前の2023年7月31日エントリーの「抜海駅発行普通入場券」で御紹介したことがございます。御紹介の券が発行されていた時点では、同駅では列車交換などの運転業務もありましたために職員配置駅になっていましたが、それから2年後の1984(昭和59)年くらいになると出改札業務が廃止され、運転業務のための運転要員だけが配置されることになっていました。しかし、それから2年後の1986(昭和61)年になると閉塞方式がタブレット閉塞から電子閉塞に変更され、運転要員の配置もなくなり、完全に駅員配置のない無人駅になっていました。営業していた頃の同駅駅舎で...抜海駅発行普通入場券~その2

  • 根室駅発行 東根室駅ゆき片道乗車券

    1982(昭和57)年8月に、根室本線根室駅で発行された、東根室駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。着駅である東根室駅は無人駅であるため、同駅では入場券や乗車券の発売が行われておりませんため、「日本最東端の駅」の駅名が印刷されているきっぷは観光記念要素があるため、御紹介の券は何の変哲もない隣の駅までの乗車券ではありますが、それなりの発売需要があったようです。窓口駅員氏は手慣れたもので、明らかに「内地の人」と思われる観光客がこの乗車券を購入すると、大抵は北海道ワイド周遊券を持っているのだろうことを察知し、「パンチ入れる?」と聞かれたりしました。根室駅発行東根室駅ゆき片道乗車券

  • JR北海道 根室駅発行 東根室駅普通入場券

    2017(平成29)年8月に、JR北海道根室本線の根室駅で発行された、隣駅である東根室駅の普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。東根室駅は開業以来の無人駅ですが、管理駅である根室駅では、自駅分の他に同駅の入場券を発売していました。これは、同駅が「日本最東端の駅」であることから、記念要素としての需要を見込んでの発売であったものと思われます。同駅の歴史はあまり古くはなく、1961(昭和36)年に開設された東根室仮乗降場が起源で、その後駅に昇格しています。本年3月のJRグループダイヤ改正を以て同駅は廃止され、現在では発行駅である根室駅が、64年ぶりに再度「日本最東端の駅」に返り咲いています。JR北海道根室駅発行東根室駅普通入場券

  • JR東日本 荻窪駅発行 普通列車グリーン券

    2025(令和7)年3月に、JR東日本中央本線の荻窪駅で発行された、荻窪駅から三鷹駅までの普通列車グリーン券です。桃色JRE地紋のA型券売機券になっています。御紹介の券は、中央快速線・青梅線のグリーン車が営業した初日に発売されたもので、東京駅や新宿駅といった東海道本線や湘南新宿ラインのグリーン車を連結した列車が発着する駅を除き、中央線の各駅では今まで発売されていなかった券売機による普通列車グリーン券が登場したことになります。様式的には従来の様式と変化はありませんが、今まで見たことない発着駅が記載されたグリーン券は、まだ何となく違和感があります。ただし、普通列車グリーン料金は、50kmまでが紙のきっぷで1010円のところSuicaで750円、100kmまでが紙のきっぷで1260円のところSuicaで1000...JR東日本荻窪駅発行普通列車グリーン券

  • 三鷹駅発行 特別快速電車誕生記念乗車券

    1967(昭和42)年7月に、中央線三鷹駅で発行された、特別快速電車誕生記念乗車券です。東京鉄道管理局(後に分割されて東京西鉄道管理局)名が入ったしおり型の記念乗車券で、三鷹駅~新宿駅間の往復乗車券になっています。イラストは当時運転されていた101系電車がモデルになっていると思われますが、何となく前面窓は方向幕のバランス的には103系電車みたいで、6年後に導入された103系電車の特別快速電車が誕生する未来を予言していたかのようなものでした。乗車券部分を拡大してみました。青色こくてつ地紋の券で、横幅は5.75センチですが縦は3.5センチとA型券よりやや大きなサイズになっています。新宿駅では券片を見せるだけで下車出来たようで、途中下車は出来ないようになっていました。また、後の企画乗車券と同じ扱いであったものと...三鷹駅発行特別快速電車誕生記念乗車券

  • JR東日本 東京駅発行 おうめ1号 特急券

    2025(令和7)年3月に、JR東日本東海道本線の東京駅で発行された、東京駅から青梅までの特急おうめ1号特急券です。青色JRE地紋の特殊共通券紙券で、中央本線ホーム(1・2番線)の中程にあります特急券券売機で発券されたものです。屋外同様の環境にあるせいなのでしょうか、プリンタヘッドがかなり劣化しており、アンダーラインがはっきりしていません。特急おうめ号は、2019(令和元)年3月に、今まで運転されていた青梅ライナーを特急列車に格上げした列車で、同時に誕生した特急はちおうじ号と共に、東京駅~八王子駅・青梅駅間を中央線快速経由で運行する特急列車でした。車両は同じく中央本線の特急列車であるあずさ号・かいじ号で使用されているE353系車両が、夜間停泊するための間合い運用的に使用されています。ライナー時代と同様に、...JR東日本東京駅発行おうめ1号特急券

  • 中野車掌区発行 車内乗換券

    年号の記載はありませんが、1957(昭和32)年6月に中央線車内で中野車掌区の車掌によって発行された、車内乗換券です。青色こくてつ地紋の駅名式券で、概算鋏でせん孔して発券する様式になっています。御紹介の券は、国鉄がまだ3等級制であった当時、京浜東北線とともに最後まで2等車を連結していた中央線の2等車(現在のグリーン車相当)の車内で、3等の乗車券を所持している旅客が、乗車後に2等車へ変更した際に発行されたものです。御紹介の券の場合、「下り」の欄に入鋏がありますので、御茶ノ水駅で乗車し、新宿駅までの区間についての変更になります。現在で言えば、グリーン券を持たない旅客が、車内でグリーンアテンダントからグリーン券を買い求める行為と同様です。現在では中央線の快速電車には乗務していないようですが、当時は中野車掌区の乗...中野車掌区発行車内乗換券

  • (関)富田駅発行 新幹線指定席特急券

    前々回エントリーで、岐阜羽島駅で発行された、A型の新幹線指定席特急券を御紹介いたしました。名古屋印刷場では、広島印刷場同様にA型券の新幹線指定席特急券を発行していたようですが、一般的にはD型券で発行していたようです。1982(昭和57)年12月に関西本線富田駅発行された、名古屋駅から東京駅までの新幹線指定席特急券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。裏面です。券番の他に2列車分の列車指定記入欄があります。再掲致しますが、岐阜羽島駅で発行されたA型の新幹線指定席特急券です。A型券では列車指定記入欄に罫線がありませんが、D型券の場合は他の印刷場同様に罫線があります。(関)富田駅発行新幹線指定席特急券

  • 広島駅発行 新幹線指定席特急券

    前々回のエントリーで山口線津和野駅で発行された、広島印刷場で調製されたA型の新幹線指定席特急券を御紹介いたしましたが、同印刷場ではすべてが特殊なA型券であった訳ではなく、一般的なD型券も発行されていました。1981(昭和56)年12月に山陽本線広島駅で発行された、広島駅から東京までの新幹線指定席特急券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、広島印刷場で調製されたものです。御紹介の券は、新幹線ひかり号停車駅である同駅で通常発売されていた訳ではなく、正月用の1ヶ月前の前売用として発行されたものです。マルス券で発券するのではなく、非常用の硬券が使用されています。同様の発行方法は東京駅でも見られましたので、この方が事務的に楽であったのかも知れません。裏面です。乗車区間の「広島」と「東京」が予め印刷されてい...広島駅発行新幹線指定席特急券

  • 岐阜羽島駅発行 新幹線指定席特急券(閑散期用)

    1984(昭和59)年11月に、東海道新幹線の岐阜羽島駅で発行された、岐阜羽島駅から東京駅までの閑散期用新幹線指定席特急券です。黄褐色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。前回エントリーで御紹介いたしました広島印刷場のようにA型券で発行された新幹線指定席特急券で、全国的に見ても、A型券で発行された例はあまり多くはなかったものと思われます。裏面です。座席指定については別に発行されていましたので左堰指定の記入はありませんが、一般的なD型券のように、2列車分を記入出来るようになっています。新幹線指定席特急券は一般的にはD型券で発券されていましたが、この券がなぜA型券で発行されたのか、その理由は不明です。岐阜羽島駅発行新幹線指定席特急券(閑散期用)

  • 津和野駅発行 新幹線指定席特急券

    1977(昭和52)年3月に、山口線津和野駅で発行された、小郡(現・新山口)駅から東京駅までの新幹線指定席特急券です。経年で色褪せてしまっていますが、若草色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、広島印刷場で調製されたものです。広島印刷場では、新幹線岡山駅開業時より、他印刷場のD型券とは異なり、A型の新幹線指定席特急券が発売されていました。御紹介の券はその頃に発行された券で、登場当初は矢印式の区間表示であったようですが、博多開業時の1975(昭和50)年3月より、三角矢印(▶)に変更されています。また、岡山開業時以降、硬券の新幹線指定席特急券については座席指定を裏面に記入するようになっていましたが、御紹介の券については表面に座席指定を記入するようになってます。裏面です。券番の他、表面記載の列車からの乗継列車の...津和野駅発行新幹線指定席特急券

  • 京浜急行電鉄 立会川駅発行 西武線田無駅ゆき 片道連絡乗車券

    1962(昭和37)年1月に、京浜急行電鉄(京急電鉄)本線の立会川駅で発行された、西武鉄道新宿線の田無駅ゆきの片道連絡乗車券です。灰色PJRてつどう地紋の準常備式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。A型券なのかD型券なのかが定かではありませんが、当時各駅に設備されていた準常備式連絡乗車券と同様のA型券であったものと推測されます。乗車経路は、立会川~(京急本線)~品川~(国鉄山手線)~高田馬場~(西武新宿線)~田無というもので、品川駅~高田馬場駅間については大崎駅経由の外回り方面、田町駅経由の内回り方面でも選択乗車が可能であったものと思われます。裏面です。券番および発行駅の記載のみになっています。京浜急行電鉄立会川駅発行西武線田無駅ゆき片道連絡乗車券

