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ちょうど一年前にシリーズ最新作『探花 隠蔽捜査9』を読んでいる。先日亡くなられた目黒考二さんのオススメで読み出した『隠蔽捜査』の第一作が2005年出版だったから、あれから18年も経っているのか。よくぞ続いたと思う反面、多作家で知られる著者が18年かけて本編9冊に、スピンオフ短編集3冊というのは少ないようにも思えてしまう。書こうと思えばもっと書けてしまうのではと考えるのは、単なるファンの大いなる勘違いには…
本の雑誌 2022年12月号( 特集「黒と誠」との謎と真実!)
目黒考二さんが亡くなった。今は無き書評番組「週刊ブックレビュー」で、初めてその存在を知った。ご本人の穏やかながら熱量のこもった言葉で、今でも僕が大切にしている作家や本をあれこれと教えてもらった。今野敏と「隠蔽捜査」や小野不由美と「十二国記」も、そんな作家であり本だった。 目黒さんを知って本の雑誌を愛読するようになり、椎名誠さんの「哀愁の町に霧が降るのだ」を読んで、ますます「本の雑誌」に、目…