【書評】福井県立図書館『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』
この本を作ろうと思った発想がナイスです。 100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集出版社/メーカー: 講談社発売日: 2021/10/20メディア: 単行本(ソフトカバー) 図書館には司書がいます。その司書の仕事のひとつに、利用者が求めている本を探すというのがあります。 利用者もうろ覚えだと本にたどり着けなくて、それで司書に相談となるのですが、これは司書が実際に体験したそうしたうろ覚えのタイトル集になります。 「100万回死んだねこ」→「100万回生きたねこ」 ぐらいなら分かりやすいですが、 「フォッカッチャのバカロマン」→「ボッカッチョのデカメロン」 「あでらんすの鐘」→「あんでらすの鐘」 「中村屋の坊主」→「中村屋のボース」 になるとレベルがぐっと上がり、 「俺がいて俺だけだったみたいな本」→「俺か、俺以外か」 「ウサギのできそこないが2匹でてくる..
2023/05/05 21:00