  • 鳥取駅発行 出雲4号 特急券・B寝台券

    1983(昭和58)年6月に、山陰本線鳥取駅で発行された、出雲4号の特急券・B寝台券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。同駅はみどりの窓口や旅行センターなどのある、県庁所在地の駅になりますが、硬券の指定券類が多く設備されていて、御紹介のような完全常備券も設備していました。鳥取駅発行出雲4号特急券・B寝台券

  • 東京臨海高速鉄道 新木場駅発行 普通入場券

    2018(平成30)年12月に、東京臨海高速鉄道りんかい線の新木場駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、関東交通印刷で調製されたものと思われます。同社ではJR管理である大崎駅を除いた各駅で硬券入場券を発売していますが、発売以来、在庫がなくなると様式が変更されていて、どの様式が最終形態なのかよく分かりません。ただ、今までに何世代かの様式が変更されていますが、同社の入場券は「入場券」としか記載がなく、「普通入場券」とはなっていません。裏面です。券番の他、「(東京臨海高速鉄道)」の社名と、自動改札機は通れない旨の記載があります。東京臨海高速鉄道新木場駅発行普通入場券

  • 品川駅発行 普通入場券

    1981(昭和56)年8月に、東海道本線品川駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。当時の品川駅は現在のような橋上駅舎ではなく、ホームを降りて階段を地下に降りた所から、高輪口側と港南口側にそれぞれ地下道が延びていました。高輪口側は現在のもある駅舎に繋がっており、コンビニ(NEWDAYS)があるあたりに出札窓口があったように記憶しています。一方、港南口は、現在とは全く趣が異なっており、細い地下道を進み、階段を昇って行ったところに小さな木造の駅舎がありました。駅の前にバス乗場のロータリーがあり、そこには3本の桜の木が植えられていました。同駅では現在、JR東海が中央リニア新幹線を建設しており、また、隣接する京急電鉄も大規模な駅の改良工事を実施しておりますの...品川駅発行普通入場券

  • 帝都高速度交通営団 九段下駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

    1990(平成2)年2月に、帝都高速度交通営団(営団地下鉄。現・東京メトロ)東西線および半蔵門線の九段下駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。若草色JPRてつどう地紋のB型金額式大人・小児用券で、山口証券印刷系列の帝都交通印刷で調製されたものと思われます。同駅は東京都交通局の新宿線との乗換駅であるだけでなく、周辺には中央官庁の庁舎や千代田区役所などの機関、靖国神社などの大規模な神社、日本武道館などの大規模施設、九段会館やパレスホテルといった老舗ホテル、有名私立の中学高校大学などが多数あり、イベントごとに利用客で混雑する駅です。そのため、IC乗車券登場前には混雑時の臨発が多く行われており、同駅の硬券乗車券の発行実績はかなりあったようです。裏面です。券番の他、発行駅と「③」の循環符号が印刷...帝都高速度交通営団九段下駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 上田交通 車内補充券(第一種)

    1981(昭和56)年9月に、上田交通(現・上田電鉄)別所線の車内で発行された、第一種車内補充券です。橙色TTDてつどう地紋の、カーボン紙を挟んで記入するタイプの券で、日本交通印刷で調製されたものです。前回エントリーで御紹介いたしました上田丸子電鉄時代のものから継承されたもののようで、社名および等級制からモノクラス制に変わった以外に基本的に様式の変更はありません。前回エントリーでも申し上げましたように、同社では社線完結用の乗車券については専用の駅名式券が使用されており、御紹介の券は国鉄線への連絡乗車券を発券する際に使用されていました。しかし、見ていますと、殆どの旅客が社線内の乗車券を購入しており、上田駅から先の連絡乗車券を購入する旅客は見かけない状態で、発券実績はあまり多くはなかったようです。なので、通常...上田交通車内補充券(第一種)

  • 上田丸子電鉄 車内補充券

    前回エントリーで、上田丸子電鉄で使用されていました出札用の特殊補充券を御紹介いたしましたが、車内補充券もございましたので、御紹介いたしましょう。こちらも廃札券ですが、上田丸子電鉄時代に使用されていました車内補充券です。橙色TTDてつどう地紋の券で、こちらも日本交通印刷で調製されたものと思われます。前回御紹介いたしました特殊補充券と一緒に、上田交通の本社で戴いたものです。同社では、社線内完結用としては駅名式の車内補充券を使用しており、国鉄線への連絡乗車券を発売する時だけ、こちらの券を使用していたとのことでした。この運用は、同社が上田交通になり、真田傍陽線廃線後の別所線でも車掌が乗務していた頃には行われています。裏面です。出札用のものとは異なり、注意書きの他に概算額収受の精算欄があります。やはり、こちらの券は...上田丸子電鉄車内補充券

  • 上田丸子電鉄 特殊補充券(出札用)

    廃札券ですが、上田丸子電鉄(のちの上田交通。現在は分社化されて上田電鉄)で使用されていた特殊補充券です。緑色TTDてつどう地紋の券で、日本交通印刷で調製されたものと思われます。御紹介の券は駅の出札口で使用されていた駅用のもので、社名の変更によって使用されることが無くなって上田交通の本社で保管されていたものです。まだこのような廃札券類に価値が見いだせなかった頃でしたので、まだネットで情報が仕入れられなかった昭和50年代に上田駅前にあった本社へ情報収集に伺ったところ、「もう使用しないから」と戴いたものです。裏面の注意書き部分です。まだ列車区間のキロ程が20km以内の区間の乗車券が通用当日限りで下車前途無効であった時期で、かつ税率が2割、特別2等車券の記載があることから、1958(昭和33)年10月から1960...上田丸子電鉄特殊補充券(出札用)

  • 首都圏新都市鉄道 秋葉原から160円区間ゆき 片道乗車券

    2005(平成17)年9月に、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線の秋葉原駅で発行された、同駅から160円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券売機券で、サーマル式券になっています。様式としては首都圏私鉄各線で一般的に使用されているもので、特段特徴があるというものではありません。同社では、2025年1月28日に、2026年秋までに現在の磁気乗車券を廃止し、紙にQRコードを記載した「OR乗車券」に移行すると発表しています。そして、券を改札の読み取り機に触れるだけで入場できるようにするとともに、クレジットカードなどのタッチ決済にも同時に対応する予定とのことです。QRコードを改札機にかざすことで入場できるサービスは、首都圏では西武鉄道が一部の駅で実証実験を行っている他、関西の大手私鉄5社...首都圏新都市鉄道秋葉原から160円区間ゆき片道乗車券

  • 鐵道省 万世橋駅発行 御茶ノ水・飯田橋駅間ゆき 片道乗車券

    1930(昭和5)年12月に、鐵道省中央本線の万世橋駅(休止駅)で発行された、御茶ノ水・飯田橋駅間ゆきの片道乗車券です。桃色GJRてつだうしやう地紋のB型矢印式大人・小児用券で発行されています。当時の鐵道省の近距離乗車券は有効期間が発売日共2日間になっていましたので「通用發(発)行日共2日」となっていますが、途中下車は出来なかったため、「下車前途無效(効)」と表記されています。発売された万世橋駅は、中央本線の神田駅と御茶ノ水駅間の、かつて交通博物館があった場所にあった駅で、戦時中の1943(昭和18)年に営業休止になっています。現在ではマーチエキュート神田万世橋という商業施設が開業し、今でも残されている旧ホーム上には、ガラスに囲まれた展望カフェデッキがあります。その後、国鉄時代とJR民営化以後に正式に廃止...鐵道省万世橋駅発行御茶ノ水・飯田橋駅間ゆき片道乗車券

  • 鐵道省 東中野駅発行 新宿・代々木駅間ゆき 片道乗車券

    状態が悪いですが、1927(昭和2)年3月に、鐵道省時代の中央本線東中野駅で発行された、新宿・代々木駅間ゆきの片道乗車券です。桃色GJRてつだうしやう地紋のA型一般式大人・小児用券になっています。当時の近距離区間の乗車券の有効期間は最低でも発売日とその翌日の2日間になっており、区間によっては途中下車も可能でした。裏面です。券番と発行駅の他、新宿駅で下車した場合にには前途無効になる旨が、「新宿下車前途無効」と記載されています。新宿駅では途中下車が出来ないということは、東中野駅の次の大久保駅以外、途中下車ができないことになります。鐵道省東中野駅発行新宿・代々木駅間ゆき片道乗車券

  • 幕張駅発行 京成電鉄代替乗車票

    1981(昭和56)年7月に、総武本線幕張駅で発行された、京成電鉄代替乗車票です。白色無地紋のA型券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は、国鉄総武本線津田沼駅~新検見川駅間の複々線化による津田沼駅構内切替時に、国鉄が京成電鉄に代替輸送を依頼した時の乗車票です。当日は幕張駅の他、船橋駅~西千葉駅間や、代替区間内の京成電鉄と接続をする成田駅・佐倉駅などで15時頃から配布されていたようで、西船橋駅だけは夜間のみの配布になっていたようです。裏面です。券番の他、表記区間内での1回限り有効である旨と、途中下車前途無効である旨が記載されています。幕張駅発行京成電鉄代替乗車票

  • 亀戸駅発行 東京都区内から鹿児島駅ゆき 片道乗車券

    見本券ですが、総武本線亀戸駅で発行された、鹿児島駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ地紋のD型準常備式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。乗車経路は、東京都区内~(東海道本線)~神戸~(山陽本線)~門司~(鹿児島本線)~鹿児島というもので、前回エントリーで御紹介いたしました川崎駅で発行されたものと同じになります。前回エントリーのものを再掲のうえ、比較してみましょう。運賃は各着駅とも同一ですので同時期のものと考えられますが、経由の表記が川崎駅のものは発駅の下に記載されているのに対し、亀戸駅のものは「経由裏面」と記載されています。また、着駅が微妙に異なっており、川崎駅のものが8駅に対し、亀戸駅のものが10駅と多くの着駅に対応しています。共通の着駅は久留米・大牟田・熊本・八代・出水・(鹿)川内・伊...亀戸駅発行東京都区内から鹿児島駅ゆき片道乗車券

