50パーミルと古戦場と葵鶴の蔵と 粟生線を完乗!
冷たい雨がそぼ降る鈴蘭台駅、4番線には粟生行きの普通電車が入ってきた。ホームの中ほどに0kmポスト。粟生線はここ鈴蘭台で有馬線から分岐して、藍那の山並みを越えて播磨平野へ下りて行くローカル線だ。駅舎は北区役所と商業施設が入居する駅ビル・ベルスト鈴蘭台になっていて、駅前には案外人通りがある。13:09、出発早々いきなりの急カーブ急勾配に突っ込む。粟生線もジェットコースターのような山岳路線なのだ。粟生線は都市型郊外路線にもかかわらず廃線の噂が絶えない。輸送人員は1992年の1,420万人をピークから半減。三宮行きの直通バスに押されて、年間輸送人員推移のグラフもジェットコースターのような下りっぷりなのだ。行程の半ばを過ぎると神戸のベッドタウン三木市、ニュータウンが広がる志染を過ぎると旧市街に入る。市中心の三木駅...50パーミルと古戦場と葵鶴の蔵と粟生線を完乗!
2023/03/17 23:46