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韓国人パパの人生と育児 with 哲学 https://lcpam.hatenablog.com/

大変な時代を育児(哲学)を通して乗り越えていく。生きること、本当の教育、幸せ、誰かの言葉に振り回されない、人生の哲学を育児という鏡を通して共に見出してみませんか?

子育ておっさんの哲学日記
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2023/03/29

  • 子どものいない入学式

    スーツの上に降り注ぐ日差し。キラキラ輝く子供たちの笑顔。校庭の片隅に静かに咲いた花。 「来賓客様用」... ガラガラの駐車場を後に遠くのグラウンドに並ぶ砂埃の車と車。 入学式と書かれたパネルに群がり、順番を待つ子どもと親。 どこか懐かしい古びたスーツをぎこちなく身にまとう緊張感と未知の何かに目を光らせる瞳。 小1の壁。小4の壁。中学受験。育児と仕事の両立... 不安だらけの未知の何かに顔を曇らせる親の遠い視線。 同じ不安、同じ居心地悪さが、言葉にできない悲しみが、生み出す不思議な一体感。... 「ご入学おめでとうございます」 あちらこちらから聞こえるお祝いの言葉の先に、書類を片手に流れ込む親を…

  • 決して解決できそうになかったあらゆる問題が…今となってはちっぽけでそして美しく、愛おしく見えてくる。

    保育園最後のお迎えのために、久しぶりに昼下がりの電車に乗る。事務所の窓越しとは異なる眩しさが、花束のような鮮やかな赤と緑が、水色の空を背にして放つ存在感。その全てが流れゆく窓際で、互いを見つめ合うカップルの瞳に浮かぶ笑みと期待。 ...がたんごとん。 ...がたんごとん。 優しい沈黙の後に突然広がる壮大な海に...喜ぶ背中と絡み合う手。ロマンチックな何か、いつもの日常とその反対の何か...そして偶然それらを分かち合う今ここにいる人々の存在感...その全てが赤い電車の中で、果てしなく広がっていく。 あの二人も…いずれ結婚をし、互いの道を行くのだろう。もしくはどちらも一人で生きていくことを選択する…

  • 私たちは本当に生きているのでしょうか。

    Q) 生の意義は何でしょうか。 生の意義は生きることです。 恐れがあるとき、生全体が模倣、まねすることの訓練をされているとき、私たちは本当に生きているのでしょうか。生は生きるに値するのでしょうか。 権威に付いていくなかに、生きることがあるのでしょうか。あなたが誰かに付いていくとき、あなたは生きているのでしょうか。たとえそれが最も偉大な聖人や政治家、もしくは学者であっても、です。 あなたは自分自身の道筋を観察するなら、あなたは誰かしらに付いていくことしかしないことが、 分かるでしょう。この付いていく過程が、「生きること」と呼ばれるものです。そしてあなたはその終わりに「生の意義は何でしょうか」と言…

  • 波が打ち寄せる渚で。

    ...波が打ち寄せる渚で、砂が消えては現れるその曖昧な境界線で... ズボンを巻き上げて靴を脱ぎ裸足になる。...五本の足の指に...当たっては引いていく感覚。 遠くで響き渡たる波が耳元で弾け...それから全ての音を消し去る感覚。 冷たい、温かい...力強い波の後に感じる、ふわっとした感覚。... 注意深くいること。 波が打ち寄せる渚で...自分の感覚に耳を傾けること。 日々の浮き沈みのように、全身に襲いかかる海風のように目の前に広がる今を…あらゆる感覚と共に眺めること。 終わりの無いその繰り返しを限りある生の中で眺めること。 幸せ、喜び。悲しみ、怒り。そして不安。 注意深くいることは...自…

  • 人生をどう生きますか?

    … 人生をどう生きますか? もし誰かにそう聞かれたら、あなたはどう答えますか? 「いきなり難しい質問だね」「ありのまま、人ぞれぞれ生きればいい」「そんなに深く考えるな」…その問いが放つ空気、自分の中の抵抗…その不快な違和感から…問いをまっすぐ眺めることなく、ただ頭に浮かぶ言葉を並べますか? 自分の経験を、その経験がもたらした自分の生き方を肯定する(正当化する)…どこか懐かしい物語を始めますか?…それとも、その反対のこと、自分の失敗やその痛みや無数の傷からなる、その立派な信念を雄弁に語りますか? … 人生をどう生きますか? 息が詰まりそうなその質問に…あなたはどう答えますか? 誰にとって一度きり…

  • 誰でもいい誰かを、生きること。

    熱気のように...慌ただしく動き回る。 玩具のように...誰でもいい誰かを、待ち続ける。 宝石のように...光るガラスの中に飾られた何かをじっくり眺める。 比較し、迷い、感嘆し、満足する。 ... 家族のために友人のために自分のために何かを買うこと。 それと同時に...高揚感を買うこと。 熱気のような…何かに包まれ、紙バックを揺らす人波の中で、比較し、感嘆し、そして満足に昂る心の波。 ... 喜ぶんだろうな。びっくりするんだろうな。あ、幸せ...。 喜びに歓喜し、手に取ったその何かに意味(価値)を与える自分の姿に…驚き、気づくこと。 人波の中で...誰でもいい誰かの心の波に…溺れそうになる自分…