  • 川崎駅発行 東京都区内から鹿児島駅ゆき 片道乗車券

    1972(昭和47)年12月に、東海道本線の川崎駅で発行された、鹿児島駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ地紋のD型準常備大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。乗車経路は、東京都区内~(東海道本線)~神戸~(山陽本線)~門司~(鹿児島本線)~鹿児島というものです。川崎駅は東京都区内の駅ではありませんが、当時鹿児島まで鉄道で行くには急行列車か特急列車の夜行を利用することが普通であったため、一旦東京駅や品川駅まで行って乗車する需要が多かったため、東京都区内発の券が設備されていたものと思われます。ただし、鹿児島駅ゆきの常備券を設備するほどではないと判断されたのでしょう、準常備式券になっていました。裏面です。券番の他、特段印刷されているものはありませんでした。東京都区内途中下車禁止の表記がありませんが...川崎駅発行東京都区内から鹿児島駅ゆき片道乗車券

  • JR西日本 ◯日 新大阪発行 新大阪から東京まで 新幹線自由席特急券

    1988(昭和63)年9月に、JR西日本東海道本線の新大阪駅構内にありました、日本旅行新大阪営業所で発行された、新大阪から東京までの新幹線自由席特急券です。桃色JRW地紋のA型大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。この券が発行された日本旅行新大阪営業所は、かつて国鉄時代から駅構内にあった旅行センターで、パック旅行等の販売の他、JR全線きっぷうりばの個札窓口があり、駅の窓口と変わらないような券種が発売されていました。発行駅の「◯日」は日本旅行が発売した事を示す符号で、日本旅行の「日」に因んでいます。現在では個札業務は行われていないようですが、末期には旅行会社取扱という特殊な指定券券売機も設備されていました。日本旅行はJR西日本の連結子会社で、新大阪支店はTiS新大阪支店という店舗になっています。...JR西日本◯日新大阪発行新大阪から東京まで新幹線自由席特急券

  • 西武鉄道 高田馬場駅発行 新宿駅接続 都営地下鉄ゆき片道連絡乗車券

    前回エントリーで、西武鉄道の高田馬場駅で発行された、西武新宿(新宿)駅接続の東京メトロゆき片道連絡乗車券を御紹介いたしました。同駅には同じ新宿駅でも新宿西口駅接続で、都営地下鉄ゆきの片道連絡乗車券の発売もありますので御紹介いたしましょう。2024(令和4)年8月に、西武新宿線高田馬場駅で発行された、西武新宿(新宿西口)駅接続若松河田・西新宿五丁目・新宿駅ゆきの乗継割引用の片道連絡乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型矢印機券で発券されています。東京メトロとの接続駅は新宿駅になりますが、都営地下鉄との接続駅は京王新線側にある新宿駅ではなく、新宿西口駅になっています。そのため、新宿駅は着駅の中の一駅になっています。同じ都営地下鉄ですが、新宿駅(京王新線)接続の新宿線とは、乗継割引は行われていないようです。西武鉄道高田馬場駅発行新宿駅接続都営地下鉄ゆき片道連絡乗車券

  • 西武鉄道 高田馬場駅発行 新宿駅接続 東京メトロゆき片道連絡乗車券

    2024(令和6)年8月に、西武鉄道新宿線高田馬場駅で発行された、西武新宿(新宿)駅接続、東京メトロ東新宿・新宿御苑前・北参道・新中野・中野新橋駅ゆきの片道連絡乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型矢印式券になっています。御紹介の券は、乗継割引用の券で、前回エントリーの東京メトロが発行している券同様に、金額式券とせず、矢印式として発券されています。やはり、乗継割引の区間が限定されることから、金額式ではなく、矢印式で発券されたものと思われます。着駅の表記がスペース上の制約から、駅名の字数によってポイント数が異なっているのが特徴です。西武鉄道高田馬場駅発行新宿駅接続東京メトロゆき片道連絡乗車券

  • 東京メトロ 中野駅発行 高田馬場駅接続 西武新宿・新井薬師前駅ゆき片道連絡乗車券

    2024(令和6)年9月に、東京メトロ東西線の中野駅で発行された、高田馬場駅接続、西武新宿線西武新宿駅・新井薬師前駅ゆきの片道連絡乗車券です。灰色東京メトロ自社地紋のA型券売機券で、矢印式になっています。御紹介の券は乗継割引が適用された区間用で、区間を限定するために金額式券とせず、矢印式券で発券されたものと思われます。券売機で発券される乗継割引用の矢印式券としては一般的なものと思われますが、発駅の「中野から」の表記や発売額下にある「西武線」の表記に無理矢理感があります。東京メトロ中野駅発行高田馬場駅接続西武新宿・新井薬師前駅ゆき片道連絡乗車券

  • 富士急行 鉄道乗務区乗務員発行 車内補充券(連絡線用)

    前回エントリーで、富士急行の鉄道乗務区乗務員が発行した、自社線完結用の車内補充券を御紹介いたしましたので、今回は連絡線用の車内補充券を御紹介いたしましょう。2008(平成20)年3月に富士急行の鉄道乗務区乗務員が発行した、連絡線用の車内補充券です。青色PJRてつだう地紋の地図式補充券(図補)で、自社線完結用同様に概算鋏でせん孔して発券されるものです。同社では、自社線完結の乗車券を発券する際には前回エントリーの自社線完結用の図補を使用しますが、連絡線用の乗車券を発券する際にはこちらの図補が使用されていました。自社線からの連絡乗車券としての他、御紹介もののように、自社線の乗車券を所持している乗客にも対応出来るよう、JR東日本線との接続駅である大月駅発限定で、JR東日本線のみの乗車券として発行することが可能です...富士急行鉄道乗務区乗務員発行車内補充券(連絡線用)

  • 富士急行 鉄道乗務区乗務員発行 車内補充券(自社線用)

    前回エントリーで富士山麓電気鉄道(富士急行)の端末式の車内乗車券を御紹介いたしました。今回は、端末式券が登場する前に使用されていました、車内補充券を御紹介いたしましょう。2008(平成20)年3月に鉄道乗務員区乗務員によって発行された、地図式補充券(図補)で、自社線内完結の乗車券用として使用されていたものです。青色PJRてつだう地紋の図補で、概算鋏によってせん孔して発券されます。御紹介の券は富士吉田駅が富士山駅に改称されてからのもので、一番末期の様式になります。裏面です。ご案内文が印刷されています。富士急行鉄道乗務区乗務員発行車内補充券(自社線用)

  • 富士山麓電気鉄道 乗務員区発行 車内乗車券

    2022(令和4)年4月に、富士山麓電気鉄道乗務員区乗務員によって発行された車内乗車券です。桃色PJRてつだう地紋のレシート式券になっています。様式は分社化前のままになっていて、親会社である「富士急行」の表記になっています。同社では大月駅・都留文科大学前駅・下吉田駅・富士山駅・富士急ハイランド駅・河口湖駅の各駅に時間限定で駅員配置のうえで出改札業務が行われていますが、その他の駅については無人駅であったり、駅員配置駅であっても窓口営業を休止したりしています。ただし、全列車に車掌が乗務しており、車内での運賃精算業務が行われています。同社で発券される乗車券は、専用のタブレット端末を使用して発券されるもので、車掌はタブレット端末を携帯し、別途、ベルトに付けた携帯用プリンターで発券します。発売できる範囲はJR東日本...富士山麓電気鉄道乗務員区発行車内乗車券

  • JR東日本 大宮駅発行 新幹線振替乗車票

    2016(平成28)年3月に、JR東日本東北本線の大宮駅で発行された、新幹線振替乗車票です。白色無地紋の定期券サイズほどの券になっています。これは、高崎線籠原駅の架線トラブルによって2日半に亘って高崎線の一部区間が運休となりました時に、当該区間に有効な定期券もしくは紙の乗車券を所持する旅客に対して、特定の区間について新幹線への振替乗車の措置を実施した際に発行されたものです。発券に際しては、新幹線乗換改札口で有効な定期券もしくは紙の乗車券を確認して交付しており、振替乗車の規定に従って、Suica等のIC乗車券しか所持していない旅客には交付されませんでした。御紹介の券が発行されていた大宮駅では、熊谷以遠ゆきの定期券もしくは乗車券を所持する旅客のみに交付しており、吹上駅等熊谷より手前の駅が着駅である定期券もしく...JR東日本大宮駅発行新幹線振替乗車票

  • 摺沢駅発行 一ノ関から上野まで 新幹線指定席特急券(繁忙期用)

    1986(昭和61)年4月に、大船渡線の摺沢駅で発行された、一ノ関から上野までの繁忙期用の新幹線指定席特急券です。前回御紹介いたしました通常用とは地紋の色が異なり、繁忙期用は黄褐色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。スペースの関係上でしょうか、「一ノ関」と「上野」の活字の大きさ(ポイント)が異なっています。裏面です。裏面の指定席記入欄は、通常期用のものと全く同一です。摺沢駅は民営化された後にみどりの窓口が開設されていた時期もありましたが、みどりの窓口は2015(平成27)年に営業を終了し、残された出改札業務についても2022(令和4)年3月に終了してしまい、現在は無人駅になっています。摺沢駅発行一ノ関から上野まで新幹線指定席特急券(繁忙期用)

