他人の咳払いが自分への当てつけに聞こえる
30歳ごろ、急に周りの視線が気になり出した。駅のホームを歩いていたときに周りの人たちが自分に注目しているように感じられた。車内に入って電車が動き出してからも車内の人たちが自分を見ているように感じて緊張した。 それがあってから出勤途上でも他人の視線を意識して緊張するようになり、歩き方がぎごちなくなった。すると後ろを歩いている人が咳払いをするようになった。後ろを歩いている人を意識した不自然な歩き方は見てわかるので咳払いされているのだと思った。 それから1〜2年経った頃だったと思う。出勤途中である初老の会社員とすれ違った。その会社員がすれ違い様に咳払いをしたのだ。私は彼が咳払いをしたのは、私が泣いた…
2022/03/07 11:48