  • (旅行記) ある島で見たもの。

    小さい窓から聞こえる、どこか懐かしい店員の声。 長い列に我慢できずに海を眺める大きな瞳。 綺麗に手入れされた、古い船に響く軽い足音。 すご〜〜い! 絶えず軌跡を残す、水しぶきのように...透き通った子どもの声が、海風の中に広がる。... 山道を難なく登る、バスの窓に映るもの。 見慣れない景色に、突然不安そうに僕を眺める娘の気配。... たか〜〜い!(たかい...) チケット代ってそんなもんだよね... 諦めて財布を眺める親の隣で弾けて景色を眺める息子と娘。… 色とりどりの花畑と丘。山のすべり台に漂う甘い香り。 その全てに向かってリミット無しに走り出す、無邪気で元気な後ろ姿。 花の名前や季節感、…

  • 星がきれいな夜

    ゆっくりと夜を備える月色のコスモス。 その周りに漂う強かでか弱い香り。 ゆっくりと流れる雲の下に 点々と灯された街灯の帰り道。 今日はどんな一日だったのか、明日はどんな一日になるだろう...輝く星空を眺め、そう悩む思考が、頬を伝って流れる土の匂いで消え去る。 疲れた手に伝わる無邪気な暖かさと、ガムテープだらけのダンボール箱を意気揚々と眺める大きな瞳。 ... 星がきれいな夜。 ゆっくりと夜を備える月色の屋根の下で、 今日も...ただいま。 そしておやすみなさい。 ...

  • そのとき…偶然花開くもの。

    初めて目にする体験に、一歩引いてしまう重い足。 子どもたちができるだけ失敗しない道を歩むようにと焦り、願う…ため息。 戸惑い、ためらい、喜び、幸せを感じるほど…はっきりと浮かび上がる、「私」という名の杭。… ああ、、、 言葉にできない、何かの違和感に気づくとき...そのほんの少しの間... 言葉も、動きも、何もかも止まってしまう、そのほんの少しの間... 人は自由になる。… 落ち込み、喜びや歓喜、絶えず流す涙...その全ての感情の出発点に…気づくとき。 テーブルの向こうで、語られる何かの信念が、人生(私)への代弁であることに…気づくとき。… 静かにその全てに、気づくとき... 楽したい。有名に…

  • ねえねえ〜きいてきいて〜

    ねえねえ〜アッパ(パパ)〜きいてきいて〜 大きな瞳を見上げ、大げさな仕草で、夢中に何かを話す顔。 …誰の話?…どこで? 大人の言葉は、全く気にもせず...あっちこっち動き回る大きな瞳。 今もそこにいるかのような、溢れ出すエネルギー。... 何の目的もなく、何の前触れもなく… ただ分かち合いたくてただ誰かに伝えたくて... そのためだけに、ありたっけのエネルギーを注ぐ、力強い眼差し。 ... ついつい叱ってしまう大人の無神経な言葉も、激しい喧嘩や泣き声も、何もかも全て...忘れたような無邪気な背中。... もしもあなたが…あの眼差しを、あのエネルギーを、感じたことがあるならば… もしもあなたが……

  • ...眺める。

    眺める。無邪気な背中を、眩しく輝く大きな瞳を、天真爛漫に弾ける顔を...眺める。卑劣な目つきを、厚かましい仕草を、怒りに満ちた背中を...そういう自分の姿に気づかない虚ろな瞳を、...眺める。今は消え去ってしまった、無邪気で無垢な瞳を、命とともに与えられた何かを、...眺める。 人種と国籍、親と生まれた環境、プロパガンダと資本主義、...思考が作り出したあらゆる人工的な何かに影響されないものを、それは決して...言葉では言い表せない、果てることのないものを、だから...思い描くことも未知という言葉すらつけれないものを、... 眺める。 戸惑い、憤りに震え、必死に感情を抑えようともがく自分の姿を…

  • 感情なしに生きる。

    楽しみや嬉しさ。不安や怒り。 数え切れないほど、繰り返される感情の波。 … … 感情なしに生きること。 身を投げ出し一喜一憂せず、何かを肯定したり否定したりもせず、ただ...それを眺めること。… 誰かの言葉に苛立ち、不快感にイライラする…その全てに反応する自分にそこにある言葉と空気に...ただ...とどまること。 ...荒れ果てた海の前で、疲れ果てた体を引きずり、涙を流す自分の姿に… 思いがけない言葉に、跳ね上がって喜ぶ、またその反対のことで怯える、ちっぽけな自分に...気づくこと。 ... 感情なしに生きること。 それは…無味乾燥な生き方でも、自己中心的な人生でもなく…自分という縛りから離れ…

  • 変わりつつ、 変わらないもの。

    穏やかな水面の上で揺れ動く輝き。 当たり前すぎてまた眩しすぎて日常の外側に追いやられる... 変わりつつ、変わらないもの。... 穏やかな水面の上で程よく輝き、そうやって…当たり前ではない、非日常になるやいなや... きれい…本質…真理... それっぽい言葉で、称賛される何かとして崇められるもの。... 穏やかな水面の下で流れる広大な濁流。 どこかへと果てしなく運ばれ流される人生。 ただただ…流されるのが嫌で、もがき、抵抗する人。 また…運ばれるがまま身を委ね流される人。... 濁流(時代)への絶望。無数の傷と悲しみ。 傷つきたくない。幸せになりたい。… 自分を守るための努力やその努力が作り出…

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