  • 南仙台駅発行 仙台から東京まで 新幹線指定席特急券

    1985(昭和60)年6月に、東北本線南仙台駅で発行された、仙台から東京までの新幹線指定席特急券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、仙台・上野間の常備式券で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。新幹線の硬券式指定席特急券は、座席指定を裏面に記入するようになっておりましたので、乗車日以下の情報は裏面になります。御紹介の券は、仙台駅07:48分発のあおば202号用として発行されています。発駅の「仙台」は印刷されていますが、新幹線の特急券は出場しなければ複数の列車を乗り継ぐことが可能であることからか、着駅の「上野」については空欄になっており、ゴム印で捺印されています。発行駅の南仙台駅は仙台駅から4駅目の仙台市内の駅で、仙台駅からの新幹線の発売需要はそれなりにある駅でしたが、当時はみどりの窓口の...南仙台駅発行仙台から東京まで新幹線指定席特急券

  • JR東日本 三春駅発行 180円区間ゆき片道乗車券

    1987(昭和62)年10月に、JR東日本磐越東線の三春駅で発行された、同駅から180円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ過渡期地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。国鉄末期になって、現在のJR東日本管内においては、仙台印刷場や新潟印刷場の廃止が行われ、乗車券印刷業務は規模が大きい割に機械化によって硬券需要が少なくなってきた東京印刷場に集約されていき、同印刷場では自前の設備を使用してはいても、現場の混乱を避けようとしたのか、レイアウトや記載方法については移管前の各印刷場の「ローカルルール」を温存し、首都圏駅のものとは所々異なる様式の券を作成してきておりました。しかしながら、国鉄民営化を機にその考え方は一変し、JR東日本管内で使用する硬券の様式は首都圏のものに統一されています...JR東日本三春駅発行180円区間ゆき片道乗車券

  • ジェイアールバス関東 白棚線1日フリーきっぷ

    2024(令和6)年12月に発行された、ジェイアールバス関東白棚線の1日フリーきっぷです。1500円で白棚線全線を1日自由に乗り降りできるフリー乗車券で、片道運賃が800円なので、往復すれば元が取れてしまう優れものです。ただし、駅や白河支店では発売されておらず、同社のホームページでも案内されているように、「高速バスネット」というサイトでのみ発売しており、駅や車内、白河支店窓口での発売はありません。また、電子決済のみとなっています。同線は約1時間おきに便が出ていますので、結構いろいろな場所の探索ができます。専用道路を走るバス専用道路を走るバス専用道路を走るバス専用道路から出てくるバス番所駅磐城金山駅国鉄白棚高速線時代からの専用道路看板こちらの看板は白棚線が「白棚高速線」と呼ばれていたころからの専用道路看板で...ジェイアールバス関東白棚線1日フリーきっぷ

  • ジェイアールバス関東 白河支店発行 白河から磐城棚倉駅ゆき 片道乗車券

    2024(令和6)年12月に、ジェイアールバス関東白河支店で発行された、白棚線の白河駅から磐城棚倉駅ゆきの片道乗車券です。桃色JRB地紋の特別補充券で発行されています。同線の乗車券はかつて、白河駅や磐城棚倉駅で発売されていましたが、現在は運賃箱に現金を入れるか、Suicaなどの交通系IC乗車券で乗車するようになって乗車券は設備されていないため、白棚線の乗車券を購入したい旨を申し上げたところ、補充券での発行になりました。発行箇所部分が黒く塗られていますが、「東北道統括支店」となっていたものを白河支店に変更しているようです。裏面です。ご案内文が印刷されています。2.の「下車のときは、切り離して・・・」とはどういうことか?と思ってしまいます。ジェイアールバス関東白河支店発行白河から磐城棚倉駅ゆき片道乗車券

  • JR東日本 磐城棚倉駅発行 乗車駅証明書

    2024(令和6)年12月に、JR東日本水郡線の磐城棚倉駅で発行された乗車駅証明書です。白色無地紋の券で、バスの整理券のような券になっています。同駅は水郡線の他、ジェイアールバス関東が運営する白棚線の接続駅でもあり、かつてはみどりの窓口も営業していた駅でしたが、2022(令和4)年3月に無人化されています。現在の磐城棚倉駅の駅舎です。鉄筋平屋建ての駅舎で、半分は事務所等で使用されていたスペースになっており、比較的大きめの駅舎です。駅前からはジェイアールバス関東の白棚線が約1時間おきに発着しており、水郡線の列車よりも運転本数は多いです。列車を降りて改札口のところには白棚線へののりかえ案内が今でも掲示されており、かつて休止となった鉄道の白棚線の線路敷をバス専用道路に転用した自動車路線である白棚線が、国鉄自動車...JR東日本磐城棚倉駅発行乗車駅証明書

  • 磐城棚倉駅発行 白棚線経由 東京山手線内ゆき 片道乗車券

    1976(昭和51)6月に、国鉄自動車線である白棚線の磐城棚倉駅で発行された、白棚線経由の東京山手線内ゆき片道乗車券です。青色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。乗車経路は、磐城棚倉駅~(白棚線)~白河駅~(東北本線)~東京山手線内というもので、国鉄自動車線(国鉄バス)と鉄道線の通しの乗車券になっています。そのため、白河駅から東京山手線内間は営業キロが200kmまでのために有効期間は2日間ですが、自動車線との通し乗車券になるため、プラス1日の3日間有効になります。裏面です。券番の他、自動車線内の途中駅である磐城金山駅および南湖公園停留所を除いた各駅では下車前途無効であることと、東京山手線内各駅でも下車前途無効である旨が記載されています。磐城金山駅は国鉄民営化以降の19...磐城棚倉駅発行白棚線経由東京山手線内ゆき片道乗車券

  • ◯社 東飯能駅発行 300円区間ゆき 片道乗車券

    今から36年前の1989(昭和64)年1月7日に、JR東日本八高線の「◯社」東飯能駅で発行された、同駅から300円区間ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。購入した時には気づきませんでしたが、あと2枚購入して「0000」と「0001」の券を入手すべきだったと、後になって後悔しています。昭和64年1月7日は「昭和」の元号の最終日でした。翌日から「平成」の世の中になる節目の日です。もうあれから36年の歳月が経ってしまったと思うと、自身がだんだん老化してきているのも頷けます。◯社東飯能駅発行300円区間ゆき片道乗車券

  • 小田急電鉄 参宮橋駅発行 普通入場券

    前回エントリーで小田急電鉄小田原線の参宮橋駅で発行された、シンコー印刷で調製された90円区間ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたので、今回は普通入場券を御紹介したいと思います。1986(昭和61)年1月に同駅で発行された普通入場券です。B型白色無地紋の大人・小児用券で、シンコー印刷で調製されたものです。同駅の普通入場券はなぜか赤一条の線が入っており、「通用発売当日1回限り」という文言があったりと、他駅のものとは違った雰囲気を醸していました。当時、下津井電鉄等の私鉄事業者がシンコー印刷で調製された普通入場券を発売していましたが、雰囲気が当時の「それ」によく似ています。裏面です。券番の他、発行駅名が印刷されています。小田急電鉄参宮橋駅発行普通入場券

  • 小田急電鉄 参宮橋駅発行 90円区間ゆき片道乗車券

    いまからちょうど40年前の1985(昭和60)年1月3日に、小田急電鉄小田原線の参宮橋駅で発行された、同駅から90円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋の金額式大人専用券で、シンコー印刷で調製されたものです。当時の同社乗車券は、殆どが井口印刷で調製されており、山口証券印刷の券も見受けられましたが、希にシンコー印刷で調製された券も存在していました。同社の他に京王帝都電鉄でも発行されていた実績がありますが、首都圏の鉄道会社では、シンコー印刷の硬券は珍しい存在でした。同駅では近距離乗車券の硬券については他駅同様に常時発売していましたが、きっぷは券売機で購入するというのが一般的になっておりましたので、わざわざ窓口に行って購入する客は蒐集家くらいしか居ませんでしたので、各駅同様にさほど券番は進んでいませ...小田急電鉄参宮橋駅発行90円区間ゆき片道乗車券

  • 原宿駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

    今からちょうど40年前の1985(昭和60)年1月2日に、原宿駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は初詣で混雑していた明治神宮の初詣客を捌くため、かつて同駅に設けられていました臨時ホームの出札口で発行されたものです。現在であればSuicaなどの交通系IC乗車券が主流になっていますので「きっぷうりば」が混雑してもさほどではありませんが、当時は電車に乗るにはきっぷを購入しなければなりませんでしたので、改札を入る前、きっぷを購入するだけで長蛇の列に並ばなければなりませんでした。当時の同駅の臨時ホームや出札小屋などは跡形もなく、現在では臨時ホームがあった場所に外回り方面ゆきのホームが出来ています。原宿駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 東京メトロ 辰巳駅発行 160円区間ゆき片道乗車券(レプリカ)

    あけましておめでとうございます。旧年中は拙ブログへの御支援、誠にありがとうございました。本年も変わらぬ御贔屓のほど、よろしくお願いいたします。2025年(巳年)の最初は「辰年」から「巳年」へということで、東京メトロ有楽町線の辰巳駅でかつて発行された券を、ちょっとアレンジしてみたレプリカです。2025(令和7)年1月1日に発行されたというアレンジ品で、東京メトロ有楽町線の辰巳駅で発行された券を使用いたしました。現在の東京メトロの初乗り運賃は170円ですが、それであるといろいろ問題がありそうなので、敢えて160円区間の券を使用しています。こちらは12年前の2012(平成24)年12月に同駅で配布しておりましたカードの西暦部分を変えてみたものです。改めまして、本年もよろしくお願いいたします。東京メトロ辰巳駅発行160円区間ゆき片道乗車券(レプリカ)

