本好きの下剋上 第三部 領主の養女(III) 司書になるためには手段を選んでいられません/香月美夜(著者),椎名優 47冊目。 23〜25日。 冬の気配が近付く中、神殿長のローゼマインは城と神殿を行き来する、慌しい毎日を送っていた。 社交界での交遊に、洗礼式や奉納式等への参加。 識字率の向上を目指した、貴族院入学前の子供の指導、 さらには成績不振な護衛騎士の教育まで、一年前とは比較にならないほど忙しい。 貴族間でも神殿内でも影響力は高まっていく。 一方で、グーテンベルクの職人と印刷機の改良に挑んだり、 城で絵本を販売したり、本への愛情は強まるばかり。 そんなローゼマインの内..