老人は休むな
阿川佐和子さんが父親の阿川弘之さんを看取るまでの、主治医だった大塚宣夫医師との著である「看る力・アガワ流介護入門」の文中の言葉である。 若い時は一晩寝れば疲労は回復し、再び意欲がみなぎるが、後期高齢になると疲労が回復するときがない。常時疲労感を抱えて体が「休みたい、やすみたい」と言っているので、それを聞いて休ませようものならもう動かなくなるぞ、っというもの。 歳をとると、気力に体力を引きずっていかないといけないらしい。当然あとはぐったりとしてしまうが、なんとか日常を継続できるのだとか。 たしかに思い当たる節はある。現職中は常時疲れていたながらも、毎日の作業をこなしていた。というか思考する間もな…
2024/10/19 12:13