  • ジェイアールバス関東 草津温泉駅発行 東京山手線内ゆき 片道連絡乗車券 ~その2

    前回エントリーで、ジェイアールバス関東の草津温泉駅で発行された、東京山手線内ゆきの、乗継券の付いた片道連絡乗車券を御紹介いたしましたが、その数ヶ月後には、様式が変更されていましたので御紹介いたしましょう。前回御紹介した券が発行されてから5ヶ月後の1991(平成3)年3月に、ジェイアールバス関東志賀草津高原線の「◯簡」草津温泉駅で発行された、長野原(現・長野原草津口)駅接続、JR東日本線東京山手線内ゆきの片道連絡乗車券です。青色JRE地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。通常の鉄道の長距離用乗車券と同じ様式ですが、自動車線と乗り継ぎになっているため、有効日は1日追加されて3日間になります。裏面です。券番と東京山手線内各駅下車前途無効の文言の他、自動車線内下車前途無効の文言がありま...ジェイアールバス関東草津温泉駅発行東京山手線内ゆき片道連絡乗車券~その2

  • ジェイアールバス関東 草津温泉駅発行 東京山手線内ゆき 片道連絡乗車券 ~その1

    1990(平成2)年10月に、ジェイアールバス関東志賀草津高原線の「◯簡」草津温泉駅で発行された、長野原(現・長野原草津口)駅接続のJR東日本線東京山手線内ゆきの片道連絡乗車券です。青色JRE地紋のA型相互式大人・小児用のバス乗継券が付けられている様式で、東京印刷場で調製されたものです。裏面です。券番の他、自動車線内下車前途無効である旨と、東京山手線内各駅では下車前途無効である旨が記載されており、表面にはスペースの関係で記載出来なかった発行駅名が記載されています。年の瀬を迎え、温泉地で年末年始を過ごす方も多いかと思います。管理人は年末年始は家に居るのが殆どですが、定年を迎えたら、そんなこともしてみたいと思うこの頃です。ジェイアールバス関東草津温泉駅発行東京山手線内ゆき片道連絡乗車券~その1

  • 札幌駅発行 苗穂・桑園・琴似駅ゆき 片道乗車券

    1969(昭和44)年5月に、札幌駅の券売機で発行された、苗穂・桑園・琴似駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつKOKUTETSU特殊発行用地紋のA型矢印式券になります。まだ、等級制時代の券売機券で、同駅ではまだ試験的に導入された時のものと思われます。当時の券売機はロール紙を送るローラーがきつめであったのか、この頃に発券された券売機券を見ますと、紙送りーローラーの跡がくっきりと残っているものが散見されました。見づらいですが、この券についても、発行日の左側と券番の右側に、紙送りローラーの跡がくっきりと残っています。札幌駅発行苗穂・桑園・琴似駅ゆき片道乗車券

  • JR東日本 白河駅発行 普通入場券

    2024(令和6)年12月に、JR東日本東北本線の白河駅で発行された普通入場券です。青色JRE地紋の特殊共通券用紙に印字されたもので、窓口のマルス端末で発券されたものです。最近、同社の改札用スタンパーは入鋏日付の入っていないタイプのものが出ており、御紹介の券はそのタイプのスタンパーが入れられています。JR九州のように、金額式券を発券する際にスタンパーの日付が発行日という使用方法は想定されていませんし、話題になった「青春18きっぷ」に使用する日の日付を入れる必要もなくなりましたので、このようなタイプが「省力化」なのだろうと思います。尤も、昔の鋏痕を入れる改札パンチには日付を入れる機能はありませんでしたから、これで良いのでしょう。JR東日本白河駅発行普通入場券

  • JR東日本 葛西臨海公園駅発行 普通入場券

    1,989(平成元)年8月に、JR京葉線の葛西臨海公園駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調整されたものです。京葉線は国鉄末期に開業していますが、開業時には硬券を常時取り扱った駅はなく、券売機は窓口端末券のみしか発売されていませんでしたが、JR化後に千葉支社管内の駅で硬券の入場券が再登場した時期があって、同駅も設備されてたようです。JR東日本葛西臨海公園駅発行普通入場券

  • JR東日本 新浦安駅発行 葛西臨海公園駅まで 往復乗車券

    2005(平成17)年9月に、JR東日本京葉線の新浦安駅で発行された、葛西臨海公園駅までの往復乗車券です。青色JRE地紋の周遊券サイズの常備券になります。どのような経緯でこのような券が設備されていたのかは存じ上げませんが、当時、観光客の往復での需要が多かったためと聞いたことはありますが、定かではありません。同社では硬券廃止後においても、簡易委託駅に於いて「〇ム」扱いの常備式の往復乗車券が発売されておりましたが、この時代になっても、新浦安駅のように首都圏内の駅で常備式の往復乗車券が発売されている例は大変珍しい存在でした。JR東日本を含めたJR旅客6社は今月の2日に、「Suica」など交通系ICカードやネット予約システムの普及によって販売枚数(需要)が減っていることを理由として、往復乗車券と連続乗車券の発売を...JR東日本新浦安駅発行葛西臨海公園駅まで往復乗車券

  • 京王帝都電鉄 吉祥寺駅発行 西永福駅ゆき 片道乗車券

    現在の京王電鉄井の頭線は、帝都電鉄という会社によって開業し、小田急電鉄・東京急行電鉄を名乗る時代を経て、戦後の1948(昭和23)年6月に、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)という会社として再スタートします。1955(昭和30)年9月に、京王帝都電鉄井の頭線の吉祥寺駅で発行された、西永福駅ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のB型一般式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。裏面です。券番の他に循環符号と思われる「い」の文字があります。同社の乗車券は自社地紋が使用されていましたが、自社地紋の券は1959(昭和34)年頃に登場したようで、それまではPJRてつどう地紋が使用されていました。京王帝都電鉄吉祥寺駅発行西永福駅ゆき片道乗車券

  • 東京急行電鉄 吉祥寺駅発行 高井戸駅ゆき片道乗車券

    前回エントリーで小田急電鉄時代の京王井の頭線吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしました。しかし、同線が小田急電鉄帝都線として営業された期間はわずか2年しかなく、その後は「大東急」と呼ばれた東京急行電鉄の路線になります。小田急電鉄から東京急行電鉄に移管された後の、1944(昭和19)年8月に、東京急行電鉄時代の吉祥寺駅で発行された、高井戸駅ゆきの片道乗車券です。地紋がはっきりしませんが、B型矢印式の大人・小児用券で、小田急電鉄時代の様式が踏襲されています。裏面です。券番の他、会社名である「東京急行電鉄」の表記があります。発行駅名の記載がありませんので、東京急行電鉄時代の券には発行駅名の記載は無かった可能性があります。また、入鋏痕が帝都電鉄や小田急電鉄時代のものとは異なっておりますが、入鋏末期のものとそれ...東京急行電鉄吉祥寺駅発行高井戸駅ゆき片道乗車券

  • 小田急電鉄 吉祥寺駅発行 久我山・高井戸駅間ゆき片道乗車券

    このところ多忙でありましたため、前回エントリーから更新の間隔がだいぶ開いてしまいました前回エントリーで、京王電鉄井の頭線の前身である帝都電鉄時代の吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしましたので、今回は一つ時代があとの乗車券を御紹介いたしましょう。1942(昭和17)年10月に、小田急電鉄帝都線(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、久我山・高井戸駅間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつだう地紋のB型矢印式大人・小児用券で、当時の小田急電鉄でよく見られた様式です。当時の同社普通乗車券は「通用発売日共2日」となっており、途中下車も出来たようです。裏面です。券番の他、会社名である「小田急」と発行駅名、「共通区間内下車前途無効」の文言があります。共通区間内下車前途無効とありますので、途中の井ノ頭公園(...小田急電鉄吉祥寺駅発行久我山・高井戸駅間ゆき片道乗車券

  • 帝都電鉄 吉祥寺駅発行 井ノ頭公園・久我山駅間ゆき 片道乗車券

    1939(昭和14)年7月に、帝都電鉄(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、井ノ頭公園・久我山駅間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつだう地紋のA型矢印式大人・小児用券になっています。裏面です。券番の他、「帝都電鐵」という社名と発行駅名が印刷されています。着駅である井ノ頭公園(現・井の頭公園)駅は、1933(昭和8)年の帝都電鉄開業時に終着駅の井之頭公園駅として開業した駅で、当時は同駅から吉祥寺駅までの区間は開通していませんでしたが、翌1934(昭和9)年には吉祥寺駅までの区間が延伸開業し、全線開業したことに伴い、途中駅になっています。同駅は井之頭公園駅として開業していますが、昭和30年代中頃に現在の駅名に改称されています。御紹介の券は「井ノ頭公園」駅と表記されていますが、当時の駅名は「井之頭公...帝都電鉄吉祥寺駅発行井ノ頭公園・久我山駅間ゆき片道乗車券

  • 国鉄バス 厚別自動車営業所発行 事故証明書

    昭和50年代に、国鉄バス北海道地方自動車部厚別自動車営業所乗務員が発行した、ワンマンカー乗車区間事故証明書です。横10センチ、縦2.5センチの無地紋券で、営業所の角印が捺印されています。御紹介の券はバスが遅延した際に交付される遅延証明書として使用されていたもので、券紙右側の角が丸くなっていることから、乗務員が携帯していたものと思われます。空知線・長沼線・長恵線を担当していました厚別自動車営業所および、同、長沼支所・恵庭支所で使用されていたものと思われますが、その他の営業所でも使用されていたかどうかは不明です。国鉄バス厚別自動車営業所発行事故証明書

  • 甲府機関区長発行 ◯職 急行券代用証

    1971(昭和46)年4月に、甲府駅構内にありました、甲府機関区長名で発行された急行券代用証です。桃色こくてつ地紋のA型券で、活字の感じから東京印刷場で調製されたものと思われます。急行券代用証は、国鉄職員が公務で急行列車を使用する際に発行されるもので、本社や鉄道管理局などの事務所や、駅や電車区・機関区・保線区などの現業箇所で発行されていました。御紹介の券は、管理人の親戚で、国鉄職員を定年退職した人から戴いたものです。裏面です。券番の他に注意書きの記載があります。「この代用証は、◯職普通乗車券と同時に使用する場合で、普通急行列車の指定席以外の座席に限って有効です。」と記載されており、自由席であれば、座席に着席することは構わなかったようです。一番下には発行箇所名を記入することになっており、現業箇所であればその...甲府機関区長発行◯職急行券代用証

  • 瀬戸記念橋駅発行 瀬戸追分停留所ゆき 片道乗車券

    国鉄民営化直前の1987(昭和62)年3月に、国鉄自動車瀬戸南線・瀬戸北線・瀬戸西線(旧・岡多線)の瀬戸記念橋駅で発行された、瀬戸追分停留所ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型一般式大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。自動車線用の乗車券は、印刷場によっては「自動車線経由」や「国自経由」などの表記があるものもありますが、名古屋印刷場で調製されたものには経由欄がなく、様式的には鉄道のものと同一のものが殆どで、御紹介の券も見た目は鉄道の乗車券と違いはありません。裏面です。自動車線用の乗車券には料金機に投入した際に裏返しになってしまうと金額の確認ができなくなってしまうことから、ワンマンカーが普及した昭和50年代後半頃からは、裏面には金額の表記があるのが特徴です。瀬戸記念橋駅は、かつて名鉄の...瀬戸記念橋駅発行瀬戸追分停留所ゆき片道乗車券

  • 富山駅発行 金沢までの特定特急券

    1978(昭和53)年9月に富山駅で発行された、金沢駅までの特定特急券です。桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。当時、国鉄では北海道から九州まで、100kmまでの区間で1,000円の自由席特急料金を200円引きした800円で乗車できる特定区間が定められており、富山駅から金沢駅間がそれに該当しました。御紹介の券は同区間用に設備された特定特急券になります。特定特急料金は自由席車にのみ設定されており、発売日およびその翌日の1個列車に1回限り有効になっていました。御紹介の券には、「1回限り2日間有効」の文言の下に、「北越1・2号・白鳥はご利用できません。」という記載があり、乗車出来る列車に制限があったことになります。富山駅発行金沢までの特定特急券

  • 仙台市交通局 「Pokémon GO Fest 2024:仙台」共通一日乗車券(小児用)

    前回、仙台市交通局が発売しました「PokémonGOFest2024:仙台」用の共通一日乗車券を御紹介いたしましたが、期間中は小児専用券も発売していましたので、御紹介いたしましょう。仙台市交通局が「PokémonGOFest2024:仙台」期間中に発売した、小児用の共通一日乗車券です。大きさは大人用券と同様の縦7センチ、横10センチのカード型で、イラストもイベント公式イラストになっていますが、小児用券は枠が青色になっており、「小児」の表示があります。裏面です。大人用券同様、乗車券としての必要事項は裏面にあり、利用日(=発売日)も予め印刷されています。PokémonGOFest2024:仙台は、開催期間中に市内でゲームをプレーした人が37万9千人で、このうち市外から訪れたユーザーは、海外も含めて36万7,6...仙台市交通局「PokémonGOFest2024:仙台」共通一日乗車券(小児用)

  • 仙台市交通局 「Pokémon GO Fest 2024:仙台」共通一日乗車券

    2024(令和6)年5月30日から6月2日に仙台市で開催された「PokémonGOFest2024:仙台」の期間中に、仙台市交通局が発行した、るーぷる仙台・地下鉄の共通一日乗車券です。縦7センチ横10センチのカード型で、PokémonGOFest2024:仙台の公式イラストのデザインになっています。御紹介の券は、仙台市交通局が運営しております、仙台市内の観光地を循環する路線バスであるるーぷる仙台と地下鉄(南北線・東西線)が乗り降り自由の一日乗車券で、一般の路線バスには利用できません。裏面です。乗車券としての内容は裏面に記載され、それなりの枚数が発売されることを予想したのでしょう、利用日(=発売日)は予め印刷されていますので、期間中は各日分を用意したものと思われます。仙台市交通局「PokémonGOFest2024:仙台」共通一日乗車券

  • デリバリー会社 6800円クーポン

    先日、自宅のポストに入れられていました、某デリバリー会社の6800円クーポンです。管理人はこのようなデリバリーサービスを使ったことはなく、チラシやクーポンがポストに投函されていても、確実に古紙回収袋へ直行なのですが、この券が目に留まりました。どう見ても、JR東日本のSuica定期券をモデルにしたとしか言い様のないデザインです。色目といい、ロ(四角)で囲まれた「飯」や「届」のデザインといい、「¥6.800」とカンマ(,)ではなくピリオド(.)といい、かなり凝っています。裏面です。裏面もまた、ご利用案内の感じといい、左上にある刻印のような番号といい、右上のにある黒い確認用の四角といい、右下にある黒地に17桁のアルファベットと数字の番号の部分といい、なかなかマニアックに制作されたものだと思います。デリバリー会社6800円クーポン

  • JR東海 名古屋駅発行 ナゴヤ球場正門前駅ゆき 片道乗車券

    1987(昭和62)年10月に、JR東海の東海道本線名古屋駅で発行された、ナゴヤ球場正門前駅ゆきの片道乗車券です。青色こくてつ過渡期地紋のA型一般式大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。御紹介の券は、ナゴヤ球場での野球開催時のみ営業していました、同球場に近い臨時駅であったナゴヤ球場正門前駅までの乗車券として臨発されていたものです。当時、名古屋駅の隣にあります尾頭橋駅が開業しておらず、球場に一番近いJRの駅がナゴヤ球場正門前駅でした。しかし、当時の名古屋駅の隣接駅は、東海道本線上り方面が3.3km離れた金山駅、下り方面が4.0km離れた枇杷島駅、関西本線方面が3.8km離れた八田駅であったため、営業キロ1km~3km帯の140円(当時)で乗れる常設駅が存在せず、名古屋駅の券売機はナゴヤ球場正門...JR東海名古屋駅発行ナゴヤ球場正門前駅ゆき片道乗車券

  • 東京駅発行 米原駅までの新幹線特急券・グリーン券一葉券

    1986(昭和61)年3月に、東京駅で発行された、米原駅までの新幹線特急券・グリーン券の一葉券です。若草色こくてつ地紋のD型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。実際に同区間の利用をするために窓口で特急券を求めた際、前回御紹介いたしました同駅からの新幹線特急券・グリーン券の準常備式券の見本券の存在を思い出し、このような券があるかを窓口氏にお伺いしたところ、「米原だったらこんなのあるよ」と見せていただき、これを使用して発券していただきました。この券で発券するには、まず、マルス端末を料金を計上しない「料無し券」で設定して座席を抜き、発券された料なし券と一緒に発券されます。本当は料なし券と本券をホッチキスで留めて発券するようですが、使用済み券をコレクションとして手元に残したいため、ホッチキス留めはな...東京駅発行米原駅までの新幹線特急券・グリーン券一葉券

  • 東京駅発行 準常備式 新幹線特急券・グリーン券

    見本券ですが、東京駅発行の新幹線特急券・グリーン券の準常備式券です。若草色こくてつ地紋のD型準常備式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。同駅は基本的に新幹線特急券についてはマルス端末での発券になりますので、御紹介の券は非常時用等の限られた時の使用を前提にしていることから、口座数を減らすために準常備式としているものと思われます。裏面です。券番の他、指定席の記載欄があります。記載欄は2列車分ありますが、これは、こだま号しか停車しない駅が着駅の場合、改札口を出場しないでひかり号とこだま号を乗り継ぐことに対応しているものと思われます。この考え方は、JRとなった現在でも、料金専用出札補充券(料補)にも受け継がれています。東京駅発行準常備式新幹線特急券・グリーン券

  • 大井川鉄道 井川駅から東京都区内ゆき 片道連絡乗車券

    1988(昭和63)年1月に、大井川鉄道(現・大井川鐵道)井川線の井川駅で発行された、金谷駅接続の東京都区内ゆきの片道連絡乗車券です。灰色大井川鉄道自社地紋のA型一般式大人・小児用券で、日本交通印刷で調製されたものです。経由欄は「東海経由」となっていますが、「東海」という駅が常磐線にありますので本来は「東海道線」とか「東海道」と記載するのが正当かとは思いますが、当時、名古屋印刷場で調製された国鉄の常備券に「東海経由」の記載がありましたので、それに倣ったものと思われます。裏面です。券番の他に東京都区内各駅では下車前途無効である旨が記載されています。大井川鉄道井川駅から東京都区内ゆき片道連絡乗車券

  • JR東日本 横浜駅から120円区間ゆき 片道乗車券

    いまからちょうど35年前の、1989(平成元)年11月11日に、JR東日本東海道本線の横浜駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は、「1.11.11.」と1が5つ並ぶゾロ目の日でしたため、同駅では通常発売しない、硬券の近距離乗車券を特別に発売しています。しかし、同駅では京浜急行電鉄(京急電鉄)の乗換精算改札口で「◯社」の硬券乗車券が常時発売されておりましたためか、「◯社」の符号のない直営駅発行の券はあまり話題にはならなかったようで、東京駅や新宿駅と比べますと、さほど多くは発売されていなかったようです。JR東日本横浜駅から120円区間ゆき片道乗車券

  • JR東海 東京駅発行 新横浜までの新幹線特定特急券

    2024(令和6)年10月1日に、JR東海東海道新幹線の東京駅で発行された、新横浜駅までの新幹線特定特急券です。青色JRC地紋の指定共通券紙が使用された、指定席券売機で発券されたものです。東海道新幹線は今年で東京駅~新大阪駅間開業60周年を迎えますが、その間にいくつか途中駅が開業しました。現在、東京駅の次は品川駅ですが、開業当時は品川駅には新幹線の駅はなく、東京駅の次は新横浜駅になっていました。そのため、現在でも東京駅から新横浜駅までの区間については旅客側に不利が生じないよう、特例として新幹線特定特急券が発売されています。このような区間は、東海道区間では他に、三島駅~静岡駅間や静岡駅~浜松駅間、豊橋駅~名古屋駅間など、やはり新駅開業による特例があります。JR東海東京駅発行新横浜までの新幹線特定特急券

  • JR東海 品川駅発行 東京駅ゆき 乗車券・新幹線特定特急券 一葉券

    東海道新幹線が開業60周年を迎えた2024(令和6)年10月1日に、JR東海東海道新幹線の品川駅で発行された、東京駅ゆきの片道乗車券と新幹線特定特急券の一葉券です。水色JRC地紋の特殊指定共通券紙の85㎜券で、指定席券売機で発券されたものです。御紹介の券は、管理人が会社の帰りに使用したもので、通常であればこのようなことはいたしませんが、開業60年目の節目ということで、短い区間ではありますが、新幹線を利用した次第です。券面を見ますと、乗車券が180円で、新幹線特定特急料金が870円と、料金が運賃の4.8倍というものですが、もし指定席を利用したら、もっと大変なことになります。JR東海品川駅発行東京駅ゆき乗車券・新幹線特定特急券一葉券

  • 西武鉄道 稲荷山公園駅発行 260円区間ゆき 片道乗車券

    1990(平成2)年9月に、西武鉄道池袋線の稲荷山公園駅で発行された、同駅から260円区間ゆきの片道乗車券です。緑色せいぶてつどう自社地紋のB型金額式大人専用券です。同駅では乗車券の発売は券売機でおこなわれていましたが、近隣にあります航空自衛隊入間駐屯地での「入間航空祭」開催時には、駅舎内の券売機だけでは混雑時には捌き切れないため、所沢方面側に駐屯地から直接出入りできる臨時改札口が設けられ、硬券による臨発を行っていました。現在では硬券での臨発は終了し、拙ブログで2022年12月に御紹介いたしました、乗車券印刷機で発券された乗車券での臨発が行われています。入間航空祭はコロナ禍の時など開催されていない年もありましたが、例年11月3日に行われており、本年(2024年)も11月3日に行われています。しかし、御紹介...西武鉄道稲荷山公園駅発行260円区間ゆき片道乗車券

  • 水道橋駅発行 120円区間ゆき片道乗車券

    今から41年前の1983(昭和58)年11月3日に、中央本線の水道橋駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。同駅は同年3月にオープンした東京ドームや、その付帯施設であるビッグエックシティ(BIGEGGCITY。現・東京ドームシティ)や後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)、日本中央競馬会の場外勝馬投票券発売所(場外馬券売場)などの施設があり、それらの施設に行く利用客が多く、規模の割に賑わっている駅です。恐らく、繁忙時には臨発が行われていたこともあったものと思われますが、管理人は敢えて混雑している時には近寄らないようにしていましたので、臨発を見かけたことはありません。御紹介の券は臨発での発売ではあり...水道橋駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 大月駅発行 100kmまでの遅れ承知急行券

    1980(昭和55)年5月に、中央本線(東線)の大月駅で発行された、100kmまでの遅れ承知急行券です。貴褐色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。御紹介の券は2008(平成20)年2月に御紹介させていただきたことがあるのですが、日時が経過したため、再度御紹介させていただくことにしました。国鉄には、急行券を発売する際に、急行列車が約2時間以上遅延している場合又は約2時間以上遅延することが確実な場合は、当該列車が遅延したときであっても急行料金の払いもどしの請求をしないことを条件として遅延特約の急行券を発売し、この場合には、割引の急行料金によって遅延特約の急行券を特別な条件を付して発売することがあるという規程があり、急行列車が2時間以上遅延した場合には急行料金の全額が払い戻される...大月駅発行100kmまでの遅れ承知急行券

  • (東)島田駅発行 普通入場券

    いまからちょうど38年前の、1986(昭和61)年10月30日に、東海道本線の島田駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたもものです。この当時の国鉄では、硬券の需要の縮小に伴って各印刷場の受け持ち範囲に変更がなされており、従来は名古屋印刷場が受け持っていた静岡県内の各駅分については東京印刷場に移管され、欠札になり次第東京印刷場で調製された券に移り変わっていきました。ただし、名古屋印刷場から引き継がれた静岡県内用の硬券は、東京印刷場が調製してはいますが、券面のレイアウトについては名古屋印刷場のものにできるだけ準拠させており、小児断片内の記載が縦書き(東京印刷場では横書き)であったり、一番下の行に発行駅名を挿入(東京印刷場では、普通入場券に発行駅名の表示はしない)...(東)島田駅発行普通入場券

  • JR東日本 (北) 福島駅発行 普通入場券

    1988(昭和63)年8月に、JR東日本東北本線の福島駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。福島(ふくしま)駅はJR線では東日本旅客鉄道会社東北本線と、西日本旅客鉄道大阪環状線に同名の駅があり、国鉄時代より、東北本線の福島駅を「(北)福島」駅、大阪環状線の福島駅を「(環)福島」駅とカッコ括りで線名略号を表示してきました。御紹介の券は上記のルールに基づいて(北)福島駅と表記されていますが、東京印刷場では特段必要とされない場合において小児断片については線名略号を省略していたようです。JR民営化となり、JR東日本とJR西日本はそれぞれ別会社になりましたが、同じJRグループの旅客鉄道会社として乗車券の発売をしていることから、この慣習は現在も継続しています。JR東日本(北)福島駅発行普通入場券

  • 小田急電鉄 伊勢原駅発行 小田原駅接続 三島駅ゆき 片道連絡乗車券

    1975(昭和50)年4月に、小田急電鉄小田原線の伊勢原駅で発行された、小田原駅接続の東海道本線三島駅ゆき片道連絡乗車券です。灰色PJRてつどう地紋のA型一般式大人・小児用券で、井口印刷で調製されたものと思われます。乗車経路は、伊勢原駅~(小田急電鉄小田原線)~小田原駅~(東海道本線)~三島駅という経路になります。現在では、小田急電鉄とJR東日本との間において、小田原駅での普通旅客の連絡運輸は廃止されているようで、同区間の乗車券を購入することはできなくなっています。小田急電鉄伊勢原駅発行小田原駅接続三島駅ゆき片道連絡乗車券

  • 鐵道省 東京競馬場前駅発行 荻窪駅ゆき 片道乗車券

    1937(昭和12)年12月に、鐵道省時代の中央本線武蔵野貨物支線(後の下河原線)の東京競馬場前駅で発行された、中央本線荻窪駅ゆきの片道乗車券です。桃色GJRてつだうしやう地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものと思われます。当時の乗車券にはキロ程が印刷されており、同区間の営業キロは18.3粁(km)であったようです。御紹介の券は管理人の亡父が子どもの頃、地元の駅の駅員さんに貰ったもののようで、本人が使用したものではないそうです。競馬帰りの旅客が使用したものだったのでしょうか、「負け戦」でむしゃくしゃしたのか、貰った時からメチャメチャに折れていたそうです。裏面です。券番の他、発行駅名が記載されています。下河原線という線名は正式な線名ではなく、中央本線の支線の通称になります。国分寺駅から...鐵道省東京競馬場前駅発行荻窪駅ゆき片道乗車券

  • JR東海 ナゴヤ球場正門前駅発行 140円区間ゆき 片道乗車券

    JR民営化間もない、1987(昭和62)年8月に、JR東海東海道本線のナゴヤ球場正門前駅で発行された、同駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ過渡期地紋のB型金額式大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。一般的な名古屋印刷場の金額式券は発駅名が隅(角)の丸めの四角で囲まれていましたが、文字数が多かったからでしょうか、四角の囲みが無い様式になっています。ナゴヤ球場正門前駅はナゴヤ球場の近くを通る、東海道本線の支線にあたる名古屋港線内に設けられた臨時駅で、野球開催日のみ営業していた臨時駅です。ナゴヤ球場の野球観戦者の便を図って設置されていた臨時駅で、新幹線の高架脇にありました。ホームは新幹線高架に接する側に片面のみ、鉄パイプとベニヤで組まれた簡素な駅で、6両編成の列車まで停車すること...JR東海ナゴヤ球場正門前駅発行140円区間ゆき片道乗車券

  • 大阪城公園駅発行 120円区間ゆき 片道乗車券

    1983(昭和58)年11月に大阪環状線の大阪城公園駅で発行された、同駅から120円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。同駅は御紹介の券が発行された年の1983(昭和58)年10月1日に、「大阪築城400年まつり」の開催に合わせて開業した駅で、直営駅ではありましたが、みどりの窓口のない駅でしたので、発行駅名の前に「◯ム」表示が付けられていたものと思われます。大阪築城400年まつりは「大阪城博覧会」とも言われ、同駅が開業した1983(昭和58)年10月1日から11月30日まで、大坂城築城400周年を祝って開催された地方博覧会で、会期中の入場者が103万5,501人になったという記録があります。御紹介の券は会期中の繁忙期に臨発されたもので、通...大阪城公園駅発行120円区間ゆき片道乗車券

  • 横浜高速鉄道 元町・中華街駅から東横線渋谷駅ゆき 片道連絡乗車券

    2013(平成25)年3月に、横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅で発行された、横浜駅接続の東急東横線渋谷駅ゆきの片道連絡乗車券です。若草色PJRてつどう地紋のノンカーボン式第1種特別補充券で発行されています。同駅では本来、東横線の渋谷駅までは券売機での発売になりますが、駅の改札口で同年3月15日で終了する東横線渋谷駅(地上駅)の無効印を蒐集したいことを申し上げましたところ、「それなら」と特別補充券で発売して頂けました。同社の特別補充券は紙質が薄く、裏が透けて見えるような感じの券で、レイアウトは小田急電鉄のものによく似ています。裏面です。ご案内文が印刷されています。この時に東横線渋谷駅で捺して貰った無効印です。通常の「(東横)渋谷」駅の無効印と、ハチ公図柄の「さよなら東横渋谷駅」のイラストが一体型に...横浜高速鉄道元町・中華街駅から東横線渋谷駅ゆき片道連絡乗車券

  • 西武鉄道 保谷駅から160円区間ゆき 片道乗車券

    2024(令和6)年10月14日の鉄道の日の朝に、西武鉄道池袋線の保谷駅で発行された、同駅から160円区間ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券売機券で、サーマル印字式券になります。当日の朝に何気なく購入したものですが、券番を見て、もう1枚実際に使用する券を追加購入してしまいました。毎年10月14日は鉄道の日です。以前は鉄道記念日と言われていました。この日は何となくどこかの駅で意味なく乗車券を購入してしまうんですが、この日は実際に使用するために購入しましたが、この券は無傷で保管したいためにもう1枚購入してしまったので、結局は意味なく購入した1枚になってしまいました。同社では、2026年度以降、磁気乗車券を廃止してQRコード付きの乗車券に切替えることを発表しています。2024年は鉄道開業...西武鉄道保谷駅から160円区間ゆき片道乗車券

  • 大社駅発行 出雲今市駅ゆき 片道乗車券

    本日は鉄道の日です。いままでの鉄道史のなかで、消えていった路線や駅、名前が変更されている駅とか、いろいろな歴史があります。今回はそのような国鉄の乗車券を御紹介いたしましょう。コレクターの先輩から譲り受けたものですが、1953(昭和28)年1月に、大社線の大社駅で発行された出雲今市駅ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものと思われます。発駅の大社駅は出雲大社の玄関駅として開業していますが、JRとなってからの1990(平成2)年4月に大社線が廃線になり同駅も廃駅になっています。同駅は出雲大社を模した大きな木造駅舎で、現在、鉄道は走っていませんが、駅舎は保存されていて、観光スポットになっています。一方、着駅の出雲今市駅は現在の出雲市駅で、1957(昭和37)...大社駅発行出雲今市駅ゆき片道乗車券

  • JR西日本 新見駅発行 やくも21号特急券

    いまから10年程前の2014(平成26)年10月11日に、JR西日本伯備線の新見駅で発行された、米子駅までのやくも21号特急券です。青色JRW地紋の特殊共通券紙の、新見駅のマルス端末で発行されたものです。この日の新見駅からの特急列車は決して混雑している列車ではありませんでしたし、米子駅までの乗車時間は約1時間程度でしたので自由席でも充分ではありましたが、「やくも」の特急券が欲しかったため、指定席料金を奮発して指定席にしました。この当時は381系電車の特急やくもが無くなるという話は皆無だったとは思いますが、老朽化は進んで来ており、いずれは無くなるだろうことは予想できる状態でした、ただし、無くなるという話になったとき、あれほどまでに鉄道マニアが「暴走」するなんで、予想もできませんでした。しかし、しなの号・くろ...JR西日本新見駅発行やくも21号特急券

  • 東京急行電鉄 雪が谷大塚乗務区乗務員発行 車内補充券

    購入年は失念してしまいましたが、管理人が会社業務の近距離出張の時に購入したので、平成2年から3年くらいの間であったと思います。東京急行電鉄(現・東急電鉄)池上線の車内で購入した、雪が谷大塚乗務区乗務員発行の車内補充券です。桃色PJRてつどう地紋の図補で、概算鋏でせん孔して発券するタイプになります。当時何回か業務で同区間を利用していたのですが、あるとき車掌さんが他のお客様の乗車券の車内精算をしているのを見て、「次の機会」に挑戦したものです。まだ自分は社会人になったばかりのころで、上司に同行での乗車でしたので、上司の話を聞いている「フリ」をして精算しているのを見つめていたものです。通勤電車の車内で車掌さんが概算鋏を使って車内補充券にパチパチ鋏を入れている姿は、きっぷ蒐集家としてはたまらないものでした。そして、...東京急行電鉄雪が谷大塚乗務区乗務員発行車内補充券

  • 京王電鉄 吉祥寺駅発行 新宿経由 吉祥寺駅ゆき 片道乗車券

    2012(平成24)年5月に、京王電鉄井の頭線の吉祥寺駅で発行された、新宿駅接続のJR吉祥寺駅ゆきの片道連絡乗車券です。鼠色KEIO自社地紋のノンカーボン式特別補充券での発行になります。乗車経路は京王吉祥寺~(京王井の頭線)~明大前~(京王本線)~新宿~(JR中央線)~JR吉祥寺という一周の経路になります。同社では新宿駅・吉祥寺駅・分倍河原駅・渋谷駅の各駅(高尾駅は廃止)でJR線との連絡運輸が行われていますが、接続駅毎に連絡対象駅(社線側の運賃設定駅)が定められており、すべての同社駅でJRの4駅での連絡運輸が行われている訳ではありません。例えば井の頭線の管内発では神泉駅~東松原間各駅に限られるため、吉祥寺駅では発売できません。ただし、JR線側からですと、例えば山手線の恵比寿駅で渋谷駅接続の東松原駅までの連...京王電鉄吉祥寺駅発行新宿経由吉祥寺駅ゆき片道乗車券

  • 伊東駅発行 伊豆7号 急行券・指定席券

    1977(昭和52)年8月に、伊東線伊東駅で発行された、急行伊豆7号用の急行券・指定席券です。若草色こくてつ地紋のA型小児専用券で、区間常備式券になります。急行券と座席指定券が1枚にまとまった一葉券で、国鉄部内では「急ザ」と呼ばれていました。国鉄の急行列車は自由席が基本形態で、指定席というのはさらに座席が指定されたもので、編成の中でも連結されている両数が自由席車に比べて少ないのが一般的でしたから、需要の少ない小児用で発売されたものは、大抵大人・小児用券の断片を切断して発売されていましたが、駅によっては小児専用券が設備されていた所もありましたが、ごく少数でした。裏面です。券番の他、発行駅名の記載があります。御紹介の券は、管理人が小学生の頃の家族旅行の時のものだったと思います。当時列車の手配をしてくれた父が、...伊東駅発行伊豆7号急行券・指定席券

  • 江ノ島鎌倉観光 藤沢駅から100円区間ゆき 片道乗車券

    1976(昭和51)年3月に、江ノ島鎌倉観光(現・江ノ島電鉄)の藤沢駅で発行された、同駅から100円区間ゆきの片道乗車券です。若草色PJRてつどう地紋のB型金額式大人専用券で、山口交通印刷で調製されたものです。裏面です。券番の他、循環番号が印刷されています。同社では、現在では硬券乗車券は使用されていませんが、当時は有人駅各駅で硬券乗車券が発売されており、小児用としては専用の小児用券が設備されていました。なお、江ノ島鎌倉観光は、1981(昭和56)年9月に江ノ島電鉄に商号変更されています。江ノ島鎌倉観光藤沢駅から100円区間ゆき片道乗車券

  • 横浜駅発行 横浜から10円区間ゆき 3等車用片道乗車券

    1960(昭和35)年6月17日に、東海道本線横浜駅で発行された、同駅から30円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型地図式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。着駅は、東海道本線上り方面が新子安駅で下り方面が保土ケ谷駅まで、途中の東神奈川駅から分岐する横浜線が大口駅までになっています。前回エントリーで御紹介いたしました券と発売額と等級および有効区間は同じですが、体裁が少々違います。再掲いたしますが、こちらが前回御紹介いたしました券になります。1枚目の券と2枚目の券を比べますと、1日に発行された券は、左上に裏面の注意書きを見るように促す「(裏面注意)」の文言がありますが、17日に発行された券にはそれがありません。また、1日に発行された券は、右上に利用出来る等級と発売額を示す「3等10円」...横浜駅発行横浜から10円区間ゆき3等車用片道乗車券

  • 横浜駅発行 横浜から3等10円区間ゆき 片道乗車券

    1960(昭和35)年6月1日に、東海道本線横浜駅で発行された、同駅から30円区間ゆきの片道乗車券です。桃色こくてつ地紋のB型地図式大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。着駅は、東海道本線上り方面が新子安駅で下り方面が保土ケ谷駅まで、途中の東神奈川駅から分岐する横浜線が大口駅までになっています。左上には裏面の注意書きを見るように促す「(裏面注意)」の文言があり、右上には利用出来る等級と発売額を示す「3等10円」の表記があります。裏面です。券番および発行駅の他、「横浜から表面太線区間内の1駅ゆき」「通用発売当日限り下車前途無効」の文言があります。御紹介の券は券番が片方にしかないことから、集中印刷方式で印刷されたものとおもわれ、その影響なのか、表面の地図がかなり下に印刷されており、バランスが悪いものに...横浜駅発行横浜から3等10円区間ゆき片道乗車券

  • JR東日本 板柳駅発行 五所川原駅接続 津軽鉄道線690円区間ゆき 片道連絡乗車券

    1989(平成元)年3月に、JR東日本五能線の板柳駅で発行された、五所川原(津軽五所川原)駅接続、津軽鉄道線690円区間ゆきの片道連絡乗車券です。桃色JRE地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。津軽鉄道線の690円区間というのは、当時は終着駅の津軽中里駅までの運賃でありました。JR東日本の東京印刷場(東京乗車券管理センター)では、連絡乗車券の様式については国鉄時代の様式を踏襲しており、連絡運輸先の会社名については8ポイントのゴシック体で「社名略号」を記載するということになっており、例えば西武鉄道であれば「西武線」、小田急電鉄であれば「小田急線」と記載されるようになっていました。そして、江ノ島電鉄は「江ノ電線」、茨城交通は「茨交線」など、相手先事業者名の略号に合わせ、それぞれ表現...JR東日本板柳駅発行五所川原駅接続津軽鉄道線690円区間ゆき片道連絡乗車券

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、isaburou_shinpeiさんをフォローしませんか?

ハンドル名
isaburou_shinpeiさん
ブログタイトル
古紙蒐集雑記帖
フォロー
古紙蒐集雑記帖

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用